JP2008087559A - 灯体ユニットの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】左右に独立したハウジングを有する個別灯体を結合一体化したヘッドライトユニットの場合、ヘッドライトユニットを車体カバーフへリジッドに固定するとともに、各ハウジングを個々に車体フレームへ弾性支持させると、車体カバーとの取付状態によっては、それぞれの個別灯体の相対位置がずれるおそれがあり、部品の高い成形精度、加工精度及び組み付け精度が要求され、コスト上昇と組立工数の増加を招くので、これを防ぐ支持構造にする。
【構成】 左右の分離灯体ユニット25A及び25Bを、突片60A,60B,61A,61B,62A,62Bを重ね合わせ、ボルト63a及びナットで結合する。また突片60Aと60Bの取付穴64をボルトにより車体フレームへ共締めする。さらに左右のピン68を車体へラバーマウントする。
【選択図】図6

Description

本願は自動2輪車等の車両に設けられる灯体ユニットの支持構造に関する。
ここで灯体ユニットとは、互いに分離可能な独立したハウジングを有する個別灯体を複数連結一体化したものをいう。また個別灯体とは一つのハウジングで構成される灯体であり、ハウジングが共通であれば、その内部に複数の灯体を一体化したユニット構造のものであってもよい。
左右に独立した右側ヘッドライトユニットと左側ヘッドライトユニットを作り、これらを相互に連結一体化してヘッドライトユニットとし、これをフロントカバーのヘッドライト用開口に臨ませて固定するとともに、右側ヘッドライトユニットと左側ヘッドライトユニットのそれぞれに取付用突起を設け、各取付用突起を車体フレームへ弾性部材を介して取付けることにより、車体フレームへ個々に弾性支持した灯体ユニットの支持構造が公知である。
特開2003−205878号公報
ヘッドライト全体が共通する一つのハウジングで構成される場合は、ヘッドライト自体を車体フレームに弾性支持するとともに、車体カバーへリジッドに固定支持させることで、ヘッドライトと車体フレーム及び車体カバーとの3部材のずれを吸収することが可能であった。
一方、上記従来例のように、左右に独立したハウジングを有する個別灯体を結合一体化したヘッドライトユニットの場合、ヘッドライトユニットを車体カバーへリジッドに固定するとともに、各ハウジングを個々に車体フレームへ弾性支持させると、車体カバーとの取付状態によっては、それぞれの個別灯体の相対位置がずれるおそれがあり、そのために部品の高い成形精度と加工精度及び組み付け精度が要求され、コスト上昇と組立工数の増加を招くという課題があった。本願は係る課題の解決を目的とする。
上記課題を解決するため灯体ユニットの支持構造に係る請求項1の発明は、少なくとも車両の前部を覆う前部車体カバーと、この車体カバーに臨んで車体に支持されるとともに、複数の個別灯体を一体化した灯体ユニットの支持構造において、
前記複数の個別灯体はそれぞれ独立したハウジングを備え、これらのハウジングを相互に結合一体化して前記灯体ユニットを構成するとともに、このハウジングの結合部にて前記灯体ユニットを車体へ固定したことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記複数の個別灯体は、それぞれのハウジングの端部同士を重ねて締結部材にて結合されるとともに、この締結部材にて車体へ固定されることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項2において、前記灯体ユニットは左右に配置された一対の個別灯体で構成され、左右の個別灯体にそれぞれ車体へ取付けるための係止部を備え、その係止部の略中央下方において、前記締結部材にて車体フレームに固定されることを特徴とする。
請求項4の発明は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、前記灯体ユニットは上下に長く延びるように形成され、この灯体ユニットの下端縁部が車体カバーの前面に開口する導風口に臨む下縁部を兼ねることを特徴とする。
請求項5の発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記車体カバーは車体前部を覆うフロントカバーであり、このフロントカバーの上部が前記灯体ユニットに固定されて車体へ支持されるとともに、下部が車体フレームへ支持されることを特徴とする。

請求項1の発明によれば、個別灯体の結合部にて灯体ユニットを車体へ固定したので、各個別灯体を相互に結合できるとともに、この結合にて車体へ同時に固定できるから、従来のように別々にヘッドライトを車体へ固定していたものに比べて、個別灯体の相対位置関係がずれにくいため、車体カバーに影響されることなく位置合わせが容易となって、高い成形精度及び組立精度を要求することなく、ヘッドライトの位置合わせが可能となる。
請求項2の発明によれば、個別灯体同士の締結部材を利用して車体に固定することで、車体フレームに対する灯体の取付け精度を確保できるとともに、共締めにより部品点数の削減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、左右一対の係止部と中央の締結部材による正面視略三角形をなす各頂点で灯体ユニットを支持するため、灯体ユニットを強固に支持することができる。
請求項4の発明によれば、灯体ユニットの下端縁部が導風口に臨む車体カバーの下縁部を兼ねるため、車体カバーの下縁部における灯体ユニットと車体カバーとの位置合わせが不要となり、取付状態がわかりやすく、組み付けが容易となる。
