JPH11278334A - 自動二輪車のフロントランプ取付構造 - Google Patents

自動二輪車のフロントランプ取付構造

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JPH11278334A
JPH11278334A JP10086738A JP8673898A JPH11278334A JP H11278334 A JPH11278334 A JP H11278334A JP 10086738 A JP10086738 A JP 10086738A JP 8673898 A JP8673898 A JP 8673898A JP H11278334 A JPH11278334 A JP H11278334A
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cover
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lamp
opening
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Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Osamu Hakamata
修 袴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントランプの両側部を装着するのを容易
化し、美しい外観を安価に得られる自動二輪車のフロン
トランプ取付構造を提供する。 【解決手段】 フロントカバー22を、中央部から左右
両側部に向かうにつれ車体の後方に湾曲するフロントラ
ンプ取付口28を備えたフロントレッグシールド23
と、フロントレッグシールド23の裏面を被覆するカバ
ーレッグシールド25とから構成する。また、フロント
ランプを、前面が開口したハウジングと、ハウジングの
中央部に位置するヘッドランプ部と、ヘッドランプ部の
左右両側部にそれぞれ位置するターンシグナル部とから
構成する。そして、フロントランプ取付口28にヘッド
ランプ部を車体の進行方向後方から前方に指向するねじ
を介して固定し、各ターンシグナル部をカバーレッグシ
ールド25に車体の進行方向後方から前方に指向するね
じを介して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ等の自動
二輪車のフロントランプ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型のスクータ等に代表される自動二輪
車は、図示しないが、車体の前部のフロントカバーにフ
ロントランプを備えている。フロントカバーは、中央部
から左右両側部に向かうにつれ車体の後方に湾曲するフ
ロントランプ取付口を備えたフロントレッグシールド、
このフロントレッグシールドの裏面を被覆するカバーレ
ッグシールド、及びラックレッグシールドとから構成さ
れている。
【0003】フロントランプは、前面が開口したハウジ
ングと、このハウジングのヘッドランプ部に内蔵される
ヘッドランプと、ハウジングの左右両側部のターンシグ
ナル部にそれぞれ内蔵されるターンシグナルランプとを
備え、ハウジングの開口前面にはランプレンズが装着さ
れている。隣接するヘッドランプ部とターンシグナル部
とは、製造コストを低く抑制する観点から一体成形され
ている。このように構成されたフロントランプは、フロ
ントランプ取付口における中央部と湾曲した両側部とに
複数のねじを介して装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動二輪車は、以上の
ようにフロントカバーの左右両側部にフロントランプの
左右両側部を対応させて回り込ませているので、フロン
トランプ取付口における両側部にフロントランプの各タ
ーンシグナル部、すなわち両側部を複数のねじを介して
装着するのがきわめて困難であった。フロントカバー
は、その各パーツ類の合わせラインが大変長く、しか
も、三次元的な複雑な形状に形成されているので、上記
装着が困難であると、カバーの内部が見えたり、あるい
はパーツ類の合わせ部の体裁が悪化し、美しい外観を得
ることが非常に難しくなるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、フロントランプの両側部を装着するのを容易化し、
美しい外観を安価に得ることができる自動二輪車のフロ
ントランプ取付構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、車体の前部のフロン
トカバーにフロントランプを取り付け、このフロントラ
ンプの左右両側部を該フロントカバーの左右両側部に回
