JP4545090B2 - 自動2輪車のシートストッパ構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動2輪車の開閉式シートにおいて、シートを回動させて開いた状態に保持するためのシートストッパに関する。
自動2輪車の開閉式シート裏面と車体フレームとの間にガスダンパを設け、シートの開閉に応じてガスダンパを伸縮させることによりシートの開閉状態を保持することが知られている。
実開昭57−53981号公報
上記ガスダンパをシートストッパに用いる場合、車体フレーム側にガスダンパの一端を連結支持するための特別な構造を設ける必要がある。また、ガスダンパはそれ自体が高価でありかつ重量物であるとともに、両端にジョイントを設けなければならないので、小型で廉価な自動2輪車への適用が難しくなる。そこで本願は、シートストッパの受け止め部側に特別な連結支持のための構造を要求せず、しかも小型化することを目的とする。
上記課題を解決するため、自動2輪車のシートストッパ構造に係る第1の発明は、ヘッドパイプから後方へ延出する車体フレームと、この車体フレームへ回動自在に支持されて開閉自在のシートとを備えた自動2輪車において、
シートを回動させて開いた状態に保持するためのシートストッパをシートの裏面側へ設け、このシートストッパの一端をシートに対して回動自在に支持させることにより、他端側を回動させてシートストッパを収納位置と使用位置の間で回動自在とし、
シートを開いたとき、シートストッパを使用位置へ回動させて、前記他端をシート下方にて車体フレームへ支持された燃料タンクへ当接させて支持させるとともに、
前記燃料タンクの上面にストッパ支持凹部を設けて、このストッパ支持凹部にシートストッパの前記他端を嵌合することを特徴とする自動2輪車のシートストッパ構造。
の発明は上記第1の発明において、前記シートストッパが樹脂製であることを特徴とする。
の発明は上記第1の発明において、前記シートストッパが板状であることを特徴とする。
の発明は上記第1の発明において、前記ストッパ支持凹部が、燃料タンクの上面角部に形成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、シートストッパの一端を中心にして回動させた他端を車体フレームに支持された部材(以下、車体側受け部という)に対して、単に当接させるだけで支持される。このため、車体側受け部に特別な連結支持部材を設けなくても済むので構造が簡単になる。また、ジョイントを不要にするので、小型かつ安価にすることができ、そのうえ高価でかつ重量物であるガスダンパの使用を不要にできるので、小型かつ廉価な車両にも適用可能になる。
さらに、車体側受け部として、シート下方の比較的大きな面積を有する燃料タンクの上面を利用するので、シートストッパを支持するために特別な連結支持部材を必要としない。しかもストッパ支持凹部を燃料タンクの上面に形成したので、燃料タンクの容量を減らすこともなく、燃料タンクを有効利用できる。
の発明によれば、シートストッパを樹脂製としたので、軽量かつ安価にすることができる。
の発明によれば、ストッパ支持凹部を燃料タンク上面側の角部に形成することにより、シートストッパから加わる荷重を上面と側面の計2面へ分散させることができる。このため、燃料タンクの肉厚を上げることもなく、車体側受け部を燃料タンクへ形成できる。
の発明によれば、シートストッパを板状としたので、収納時に表裏の各面を上下へ向けることにより、シートと燃料タンクの間における比較的狭い空間内へ配置できるので、この空間を無駄にせず有効利用できる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例に係る自動2輪車を示し、この自動2輪車は比較的小型に構成され、車体フレーム1の前後に前輪2と後輪3が支持されている。前輪2はフロントフォーク4を介してヘッドパイプ5へ回動自在に支持され、ハンドル6により操向される。
車体フレーム1はヘッドパイプ5から斜め下がり後方へ延びるメインパイプ7と、その中間部より斜め上がりに後方へ延びるシートレール8と、シートレール8の下方を、メインパイプ7の後部から斜め上がり後方へ延びるリヤステイ9を備える。
メインパイプ7の下方には、シリンダ軸線を前後方向へ略水平に向けた水平エンジン10が支持され、シリンダヘッド10aの吸気口には気化器11が接続され、さらにこの気化器11へエアクリーナ12から浄化された空気が供給される。シリンダヘッド10aの排気口からは排気管13が延出し、水平エンジン10の下方を通って後方へ延び、後輪3の側方一側に配置されたマフラー14へ接続している。
