JP2007015410A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】快適な走行観が期待でき、また一体観、ボリューム観があり、低コストで外観品質の向上、高級感が期待できる。
【解決手段】ステアリング軸8が旋回可能に設けられるヘッドパイプ2と、このヘッドパイプ2から後方に延びるメインフレーム3と、エンジン26の上方でメインフレーム3に配設される燃料タンク20と、この燃料タンク20の左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイド50とを備える自動二輪車1であり、燃料タンク20の前側に走行風をライダー側に導くガイド面80を形成している。
【選択図】図16
【解決手段】ステアリング軸8が旋回可能に設けられるヘッドパイプ2と、このヘッドパイプ2から後方に延びるメインフレーム3と、エンジン26の上方でメインフレーム3に配設される燃料タンク20と、この燃料タンク20の左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイド50とを備える自動二輪車1であり、燃料タンク20の前側に走行風をライダー側に導くガイド面80を形成している。
【選択図】図16
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料タンクの左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイドを備える自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車には、走行時に前方からの空気を集めてエンジンに導入するものがある(例えば、特許文献1〜3)。例えば、特許文献1は、ダウンチューブに冷却風誘導箱を取り付け、特許文献2は、燃料タンクからシュラウドを羽根のように外側に突出させて取り付け、特許文献3は、エンジンの気筒の上方を覆うように設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭60−94818号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平5−69872号公報
【0005】
【特許文献1】
特開平7−69262号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、エンジン側に走行風を導くことが行なわれているが、ライダーの前方にはフロントカウルが配置され、このフロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が生じてライダーに不快感を与えるおそれがある。
【0007】
また、自動二輪車には、低コストで燃料タンク周りの外観品質の向上が要望され、あるいは車体にボリューム感を演出して高級感を持たせる傾向があるが、特許文献1や特許文献2では一体感がなく、特許文献3では一体感はあるがボリューム感がない等の問題がある。
【0008】
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、快適な走行感が期待でき、また一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質の向上、高級感が期待できる自動二輪車を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0010】
請求項1に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車である。
【0011】
この請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車である。
【0013】
この請求項2に記載の発明によれば、エアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記燃料タンクのガイド面と前記エアガイドのガイド面とを連続させたことを特徴とする自動二輪車である。
【0015】
この請求項3に記載の発明によれば、燃料タンクのガイド面とエアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部を有し、
前記左右両側のエアガイドの延出部による車幅方向の最大幅が、前記ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することを特徴とする自動二輪車である。
【0017】
この請求項4に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部による車幅方向の最大幅が、ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記エアガイドの上側端部と下側端部は、前記ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車である。
【0019】
この請求項5に記載の発明によれば、エアガイドの上側端部と下側端部は、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0020】
請求項6に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドの前外側端部と、前記フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、
近接または重ね合わせたことを特徴とする自動二輪車である。
【0021】
この請求項6に記載の発明によれば、左右のエアガイドの前外側端部と、フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドと、前記フロントカウルを正面視において、
前記左右のエアガイドの左右幅と前記フロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドの上下幅と前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドを下側にし、前記フロントカウルを上側にし、少なくとも一部を重ねて配置したことを特徴とする自動二輪車である。
【0023】
この請求項7に記載の発明によれば、左右のエアガイドと、フロントカウルを平面視において、左右のエアガイドとフロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドと前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドとフロントカウルの少なくとも一部を重ねて配置したことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、前記左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0025】
この請求項8に記載の発明によれば、左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0026】