り込ませたものにおいて、該フロントカバーは、ほぼ中
央部から左右両側部に向かうにつれ上記車体の後方に曲
がるフロントランプ取付口を備えたフロントレッグシー
ルドと、このフロントレッグシールドの裏面を被覆する
カバーレッグシールドとを含み、上記フロントランプ
は、前面が開口したハウジングと、このハウジングのほ
ぼ中央部に位置するヘッドランプ部と、このヘッドラン
プ部の左右両側部にそれぞれ位置するターンシグナル部
とを含み、上記フロントランプ取付口に上記ヘッドラン
プ部を上記車体の進行方向後方から前方に指向する第一
のねじ部材を介して締結し、上記各ターンシグナル部を
上記カバーレッグシールドに該車体の進行方向後方から
前方に指向する第二のねじ部材を介して締結したことを
特徴としている。
【0007】なお、上記フロントランプ取付口のほぼ中
央部の裏面周縁部に設けられて上記第一のねじ部材を支
持する第一の取付ボスと、上記ヘッドランプ部の周壁に
設けられて該第一のねじ部材に貫通される取付片と、上
記各ターンシグナル部に設けられて上記第二のねじ部材
を支持する第二の取付ボスと、上記カバーレッグシール
ドの左右両側部に設けられて該第二のねじ部材に貫通さ
れる取付ねじ孔とを含んでなることが好ましい。
【0008】また、上記カバーレッグシールドの下部に
取り付けられるラックレッグシールドを備え、このラッ
クレッグシールドの上部上方に上記取付ねじ孔を位置さ
せることが好ましい。さらに、上記車体の前部のヘッド
パイプに設けられたブレースと、上記フロントレッグシ
ールドの上部に形成された開口部と、この開口部を着脱
自在に覆うカバーとを含み、上記フロントレッグシール
ドのフロントランプ取付口に上記フロントランプを装着
し、上記ブレースに上記フロントランプを取り付け支持
させ、この取り付け支持部を上記開口部が区画する空間
に臨ませると良い。
【0009】ここで、特許請求の範囲におけるフロント
カバーやハウジングは、その一部又は全部がポリカード
ネイト樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、及び又はポリ
アミド樹脂等を用いて成形される。また、フロントレッ
グシールドやハウジングのほぼ中央部には、厳密な意味
の中央部とその近傍や周辺等が含まれる。また、ハウジ
ングのヘッドランプ部とターンシグナル部とは、一体構
造が好ましいが、大きさの異なる別体でも良い。また、
第一、第二のねじ部材は、単数複数のねじやそれに付属
する締結具からなる。また、第一、第二の取付ボスは、
ねじ付きのボスからなることが好ましい。
【0010】第一、第二の取付ボスは、フロントレッグ
シールド、又はハウジングと一体構造が好ましいが、別
体でも良い。また、取付片は、ヘッドランプ部の開口周
縁部、周壁表面、背面壁周縁部、又は表面壁と背面壁と
の境界部等の全部又は一部に単数複数設けられる。ま
た、第二の取付ボスは、ハウジングの各ターンシグナル
部、すなわち左右両側部の端部、具体的には上端部、上
下端部の間の端部、又はこれらの近傍部や周辺部等に適
宜設けられる。また、ラックレッグシールドの上部と取
付ねじ孔との間の長さは、取付ねじ孔が隠れたり、ある
いはその取り付け作業に支障を生じない限り、任意の長
さに設定することが可能である。さらに、自動二輪車
は、小型のスクータが主であるが、必ずしもスクータに
限定するものではなく、可能であれば、他の種類の自動
二輪車に適用しても良い。
【0011】請求項1又は2記載の発明によれば、例え
ばフロントレッグシールドのフロントランプ取付口にフ
ロントランプのハウジングをセットし、フロントランプ
取付口のほぼ中央部における第一の取付ボスにハウジン
グのヘッドランプ部における取付片を車体の前方に指向
するねじ部材を用いて取り付ける。そして、車体の前部
をフロントレッグシールドで覆い、このフロントレッグ
シールドの裏面にカバーレッグシールドを車体の前部を
介して重ね、ハウジングの各ターンシグナル部における
第二の取付ボスにカバーレッグシールドの左右両側部に
おける取付ねじ孔を車体の前方に指向するねじ部材を用
い外側からそれぞれ取り付ければ、フロントカバーにフ
ロントランプを装着して組み立てることができる。第二
の取付ボスが車体の進行方向を向いているので、車体の
進行方向とねじ部材の締結方向とが交わらない平行関係
等となり、フロントランプ取付口における両側部にフロ
ントランプの各ターンシグナル部、つまり両側部を締結
具を介して簡単にセットすることができる。
【0012】また、請求項3記載の発明によれば、カバ
ーレッグシールドの下部にラックレッグシールドがある
程度接近するが、取付ねじ孔の全部又は一部をラックレ
ッグシールドの上部が隠したり、あるいは遮蔽等するこ
