JP7293274B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、乗員の背もたれやルーフ部材を支持する支持フレームを備えた鞍乗型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の支持フレームは、車体上方に向かって湾曲するアーチ状に形成されている。支持フレームは、車幅方向に延びる上部パイプ部分を有する。支持フレームの上部パイプ部分には、ダウンレギュレータが吊り下げ固定されている。また、支持フレームには、車体前後方向に指向する板状の補強板が複数取り付けられている。
特開2012-214108号公報
ところで、車両には、電装部品をオプション品として後付けする場合がある。そのため、電装部品を取り付け易くする技術が求められている。
そこで本発明は、電装部品を取り付け易くすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗型車両は、車両(1)の外装部品(100)の内部に設けられ、前記外装部品(100)を補強する補強部材(160)を備え、前記外装部品(100)は、シート(7)に着座した乗員の背中をもたせかけることが可能な背凭れ部(100)を含み、前記背凭れ部(100)は、前記シート(7)に着座した乗員の背中に面する前方板(110)と、前記前方板(110)の後方に配置された後方板(120)と、を備え、前記前方板(110)と前記後方板(120)との間には、左右の側部パイプ部(133)を備える支持フレーム(130)と前記補強部材(160)とがそれぞれ配置され、前記補強部材(160)の後面に、電装部品(172)を配置可能な電装配置部(161)を有し、前記電装配置部(161)は、前記左右の側部パイプ部(133)と連結され、前記電装部品(172)は、前記補強部材(160)と前記後方板(120)との間に設けられている。
(2)上記(1)に記載の鞍乗型車両では、記補強部材(160)は、前後方向に厚みを有する補強板(160)であり、前記電装配置部(161)は、前記補強板(160)において前記電装配置部(161)を除いた他の部分(162,163)よりも幅広になっている幅広部(161)を有してもよい
(3)上記(2)に記載の鞍乗型車両では、前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記電装部品(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、前記幅広部(161)は、前記車幅方向において前記メインハーネス(70)とは逆側に配置されていてもよい。
(4)上記(2)又は(3)に記載の鞍乗型車両では、前記幅広部(161)の下方には、前記電装部品(172)を受けることが可能な受け板(125)が設けられていてもよい。
(5)上記(4)に記載の鞍乗型車両では、前記受け板(125)は、前記後方板(120)と一体に成形されていてもよい。
(6)上記(2)から(5)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記補強板(160)は、前記幅広部(161)とは異なる位置に前記電装部品(172)とは別の電装部品(171a)を固定するための孔(164)を有していてもよい。
(7)上記(2)から(6)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記補強板(160)は、前記後方板(120)に固定されていてもよい。
(8)上記(2)から(7)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記背凭れ部(100)の内部に設けられ、前記電装部品(172)とは異なる第2電装部品(171)は、前記背凭れ部(100)の上方に配置されたハイマウントストップランプ(60)に電力を供給する第一配線(171)を含み、前記ハイマウントストップランプ(60)は、ルーフ(43)を支持する断面中空の支持柱(44)に設けられ、前記第一配線(171)は、前記支持柱(44)の内部に配置されていてもよい。
(9)上記(8)に記載の鞍乗型車両では、前記支持柱(44)は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記電装部品(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、前記第一配線(171)は、前記車幅方向において前記メインハーネス(70)と同じ側に配置された前記支持柱(44)の内部に配置されていてもよい。
(10)上記(8)又は(9)に記載の鞍乗型車両では、前記補強板(160)は、前記幅広部(161)とは異なる位置に前記第2電装部品(171)を固定するための孔(164)を有し、前記孔(164)は、前記第一配線(171)のカプラ(171a)を嵌合可能であってもよい。
(11)上記(2)から(10)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記背凭れ部(100)の内部に前記電装部品(172)である前記車両(1)の振動を検知する振動センサ(172)と、前記振動センサ(172)とは異なる第3電装部品(173)である前記振動センサ(172)に接続されたスピーカ(173)と、を設け、前記振動センサ(172)は、前記幅広部(161)に固定されていてもよい。
(12)上記(11)に記載の鞍乗型車両では、前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記振動センサ(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、前記背凭れ部(100)の内部に設けられ、前記電装部品(172)とは異なる第4電装部品(174)は、前記振動センサ(172)と前記メインハーネス(70)とを接続する第二配線(174)を含み、前記振動センサ(172)及び前記第二配線(174)は、車幅方向から見て互いに重なっていてもよい。
(13)上記(12)に記載の鞍乗型車両では、ハイマウントストップランプ(60)に電力を供給する第一配線(171)と、前記第二配線(174)とは、車幅方向から見て互いに重なっていてもよい。
(14)上記(11)から(13)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記前方板(110)と前記後方板(120)との間には、ルーフ(43)を支持する支持柱(44)が設けられ、前記支持柱(44)は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、前記スピーカ(173)は、前記車幅方向において2本の前記支持柱(44)の間であって、前記補強板(160)の上方に配置されていてもよい。
(15)上記(11)から(14)の何れか一項に記載の鞍乗型車両では、前記スピーカ(173)は、前記後方板(120)に固定されていてもよい。
本発明の上記(1)に記載の鞍乗型車両によれば、車両の外装部品の内部に設けられ、外装部品を補強する補強部材を備え、外装部品は、シートに着座した乗員の背中をもたせかけることが可能な背凭れ部を含み、背凭れ部は、シートに着座した乗員の背中に面する前方板と、前方板の後方に配置された後方板と、を備え、前方板と後方板との間には、左右の側部パイプ部を備える支持フレームと補強部材とがそれぞれ配置され、補強部材の後面に、電装部品を配置可能な電装配置部を有し、電装配置部は、左右の側部パイプ部と連結され、電装部品は、補強部材と後方板との間に設けられていることで、以下の効果を奏する。
電装配置面において電装部品の固定面を確保することができるため、電装部品を取り付け易くすることができる。
本発明の上記(2)に記載の鞍乗型車両によれば補強部材は、前後方向に厚みを有する補強板であり電装配置部は、補強板において電装配置部を除いた他の部分よりも幅広になっている幅広部を有することで、以下の効果を奏する。