請求項9に記載の発明は、前記左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって前記燃料タンクに取り付けることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0027】
この請求項9に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンクに取り付けることができる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、前記左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0029】
この請求項10に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することで、エアガイドの支持剛性が向上し、かつ凹面によってライダーの膝による保持が容易である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の自動二輪車の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
【0031】
図1は自動二輪車の側面図、図2は自動二輪車の平面図、図3はフロントカウル及びエアガイドの正面図、図4はエンジンを搭載した車体右側の側面図、図5は車体左側のサイドカバー組付部の側面図、図6はヘッドパイプ周りの側面図、図7はヘッドパイプ周りの平面図、図8は燃料タンク周りの側面図、図9は図8のA−A線に沿う断面図、図10は図8のB−B線に沿う断面図、図11は図8のC−C線に沿う断面図、図12は図8のD−D線に沿う断面図、図13は図8のE−E線に沿う断面図、図14は図8のF−F線に沿う断面図、図15は燃料タンクとエアガイドの側面図、図16は燃料タンクとエアガイドの側正面図、図17は図16のG−G線に沿う断面図、図18は図16のH−H線に沿う断面図、図19は図16のI−I線に沿う断面図、図20は図15のJ−J線に沿う断面図、図21は図15のK−K線に沿う断面図、図22は図15のL−L線に沿う断面図、図23は燃料タンクの側面図、図24は燃料タンクの底面図、図25は取付部の側面図、図26は外側エアガイドの側面図、図27は外側エアガイドの正面図、図28は図26のM−M線に沿う断面図、図29は図26のN−N線に沿う断面図、図30は図26のO−O線に沿う断面図、図31は図26のP−P線に沿う断面図、図32は内側エアガイドの側面図、図33は内側エアガイドの正面図、図34は図32のQ−Q線に沿う断面図、図35は図33のR−R線に沿う断面図、図36は図33のS−S線に沿う断面図、図37は図33のT−T線に沿う断面図、図38は図33のU−U線に沿う断面図、図39は図33のV−V線に沿う断面図、図40はフロントカウルの側面図、図41はフロントカウルの正面図である。
【0032】
この実施の形態の自動二輪車1は、ヘッドパイプ2の後側面上部から後方へ1本のメインフレーム3が僅かに下向きに延出するとともに、ヘッドパイプ2の後側面下部からは斜下向きにダウンチューブ4が延出している。メインフレーム3の後端からは斜下方へ左右一対のリヤアームブラケット5が延出し、また後方へ左右一対のシートレール6が延出し、この左右一対のリヤアームブラケット5と左右一対のシートレール6との間にバックステー7が連結され、これらで車体フレームを構成している。
【0033】
ヘッドパイプ2には、ステアリング軸8が旋回可能に設けられ、このステアリング軸8には上ブラケット9と下ブラケット10を介して左右一対のフロントフォーク11が設けられている。左右一対のフロントフォーク11の下端には、前輪12が軸支され、この前輪12の上方をフロントフェンダ13が覆い、このフロントフェンダ13は左右一対のフロントフォーク11に固定されている。
【0034】
上ブラケット9には、ハンドル14が取付具15によって取り付けられている。ヘッドパイプ2の前方はフロントカウル16に覆われ、このフロントカウル16は、カウル本体16aとフロントウインド16bからなっている。カウル本体16aの上部にフロントウインド16bに取り付けられている。
【0035】
このフロントカウル16は上ブラケット9と下ブラケット10に固定され、ハンドル14によって左右一対のフロントフォーク11と共に左右に旋回する。フロントカウル16の上部の左右両側にはフラッシャーライト18が取り付けられている。また、フロントカウル16には、計器類19が取り付けられている。
【0036】
メインフレーム3に上方から跨がるようにして燃料タンク20が搭載され、燃料タンク20の後方にシート21がシートレール6に支持されて設けられている。左右一対のリヤアームブラケット5には、ピボット軸22が設けられ、このピボット軸22にリヤアーム23の前端が上下に揺動可能に軸支され、リヤアーム23の後端に後輪24が軸支されている。リヤアーム23のは、リヤクッション25によってシートレール6に支持される。
【0037】
エンジン26が、エンジンケース26aの前側をダウンチューブ4に支持し、気筒26bをメインフレーム3に支持し、エンジンケース26aの後側をリヤアームブラケット5に支持して搭載されている。エンジン26の気筒26bの前側面から排気管27が延出し、排気管27は湾曲して車体右方を後方へ向い図示しないマフラーに接続される。気筒26bの後方にキャブレター28、キャブレター28の後方にエアクリーナ29が配置されている。
【0038】
エンジン26のエンジンケース26aの右側には、フートレストブラケット30が固定され、右側には、フートレストブラケット31が固定されている。また、燃料タンク20とシート21の前側下方の左右両側は、サイドカバー32,33で覆われ、シート21の左右両側下方側後側はテールカバー34,35及び接続カバー36で覆われ、後部にはテールランプ37が組み付けられている。後輪24の上方を覆うリヤフェンダ38はシートレール6に取り付けられている。
【0039】
車体フレームの左側には、図5に示すように、収納ボックス39が配置され、この収納ボックス39はリブ39aで複数の区画され、バッテリ40、電子部品41、医療品収納袋42等が側方から取り出し可能に収納されている。サイドカバー33には、内側に上下に取付ボス33a,33bが設けられ、前側に取付グロメット33cが設けられ、下側にロック孔33dが設けられている。このサイドカバー33は、取付ボス33a,33bを収納ボックス39の取付グロメット39b,39cに係合し、取付グロメット33cを収納ボックス39の取付ボス39dに係合し、ロック孔33dをバックステー7の固定具43にロック44に挿着し、収納ボックス39を覆うように取り付けられる。
【0040】
右側のサイドカバー32は、エアクリーナ29を覆うように取り付けられ、この取付はサイドカバー33と同様に取付ボス、取付グロメット、固定具によって取り付けられる。
【0041】
このような自動二輪車1において、燃料タンク20の左右両側にはエアガイド50が左右に張り出すようにして前方へ向け突設されている。
【0042】
燃料タンク20は、図23乃至図25に示すように、メインフレーム3を上方から跨ぐように下部が左右二又に垂下して正面視逆U字状をなしている。かかる形状の燃料タンク20は、メインフレーム3を跨ぐ内側の内壁20aと外側を覆う外壁20bとを合わせ各壁の外周縁のフランジ20a1,20b1同士を溶接してタンクを形成したものである。外壁20bの中央最高位置に給油口20cがあって燃料キャップ20dによって蓋をされるとともに内壁20aの最低位置に燃料コック20eが設けられている。
