JP4776375B2 - 自動2輪車のカバー構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動2輪車のカバー構造、特にエアクリーナ及び燃料タンクを覆うために設けられるサイドカバーの構造に関する。

自動2輪車のシート下に配置されたエアクリーナを左右分割されたサイドカバーにより左右から覆うことは公知である。
特開平10−258784号公報
上記のように、左右分割したサイドカバーで覆う構造は、サイドカバーの構成部品が多くなり、分割部間を連結するための結合部品も必要となり、組立作業の工数も多くなるため比較的高価なものとなる。そのうえサイドカバーの重量も増えて比較的大型になる。その結果、小型で廉価な車両への適用が難しくなる。そこで本願は、サイドカバーを簡単かつ小型で安価な構造とするすることを目的とする。
上記課題を解決するため、自動2輪車のサイドカバー構造に係る第1の発明は、ヘッドパイプから後方へ延出する車体フレームと、この車体フレームへ支持されたエアクリーナ及び燃料タンクとを備えた自動2輪車のカバー構造において、
前記エアクリーナと燃料タンクは隣接して配設されるとともに、左右両側面の少なくとも一部及び底部を含むそれぞれの下部を、上方に開放され容器状の形状をなす一体のサイドカバーで覆ったことを特徴とする。
第2の発明は上記第1の発明において、前記車体フレームがその後部を構成しかつ車体後方へ延びてシートを支持するシートレールを備え、このシートレールを側面視で前記エアクリーナ及び燃料タンクの側面を横切るように配置して、これらエアクリーナ及び燃料タンクを支持するとともに、
前記シートレールを挟んで、前記エアクリーナと燃料タンクの各上部側を前記シートで覆い、
前記エアクリーナと燃料タンクの各下部側を前記サイドカバーで覆ったことを特徴とする。
第3の発明は上記第1の発明において、前記サイドカバーが樹脂製であることを特徴とする。
第4の発明は上記第2の発明において、前記燃料タンクの下方に配置された燃料コックを前記サイドカバーの開口より外に臨ませたことを特徴とする。
第5の発明は上記第1の発明において、前記車体フレームは、その前部側を構成するメインフレームと前記シートレール及びこれらのメインフレームとシートレール間を結ぶリヤステイを備え、これらのメインフレーム、シートレール及びリヤステイに囲まれた空間に前記サイドカバーが配置されることを特徴とする。
第1の発明によれば、エアクリーナ及び燃料タンクの各下部を一体のサイドカバーで覆うので、別々にカバーを設ける必要がなく、そのうえ左右等に分割することなく一体化しているから、部品点数及び組立作業の工数を少なくし、分割部間における結合部品も不要になるので、サイドカバーを安価にすることができる。そのうえエアクリーナの下部へ接続するコネクテイングチューブや燃料タンクの下部へ接続する燃料パイプなどの種々な部品を安価な部品でカバーすることができる。
第2の発明によれば、シートレールを挟んで上下にシートとサイドカバーを配置して燃料タンクとエアクリーナを覆うので、これら燃料タンクとエアクリーナの全体をカバーすることができ、外観を良好に保てる。
第3の発明によれば、サイドカバーを樹脂製としたので、軽量で廉価にすることができる。
第4の発明によれば、燃料タンクの下部を覆うサイドカバーに開口を設け、この開口に燃料コックを臨ませることにより外部から燃料コックを操作可能にするとともに、燃料コックまわりのホース類を燃料タンクの下部及び燃料コックと共にサイドカバーで同時にカバーできるので、煩雑になりやすいホース類が外観されにくくなり、外観が良好になる。
第5の発明によれば、車体フレームを構成するメインフレーム、シートレール及びリヤステイに囲まれた空間に、一体構造のサイドカバーを配置するので、サイドカバーの取付けが容易になり、組立における作業性が向上する。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例に係る自動2輪車を示し、この自動2輪車は比較的小型に構成され、車体フレーム1の前後に前輪2と後輪3が支持されている。前輪2はフロントフォーク4を介してヘッドパイプ5へ回動自在に支持され、ハンドル6により操向される。