請求項5の発明によれば、灯体ユニットを介してフロントカバーの上部を車体フレームへ固定することにより、フロントカバーの車体に対する取付ケ所を少なくしながら、しかも強固に支持することができる。このためフロントカバー部上部では、灯体ユニットを除きフロントカバーの車体に対する組み付けが不要となる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は実施例に係る大型スクータの側面図である。車体の前後に前輪1と後輪2を備え、前輪1はフロントフォーク3を介してハンドル4にて操向自在にするとともに、後輪2をスイング式パワーユニット5で駆動する。パワーユニット5は前傾したシリンダを有するエンジン6aとミッションケース6bが一体化されており、ミッションケース6bの後端部へ後輪2が片持支持されている。
パワーユニット5は前部が車体フレーム7へ揺動自在に支持され、後部はリヤクッションユニット8を介して車体フレーム7の後部へ連結されている。9はエアクリーナ、10は気化器、11はラジエタ、12は燃料タンクである。
車体フレーム7は前端部にヘッドパイプ13を備え、ハンドル4とフロントフォーク3を上下に連結するステアリング軸14を回動自在に支持する。ヘッドパイプ13にはその前方側にフロントステイ15を支持する。
ヘッドパイプ13からは斜め下がり後方へ車体中心に沿って一本のダウンチューブ16が延出し、その下部は、左右に枝分かれするロアーパイプ17に接続する。ロアーパイプ17は左右一対をなし、屈曲して略水平に後方へ延び、さらに上方へ曲がり返してエンジン6aの側部通過する上下部17aをなす。
ダウンチューブ16の上部でヘッドパイプ13近傍からは車体中心に沿って一本のアッパーパイプ18が後方へ延出し、その後部からシートレール19が左右に枝分かれしてさらに後方へ延出する。アッパーパイプ18の後端部と左右のロアーパイプ17間には上下方向の補強パイプ18aが連結し、左右のシートレール19の中間部には、左右の各上下部17aの上端部が接続する。シートレール19にはタンデムシート20が支持される。
ヘッドパイプ13の周囲はフロントカバー21とレッグシールド22で前後から囲まれ、上方はメータパネル23で覆われる。メータパネル23より上方のハンドル4周囲はハンドルカバー24で覆われる。フロントカバー21の前面にはフロントライティングユニット25が取付けられている。26はウインドスクリーン、27はメータバイザー、28はサイドミラー、28aはサイドミラーの取付基部を覆うミラーベースカバー、29はフロントフェンダーである。
レッグシールド22はヘッドパイプ13及び前輪1の後方側を覆い、その車体後方側となる背面上部には化粧パネル30が着脱自在に取付けられている。レッグシールド22の下部はフロアパネル31と接続している。フロアパネル31にはタンデムシート20に腰掛けた乗員が足を載せるステップフロアが設けられている。
32はレッグシールド22の後部からタンデムシート20の下方を覆うセンターパネル、33はフロアパネル31とその上方のレッグシールド22後部との間を覆うプロテクタパネル、34はフロントカバー21の後端下端とフロアパネル31の下部とを接続するフロントサイドパネル、35はタンデムシート20の下方から車体後部の大半を覆うリヤサイドパネルである。なお、リヤサイドパネル35の後部側面には、テールランプ等を一体化したリヤライティングユニット36が左右一対で設けられている。
図2は車体前部の側断面図であり、フロントステイ15は、フロントライティングユニット25やメーター37等を支持するため、上下方向に延びる複数のパイプ部材やブラケット等を一体化した剛性の支持構造体であり、車体フレームの一部をなす。パイプ部材は側面視で前後方向に前パイプ40,中央パイプ41,後パイプ42を備える。
後パイプ42は中間部で屈曲して略への字状をなすよう、全体として後方へ斜め下がりに設けられ、前部は緩傾斜部をなし、ここにメータ37が支持されている。
後パイプ42の前端部はウインドスクリーン26と略平行に傾斜するブラケット43へ接続している。このブラケット43には、ウインドスクリーン26の側部下側がボルト止めされるとともにサイドミラー28のステー28aが下端部を取付けられている。
後パイプ42の後端部はヘッドパイプ13の前面上部に設けられたステー44へボルト止めされている。
前パイプ40は上部が上下方向に延びて上端部でブラケット43の下端へ接続している。前パイプ40の上下部分中間部前面にはステー45が設けられ、ここにフロントライティングユニット25がボルト止めされる。下部は斜め後方へ曲がって、ブラケット46へ接続している。ブラケット46はヘッドパイプ13前面下部に設けられたステー47へボルト止めされている。
ブラケット46には中央パイプ41の下端部も連結一体化されている。中央パイプ41はまっすぐ上下方向へ延び、上端部は後パイプ42の屈曲部より前方部分へ接続している。
図3はフロントステイ15の正面図であり、前パイプ40は車体中央に一本で設けられる。中央パイプ41は前パイプ40の左右両側へ間隔をもって左右一対で設けられ、各上端部はクロスパイプ48aで連結一体化されている。
後パイプ42の上部42aは左右へ枝分かれして拡開しつつ上方へ延び、それぞれがブラケット43の中間部へ溶接されている。下部42bは、前パイプ40の左側方へずれて配置され、ヘッドパイプ13の側方寄りに設けられているステー44(図2)へ連結するようになっている。
左右の中央パイプ41の上部には、フロントライティングユニット25の取付用ステー49がそれぞれの外側方へ張り出して設けられ、各々には長穴49aが形成されている。この長穴49aにはクッションラバー49bが取付けられており、ここでフロントライティングユニット25を防振的に係合する(詳細後述)。左右の中央パイプ41の中間部間はクロスパイプ48bにて連結されている。さらに下方にも、短いクロスパイプ48c,48dにて連結され、フロントステイ15全体の剛性を高めている。
ブラケット43には上下方向に略等間隔でウインドスクリーン26の取付穴43aが設けられている。また、上端部にはミラーの取付部(ナット)43bが設けられている。43cは後述するトリムプレートの取付部である。
