JP2012183894A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグモジュールの組付作業に係り、組付作業の容易化及び作業時間の短縮化を図ることができるエアバッグの取付構造を提供する。
【解決手段】自動二輪車に、エアバッグモジュール37と、このエアバッグモジュール37をメインフレーム21L、21Rに連結する車体側ステー44L、44Rとが備えられている。車体側ステーの上部45から、この車体側ステー44L、44Rとは別に、ステー取付部46L、46Rが車体後方へ延ばされ、燃料タンク36の上面に、ステー取付部46L、46Rに対応するタンク側ステー40L、40Rが設けられ、このタンク側ステー40L、40Rにステー取付部46L、46Rがボルトによりマウントされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型車両の改良に関する。
車両が所定の衝撃を受けたときに膨張展開するエアバッグモジュールを備えた鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図5)参照。)。
特許文献1の図5に示されるように、エアバッグモジュール(43)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、燃料タンク(41)の近傍に燃料タンク(41)と離間して配置され、メインフレーム(21L、21R)にステー部材(45L、45R)を介して取付けられる。
エアバッグモジュール(43)の取付作業は、次の手順が推奨される。
メインフレーム(21L、21R)にステー部材(45L、45R)を取付ける。ステー部材(45L、45R)に開けたラバーマウント孔にエアバッグモジュール(43)の取付孔を合わせる。ラバーマウント孔と取付孔にボルトを通し、ナットを締め付ける。
ここで、ステー部材(45L、45R)は、メインフレーム(21L、21R)の製造誤差を吸収して取付けられるよう、メインフレーム(21L、21R)側への締付穴がやや大きく設けられる。また、ステー部材(45L、45R)の車体側への締付部とエアバッグモジュール取付部との間は距離が比較的長い。そのため、ステー部材(45L、45R)はメインフレーム(21L、21R)側への大きな締付穴によって前後に傾きやすく、エアバッグモジュール取付部は、この傾きによって燃料タンク(41)に近寄りすぎてしまう場合がある。エアバッグモジュール取付部が燃料タンク(41)に近寄りすぎた状態で、エアバッグモジュール(43)をステー部材(45L、45R)に取付けようとしても、エアバッグモジュール(43)と燃料タンク(41)が干渉してしまい、取付けることができない。従って、ステー部材(45L、45R)をメインフレーム(21L、21R)へ締め付ける際は、十分に位置を注意しながらメインフレーム(21L、21R)に取付ける必要があった。
組付作業の容易化及び作業時間の短縮化を考えると、従来例構造には改良の余地がある。
特開2009−196410公報
本発明はエアバッグモジュールの組付作業に係り、組付作業の容易化及び作業時間の短縮化を図ることができるエアバッグの取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームに支持されるパワーユニットと、車体フレーム上に設けられパワーユニットへ供給する燃料を蓄える燃料タンクと、この燃料タンクの上方に配置されるエアバッグモジュールと、下部が車体フレームに締結されると共に、上部にエアバッグモジュールが取付けられる車体側ステーとを備える鞍乗り型車両において、車体側ステーの上部又はエアバッグモジュールの下部から、車体側ステーとは別に、ステー取付部が延ばされ、燃料タンクの上面に、ステー取付部に対応するタンク側ステーが設けられ、このタンク側ステーとステー取付部は、ボルト及びこのボルトの周囲に配置される弾性部材でラバーマウントされることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、タンク側ステーのラバーマウント孔は車両前方へ開放される、又は、ステー取付部のラバーマウント孔は車両後方へ開放されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、タンク側ステーは、車幅方向左右に一対設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、燃料タンクの上面後部は、エアバッグモジュールに沿って下方に湾曲した形状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、タンクからタンク側ステーを延ばし、エアバッグモジュールが取付けられるステー取付部を延ばし、このステー取付部をタンク側ステーに所定の位置で仮止めできるようにした。