JP3380447B2 - 自動二輪車の物品収納室支持構造 - Google Patents

自動二輪車の物品収納室支持構造

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JP3380447B2
JP3380447B2 JP31012597A JP31012597A JP3380447B2 JP 3380447 B2 JP3380447 B2 JP 3380447B2 JP 31012597 A JP31012597 A JP 31012597A JP 31012597 A JP31012597 A JP 31012597A JP 3380447 B2 JP3380447 B2 JP 3380447B2
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清隆 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの下方に物
品収納室を設けた自動二輪車の物品収納室支持構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】シート下方にヘルメット収納ボックス等
の物品収納室を設けた例は、内燃機関と後輪が動力伝達
ケースにより一体にユニット化され車体に対して揺動す
るように支持されたスイングユニットタイプの自動二輪
車に多く見られる。その特開平2−6284号公報に記
載された自動二輪車01の例を図6に示す。
【0003】同自動二輪車01の車体フレーム02は、比較
的大径の丸パイプよりなる1本のメインフレーム04がヘ
ッドパイプ03から後方へ斜め下向きに延出し、同メイン
フレーム04の後端から斜め上方に長方形パイプよりなる
1本のリヤフレーム05が傾斜を緩やかに湾曲させながら
延出している。
【0004】かかる車体フレーム02の下方に揺動自在に
配設されるスイングユニットケース06は、前部の内燃機
関07と後端に軸支された後輪09とが中央の動力伝達部08
を介して一体に構成されたもので、内燃機関07のクラン
クケースの上部がメインフレーム04の後端近傍にピボッ
ト軸010 により枢支され、後輪09が軸支された後端とそ
の上方のリヤフレーム05との間にリヤクッション011 が
介装されている。
【0005】そしてメインフレーム04の後部とリヤフレ
ーム05の上にヘルメット収納室012が支持され、同ヘル
メット収納室012 の上に設けられるシート013 は前端を
枢支されてヘルメット収納室012 の上部開口を開閉自在
に支持されている。
【0006】ヘルメット収納室012 は、底壁の前部がメ
インフレーム04の後部にラバーマウント015 を介して取
り付けられ、後壁の上部がリヤフレーム05の上端部に設
けられたブラケット05aにラバーマウント016 を介して
取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ヘルメット収納室012
を支持する車体フレーム02が、1本のメインフレーム04
の後端に1本のリヤフレーム05の前端が略直角に結合さ
れる構造であるので、車体フレーム全体の剛性が十分確
保しにくい構造である。
【0008】またかかるメインフレーム04とリヤフレー
ム05の両者に亘ってヘルメット収納室012 が支持される
ので、ヘルメット収納室012 の高い支持剛性を得ること
が難しい。
【0009】車体フレーム02のヘルメット収納室012 が
支持される中央部の下方は、スイングユニットケース06
の枢支部(ピボット軸010 )および動力伝達部08の上下
の揺動箇所にあたり、したがってメインフレーム04の後
部は、これらを避けて比較的に高い位置にあり、その上
に底壁を有するヘルメット収納室012 も高い位置とな
る。
【0010】ヘルメット収納室012 は、ヘルメットを収
納できるだけの大きな容積を必要とし、かかる大型のヘ
ルメット収納室012 が車体の高い位置にあるため、その
上に支持されるシート013 も自ずと高くなって車体に対
して適切な高さにシートを位置させるのが難しい。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、車体フレーム全体の剛性とと
もに物品収納室の支持剛性の向上を図り、物品収納室の
十分な容積を確保してシートを適切な高さ位置に容易に
設定できる自動二輪車の物品収納室支持構造を供する点
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、シート下方に物品収納室
を設けた自動二輪車において、ヘッドパイプから後方へ
斜め下向きに1本のメインフレームが延出し、同メイン
フレームの中間より左右に分岐した左右一対のリヤフレ
ーム後方へ略水平に延出させたのち斜め上方へ立ち
げるとともに、略水平に延出した部分の後部と前記メイ
ンフレームの後端とを連結部材で連結し、前記左右一対