図4は車体フレーム7におけるヘッドパイプ13より下方部分の正面図である。車体中心に沿って上下方向へ配設された一本のダウンチューブ16の上下方向中間部にはアッパーパイプ18の前端部が溶接されている。アッパーパイプ18は左右に張り出してから後方へ延びて、左右の上下部17aへ接続している。ダウンチューブ16のアッパーパイプ18と接続する部分よりやや上方位置前面にブラケット16bが溶接され、ここにナット16aが設けられている。このナット16aへフロントカバー21の背面上部が取付けられるようになっている。ダウンチューブ16の下部にもナット16cが溶接されている。ダウンチューブ16の下端はクロスパイプ16dへ接続し、クロスパイプ16dは左右両側へ張り出して左右のロアーパイプ17へ接続している。
図5はフロントカバー21及びフロントライティングユニット25を含む車体カバー前部の正面図である。フロントカバー21の上半部中央にはフロントライティングユニット25が取付けられ、その上方は正面視でトリミングプレート50を介してウインドスクリーン26の下部へ接続する。
フロントライティングユニット25は中央に被せられた略Y字状をなすトリミングプレート50により明確に左右へ分断された2灯式ヘッドライトの外観を呈する。但し実際にはフロントライティングユニット25は左右部分を予め一体化した灯体ユニットをなしている。左右部分は、上方が左右方向へ拡開するよう左右対称に斜め配置されている。なお以下の説明において左右部分を、右分離灯体ユニット25A及び左分離灯体ユニット25Bとする。
右分離灯体ユニット25A及び左分離灯体ユニット25Bのそれぞれには、灯体としてのヘッドライト、ポジションライト及びウインカがそれぞれ一体化され、上下方向に配設されている。各バルブの位置も、ヘッドライトのバルブ51,ポジションライトのバルブ52,ウインカのバルブ53の順に外方へ位置するよう斜め上下方向へ並んで配置される。右分離灯体ユニット25A及び左分離灯体ユニット25Bの各側部は各上下方向3ケ所で、フロントカバー21の上部で右分離灯体ユニット25A及び左分離灯体ユニット25Bとの接合縁部に沿う部分の内側に設けられた取付突部59へ取付けられる。
フロントライティングユニット25の下端縁部25aは、フロントカバー21の下半部中央に形成された、導風凹部54の上部に設けられている導風口55の上部壁をなしている。導風凹部54にはルーバー56が設けられ、導風口55とともにフロントカバー21の内側へ走行風を取り込んで、導風凹部54の後方に配置されるラジエタ11及びパワーユニット5(図1)へ導いている。
また、導風凹部54の上部左側にはホーン用のルーバー57が設けられ、この内側に臨んで配置されたホーン58の警笛音を通すようになっている。
以下、フロントライティングユニット25について、さらに詳述する。
図6はフロントライティングユニット25の正面図、図7は平面図、図8は側面図、図9は背面図、図10は図6における10−10線断面図、図11は図6における11−11線断面図、図12は同12−12線断面図、図13は同13−13線断面図、図14は同14−14線断面図、図15は同15−15線断面図、図16は図15の16矢示方向図である。
まず、フロントライティングユニット25のユニット構造を説明する。これらの図に示すように、フロントライティングユニット25は当初左右分離した状態の分離灯体ユニット25A,25Bとして別々に製造し、中央部で連結一体化して小組体のフロントライティングユニット25としたものであり、結合前の各分離灯体ユニット25A,25Bには、それぞれ結合用の突片60A,60B,61A,61B,62A,62Bが相手方へ向かって突出され(図6)、各突片60Aと60B,61Aと61B及び62Aと62Bをそれぞれ重ねてボルト63a及びナット63bで結合したものである(図11参照)。
なお、上方の突片60Aと60Bは、他よりも大きく形成され、上方の左右2ケ所に設けられた取付穴60a(図11参照)に通したボルト63aと裏側のナット63bによる固定(図11参照)と、さらに取付穴60aの下方1ケ所に設けられた取付穴64におけるステー45への共締めで取付けられる。この取付穴64はフロントステイ15のステー45に設けられたナット45a(図3,4)へ取付けるためのものであり、取付状態断面である図12及び図14に示すように、ナット45aに通し、ボルト64aにて3部材を一緒に共締めするようになっている。
図14に明らかなように、ナット45aはフランジ45bを有し、ナット45aの軸部をステー45の穴45cへ貫通させて、両突片60Aと60Bを重ねた厚さ寸法と同程度突出させ、フランジ45bをステー45の裏側へ溶接する。取付時にはナット45aの軸部を重ねられた突片60Aと60Bの各取付穴64へ通すことにより、両突片60Aと60Bを仮止めできる。
この取付により、左右の分離灯体ユニット25Aと25Bの間には、トリミングプレート50の脚部を収容する凹溝部65が形成される(図7参照)。また、凹溝部65内には、右分離灯体ユニット25A及び左分離灯体ユニット25Bよりそれぞれ係合部66が突出形成されている。各係合部66には係合穴66aが形成されている(図6参照)。さらに、左右の分離灯体ユニット25A,25Bの外縁部には結合突部67が突出形成され、フロントカバー21と内側にてボルト止めされる。
また、左右の分離灯体ユニット25A,25Bの各上部中央背面には後方へ突出するピン68が一体に形成され(図7参照)、図13に示すように、フロントステイ15に設けられているブラケット46(図3参照)の長穴46aに取付けられたクッションラバー46bの穴46cへ挿し込むことにより弾性部材を介してフロントステイ15へ取付けられたラバーマウントになっている。したがって、左右のピン68におけるラバマウントと、中央の取付穴64におけるリジッド結合とにより、3点のフロントステイ15に対する取付部が略逆三角形Tをなして配置される(図6)。