車体フレーム1はヘッドパイプ5から斜め下がり後方へ延びるメインパイプ7と、その中間部より斜め上がりに後方へ延びるシートレール8と、シートレール8の下方を、メインパイプ7の後部から斜め上がり後方へ延びるリヤステイ9を備える。
メインパイプ7の下方には、シリンダ軸線を前後方向へ略水平に向けた水平エンジン10が支持され、シリンダヘッド10aの吸気口には気化器11が接続され、さらにこの気化器11へエアクリーナ12から浄化された空気が供給される。シリンダヘッド10aの排気口からは排気管13が延出し、水平エンジン10の下方を通って後方へ延び、後輪3の側方一側に配置されたマフラー14へ接続している。
水平エンジン10の後方に位置するメインパイプ7の後端部で下方へ屈曲したピボット部7aにピボット軸15を介してリヤアーム16の前端部が揺動自在に支持される。リヤアーム16の後端には後輪3が支持されるとともに、リヤクッション17がシートレール8の後部間に設けられる。後輪3はスプロケット18とエンジンの駆動スプロケット10bの間に巻き掛けられたチェーン19を介して水平エンジン10で駆動される。
シートレール8上にはシート20が支持される。シート20は前後方向へ長いダブルシートであり、前端部をヒンジ軸21で車体側へヒンジ結合することにより、後方側を開閉自在とする。シート20の下方には燃料タンク22が配置され、シートレール8に支持されている。燃料タンク22の底部からは燃料コック23が下方へ延出し、この燃料コック23から燃料パイプ28が気化器11へ接続している。
メインパイプ7,シートレール8及びリヤステイ9は側面視三角形のトラス構造部をなし、このトラス構造部で囲まれた側面視三角形の空間24内にサイドカバー25が設けられている。このサイドカバー25には、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各シートレール8より下方部分が収容され、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各下方部分を覆っている。エアクリーナ12及び燃料タンク22のシートレール8より上方部分はシート20の下部で覆われる。
ヘッドパイプ5及びメインパイプ7の前部周囲は前部側ボディカバー26で覆われる。この前部側ボディカバー26の前端部はヘッドパイプ5よりも前方へ延出し、この延出部内のヘッドパイプ5前方に空間が形成され、この空間内にリレーやヒューズ等の電装品が収容配置されている。27aはヘッドライト、27bはメータ27cの前方を覆うバイザである。
前部側ボディカバー26の後部はシート20の前部に沿い、メインパイプ7の中間部にて上方へ延びるステー30へ支持される。前部側ボディカバー26の後端部はシート20の前部へ接続し、メインパイプ7とリヤステイ9から上方の車体側部は、シート20、サイドカバー25及び前部側ボディカバー26で覆われる。31はホーン、32はシリンダヘッド10a上方にてメインパイプ7に支持される二次空気供給バルブである。
図2は、図1の側面図におけるエアクリーナ12及び燃料タンク22部分を拡大した図である。シート20は底板40を備え、その前端部に防振支持されたヒンジアーム41がヒンジ軸21で車体フレーム側に設けられたヒンジステー33へ回動自在に結合される。
シート20の裏面すなわち底板40のヒンジ近傍かつ前方中央部下面には、シートストッパ45が一端の回動軸46を底板40へ回動自在に支持され、他端の自由端47側が回動軸46を中心に回動することにより、図示のシート閉じ状態にて底板40と略平行な図示の収納位置と、下方へ回動する使用位置(図3参照)との間で変化できる。収納位置にあるシートストッパ45は、燃料タンク22の上面51側へ干渉することなく、底板40と上面51間における比較的狭い空間を有効利用して収納される。
