JP2009214623A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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京平 金子
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健史 岡田
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Abstract

【課題】シュラウドなどのカバー部材や、燃料タンクなどの車両搭載部品に対して一定の公差を許容しつつ、カバー部材の車両搭載部品への取付状態を改善する。
【解決手段】ステー部160及び取付部210は、シュラウド200が自動二輪車10の前後方向、上下方向、及び車幅方向に沿って移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定する。凸状部170及び凸状支持部220は、上下方向及び車幅方向に移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定するとともに、前後方向には移動可能に支持する。係合片180及び被係合部230は、車幅方向に移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定するとともに、前後方向及び上下方向には移動できるように支持する。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料タンクなどの車両搭載部品の側部に沿って配設されるシュラウドなどのカバー部材を備える鞍乗型車両に関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両では、エンジンに供給される燃料を蓄える燃料タンクの側部にシュラウドを取り付ける構造が用いられている。シュラウドは、車体フレームに固定された燃料タンク(車両搭載部品)の側部に沿って配設される。シュラウドは、燃料タンクの側部を保護するとともに、エンジンのシリンダーヘッドなどに走行風を誘導する。
シュラウドは、燃料タンクや車体フレームに固定される。例えば、燃料タンクから突設された金属製のステーに樹脂製のシュラウドを取り付ける方法が知られている(特許文献1参照)。シュラウドと燃料タンクとの接触による異音の発生や損傷を防止するため、シュラウドと燃料タンクとの間には、シュラウドの燃料タンクへの取付部分を除いて一定の空隙が設けられる。
特開2006−82723号公報(第7頁、第22図)
しかしながら、上述した従来のシュラウドの固定方法には、次のような問題があった。すなわち、シュラウドや燃料タンクから突設されたステーには、一定の公差が許容されているため、シュラウドと燃料タンクとの間に設けられる空隙が一定にならない問題があった。
具体的には、シュラウドや燃料タンクから突設されたステーに許容される公差によって、シュラウドが燃料タンクに対して歪んで固定され得る。シュラウドが燃料タンクに対して歪んで固定されると、燃料タンクの上方からシュラウドと燃料タンクとを見た場合、シュラウドの前部と後部とでは、当該空隙の大きさが異なる場合が発生する。つまり、空隙の前部と、空隙の後部との大きさが同等とならない。このため、シュラウドが燃料タンクに対して歪んで取り付けられている状態が容易に視認され、鞍乗型車両の外観品質が低下する問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、シュラウドなどのカバー部材や、燃料タンクなどの車両搭載部品に対して一定の公差を許容しつつ、カバー部材の車両搭載部品への取付状態が改善された鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、車体フレーム(車体フレーム30)と、前記車体フレームに取り付けられる車両搭載部品(燃料タンク100)と、前記車両搭載部品の側部(側部100a)に沿って配設されるカバー部材(シュラウド200L,200R)とを備える鞍乗型車両(自動二輪車10)であって、前記カバー部材を前記鞍乗型車両に取り付ける第1取付機構(ステー部160及び取付部210)及び、第2取付機構(凸状部170及び凸状支持部220)及び第3取付機構(係合片180及び被係合部230)を備え、前記第2取付機構及び前記第3取付機構は、少なくとも前記鞍乗型車両の前後方向において前記第1取付機構から離隔して配設され、前記第1取付機構は、前記カバー部材が前記前後方向、前記鞍乗型車両の上下方向、及び前記鞍乗型車両の車幅方向に沿って移動できないように前記カバー部材を固定し、前記第2取付機構は、前記カバー部材が前記上下方向及び前記車幅方向に移動できないように前記カバー部材を固定するとともに、前記カバー部材前記前後方向に移動できるように前記カバー部材を支持し、前記第3取付機構は、前記カバー部材が前記車幅方向に移動できないように前記カバー部材を固定するとともに、前記前後方向及び前記上下方向に移動できるように前記カバー部材を支持することを要旨とする。