のリヤフレームの水平部間に前記メインフレームの後部
上面と前記連結部材の上面とで形成された凹部を有する
車体フレームを構成し、前記左右一対のリヤフレーム
水平上部に前記物品収納室の底壁の前部と後部を支持す
るとともにリヤフレーム立ち上がり傾斜部の後端に物品
収納室後壁上部を支持した自動二輪車の物品収納室支持
構造とした。
【0013】ヘッドパイプから後方へ斜め下向きに延出
した1本のメインフレームの中間から左右に分岐して後
方へ略水平に左右一対の2本のリヤフレームが延出して
車体フレームが構成されるので、車体フレーム全体の剛
性を向上させることができる。また物品収納室は一対の
リヤフレーム上に支持されるので、物品収納室の支持剛
性も十分確保される。
【0014】内燃機関がメインフレームの下方に懸架さ
れ、動力伝達系とは別体で揺動しない所謂スイングユニ
ットタイプと異なる自動二輪車であり、したがって車体
フレームの物品収納室が支持される中央部の下方は、ス
イングユニットケースの揺動を避けるという要請がな
く、物品収納室を比較的に低い位置で支持することが可
能である。よって物品収納室の容積を十分確保して、そ
の上に支持されるシートを適切な高さに設定することが
できる。
【0015】
【0016】連結部材を設ける簡単な構造で、メインフ
レーム後部とリヤフレーム水平部と連結部材とが側面視
で三角形の3辺を構成することになり、車体フレーム全
体の剛性をより向上させることができる。
【0017】
【0018】
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動二輪車の物品収納室支持構造において、前記物品収納
室の下部中央を、前記リヤフレーム水平部に支持された
底壁の前部及び後部支持部より下方にある前記凹部に向
けて先細に膨出させたものである。物品収納室の容積を
十分確保しながら物品収納室を低い位置に抑え、その上
に支持されるシートを適切な高さに設定することができ
る。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の自動二輪車の物品収納室支持構造におい
て、前記物品収納室は、前記車体フレームに弾性支持さ
れたヘルメット収納ボックスであることを特徴とする。
【0021】シートを支持する物品収納室は、車体フレ
ームに対して物品収納室の底壁の前部,底壁の後部およ
び後壁上部で弾性支持されるので、確固として支持され
るとともに車体の振動が物品収納室およびシートに伝達
されるのを抑制することができる。
【0022】
【0023】ヘルメットを収納できる大きな容積を備え
たヘルメット収納ボックスをリヤフレーム上に高い支持
剛性で支持し、かつその上に支持されるシートを適切な
高さに設定することが容易にできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図5に図示し説明する。本実施の形態
に係る自動二輪車1の全体側面図を図1に示し、車体フ
レーム2の全体側面図および同平面図を図2および図3
に示す。
【0025】車体フレーム2は、ヘッドパイプ3から1
本の丸パイプ状のメインフレーム4が後方斜め下向きに
延出しており、その中間部から左右に分岐した左右対称
な一対のリヤフレーム5,5が後方へ略水平に延出した
のち斜め上方へ立ち上がっている。
【0026】したがって図2に示すように車体フレーム
2は、側面視で斜めに傾斜したメインフレーム前部4a
から略水平なリヤフレーム水平部5aを経て斜めに立ち
上がったリヤフレーム傾斜部5bと連なって概ね中央が
下方へ湾曲したような形状をなし、車体フレーム全体の
剛性が高い。なおリヤフレーム水平部5aのさらに下方
にメインフレーム4の後部4bが突出している。
【0027】ヘッドパイプ3とメインフレーム4との間
をガセット6が補強し、左右一対のリヤフレーム5,5
の前端のメインフレーム4から分岐した部分間に平面視
三角形状のクロスプレート7が架設されるとともに、リ
ヤフレーム水平部5aと傾斜部5bの境にクロスパイプ
8、リヤフレーム傾斜部5bの後部にクロスパイプ9が
架設され、左右リヤフレーム傾斜部5bの後端間に平面
視コ字状に屈曲されたリヤサブフレーム10が水平姿勢で
後方に連結されている。リヤフレーム傾斜部5bとリヤ
サブフレーム10の連結角部をガセット11が補強してい
る。
【0028】そしてメインフレーム後部4bに左右対称
な一対のピボットプレート12,12が上端縁が溶接されて
いくらか左右に拡がりながら下方へ垂設されるととも
に、ピボットプレート12,12の上端縁はそのメインフレ
ーム後部4bに沿って溶接される後部が屈曲して斜め上
方に連結部13,13を延出しており、同断面コ字状の連結
部13,13の上端が前記クロスパイプ8に溶接されてメイ
ンパイプ4の後端と左右リヤフレーム5,5に架設され
たクロスパイプ8との間を連結補強している。
