JP2012051445A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シュラウドを燃料タンクに取付ける場合に、締付に係る作業性を高めることができる自動二輪車を提供することを課題とする。
【解決手段】自動二輪車10は、燃料タンク31の側壁の一部を覆うシュラウド51を備えている。シュラウド51を取付けるシュラウド取付部63は、燃料タンク31から延びるタンクステー71と、このタンクステー71に着脱自在に設けられるコ字部材72と、このコ字部材72の一側の面に溶接されシュラウド51が当たるカラー75と、コ字部材72の反対側の面に溶接されるウエルドナット76と、これらのウエルドナット76及びカラー75を貫通しシュラウド51をタンクステー71に締結する締結部材77とからなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、燃料タンクにシュラウドが備えられている自動二輪車に関する。
燃料タンクに、燃料タンクの側壁を覆うカバー部材としてのシュラウドが備えられている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図7)参照。)。
特許文献1の図7に示されるように、鞍乗型車両の燃料タンク(100)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)から、ステー部(171)が延ばされ、このステー部(171)に凸状部(170)が固着され、この凸状部(170)にグロメット(304)を介してシュラウド(200L)が取付けられている。
凸状部(170)に雌ねじ部(170a)が設けられており、車両前方から後方へ雌ねじ部(170a)にボルト(303)をねじ込んでシュラウド(200L)を燃料タンク(100)へ締結する。
この場合に、雌ねじ部(170a)は、シュラウド(200L)と燃料タンク(100)の隙間に設けられており、ボルト(303)をねじ込む際に締付位置が見え難い。締付作業の点から、構造的に改良の余地がある。
特開2009−214623公報
本発明は、シュラウドを燃料タンクに取付ける場合に、締付に係る作業性を高めることができる自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームを跨ぐように配置される燃料タンクと、この燃料タンクの左右側壁の一部を覆うシュラウドと、が備えられている自動二輪車において、シュラウドは、シュラウド取付部により燃料タンクの前部に取付けられ、シュラウド取付部は、燃料タンクから延びるタンクステーと、このタンクステーを挟むようにして着脱自在に設けられるコ字部材と、このコ字部材の一側の面に溶接されシュラウドに当てるカラーと、コ字部材の反対側の面に溶接されるウエルドナットと、シュラウド、カラー、コ字部材及びタンクステーを貫通させ、ウエルドナットにねじ込むことでシュラウドをタンクステーに締結する締結部材と、からなり、シュラウド取付部は、車両側面視で、燃料タンクの構成部材が接合されるシーム部と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、カラーは、シュラウドに開けた孔部に係合する段付き部を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、シュラウド取付部の上方位置にて、シュラウドから燃料タンク側へ庇を延ばし、この庇により、シュラウド取付部が上方から見ることを防止するようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、コ字部材は、一対のフランジ部とこれらのフランジ部の一端間をつなぐ連結部とからなり、この連結部に嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に嵌合する突起がタンクステーに設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、シュラウド取付部の後方位置で燃料タンクに、シュラウドの後部がラバーを介して差し込まれるシュラウド差込部が備えられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、シュラウド取付部は、車両側面視で、燃料タンクの構成部材が接合されるシーム部と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、燃料タンクのうち、シュラウドが取付けられる部位には、凹部が形成され、この凹部にシュラウドが収められるように取付けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、シュラウドと燃料タンクの間に、走行風を通す隙間が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シュラウドは、シュラウド取付部により燃料タンクの前部に取付けられている。シュラウド取付部は、タンクステーと、このタンクステー着脱自在に設けられるコ字部材と、このコ字部材の一側の面に溶接されシュラウドに当てるカラーと、コ字部材の反対側の面に溶接されるウエルドナットと、シュラウド、ステー、コ字部材及びタンクステーを貫通させ、ウエルドナットにねじ込むことでシュラウドをタンクステーに締結する締結部材とからなる。