図15に示すように、結合突部67は長く後方へ突出し、先端が横向きに屈曲してフランジ67aをなし、ここでフロントカバー21に形成された取付突部59と重ねられ、ボルト59a及びナット59bにより締結される。
次に、フロントライティングユニット25の内部構造を説明する。図10に示すように、フロントライティングユニット25はレンズ70とハウジング71とをシール72を介して中空室を形成するように向かい合わせに一体化してあり、内部を隔壁73で仕切り、下部にヘッドライトのバルブ51を収容し、上部にウインカのバルブ53を収容する。中間部には隔壁73を設け(図6・7参照)、この隔壁73の一部を円形空間状に拡張してバルブ室73aを形成し、この中にポジションライトのバルブ52を収容している。
ヘッドライトのバルブ51はリフレクタ74の底部に形成されたバルブ穴74aに嵌合されて前方へ突出している。ヘッドライトのバルブ51の電極部51aにはコネクタ51bが着脱自在に取付けられている。コネクタ51bに接続する電線51cはハウジング71のメンテナンス穴71aに被せられたキャップ71bの側部に形成された配線穴71cから外部へ延出している。
リフレクタ74はエイミング調節のため、上方向で揺動できるようになっており、調節ネジ77(図7・9)を回すことにより、リフレクタ74を上下へ揺動させて光軸を上下に変化させることができる。この機構は公知のものを利用できるので詳細機構の説明を省略する。
リフレクタ74に対して、ヘッドライトのバルブ51は電極部51aと一体となって着脱自在であり、キャップ71bを外すとヘッドライトのバルブ51と電極部51aをリフレクタ74から後方へ抜き取ることにより、車体後方側からヘッドライトのバルブ51の交換が可能になる。ウインカのバルブ53のソケット部53aは、ハウジング71に設けられたメンテナンス穴71bの開口部へ直接着脱自在に嵌合されており、車体後方から交換することができる。
図15に示すように、電極部51aは、バネ75で外れないように押圧固定されている。バネ75はネジ76によりリフレクタ74の裏面に突出形成されたボス74aへ固定される。
図16に示すように、バネ75は略長方形をなし、中央部に電極部51aのボス部が嵌合し、バネ75が電極部51aと一体に形成されたフランジ部51bを押さえるようになっている。ヘッドライトのバルブ51を交換するには、ネジ76を外し、バネ75を除くことにより、ヘッドライトのバルブ51及び電極部51aを後方へ抜き出す。
また、ポジションライトのバルブ52も同様にして交換可能である。図9において、52aはポジションライトのバルブ52のコネクタであり、ポジションライトのバルブ52もコネクタ52aを外して後方へ抜き取ることができる。
なお、これらヘッドライトのバルブ51、ポジションライトのバルブ52及びウインカのバルブ53に対するバルブ交換等のメンテナンスは、図10に略記するように、これらの後方に設けられているレッグシールド22のメンテナンス穴145から矢示方向へ手を入れて作業することにより車体後方からメンテナンスすることができる。この図におけるレッグシールド22の位置やメンテナンス穴145の寸法等は説明の便宜上、実際のものから変更してある。
次に、トリミングプレートにつき詳述する。図17はトリミングプレート50の正面図、図18は側面図、図19は図17の19−19線断面図である。これらの図において、トリミングプレート50は中央部50aから下方へ延びる脚部80と、左右斜め上方へ延びる一対の腕部81を一体に有する。脚部80には、差し込み突部82が紙面裏側へ一体に突出形成され、後方へ突出している。差し込み突部82は上方方向へ間隔をもってかつ左右へずれて設けられる。
図14に示すように、差し込み突部82は、基部が一対のリブ82bをなし、上部がこれらリブ82bより長く突出する舌片部82aをなし、突出方向から示すと略H字状をなす(以後の図示H字形状をなすものはいずれも同様構造をなす)。この差し込み突部82は上下とも、対応する上下の係合部66における係合穴66aへ舌片部82aを差し込むとにより脚部80をフロントライティングユニット25へ一体化する。
このように脚部80をフロントライティングユニット25へ取付けると、脚部80は凹溝部65を覆う(図14)。また脚部80の横断面において左右部分がフランジ状の側壁部80aをなし(図19)、取付時に側壁部80aを凹溝部65内へ嵌合することにより脚部80の表面がフロントライティングユニット25と略面一になるようにする(図12)。
図18に示すように、脚部80の下端部には段差部83が設けられ、フロントライティングユニット25との取付時にフロントライティングユニット25の下端に設けられた突部69(図6)が段差部83の段部に嵌合して一体化するようになっている。
図17に示すように、腕部81の先端部には、ボス84が設けられ、ここでメータバイザ27の下端部と重ねられ、ネジ84a(図5)でネジ止めにより一体化される。ボス84の近傍となる腕部81の先端縁部には、突片85が突出形成され、ミラーベースカバー28a(図5)の接合縁に係合するようになっている。
次に、メータバイザーについて説明する。図20はメータバイザー27の正面図である。下縁部は後方へ一段下がった段差状をなして低くなったフランジ90をなし、この上にトリミングプレート50の上端縁86が重なり、フランジ90上の突起91が上端縁86近傍に設けられた凹部87(図17)と係合する。
フランジ90の左右端部近傍に形成された突部92はトリミングプレート50の腕部81先端に形成されたボス84の(図18)下に重なり、ネジ止めで一体化される。フランジ90の近傍には車体中心を挟んで左右に導風口93が設けられ、メータパネル23の内側へ走行風を取り込みようになっている。