燃料タンク22は、上下方向中間部側面をシートレール8が側面視で斜めに横切るように配置され、シートレール8の上方に略平行をなすフランジ50が前後にて防振ラバー34で支持される。燃料タンク22の上面51は、底板40の近傍かつ下方に位置し、後部側にキャップ52が設けられる。上面51と前側側面53との角部54にはストッパ支持凹部55が設けられている。フランジ50より下方側となる下部56はサイドカバー25内にある。
エアクリーナ12は縦長形状をなし、燃料タンク22の前側側面53に前方を上下方向に延びる。上部60には後方へ屈曲してやや下向きに開口する吸入ダクト61が設けられ、ここから外気を吸引し、フィルタ62で浄化する。浄化空気は下部63へ流れ、下部63の前側側面よりコネクティングチューブ64を介して気化器へ供給される。下部63の前側下面はメインパイプ7に沿って傾斜している。65はドレインチューブである。
サイドカバー25は側面視下向きに突出する略逆三角形状乃至は略半円形状をなし、上方は開口してシートレール8に沿う。前壁70はメインパイプ7に沿い、前端部に取付部71が設けられ、メインパイプ7側へ取付けられる。前壁70にはコネクティングチューブ64が前後方向へ貫通する。底部からはドレインチューブ65が下方へ突出し、側面の窓穴72には燃料コック23が臨んで、外部から操作可能になっている。
燃料コック23から前方へ延びる燃料パイプ28は、コネクティングチューブ64と共に前壁70をへ貫通して、コネクティングチューブ64の下方に沿いながら気化器へ向かって延びている。
後壁73はリヤステイ9に沿い、中間部のボス74がボルト75でリヤステイ9に設けられたブラケット9aのナット9bへ締結することにより固定され(拡大断面部参照)。さらに後端部には取付部76が設けられ、後述するクロスプレート側へ固定される。後壁73は後輪3に対面するリヤフェンダ35の前方に重なっている。なお、リヤフェンダ35を省略して後壁73をリヤフェンダとして機能させることもできる。
図3は図2と同様部位におけるシートストッパ45の使用状態を示す。シート20をヒンジ軸21を中心に反時計回り方向へ回動させて後端側を上方へ開き、シートストッパ45を回動軸46を中心にして自由端47側を時計回り方向下方へ回動させて使用位置へ回動させ、自由端47を燃料タンク22の上面51側に形成されたストッパ支持凹部55へ嵌合させる。すなわちストッパ支持凹部55はシートストッパ45の自由端47に対するストッパ受け部となり、燃料タンク22はシートストッパ45に対する車体側受け部をなすことになる。
これにより、シートストッパ45は自由端47がストッパ支持凹部55へ嵌合して当接支持されるため、自由端47はストッパ支持凹部55内にて安定支持され、シート20は開いた状態を保持できる。閉じるときは自由端47をストッパ支持凹部55から出して、回動軸46を中心にして反時計回り方向上方へ回動させて底板40に略平行する収納状態とし、中間部を底板40の係合部48へ係止させて収納状態に固定する。さらに、シート20をヒンジ軸21を中心に時計回り方向下方へ回動させシートレール8の上へ倒して開じることにより、図2の状態に戻す。
図4は車体フレーム1の側面図である。メインパイプ7には種々のステーやブラケット類が設けられ、7bはホーン用ステー、7cは側面視略コ字状の二次空気供給バルブ用ステー、7dはエンジンハンガーブラケットである。メインパイプ7のシートレール8の前端部が結合する部分の近傍かつ後方には、サイドカバー用ステー36が設けられ、ここにサイドカバー25の取付部71(図2)が取付けられる。メインパイプ7のピボット部7aにおけるリヤステイ9の前端部が結合する部分の近傍かつ下方にはピボットプレート7eが設けられ、ここにピボット軸15を通すためのピボットパイプ7fが設けられている。
図5は車体フレーム1の平面図である。メインパイプ7は車体中心Cに沿って一本で設けられ、シートレール8及びリヤステイ9はそれぞれ左右一対で設けられる。左右のシートレール8間には、クロスプレート37、38及び39が設けられている。左右のシートレール8の後端部間は後ろ側のクロスプレート39により連結されている。