組付け要領として、タンクステーにコ字部材を挟むようにして取付ける。次に、カラーにシュラウドを当て、締結部材をシュラウド、ステー、コ字部材及びタンクステーへ貫通させ、ウエルドナットにねじ込む。
コ字部材はタンクステーに仮止めされ、コ字部材はウエルドナットが溶接されているため、コ字部材やウエルドナットを押さえることなく締結部材の締付作業が行える。例えば、片手作業のみでの締結作業も可能となり、締結部材の締付に係る作業性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、カラーの段付き部にシュラウドの孔部を位置合わせするだけで、締結穴にシュラウドの穴を位置合わせする作業が済む。このため、シュラウドの穴を締結穴に位置合わせする作業が容易なものとなり、締結部材の締結にかかる作業性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、シュラウド取付部の上方位置にて、シュラウドから燃料タンク側へ庇が延ばされている。このような庇であれば、シュラウド取付部を隠すことができる。シュラウド取付部が見えなくなるので、車両の外観性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、タンクステーに突起が設けられ、この突起に嵌合する嵌合穴がコ字部材に設けられている。嵌合穴に突起を嵌めることにより、燃料タンクにシュラウドを組付ける際に、コ字部材の回り止めをさせることができる。従って、締結部材の締結にかかる作業性を一層高めることができる。
請求項5に係る発明では、シュラウド取付部の後方位置で燃料タンクに、シュラウド差込部が備えられている。
シュラウドは、シュラウド差込部に取付けられ、燃料タンクに仮止めされた後に、シュラウド取付部で固定される。このようなシュラウドであれば、シュラウドを押さえる必要がないため、締結作業を容易に行うことができる。
また、ラバーによる吸振作用が期待できるため、シュラウドの振動を抑えることができる。
請求項6に係る発明では、コ字部材はタンクステーに着脱可能に取付けられているので、車両側面視で、シュラウド取付部が、シーム部と重なる位置に配置されている場合であっても、コ字部材が外された状態であれば、シーム溶接が可能になる。
上記構成により、燃料タンクの端部に設けられているシーム部の近傍に、シュラウド取付部を配置することができる。
請求項7に係る発明では、燃料タンクの凹部に、シュラウドが収められるように取付けられている。シュラウド組付けの際に、凹部にシュラウドを容易に位置合わせすることができるため、締付け作業が容易になる。
また、シュラウドは、燃料タンクの外側に張り出さないようにして取付けられているので、燃料タンクをスリムにすることができる。
請求項8に係る発明では、シュラウドと燃料タンクの間に、隙間が形成されている。
シュラウドと燃料タンクの間に車両前方から入った風は、シュラウドと燃料タンクの間に形成されている隙間を通り、燃料タンクの車両後方へ円滑に流すことができる。従って、走行風の乱れが抑えられる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部側面図である。 シュラウド取付部の構造を説明する斜視図である。 コ字部材の嵌合穴をタンクステーの突起に嵌合させることを説明する図である。 シュラウドに開けた孔部をカラーの段付き部に係合させることを説明する図である。 シュラウドの前部に設けられているリブを説明する正面図である。 図2の7−7線断面図である。 図2の8−8線断面図である。 図2の9−9線断面図である。 シュラウドの取付要領を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、ヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から車両後方へ延ばされるメインフレーム12と、ヘッドパイプ11から車両斜め後ろ後方へ延ばされるダウンフレーム13と、メインフレーム12の下端から下方へ延ばされる左右一対のピボットフレーム15L、15R(図手前側の符号15Lのみ示す。)