幅広部において電装部品の固定面を十分に確保することができるため、電装部品を取り付け易くすることができる。加えて、補強板が前後方向に厚みを有するため、背凭れ部を前後方向に薄型化することができる。
本発明の上記(3)に記載の鞍乗型車両によれば、前方板と後方板との間であって車幅方向の一方側には、電装部品に電力を供給するメインハーネスが設けられ、幅広部は、車幅方向においてメインハーネスとは逆側に配置されていることで、以下の効果を奏する。
例えば仮に、幅広部が前後方向から見てメインハーネスと重なる位置に配置されている場合、幅広部に取り付けられた電装部品が前後方向から見てメインハーネスと重なるため、背凭れ部が前後方向に厚くなる可能性がある。これに対し、本構成によれば、幅広部が車幅方向においてメインハーネスとは逆側に配置されていることで、幅広部に取り付けられた電装部品は車幅方向においてメインハーネスとはオフセットして配置されるため、背凭れ部を前後方向に薄型化することができる。加えて、幅広部とメインハーネスとの干渉を抑制することができる。
本発明の上記(4)に記載の鞍乗型車両によれば、幅広部の下方には、電装部品を受けることが可能な受け板が設けられていることで、以下の効果を奏する。
万が一、電装部品が幅広部から外れても、受け板が電装部品を受けるため、電装部品が地面に落下することを抑制することができる。
本発明の上記(5)に記載の鞍乗型車両によれば、受け板は、後方板と一体に成形されていることで、以下の効果を奏する。
電装部品の落下防止のために後方板とは別に専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。
本発明の上記(6)に記載の鞍乗型車両によれば、補強板は、幅広部とは異なる位置に電装部品を固定するための孔を有することで、以下の効果を奏する。
電装部品の固定のために専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。加えて、幅広部に取り付けた電装部品とは異なる電装部品を孔に固定することができる。
本発明の上記(7)に記載の鞍乗型車両によれば、補強板は、後方板に固定されていることで、以下の効果を奏する。
補強板により後方板を補強することができる。例えば、背凭れ部のうち前方板はシートに着座した乗員からの荷重を直に受けるため、十分に強度・剛性を持つが、後方板は前方板よりも強度・剛性が部分的に弱くなる場合がある。このような場合でも、補強板により後方板を部分的に補強することができる。
本発明の上記(8)に記載の鞍乗型車両によれば、第2電装部品は、前方板の上方に配置されたハイマウントストップランプに電力を供給する第一配線を含み、ハイマウントストップランプは、ルーフを支持する断面中空の支持柱に設けられ、第一配線は、支持柱の内部に配置されていることで、以下の効果を奏する。
第一配線を支持柱の外部(外観)から見えなくすることができる。
本発明の上記(9)に記載の鞍乗型車両によれば、支持柱は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、前方板と後方板との間であって車幅方向の一方側には、電装部品に電力を供給するメインハーネスが設けられ、第一配線は、車幅方向においてメインハーネスと同じ側に配置された支持柱の内部に配置されていることで、以下の効果を奏する。
第一配線が車幅方向においてメインハーネスと逆の側に配置された場合と比較して、第一配線を短くすることができる。加えて、第一配線を支持柱の外部(外観)から見えなくすることができる。
本発明の上記(10)に記載の鞍乗型車両によれば、補強板は、幅広部とは異なる位置に第2電装部品を固定するための孔を有し、前記孔は、前記第一配線のカプラを嵌合可能であることで、以下の効果を奏する。
第一配線のカプラの固定のために専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。加えて、幅広部に電装部品を取り付けた場合でも、第一配線のカプラを孔に嵌合することで簡易に固定することができる。
本発明の上記(11)に記載の鞍乗型車両によれば、背凭れ部の内部に電装部品である車両の振動を検知する振動センサと、振動センサとは異なる第3電装部品である振動センサに接続されたスピーカと、を設け、振動センサは、幅広部に固定されていることで、以下の効果を奏する。
振動センサにより幅広部の振動を車両の振動として検知することができるため、好適である。
本発明の上記(12)に記載の鞍乗型車両によれば、前方板と後方板との間であって車幅方向の一方側には、振動センサに電力を供給するメインハーネスが設けられ、第4電装部品は、振動センサとメインハーネスとを接続する第二配線を含み、振動センサ及び第二配線は、車幅方向から見て互いに重なることで、以下の効果を奏する。
振動センサ及び第二配線が車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されている場合と比較して、背凭れ部を前後方向に薄型化することができる。
本発明の上記(13)に記載の鞍乗型車両によれば、ハイマウントストップランプに電力を供給する第一配線と、第二配線とは、車幅方向から見て互いに重なることで、以下の効果を奏する。
第一配線及び第二配線が車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されている場合と比較して、背凭れ部を前後方向に薄型化することができる。
本発明の上記(14)に記載の鞍乗型車両によれば、前方板と後方板との間には、ルーフを支持する支持柱が設けられ、支持柱は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、スピーカは、車幅方向において2本の支持柱の間であって、補強板の上方に配置されていることで、以下の効果を奏する。
スピーカが支持柱の前後方向の一方側に配置されている場合と比較して、背凭れ部を前後方向に薄型化することができる。加えて、スピーカが補強板の下方に配置されている場合と比較して、車両の外でもスピーカが発する音を聞こえ易くすることができる。
本発明の上記(15)に記載の鞍乗型車両によれば、スピーカは、後方板に固定されていることで、以下の効果を奏する。
スピーカを後方板に固定した後に前方板と後方板とを固定できるため、作業性が向上する。
実施形態の電動車両の左側面図である。 実施形態の電動車両の後面図である。 実施形態の外装部品を外した状態を右前方から見た斜視図である。 実施形態の右側の支持柱を外した状態を右前方から見た斜視図である。 実施形態の補強板を含む周辺を右前方から見た斜視図である。 実施形態の補強板を含む周辺の前面図である。 図6においてオプション品を外した状態を示す前面図である。 実施形態の補強板を含む周辺の後面図である。 図6のIX-IX断面を含む右側面図である。 図6のX-X断面を含む右側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、鞍乗型車両の一例として電動車両を挙げて説明する。以下、電動車両を単に「車両」ということがある。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車両左右中心線CLが示されている。
<車両全体>
図1に示すように、本実施形態の車両は、操舵輪である一輪の前輪2を前車体3に支持するとともに、駆動輪である左右二輪の後輪4を後車体5に支持した三輪の電動車両1である。電動車両1は、左右の後輪4を接地させた後車体5に対して、前車体3を左右揺動(ローリング動)可能とした、揺動式の電動三輪車として構成されている。電動車両1は、車両前方に前進して走行可能であるとともに、車両後方に後進(後退)することも可能である。