メータバイザー27の両側部の下方寄りには係合突部94が側方へ突出し、後パイプ42へ重なり、その取付部42c(図3)へネジ止めされる。
上部には縁部に沿ってルーバー95が左右に分かれて設けられ、導風口93から取り込まれた走行風の一部をウインドスクリーン26の内側表面へ吹き付けて曇りを止める。
上部のルーバー95が形成されている高さ位置において中央及び左右には、ボス96が裏面へ突出して設けられ、メータパネル23へ係合する。上端縁は後方へ一段下がったフランジ97が設けられ、メータパネル23の前部二重壁部分内側へ差し込まれる。また、フランジ97には適当間隔で切り欠き98が設けられ、ここにはメータパネル23の接合部に設けられた係合突102が係合する(図21参照)。
図21はメータパネル23の平面図、図22は側面図である。メータパネル23は中央前側にメータ穴100が設けられ、ここにメータ37(図2)が臨むようになっている。
メータ穴100の前方には、後傾して斜め上方へ突出する起立壁101をなし、メータへ余分な外光が入射することを防止する。起立壁101は上端が外側へ曲がり返した二重壁をなし、この略逆J字状をなす部分にメータバイザー27のフランジ97が嵌合する(図22参照)。
二重壁をなす起立壁101の内側上端には係合突部102が一体に設けられており、切り欠き98(図20)に係合する。また図22中の拡大断面に示すように、メータバイザー27のフランジ97が二重壁部分へ嵌合されると、起立壁101及びその折り返し部102aでフランジ97を挟持する。
メータパネル23の左右における縁部のうち、前部はミラーベース28a(図5)に重なり、左右から突出する取付片103にてネジ止めされる。左右の縁部のうち、中間部はフロントカバー21の上端縁部に重なり、後部はレッグシールド22の上端縁部に重なる。また、左右両側部にはルーバー104が設けられ、乗員へ向かって走行風を吹き出すようになっている。
メータパネル23の上面裏側で、ルーバー104の設けられている近傍にボス105及び取付片106が下方へ一体に突出形成されている。取付片106は後端部にも設けられている。107はステアリング軸14を通すための切り欠き部であり、ハンドル用のメータ穴100後方の中央に設けられている。108は後端縁である。後端縁108はレッグシールド22の上端縁に重なる。
23aは下方へ延出するボスであって、メータ37まで達している。メータ穴100の周囲壁下端も同様にメータ37まで達している。
図22に明らかなように、後端縁108には下方へ向かって突出する取付片109が一体に設けられている。取付片109はメータパネル23の上端縁へ差し込まれてネジ止めされる。
図23はフロントカバー21の側面図、図24は図5の24−24線断面図である。上端縁110はメータパネル23の下に重なり、前端部に設けられた取付部111がミラーベース28a(図5)の下に重なりネジ止めされる。112はメータパネル23の取付片106(図22)との結合部である。
後端縁113のうち上部は、レッグシールド22の上部と化粧パネル30の各接合縁部が重なる(図2)。114はレッグシールド22を取付けるためのボスであり、車体内方へ突出し、かつ側面視で前下がりに傾斜している。
後端縁113のうち上下方向中間部が最も前方へ湾曲した部分をなし、ここに取付部115が設けられ、レッグシールド22の取付突部(後述)が係合する。
後端縁113の下端部には、取付片116が後方斜め上方へ突出し、フロントサイドパネル34の前端部へボルト止めされる。
図24に示すように、フロントカバー21の下部であって導風凹部54の壁面をなす部分のうち、中央部上端にボス117が後方へ突出して設けられ、ダウンチューブ16の前面に上下へ設けられた位置決め穴16b(図4)へ差し込んで位置決めされ、隣接して設けられている通し穴117a(図5)にて位置決め穴16bに隣接して設けられているナット16a(図4)へボルト止めされる。ボス117の下方かつフロントカバー21の下端部近傍にも取付部118が設けられ、ナット16aの下方に設けられたもう一つのナット16aと重ねられてボルト止めされる。これらの部分を最初に車体フレーム7側へ取付けることにより、以後の組立作業を容易にする。
取付部118より下方となるフロントカバー21の下端かつ後端には、押さえリブ119が一体に設けられ、フロントサイドパネル34の前端と結合一体化する。
次にレッグシールド22及び化粧パネル30について詳述する。図25は化粧パネル30を取付けた状態におけるレッグシールド22の背面図、図26は図25から化粧パネル30を除いた状態を示す図、図27はレッグシールド22の側面図、図28は化粧パネル30を図27の28矢示方向から示す図、図29は化粧パネル30を図28の29矢示方向から示す図、図30は図25の30−30断面図である。また図中の符号Cは車体中心線である。
レッグシールド22は上部に縦壁部120を備え、下部には中央部のフロア上部121と、左右のフロア前方壁122とを備える。縦壁部120には車幅方向全体に延びる接合段部123が設けられ、この接合段部123上に重なるように化粧パネル30が外方から重ねられている。化粧パネル30はメンテナンスカバーを兼ねる部材であり、縦壁部120の全幅とほぼ等しく、かつ縦壁部120の接合段部123より上方を覆う車幅方向へ長い略長方形の板材である。縦壁部120のうち化粧パネル30で覆われた部分前方にはフロントライティングユニット25が位置する。
化粧パネル30の中央から右側寄り位置にかけてキーパネル124が設けられている。キーパネル124にはメインスイッチをなすキーシリンダ125の頭部が臨んでいる。キーシリンダ125の頭部にはキー挿入口125aが設けられている。キーシリンダ125の周囲はキーシリンダ125の頭部へ向かって前方へ入り込む凹部126になっており、その底部にキーシリンダ125の頭部が嵌合する頭部穴126aが形成されている。