とがないので、ハウジングの第二の取付ボスにカバーレ
ッグシールドの取付ねじ孔をねじ部材を用いて簡易迅速
に取り付けることができる。さらに、請求項4記載の発
明によれば、車体の前部を被覆するフロントレッグシー
ルドの上部の開口部をカバーを外して利用すれば、明瞭
に把握しながら露出した車体前部のブレースにフロント
ランプを簡単に取り付け支持させたり、取り外すことが
できる。また、開口部を利用して車体のフロントカバー
内に被覆保護された各種の電装品や機器等のメンテナン
スの便宜等を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。本実施形態における自動二輪車のフ
ロントランプ取付構造は、図1や図7に示すように、車
体1の前部のフロントカバー22にフロントランプ54
を取り付け、このフロントランプ54の左右両側部をフ
ロントカバー22の左右両側部に湾曲して回り込ませて
いる。
【0014】車体1は、上部のフレームを省略した鋼管
製のアンダボーンフレーム2を備え、このアンダボーン
フレーム2の前端部にはヘッドパイプ3が傾斜して取り
付けられ、このヘッドパイプ3にはフロントフォーク4
が軸受を介し操舵可能に軸支されており、このフロント
フォーク4の上部にハンドル5、ハンドルカバー6、及
びレバー7等が配備されるとともに、下部にはフロント
フェンダ8とフロントタイヤ9とが配備されている(図
1参照)。ヘッドパイプ3には図9に示すように、点火
用のイグニッションスイッチ10と車体前部の重量を保
持するブレース11とがねじを介しオフセットされ、こ
のブレース11にはバッテリ12が着脱自在に支持搭載
されている。ブレース11は、折曲された複数の棒材や
複数の取付片を組み合わせて構成されている。また、ヘ
ッドパイプ3の近傍部には、警音用のホーン13やター
ンシグナルリレー14がそれぞれ装着されている。
【0015】アンダボーンフレーム2のほぼ中央部には
ヘルメット等の収納室がパーソナルボックスや一対のフ
レームサイドカバー15で区画形成され、収納室の開口
上部の前端部にはシート16が上下方向に回転可能に軸
支されており、このシート16が収納室を開閉する(図
1ないし図3参照)。一対のフレームサイドカバー15
の上部後方には斜め上方に指向するリヤキャリア17
が、下部後方にはリヤフェンダ18がそれぞれ装着され
ている。また、アンダボーンフレーム2の下部後方には
動力ユニット19がリヤショックアブソーバ20を介し
て上下方向に揺動可能に懸架され、動力ユニット19に
はリヤタイヤ21が軸支されている(図1参照)。
【0016】フロントカバー22は、図7や図8に示す
ように、中央部から左右両側部に向かうにつれ車体1の
後方に徐々に湾曲するフロントレッグシールド23、こ
のフロントレッグシールド23用のカバー24、フロン
トレッグシールド23の裏面上部をねじを介して被覆す
るカバーレッグシールド25、及びこのカバーレッグシ
ールド25の下部にねじを介して装着される物品収納用
のラックレッグシールド26から構成されている。
【0017】フロントレッグシールド23の傾斜した上
部には開口部27が成形され、中央部には横長のフロン
トランプ取付口28が成形されており、下部中央には逆
U字形の切欠部29が区画成形されている。開口部27
は、水平横方向に指向するビーム30で上下に二分割さ
れ、左右両側部の周縁上部には凹部31がそれぞれ凹み
成形されており、左右両側部の周縁には矩形のフック孔
32が所定の間隔をおいてそれぞれ複数成形されてい
る。開口部27は、図9に示すように、その下方に空間
Sを区画するが、この空間S内にブレース11等が位置
している。
【0018】フロントランプ取付口28は、基本的には
正面視でほぼ横三日月形に成形され、中央部から左右両
側部に向かうにつれ車体1の後方(図1の右方向)に徐々
に湾曲する。このフロントランプ取付口28のほぼ中央
部における裏面の上下周縁部にはほぼ円筒形を呈した複
数の第一の取付ボス33が左右に間隔をおいて成形さ
れ、各第一の取付ボス33が車体1の進行方向後側に向
け突出している。また、フロントレッグシールド23の
切欠部29は左右両側部の一対の脚34により区画成形
されるが、この一対の脚34の下縁部にはサイドカバー
24用の締結ねじ孔35がそれぞれ成形されている。各
脚34の裏面の内側縁には内方向に突出する取付片36
が成形され、外側縁付近にはラックレッグシールド26
用の締結ボス37が成形されている。
【0019】カバー24は、開口部27の形状に対応し
て成形され、上部一側には複数の溝からなる通気口38
が成形されている。このカバー24の裏面の上部左右両
側には凹部31に嵌まるねじ孔付きの突部39がそれぞ
れ突出成形され、カバー24の裏面の左右両側部にはL