このような鞍乗型車両によれば、カバー部材の第1取付機構は、カバー部材が前後方向、鞍乗型車両の上下方向、及び鞍乗型車両の車幅方向に沿って移動できないようにカバー部材を固定する。
また、第2取付機構は、カバー部材が上下方向及び車幅方向に移動できないようにカバー部材を固定するとともに、カバー部材前後方向に移動できるようにカバー部材を支持する。
また、第3取付機構は、カバー部材が車幅方向に移動できないようにカバー部材を固定するとともに、前後方向及び上下方向に移動できるようにカバー部材を支持する。
従って、本発明の第1の特徴によれば、シュラウドなどのカバー部材や、燃料タンクなどの車両搭載部品に対して一定の公差を許容しつつ、カバー部材の車両搭載部品への取付状態が改善された鞍乗型車両を提供することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第1取付機構は、前記第2取付機構及び前記第3取付機構よりも下方に配設されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第2取付機構と前記第3取付機構とは、前記前後方向において離隔して配設されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記第2取付機構は、前記第3取付機構よりも前方に配設されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記第1取付機構は、前記第2取付機構及び前記第3取付機構よりも後方に配設されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記第2取付機構及び前記第3取付機構は、前記カバー部材の上部(上部200a)を固定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第2取付機構は、前記前後方向に沿って延びる凸状部(凸状部170)と、前記凸状部が挿入される挿入孔(挿入孔220a)が形成された凸状支持部(凸状支持部220)とを有し、前記凸状支持部は、前記挿入孔に挿入された前記凸状部と密接することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記凸状部は、前記車両搭載部品に設けられ、前記凸状支持部は、前記カバー部材に設けられることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記第3取付機構は、前記車両搭載部品に設けられ、前記車両搭載部品から離隔した状態で前記前後方向に沿って延びる係合片(係合片180)と、前記カバー部材に設けられ、前記係合片と係合する被係合部(被係合部230)とを有し、前記係合片は、前記車両搭載部品の側部と対向する対向部分(対向部分181)を有し、前記被係合部は、前記カバー部材の内側面から前記車幅方向内側に向けて延びる第1部分(基部231)と、前記第1部分から前記上下方向に向かって延びる第2部分(連結部232)とを有し、前記車両搭載部品に前記カバー部材が取り付けられた状態において、前記対向部分と前記第2部分とは密接し、前記車両搭載部品に前記カバー部材が取り付けられた状態において、前記対向部分と前記第1部分の間には空隙(空隙G2)が形成されることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記車両搭載部品の側部には、前記前後方向及び前記上下方向に沿った平面部(平面部130)が形成され、前記カバー部材の上端部(上端部201)は、前記平面部に向けて延びることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第10の特徴に係り、前記上端部は、前記平面部の上端(上端130a)よりも下方に位置することを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、駆動力を発生するエンジン(エンジンユニット40)を備え、前記車両搭載部品は、前記エンジンに供給される燃料を蓄える燃料タンク(燃料タンク100)であり、前記カバー部材は、前記燃料タンクを保護するシュラウド(シュラウド200L)であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、シュラウドなどのカバー部材や、燃料タンクなどの車両搭載部品に対して一定の公差を許容しつつ、カバー部材の車両搭載部品への取付状態が改善された鞍乗型車両を提供することができる。