前車体3は、前輪操舵用のバーハンドル(ハンドル)6と、乗員が着座するシート7と、を備えている。前車体3は、バーハンドル6とシート7との間を跨ぎ空間8とし、跨ぎ空間8の下方には低床フロア9を備えている。前車体3および後車体5は、回動機構(ローリングジョイント)19を介して互いに連結されている。図1中符号C1は回動機構19における車両前後方向に延びる回動軸線を示している。
前車体3は、前車体フレーム11を備えている。前車体フレーム11は、鉛直方向に対して後傾したヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12の後側から下方へ延びた後に後方へ湾曲する単一の前部フレーム14と、前部フレーム14の湾曲部両側から左右に分岐して後方へ延びる左右一対の下部フレーム15と、左右の下部フレーム15の後端部から斜め後上方へ湾曲して延びる左右一対の後部フレーム16と、左右の後部フレーム16の後端部から後方へ湾曲して延びる左右一対の荷台フレーム17と、を備えている。
ヘッドパイプ12には、前輪懸架装置(例えばテレスコピック式あるいはボトムリンク式のフロントフォーク)13が操舵可能に支持されている。前輪懸架装置13の下端部には、前輪2が支持されている。前輪懸架装置13の上部には、ヘッドパイプ12を貫通するステムパイプ13aが一体に設けられている。ステムパイプ13aには、バーハンドル6が一体回動可能に固定されている。
前車体3は、前車体カバー23で覆われている。前車体カバー23は、ヘッドパイプ12及び前部フレーム14の周辺を前方及び後方からそれぞれ覆うフロントカバー24及びインナカバー24aと、インナカバー24aの下端部の後方に連なるフロアボード25と、フロアボード25の後方で立ち上がるリヤボディカバー28と、リヤボディカバー28の上部後方で荷台フレーム17の周囲を覆う荷台カバー29と、備えている。フロアボード25と左右の下部フレーム15等とで低床フロア9が構成されている。荷台カバー29と左右の荷台フレーム17等とで荷台31が構成されている。
後車体5は、前車体フレーム11から独立した後車体フレーム(不図示)を備えている。前車体フレーム11には、回動機構19の前部が連結されている。回動機構19における前部に対して相対回動可能な後部は、後車体フレームに連結されている。
後車体5は、左右の後輪4間に配置されるパワーユニット20を備えている。パワーユニット20は、左右両側に後輪車軸21を延出し、左右の後輪4を支持している。後車体5は、後車体カバー22に上方から覆われている。
パワーユニット20は、電動車両1の駆動源である電気モータ(原動機)35を備えている。シート7下方かつリヤボディカバー28内には、バッテリボックス33が設けられている。バッテリボックス33には、電気モータ35の電源である高電圧バッテリ、高電圧バッテリの充放電等を管理するBMU(Battery Managing Unit)、補機電源である12Vの低電圧バッテリ等が収容されている(何れも不図示)。
パワーユニット20は、電気モータ35等を収容するユニットケース37を備えている。ユニットケース37には、電気モータ35の出力を制御するPCU(Power Control Unit)36が配置されている。PCU36は、例えばPDU(Power Driver Unit)およびECU(Electric Control Unit)を一体に備える制御ユニットである。PCU36は、電動車両1の駆動システムの制御部であり、スタートスイッチ(不図示)の操作後に、アクセル操作に応じて電気モータ35を駆動制御する。
電動車両1は、前車体3の前後に渡って設けられて運転者の前方および上方を覆うルーフユニット40を備えている。ルーフユニット40は、カウリング41、ウインドシールド42、ルーフ43および左右一対のピラー44(支持柱)を備えている。例えば、ルーフユニット40は、オプションとして前車体3に後付けで装着可能である。
カウリング41は、前車体3の前面となるフロントカウル46と、フロントカウル46の後部に取り付けられたインナカウル47と、を備えている。図中符号51は左右一対のバックミラー、符号53はフロントカウル46からウインドシールド42に向けて上方に延びるワイパーアームをそれぞれ示す。インナカウル47は、前車体3のフロントカバー24の前面に装着されている。
ルーフ43は、ウインドシールド42の上端部から後方へ延びている。ウインドシールド42の上端部とルーフ43の前端部とは、側面視で互いに連続するように円弧状に湾曲している。左右のピラー44は、ルーフ43の後端部を下方から支持している。左右のピラー44の下部は、シート7と荷台31との間で立ち上がる背凭れ部100(外装部品)を貫通して支持フレーム130(図5参照)に支持されている。
カウリング41の下方には、前車体3のフロントカバー24から前方に突出したヘッドライト支持部91が配置されている。ヘッドライト支持部91の前部には、ヘッドライト92が支持されている。ヘッドライト支持部91の左右両側には、左右一対のフロントウインカ93が支持されている。フロントカウル46の車幅方向の中央近傍の上部には、ワイパーアーム53の揺動軸となるワイパー軸81が配置されている。
図2に示すように、左右(車幅方向の一方側及び他方側)のピラー44は、左右に一本ずつ配置されている。ピラー44は、上下方向に沿って直線状に延びている。ピラー44が延びる方向と直交する面で切断した断面形状は、環状となっている。すなわち、ピラー44は、中空断面とされている。
ピラー44には、ハイマウントストップランプ60(補助制動灯)が設けられている。ハイマウントストップランプ60は、左右のピラー44に跨って車幅方向に延びている。例えば、ハイマウントストップランプ60は、オプションとして左右のピラー44に後付けで装着可能である。ハイマウントストップランプ60の下方には、左右のピラー44を連結する連結部材61が設けられている。
<背凭れ部>
図1に示すように、背凭れ部100は、シート7に着座した乗員の背中をもたせかけることが可能な部分である。背凭れ部100は、シート7に着座した乗員の背中に面する前方板110と、前方板110の後方に配置された後方板120と、を備えている。前方板110及び後方板120は、互いに着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、後方板120は、複数(例えば本実施形態では5本)のボルト119により前方板110に固定されている。
なお、図中符号111は前方板110の後面から後方に突出した前側ボス(図8等参照)、図中符号121は後方板120の前面から前方に突出した後側ボス(図7等参照)をそれぞれ示す。例えば、後方板120の後方から各ボルト119を各後側ボス121の挿通孔を通じて各前側ボス111の雌ねじ部に螺合することにより、前方板110及び後方板120を互いに固定することができる。
図3に示すように、前方板110(図1参照)と後方板120との間であって車両右側(車幅方向一方側)には、電装部品に電力を供給するメインハーネス70が設けられている。メインハーネス70のカプラ71は、背凭れ部100の内部に配置されている。メインハーネス70は、カプラ71から右下方へ湾曲しつつ延びた後、後方板120の右側壁に沿って下方へ延び、その後、シート7の右側下方を通って前下方へ湾曲しつつ延びている。
図中符号75は、スタートスイッチ(不図示)と連動するための信号線を示す。スタートスイッチは、電動車両1の駆動システムを起動させるスイッチである。なお、電動車両ではなくエンジン車両の場合、スタートスイッチは、駆動源であるエンジン(原動機)を始動させるセルスイッチとなる。
信号線75のカプラ76は、背凭れ部100の内部に配置されている。信号線75は、カプラ76から右下方へ湾曲しつつ延びた後、メインハーネス70に沿ってシート7の右側下方へ向けて延びている。例えば、信号線75は、オプションとして後付けで装着可能である。