字形の複数のフック片40がそれぞれ並べて突出成形さ
れており、各フック片40がフック孔32に嵌まるよう
になっている(図15参照)。
【0020】カバーレッグシールド25は、基本的には
横断面ほぼハット形に膨出成形され、上部両側に締結ね
じ孔45がそれぞれ成形されており、各締結ねじ孔45
を貫通したねじが突部39のねじ孔に凹部31を介しね
じ締めされる。このカバーレッグシールド25の中央部
には締結ねじ孔46が左右に間隔をおいてそれぞれ成形
され、カバーレッグシールド25の中央部の左右両側端
には取付ねじ孔47がそれぞれ成形されており、カバー
レッグシールド25の下縁部には複数の締結ねじ孔48
が間隔をおいて並べて成形されている。
【0021】ラックレッグシールド26は、図7に示す
ように、基本的にはその上部と下部中央とが斜め上下の
後方にそれぞれ開口した形に膨出成形され、下部両側が
板形のフロアカバーとして斜め後方にそれぞれ突出成形
されている。このラックレッグシールド26の上部の左
右両側縁とほぼ中央部の左右両側縁とには締結ねじ孔4
9がそれぞれ成形されている。ラックレッグシールド2
6の下部にはリヤレッグカバー50がねじや締結片を介
して装着され、このリヤレッグカバー50の裏面にはリ
ヤカバー51が、リヤレッグカバー50の左右両側部に
はサイドカバー52がねじや締結片を介しそれぞれ装着
される。リヤレッグカバー50は、基本的には縦断面ほ
ぼハット形に膨出成形され、後部中央の開口部には板形
のフューエルリッド53がねじや締結片を介し装着され
ており、左右両側部の表面がそれぞれフロアカバーとし
て成形されている。
【0022】フロントランプ54は、ヘッドランプ部5
6からターンシグナル部57に向かうにつれ車体1の後
方に曲がる湾曲線を前面に実質的に描く(図5及び図6
参照)ハウジング55と、このハウジング55のヘッド
ランプ部56に反射鏡と共に締結具を介し内蔵される着
脱自在のヘッドランプ58(例えば、ハロゲンバルブ等
が使用される)と、ハウジング55の左右両側のターン
シグナル部57にソケットや締結具を介しそれぞれ内蔵
される着脱自在のターンシグナルランプ59と、ハウジ
ング55の開口前面を着脱自在に覆うランプレンズ60
とから構成されている。
【0023】ハウジング55は、その中央部に前面が開
口した大きなヘッドランプ部56を備え、このヘッドラ
ンプ部56の左右両側部には前面が開口した小さなター
ンシグナル部57が並べて一体成形されている。ヘッド
ランプ部56の開口周縁部にはランプレンズ60用の嵌
合凹部61が成形されるとともに、開口周縁部の上部に
は締結片62が斜め上方に向けて突出成形され、この締
結片62が車体1の前部のブレース11の一部に締結具
を介してねじ締めされる(図10参照)。また、ヘッドラ
ンプ部56の開口周縁部の近傍には取付片63が突出成
形され、この取付片63を貫通したねじ64が第一の取
付ボス33にねじ締めされる(図11参照)。
【0024】各ターンシグナル部57の開口周縁部には
ランプレンズ60用の嵌合凹部65が突出成形されると
ともに、背面壁の上端部には第二の取付ボス66が車体
1の進行方向後側に向けて突出成形され、この第二の取
付ボス66にカバーレッグシールド25の取付ねじ孔4
7を貫通したねじ67がねじ締めされる(図9及び図1
2参照)。さらに、ランプレンズ60は、ヘッドランプ
部56に対応する中央部から左右両側部に向かうにつれ
車体1の後方に湾曲するよう成形されるとともに、上部
から下部にかけて湾曲成形され、フロントレッグシール
ド23に対する装着時に左右両側部の湾曲表面がフロン
トレッグシールド23の湾曲表面と僅かな凹部を介しほ
ぼ同一面を形成する(図14参照)。このランプレンズ6
0の開口周縁部には車体1の後方に指向する凸部68が
成形され、この凸部68が嵌合凹部61、65に着脱自
在に嵌められる。
【0025】上記構成において、フロントカバー22等
を組み立てるには、先ず、ハウジング55の開口部27
にランプレンズ60を嵌めて被覆し、フロントレッグシ
ールド23のフロントランプ取付口28にハウジング5
5を車体1の後方、換言すれば、裏面外側から位置決め
セットし、各第一の取付ボス33に取付片63をねじ6
4を用いて装着固定する。次いで、車体1の前部にフロ
ントレッグシールド23を前方から取り付けてブレース
11にヘッドランプ部56の締結片62を締結具を介し
て装着固定し、フロントレッグシールド23の開口部2
7をカバー24で被覆して凹部31に突部39を、複数
のフック孔32にフック片40をそれぞれセットし、フ
ロントレッグシールド23の裏面上側にカバーレッグシ
ールド25を車体1のヘッドパイプ3やフロントフォー
ク4を介して嵌め重ねる。
【0026】次いで、カバーレッグシールド25の複数