【0043】
左右に対向した内壁20aの前方部分にそれぞれ前方を切欠いて開口したブラケット20fが互いの方向に向って水平に突設され、図8及び図9に示すように、メインフレーム3に設けられた支持部材60にラバーブッシュ61に前方を開口したブラケット20fが後方より嵌合されるようになっている。こうして燃料タンク20の前方はラバーブッシュ61を介して車体フレームに支持される。
【0044】
燃料タンク20の後方取付部20gは、シートレール6に設けられた取付金具62にボルト63により取り付ける。
【0045】
このように、メインフレーム3に跨がるようにして燃料タンク20が前後を支持されて取付けられると、その左右前方にエアガイド50が取付けられる。
【0046】
左右のエアガイド50は左右対称であり、燃料タンク20の前側には、エアガイド取付部20h,20i,20jが設けられている。
【0047】
このエアガイド50は、外側エアガイド51と内側エアガイド52からなり、それぞれ樹脂で形成される。外側エアガイド51は、図26乃至図31に示すように、皿状に形成され、後側に凹面51aを有し、前側に凸面51bを有する。また、外側エアガイド51の後側に燃料タンク接続部51cが設けられ、前側にガイド接続部51dが設けられ、下方は開放される。
【0048】
内側エアガイド52は、図32乃至図39に示すように、湾曲した皿状に形成され、走行風をライダー側に導くガイド面52aと走行風をエンジン側に導くガイド面52bを有する。走行風をライダー側に導くガイド面52aは、中央部から上を斜め後ろ上方へ傾斜した面であり、エンジン側に導くガイド面52bは中央部から下を斜め後ろ下方へ傾斜した面であり、このエンジン側に導くガイド面52bには、走行風を導入する開口52cが形成されている。また、内側エアガイド52の内側に燃料タンク接続部52dが設けられ、外側にガイド接続部52eが設けられ、下方内側は取付部52fが形成されている。
【0049】
外側エアガイド51と内側エアガイド52の組付は、図8乃至図13に示すように、外側エアガイド51のガイド接続部51dと内側エアガイド52のガイド接続部52eとを突合せ、図10に示すように、下側を締付ボルト70によりカラー71を介して締め付け固定する。また、外側エアガイド51と内側エアガイド52の前側下部は、図11に示すように、取付部52gを取付部51eに突合せ締付ボルト72により締め付け固定し、前側中央部は、図14に示すように、取付部52hを取付部51fに突合せ締付ボルト73により締め付け固定する。
【0050】
外側エアガイド51及び内側エアガイド52の燃料タンク20への組付は、前側中央は、図14に示すように、内側エアガイド52の取付部52iをエアガイド取付部20iに突合せ締付ボルト74により締め付け固定し、上側は、図14に示すように、外側エアガイド51の取付部51gに設けられたブッシュ51hをエアガイド取付部20hに差し込み固定し、下側は、図12に示すように、外側エアガイド51の取付部51iをエアガイド取付部20jに差し込み固定する。
【0051】
左右両側のエアガイド50は、外側エアガイド51の取付部51gに設けられたブッシュ51hをエアガイド取付部20hに差し込み固定する上側取付部と、外側エアガイド51の取付部51iをエアガイド取付部20jに差し込み固定する下側取付部によって燃料タンク20に取り付け、左右両側のエアガイド50は、上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンク20に取り付けることができる。この上側取付部と下側取付部は、少なくとも一方で固定してもよい。
【0052】
この実施の形態では、エンジン26の上方でメインフレーム3に配設される燃料タンク20と、この燃料タンク20の左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイド50とを備えている。この燃料タンク20の前側には、図15乃至図22に示すように、走行風をライダー側に導くガイド面80を形成している。この実施の形態では、ガイド面80が燃料タンク20を構成する外壁20bに形成され、このガイド面80は、ヘッドパイプ2、フロントカウル16やハンドル14等の後方の所定範囲に形成される。燃料タンク20のガイド面80によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウル16やハンドル14等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0053】
また、エアガイド50の前側に走行風をライダー側に導くガイド面52aが形成されており、このガイド面52aと燃料タンク20のガイド面80とを連続させることで、燃料タンク20のガイド面80とエアガイド50のガイド面20aによって走行風をライダー側に導くことで、より確実にフロントカウル16やハンドル14等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0054】
また、この実施の形態の左右両側のエアガイド50は、図2及び図8に示すように、前側かつ車体外側へ延びる延出部50aを有し、この延出部50aによる車幅方向の最大幅L1が、ヘッドパイプ2のステアリング軸方向幅L2内に位置する。この左右両側のエアガイド50の延出部50aによる車幅方向の最大幅L1が、ヘッドパイプ2のステアリング軸方向幅L2内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0055】
また、エアガイド50の上側端部50bと下側端部50cは、ステアリング軸方向幅L2より上下方向に延びて位置しており、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0056】
また、燃料タンク20は左右に凹面20kを有し、この凹面20kをニーグリップ範囲としているが、左右両側のエアガイド50は、外側部の後側に凹面51aを有し、前側に凸面51bを有し、凹面51aを凹面20kと連続する面としてニーグリップ範囲を拡大し、ライダーの走行性能を向上させている。また、左右両側のエアガイド50は、凹面51aと凸面51b有することで、エアガイド50の支持剛性が向上する。
【0057】
この実施の形態では、図2に示すように、左右のエアガイド50の前外側端部50a1と、フロントカウル16の左右の後外側端部16cを平面視において、重ね合わせている。この実施の形態では、幅D1重ね合わせているが、重ね合わせないで近接させてもよく、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0058】
また、この実施の形態では、図3に示すように、左右のエアガイド50と、フロントカウル16を平面視において、左右のエアガイド50の左右幅D10とフロントカウル16の左右幅D20は略同じ幅であり、左右のエアガイド50の上下幅D11とフロントカウル16の上下幅D21は略同じ幅であり、左右のエアガイド50を下側にし、フロントカウル16を上側にし、少なくとも一部を重ねて配置している。この左右のエアガイド50と、フロントカウル16を正面視において、左右のエアガイド50とフロントカウル16を略同じ大きさで少なくとも一部を重ねて配置することで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0059】