前側のクロスプレート37の後方となるメインパイプ7の車体中心C上にはサイドカバー用ステー36が設けられ、ここに溶接されたナット36aへサイドカバー25の取付部71に設けられた通し穴へ通したボルト(不図視)を締結するようになっている。左右のリヤステイ9の各中間部にはブラケット9aが設けられ、ここへはナット9bが予め一体に設けられている。
左右のシートレール8の中間部上面及び中間のクロスプレート38の上面には燃料タンク22のフランジ50が重なるようになっており、これらの部分に防振ラバー34(図2・3)の取付部34aが設けられている。中間のクロスプレート38の裏面にはサイドカバー用ステー38aが設けられ、ここにサイドカバー25の取付部76が取付けられる。サイドカバー用ステー38aは車体中心Cよりやや右側へオフセットされて設けられている。
図6はシート20の前部拡大断面図である。シート20は底板40を備え、その前端部へ一体に形成されているヒンジブラケット42に対して、ヒンジアーム41が防振ラバー41aを介して防振支持されている。底板40の下面で、ヒンジブラケット42の近傍かつ後方位置には、図示のシート閉じ状態にて上方へ凹入状態となる収納凹部43が形成され、この中に収納位置にしたシートストッパ45が収納されるようになっている。収納位置にあるシートストッパ45は収納凹部43内にあり、収納凹部43に隣接する部分の一般面40aとほぼ面一になり、底板40と燃料タンク22の上面51間の空間内へ突出しないようになっている。
収納凹部43の前端部には下向きに開放された略U字状断面をなして下方へ突出する支持突起44が設けられている。この支持突起44を弾性変形させて回動軸46を溝部内へ押し込むことにより、回動軸46が回動自在に嵌合支持される。シートストッパ45は後方へ長く延出し、中間部左右は、底板40から一体に下方へ突出し、先端が爪状をなす係合部48により収納位置にて係合保持する。他端の自由端47は曲面をなし、支持凹部55へ嵌合したとき燃料タンク22の表面を傷付けにくくなっている。49はステーであり、下端部にラバー49aが設けられている。
図7はシート20の底面図であり、前部中央に収納凹部43が車体中心Cに沿って前後方向へ長くシート底板40と一体に設けられている。ステー49はシートの底板40における前部及び後部の各左右へ一体に設けられ、シートを閉じたとき、ラバー49aをシートレール8へ当接して、シートをシートレール8上へ防振支持するようになっている。
図8はシートストッパ45の平面図、図9はその9−9線断面図である。シートストッパ45は略帯板状をなし、鉄、アルミ合金等の軽合金もしくは樹脂等の適宜材料からなり、好ましくは軽量で成形しやすく比較的安価な樹脂製とする。シートストッパ45の一端には回動軸46が左右方向へ一体に突出して設けられ、ここで底板40の支持突起44の二股部へ圧入することにより回動自在に支持される。表面には長さ方向へ平行する複数のリブ45aが設けられ、肉厚を比較的薄くしても全体を高剛性にできかつ軽量化を図っている。
シートストッパ45を板状とし、その平面部(図8に示す面)を上下に向けて底板40へ取付けることにより、収納時における底板40から下方へ突出する寸法が板厚となるので、図2に示すように底板40と上面51間の比較的小さな間隙内へ配置可能になる。なお、シートストッパ45は板状に限らず棒状等適宜形状を採用できる。
図10は燃料タンク22の上面視である。キャップ52が取付けられる給油口の位置は、燃料タンク22の上面51における後方側かつ右側へ寄せた位置に設けられている。こうすることによってサイドスタンドを立てた状態での満タン給油を確実におこなえるとともに、前方へ開いたシート20が給油の邪魔にならない。
燃料タンク22の周囲に形成されるフランジ50の前端部左右及び後端部中央には取付穴50aが設けられ、ここでシートレール8側の取付部34aへ防振ラバー34を介して取付けられる。ストッパ支持凹部55は、左右方向へ長い略台形状の凹部をなして、角部54の左右方向における一部である中央部に形成される。この左右方向幅はシートストッパ45の自由端47の左右幅よりも若干大きい。