図4に示すように、支持フレーム130は、背凭れ部100の内部に配置されている。支持フレーム130は、上方に向かって湾曲するアーチ状に形成されている。支持フレーム130は、車幅方向に延びる上部パイプ部131と、上部パイプ部131の車幅方向両端に繋がり下方に向かって湾曲する左右の湾曲パイプ部132と、湾曲パイプ部132の下端から下方に延びる左右の側部パイプ部133と、を備えている。左右の側部パイプ部133の下端部は、左右の後部フレーム16の後端部に連結されている。
図5に示すように、左右の後部フレーム16は、左右の荷台フレーム17の前端部(図3参照)に繋がる部分から上方に延びる縦パイプ部140を備えている。左右の縦パイプ部140は、車幅方向に延びる横架部材141により連結されている。左右の縦パイプ部140には、上下方向に延びる第一連結板142が溶接により結合されている。第一連結板142は、縦パイプ部140の前側から車幅方向外側に向けて曲がるL字状に形成されている。左右の側部パイプ部133には、上下方向に延びる第二連結板143が溶接により結合されている。第二連結板143は、複数(例えば本実施形態では2本)のボルト145により第一連結板142に設けられた不図示のナット(例えばウエルドナット)に固定されている。
左右のピラー44の下端部は、上部パイプ部131の車幅方向両端部に連結されている。上部パイプ部131の車幅方向両端部には、左右一対の支持ブラケット150が設けられている。支持ブラケット150は、ピラー44の下端部の前側を支持する前支持板151と、ピラー44の下端部の後側を支持する後支持板152と、を備えている。
前支持板151の下端部は、上部パイプ部131に溶接により結合されている。前支持板151は、複数(例えば本実施形態では4本)のボルト153により後支持板152に設けられたナット154(図8参照、例えばウエルドナット)に固定されている。前支持板151の車幅方向中央部は、前連結板155を介して上部パイプ部131に溶接により結合されている。
<補強板>
背凭れ部100の内部には、背凭れ部100を補強する補強板160(補強部材)が設けられている。補強板160は、上部パイプ部131と横架部材141との間に配置されている。補強板160は、前後方向に厚みを有している。補強板160は、前方板110(図8参照)と後方板120との間に配置されている。
補強板160は、複数(例えば本実施形態では2本)のボルト159により後方板120に固定されている。補強板160は、車幅方向に延びて左右の側部パイプ部133を連結している。すなわち、補強板160は、背凭れ部100の補強部材として、支持フレーム130の補強部材としても機能する。
補強板160は、振動センサ172を配置可能なセンサ配置部161(電装配置部)を有する。図9に示すように、センサ配置部161は、振動センサ172の一面172aに対応するセンサ配置面161a(電装配置面)を有する。例えば、センサ配置面161aは、振動センサ172の一面172aよりも大きい面積を有しているとよい。
図6に示すように、補強板160は、前面視で車幅方向に沿う2つの辺を有する矩形状に形成されたセンサ配置部161と、センサ配置部161の左側端から車幅方向に沿って左方へ延びて左側の側部パイプ部133に連結された第一延在部162と、センサ配置部161の右側端から車幅方向に沿って右方へ延びて右側の側部パイプ部133に連結された第二延在部163と、を備えている。
センサ配置部161は、補強板160において第一延在部162及び第二延在部163(センサ配置部161を除いた他の部分)よりも幅広になっている幅広部161である。センサ配置部161(以下「幅広部161」ともいう。)は、前面視で、第一延在部162及び第二延在部163のそれぞれよりも上下幅(上下方向の長さ)が大きい。センサ配置面161aは、幅広部161の後面に設けられている。幅広部161は、車幅方向においてメインハーネス70とは逆側(本実施形態では左側)に配置されている。なお、センサ配置部161の中央部には、前面視で円形状の孔161aが設けられていてもよい。
第一延在部162及び第二延在部163は、前面視で、幅広部161の両側端縁の上下方向中央部からそれぞれ一様の上下幅で車幅方向に延びている。
第一延在部162は、第二延在部163よりも車幅方向の長さが小さい。第一延在部162の左端部の上下方向中央部は、ボルト159により後方板120の左側部(具体的には、後方板120の前面左側から前方に突出した左側ボス122)に固定されている。
第二延在部163の右端部の上下方向中央部は、ボルト159により後方板120の右側部(具体的には、後方板120の前面右側から前方に突出した右側ボス123)に固定されている(図10参照)。第二延在部163には、前面視で円形状の孔163hが設けられていてもよい。
第二延在部163は、幅広部161とは異なる位置に電装部品を固定するための電装固定孔164(孔)を有する。電装固定孔164は、前面視で上下方向に延びる長孔形状を有している。電装固定孔164は、車幅方向において右側のボルト159と円形状の孔16hとの間に配置されている。
<受け板>
図9に示すように、幅広部161の下方には、振動センサ172を受けることが可能な受け板125が設けられている。受け板125は、後方板120と一体に成形されている。受け板125は、後方板120の前面から前方に突出している。
図6に示すように、受け板125は、前面視でU字状に形成されている。受け板125は、前面視で、車幅方向に沿って直線状に延びる受け板本体125aと、受け板本体125aの両端から上方に延びる左右一対の側壁125b,125cと、を備えている。
受け板本体125aは、幅広部161の下方に配置されている。図9に示すように、受け板本体125aの前端は、上下方向から見て幅広部161の下端と重なる位置に配置されている。受け板本体125aの前端と幅広部161の下端との間には、隙間が設けられている。図6に示すように、受け板本体125aの車幅方向の長さは、幅広部161の車幅方向の長さよりも長い。受け板本体125aは、前面視で、横架部材141の上フランジと重なる位置に配置されている。
左側壁125bは、受け板本体125aの左端から第一延在部162に向かって上方に延びている。右側壁125cは、上板本体の右端から第二延在部163に向かって上方に延びている。左右の側壁125b,125cの上下方向の長さは、互いに同じ長さとなっている。前面視で、右側壁125cと幅広部161の右端との間隔は、左側壁125bと幅広部161の左端との間隔よりも大きい。
<電装部品>
図4に示すように、背凭れ部100の内部には、電装部品171,172,173,174が設けられている。電装部品171,172,173,174は、背凭れ部100の上方に配置されたハイマウントストップランプ60に電力を供給する第一配線171と、車両の振動を検知する振動センサ172と、振動センサ172に接続されたスピーカ173と、振動センサ172とメインハーネス70とを接続する第二配線174と、を含む。
ハイマウントストップランプ60は、ルーフ43(図2参照)を支持する断面中空のピラー44に設けられている。第一配線171は、車幅方向においてメインハーネス70と同じ側(右側)に配置されたピラー44(図4では左側のピラー44のみ図示)の内部に配置されている。例えば、第一配線171は、ハイマウントストップランプ60と同様にオプションとして後付けで装着可能である。
第一配線171の一端は、ハイマウントストップランプ60に接続されている。第一配線171の他端は、メインハーネス70(カプラ71)に接続されている。第一配線171は、ハイマウントストップランプ60から右側のピラー44の内部を下方向に延びている。図8に示すように、第一配線171は、右側のピラー44の内部を下方向に延びた後、右側方に向かって湾曲し、その後、カプラ171aまで延びている。なお、第一配線171のカプラ171aは、メインハーネス70のカプラ71内に配置されている。
第一配線171のカプラ171aは、補強板160の電装固定孔164に嵌合可能とされている。例えば、第一配線171のカプラ171aは、電装固定孔164に対して嵌合可能に延びる嵌合爪(不図示)を備えていてもよい。なお、図8の例では、第一配線171の他端(カプラ171a)は、メインハーネス70(カプラ71)に接続されているが、第一配線171のカプラ171aは、電装固定孔164に嵌合(固定)されていてもよい。