次に、本発明に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)全体概略構成、(2)シュラウドの取付構造、(3)作用・効果、(4)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)全体概略構成
まず、本実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10の全体概略構成について説明する。図1は、自動二輪車10の左側面図である。図2は、自動二輪車10の正面図である。
図1,図2に示すように、自動二輪車10は、自動二輪車10の骨格を形成する車体フレーム30を有する。自動二輪車10は、前輪20、フロントフォーク21、エンジンユニット40、シート50、サイドカバー60、後輪90、及び燃料タンク100を有する。エンジンユニット40、シート50、サイドカバー60、及び燃料タンク100は、車体フレーム50に取り付けられる。
前輪20は、車体フレーム50に連結された一対のフロントフォーク21によって回転可能に支持される。
エンジンユニット40は、自動二輪車10の駆動力を発生させるパワーユニットである。エンジンユニット40は、自動二輪車10の前後方向略中央において、車体フレーム30に取り付けられる。エンジンユニット40は、後輪90に伝達される駆動力を発生する。エンジンユニット40において発生された駆動力は、チェーン等により後輪90に伝達される。
燃料タンク100は、エンジンユニット40に供給される燃料を貯留する。燃料タンク100は、エンジンユニット40の上方に配置される。
燃料タンク100の側部100aには、側部100aに沿ってシュラウド200Lが取り付けられる。また、燃料タンク100の右側の側部には、側部に沿ってシュラウド200Rが取り付けられる(図1には不図示、図2参照)。
本実施形態において、燃料タンク100は、車体フレーム30に取り付けられる車両搭載部品を構成する。従って、本実施形態において、シュラウド200L,200Rは、車両搭載部品の側部に沿って配設されるカバー部材を構成する。
シート50には、ライダーが着座する。シート50は、燃料タンク100の後方に配置されている。
サイドカバー60は、車体フレーム30を覆う。サイドカバー60は、自動二輪車10の左側部に配設される。具体的には、サイドカバー60は、燃料タンク100の後端部下方からシート50の前端部下方に渡って設けられる。なお、自動二輪車10の右側部には、サイドカバー60と略対称な形状を有するサイドカバー(図1において不図示)が配設される。
(2)シュラウドの取付機構
次に、図3乃至図11を用いてシュラウド200L,200Rの燃料タンク100の側部100aへの取付機構について説明する。
2.1 燃料タンク100側の取付機構
図3は、燃料タンク100の左側面図である。図3に示すように、燃料タンク100は、燃料キャップ110と、タンクブラケット120と、平面部130と、ステー部160とを有する。
タンクブラケット120は、燃料タンク100を車体フレーム30(図3は不図示)に取り付けるために用いられる。
平面部130は、燃料タンク100の側部100aに、自動二輪車10の前後方向及び上下方向に沿って形成される。平面部130は、シュラウド200Lに覆われる。
ステー部160は、シュラウド200L及びサイドカバー60を取り付けるために用いられる。ステー部160は、挿入孔161と挿入孔162とを有する。挿入孔161には、シュラウド200Lの取付部210が挿入される。また、挿入孔162には、サイドカバー60の取付部(不図示)が挿入される。
燃料タンク100は、シュラウド200Lを燃料タンク100に取り付けるための凸状部170と、係合片180とを有する。凸状部170及び係合片180は、燃料タンク100の側部100aに配設される。
すなわち、燃料タンク100において、ステー部160は、シュラウド200Lを燃料タンク100に取り付ける第1取付機構を構成する。凸状部170は、第2取付機構を構成する。また、係合片180は、第3取付機構を構成する。
ステー部160は、凸状部170及び係合片180よりも下方に配設される。凸状部170と係合片180とは、自動二輪車10の前後方向において離隔して配設される。凸状部170は、係合片180よりも前方に配設される。ステー部160は、凸状部170及び係合片180よりも後方に配設される。
第1取付機構、第2取付機構、第3取付機構の詳細は、図5を用いて後述する。
2.2 シュラウドの構造
図4は、燃料タンク100の側部100aに取り付けられるシュラウド200Lの外観図である。なお、シュラウド200Lとシュラウド200Rとは、互いに鏡像関係にあり、基本的には互いに同一の構成を有する。従って、説明において、両者を区別しない場合には、単にシュラウド200と示す。