と、メインフレーム12の後部から車両後方へ延ばされる左右一対のシートレール16L、16R(図手前側の符号16Lのみ示す。)と、これらの左右一対のシートレール16L、16Rの中間部と左右一対のピボットフレーム15L、15Rの間に各々渡され左右一対のシートレール16L、16Rを各々支持する左右一対のサポートステー17L、17R(図手前側の符号17Lのみ示す。)とから車体フレーム20を構成し、ヘッドパイプ11に、前輪21と、この前輪21を支持するフロントフォーク22と、このフロントフォーク22の上端に取付けられる操向ハンドル23とを含む前輪操向系24を操向可能に設け、ダウンフレーム13とピボットフレーム15L、15Rとにエンジン25を懸架し、ピボットフレーム15L、15Rからピボット軸26を介して車両後方にスイングアーム27を延ばし、このスイングアーム27の後端にチェーン28を介してエンジン25の駆動力が伝達される後輪29を設け、ヘッドパイプ11の車両後方位置でメインフレーム12に燃料タンク31を載せ、この燃料タンク31の車両後方側で左右一対のシートレール16L、16Rに乗員シート32を載置してなる車両である。
燃料タンク31は、車体フレーム20の構成要素としてのメインフレーム12を跨ぐように配置されている。燃料タンク31に、燃料タンク31の左右側壁の一部を覆うカバー部材としてのシュラウド51L、51R(図手前側の符号51Lのみ示す。)が取付けられている。
次に、車両前部の構造について説明する。
フロントフォーク22の前方にフロントカウル36が配置され、このフロントカウル36にヘッドライト37が設けられ、このヘッドライト37の下方位置にてフロントカウル36には、ライセンスプレート38が取付けられるライセンスプレートステー39が設けられている。フロントカウル36から車両斜め後ろ上方へウインドスクリーン41が延ばされている。フロントカウル36の左右側面にから車幅方向外方へ左右の前ウインカ42L、42R(図手前側の符号42Lのみ示す。)が延ばされている。前輪21の上方位置でフロントフォーク22にフロントフェンダ45が取付けられている。
次に、車両後部の構造について説明する。
乗員シート32の下方位置で燃料タンク31の後部から車両後方へ左右一対のサイドカウル47L、47R(図手前側の符号47Lのみ示す。)が各々延ばされ、この左右一対のサイドカウル47L、47Rの後端に連続するように車両後方へ左右一対のリヤカウル48L、48R(図手前側の符号48Lのみ示す。)が各々延ばされている。また、左右一対のサイドカウル47L、47Rの下端に、左右一対のセンタカウル49L、49R(図手前側の符号49Lのみ示す。)がピボットフレーム15L、15Rに沿って各々下方へ延ばされている。
左右一対のリヤカウル48L、48Rの下方で後輪29の上方にリヤフェンダ46が配置され、このリヤフェンダ46の上方で乗員シート32の後部にグラブレール51が設けられ、このグラブレール51の後方にテールライト52が配置されている。
次に、カバー部材の一要素であるシュラウドの取付構造について説明する。
図2に示されているように、燃料タンクの前部61にシュラウドを取付けるシュラウド取付部63が設けられている。シュラウド51Lは、シュラウド取付部63により燃料タンクの前部61に取付けられている。
上記に加えて、シュラウド取付部63の車両後方位置で燃料タンク31に、シュラウド51Lの後部が差し込まれるシュラウド差込部64が備えられている。
シュラウド差込部64は、第1爪部67と、この第1爪部67の下方に設けられている第2爪部68とからなる。
なお、シュラウド取付部63は、車両側面視で、燃料タンク31の構成部材が接合されるシーム部65と重なる位置に配置されている。
以上、燃料タンク31の左側面に設けられている左シュラウド51Lの取付構造について説明したが、燃料タンク31の右側面に設けられている右シュラウド51Rの取付構造については、車幅方向中心線に対して左右対称に配置されている他、変わるところはなく説明を省略する。
以下、必要な部分以外については、左シュラウド51Lと、右シュラウド51Rを単にシュラウド51として説明を行う場合があり、シュラウド取付部及びシュラウド差込部の関連要素についても左右で差がない要素については左右を分けることなく説明を行う。
次に、シュラウド取付部について説明する。
図3に示されているように、シュラウド取付部63は、燃料タンク31から延びるタンクステー71と、このタンクステー71を挟むようにして着脱自在に設けられるコ字部材72と、このコ字部材の一側の面73に溶接されシュラウド51に当てるカラー75と、コ字部材の反対側の面74に溶接されるウエルドナット76と、シュラウド51、タンクステー71、コ字部材72及びタンクステー71を貫通させ、ウエルドナット76にねじ込むことでシュラウド51をタンクステー71に締結する締結部材77とからなる。