このフロントカウル16は、図40及び図41に示すように、カウル本体16aにダウンチューブ4に取り付けられるホーン90と対応する位置に開口16a1が設けられ、警報の障害にならないようになっている。また、カウル本体16aの左右には、フラッシャーライト18の取付孔16a2が形成されている。
【0060】
また、左右のエアガイド50の下側を、車体内側に向けて延出させ、この延出部50dをダウンチューブ4に取り付けた支持ブラケット82で連結する。左右のエアガイド50の下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0061】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、燃料タンクのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0062】
請求項2に記載の発明では、エアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0063】
請求項3に記載の発明では、燃料タンクのガイド面とエアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0064】
請求項4に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部による車幅方向の最大幅が、ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0065】
請求項5に記載の発明では、エアガイドの上側端部と下側端部は、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0066】
請求項6に記載の発明では、左右のエアガイドの前外側端部と、フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0067】
請求項7に記載の発明では、左右のエアガイドと、フロントカウルを平面視において、左右のエアガイドとフロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドと前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドとフロントカウルの少なくとも一部を重ねて配置したことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0068】
請求項8に記載の発明では、左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0069】
請求項9に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンクに取り付けることができる。
【0070】
請求項10に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することで、エアガイドの支持剛性が向上し、かつ凹面によってライダーの膝による保持が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】フロントカウル及びエアガイドの正面図である。
【図4】エンジンを搭載した車体右側の側面図である。
【図5】車体左側のサイドカバー組付部の側面図である。
【図6】ヘッドパイプ周りの側面図である。
【図7】ヘッドパイプ周りの平面図である。
【図8】燃料タンク周りの側面図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のB−B線に沿う断面図である。
【図11】図8のC−C線に沿う断面図である。
【図12】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図13】図8のE−E線に沿う断面図である。
【図14】図8のF−F線に沿う断面図である。
【図15】燃料タンクとエアガイドの側面図である。
【図16】燃料タンクとエアガイドの側正面図である。
【図17】図15のG−G線に沿う断面図である。
【図18】図15のH−H線に沿う断面図である。
【図19】図15のI−I線に沿う断面図である。
【図20】図15のJ−J線に沿う断面図である。
【図21】図15のK−K線に沿う断面図である。
【図22】図15のL−L線に沿う断面図である。
【図23】燃料タンクの側面図である。
【図24】燃料タンクの底面図である。
【図25】取付部の側面図である。
【図26】外側エアガイドの側面図である。
【図27】外側エアガイドの正面図である。
【図28】図19のM−M線に沿う断面図である。
【図29】図19のN−N線に沿う断面図である。
【図30】図19のO−O線に沿う断面図である。
【図31】図19のP−P線に沿う断面図である。
【図32】内側エアガイドの側面図である。
【図33】内側エアガイドの正面図である。
【図34】図32のQ−Q線に沿う断面図である。
【図35】図33のR−R線に沿う断面図である。
【図36】図33のS−S線に沿う断面図である。
【図37】図33のT−T線に沿う断面図である。
【図38】図33のU−U線に沿う断面図である。
【図39】図33のV−V線に沿う断面図である。
【図40】フロントカウルの側面図である。
【図41】フロントカウルの正面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 ヘッドパイプ
3 メインフレーム
8 ステアリング軸
20 燃料タンク
26 エンジン
50 エアガイド
80 ガイド面
【発明の属する技術分野】
この発明は、燃料タンクの左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイドを備える自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動二輪車には、走行時に前方からの空気を集めてエンジンに導入するものがある(例えば、特許文献1〜3)。例えば、特許文献1は、ダウンチューブに冷却風誘導箱を取り付け、特許文献2は、燃料タンクからシュラウドを羽根のように外側に突出させて取り付け、特許文献3は、エンジンの気筒の上方を覆うように設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭60−94818号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平5−69872号公報
【0005】
【特許文献1】
特開平7−69262号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、エンジン側に走行風を導くことが行なわれているが、ライダーの前方にはフロントカウルが配置され、このフロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が生じてライダーに不快感を与えるおそれがある。
