JP4092134B2 - 自動二輪車におけるフロントウインカ取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右のレッグシールドにフロントウインカがそれぞれ取付けられる自動二輪車に関し、特に、フロントウインカの取付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば特開平6−48344号公報で開示されたものでは、レッグシールドが前輪を跨ぐようにして下方を開いた略U字状に形成され、このレッグシールドの上方に配置されるフロントトップカバーと、前記レッグシールドとの合わせ部に配置されるフロントウインカが、フロントトップカバーおよびレッグシールドに取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、フロントウインカの取付け構造が複雑となり取付け誤差を厳密に設定しないと、フロントトップカバーおよびレッグシールドの合わせ部に隙間が生じることがある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、フロントウインカの取付け構造を単純化した上で、レッグシールドの小型化をも可能とした自動二輪車におけるフロントウインカ取付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、左右のレッグシールドにフロントウインカがそれぞれ取付けられる自動二輪車において、前方から後方に向かうにつれて車体フレームから離れる方向に斜めに延びるようにして前方に臨む前壁と、その前壁の後端から車体中心側に向かって延びていて後方に臨む後壁とをそれぞれ一体に有して左右で独立した前記左右のレッグシールドが、車体フレームのメインパイプ側方を覆うメインパイプサイドカバーにそれぞれ着脱可能に取付けられ、前記前壁、前記後壁および前記メインパイプサイドカバーにより、略三角形の横断面形状を有する中空部が形成されていて、その中空部に前記フロントウインカが収容されると共に、そのフロントウインカのレンズが、前記前壁に形成した開口部を塞ぐように該開口部に臨んでおり、前記前壁の上部には、前方側に向けて凸の第1の稜線が前記開口部に跨がるようにして形成されるとともに、その第1の稜線に連なる第2の稜線が前記レンズに、該レンズの上下中心位置よりも下側に偏位して形成され、前記開口部の周囲で前記前壁の内面に前記フロントウインカのベースが取付けられると共に、前記メインパイプサイドカバーに各々当接されてねじ止めされる複数の取付ボスが、前記フロントウインカを取り囲む位置で前記前壁の内面に突設され、前記レンズの、前記第2の稜線よりも上側部分が前記フロントウインカのベースにねじ止めされることを特徴とする
このような構成によれば、左右のレッグシールドは、前方から後方に向かうにつれて車体フレームから離れる方向に斜めに延びるようにして前方に臨む前壁と、その前壁の後端から車体中心側に向かって延びていて後方に臨む後壁とをそれぞれ一体に有していて左右で独立して配置されていて、メインパイプサイドカバーにそれぞれ着脱可能に取付けられるものであり、その各々のレッグシールドにフロントウインカが取付けられるので、フロントウインカの取付け構造を単純化することができる。しかもメインパイプサイドカバーと、レッグシールドの前壁および後壁とで形成されて略三角形の横断面形状をなす中空部にフロントウインカが収容されるので、デッドスペースを有効に利用してフロントウインカを配置することができ、それによりレッグシールドのコンパクト化を図ることができる。
【0006】
また上記レッグシールドにおける前壁の上部には、前方側に向けた第1の稜線が形成されるとともに、その第1の稜線に跨がるようにして、フロントウインカのレンズを臨ませる開口部が設けられ、そのレンズにも上記第1の稜線に連なる第2の稜線が、該レンズの上下中心位置よりも下側に偏位して形成されるので、レンズの面積を大きく設定することができ、視認性を向上することができる。
【0007】
さらに請求項2の発明は、上記請求項1の発明の構成に加えて、前記メインパイプサイドカバーに設けられたコード取出し孔にグロメットが装着され、前記フロントウインカに連なる配線コードが前記グロメットを貫通して前記メインパイプ側に引き出され、左右一対のレッグシールドの上部がフロントトップカバーで覆われることを特徴とし、かかる構成によれば、フロントウインカの防水性を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】