タンクステー71は、燃料タンク31の側面に固着されるベース部81と、このベース部81に固着されコ字部材72が差し込まれる突設部82と、からなる。
突設部82は、L字部83と、このL字部83の一端に渡されL字部83を補強する補強部84とからなる。
図4に示されているように、コ字部材72は、一対のフランジ部85、86とこれらのフランジ部85、86の一端間をつなぐ連結部87とからなる。
連結部87に嵌合穴91が設けられ、この嵌合穴91に嵌合する突起92がタンクステー71のL字部83に設けられている。
コ字部材の一側の面73を構成するフランジ部85(一側のフランジ85)には、カラー75が溶接され、コ字部材の反対側の面74を構成するフランジ部86(他側のフランジ86)には、ウエルドナット76が溶接されている。このような、カラー75とウエルドナット76とを一体化させたコ字部材72を図矢印aの如く、突設部82のL字部83の一側を構成する突設片に差し込むことで、コ字部材72、カラー75及びウエルドナット76をタンクステー71に取付ける。
図5に示されているように、カラー75は、シュラウド51に開けた孔部93が係合する段付き部94を有する。シュラウド51はタンクステー71へ締結部材77によって取付けられている。
図4の状態でシュラウド51の孔部93をカラー75の先端に形成した段付き部94に嵌め、車体の外方から締結部材77を図矢印bの如く差し込み、シュラウド51、カラー75、コ字部材72及びタンクステー71を貫通させ、ウエルドナット76にねじ込むことでシュラウド51をタンクステー71に締結するようにした。
本実施例において、カラー75の長さLを変化させることにより、シュラウド51の取付位置の自由度を高めることができる。例えば、シュラウド51の形状を大きくする場合に、カラー75の長さLを長くすることで、シュラウドの締付面95を大きく凹ませる必要はなく、締付に係る作業性を良好に維持させることができる。
次に、燃料タンクを正面から見たときに、左右のシュラウドに各々庇が付設されている点について説明する。
図6に示されているように、シュラウド取付部63、63の上方位置でシュラウド51L、51Rに、シュラウド取付部63、63を外から隠すことができる庇97L、97Rが設けられている。すなわち、シュラウド51L、51Rから燃料タンク31の側へ庇97L、97Rが延ばされている。
このような庇97L、97Rであれば、シュラウド取付部63、63を隠すことができ、例えば、シュラウド取付部63、63が上方から見ることを防止することができる。シュラウド取付部63、63が見えなくなれば、車両の外観性を高めることができる。
次に、シュラウド取付部の断面構造等について説明する。
図7に示されているように、燃料タンク31は、2枚の構成部材101、102が接合されるシーム部65を有する。このシーム部65の近傍にシュラウド取付部63が設けられている。
シュラウド取付部63に設けられているカラー75の段付き部94にシュラウドの締付面95に開けた孔部93を係合させて、シュラウド51をシュラウド取付部63へ位置決めし、締結部材77によって締結する。
次に、燃料タンクとシュラウドの間に形成される隙間について説明する。
シュラウド51と燃料タンク31の間に、走行風を通す隙間104が形成されている。 シュラウド51と燃料タンク31の間に車両前方から入った走行風は、図矢印cの如く、シュラウド51と燃料タンク31の間に形成されている隙間104を通り、車両後方へ円滑に流すことができる。従って、走行風の乱れが抑えられる。
次に、シュラウド取付部の後方位置で燃料タンクに設けられているシュラウド差込部について説明する。
図8に示されているように、燃料タンク31に、シュラウド51L、51Rの後部が各々ラバー105を介して差し込まれるシュラウド差込部64が備えられている。これらのシュラウド差込部64は、第1爪部67と、この第1爪部67の下方に設けられている第2爪部68とからなる。第1爪部67と第2爪部68には、各々、予め、ラバー105がコーティングされている。ラバー105による吸振作用が期待できるため、シュラウド51L、51Rの振動を抑えることができる。
同様に、右側のシュラウド51Rの後部が各々ラバー105を介して差し込まれるシュラウド差込部64が備えられている。これらのシュラウド差込部64は、第1爪部67と、この第1爪部67の下方に設けられている第2爪部68とからなる。
左右のシュラウドの構造は同様なものであり、シュラウド51として説明を続ける。
第1爪部67と第2爪部68に係止される位置にてシュラウド51には、各々、第1係止部69及び第2係止部70が形成されており、これらの第1係止部69及び第2係止部70が各々第1爪部67及び第2爪部68に係止される。