【0007】
また、自動二輪車には、低コストで燃料タンク周りの外観品質の向上が要望され、あるいは車体にボリューム感を演出して高級感を持たせる傾向があるが、特許文献1や特許文献2では一体感がなく、特許文献3では一体感はあるがボリューム感がない等の問題がある。
【0008】
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、快適な走行感が期待でき、また一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質の向上、高級感が期待できる自動二輪車を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0010】
請求項1に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車である。
【0011】
この請求項1に記載の発明によれば、燃料タンクのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車である。
【0013】
この請求項2に記載の発明によれば、エアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記燃料タンクのガイド面と前記エアガイドのガイド面とを連続させたことを特徴とする自動二輪車である。
【0015】
この請求項3に記載の発明によれば、燃料タンクのガイド面とエアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部を有し、
前記左右両側のエアガイドの延出部による車幅方向の最大幅が、前記ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することを特徴とする自動二輪車である。
【0017】
この請求項4に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部による車幅方向の最大幅が、ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、前記エアガイドの上側端部と下側端部は、前記ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車である。
【0019】
この請求項5に記載の発明によれば、エアガイドの上側端部と下側端部は、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0020】
請求項6に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドの前外側端部と、前記フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、
近接または重ね合わせたことを特徴とする自動二輪車である。
【0021】
この請求項6に記載の発明によれば、左右のエアガイドの前外側端部と、フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドと、前記フロントカウルを正面視において、
前記左右のエアガイドの左右幅と前記フロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドの上下幅と前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドを下側にし、前記フロントカウルを上側にし、少なくとも一部を重ねて配置したことを特徴とする自動二輪車である。
【0023】
この請求項7に記載の発明によれば、左右のエアガイドと、フロントカウルを平面視において、左右のエアガイドとフロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドと前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドとフロントカウルの少なくとも一部を重ねて配置したことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、前記左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0025】
この請求項8に記載の発明によれば、左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0026】
請求項9に記載の発明は、前記左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって前記燃料タンクに取り付けることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0027】
この請求項9に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンクに取り付けることができる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、前記左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
【0029】
この請求項10に記載の発明によれば、左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することで、エアガイドの支持剛性が向上し、かつ凹面によってライダーの膝による保持が容易である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の自動二輪車の実施の形態を図面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。また、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明の用語はこれに限定されない。
【0031】
図1は自動二輪車の側面図、図2は自動二輪車の平面図、図3はフロントカウル及びエアガイドの正面図、図4はエンジンを搭載した車体右側の側面図、図5は車体左側のサイドカバー組付部の側面図、図6はヘッドパイプ周りの側面図、図7はヘッドパイプ周りの平面図、図8は燃料タンク周りの側面図、図9は図8のA−A線に沿う断面図、図10は図8のB−B線に沿う断面図、図11は図8のC−C線に沿う断面図、図12は図8のD−D線に沿う断面図、図13は図8のE−E線に沿う断面図、図14は図8のF−F線に沿う断面図、図15は燃料タンクとエアガイドの側面図、図16は燃料タンクとエアガイドの側正面図、図17は図16のG−G線に沿う断面図、図18は図16のH−H線に沿う断面図、図19は図16のI−I線に沿う断面図、図20は図15のJ−J線に沿う断面図、図21は図15のK−K線に沿う断面図、図22は図15のL−L線に沿う断面図、図23は燃料タンクの側面図、図24は燃料タンクの底面図、図25は取付部の側面図、図26は外側エアガイドの側面図、図27は外側エアガイドの正面図、図28は図26のM−M線に沿う断面図、図29は図26のN−N線に沿う断面図、図30は図26のO−O線に沿う断面図、図31は図26のP−P線に沿う断面図、図32は内側エアガイドの側面図、図33は内側エアガイドの正面図、図34は図32のQ−Q線に沿う断面図、図35は図33のR−R線に沿う断面図、図36は図33のS−S線に沿う断面図、図37は図33のT−T線に沿う断面図、図38は図33のU−U線に沿う断面図、図39は図33のV−V線に沿う断面図、図40はフロントカウルの側面図、図41はフロントカウルの正面図である。