【0029】したがって図2に示すように側面視でリヤ
フレーム水平部5aとメインフレーム4bと連結部13と
が三角形の3辺をなし、車体フレーム2の全体の剛性を
向上させている。そして左右のリヤフレーム水平部5
a,5a間に、ピボットプレート12の斜めに傾斜したメ
インフレーム後部4bに沿った部分と逆に傾斜した連結
部13,13の上面とをくの字状に屈曲した底面とする凹部
15が形成されている。
【0030】以上のような車体フレーム2には、リヤフ
レーム水平部5a,5aの前部にエンジンマウントブラ
ケット16,16が垂設され、リヤフレーム水平部5a,5
aと傾斜部5b,5bの曲がり角にガセット17,17が固
着され、クロスパイプ8の左右に支持ブラケット18,18
が突設され、リヤフレーム傾斜部5b,5bの上端でリ
ヤサブフレーム10との連結部に前後に水平に長い支持ブ
ラケット19,19が添着され、さらにリヤサブフレーム10
の左右に指向した後部中央に支持ブラケット20、その左
右に一対の支持ブラケット21,21が突設されている。
【0031】かかる車体フレーム2の前部ヘッドパイプ
3に回動自在に支持されたフロントフォーク25の下端に
前輪26が軸支され、フロントフォーク25と一体の上部に
ハンドル27が左右に展開して取り付けられている。
【0032】前記メインフレーム後部4bから垂設され
た左右一対のピボットプレート12,12には、メインフレ
ーム後部4bの後端下部あたりに軸受12aが架設されて
いて、同軸受12aを貫通したピボット軸28の左右両端に
前端を枢支されたリヤフォーク29,29が後方へ延び、リ
ヤフォーク29,29の後端に軸支された後輪30を上下に揺
動自在とし、リヤフォーク29の後端とその上方のリヤフ
レーム傾斜部5bの上端に設けられたガセット11との間
にリヤクッション31が介装される。
【0033】メインフレーム後部4bの下方には、リヤ
フレーム水平部5aに垂設されたエンジンマウントブラ
ケット16とメインフレーム後部4bに垂設されたピボッ
トプレート12の2か所で支軸32,33により内燃機関34が
懸架されている。該内燃機関34は、4サイクル1気筒で
クランクケース34aから前方に略水平まで前傾してシリ
ンダ34bが突出している。
【0034】同内燃機関34のシリンダヘッド34cの上方
に気化器35が配設されて、シリンダヘッド34cの上部か
ら延出した吸気管36が連結されており、気化器35のさら
に上方でメインフレーム4の両側に亘ってエアクリーナ
37が配設され連結管38で気化器35と連結されている。
【0035】なおエアクリーナ37より上方でヘッドパイ
プ3の右側にバッテリ39が配設されている。シリンダヘ
ッド34cの下部からは排気管45が延出し、同排気管45は
屈曲して後方へ向け略水平で右寄りに延びて後輪30の右
側に配設されるマフラー46に連結している。
【0036】リヤフレーム5,5の後端に連結される平
面視コ字状に屈曲されたリヤサブフレーム10には、略直
方体状をした燃料タンク40が支持される。燃料タンク40
は上下半割りの箱体を合わせ面をなすシーム部40aで合
体したもので、前後左右の側壁の外周面にシーム部40a
が突出している。
【0037】その上壁の後部中央には給油口40bが突出
しており、同給油口40bを蓋41が閉塞し、上壁の前部に
は燃料計42が若干上方に突出して取り付けられている。
この燃料タンク40の下半部がコ字状に屈曲されたリヤサ
ブフレーム10に上方より挿入されて、左右シーム部40a
の前部が左右の支持ブラケット19,19に当接支持される
とともに、後側シーム部40aの中央部が支持ブラケット
20に当接支持される。後側シーム部40aは支持ブラケッ
ト20に直接ボルト43,ナット44により締付けられて固着
される。
【0038】そしてリヤフレーム5上にはヘルメット収
納ボックス50が支持される。このヘルメット収納ボック
ス50は、上方の略矩形の開口をなして前後左右の側壁50
aとその下方への延長で前側傾斜底壁50bと後側傾斜底
壁50cによって側面視で先細に膨出した底壁でボックス
を形成し、後側壁50aの上端が後方へ延出してひさし部
51を形成している。
【0039】ひさし部51は、前記燃料タンク40の前部を
上から覆うように中央部51aが略矩形に上方へ膨出し下
方と後方を開口しており、その左右側壁の下端が外側へ
延出して水平なフランジ51b,51bを形成している。
【0040】このひさし部51が燃料タンク40の前部を覆
って給油時の燃料の漏れ等がヘルメット収納ボックス50
内に浸入するのを防止している。またヘルメット収納ボ
ックス50の前側壁50aの上部中央は前方へ延出して前端
に軸受52を形成している。
【0041】このヘルメット収納ボックス50の先細に膨
出した底壁の前側傾斜底壁50bにはその前部左右に下方
へ凹出した取付部53が形成され、後側傾斜底壁50cには
その中央左右に下方へ凹出した取付部54が形成されると