図4に示すように、シュラウド200Lは、上端部201と、取付部210と、開口部250とを有する。シュラウド200Lは、燃料タンク100の側部100aに形成された平面部130を覆う。
シュラウド200Lの上端部201は、平面部130に向けて延びる。すなわち、シュラウド200Lの上端部201には、平面部130に向けて延びる上面200aが形成される。上端部201は、平面部130の上端130a(図4に不図示、図3,図5参照)よりも下方に位置する。
取付部210は、シュラウド200Lを燃料タンク100に取り付けるための取付部である。取付部210は、燃料タンク100のステー部160の挿入口161に挿入される。すなわち、第1取付機構を構成する。
開口部250は、シュラウド200Lよりも車幅方向内側に位置する、例えば、燃料コック(図4に不図示)等に臨む開口部である。
2.3 シュラウド200の燃料タンク100への取付状態
図5は、シュラウド200が燃料タンク100へ取付られた状態を説明する図である。なお、図5は、図1の自動二輪車10左側面図において、シュラウド200Lの車幅方向内側の構造を一部透過して示す平面図である。
シュラウド200Lは、取付部210と、凸状支持部220と、被係合部230とを、車幅方向内側の表面に有する。
取付部210は、燃料タンク100に配設されるステー部160に取り付けられる。凸状支持部220は、燃料タンク100に配設される凸状部170を支持する。また、被係合部230は、燃料タンク100に配設される係合片180が係合される。
すなわち、本実施形態において、取付部210は、シュラウド200を燃料タンク100に取り付ける第1取付機構を構成する。凸状支持部220は、第2取付機構を構成する。また、被係合部230は、第3取付機構を構成する。
取付部210は、凸状支持部220及び被係合部230よりも下方に配設される。また、凸状支持部220及び被係合部230は、少なくとも自動二輪車10の前後方向において、取付部210から離隔して配設される。
凸状支持部220と被係合部230とは、自動二輪車10の前後方向において離隔して配設される。凸状支持部220は、被係合部230よりも前方に配設される。取付部210は、凸状支持部220及び被係合部230よりも後方に配設される。
シュラウド200は、上述した取付部210、凸状支持部220、被係合部230とにより燃料タンク100に取り付けられるとともに、ステー部31を介して、車体フレーム30に連結される。
2.4 第1取付機構
図6は、図5のF6−F6線に沿った断面図である。図6を用いて、第1取付機構(取付部210及びステー部160)について説明する。
図6に示すように、取付部210は、取付孔210aを有する。取付部210は、ステー部160に対して、ボルト301によって取り付けられる。ボルト301は、取付孔210aと挿入孔161とに挿通され、溶接ナット302で固定される。溶接ナット302のほか、例えば、グロメット等であってもよい。
このように、ステー部160及び取付部210は、シュラウド200が自動二輪車10の前後方向、上下方向、及び車幅方向に沿って移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定する。
2.5 第2取付機構
図7は、図5のF7−F7線に沿った断面図である。図7を用いて、第2取付機構(凸状支持部220及び凸状部170)について説明する。
図7に示すように、凸状部170は、ステー部171に連結される。ステー部171は、例えば、溶接等により燃料タンク100に接合される。凸状部170は、シュラウド200の前後方向に沿って延びる。また、凸状部170には、雌ネジ部170aが形成される。
凸状支持部220は、凸状部170が挿入される挿入孔220aが形成される。挿入孔220aの内側には、グロメット304が配設される。グロメット304の前後方向の長さは、凸状部170の前後方向の長さよりも短い。
凸状部170は、グロメット304を介して凸状支持部220に取り付けられる。すなわち、凸状支持部220は、挿入孔220aに挿入された凸状部170と密接する。
凸状部170がグロメット304を介して凸状支持部220に取り付けられた状態で、ボルト303が雌ネジ部170aに螺入される。ボルト303は、フランジ部303aを有する。フランジ部303aの外径は、凸状部170の外径よりも大きい。
従って、凸状部170は、グロメット304を介して凸状支持部220に取り付けられ、雌ネジ部170aにボルト303aが螺入された状態では、凸状支持部220から外れない。また、グロメット304の前後方向の長さは、凸状部170の前後方向の長さよりも短いので、凸状部170と凸状支持部220(グロメット304)とは、互いに前後方向に移動可能な空隙G1を有する。