の締結ねじ孔45にスプリングナット及びねじをそれぞ
れ用いてカバー24、フロントレッグシールド23、及
びカバーレッグシールド25を強固に装着固定し、各タ
ーンシグナル部57の第二の取付ボス66にねじ67を
カバーレッグシールド25の取付ねじ孔47を介し外側
から装着固定するとともに、ヘッドランプ部56のねじ
孔にねじをカバーレッグシールド25の締結ねじ孔46
を介して装着固定すれば、フロントカバー22を組み立
てることができる。そして、カバーレッグシールド25
の下部にラックレッグシールド26の上縁部をねじを介
し重ねて固定し、このラックレッグシールド26にリヤ
レッグカバー51、及び左右一対のサイドカバー52を
それぞれねじを介して固定すれば、他の外装品を装着す
ることができる。
【0027】上記構成によれば、第一、第二の取付ボス
33、66が車体1の前部から後部に向いて、換言すれ
ば、後方に開口して指向しているので、車体1の進行方
向とねじ64、67の差し込み方向とを交わらない平行
関係にすることができ、フロントランプ取付口28にお
ける両側部にフロントランプ54の両側部を複数のねじ
64、67を介して装着するのがきわめて容易となる。
したがって、カバー24の内部が見えたり、あるいはパ
ーツ類の合わせ部の体裁が劣化することが全くなく、機
能美あふれる美しい外観を安価に得ることが可能にな
る。
【0028】上記以外に、フロントランプ取付口28に
おける両側部にフロントランプ54の両側部をねじ6
4、67を介して容易に装着する方法としては、フロン
トレッグシールド23の左右両側部にねじ部をそれぞれ
成形する方法がある。しかしながら、この方法では重量
が増加したり、金型の仕様を大幅に変更したり、あるい
は新規の金型を使用しなければならず、製造コストが大
幅に上昇することになる。本実施形態によれば、フロン
トレッグシールド23の裏面にカバーレッグシールド2
5をその外周縁部で嵌め合わせるため、相対位置を比較
的高精度で確保することができる。なお、本実施形態に
よれば、カバーレッグシールド25からねじ67の頭部
や座面が露出することになるが、カバーレッグシールド
25の下部近傍にラックレッグシールド26が位置する
ので、目立つことがなく、外観を著しく損ねることもな
い。
【0029】また、カバーレッグシールド25の下部近
傍にラックレッグシールド26の上縁部が接近するもの
の、取付ねじ孔47をラックレッグシールド26の上縁
部が隠蔽することは全くないので、ねじ締め作業の遅延
化や煩雑化等を招くことはない。また、フロントランプ
54でフロントレッグシールド23とカバーレッグシー
ルド25とを組み合わせて固定するので、剛性を大幅に
向上させることができる。
【0030】また、開口部27が下方に区画形成する空
間Sにイグニッションスイッチ10、ブレース11がフ
ロントランプ54を取り付け支持する領域、バッテリ1
2、ホーン13、及びターンシグナルリレー14がそれ
ぞれ位置するので、カバー24を外して開口部27を開
放すれば、ヘッドパイプ3から前方に伸びるブレース1
1とヘッドランプ部56の締結片62とを固定する作業
が実に簡素、かつ容易となる。また、バッテリ12等の
メンテナンス作業の円滑化や容易化も図ることができ
る。さらに、フロントランプ54とカバーレッグシール
ド25との接触に伴う摩耗の抑制防止が期待できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1又は2記載の発明
によれば、フロントカバーにフロントランプの両側部を
装着するのを容易化し、美しい外観を安価に得ることが
できるという格別の効果がある。また、請求項3記載の
発明によれば、第二の取付ボスにねじ部材を差し込む
際、ラックレッグシールドが障害物になることがないの
で、取付作業の円滑化や容易化等を図ることができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、開口部が区画す
る空間に車体の前部から伸びるブレースが配備されてい
るので、手や指を深く突っ込まなくとも、ブレースにフ
ロントランプのハウジング等を簡単に取り付け支持させ
たり、取り外すこと等ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取付
構造の実施形態における自動二輪車を示す側面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取付
構造の実施形態を示す正面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取付
構造の実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取付