図1〜図17は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は車体フレームの側面図、図3は車体フレームの平面図、図4は図1の4矢視拡大正面図、図5は自動二輪車の前部拡大図、図6は図5の6−6線に沿う断面図、図7は図5の7−7線に沿う断面図、図8はメインパイプサイドカバー、レッグシールド、インナーカバー、フロントトップカバー、およびアンダーカバーの分解斜視図、図9はレッグシールドを示すものであって(A)、(B)および(C)は側面図、前面図および上面図、図10はインナーシールドを示すものであって(A)および(B)は側面図および前面図、図11はメインパイプサイドカバーを示すものであって(A)および(B)は側面図および前面図、図12は図5の12−12線に沿う断面図、図13はアンダーカバーを示すものであって(A)、(B)および(C)は側面図、前面図および上面図、図14は図4の14矢示部拡大図、図15は図14の15−15線に沿う断面図、図16は図14の16−16線に沿う断面図、図17はレッグシールドの上部を内面側から示す斜視図である。
【0010】
先ず図1において、自動二輪車の車体フレーム10が前端に備えるヘッドパイプ11には、前輪WFを軸支するフロントフォーク12が操向可能に枢支される。該フロントフォーク12の上端にはバーハンドル13が連結され、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ14がフロントフォーク12に支持される。
【0011】
車体フレーム10の中間部には後輪WRを軸支するリヤフォーク15が枢支され、車体フレーム10の後部およびリヤフォーク15間にリヤクッション16が設けられる。
【0012】
車体フレーム10の中間部には、エンジンEおよび変速機Mから成るパワーユニットPが支持されており、前記変速機Mの出力はチェーン17を介して後輪WRに伝達される。
【0013】
またエアクリーナ18と、該エアクリーナ18およびエンジンE間に設けられる気化器19とがエンジンEの上方に配置され、後輪WRの上方に配置される燃料タンク20が、車体フレーム10に支持される。
【0014】
車体フレーム10の後部および燃料タンク20は、車体フレーム10に取付けられる合成樹脂製の後部車体カバー21で覆われており、該後部車体カバー21に後輪WRの後部上方を覆うリヤフェンダ22が連設される。また後部車体カバー21上にはピリオンシート23が配置されており、該ピリオンシート23の前半部にドライバが座乗可能である。
【0015】
図2および図3において、車体フレーム10は、前部フレーム24と、後部フレーム25とを一体に結合して構成されている。前部フレーム24は、その前端のヘッドパイプ11と、該ヘッドパイプ11から後方に下向きに一体に延びるメインパイプ26とを備え、メインパイプ26の下端、ならびにメインパイプ26から下方に延びる支持フレーム27の下端に、パワーユニットPが懸吊支持されている。
【0016】
後部フレーム25は、左右一対のリヤパイプ28,28と、それらのリヤパイプ28,28の後端に一体に連設されるシートレール29,29とより構成されている。リヤパイプ28は、その前端が前部フレーム24におけるメインパイプ26の後端に固着されて後上がりに後方に延びており、シートレール29は、リヤパイプ28の後端に一体に連設されて略水平に延びる。またシートレール29,29の前部はクロスパイプ30により連結され、シートレール29,29の後端はテールフレーム31により連結されている。そして、シートレール11上に前記ピリオンシート23が支持される。
【0017】
図4〜図9を併せて参照して、車体フレーム10における前部フレーム24の前部左右には、メインパイプサイドカバー32を介して左右に独立したレッグシールド33,33が対称的にかつ着脱自在にそれぞれ取付けられる。
【0018】
車体フレーム10の前部フレーム24におけるメインパイプ26の前部両側にはブラケット35…が突設されており、前部フレーム24の前部両側方を覆うように前後方向に沿って延びる左右のメインパイプサイドカバー32は、連結ボルト34…によって前記ブラケット35…に固定されている(図3参照)。
【0019】
左右一対のレッグシールド33…は、同じ構造であるので、以下に、その一方、すなわち左側のレッグシールド33の構造について詳細に説明すると、このレッグシールド33は、前方から後方に向かうにつれて車体フレーム10から離れる方向に斜めに延びるようにして前方に臨む前壁33aと、前壁33aの後部から内側に略45°に折れ曲って車体フレーム10側に向かうととともに乗員の脚部Leに対面するようにして後方に臨む後壁33bとを有して、硬質の合成樹脂により上下方向に長く形成される。
【0020】
しかもレッグシールド33の横断面形状は、先端側が車体フレーム10の外側方を向き、開放側が車体フレーム10に向いたV字状に形成されている。またレッグシールド33は、上方から下方に向かって漸次先細り形状となるとともに下方に向かうにつれて後方側に位置するように形成される。
【0021】
図6に明瞭に示すように、レッグシールド33の前壁33aは、外方に向かって凸の滑らかな凸面形状に形成され、また後壁33bの内面は前方に向かって凹む凹面形状に形成され、これにより乗員の脚部Leの自由な動きを保障することができる。さらに後壁33bの自由端縁は、メインパイプサイドカバー32の外面にわずかな間隙をあけて対向する。