ストッパ支持凹部55は、上面51と前側側面53との角部54を部分的に凹入させることにより設けられ、燃料タンク22の成形と同時に形成することができる。例えば、燃料タンク22を上下2分割構造とし、各上下部をそれぞれプレス成形で成形する場合、このプレス成形工程において、角部54の一部を変形させることによりストッパ支持凹部55を同時に形成できる。プレス成形によらず、樹脂等を金型で成形する場合にも型構造により容易に形成できる。
なお、ストッパ支持凹部55の形状や個数は任意であり、角部54のほぼ全幅にわたって形成してもよい。いずれにせよ、ストッパ支持凹部55の前後方向における一端が上面51へ入り込み、他端が前側面53へ入り込むようにする。ストッパ支持凹部55をこのような本願発明の形状にすることにより、ストッパ45から伝達される荷重が燃料タンク22の表面へ良好に分散されるため、燃料タンク22に特別な補強が不要となる。
また、ストッパ支持凹部55の形成位置は満タン時の液面よりも高い位置に設け、ストッパ支持凹部55が燃料タンク22における満タン時の収容液体容量に影響が出ないように配慮すればどのような位置でも構わない。
図11はサイドカバー25を上方から示す図、図12は図11の12−12線断面図である。サイドカバー25は、上方に開放された容器形状をなし、鉄、アルミ合金等の軽合金もしくは樹脂等の適宜材料からなり、好ましくは軽量で成形しやすく比較的安価な樹脂製とし、全体が一体に形成される。このように全体を一体に形成することにより、部品点数が少なくなる。しかも、車体フレーム1のトラス構造部で囲まれた側面視略三角形の空間24内へ一体のサイドカバーを収容して取付けるので取付を容易迅速にできる。
前壁70から底壁77の前部にかけて貫通穴78が形成され、ここからコネクティングチューブ64及び燃料パイプ28が前壁70を貫通して前方へ延出し、ドレインチューブ65が下方へ突出するようになっている。底壁77における貫通穴78の左右縁部からは突部77aが一体に上方へ突出形成され、その上端部に形成された爪77bがエアクリーナ12の下部63における側面に形成された係合穴66へ係脱自在になっている。
したがって、エアクリーナ12をサイドカバー25内へ上方から押し込めば、下部63側面の係合穴66へ突部77aの爪77bが係合することにより、エアクリーナ12をワンタッチ式にサイドカバー25へ取付け、支持させることができる。
左側の側壁79には燃料コック23を露出させるための窓穴72が設けられている。後壁73の底壁77近傍部左右にはボス74が形成され、ここに設けられた通し穴よりボルト75(図2)にてリヤステイ9のブラケット9a(図5)へ締結されるようになっている。
サイドカバー25は、エアクリーナ12及び燃料タンク22の下部を一緒に収容して覆うことができる。しかも、燃料コック23、燃料パイプ28及びコネクティングチューブ64も一緒にカバーしている。
次に、本実施例の作用を説明する。図2等に示すように、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各下部を一体のサイドカバー25で覆うので、エアクリーナ12及び燃料タンク22のために別々にカバーを設ける必要がなく、そのうえ左右等に分割することなく一体化しているから、部品点数及び組立作業の工数を少なくし、分割部間における結合部品も不要になるので、サイドカバー25を安価にすることができる。しかも、サイドカバー25を樹脂製とすることにより、軽量で廉価にすることができる。
そのうえ、エアクリーナ12の下部へ接続するコネクテイングチューブ64や燃料タンク22の下部56から下方へ延出する燃料コック23及びこの燃料コック2から前方へ延出する燃料パイプ28などの種々な部品を、安価な部品であるサイドカバー25で覆うことができる。
また、シートレール8を挟んで上下からシート20とサイドカバー25で燃料タンク22とエアクリーナ12を覆うので、これら燃料タンク22とエアクリーナ12の全体をカバーすることができ、外観を良好に保つことができる。