水平エンジン10の後方に位置するメインパイプ7の後端部で下方へ屈曲したピボット部7aにピボット軸15を介してリヤアーム16の前端部が揺動自在に支持される。リヤアーム16の後端には後輪3が支持されるとともに、リヤクッション17がシートレール8の後部間に設けられる。後輪3はスプロケット18とエンジンの駆動スプロケット10bの間に巻き掛けられたチェーン19を介して水平エンジン10で駆動される。
シートレール8上にはシート20が支持される。シート20は前後方向へ長いダブルシートであり、前端部をヒンジ軸21で車体側へヒンジ結合することにより、後方側を開閉自在とする。シート20の下方には燃料タンク22が配置され、シートレール8に支持されている。燃料タンク22の底部からは燃料コック23が下方へ延出し、この燃料コック23から燃料パイプ28が気化器11へ接続している。
メインパイプ7,シートレール8及びリヤステイ9は側面視三角形のトラス構造部をなし、このトラス構造部で囲まれた側面視三角形の空間24内にサイドカバー25が設けられている。このサイドカバー25には、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各シートレール8より下方部分が収容され、エアクリーナ12及び燃料タンク22の各下方部分を覆っている。エアクリーナ12及び燃料タンク22のシートレール8より上方部分はシート20の下部で覆われる。
ヘッドパイプ5及びメインパイプ7の前部周囲は前部側ボディカバー26で覆われる。この前部側ボディカバー26の前端部はヘッドパイプ5よりも前方へ延出し、この延出部内のヘッドパイプ5前方に空間が形成され、この空間内にリレーやヒューズ等の電装品が収容配置されている。27aはヘッドライト、27bはメータ27cの前方を覆うバイザである。
前部側ボディカバー26の後部はシート20の前部に沿い、メインパイプ7の中間部にて上方へ延びるステー30へ支持される。前部側ボディカバー26の後端部はシート20の前部へ接続し、メインパイプ7とリヤステイ9から上方の車体側部は、シート20、サイドカバー25及び前部側ボディカバー26で覆われる。31はホーン、32はシリンダヘッド10a上方にてメインパイプ7に支持される二次空気供給バルブである。
図2は、図1の側面図におけるエアクリーナ12及び燃料タンク22部分を拡大した図である。シート20は底板40を備え、その前端部に防振支持されたヒンジアーム41がヒンジ軸21で車体フレーム側に設けられたヒンジステー33へ回動自在に結合される。
シート20の裏面すなわち底板40のヒンジ近傍かつ前方中央部下面には、シートストッパ45が一端の回動軸46を底板40へ回動自在に支持され、他端の自由端47側が回動軸46を中心に回動することにより、図示のシート閉じ状態にて底板40と略平行な図示の収納位置と、下方へ回動する使用位置(図3参照)との間で変化できる。収納位置にあるシートストッパ45は、燃料タンク22の上面51側へ干渉することなく、底板40と上面51間における比較的狭い空間を有効利用して収納される。
燃料タンク22は、上下方向中間部側面をシートレール8が側面視で斜めに横切るように配置され、シートレール8の上方に略平行をなすフランジ50が前後にて防振ラバー34で支持される。燃料タンク22の上面51は、底板40の近傍かつ下方に位置し、後部側にキャップ52が設けられる。上面51と前側の側面53との角部54にはストッパ支持凹部55が設けられている。フランジ50より下方側となる下部56はサイドカバー25内にある。
エアクリーナ12は縦長形状をなし、燃料タンク22の前側側面53に前方を上下方向に延びる。上部60には後方へ屈曲してやや下向きに開口する吸入ダクト61が設けられ、ここから外気を吸引し、フィルタ62で浄化する。浄化空気は下部63へ流れ、下部63の前側側面よりコネクティングチューブ64を介して気化器へ供給される。下部63の前側下面はメインパイプ7に沿って傾斜している。65はドレインチューブである。
サイドカバー25は側面視下向きに突出する略逆三角形状乃至は略半円形状をなし、上方は開口してシートレール8に沿う。前壁70はメインパイプ7に沿い、前端部に取付部71が設けられ、メインパイプ7側へ取付けられる。前壁70にはコネクティングチューブ64が前後方向へ貫通する。底部からはドレインチューブ65が下方へ突出し、側面の窓穴72には燃料コック23が臨んで、外部から操作可能になっている。
燃料コック23から前方へ延びる燃料パイプ28は、コネクティングチューブ64と共に前壁70をへ貫通して、コネクティングチューブ64の下方に沿いながら気化器へ向かって延びている。