この仮止め状態で、車体側ステーを車体フレームに締結すれば、車体側ステーを所定の位置に固定することができる。これにより、エアバッグモジュールを燃料タンクに容易に位置決めすることができ、エアバッグモジュールが燃料タンクに接近しすぎることや燃料タンクから離れすぎることを防止することができる。
タンク側ステー及びステー取付部を設けたので、エアバッグモジュールの組付時に、エアバッグモジュールや車体側ステーが燃料タンクに干渉することを防ぎ、エアバッグモジュールを車体側に容易に位置決めすることができる。位置決めが容易になれば、エアバッグの取付作業が容易になり、エアバッグモジュールの組付作業時間を短くすることができる。
請求項2に係る発明では、エアバッグが膨張したとき、その反力としてエアバッグモジュールに大きな力がかかる。ここで、タンク側ステーのラバーマウント孔の前方又はステー取付部のラバーマウント孔の後方は開放されているため、エアバッグモジュールは、燃料タンクに移動可能に設けられている。
請求項3に係る発明では、タンク側ステーは、左右に一対設けられている。エアバッグモジュールが膨張展開したときに、エアバッグモジュールは、左右一対のラバーマウント孔にガイドされ、車両前方に円滑に移動させることができる。
請求項4に係る発明では、燃料タンクの上面後部は、エアバッグモジュールに沿って下方に湾曲形成されている。燃料タンクの上面後部を凹ませ、この凹ませた部分にエアバッグモジュールを配置したので、燃料タンクの上面からエアバッグモジュールの突出量を小さく又は無くすことができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 図3の4部拡大図である。 図4の5−5線断面図である。 ステー取付部の取付要領を説明する図である。 図4の7−7線断面図である。 車体側ステーの仮止め作業を説明する図である。 車体側ステーの締結作業を説明する図である。 エアバッグモジュールの締結作業を説明する図である。 図4の別実施例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部11aに設けられるヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に操向軸としてのステアリング軸13を介して転舵可能に設けられる操向ハンドル14と、ステアリング軸13に連結され車両が路面から受ける振動等を吸収するクッション機能を有するフロントフォーク15と、このフロントフォーク15の下端部の間に渡される前輪車軸16と、この前輪車軸16に回動可能に取付けられる前輪17と、ヘッドパイプ12から後方左右に延設されるメインフレーム21L、21R(図手前側の21Lのみ示す。)と、これらのメインフレーム21L、21Rに支持されるパワーユニットとしてのエンジン22と、メインフレーム21L、21Rの後部且つ下部に設けられるピボット部25L、25R(図手前側の25Lのみ示す。)と、これらのピボット部25L、25Rから後方に延びているシートフレーム33L、33R(図手前側の33Lのみ示す。)と、ピボット部25L、25Rの間に渡されているピボット軸26と、このピボット軸26から後方に延設されるリヤスイングアーム27と、このリヤスイングアーム27とメインフレーム21L、21Rの間に設けられピボット軸26を中心にリヤスイングアーム27を揺動可能に支持するリヤクッションユニット28及びリンク機構32と、リヤスイングアーム27の後端部に設けられる後輪車軸29と、この後輪車軸29に回動可能に取付けられる駆動輪としての後輪31と、を主要素とする。すなわち、車体フレーム11の前部に操向可能に前輪17が連結され、車体フレーム11にパワーユニットとしてのエンジン22が支持されている。