凹部126の周囲形状はキーシリンダ125を囲む大きな略楕円形をなし、その一部から車体中央側へ略長方形の突出部127が一体に設けられ、ここでネジ127aによりフック170の台座171と一緒に縦壁部120の中央部128へ着脱自在に共締めされている。フック170は略四辺形状をなし、スリット172で上下分割され、それぞれが台座171へ軸173を介して起伏自在に取付けられる。フック172は上下別々又は一緒に起伏させることができ、起立時には台座171と略直角になり(図30参照)、袋物等を係止できる。
化粧パネル30の左端部にはリッド129が開閉自在に設けられている。化粧パネル30は四隅のうち、上部2ケ所と下部左側1ケ所の計3ケ所をネジ130により縦壁部120へ取付け、右下隅1ケ所と、中間部上下3ケ所を差し込み突部131により縦壁部120へ差し込み取付けすることにより、縦壁部120へ着脱自在に縦壁部120へ取付けられている。
図26に示すように、縦壁部120のうち、接合段部123より上方部分には、左から右へ順に、開口134,略五角形の左メンテナンス穴145,略円形のキーシリンダ穴146,略四角形の右メンテナンス穴147が設けられている。
左メンテナンス穴145及び右メンテナンス穴147は、それぞれ縦長形状をなし、前方に位置するフロントライティングユニット25に対して、左メンテナンス穴145は左分離灯体ユニット25Bにおけるヘッドライトのバルブ51,ポジションライトのバルブ52及びウインカのバルブ53を、左メンテナンス穴145から手を入れて交換等のメンテナンスが可能であり、各メンテナンス穴の上下方向幅はヘッドライトのバルブ51からウインカのバルブ53までの各後方近傍となる位置まで開口するようになっている(図示状態は縦壁部120等が傾斜しているため、各バルブ位置と開口位置が若干ずれて見えている)。左右のメンテナンス穴145及び147は各バルブの真後ろで重なる位置には開口しておらず左右方向等へ若干ずれているが、バルブと開口の間に十分な距離があるので、開口から前方へ入れた手の向きを自在に変化させて各バルブをメンテナンスできる。なお、開口の大きさや形状は各バルブをメンテナンス可能な範囲で自由に設定できる。また、左メンテナンス穴145に隣接して設けた開口134に収納部133を一体化することにより、比較的大きな左メンテナンス穴145を設けたにもかかわらず、縦壁部120の剛性を上げている。
右メンテナンス穴147は右分離灯体ユニット25Aにおけるヘッドライトのバルブ51,ポジションライトのバルブ52及びウインカのバルブ53をメンテナンス可能であり、かつキーシリンダ125に隣接しているため、キーシリンダ125のメンテナンスも可能になっている。なお、右メンテナンス穴147は左メンテナンス穴145との間に縦壁部120の中央部128が十分な幅で存在するので、やはり高剛性を維持する。この際、キーシリンダ穴146との周囲をキーパネル124の凹部126が嵌合するよう略凹曲面の凹部146aとすることにより、キーシリンダ穴146の開口を必要最小限に止めて、やはり剛性低下を防いでいる。
右メンテナンス穴147は右分離灯体ユニット25Aにおけるヘッドライトのバルブ51,ポジションライトのバルブ52及びウインカのバルブ53をメンテナンス可能であり、かつキーシリンダ125に隣接しているため、キーシリンダ125のメンテナンスも可能になっている。なお、右メンテナンス穴147は左メンテナンス穴145との間に縦壁部120の中央部128が十分な幅で存在するので、やはり高剛性を維持する。この際、キーシリンダ穴146との周囲をキーパネル124の凹部126が嵌合するよう略凹曲面の凹部146aとすることにより、キーシリンダ穴146の開口を必要最小限に止めて、やはり剛性低下を防いでいる。
上端の接合縁部148には、メータパネル23の後端縁108が重なり、接合縁部148に沿って形成された取付部149に後端縁108から突出する取付片109が重ねられてネジ止めされる(図22)。また、左右両端にも化粧パネル30用の取付部150が形成されている。さらに、接合段部123近傍となる下部の左隅部にも取付部150が形成されている。
また、接合縁部148の中央寄り左右2ケ所と、右下隅部に化粧パネル30取付用の差し込み穴151が設けられ、差し込み突部131(図25)が差し込まれるようになっている。
中央部128には、上下方向へ千鳥状にネジ穴152が設けられ、ここに略長方形部分127(図25)がネジ127aで着脱自在に取付けられる。
ネジ穴152より下方の中央部128の下端部には差し込み穴151が設けられ、差し込み突部131が差し込まれるようになっている。
フロア上部121はアッパーパイプ18上を覆うように後方へ延び、その前部右側面に形成されたボス140により、アッパーパイプ18の右側面へボルト止めされる。フロア上部121の下部にもプロテクタパネル33との取付突部141が一体に形成され、後端部には取付突部142が後方へ突出し、ステップフロア32(図1)の前端と結合される。
また、下方へも取付突部143が延出し、プロテクタパネル33の内側に形成されたボス33a(図2,27)へネジ止めされる。
フロア前方壁122は下端部でフロアパネル31(図1)の前端部へ接続する部分であって、かつ乗員の脚部前方を覆う部分であり、ここにフロアマット153が取付けられている。前方壁122の下端には、取付片154が突出し、ここでフロアパネル31の前端部に重なってネジ止めされる。
図27に示すように、縦壁部120はヘッドパイプの傾斜と同じ程度に後傾し、その前縁上部の接合縁部132は、フロントカバー21の後端縁113上部内側へ重なり、取付部132aにてボス114へ車体後方から斜め下方へ向かってタッピングスクリュー122でネジ止めされる(図23)。