後壁73はリヤステイ9に沿い、中間部のボス74がボルト75でリヤステイ9に設けられたブラケット9aのナット9bへ締結することにより固定され(拡大断面部参照)。さらに後端部には取付部76が設けられ、後述するクロスプレート側へ固定される。後壁73は後輪3に対面するリヤフェンダ35の前方に重なっている。なお、リヤフェンダ35を省略して後壁73をリヤフェンダとして機能させることもできる。
図3は図2と同様部位におけるシートストッパ45の使用状態を示す。シート20をヒンジ軸21を中心に反時計回り方向へ回動させて後端側を上方へ開き、シートストッパ45を回動軸46を中心にして自由端47側を時計回り方向下方へ回動させて使用位置へ回動させ、自由端47を燃料タンク22の上面51側に形成されたストッパ支持凹部55へ嵌合させる。すなわちストッパ支持凹部55はシートストッパ45の自由端47に対するストッパ受け部となり、燃料タンク22はシートストッパ45に対する車体側受け部をなすことになる。
これにより、シートストッパ45は自由端47がストッパ支持凹部55へ嵌合して当接支持されるため、自由端47はストッパ支持凹部55内にて安定支持され、シート20は開いた状態を保持できる。閉じるときは自由端47をストッパ支持凹部55から出して、回動軸46を中心にして反時計回り方向上方へ回動させて底板40に略平行する収納状態とし、中間部を底板40の係合部48へ係止させて収納状態に固定する。さらに、シート20をヒンジ軸21を中心に時計回り方向下方へ回動させシートレール8の上へ倒して開じることにより、図2の状態に戻す。
図4は車体フレーム1の側面図である。メインパイプ7には種々のステーやブラケット類が設けられ、7bはホーン用ステー、7cは側面視略コ字状の二次空気供給バルブ用ステー、7dはエンジンハンガーブラケットである。メインパイプ7のシートレール8の前端部が結合する部分の近傍かつ後方には、サイドカバー用ステー36が設けられ、ここにサイドカバー25の取付部71(図2)が取付けられる。メインパイプ7のピボット部7aにおけるリヤステイ9の前端部が結合する部分の近傍かつ下方にはピボットプレート7eが設けられ、ここにピボット軸15を通すためのピボットパイプ7fが設けられている。
図5は車体フレーム1の平面図である。メインパイプ7は車体中心Cに沿って一本で設けられ、シートレール8及びリヤステイ9はそれぞれ左右一対で設けられる。左右のシートレール8間には、クロスプレート37、38及び39が設けられている。左右のシートレール8の後端部間は後ろ側のクロスプレート39により連結されている。
前側のクロスプレート37の後方となるメインパイプ7の車体中心C上にはサイドカバー用ステー36が設けられ、ここに溶接されたナット36aへサイドカバー25の取付部71に設けられた通し穴へ通したボルト(不図視)を締結するようになっている。左右のリヤステイ9の各中間部にはブラケット9aが設けられ、ここへはナット9bが予め一体に設けられている。
左右のシートレール8の中間部上面及び中間のクロスプレート38の上面には燃料タンク22のフランジ50が重なるようになっており、これらの部分に防振ラバー34(図2・3)の取付部34aが設けられている。中間のクロスプレート38の裏面にはサイドカバー用ステー38aが設けられ、ここにサイドカバー25の取付部76が取付けられる。サイドカバー用ステー38aは車体中心Cよりやや右側へオフセットされて設けられている。
図6はシート20の前部拡大断面図である。シート20は底板40を備え、その前端部へ一体に形成されているヒンジブラケット42に対して、ヒンジアーム41が防振ラバー41aを介して防振支持されている。底板40の下面で、ヒンジブラケット42の近傍かつ後方位置には、図示のシート閉じ状態にて上方へ凹入状態となる収納凹部43が形成され、この中に収納位置にしたシートストッパ45が収納されるようになっている。収納位置にあるシートストッパ45は収納凹部43内にあり、収納凹部43に隣接する部分の一般面40aとほぼ面一になり、底板40と燃料タンク22の上面51間の空間内へ突出しないようになっている。
収納凹部43の前端部には下向きに開放された略U字状断面をなして下方へ突出する支持突起44が設けられている。この支持突起44を弾性変形させて回動軸46を溝部内へ押し込むことにより、回動軸46が回動自在に嵌合支持される。シートストッパ45は後方へ長く延出し、中間部左右は、底板40から一体に下方へ突出し、先端が爪状をなす係合部48により収納位置にて係合保持する。他端の自由端47は曲面をなし、支持凹部55へ嵌合したとき燃料タンク22の表面を傷付けにくくなっている。49はステーであり、下端部にラバー49aが設けられている。
図7はシート20の底面図であり、前部中央に収納凹部43が車体中心Cに沿って前後方向へ長くシート底板40と一体に設けられている。ステー49はシートの底板40における前部及び後部の各左右へ一体に設けられ、シートを閉じたとき、ラバー49aをシートレール8へ当接して、シートをシートレール8上へ防振支持するようになっている。