自動二輪車10には、左右のメインフレーム21L、21Rの上方に設けられエンジン22へ供給する燃料を蓄える燃料タンク36と、この燃料タンク36の上方後方に配置されるエアバッグモジュール37と、メインフレーム21L、21Rの後端部21Lb、21Rb(図手前側の21Lbのみ示す。)から後方に延出するシートフレーム33L、33Rと、これらのシートフレーム33L、33Rに支持され乗員が着座するシート34と、が備えられ、シート34に乗員が跨って乗車する形態の鞍乗り型車両である。
シート34の前方にて燃料タンク36の上方に、エアバッグモジュール37が配置されている。
エンジン22へ供給する燃料を蓄える燃料タンク36は、その前部がメインフレーム21L、21Rに取付けられ、その後部がステー30を介してシートフレーム33L、33Rに取付けられている。
エアバッグモジュール37は、燃料タンク36の上方後方36bに配置されている。エアバッグモジュール37は、メインフレーム21L、21Rから延ばされている車体側ステー44L、44R(図手前側の符号44Lのみ示す。)に取付けられている。すなわち、車体側ステー44L、44Rは、エアバッグモジュール37を車体フレーム11に連結する部材である。エアバッグモジュール37には、エアバッグが折り畳まれている。
排気系は、エンジン22から延ばされる複数の排気管52と、エンジン22の下方にて排気管52が集合する集合部53と、この集合部53から車両後方に延ばされる後部排気管54と、この後部排気管54の後端に連結される消音器55と、からなる。
フロントカウル36に、乗員(運転者)が後方を視るサイドミラー58L、58R(図手前側の符号58Lのみ示す。)が取付けられ、ヘッドライト59が取付けられている。フロントフォーク15に、フロントフェンダ61が取付けられている。メインフレームの下部にラジエータ62が取付けられ、ラジエータ62の後方に風の流れをガイドするラジエータシュラウド63が設けられている。ピボット部25L、25Rに、メインスタンド65が取付けられ、操向ハンドル14の車両前方位置に、メータユニット66が設けられている。図中、Gは車両の重心である。
以下、車両の前部に設けられているバンパについて説明する。バンパ70は、メインフレーム21L、21Rから前方に延ばされるフロントバンパ71と、フロントフォーク15の下部から後方に延ばされ前輪17の後方に位置するタイヤ後方カバー72と、エンジン22の下部から前方に延ばされタイヤ後方カバー72の後方に位置するロアバンパ73と、からなる。
フロントバンパ71は、左右のメインフレーム21L、21Rから車両前方に延設されている。フロントバンパ71は、車両の前部にかかる荷重を受けることができる部材であり、メインカウル18の支持部でもある。
フロントバンパ71は、車両を側方から見たときに、その前端部71aが、前輪17の前端部17aよりも後方で且つヘッドパイプ12の前方に設けられ車両の前方を照らすヘッドライト59の下方に配置されている。フロントバンパ71は、車両の重心Gよりも上方に配置されている。
ロアバンパ73は、エンジン22の下部から車両前方に延ばされ前輪17に過大な荷重が入力されたときに、前輪17を転舵させつつ車両後方へガイドする部材である。ロアバンパ73の前方位置にて、フロントフォーク15からタイヤ後方カバー72が延ばされている。
タイヤ後方カバー72は、前輪17の後方を覆う部材であり、前輪17が過大な荷重を受け車両後方へ移動したときに、ロアバンパ73に当接することで、前輪17のタイヤ19とロアバンパ73とが直接当接することを回避させるために設けた部材である。
タイヤ19は、ラバー製であり、同一条件のもとでは、通常、ラバーと金属の間の摩擦係数は、金属と金属の間の摩擦係数よりも大きい。その対応策として、前輪17がロアバンパ73のバンパ面74をより円滑に移動させるために前輪17にタイヤ後方カバー72を取付けたものである。
次に、エアバッグモジュールの取付構造等について説明する。
図2に示すように、エアバッグモジュール37は、タンク上面後部36cに形成されたタンク凹部81と、燃料タンク36の上方を覆うタンクカバー82との間に配置される。このタンク凹部81は、エアバッグモジュール37に沿って下方に湾曲した形状に形成されている。エアバッグモジュール37は、折り畳まれたエアバッグを収納するバッグ収納箱83と、このバッグ収納箱83の上部開口を塞ぐリッド84とからなる。
燃料タンクの上面後部36cは、エアバッグモジュール37に沿って下方に湾曲した形状である。燃料タンクの上面後部36cを凹ませ、この凹ませた部分にエアバッグモジュール37を配置したので、燃料タンクの上面35からエアバッグモジュール37の突出量を小さくする又は無くすことができる。結果、車両の外観性が高まる。