このように、凸状部170及び凸状支持部220は、自動二輪車10の上下方向及び車幅方向に移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定するとともに、前後方向には移動可能にシュラウド200を燃料タンク100に支持する。
2.6 第3取付機構
図8乃至図10を用いて、第3取付機構(係合片180及び被係合部230)について説明する。図8は、図5の領域F8を拡大して示す拡大図である。図9は、図5に示すF9−F9線に沿った断面図である。
図8、図9に示すように、係合片180の一方の端部180aは、燃料タンク100の側部100aに接合され、他方の端部180bは、燃料タンク100から離隔した状態で前後方向に沿って延びる。
端部180bは、燃料タンク100の側部100aと対向する対向部分181を有する。対向部分181には、グロメット182が設けられる。
被係合部230は、基部231と、連結部232とを有する。基部231は、シュラウド200の内側面200bから車幅方向内側に向けて延びる。連結部232は、基部231から上下方向に向かって延びる。すなわち、本実施形態では、基部231は、第1部分を構成し、連結部232は、第2部分を構成する。
図10は、被係合部230の拡大図である。図10に示すように、連結部232と内側面200bとの対向位置には、内側面200bから車幅方向内側に向けて延びる押さえ部233が形成される。対向部分181は、押さえ部233と連結部232との間に挿入される。
対向部分181には、グロメット182が配設される。従って、燃料タンク100にシュラウド200が取り付けられた状態において、対向部分181は、連結部232及び押さえ部232により挟持される。つまり、対向部分181と連結部232とは密接する。
燃料タンク100にシュラウド200が取り付けられた状態、すなわち、基部231と連結部232と押さえ部233との間に対向部分181が挿入された状態において、基部231の間と対向部分181との間には、空隙G2が形成される。
また、基部231と連結部232と押さえ部233との間に対向部分181が挿入された状態において、対向部分181の抜き差し方向に空隙G3と、抜き方向の許容量G3’とを有する。
このように、係合片180及び被係合部230は、シュラウド200が車幅方向に移動できないようにシュラウド200を燃料タンク100に固定するとともに、前後方向及び上下方向には移動できるようにシュラウド200を燃料タンク100に支持する。
図11は、図5におけるF11−F11線に沿った断面図である。燃料タンク100は、側部100aに、自動二輪車10の前後方向及び上下方向に沿った平面部130と、平面部130の上端130aから、燃料タンク100の燃料キャップ110(図11には不図示)に向けて連なる肩面131とを有する。
図11に示すように、シュラウド200の上端部201は、平面部130に向けて延びる。上端部201は、平面部130の上端130aよりも下方に位置しており、上端部201と平面部130の上端130aとの上下方向の空隙G5が形成される。また、上端部201は、平面部130に向けて延びており、肩面131に連なってみえる。
シュラウド200は、係合片180及び被係合部230により、自動二輪車10の車幅方向に移動できないが、前後方向及び上下方向には移動できるように燃料タンク100に支持される。これにより、上端部201と平面部130の上端130aとの車幅方向の空隙G4が形成される。
(3)作用・効果
自動二輪車10によれば、シュラウド200L,200Rと燃料タンク100とは、ステー部160及び取付部210(第1取付機構)、凸状部170及び凸状支持部220(第2取付機構)、係合片180及び被係合部230(第3取付機構)により取り付けられる。
第1取付機構は、シュラウド200を自動二輪車10の前後方向、上下方向、及び車幅方向に沿って移動できないように燃料タンク100に固定する。
第2取付機構は、シュラウド200を自動二輪車10の上下方向及び車幅方向に移動できないように燃料タンク100に固定する。しかし、第2取付機構は、シュラウド200と燃料タンク100とが前後方向に移動可能な空隙G1を有する。
第3取付機構は、基部231と連結部232と押さえ部233との間に対向部分181が挿入された状態において、基部231の間と対向部分181との間に、空隙G2を有する。また、基部231と連結部232と押さえ部233との間に対向部分181が挿入された状態において、対向部分181の抜き差し方向に空隙G3と、抜き方向の許容量G3’とを有する。
このように、第3取付機構は、シュラウド200を車幅方向に移動できないようにシュラウド200を固定する。しかし、第3取付機構は、シュラウド200と燃料タンク100とが前後方向及び上下方向には移動可能に支持する。