縦壁部120の左側方で開口134の設けられている部分には角筒状をなす収納部133が前方へ突出して設けられ、収納部133内へ縦壁部120に設けられた開口134から物品を出し入れ可能になっている。開口134の下方にも小開口135が設けられている。前縁の上下方向中間部には、差し込み突部132bが突出形成され、フロントカバー21の取付部115へ差し込みで取付けられる(図23)。
前方壁122の前端部となる前縁下部136はフロントカバー21の後端縁113の下部に接合し、取付部136にて後端縁113のボス114へネジ止めされる(図23)。取付部136近傍にはルーバー137が設けられ、乗員の脚部に対する通風を確保している。
前方壁122の後部には、プロテクタパネル33に対する取付突部138が突出形成され、また下端部には、ボス139が設けられて、プロテクタパネル33とネジ止めされる。
フロア上部121はアッパーパイプ18上を覆うように後方へ延び、その前部右側面に形成されたボス140により、アッパーパイプ18の右側面へボルト止めされる。フロア上部121の下部にもプロテクタパネル33との取付突部141が一体に形成され、後端部には取付突部142が後方へ突出し、ステップフロア32の前端と結合される。
また、下方へも取付突部143が延出し、プロテクタパネル33の内側に形成されたボス33a(図1,26)へネジ止めされる。
図28に示すように、化粧パネル30は車幅方向において左側端部に開口部160が設けられ、中央部にはキーパネル穴161が形成される。
開口160はレッグシールド22の縦壁部120の開口134(図26)に対応する位置に設けられ、ここにはリッド129(図25)が取付けられ、開口134を開閉自在にしている。キーパネル穴161はキーパネル124(図25)の輪郭形状と一致し、ここにキーパネル124が嵌合される。
また、キーパネル穴161の開口縁部はテーパー状をなし、キーパネル124の嵌合位置決めを容易にする。化粧パネル30のキーパネル穴161よりも右側部分である右側端部169には開口が設けられず、化粧パネル30を取付けることにより右メンテナンス穴147(図26)を覆うようになっている。
上端縁162はメータパネル23の後端縁に接合し、下端縁163は接合段部123に接合する(図2)。上端縁162の左右両端と下端縁163の左隅部には、ボス164が設けられ、ここで縦壁部120の取付部150(図26)に重ねられてネジ止めされる。また、上端縁162の中央2ケ所と下端縁163の右隅及び中央部には、差し込み突部165が形成され、これを縦壁部120の差し込み穴151へ差し込むことで縦壁部120の外側を覆って着脱自在に取付けられる(図26)。
図29に示すように、化粧パネル30は中央部166が最も後方へ張り出すように湾曲し、左右は湾曲して前方へ出ている。左右両端部の側端縁167は、フロントカバー21の後端縁内側へ重なる。各差し込み突部165は前方へ突出している。
図30に示すように、化粧パネル30は縦壁部120と間隔をもって覆うとともに、キーパネル穴161は、中央部128及び凹部146aの上方を開放し、キーパネル124が嵌合されている。また、右メンテナンス穴147は化粧パネル30の右側部分169で密閉されている。
化粧パネル30は中央部166より左側では一つの開口部160のみが設けられ、開口134と連通している。開口部160はリッド129で開閉されている。中央部166と開口部160の間は左非開口部168をなし、ここで左メンテナンス穴145を覆う。
このように、化粧パネル30を被せることにより、縦壁部120に形成した開口を覆って外観を向上させることができる。また、化粧パネル30を取り外せば、容易にフロントライティングユニット25やキーシリンダ125のメンテナンスが可能になる。しかも、縦壁部120は複数のメンテナンス対象を共通の開口部に兼用させることにより、開口数を少なくして縦壁部120の剛性を高く維持させることができる。
次に、本実施例の作用を説明する。左右の分離灯体ユニット25A及び25Bは、それぞれ複数の灯体を一体化したものであるが、それぞれは独立したハウジング71により構成されているので本願の個別灯体に相当する。これら個別灯体である左右の分離灯体ユニット25A及び25Bをフロントライティングユニット25に組み立てるには、まず左右の分離灯体ユニット25A,25Bの突片60A,60B,61A,61B,62A,62Bを重ね合わせ、突片60Aと60Bの各取付穴60a(図11)並びに突片61Aと61B及び62Aと62Bの各取付穴にボルト63aを通してナット63bで結合すると(図6、9及び11)、左右の分離灯体ユニット25Aと25Bが結合一体化して仮組立された一次小組体となる(図6及び図9参照)。また左右の分離灯体ユニット25A及び25B(個別灯体)は結合一体化されてフロントライティングユニット25になり、このフロントライティングユニット25は本願の灯体ユニットになる。
続いてこの一次小組体はフロントカバー21の上部内側へ入れられ、左右の分離灯体ユニット25A,25Bの各外側縁部をフロントカバー21の上部に対向する縁部に接合させ、結合突部67をフロントカバー21の内側に設けられた取付突部59と重ね、ボルト59a及びナット59bにより締結することにより、フロントカバー21とフロントライティングユニット25が一体化した二次小組体となる(図15参照)。
このとき、フロントライティングユニット25は左右の分離灯体ユニット25Aと25Bが結合一体化して仮組立された一次小組体となっているので、取扱が容易でかつ位置決めが容易になるので作業性が向上する。
さらに、この二次小組体を車体フレーム側へ取付けるには、左右の分離灯体ユニット25Aと25Bの各ハウジング70に設けられているピン68を、フロントステイ15に設けられているブラケット46の長穴46aに取付けられたクッションラバー46bの穴46cへ挿し込むことにより弾性部材を介してフロントステイ15へ取付けられたラバーマウントする(図13)。