図9に示すように、振動センサ172は、幅広部161に固定されている。例えば、振動センサ172の前面172a(一面)は、幅広部161のセンサ配置面161aに接着剤により固定されている。振動センサ172の前面172a全体は、接着剤を介してセンサ配置面161aに密着している。例えば、振動センサ172は、オプションとしてセンサ配置面161aに後付けで装着可能である。
図6に示すように、スピーカ173は、車幅方向において2本のピラー44の間に配置されている。スピーカ173は、前面視で、車両左右中心線CLに対して右側のピラー44寄りに配置されている。スピーカ173は、補強板160の上方に配置されている。スピーカ173は、前面視で、後方板120の上端縁、左右のピラー44、及び上部パイプ部131によって囲まれた空間に配置されている。スピーカ173は、複数(例えば本実施形態では2本)のボルト(不図示)により後方板120に固定されている。
スピーカ173は、前面視で円形状のスピーカ本体173aと、スピーカ本体173aの両側部に設けられた左右一対の連結片173bと、を備える。左右の連結片173bは、ボルト(不図示)により後方板120に設けられた左右一対のねじ孔127(図7参照)に固定されている。例えば、スピーカ173は、オプションとして後方板120に後付けで装着可能である。
図10に示すように、第二配線174は、補強板160と後方板120との間に配置されている。図8に示すように、第二配線174は、振動センサ172とメインハーネス70のカプラ71との間を湾曲しつつ延びている。例えば、第二配線174は、振動センサ172と同様にオプションとして後付けで装着可能である。
第二配線174の一端は、振動センサ172に接続されている。第二配線174の他端は、メインハーネス70(カプラ71)に接続されている。第二配線174は、振動センサ172から上方に向かって湾曲した後、右下方へ湾曲して右方へ延び、その後、カプラ174aまで延びている。なお、第二配線174のカプラ174aは、メインハーネス70のカプラ71内において第一配線171のカプラ171aの左側方に配置されている。
図10に示すように、振動センサ172及び第二配線174は、車幅方向から見て互いに重なっている。第二配線174は、車幅方向から見て、振動センサ172の前後幅内(前後方向の長さの範囲内)に配置されている。
第一配線171及び第二配線174は、車幅方向から見て互いに重なっている。第一配線171のうち補強板160と後方板120との間に配置されている部分は、車幅方向から見て第二配線174と部分的に重なっている。
なお、図中符号175は振動センサ172とスピーカ173とを接続する第三配線(図8等参照)、図中符号176は振動センサ172と信号線75(カプラ)とを接続する第四配線(図8等参照)、図中符号181~184は各種配線を束ねるクリップバンド(図8等参照)をそれぞれ示す。例えば、第三配線175、第四配線176、及びクリップバンド181~184は、オプションとして後付けで装着可能である。
例えば、図8に示すように、第三配線175及び信号線75の途中は、左右一対のクリップバンド181,182により上部パイプ部131に固定されている。例えば、第二配線174及び第三配線175の途中は、左右一対のクリップバンド183,184により補強板160に固定されている。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の電動車両1は、車両の背凭れ部100の内部に設けられ、背凭れ部100を補強する補強板160を備え、補強板160は、振動センサ172を配置可能なセンサ配置部161を有し、センサ配置部161は、振動センサ172の一面172aに対応するセンサ配置面161aを有する。
この構成によれば、センサ配置面161aにおいて振動センサ172の固定面を確保することができるため、振動センサ172を取り付け易くすることができる。
上記実施形態では、背凭れ部100は、シート7に着座した乗員の背中に面する前方板110と、前方板110の後方に配置された後方板120と、を備え、補強板160は、前後方向に厚みを有し、補強板160は、前方板110と後方板120との間に配置され、センサ配置部161は、補強板160においてセンサ配置部161を除いた他の部分162,163よりも幅広になっている幅広部161を有し、センサ配置面161aは、幅広部161の後面161aに設けられていることで、以下の効果を奏する。
幅広部161において振動センサ173の固定面を十分に確保することができるため、振動センサ172を取り付け易くすることができる。加えて、補強板160が前後方向に厚みを有するため、背凭れ部100を前後方向に薄型化することができる。
上記実施形態では、前方板110と後方板120との間であって車両右側には、振動センサ172に電力を供給するメインハーネス70が設けられ、幅広部161は、車幅方向においてメインハーネス70とは逆側に配置されていることで、以下の効果を奏する。
例えば仮に、幅広部161が前後方向から見てメインハーネス70と重なる位置に配置されている場合、幅広部161に取り付けられた振動センサ172が前後方向から見てメインハーネス70と重なるため、背凭れ部100が前後方向に厚くなる可能性がある。これに対し、本構成によれば、幅広部161が車幅方向においてメインハーネス70とは逆側に配置されていることで、幅広部161に取り付けられた振動センサ172は車幅方向においてメインハーネス70とはオフセットして配置されるため、背凭れ部100を前後方向に薄型化することができる。加えて、幅広部161とメインハーネス70との干渉を抑制することができる。
上記実施形態では、幅広部161の下方には、振動センサ172を受けることが可能な受け板125が設けられていることで、以下の効果を奏する。
万が一、振動センサ172が幅広部161から外れても、受け板125が振動センサ172を受けるため、振動センサ172が地面に落下することを抑制することができる。
上記実施形態では、受け板125は、後方板120と一体に成形されていることで、以下の効果を奏する。
振動センサ172の落下防止のために後方板120とは別に専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。
上記実施形態では、補強板160は、幅広部161とは異なる位置に電装部品を固定するための電装固定孔164を有することで、以下の効果を奏する。
電装部品の固定のために専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。加えて、幅広部161に取り付けた振動センサ172とは異なる電装部品を電装固定孔164に固定することができる。
上記実施形態では、補強板160は、後方板120に固定されていることで、以下の効果を奏する。
補強板160により後方板120を補強することができる。例えば、背凭れ部100のうち前方板110はシート7に着座した乗員からの荷重を直に受けるため、十分に強度・剛性を持つが、後方板120は前方板110よりも強度・剛性が部分的に弱くなる場合がある。このような場合でも、補強板160により後方板120を部分的に補強することができる。
上記実施形態では、背凭れ部100の内部に設けられる電装部品171は、背凭れ部100の上方に配置されたハイマウントストップランプ60に電力を供給する第一配線171を含み、ハイマウントストップランプ60は、ルーフ43を支持する断面中空のピラー44に設けられ、第一配線171は、ピラー44の内部に配置されていることで、以下の効果を奏する。
第一配線171をピラー44の外部(外観)から見えなくすることができる。