シュラウド51は、第1爪部67と第2爪部68とからなるシュラウド差込部64に係止され、燃料タンク31に仮止めされた後に、シュラウド取付部(図7、符号63)で固定される。このようなシュラウド51であれば、締結作業の際に、シュラウド51が仮止めされ、シュラウド51を押さえながら締結作業を行う必要がないため、締結作業を容易に行うことができる。
次に、燃料タンクに形成されシュラウドが収められる凹部について説明する。
図9に示されているように、燃料タンク31のうち、シュラウド51L、51Rが取付けられる部位には、凹部106、106が形成され、これらの凹部106、106にシュラウド51L、51Rが収められるように取付けられている。
燃料タンク31にシュラウド51L、51Rが収められるように取付け可能な凹部106、106が形成されている。シュラウド51L、51Rを組付ける際に、凹部106、106にシュラウド51L、51Rを容易に位置合わせすることができるため、シュラウド51L、51Rを動き難くすることができ、締付け作業が容易になる。
また、シュラウド51L、51Rは、燃料タンク31の外側に張り出さないようにして取付けられているので、燃料タンク31をスリムな形状にすることができる。
以上に述べた自動二輪車の作用を次に述べる。
図10(a)に示されているように、カラー75とウエルドナット76とが一体化されたコ字部材72をタンクステー71のL字部83に図矢印(1)の如く差し込み、次いで、燃料タンク31に設けられている第1爪部67と第2爪部68に、各々、燃料タンク側の面にてシュラウド51に設けられている第1係止部69及び第2係止部70を図矢印(2)の如く差し込むようにしてシュラウド51を燃料タンク31へ仮止めする。このように、シュラウド51を燃料タンク31に仮止めすることで、ウエルドナット76及びこのウエルドナット76が一体化されているコ字部材72を押さえておくことが不要になる。締結部材77は、シュラウド取付部63に図矢印(3)の如く差し込むことができるようになる。
図10(b)に示されているように、ナットランナー111の先に締結部材77をセットし、このナットランナー111の先にセットした締結部材77をシュラウド取付部63のウエルドナット76へねじ込む。
すなわち、シュラウド51Lを組付ける際は、先ず、タンクステー71にコ字部材72を挟む要領で取付ける。次に、カラー75にシュラウド51Lを当て、締結部材77をシュラウド51、タンクステー71、コ字部材72及びタンクステー71へ貫通させ、ナットランナー111を用いてウエルドナット76にねじ込む。
コ字部材72はタンクステー71に仮止めされ、コ字部材72はウエルドナット76が溶接されているため、コ字部材72やウエルドナット76を押さえることなく締結部材77の締付作業が行える。例えば、片手作業のみでの締結作業が可能となり、締結部材77の締付に係る作業性を高めることができる。
また、タンクステー71に突起92が設けられ、この突起92に嵌合する嵌合穴(図4、符号91)がコ字部材72に設けられている。嵌合穴91に突起92を嵌めることにより、燃料タンク31にシュラウド51を組付ける際に、コ字部材72の回り止めをさせることができる。従って、締結部材77の締結に係る作業性を一層高めることができる。
さらに、シュラウド取付部63の後方位置で燃料タンク31に、シュラウド差込部64が備えられている。
燃料タンク31にシュラウド51をセットする際に、シュラウド51は、シュラウド差込部64に取付けられて、燃料タンク31に仮止めされた後に、シュラウド取付部63で固定される。このようなシュラウド51であれば、締結作業の際に、シュラウド51を押さえる必要がないため、締結作業を容易に行うことができる。
さらに、ラバー105による吸振作用が期待できるため、シュラウド51の振動を抑えることができる。
また、このとき、カラーの段付き部94にシュラウドの孔部93を位置合わせするだけで、締結穴112にシュラウドの孔部93を位置合わせする作業が済む。このため、シュラウドの孔部93を締結穴112に位置合わせする作業が容易なものとなり、締結部材77の締結に係る作業性を高めることができる。
コ字部材72はタンクステー71に着脱可能に取付けられている。図2を併せて参照して、車両側面視で、シュラウド取付部63は、シーム部65と重なる位置に配置されている場合であっても、コ字部材72が外された状態であれば、シーム溶接が可能になる。
コ字部材72はタンクステー71に着脱可能であれば、燃料タンクの端部31aに設けられているシーム部65の近傍に、シュラウド取付部63を配置することができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