続いて、突片60Aと60Bの取付穴64にフロントステイ15のステー45に設けられたナット45aを嵌合してボルト64aで突片60Aと60Bをステー45へ共締めする(図12及び図14)。これにより、フロントライティングユニット25は2ケ所のピン68と1ケ所のボルト64aによる共締め部の計3ケ所で車体フレーム側へ取付けられ、さらにフロントカバー21の上部はフロントライティングユニット25を介して車体フレームへ取付けられる。
この場合も二次小組体をなしているため作業性が向上する。
このように、個別灯体である左右の分離灯体ユニット25Aと25Bの結合部にて、ボルト64aにより灯体ユニットであるフロントライティングユニット25を車体フレーム側のステー45へ共締めで固定したので、各個別灯体を相互に結合できるとともに、この結合にて車体へ同時に固定できるから、従来のように別々にヘッドライトを車体へ固定していたものに比べて、個別灯体である左右の分離灯体ユニット25Aと25Bの相対位置関係がずれにくくなるため、フロントカバー21に影響されることなく位置合わせが容易となって、高い成形精度及び組立精度を要求することなく、フロントライティングユニット25の位置合わせが可能となる。
また、個別灯体である左右の分離灯体ユニット25Aと25Bの結合部材であるボルト64aを利用して車体フレーム側に固定することで、車体フレームに対する灯体の取付け精度を確保できるとともに、共締めにより部品点数の削減を図ることができる。
そのうえ、左右一対のピン68による車体フレームとの係止部と中央の締結部材であるボルト64aによる正面視略逆三角形をなす3点取付となり、この略逆三角形の各頂点でフロントライティングユニット25を支持するため、フロントライティングユニット25を強固に支持することができる。
さらに、フロントライティングユニット25の下端縁部が導風口55に臨むフロントカバー21上部の下縁部を兼ねるため、フロントカバー21上部の下縁部におけるフロントライティングユニット25とフロントカバー21との位置合わせが不要となり、取付状態がわかりやすく、組み付けが容易となる。
また、フロントライティングユニット25を介してフロントカバー21の上部を車体フレームへ固定することにより、フロントカバー21の車体に対する取付ケケ所を少なくしながら、しかも強固に支持することができる。このためフロントカバー21上部では、フロントライティングユニット25との取付を除きフロントカバー21上部の車体フレームに対する組み付けが不要となる。
実施例に係る大型スクータの側面図 車体前部の側断面図 フロントステイの正面図 車体フレーム下部の正面図で 車体カバー前部の正面図 フロントライティングユニットの正面図 フロントライティングユニットの平面図 フロントライティングユニットの側面図 フロントライティングユニットの背面図 図6における10−10線断面図 図6における11−11線断面図 同12−12線断面図 同13−13線断面図 同14−14線断面図 同15−15線断面図 図15の16矢示方向図 トリミングプレートの正面図 トリミングプレートの側面図 図17の19−19線断面図 メータバイザーの正面図 メータパネルの平面図 メータバイザーの側面図 フロントカバーの側面図 図5の24−24線断面図 化粧パネルを取付けた状態におけるレッグシールドの背面図 図25から化粧パネルを除いた状態を示す図 レッグシールドの側面図 化粧パネルを図27の28矢示方向から示す図 化粧パネルを図28の29矢示方向から示す図 図25の30−30断面図
符号の説明
1:前輪、2:後輪、5:パワーユニット、7:車体フレーム、21:フロントカバー、22:レッグシールド、23:メータパネル、25:フロントライティングユニット、25A:右分離灯体ユニット、25B:左分離灯体ユニット、26:ウインドスクリーン、27:メータバイザー、28a:ミラーベースカバー、30.化粧パネル、50:トリミングプレート、124:キーパネル、125:キーシリンダ、133:収納部、134:開口,145:左メンテナンス穴,146:キーシリンダ穴,147:右メンテナンス穴

Claims (5)

  1. 少なくとも車両の前部を覆う前部車体カバーと、この車体カバーに臨んで車体に支持されるとともに、複数の個別灯体を一体化した灯体ユニットの支持構造において、
    前記複数の個別灯体はそれぞれ独立したハウジングを備え、これらのハウジングを相互に結合一体化して前記灯体ユニットを構成するとともに、このハウジングの結合部にて前記灯体ユニットを車体へ固定したことを特徴とする灯体ユニットの支持構造。
  2. 前記複数の個別灯体は、それぞれのハウジングの端部同士を重ねて締結部材にて結合されるとともに、この締結部材にて車体へ固定されることを特徴とする請求項1に記載した灯体ユニットの支持構造。
  3. 前記灯体ユニットは左右に配置された一対の個別灯体で構成され、左右の個別灯体にそれぞれ車体へ取付けるための係止部を備え、その係止部の略中央下方において、前記締結部材にて車体フレームに固定されることを特徴とする請求項2に記載した灯体ユニットの支持構造。
  4. 前記灯体ユニットは上下に長く延びるように形成され、この灯体ユニットの下端縁部が車体カバーの前面に開口する導風口に臨む下縁部を兼ねることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した灯体ユニットの支持構造。
  5. 前記車体カバーは車体前部を覆うフロントカバーであり、このフロントカバーの上部が前記灯体ユニットに固定されて車体へ支持されるとともに、下部が車体フレームへ支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した灯体ユニットの支持構造。


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