【0022】
前記前壁33aおよび後壁33bの連設部付近でレッグシールド33の内面には、上下方向に間隔をあけた位置で車体フレーム10側に向けて長く延びる複数本の第1の取付ボス36,36…が突設されている。これらの取付ボス36,36…は、図6で示すように、メインパイプサイドカバー32にねじ部材37…で固定される。
【0023】
このように立体的に形成されたレッグシールド33は、特に複雑な形状となることもなく、所期の剛性を確保することができるとともに立体感を彷彿とさせて外観上の体裁を高めることができるものであり、品質を向上することができる。
【0024】
前壁33a前端近くでレッグシールド33の内面には、上下方向に間隔をあけた位置で車体フレーム10側に向けて突出する複数本の第2の取付ボス38,38…が突設されており、これらの第2の取付ボス38,38…は、図6で示すように、インナーシールド40にねじ部材39…で固定される。
【0025】
レッグシールド33の上部内面には、前後方向に間隔をあけた複数箇所で車体フレーム10側に向けて突出する第3の取付ボス41,41…が突設されており、これらの取付ボス41,41…はメインパイプサイドカバー32にねじ部材65…(図15参照)を介して締結される。
【0026】
図10を併せて参照して、インナーシールド40は、レッグシールド33の上部を除く開放前半部を覆うようにして、レッグシールド33と同じ硬質の合成樹脂により上下方向に長い板状に形成される。このインナーシールド40の前縁部には、上下方向に間隔をあけて複数の前部取付孔42…が設けられ、またインナーシールド40の後縁部には上下方向に間隔をあけて複数の後部取付孔43…が設けられる。そして、インナーシールド40は、前部取付孔42…に挿通されるねじ部材39…を前記第2の取付ボス38…に螺締することにより、レッグシールド33の上部を除く開放内側面の前半部に固定される。またインナーシールド40の後縁部は、後部取付孔43…に挿通されるねじ部材44…により、メインパイプサイドカバー32に固定される。
【0027】
而してインナーシールド40を固定して小組みされた状態にあるレッグシールド33が、メインパイプサイドカバー32を介して車体フレーム10のメインパイプ26に取付けられるものであり、レッグシールド33の車体フレーム10への取付けを容易とするとともに、その取付け部が外方から見えないようにして外観上の体裁を高めることができる。
【0028】
図11を併せて参照して、メインパイプサイドカバー32は、車体フレーム10の前部フレーム24におけるメインパイプ26の側方を覆うようにして、車体フレーム10の側方を前後方向に延びる。このメインパイプサイドカバー32のの前縁部には複数の取付ボス45…が列設され、これらの取付ボス45…に、前記ねじ部材43…によりインナーシールド40の後縁部が着脱自在に固定される。メインパイプサイドカバー32の中間部には、取付孔46…が上下に間隔をあけて穿設され、これらの取付孔46…に挿通されるねじ部材37…を第1のボス36…に螺締することにより、メインパイプサイドカバー32にレッグシールド33が取付けられる。
【0029】
またメインパイプサイドカバー32の上縁部は凸曲面に形成され、このメインパイプサイドカバー32の上縁部にフロントトップカバー50が固定され、さらにメインパイプサイドカバー32の後縁は、メインパイプ26の上面に沿うように凹曲状に形成されていて、そのメインパイプサイドカバー32の後縁に、図12で示すようにメインパイプトップカバー51が固定されている。
【0030】
なおメインパイプサイドカバー32に、フロントトップカバー50、およびメインパイプトップカバー51を固定するための固定手段は、従来公知のものと変わらないのでその詳細な説明を省略する。
【0031】
メインパイプサイドカバー32の後縁部の上部および後端部には、車体フレーム10への取付孔47…が穿設され、これらの取付孔47…に挿通されるねじ部材34…がメインパイプ26の側面のブラケット35に螺締されることにより、メインパイプサイドカバー32がメインパイプ26に固定される。さらにメインパイプサイドカバー32の下部には、アンダーカバー52を取付けるための取付孔48,49が穿設される。
【0032】
図13を併せて参照して、メインパイプサイドカバー32の下縁部には、アンダーカバー52が着脱自在に取付けられる。このアンダーカバー52は、パワーユニットPの前部を覆うように形成され、必要に応じてメインパイプサイドカバー32に取付けて使用されるものであり、前記レッグシールド33およびメインパイプサイドカバー32と同じ材料で作られる。
【0033】