【0032】
この実施の形態の自動二輪車1は、ヘッドパイプ2の後側面上部から後方へ1本のメインフレーム3が僅かに下向きに延出するとともに、ヘッドパイプ2の後側面下部からは斜下向きにダウンチューブ4が延出している。メインフレーム3の後端からは斜下方へ左右一対のリヤアームブラケット5が延出し、また後方へ左右一対のシートレール6が延出し、この左右一対のリヤアームブラケット5と左右一対のシートレール6との間にバックステー7が連結され、これらで車体フレームを構成している。
【0033】
ヘッドパイプ2には、ステアリング軸8が旋回可能に設けられ、このステアリング軸8には上ブラケット9と下ブラケット10を介して左右一対のフロントフォーク11が設けられている。左右一対のフロントフォーク11の下端には、前輪12が軸支され、この前輪12の上方をフロントフェンダ13が覆い、このフロントフェンダ13は左右一対のフロントフォーク11に固定されている。
【0034】
上ブラケット9には、ハンドル14が取付具15によって取り付けられている。ヘッドパイプ2の前方はフロントカウル16に覆われ、このフロントカウル16は、カウル本体16aとフロントウインド16bからなっている。カウル本体16aの上部にフロントウインド16bに取り付けられている。
【0035】
このフロントカウル16は上ブラケット9と下ブラケット10に固定され、ハンドル14によって左右一対のフロントフォーク11と共に左右に旋回する。フロントカウル16の上部の左右両側にはフラッシャーライト18が取り付けられている。また、フロントカウル16には、計器類19が取り付けられている。
【0036】
メインフレーム3に上方から跨がるようにして燃料タンク20が搭載され、燃料タンク20の後方にシート21がシートレール6に支持されて設けられている。左右一対のリヤアームブラケット5には、ピボット軸22が設けられ、このピボット軸22にリヤアーム23の前端が上下に揺動可能に軸支され、リヤアーム23の後端に後輪24が軸支されている。リヤアーム23のは、リヤクッション25によってシートレール6に支持される。
【0037】
エンジン26が、エンジンケース26aの前側をダウンチューブ4に支持し、気筒26bをメインフレーム3に支持し、エンジンケース26aの後側をリヤアームブラケット5に支持して搭載されている。エンジン26の気筒26bの前側面から排気管27が延出し、排気管27は湾曲して車体右方を後方へ向い図示しないマフラーに接続される。気筒26bの後方にキャブレター28、キャブレター28の後方にエアクリーナ29が配置されている。
【0038】
エンジン26のエンジンケース26aの右側には、フートレストブラケット30が固定され、右側には、フートレストブラケット31が固定されている。また、燃料タンク20とシート21の前側下方の左右両側は、サイドカバー32,33で覆われ、シート21の左右両側下方側後側はテールカバー34,35及び接続カバー36で覆われ、後部にはテールランプ37が組み付けられている。後輪24の上方を覆うリヤフェンダ38はシートレール6に取り付けられている。
【0039】
車体フレームの左側には、図5に示すように、収納ボックス39が配置され、この収納ボックス39はリブ39aで複数の区画され、バッテリ40、電子部品41、医療品収納袋42等が側方から取り出し可能に収納されている。サイドカバー33には、内側に上下に取付ボス33a,33bが設けられ、前側に取付グロメット33cが設けられ、下側にロック孔33dが設けられている。このサイドカバー33は、取付ボス33a,33bを収納ボックス39の取付グロメット39b,39cに係合し、取付グロメット33cを収納ボックス39の取付ボス39dに係合し、ロック孔33dをバックステー7の固定具43にロック44に挿着し、収納ボックス39を覆うように取り付けられる。
【0040】
右側のサイドカバー32は、エアクリーナ29を覆うように取り付けられ、この取付はサイドカバー33と同様に取付ボス、取付グロメット、固定具によって取り付けられる。
【0041】
このような自動二輪車1において、燃料タンク20の左右両側にはエアガイド50が左右に張り出すようにして前方へ向け突設されている。
【0042】
燃料タンク20は、図23乃至図25に示すように、メインフレーム3を上方から跨ぐように下部が左右二又に垂下して正面視逆U字状をなしている。かかる形状の燃料タンク20は、メインフレーム3を跨ぐ内側の内壁20aと外側を覆う外壁20bとを合わせ各壁の外周縁のフランジ20a1,20b1同士を溶接してタンクを形成したものである。外壁20bの中央最高位置に給油口20cがあって燃料キャップ20dによって蓋をされるとともに内壁20aの最低位置に燃料コック20eが設けられている。
【0043】
左右に対向した内壁20aの前方部分にそれぞれ前方を切欠いて開口したブラケット20fが互いの方向に向って水平に突設され、図8及び図9に示すように、メインフレーム3に設けられた支持部材60にラバーブッシュ61に前方を開口したブラケット20fが後方より嵌合されるようになっている。こうして燃料タンク20の前方はラバーブッシュ61を介して車体フレームに支持される。
【0044】
燃料タンク20の後方取付部20gは、シートレール6に設けられた取付金具62にボルト63により取り付ける。
【0045】
このように、メインフレーム3に跨がるようにして燃料タンク20が前後を支持されて取付けられると、その左右前方にエアガイド50が取付けられる。
【0046】
左右のエアガイド50は左右対称であり、燃料タンク20の前側には、エアガイド取付部20h,20i,20jが設けられている。
【0047】
このエアガイド50は、外側エアガイド51と内側エアガイド52からなり、それぞれ樹脂で形成される。外側エアガイド51は、図26乃至図31に示すように、皿状に形成され、後側に凹面51aを有し、前側に凸面51bを有する。また、外側エアガイド51の後側に燃料タンク接続部51cが設けられ、前側にガイド接続部51dが設けられ、下方は開放される。
【0048】
内側エアガイド52は、図32乃至図39に示すように、湾曲した皿状に形成され、走行風をライダー側に導くガイド面52aと走行風をエンジン側に導くガイド面52bを有する。走行風をライダー側に導くガイド面52aは、中央部から上を斜め後ろ上方へ傾斜した面であり、エンジン側に導くガイド面52bは中央部から下を斜め後ろ下方へ傾斜した面であり、このエンジン側に導くガイド面52bには、走行風を導入する開口52cが形成されている。また、内側エアガイド52の内側に燃料タンク接続部52dが設けられ、外側にガイド接続部52eが設けられ、下方内側は取付部52fが形成されている。
【0049】