従って、自動二輪車10によれば、シュラウド200等のカバー部材や、燃料タンク100などの車両搭載部品に対して一定の公差を許容しつつ、カバー部材の車両搭載部品への取付状態を改善することができる。
自動二輪車10によれば、第1取付機構は、第2取付機構及び第3取付機構よりも下方に配設される。第2取付機構と第3取付機構とは、前後方向において離隔して配設される。第2取付機構は、第3取付機構よりも前方に配設される。第1取付機構は、第2取付機構及び第3取付機構よりも後方に配設される。
第2取付機構及び第3取付機構は、シュラウド200の上部200aを固定する。ここで、第2取付機構は、シュラウド200を自動二輪車10の上下方向及び車幅方向に移動できないように燃料タンク100に固定し、第3取付機構は、シュラウド200を車幅方向に移動できないようにシュラウド200を固定する。
従って、自動二輪車10によれば、ライダーに視認されやすいシュラウド200の上部200aにおける燃料タンク100との間の空隙G4を一定にすることができる。
また、上端部201は、平面部130に向けて延びる。上端部201は、平面部130の上端130aよりも下方に位置しており、上端部201と平面部130の上端130aとの上下方向の空隙G5が形成される。
上端部201は、平面部130に向けて延びる。従って、上端部201は、肩面131に連なってみえる。
従って、ライダーが側方から自動二輪車10をみたとき、シュラウド200の上端部201が燃料タンク100に連なってみえるために、シュラウド200の取付位置が多少ずれても目立たない。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなる。
上述の実施形態では、鞍乗型車両の一例として自動二輪車10を挙げたが、鞍乗型車両であればよく、車輪の数は2つに限定されない。例えば、車輪の数は3つであってもよい。また、車輪の数は4つであってもよい。
また、上述の実施形態では、自動二輪車10のパワーユニットがエンジンユニット40であるとしたが、内燃式機関でなくてもよい。例えば、モータなどでもよい。
上述した実施形態では、ステー部160及び取付部210(第1取付機構)、凸状部170及び凸状支持部220(第2取付機構)、係合片180及び被係合部230(第3取付機構)は、図5に示す位置に配設されるとした。しかし、各取付機構の位置は、図5の位置に限定されない。
例えば、第1取付機構は、第2取付機構及び第3取付機構よりも下方に配設されなくてもよい。第1取付機構は、第2取付機構及び第3取付機構よりも上方に配設されてもよい。また、第1取付機構は、第2取付機構及び第3取付機構よりも後方に配設されなくてもよい。第1取付機構は、第2取付機構と第3取付機構の何れか一方の間に配設されてもよい。すなわち、各取付機構は、互いに一直線上にない位置であれば、配設することができ、本実施形態と同様の効果が得られる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車の左側面図である。 本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車の正面図である。 本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車の燃料タンクの左側面図である。 本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車のシュラウドの外観を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車のシュラウドが燃料タンクへ取付られた状態を説明する図である。 図5のF6−F6線に沿った断面図である。 図5のF7−F7線に沿った断面図である。 図5の領域F8を拡大して示す拡大図である。 図5に示すF9−F9線に沿った断面図である。 本発明の実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車の燃料タンクに配設される被係合部の拡大図である。 図5のF11−F11線に沿った断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、20…前輪、21…フロントフォーク、30…車体フレーム、40…エンジンユニット、50…シート、60…サイドカバー、100…燃料タンク、100a…側部、110…燃料キャップ、120…タンクブラケット、130…平面部、130a…上端、131…肩面、160…ステー部、161…挿入孔、162…挿入孔、170…凸状部、170a…雌ネジ部、180…係合片、180a…端部、180b…端部、181…対向部分、182…グロメット、200a…上面、201…上端部、200L,200R…シュラウド、200b…内側面、210…取付部、210a…取付孔、220…凸状支持部、220a…挿入孔、230…被係合部、231…基部、232…連結部、233…押さえ部、250…開口部、301…ボルト、302…溶接ナット、303…ボルト、303a…フランジ部、304…グロメット、G1…空隙、G2…空隙、G3…空隙、G3’…抜き方向の許容量、G4,G5…空隙