請求項1では、カラーに設けた段付き部を省略することは差し支えない。
請求項2では、シュラウドから燃料タンク側へ延ばす庇を省略することは差し支えない。
請求項3では、タンクステーに設けられている突起を省略することは差し支えない。また、コ字部材の連結部に設けられ突起に嵌合する嵌合穴を省略することは差し支えない。
本発明は、燃料タンクの側部にシュラウド(カバー部材)が取付けられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、20…車体フレーム、31…燃料タンク、51、51L、51R…シュラウド、61…燃料タンクの前部、63…シュラウド取付部、64…シュラウド差込部、65…シーム部、71…タンクステー、72…コ字部材、73…コ字部材の一側の面、74…コ字部材の反対側の面、75…カラー、76…ウエルドナット、77…締結部材、85…フランジ部、86…フランジ部、87…連結部、91…嵌合穴、92…突起、93…孔部、94…段付き部、97L、97R…庇、104…隙間、105…ラバー、106…凹部。

Claims (8)

  1. 車体フレーム(20)と、この車体フレーム(20)を跨ぐように配置される燃料タンク(31)と、この燃料タンク(31)の左右側壁の一部を覆うシュラウド(51L、51R)と、が備えられている自動二輪車(10)において、
    前記シュラウド(51L、51R)は、シュラウド取付部(63、63)により前記燃料タンクの前部(61)に取付けられ、
    前記シュラウド取付部(63、63)は、前記燃料タンク(31)から延びるタンクステー(71、71)と、このタンクステー(71、71)を挟むようにして着脱自在に設けられるコ字部材(72、72)と、このコ字部材の一側の面(73、73)に溶接され前記シュラウド(51L、51R)に当てるカラー(75、75)と、前記コ字部材の反対側の面(74、74)に溶接されるウエルドナット(76、76)と、前記シュラウド(51L、51R)、前記カラー(75、75)、前記コ字部材(72、72)及び前記タンクステー(71、71)を貫通させ、前記ウエルドナット(76、76)にねじ込むことで前記シュラウド(51L、51R)を前記タンクステー(71、71)に締結する締結部材(77、77)と、からなることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記カラー(75、75)は、前記シュラウド(51L、51R)に開けた孔部(93、93)に係合する段付き部(94、94)を有することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記シュラウド取付部(63、63)の上方位置にて、前記シュラウド(51L、51R)から前記燃料タンク(31)側へ庇(97L、97R)を延ばし、この庇(97L、97R)により、前記シュラウド取付部(63、63)が上方から見ることを防止するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記コ字部材(72)は、一対のフランジ部(85、86)とこれらのフランジ部の一端間をつなぐ連結部(87)とからなり、この連結部(87)に嵌合穴(91)が設けられ、この嵌合穴(91)に嵌合する突起(92)が前記タンクステー(71)に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記シュラウド取付部(63)の後方位置で前記燃料タンク(31)に、前記シュラウド(51L、51R)の後部がラバー(105、105)を介して差し込まれるシュラウド差込部(64、64)が備えられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。
  6. 前記シュラウド取付部(63、63)は、車両側面視で、前記燃料タンク(31)の構成部材が接合されるシーム部(65)と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動二輪車。
  7. 前記燃料タンク(31)のうち、前記シュラウド(51L、51R)が取付けられる部位には、凹部(106、106)が形成され、この凹部(106、106)に前記シュラウド(51L、51R)が収められるように取付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動二輪車。
  8. 前記シュラウド(51L、51R)と前記燃料タンク(31)の間に、走行風を通す隙間(104)が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の自動二輪車。
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