外側エアガイド51と内側エアガイド52の組付は、図8乃至図13に示すように、外側エアガイド51のガイド接続部51dと内側エアガイド52のガイド接続部52eとを突合せ、図10に示すように、下側を締付ボルト70によりカラー71を介して締め付け固定する。また、外側エアガイド51と内側エアガイド52の前側下部は、図11に示すように、取付部52gを取付部51eに突合せ締付ボルト72により締め付け固定し、前側中央部は、図14に示すように、取付部52hを取付部51fに突合せ締付ボルト73により締め付け固定する。
【0050】
外側エアガイド51及び内側エアガイド52の燃料タンク20への組付は、前側中央は、図14に示すように、内側エアガイド52の取付部52iをエアガイド取付部20iに突合せ締付ボルト74により締め付け固定し、上側は、図14に示すように、外側エアガイド51の取付部51gに設けられたブッシュ51hをエアガイド取付部20hに差し込み固定し、下側は、図12に示すように、外側エアガイド51の取付部51iをエアガイド取付部20jに差し込み固定する。
【0051】
左右両側のエアガイド50は、外側エアガイド51の取付部51gに設けられたブッシュ51hをエアガイド取付部20hに差し込み固定する上側取付部と、外側エアガイド51の取付部51iをエアガイド取付部20jに差し込み固定する下側取付部によって燃料タンク20に取り付け、左右両側のエアガイド50は、上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンク20に取り付けることができる。この上側取付部と下側取付部は、少なくとも一方で固定してもよい。
【0052】
この実施の形態では、エンジン26の上方でメインフレーム3に配設される燃料タンク20と、この燃料タンク20の左右両側に配置されるエンジン側に走行風を導くエアガイド50とを備えている。この燃料タンク20の前側には、図15乃至図22に示すように、走行風をライダー側に導くガイド面80を形成している。この実施の形態では、ガイド面80が燃料タンク20を構成する外壁20bに形成され、このガイド面80は、ヘッドパイプ2、フロントカウル16やハンドル14等の後方の所定範囲に形成される。燃料タンク20のガイド面80によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウル16やハンドル14等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0053】
また、エアガイド50の前側に走行風をライダー側に導くガイド面52aが形成されており、このガイド面52aと燃料タンク20のガイド面80とを連続させることで、燃料タンク20のガイド面80とエアガイド50のガイド面20aによって走行風をライダー側に導くことで、より確実にフロントカウル16やハンドル14等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0054】
また、この実施の形態の左右両側のエアガイド50は、図2及び図8に示すように、前側かつ車体外側へ延びる延出部50aを有し、この延出部50aによる車幅方向の最大幅L1が、ヘッドパイプ2のステアリング軸方向幅L2内に位置する。この左右両側のエアガイド50の延出部50aによる車幅方向の最大幅L1が、ヘッドパイプ2のステアリング軸方向幅L2内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0055】
また、エアガイド50の上側端部50bと下側端部50cは、ステアリング軸方向幅L2より上下方向に延びて位置しており、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0056】
また、燃料タンク20は左右に凹面20kを有し、この凹面20kをニーグリップ範囲としているが、左右両側のエアガイド50は、外側部の後側に凹面51aを有し、前側に凸面51bを有し、凹面51aを凹面20kと連続する面としてニーグリップ範囲を拡大し、ライダーの走行性能を向上させている。また、左右両側のエアガイド50は、凹面51aと凸面51b有することで、エアガイド50の支持剛性が向上する。
【0057】
この実施の形態では、図2に示すように、左右のエアガイド50の前外側端部50a1と、フロントカウル16の左右の後外側端部16cを平面視において、重ね合わせている。この実施の形態では、幅D1重ね合わせているが、重ね合わせないで近接させてもよく、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0058】
また、この実施の形態では、図3に示すように、左右のエアガイド50と、フロントカウル16を平面視において、左右のエアガイド50の左右幅D10とフロントカウル16の左右幅D20は略同じ幅であり、左右のエアガイド50の上下幅D11とフロントカウル16の上下幅D21は略同じ幅であり、左右のエアガイド50を下側にし、フロントカウル16を上側にし、少なくとも一部を重ねて配置している。この左右のエアガイド50と、フロントカウル16を正面視において、左右のエアガイド50とフロントカウル16を略同じ大きさで少なくとも一部を重ねて配置することで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0059】
このフロントカウル16は、図40及び図41に示すように、カウル本体16aにダウンチューブ4に取り付けられるホーン90と対応する位置に開口16a1が設けられ、警報の障害にならないようになっている。また、カウル本体16aの左右には、フラッシャーライト18の取付孔16a2が形成されている。
【0060】
また、左右のエアガイド50の下側を、車体内側に向けて延出させ、この延出部50dをダウンチューブ4に取り付けた支持ブラケット82で連結する。左右のエアガイド50の下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0061】
【発明の効果】
前記したように、請求項1に記載の発明では、燃料タンクのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0062】
請求項2に記載の発明では、エアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0063】
請求項3に記載の発明では、燃料タンクのガイド面とエアガイドのガイド面によって走行風をライダー側に導くことで、フロントカウルやハンドル等の後方で走行風の乱流が軽減され、ライダーは快適な走行感が得られる。
【0064】
請求項4に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部による車幅方向の最大幅が、ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することで、側面から見て一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0065】
請求項5に記載の発明では、エアガイドの上側端部と下側端部は、ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することで、ボリューム感がある。
【0066】