構造の実施形態を示す部分斜視図である。
【図9】図8の分解斜視図である。
【図10】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取
付構造の実施形態におけるブレース付近を示す断面説明
図である。
【図11】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取
付構造の実施形態におけるフロントレッグシールドとヘ
ッドランプ部とを示す断面説明図である。
【図12】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取
付構造の実施形態におけるフロントレッグシールド、カ
バーレッグシールド、及びターンシグナル部を示す断面
説明図である。
【図13】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取
付構造の実施形態におけるフロントレッグシールドとハ
ウジングとを示す断面説明図である。
【図14】図8のXIV−XIV線断面図である。
【図15】本発明に係る自動二輪車のフロントランプ取
付構造の実施形態におけるフロントレッグシールドとカ
バーとを示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 車体 3 ヘッドパイプ 11 ブレース 22 フロントカバー 23 フロントレッグシールド 24 カバー 25 カバーレッグシールド 26 ラックレッグシールド 27 開口部 28 フロントランプ取付口 33 第一の取付ボス 47 取付ねじ孔 54 フロントランプ 55 ハウジング 56 ヘッドランプ部 57 ターンシグナル部 58 ヘッドランプ 59 ターンシグナルランプ 60 ランプレンズ 61 嵌合凹部 62 締結片 63 取付片 64 ねじ(ねじ部材) 65 嵌合凹部 66 第二の取付ボス 67 ねじ(ねじ部材) 68 凸部 S 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前部のフロントカバーにフロント
    ランプを取り付け、このフロントランプの左右両側部を
    該フロントカバーの左右両側部に回り込ませた自動二輪
    車のフロントランプ取付構造において、 該フロントカバーは、ほぼ中央部から左右両側部に向か
    うにつれ上記車体の後方に曲がるフロントランプ取付口
    を備えたフロントレッグシールドと、このフロントレッ
    グシールドの裏面を被覆するカバーレッグシールドとを
    含み、 上記フロントランプは、前面が開口したハウジングと、
    このハウジングのほぼ中央部に位置するヘッドランプ部
    と、このヘッドランプ部の左右両側部にそれぞれ位置す
    るターンシグナル部とを含み、 上記フロントランプ取付口に上記ヘッドランプ部を上記
    車体の進行方向後方から前方に指向する第一のねじ部材
    を介して締結し、上記各ターンシグナル部を上記カバー
    レッグシールドに該車体の進行方向後方から前方に指向
    する第二のねじ部材を介して締結したことを特徴とする
    自動二輪車のフロントランプ取付構造。
  2. 【請求項2】 上記フロントランプ取付口のほぼ中央部
    の裏面周縁部に設けられて上記第一のねじ部材を支持す
    る第一の取付ボスと、上記ヘッドランプ部の周壁に設け
    られて該第一のねじ部材に貫通される取付片と、 上記各ターンシグナル部に設けられて上記第二のねじ部
    材を支持する第二の取付ボスと、上記カバーレッグシー
    ルドの左右両側部に設けられて該第二のねじ部材に貫通
    される取付ねじ孔とを含んでなる請求項1記載の自動二
    輪車のフロントランプ取付構造。
  3. 【請求項3】 上記カバーレッグシールドの下部に取り
    付けられるラックレッグシールドを備え、このラックレ
    ッグシールドの上部上方に上記取付ねじ孔を位置させた
    請求項2記載の自動二輪車のフロントランプ取付構造。
  4. 【請求項4】 上記車体の前部のヘッドパイプに設けら
    れたブレースと、上記フロントレッグシールドの上部に
    形成された開口部と、この開口部を着脱自在に覆うカバ
    ーとを含み、 上記フロントレッグシールドのフロントランプ取付口に
    上記フロントランプを装着し、上記ブレースに上記フロ
    ントランプを取り付け支持させ、この取り付け支持部を
    上記開口部が区画する空間に臨ませた請求項1ないし3
    記載の自動二輪車のフロントランプ取付構造。
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