そのうえ、燃料タンクの下部56を覆うサイドカバー25の側壁79に開口である窓穴72を設け、この窓穴72に燃料コック23を臨ませることにより外部から燃料コック23を操作可能にするとともに、燃料コック23まわりの燃料パイプ28を燃料タンクの下部56及び燃料コック23と共にサイドカバー25で同時にカバーできるので、煩雑になりやすい燃料パイプ28が外観されにくくなるため、外観が良好になる。
さらに、車体フレーム1を構成するメインパイプ7、シートレール8及びリヤステイ9に囲まれた側面視略三角形状の空間24に、一体構造のサイドカバー25を配置するので、前後の取付部71及び76と後壁73のボス74にて車体フレーム側へボルト止めするだけで済むから、サイドカバー25の取付けが容易になり、組立における作業性が向上する。
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、サイドカバー25で覆うものとして、燃料パイプ28以外の各種ホース類や配線等、種々な部品があり、配管や配線部品を覆って外観性を向上させることができる。また、エアクリーナ12や燃料タンク22の形状によっては、これらを横並べに配置してサイドカバー25で覆うことにより車体の全長を短縮させることもできる。さらにはエアクリーナ12等の一方側を屈曲させて燃料タンク22等の他方側下方へ回し込むことにより上下に並んだ部分を設け、この部分をサイドカバー25で覆うこともでき、この場合には車体の全長及び車幅を短くすることができる。
また、サイドカバーに限らず、車体を覆うカバー、カウルに適用することができる。
実施例に係る自動2輪車の側面図 シート前部近傍部分の拡大側面図 図2においてシートを開いた状態を示す図 車体フレームの側面図 車体フレームの平面図 シートの前部拡大断面図 シートの裏面図 シートストッパの平面図 図8の9−9線相当断面図 燃料タンクの上面視図 サイドカバーの上面視図 図11の12−12線相当断面図
符号の説明
1:車体フレーム、5:ヘッドパイプ、7:メインパイプ、8:シートレール、9:リヤステイ、12:エアクリーナ、20:シート、22:燃料タンク、23:燃料コック、28:燃料パイプ、25:サイドカバー、45:シートストッパ、51:上面、54:角部、55:ストッパ支持凹部


Claims (5)

  1. ヘッドパイプから後方へ延出する車体フレームと、この車体フレームへ支持されたエアクリーナ及び燃料タンクとを備えた自動2輪車のカバー構造において、
    前記エアクリーナと燃料タンクは隣接して配設されるとともに、左右両側面の少なくとも一部及び底部を含むそれぞれの下部を、上方に開放され容器状の形状をなす一体のサイドカバーで覆ったことを特徴とする自動2輪車のカバー構造。
  2. 前記車体フレームはその後部を構成しかつ車体後方へ延びてシートを支持するシートレールを備え、このシートレールを側面視で前記エアクリーナ及び燃料タンクの側面を横切るように配置して、これらエアクリーナ及び燃料タンクを支持するとともに、
    前記シートレールを挟んで、前記エアクリーナと燃料タンクの各上部側を前記シートで覆い、
    前記エアクリーナと燃料タンクの各下部側を前記サイドカバーで覆ったことを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のカバー構造。
  3. 前記サイドカバーが樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のカバー構造。
  4. 前記燃料タンクの下方に配置された燃料コックを前記サイドカバーの開口より外に臨ませたことを特徴とする請求項2に記載した自動2輪車のカバー構造。
  5. 前記車体フレームは、その前部側を構成するメインフレームと前記シートレール及びこれらのメインフレームとシートレール間を結ぶリヤステイを備え、これらのメインフレーム、シートレール及びリヤステイに囲まれた空間に前記サイドカバーが配置されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のカバー構造。
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