メインフレーム21L、21R(図手前側の符号21Lのみ示す。)に、各々、第1締結部材86を介して車体側ステー44L、44R(図手前側の符号44Lのみ示す。)が取付けられ、これらの車体側ステー44L、44Rに、各々、第2締結部材87及び弾性部材89を介してエアバッグモジュール37が取り付けられている。
車体側ステー44L、44Rは、各々、メインフレーム21L、21Rから上方に延ばされている。
燃料タンクの上面35に、車体側ステー44L、44Rを燃料タンク36に位置決めすると共に留めるタンクステー(タンク側ステー)40L、40R(図手前側の符号40Lのみ示す。)が設けられ、これらのタンク側ステー40L、40Rに、車体側ステーの上部45L、45R(図手前側の符号45Lのみ示す。)から車体後方へ延ばされるステー取付部46L、46R(図手前側の符号46Lのみ示す。)が設けられ、このステー取付部46L、46Rは、タンク側ステー40L、40Rに第3締結部材88を介して取付けられるている。
次に、エアバッグモジュールを車両上方から見た構造について説明する。
図3に示すように、エアバッグモジュール37は、車幅方向中心に配置され、第2締結部材87を介して左右の車体側ステー44L、44Rの上部に締結され、左右の車体側ステー44L、44Rの下部は、第1締結部材86を介して車体フレーム21L、21Rに締結されている。
エアバッグモジュール37側には、上記とは別に、車体側ステー44L、44Rの上部45L、45Lにステー取付部46L、46Rが延ばされ、エアバッグモジュール37を車体に組付けるときに、ステー取付部46L、46Rが燃料タンク36の上面に設けたタンク側ステー40L、40Rに第3締結部材88を介して位置決めされる。
ステー取付部46L、46R及びタンク側ステー40L、40Rは、各々、車幅方向に一対設けられている。
図2に戻って、左右の車体側ステー44L、44Rは、各々、燃料タンク36の外方に向け複数の凸部135及び軽量化のための複数の孔136を有しプレス成形された板材である。車体側ステー44L、44Rに、凸部135及び孔136を設けることで、車体側ステー44L、44Rの軽量化を図りつつ剛性を高めることができる。128は給油口を塞ぐタンクキャップである。
次に、タンク側ステー及びこのタンク側ステーに止められるステー取付部の詳細を説明する。
図4に示すように、燃料タンクの上面35に右タンク側ステー40Rが固着されている。右タンク側ステー40Rは、燃料タンクの上面35に沿うように固着される右座部41Rと、この右座部41Rの上面に固着される右コ字状部材42Rとからなる。
右タンク側ステー40Rを構成する右コ字状部材42Rに取付孔91が形成され、この取付孔91は、車両前方へ開放される開放部101を有する。右ステー取付部46Rは、第3締結部材88及び弾性部材(図5、符号89)を介して右タンク側ステー40Rに留められている。
図5に示すように、右タンク側ステー40Rは、燃料タンクの上面35に沿って右タンク側ステー40Rの下面41Rbが固着されている。右コ字状部材42Rは、車両後面視で断面コ字状を呈し、第1取付孔91が形成されている保持部93Rと、この保持部93Rの両端から下方に延ばされ他後車幅方向左右に延ばされる一対の脚部94とからなる。
なお、左タンク側ステー40Lの構造及び左ステー取付部46Lとの取付構造は、前述した右タンクステー40Rの構造と車幅方向中心に左右に形成されている他、変わるところはなく、説明を省略する。
また、本実施例では、タンク側ステーのラバーマウント孔は車両前方へ開放されているが、ステー取付部のラバーマウント孔を車両後方へ開放するように構成することは差し支えない。
以下、右車体側ステー44Rのステー取付部を右タンクステー40Rのコ字状部材に取付ける要領を説明するが、左車体側ステー44Lを左タンクステー40Lに取付ける要領も同様なものであり、左車体側ステー44Lについての説明は省略する。
図6に示すように、予め、車体側ステー44Rのステー取付部46Rに設けたラバーマウント孔としての第2取付孔92に、ボルト103及びこのボルト103と一対に設けられ弾性部材89を含むナット104とからなる第3締結部材88をセットした状態で、タンク側ステー40Rのコ字状部材42Rの上面に開けられる開放部101を含む第1取付孔91に図矢印a方向に、第3締結部材88のくびれ部105を挿入する。