Claims (12)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームに取り付けられる車両搭載部品と、
    前記車両搭載部品の側部に沿って配設されるカバー部材と
    を備える鞍乗型車両であって、
    前記カバー部材を前記鞍乗型車両に取り付ける第1取付機構、第2取付機構及び第3取付機構を備え、
    前記第2取付機構及び前記第3取付機構は、少なくとも前記鞍乗型車両の前後方向において前記第1取付機構から離隔して配設され、
    前記第1取付機構は、前記カバー部材が前記前後方向、前記鞍乗型車両の上下方向、及び前記鞍乗型車両の車幅方向に沿って移動できないように前記カバー部材を固定し、
    前記第2取付機構は、前記カバー部材が前記上下方向及び前記車幅方向に移動できないように前記カバー部材を固定するとともに、前記カバー部材前記前後方向に移動できるように前記カバー部材を支持し、
    前記第3取付機構は、前記カバー部材が前記車幅方向に移動できないように前記カバー部材を固定するとともに、前記前後方向及び前記上下方向に移動できるように前記カバー部材を支持する鞍乗型車両。
  2. 前記第1取付機構は、前記第2取付機構及び前記第3取付機構よりも下方に配設される請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記第2取付機構と前記第3取付機構とは、前記前後方向において離隔して配設される請求項1に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記第2取付機構は、前記第3取付機構よりも前方に配設される請求項2に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記第1取付機構は、前記第2取付機構及び前記第3取付機構よりも後方に配設される請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記第2取付機構及び前記第3取付機構は、前記カバー部材の上部を固定する請求項2に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記第2取付機構は、
    前記前後方向に沿って延びる凸状部と、
    前記凸状部が挿入される挿入孔が形成された凸状支持部と
    を有し、
    前記凸状支持部は、前記挿入孔に挿入された前記凸状部と密接する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記凸状部は、前記車両搭載部品に設けられ、
    前記凸状支持部は、前記カバー部材に設けられる請求項7に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記第3取付機構は、
    前記車両搭載部品に設けられ、前記車両搭載部品から離隔した状態で前記前後方向に沿って延びる係合片と、
    前記カバー部材に設けられ、前記係合片と係合する被係合部と
    を有し、
    前記係合片は、前記車両搭載部品の側部と対向する対向部分を有し、
    前記被係合部は、
    前記カバー部材の内側面から前記車幅方向内側に向けて延びる第1部分と、
    前記第1部分から前記上下方向に向かって延びる第2部分と
    を有し、
    前記車両搭載部品に前記カバー部材が取り付けられた状態において、前記対向部分と前記第2部分とは密接し、
    前記車両搭載部品に前記カバー部材が取り付けられた状態において、前記対向部分と前記第1部分の間には空隙が形成される請求項1に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記車両搭載部品の側部には、前記前後方向及び前記上下方向に沿った平面部が形成され、
    前記カバー部材の上端部は、前記平面部に向けて延びる請求項1に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記上端部は、前記平面部の上端よりも下方に位置する請求項10に記載の鞍乗型車両。
  12. 駆動力を発生するエンジンを備え、
    前記車両搭載部品は、前記エンジンに供給される燃料を蓄える燃料タンクであり、
    前記カバー部材は、前記燃料タンクを保護するシュラウドである請求項1に記載の鞍乗型車両。
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