アンダーカバー52は、後面が開放したU字状に形成され、その両外側面52aは、その前部から後部に向けて車体フレーム10に対して漸次末広状に拡開されており、それらの外面は凸曲面に形成されている。このアンダーカバー52の上縁には取付孔53,54が設けられており、アンダーカバー52の取付孔53およびメインパイプサイドカバー32の下端の取付孔48に挿通されるねじ部材75がメインパイプ26に螺締され、アンダーカバー52の取付孔54およびメインパイプサイドカバー32の下端の取付孔49に挿通されるねじ部材76がメインパイプ26に螺締される。
【0034】
さらに図14〜図17を併せて参照して、レッグシールド33における前壁33aの上部には、前方側に向けて凸の第1の稜線55が形成されるとともに、その第1の稜線55に跨がるようにして開口部56が設けられる。
【0035】
レッグシールド33の上部における前壁33aおよび後壁33bと、メインパイプサイドカバー32とで、略三角形の横断面形状を有する中空部57が形成されており、開口部56にレンズ59を臨ませて前記中空部57に収容されるフロントウインカ58が、レッグシールド33に取付けられる。
【0036】
フロントウインカ58は、バルブ62を支持する合成樹脂製のベース60と、該ベース60を前方から覆うレンズ59とを備えるものであり、前記レッグシールド33の稜線55に連なる第2の稜線59aを有して開口部56に臨むレンズ59の、前記第2の稜線59aよりも上側部分が、複数たとえば一対のねじ部材61,61により前記ベース60に取付けられる。レンズ59の前記第2の稜線59aは、図14に示されるように該レンズ59の上下中心位置よりも下側に偏位している。
【0037】
前記開口部56の周囲でレッグシールド33の内面には複数の取付けボス63,63…が突設されており、それらの取付けボス63,63の端部に当接するようにして前記ベース60に一体に設けられる取付け腕部60a,60a…に挿通されるねじ部材64,64…が前記各取付けボス63,63…に螺締されることで、ベース60すなわちフロントウインカ58がレッグシールド33に取付けられる。
【0038】
メインパイプサイドカバー32には、コード取出し孔66が設けられており、このコード取出し孔66にはグロメット67が装着される。しかもフロントウインカ58に連なる配線コード68は、前記グロメット67を貫通してメインパイプ26側に引き出される。
【0039】
ところで、左右のレッグシールド33…の上部はフロントトップカバー50で覆われており、バーハンドル13の中央部を覆うようにしてフロントトップカバー50の上方に配置されるハンドルカバー69の前面中央部に、ヘッドライト70が設けられる。
【0040】
次にこの実施例の作用について説明すると、開口部56を有して前方に臨む前壁33aと、後方に臨む後壁33bとをそれぞれ一体に有して左右で独立したレッグシールド33…が、車体フレーム10におけるメインパイプ26の側方を覆うメインパイプサイドカバー32…に取付けられており、前壁33a、後壁33bおよびメインパイプサイドカバー32で形成されて略三角形の横断面形状を有する中空部57に、開口部56にレンズ59を臨ませてレッグシールド33に取付けられるフロントウインカ58が収容される。
【0041】
したがって左右で独立して配置されるレッグシールド33…にフロントウインカ58…が取付けられる構成によってフロントウインカ58…の取付け構造を単純化することができる。
【0042】
しかもメインパイプサイドカバー32と、レッグシールド33の前壁33aおよび後壁33bとで形成されて略三角形の横断面形状をなす中空部57にフロントウインカ58が収容されるので、デッドスペースを有効に利用してフロントウインカ58を配置することができ、それによりレッグシールド33…のコンパクト化を図ることができる。
【0043】
また前壁33aの上部には、前方側に向けた第1の稜線55が形成されるとともに、その第1の稜線55に跨がるようにして開口部56が設けられており、その開口部56にレンズ59を臨ませるので、レンズ59の面積を大きく設定することができ、視認性を向上することができる。
【0044】
さらにメインパイプサイドカバー32に設けられたコード取出し孔66にグロメット67が装着され、フロントウインカ58に連なる配線コード68がグロメット67を貫通してメインパイプ26側に引き出され、左右一対のレッグシールド33…の上部がフロントトップカバー50で覆われているので、フロントウインカ58の防水性を向上することができる。
【0045】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、左右のレッグシールドは、前方から後方に向かうにつれて車体フレームから離れる方向に斜めに延びるようにして前方に臨む前壁と、その前壁の後端から車体中心側に向かって延びていて後方に臨む後壁とをそれぞれ一体に有していて左右で独立して配置されていて、メインパイプサイドカバーにそれぞれ着脱可能に取付けられるものであり、その各々のレッグシールドにフロントウインカが取付けられるので、フロントウインカの取付け構造を単純化することができる。しかもメインパイプサイドカバーと、レッグシールドの前壁および後壁とで形成されて略三角形の横断面形状をなす中空部にフロントウインカが収容されるので、デッドスペースを有効に利用してフロントウインカを配置することができ、それによりレッグシールドのコンパクト化を図ることができる。