図7に示すように、ラバーマウント孔としての第2取付孔92に、第3締結部材88のくびれ部105を挿入した後、ボルト103を回して、ステー取付部46Rをタンク側ステー40Rに締結する。
上記取付構造をまとめると次のように説明できる。
車体側ステーの上部45から、車体側ステー44Rとは別に、ステー取付部46Rが車体後方へ延ばされ、燃料タンクの上面35に、ステー取付部46Rに対応するタンク側ステー40Rが設けられ、このタンク側ステー40Rとステー取付部46Rは、ボルト103及びこのボルト103の周囲に配置される弾性部材89でラバーマウントされ、タンク側ステー40Rのラバーマウント孔(第1取付孔91)は車両前方へ開放されている。
同様に、図3を参照して、車体側ステーの上部45から、車体側ステー44Lとは別に、ステー取付部46Lが車体後方へ延ばされ、燃料タンクの上面35に、ステー取付部46Lに対応するタンク側ステー40Lが設けられ、このタンク側ステー40Lとステー取付部46Lは、ボルト103及びこのボルト103の周囲に配置される弾性部材(図7、符号89)でラバーマウントされ、タンク側ステー40Lのラバーマウント孔(第1取付孔91)は車両前方へ開放されている。
なお、本実施例では、タンク側ステー40L、40Rに設けた第1取付孔91、91は、車両前方へ開放されているが、ステー取付部の第2取付孔92、92を車両後方へ開放することは差し支えない。
以上に述べた鞍乗り型車両の作用を次に述べる。
図8に示すように、予め、車体側ステー44L、44R(図手前側の符号44Lのみ示す。)に嵌めた第3締結部材88、88(図手前側の符号88のみ示す。)をタンク側ステー40L、40R(図手前側の符号40Lのみ示す。)に図矢印bのように係合させ、燃料タンク36に対する車体側ステー44L、44Rの位置決めを行う。
次に、図9に示すように、車体側ステー44L、44Rの下部に開けた孔を車体フレーム側に設けた支持ステー111L、111R(図手前側の符号111Lのみ示す。)に開けた孔に合わせ、図矢印cのように第1締結部材87をねじ込んで支持ステー111L、111Rに車体側ステー44L、44Rを締結する。
次に、図10に示すように、車体側ステー44L、44Rの上面に、第2締結部材87、87がセットされているモジュール組立体107を矢印dの如く載せ、第2締結部材87、87をねじ込む。エアバッグモジュール37の車体側への取付が完了した状態を図2に示す。
このように、車体側ステー44L、44が燃料タンク36に位置決めされるため、エアバッグモジュール37を車体側へ取付ける際に、エアバッグモジュール37が燃料タンク36に干渉することを防ぐことができる。
従来、エアバッグモジュールを車体側ステーに取付ける場合には、予め、車体側に車体側ステーを取付けておき、この車体側ステーに開けた締結孔にエアバッグモジュールの取付孔を合わせて載置し、締結部材によりエアバッグモジュールを車体側ステーに取付けていた。この場合には、車体側ステーは、車体フレーム側に取付けられているのみであり、組付作業の際に、燃料タンクに対するエアバッグモジュールの正確な位置を割り出しつつエアバッグモジュールをタンク側ステーに取付ける過程で、エアバッグモジュールやステーが燃料タンクに接触することがあり、タンク側ステーを車体フレームに位置決めすることに時間を要していた。この結果、エアバッグモジュールの組付時間が長くなっていた。
この点、本発明では、エアバッグモジュール37を取付ける場合において、車体側ステー44L、44Rを車体フレーム(メインフレーム21L、21R)に締結する前に、車体側ステー44L、44Rから車両後方へ延ばされているステー取付部46L、46Rを、左右のタンクステー40L、40Rに係合させることにより車体側ステー44L、44Rを燃料タンク36に位置決めすることができる。この位置決め作業により、エアバッグモジュール37を取付けるときに、エアバッグモジュール37が燃料タンク36に接近しすぎることやエアバッグモジュール37が燃料タンク36から離れすぎることを防止することができる。
すなわち、所定の容量をもつエアバッグが配置可能になり、エアバッグモジュール37の組付時に、エアバッグモジュール37や車体側ステー44L、44Rが燃料タンク36に干渉することを防ぎ、エアバッグモジュール37を車体側に容易に位置決めすることができる。位置決めが容易になれば、エアバッグモジュール37の取付作業が容易になり、エアバッグモジュール37の組付作業時間を短くすることができる。