図8はシートストッパ45の平面図、図9はその9−9線断面図である。シートストッパ45は略帯板状をなし、鉄、アルミ合金等の軽合金もしくは樹脂等の適宜材料からなり、好ましくは軽量で成形しやすく比較的安価な樹脂製とする。シートストッパ45の一端には回動軸46が左右方向へ一体に突出して設けられ、ここで底板40の支持突起44の二股部へ圧入することにより回動自在に支持される。表面には長さ方向へ平行する複数のリブ45aが設けられ、肉厚を比較的薄くしても全体を高剛性にできかつ軽量化を図っている。
シートストッパ45を板状とし、その平面部(図8に示す面)を上下に向けて底板40へ取付けることにより、収納時における底板40から下方へ突出する寸法が板厚となるので、図2に示すように底板40と上面51間の比較的小さな間隙内へ配置可能になる。なお、シートストッパ45は板状に限らず棒状等適宜形状を採用できる。
図10は燃料タンク22の上面視である。キャップ52が取付けられる給油口の位置は、燃料タンク22の上面51における後方側かつ右側へ寄せた位置に設けられている。こうすることによってサイドスタンドを立てた状態での満タン給油を確実におこなえるとともに、前方へ開いたシート20が給油の邪魔にならない。
燃料タンク22の周囲に形成されるフランジ50の前端部左右及び後端部中央には取付穴50aが設けられ、ここでシートレール8側の取付部34aへ防振ラバー34を介して取付けられる。ストッパ支持凹部55は、左右方向へ長い略台形状の凹部をなして、角部54の左右方向における一部である中央部に形成される。この左右方向幅はシートストッパ45の自由端47の左右幅よりも若干大きい。
ストッパ支持凹部55は、上面51と前側側面53との角部54を部分的に凹入させることにより設けられ、燃料タンク22の成形と同時に形成することができる。例えば、燃料タンク22を上下2分割構造とし、各上下部をそれぞれプレス成形で成形する場合、このプレス成形工程において、角部54の一部を変形させることによりストッパ支持凹部55を同時に形成できる。プレス成形によらず、樹脂等を金型で成形する場合にも型構造により容易に形成できる。
なお、ストッパ支持凹部55の形状や個数は任意であり、角部54のほぼ全幅にわたって形成してもよい。いずれにせよ、ストッパ支持凹部55の前後方向における一端が上面51へ入り込み、他端が前側前面53へ入り込むようにする。ストッパ支持凹部55をこのような本願発明の形状にすることにより、ストッパ45から伝達される荷重が燃料タンク22の表面へ良好に分散されるため、燃料タンク22に特別な補強が不要となる。
また、ストッパ支持凹部55の形成位置は満タン時の液面よりも高い位置に設け、ストッパ支持凹部55が燃料タンク22における満タン時の収容液体容量に影響が出ないように配慮すればどのような位置でも構わない。
図11はサイドカバー25を上方から示す図、図12は図11の12−12線断面図である。サイドカバー25は、上方に開放された容器形状をなし、鉄、アルミ合金等の軽合金もしくは樹脂等の適宜材料からなり、好ましくは軽量で成形しやすく比較的安価な樹脂製とし、全体が一体に形成される。このように全体を一体に形成することにより、部品点数が少なくなる。しかも、車体フレーム1のトラス構造部で囲まれた側面視略三角形の空間24内へ一体のサイドカバーを収容して取付けるので取付を容易迅速にできる。
前壁70から底壁77の前部にかけて貫通穴78が形成され、ここからコネクティングチューブ64及び燃料パイプ28が前壁70を貫通して前方へ延出し、ドレインチューブ65が下方へ突出するようになっている。底壁77における貫通穴78の左右縁部からは突部77aが一体に上方へ突出形成され、その上端部に形成された爪77bがエアクリーナ12の下部63における側面に形成された係合穴66へ係脱自在になっている。
したがって、エアクリーナ12をサイドカバー25内へ上方から押し込めば、下部63側面の係合穴66へ突部77aの爪77bが係合することにより、エアクリーナ12をワンタッチ式にサイドカバー25へ取付け、支持させることができる。
左側の側壁79には燃料コック23を露出させるための窓穴72が設けられている。後壁73の底壁77近傍部左右にはボス74が形成され、ここに設けられた通し穴よりボルト75(図2)にてリヤステイ9のブラケット9a(図5)へ締結されるようになっている。
サイドカバー25は、エアクリーナ12及び燃料タンク22の下部を一緒に収容して覆うことができる。しかも、燃料コック23、燃料パイプ28及びコネクティングチューブ64も一緒にカバーしている。