【0047】
また上記レッグシールドにおける前壁の上部には、前方側に向けた第1の稜線が形成されるとともに、その第1の稜線に跨がるようにして、フロントウインカのレンズを臨ませる開口部が設けられ、そのレンズにも上記第1の稜線に連なる第2の稜線が、該レンズの上下中心位置よりも下側に偏位して形成されるので、レンズの面積を大きく設定することができ、視認性を向上することができる。
【0048】
また請求項2の発明によれば、フロントウインカの防水性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動二輪車の全体側面図
【図2】 車体フレームの側面図
【図3】 車体フレームの平面図
【図4】 図1の4矢視拡大正面図
【図5】 自動二輪車の前部拡大図
【図6】 図5の6−6線に沿う断面図
【図7】 図5の7−7線に沿う断面図
【図8】 メインパイプサイドカバー、レッグシールド、インナーカバー、フロントトップカバー、及びアンダーカバーの分解斜視図
【図9】 レッグシールドを示すものであって(A)、(B)及び(C)は側面図、前面図及び上面図
【図10】 インナーシールドを示すものであって(A)及び(B)は側面図及び前面図
【図11】 メインパイプサイドカバーを示すものであって(A)及び(B)は側面図及び前面図
【図12】 図5の12−12線に沿う断面図
【図13】 アンダーカバーを示すものであって(A)、(B)及び(C)は側面図、前面図及び上面図
【図14】 図4の14矢示部拡大図
【図15】 図14の15−15線に沿う断面図
【図16】 図14の16−16線に沿う断面図
【図17】 レッグシールドの上部を内面側から示す斜視図
【符号の説明】
10・・・車体フレーム
26・・・メインパイプ
32・・・メインパイプサイドカバー
33・・・レッグシールド
33a・・前壁
33b・・後壁
36・・・第1の取付ボス(取付ボス)
41・・・第3の取付ボス(取付ボス)
55・・・第1の稜線
56・・・開口部
57・・・中空部
58・・・フロントウインカ
59・・・レンズ
59a・・第2の稜線
60・・・ベース
66・・・コード取出し孔
67・・・グロメット
68・・・配線コード
Claims (2)
- 左右のレッグシールド(33)にフロントウインカ(58)がそれぞれ取付けられる自動二輪車において、
前方から後方に向かうにつれて車体フレーム(10)から離れる方向に斜めに延びるようにして前方に臨む前壁(33a)と、その前壁(33a)の後端から車体中心側に向かって延びていて後方に臨む後壁(33b)とをそれぞれ一体に有して左右で独立した前記左右のレッグシールド(33)が、車体フレーム(10)のメインパイプ(26)側方を覆うメインパイプサイドカバー(32)にそれぞれ着脱可能に取付けられ、
前記前壁(33a)、前記後壁(33b)および前記メインパイプサイドカバー(32)により、略三角形の横断面形状を有する中空部(57)が形成されていて、その中空部(57)に前記フロントウインカ(58)が収容されると共に、そのフロントウインカ(58)のレンズ(59)が、前記前壁(33a)に形成した開口部(56)を塞ぐように該開口部(56)に臨んでおり、
前記前壁(33a)の上部には、前方側に向けて凸の第1の稜線(55)が前記開口部(56)に跨がるようにして形成されるとともに、その第1の稜線(55)に連なる第2の稜線(59a)が前記レンズ(59)に、該レンズ(59)の上下中心位置よりも下側に偏位して形成され、
前記開口部(56)の周囲で前記前壁(33a)の内面に前記フロントウインカ(58)のベース(60)が取付けられると共に、前記メインパイプサイドカバー(32)に各々当接されてねじ止めされる複数の取付ボス(36,41)が、前記フロントウインカ(58)を取り囲む位置で前記前壁(33a)の内面に突設され、
前記レンズ(59)の、前記第2の稜線(59a)よりも上側部分が前記フロントウインカ(58)のベース(60)にねじ止めされることを特徴とする、自動二輪車におけるフロントウインカ取付け構造。 - 前記メインパイプサイドカバー(32)に設けられたコード取出し孔(66)にグロメット(67)が装着され、前記フロントウインカ(58)に連なる配線コード(68)が前記グロメット(67)を貫通して前記メインパイプ(26)側に引き出され、左右一対のレッグシールド(33)の上部がフロントトップカバー(50)で覆われることを特徴とする、請求項1記載の自動二輪車におけるフロントウインカ取付け構造。
Priority Applications (4)
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