加えて、本発明では、タンク側ステー40L、40Rに開けた第1取付孔91、91(図手前側の符号91のみ示す。)の前部が前方に開放される、又は、車体側ステー44L、44Rのステー取付部46L、46Rに開けた第2取付孔92、92(図手前側の符号92のみ示す。)の後部が後方に開放されている。このような構成により、エアバッグモジュール37が作動したときに、タンク側ステー40L、40Rからタンク側ステー取付部46L、46Rが外れ、燃料タンク36からエアバッグモジュール37が外れるようにした。従って、タンク側ステー40L、40Rにエアバッグモジュール37が締結されていても、燃料タンク36に大きな力がかかる心配はなく、燃料タンク36の強度や剛性を上げる必要もない。
図3を併せて参照して、タンク側ステー40L、40Rは、左右に一対設けられ、エアバッグが膨張する際に、エアバッグモジュール37には大きな力がかかり、タンク側ステー40L、40Rの前部に設けた第1取付孔91の開放部から、第1締結部材86及びこの第1締結部材86と一体のエアバッグモジュール37が左右均等に外れるようにした。
本発明では、タンク側ステー40L、40Rは、左右に一対設けられているので、エアバッグモジュール37が膨張展開したときに、エアバッグモジュール37は、左右一対のラバーマウント孔にガイドされ、車両前方に円滑に移動させることができる。
次に図4の別実施例について説明する。
図10に示すように、右ステー取付部46Rは、第3締結部材88及び弾性部材(図5、符号89)を介して右タンク側ステー40Rに留められている。
図4と大きく異なる点は、ステー取付部46Rのラバーマウント孔が車両後方へ開放されている点にある。その他、図4と大きく異なるところはなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、11…車体フレーム、22…パワーユニット(エンジン)、36…燃料タンク、37…エアバッグモジュール、44L、44R…車体側ステー、46L、46R…ステー取付部、89…弾性部材、91…ラバーマウント孔(第1取付孔)、92…ラバーマウント孔(第2取付孔)、103…ボルト。

Claims (4)

  1. 車体フレーム(11)と、この車体フレーム(11)に支持されるパワーユニット(22)と、前記車体フレーム(11)上に設けられ前記パワーユニット(22)へ供給する燃料を蓄える燃料タンク(36)と、この燃料タンク(36)の上方に配置されるエアバッグモジュール(37)と、下部が前記車体フレーム(11)に締結されると共に、上部に前記エアバッグモジュール(37)が取付けられる車体側ステー(44L、44R)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記車体側ステー(44L、44R)の上部又は前記エアバッグモジュール(37)の下部から、前記車体側ステー(44L、44R)とは別に、ステー取付部(46L、46R)が延ばされ、
    前記燃料タンク(36)の上面に、前記ステー取付部(46L、46R)に対応するタンク側ステー(40L、40R)が設けられ、
    このタンク側ステー(40L、40R)と前記ステー取付部(46L、46R)は、ボルト(103)及びこのボルト(103)の周囲に配置される弾性部材(89)でラバーマウントされていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記タンク側ステー(40L、40R)のラバーマウント孔(91、91)は車両前方へ開放される、又は、前記ステー取付部(46L、46R)のラバーマウント孔(92、92)は車両後方へ開放されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記タンク側ステー(40L、40R)は、車幅方向左右に一対設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記燃料タンク(36)の上面後部は、前記エアバッグモジュール(37)に沿って下方に湾曲した形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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