上記実施形態では、ピラー44は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、前方板110と後方板120との間であって車両右側には、振動センサ172に電力を供給するメインハーネス70が設けられ、第一配線171は、車幅方向においてメインハーネス70と同じ側に配置されたピラー44の内部に配置されていることで、以下の効果を奏する。
第一配線171が車幅方向においてメインハーネス70と逆の側に配置された場合と比較して、第一配線171を短くすることができる。加えて、第一配線171をピラー44の外部(外観)から見えなくすることができる。
上記実施形態では、補強板160は、幅広部161とは異なる位置に電装部品を固定するための電装固定孔164を有し、電装固定孔164は、第一配線171のカプラ171aを嵌合可能であることで、以下の効果を奏する。
第一配線171のカプラ171aの固定のために専用部品を設ける場合と比較して、部品点数を削減することができる。加えて、幅広部161に振動センサ172を取り付けた場合でも、第一配線171のカプラ171aを電装固定孔164に嵌合することで簡易に固定することができる。
上記実施形態では、背凭れ部100の内部に設けられる電装部品172,173は、車両の振動を検知する振動センサ172と、振動センサ172に接続されたスピーカ173と、を含み、振動センサ172は、幅広部161に固定されていることで、以下の効果を奏する。
振動センサ172により幅広部161の振動を車両の振動として検知することができるため、好適である。
上記実施形態では、前方板110と後方板120との間であって車両右側には、振動センサ172に電力を供給するメインハーネス70が設けられ、背凭れ部100の内部に設けられる電装部品174は、振動センサ172とメインハーネス70とを接続する第二配線174を含み、振動センサ172及び第二配線174は、車幅方向から見て互いに重なることで、以下の効果を奏する。
振動センサ172及び第二配線174が車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されている場合と比較して、背凭れ部100を前後方向に薄型化することができる。
上記実施形態では、ハイマウントストップランプ60に電力を供給する第一配線171と、第二配線174とは、車幅方向から見て互いに重なることで、以下の効果を奏する。
第一配線171及び第二配線174が車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されている場合と比較して、背凭れ部100を前後方向に薄型化することができる。
上記実施形態では、前方板110と後方板120との間には、ルーフ43を支持するピラー44が設けられ、ピラー44は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、スピーカ173は、車幅方向において2本のピラー44の間であって、補強板160の上方に配置されていることで、以下の効果を奏する。
スピーカ173がピラー44の前後方向の一方側に配置されている場合と比較して、背凭れ部100を前後方向に薄型化することができる。加えて、スピーカ173が補強板160の下方に配置されている場合と比較して、車両の外でもスピーカ173が発する音を聞こえ易くすることができる。
上記実施形態では、スピーカ173は、後方板120に固定されていることで、以下の効果を奏する。
スピーカ173を後方板120に固定した後に前方板110と後方板120とを固定できるため、作業性が向上する。
<変形例>
なお、上記実施形態では、補強板が背凭れ部の内部に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、シートと荷台との間で立ち上がる荷台前壁部の内部に設けられていてもよい。例えば、補強板は、車体フレームを覆う車体カバーの内部に設けられていてもよい。例えば、補強板は、背凭れ部以外の他の外装部品の内部に設けられていてもよい。例えば、補強板の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強板は、振動センサを配置可能なセンサ配置部を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、スピーカを配置可能なスピーカ配置部を有していてもよい。例えば、補強板は、振動センサ以外の他の電装部品を配置可能な電装配置部を有していてもよい。例えば、電装配置部の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強部材は、前後方向に厚みを有する補強板である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強部材は、上下方向に厚みを有する補強板であってもよい。例えば、補強部材は、車幅方向に厚みを有する補強板であってもよい。例えば、補強部材は、板状に限らず、筒状であってもよいし、柱状であってもよい。例えば、補強部材は、板状部材、筒状部材及び柱状部材の少なくとも一つを複数組み合わせた構造体であってもよい。例えば、補強部材の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強板が車幅方向に延びている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、上下方向に延びていてもよい。例えば、補強板は、車幅方向及び上下方向に対して交差する方向に延びていてもよい。例えば、補強板の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、電装配置部は、補強板において電装配置部を除いた他の部分よりも幅広になっている幅広部を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、電装配置部は、幅広部を有していなくてもよい。例えば、補強板は、一様の大きさの幅で所定方向に延びていてもよい。例えば、電装配置部の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、センサ配置面が幅広部の後面に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、センサ配置面は、幅広部の前面に設けられていてもよい。例えば、電装配置面は、幅広部の前後方向の一面に設けられていてもよい。例えば、電装配置面の設置態様は、電装配置面に配置される電装部品の種類、及び要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、前方板と後方板との間であって車両右側にメインハーネス(メインハーネスのカプラ)が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、メインハーネスは、前方板と後方板との間であって車両左側に設けられていてもよい。例えば、メインハーネスは、前方板と後方板との間であって車幅方向の一方側に設けられていてもよい。例えば、メインハーネスの設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、幅広部が車幅方向においてメインハーネスとは逆側に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、幅広部は、車幅方向においてメインハーネスと同じ側に配置されていてもよい。例えば、幅広部は、前後方向から見てメインハーネスと重なる位置に配置されていてもよい。例えば、幅広部の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、幅広部の下方には、振動センサを受けることが可能な受け板が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、幅広部の下方には、受け板が設けられていなくてもよい。