次に、本実施例の作用を説明する。図3等に示すように、回動軸46を中心にしてシートストッパ45を回動させて自由端47をストッパ支持凹部55へ嵌合すると、自由端47はストッパ支持凹部55に対して単に当接させるだけで支持され、かつストッパ支持凹部55内にて安定支持される。このため、自由端47を車体側受け部へ予め連結する必要がないので、特別な連結支持部材を車体側受け部へ設けなくても済むことになり、シートストッパの構造が簡単になる。また、ジョイントを不要にするので、小型かつ安価にすることができ、そのうえ高価でかつ重量物であるガスダンパの使用を不要にできるので、小型かつ廉価な車両にも適用可能になる。
そのうえ、車体側受け部として、シート下方の比較的大きな面積を有する燃料タンク22の上面51を利用するので、シートストッパ45の自由端47を支持するためのストッパ支持凹部55を容易に形成でき、ストッパ支持凹部55の形成における自由度が高くなる。しかもストッパ支持凹部55を燃料タンク22の上面51と前側側面53との角部54に形成したので、燃料タンク22の満タン時容量を減らすこともなく、燃料タンク22をシートストッパの車体側受け部として有効利用できる。
また、シートストッパ45を樹脂製としたので、軽量かつ安価にすることができる。さらに、ストッパ支持凹部55を燃料タンク22の上面51側の角部54に形成することにより、シートストッパ45から加わる荷重を上面51と前側側面53の計2面へ分散させることができる。このため、燃料タンク22の肉厚を上げずにストッパ支持凹部55を燃料タンク22へ形成できる。
また、シートストッパ45を板状としたので、収納時に表裏の各面を上下へ向けることにより、シート20の底板40と燃料タンク22の上面51間における比較的狭い空間内へ配置できることになり、この空間を無駄にせず有効利用できる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、シートストッパ45の自由端47を止める相手側部材となる車体側受け部は、燃料タンク22に限らない。シートレール8やクロスプレート等の車体フレームの一部、もしくはメインパイプ7、シートレール8及びリヤステイ9等の車体フレーム1におけるいずれかの部分に支持される燃料タンク以外の他の適宜部材であってもよい。
実施例に係る自動2輪車の側面図 シート前部近傍部分の拡大側面図 図2においてシートを開いた状態を示す図 車体フレームの側面図 車体フレームの平面図 シートの前部拡大断面図 シートの裏面図 シートストッパの平面図 図8の9−9線相当断面図 燃料タンクの上面視図 サイドカバーの上面視図 図11の12−12線相当断面図
符号の説明
1:車体フレーム、5:ヘッドパイプ、7:メインパイプ、8:シートレール、9:リヤステイ、12:エアクリーナ、20:シート、22:燃料タンク、23:燃料コック、28:燃料パイプ、25:サイドカバー、45:シートストッパ、51:上面、54:角部、55:ストッパ支持凹部

Claims (4)

  1. ヘッドパイプから後方へ延出する車体フレームと、この車体フレームへ回動自在に支持されて開閉自在のシートとを備えた自動2輪車において、
    シートを回動させて開いた状態に保持するためのシートストッパをシートの裏面側へ設け、このシートストッパの一端をシートに対して回動自在に支持させることにより、他端側を回動させてシートストッパを収納位置と使用位置の間で回動自在とし、
    シートを開いたとき、シートストッパを使用位置へ回動させて、前記他端をシート下方にて車体フレームへ支持された燃料タンクへ当接させて支持させるとともに、
    前記燃料タンクの上面にストッパ支持凹部を設けて、このストッパ支持凹部にシートストッパの前記他端を嵌合することを特徴とする自動2輪車のシートストッパ構造。
  2. 前記シートストッパが樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシートストッパ構造。
  3. 前記シートストッパが板状であることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシートストッパ構造。
  4. 前記ストッパ支持凹部が、燃料タンクの上面角部に形成されることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のシートストッパ構造。
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JPS60110582A (ja) * 1983-11-18 1985-06-17 川崎重工業株式会社 サドル型シ−ト

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