請求項6に記載の発明では、左右のエアガイドの前外側端部と、フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、近接または重ね合わせたことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0067】
請求項7に記載の発明では、左右のエアガイドと、フロントカウルを平面視において、左右のエアガイドとフロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドと前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、左右のエアガイドとフロントカウルの少なくとも一部を重ねて配置したことで、一体感、ボリューム感があり、低コストで外観品質が向上し、高級感が期待できる。
【0068】
請求項8に記載の発明では、左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことで、車体内側の隙間が軽減して外観性が向上し、かつ面が増加して支持剛性が向上する。
【0069】
請求項9に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって強固に燃料タンクに取り付けることができる。
【0070】
請求項10に記載の発明では、左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することで、エアガイドの支持剛性が向上し、かつ凹面によってライダーの膝による保持が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】フロントカウル及びエアガイドの正面図である。
【図4】エンジンを搭載した車体右側の側面図である。
【図5】車体左側のサイドカバー組付部の側面図である。
【図6】ヘッドパイプ周りの側面図である。
【図7】ヘッドパイプ周りの平面図である。
【図8】燃料タンク周りの側面図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のB−B線に沿う断面図である。
【図11】図8のC−C線に沿う断面図である。
【図12】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図13】図8のE−E線に沿う断面図である。
【図14】図8のF−F線に沿う断面図である。
【図15】燃料タンクとエアガイドの側面図である。
【図16】燃料タンクとエアガイドの側正面図である。
【図17】図15のG−G線に沿う断面図である。
【図18】図15のH−H線に沿う断面図である。
【図19】図15のI−I線に沿う断面図である。
【図20】図15のJ−J線に沿う断面図である。
【図21】図15のK−K線に沿う断面図である。
【図22】図15のL−L線に沿う断面図である。
【図23】燃料タンクの側面図である。
【図24】燃料タンクの底面図である。
【図25】取付部の側面図である。
【図26】外側エアガイドの側面図である。
【図27】外側エアガイドの正面図である。
【図28】図19のM−M線に沿う断面図である。
【図29】図19のN−N線に沿う断面図である。
【図30】図19のO−O線に沿う断面図である。
【図31】図19のP−P線に沿う断面図である。
【図32】内側エアガイドの側面図である。
【図33】内側エアガイドの正面図である。
【図34】図32のQ−Q線に沿う断面図である。
【図35】図33のR−R線に沿う断面図である。
【図36】図33のS−S線に沿う断面図である。
【図37】図33のT−T線に沿う断面図である。
【図38】図33のU−U線に沿う断面図である。
【図39】図33のV−V線に沿う断面図である。
【図40】フロントカウルの側面図である。
【図41】フロントカウルの正面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 ヘッドパイプ
3 メインフレーム
8 ステアリング軸
20 燃料タンク
26 エンジン
50 エアガイド
80 ガイド面
Claims (10)
- ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車。 - ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成したことを特徴とする自動二輪車。 - ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記燃料タンクの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記エアガイドの前側に走行風をライダー側に導くガイド面を形成し、
前記燃料タンクのガイド面と前記エアガイドのガイド面とを連続させたことを特徴とする自動二輪車。 - ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドとを備える自動二輪車であり、
前記左右両側のエアガイドは、前側かつ車体外側へ延びる延出部を有し、
前記左右両側のエアガイドの延出部による車幅方向の最大幅が、前記ヘッドパイプのステアリング軸方向幅内に位置することを特徴とする自動二輪車。 - 前記エアガイドの上側端部と下側端部は、前記ステアリング軸方向幅より上下方向に延びて位置することを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車。
- ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドの前外側端部と、前記フロントカウルの左右の後外側端部を平面視において、
近接または重ね合わせたことを特徴とする自動二輪車。 - ステアリング軸が旋回可能に設けられるヘッドパイプと、このヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、エンジンの上方で前記メインフレームに配設される燃料タンクと、この燃料タンクの左右両側に配置される前記エンジン側に走行風を導くエアガイドと、前記ステアリング軸を旋回するハンドルと一体に旋回するフロントカウルを備える自動二輪車であり、
前記左右のエアガイドと、前記フロントカウルを正面視において、
前記左右のエアガイドの左右幅と前記フロントカウルの左右幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドの上下幅と前記フロントカウルの上下幅は略同じ幅であり、
前記左右のエアガイドを下側にし、前記フロントカウルを上側にし、少なくとも一部を重ねて配置したことを特徴とする自動二輪車。 - 前記左右のエアガイドの下側を、車体内側に向けて延出させたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
- 前記左右両側のエアガイドは、少なくとも上側取付部と下側取付部によって前記燃料タンクに取り付けることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
- 前記左右両側のエアガイドは、外側部の後側に凹面を有し、前側に凸面を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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