例えば、受け板の設置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、受け板は、後方板と一体に成形されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、受け板は、前方板と一体に成形されていてもよい。例えば、振動センサの落下防止のために後方板とは別に専用部品が設けられていてもよい。例えば、受け板の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強板は、幅広部とは異なる位置に電装部品を固定するための電装固定孔を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、電装固定孔を有していなくてもよい。例えば、電装部品の固定のために専用部品が設けられていてもよい。例えば、電装部品の固定態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強板は、後方板に固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、後方板に固定されていなくてもよい。例えば、補強板は、前方板に固定されていてもよい。例えば、補強板の固定態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハイマウントストップランプは、ルーフを支持する断面中空のピラーに設けられ、第一配線は、ピラーの内部に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一配線は、ピラーの外部に配置されていてもよい。例えば、第一配線の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ピラーは、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、前方板と後方板との間であって車両右側には、電装部品に電力を供給するメインハーネスが設けられ、第一配線は、車幅方向においてメインハーネスと同じ側に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一配線は、車幅方向においてメインハーネスと逆の側に配置されていてもよい。例えば、第一配線の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、補強板は、幅広部とは異なる位置に電装部品を固定するための電装固定孔を有し、電装固定孔は、第一配線のカプラを嵌合可能である例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、補強板は、電装固定孔を有していなくてもよい。例えば、第一配線のカプラの固定のために専用部品が設けられていてもよい。例えば、第一配線のカプラの固定態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、振動センサが幅広部に固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、振動センサは、幅広部に固定されていなくてもよい。例えば、振動センサは、補強板において幅広部を除いた他の部分に固定されていてもよい。例えば、振動センサは、補強板以外の他の補強部材に固定されていてもよい。例えば、振動センサは、ボルト等の締結部材によって固定されていてもよい。例えば、振動センサの固定態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、振動センサと、振動センサとメインハーネスとを接続する第二配線とは、車幅方向から見て互いに重なる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、振動センサ及び第二配線は、車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されていてもよい。例えば、振動センサ及び第二配線の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハイマウントストップランプに電力を供給する第一配線と、第二配線とは、車幅方向から見て互いに重なる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一配線及び第二配線は、車幅方向から見て前後方向にオフセットして配置されていてもよい。例えば、第一配線及び第二配線の配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、前方板と後方板との間には、ルーフを支持するピラーが設けられ、ピラーは、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、スピーカは、車幅方向において2本のピラーの間であって、補強板の上方に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、スピーカは、ピラーの前後方向の一方側に配置されていてもよい。例えば、スピーカは、補強板の下方に配置されていてもよい。例えば、スピーカの配置態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、スピーカは、後方板に固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、スピーカは、前方板に固定されていてもよい。例えば、スピーカは、前方板及び後方板以外の他の部材に固定されていてもよい。例えば、スピーカの固定態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、背凭れ部の内部に設けられる電装部品は、背凭れ部の上方に配置されたハイマウントストップランプに電力を供給する第一配線と、車両の振動を検知する振動センサと、振動センサに接続されたスピーカと、振動センサとメインハーネスとを接続する第二配線と、を含む例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、背凭れ部の内部に設けられる電装部品は、第一配線、振動センサ、スピーカ、及び第二配線の少なくとも一つを含んでいなくてもよい。例えば、背凭れ部の内部に設けられる電装部品は、第一配線、振動センサ、スピーカ、及び第二配線以外の他の電装部品を含んでいてもよい。例えば、背凭れ部の内部に設けられる電装部品の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハイマウントストップランプ、第一配線、振動センサ、スピーカ、及び第二配線は、オプションとして後付けで装着されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ハイマウントストップランプ、第一配線、振動センサ、スピーカ、及び第二配線の少なくとも一つは、オプションとして後付けで装着されていなくてもよい。例えば、オプション品は、ハイマウントストップランプ、第一配線、振動センサ、スピーカ、及び第二配線以外の他の電装部品を含んでいてもよい。例えば、オプション品の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、鞍乗型車両の一例として揺動式の電動三輪車(電動車両)を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、鞍乗型車両は、二輪、三輪および四輪の各種の車両であってもよい。例えば、鞍乗型車両は、電動車両に限らず、エンジン車両やハイブリッド車両であってもよい。例えば、鞍乗型車両は、車体側にエンジンを搭載した自動二輪車であってもよいし、ユニットスイング式の自動二輪車であってもよい。例えば、鞍乗型車両の態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
上記実施形態では、ハンドルが左右一体のバーハンドルである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ハンドルは、左右別体のセパレートハンドルでもよく、かつバータイプでなくてもよい。例えば、ハンドルの態様は、要求仕様に応じて変更することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 電動車両(鞍乗型車両)
7 シート
43 ルーフ
44 ピラー(支持柱)
60 ハイマウントストップランプ
70 メインハーネス
100 背凭れ部(外装部品)
110 前方板
120 後方板
125 受け板
160 補強板(補強部材)
161 センサ配置部(電装配置部、幅広部)
161a センサ配置面(電装配置面)
162 第一延在部(補強板において電装配置部を除いた他の部分)
163 第二延在部(補強板において電装配置部を除いた他の部分)
164 電装固定孔(孔)
171 第一配線(電装部品)
171a カプラ
172 振動センサ(電装部品)
172a 振動センサの前面(電装部品の一面)
173 スピーカ(電装部品)
174 第二配線(電装部品)

Claims (15)

  1. 車両(1)の外装部品(100)の内部に設けられ、前記外装部品(100)を補強する補強部材(160)を備え、
    前記外装部品(100)は、シート(7)に着座した乗員の背中をもたせかけることが可能な背凭れ部(100)を含み、
    前記背凭れ部(100)は、
    前記シート(7)に着座した乗員の背中に面する前方板(110)と、
    前記前方板(110)の後方に配置された後方板(120)と、を備え、
    前記前方板(110)と前記後方板(120)との間には、左右の側部パイプ部(133)を備える支持フレーム(130)と前記補強部材(160)とがそれぞれ配置され、
    前記補強部材(160)の後面に、電装部品(172)を配置可能な電装配置部(161)を有し、
    前記電装配置部(161)は、前記左右の側部パイプ部(133)と連結され、
    前記電装部品(172)は、前記補強部材(160)と前記後方板(120)との間に設けられていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記補強部材(160)は、前後方向に厚みを有する補強板(160)であり、
    前記電装配置部(161)は、前記補強板(160)において前記電装配置部(161)を除いた他の部分(162,163)よりも幅広になっている幅広部(161)を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記電装部品(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、
    前記幅広部(161)は、前記車幅方向において前記メインハーネス(70)とは逆側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記幅広部(161)の下方には、前記電装部品(172)を受けることが可能な受け板(125)が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記受け板(125)は、前記後方板(120)と一体に成形されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記補強板(160)は、前記幅広部(161)とは異なる位置に前記電装部品(172)とは別の電装部品(171a)を固定するための孔(164)を有することを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記補強板(160)は、前記後方板(120)に固定されていることを特徴とする請求項2から6の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記背凭れ部(100)の内部に設けられ、前記電装部品(172)とは異なる第2電装部品(171)は、前記背凭れ部(100)の上方に配置されたハイマウントストップランプ(60)に電力を供給する第一配線(171)を含み、
    前記ハイマウントストップランプ(60)は、ルーフ(43)を支持する断面中空の支持柱(44)に設けられ、
    前記第一配線(171)は、前記支持柱(44)の内部に配置されていることを特徴とする請求項2から7の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記支持柱(44)は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、
    前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記電装部品(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、
    前記第一配線(171)は、前記車幅方向において前記メインハーネス(70)と同じ側に配置された前記支持柱(44)の内部に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記補強板(160)は、前記幅広部(161)とは異なる位置に前記第2電装部品(171)を固定するための孔(164)を有し、
    前記孔(164)は、前記第一配線(171)のカプラ(171a)を嵌合可能であることを特徴とする請求項8又は9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記背凭れ部(100)の内部に前記電装部品(172)である前記車両(1)の振動を検知する振動センサ(172)と、前記振動センサ(172)とは異なる第3電装部品(173)である前記振動センサ(172)に接続されたスピーカ(173)と、を設け
    前記振動センサ(172)は、前記幅広部(161)に固定されていることを特徴とする請求項2から10の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記前方板(110)と前記後方板(120)との間であって車幅方向の一方側には、前記振動センサ(172)に電力を供給するメインハーネス(70)が設けられ、
    前記背凭れ部(100)の内部に設けられ、前記電装部品(172)とは異なる第4電装部品(174)は、前記振動センサ(172)と前記メインハーネス(70)とを接続する第二配線(174)を含み、
    前記振動センサ(172)及び前記第二配線(174)は、車幅方向から見て互いに重なることを特徴とする請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. ハイマウントストップランプ(60)に電力を供給する第一配線(171)と、前記第二配線(174)とは、車幅方向から見て互いに重なることを特徴とする請求項12に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記前方板(110)と前記後方板(120)との間には、ルーフ(43)を支持する支持柱(44)が設けられ、
    前記支持柱(44)は、車幅方向の一方側及び他方側に一本ずつ配置され、
    前記スピーカ(173)は、前記車幅方向において2本の前記支持柱(44)の間であって、前記補強板(160)の上方に配置されていることを特徴とする請求項11から13の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
  15. 前記スピーカ(173)は、前記後方板(120)に固定されていることを特徴とする請求項11から14の何れか一項に記載の鞍乗型車両。
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