ともに、同取付部54より上方に底の浅いツール収納用の
凹部55が形成されている。
【0042】かかるヘルメット収納ボックス50には、フ
ルフェイス型のヘルメット80が顎部80aを先にして頭の
出し入れの開口部80bを後側傾斜底壁50cに沿わせて挿
入され、図4に示すように顎部80bを下方に先細に膨出
した底壁凹部に入れ込んで収容される。
【0043】かかるヘルメット収納ボックス50は、先細
に膨出した底壁を、左右のリヤフレーム水平部5a,5
a間に形成された凹部15に挿入し、前記燃料タンク40の
前部をひさし部51が覆うようにし(なおひさし部51の中
央には開口を有して燃料計42の上部が開口から突出す
る)、前側傾斜底壁50bの凹出した左右取付部53をクロ
スプレート7の所定取付箇所にマウントラバー56を介し
て載置し、後側傾斜底壁50cの凹出した左右取付部54を
クロスパイプ8に突設された支持部ブラケット18にマウ
ントラバー57を介して載置し、さらにひさし部51の左右
のフランジ51bを支持ブラケット19に載置された燃料タ
ンク40のシーム部40aの上にマウントラバー58を介して
載置する。
【0044】取付部53,54,フランジ51bとともにマウ
ントラバー56,57,58をそれぞれ円筒状カラー60,61,
62が貫通して下端を座金を介してクロスプレート7,支
持ブラケット18,燃料タンク40のシーム部40aのそれぞ
れに突き当て、同カラー60,61,62に上方からそれぞれ
ワッシャを介してボルト63,64,65が挿入され、クロス
プレート7,支持ブラケット18,シーム部40aと支持ブ
ラケット19を貫通したボルト63,64,65の先端がナット
66,67,68に螺着される。
【0045】こうしてヘルメット収納ボックス50は、そ
の底壁50b,50cの前後のそれぞれ左右およびひさし部
51の左右がリヤフレーム5にマウントラバー56,57,58
を介して弾性支持されて、ボルト63,64,65・ナット6
6,67,68により取り付けられる。
【0046】ヘルメット収納ボックス50のひさし部51の
左右のフランジ51bは、カラー62を介して燃料タンク40
のシーム部40aとともに支持ブラケット19にボルト65・
ナット68によって共締めされる。したがって部品点数を
削減し組付けを容易にしている。
【0047】このヘルメット収納ボックス50および燃料
タンク40の上を覆うように前後に長尺のタンデムシート
70が設けられる。タンデムシート70は底板71の上にクッ
ション材72が設けられており、底板71は運転席側前半部
71aがヘルメット収納ボックス50のボックスの開口を塞
ぐ蓋部をなし、助手席側後半部71bが燃料タンク40の上
方を覆う。
【0048】底板71の前部に突設されたブラケット73
が、前記ヘルメット収納ボックス50の前側壁50aの上部
中央に突出された軸受52に支軸74を介して枢支されてタ
ンデムシート70は上下に揺動してヘルメット収納ボック
ス50を開閉することができる。
【0049】底板71の後半部71bの中央若干後寄り下面
には燃料タンク40の給油口の蓋41を避けて左右に支持ラ
バー75,75が固着され、タンデムシート70が下方へ揺動
してヘルメット収納ボックス50を閉じているときに、燃
料タンク40の上面に前記支持ラバー75,75が当接してタ
ンデムシート70の後部を弾性的に支持するようになって
いる。
【0050】以上のようにタンデムシート70は、前端が
ヘルメット収納ボックス50の前端に支軸74を介して枢着
支持され、後部が燃料タンク40に支持ラバー75を介して
弾性支持される。なおリヤサブフレーム10の後部に突設
された左右一対の支持ブラケット21,21にシートロック
装置77が取り付けられてダンデムシート70の底板71の後
端部から垂設されたコ字状に屈曲されたロックピン76を
係止するようになっている(図1参照)。
【0051】ヘルメット収納ボックス50自体がリヤフレ
ーム5にマウントラバー56,57,58を介して弾性支持さ
れているので、その上に支持されるタンデムシート70に
は、車体フレーム2の振動がマウントラバー56,57,5
8,支持ラバー75により吸収されて振動の伝達が抑制さ
れ、乗り心地を良くすることができる。
【0052】ヘルメット収納ボックス50は一対のリヤフ
レーム5上に上記のように底壁50b,50cの前後のそれ
ぞれ左右と後方へ延出したひさし部の左右を支持される
ので、ヘルメット収納ボックス50の支持剛性が高い。
【0053】内燃機関34がメインフレーム4の下方に懸
架され、後輪30を支持するリヤフォーク29がメインフレ
ーム4の下端のピボットプレート12にピボット軸28によ
り枢支されているので、左右のリヤフレーム水平部5
a,5a間下方に凹部15を形成する余裕があり、同凹部
15にヘルメット収納ボックス50の先細に膨出した底部を
挿入して容積の大きい大型のヘルメット収納ボックス50
の位置を比較的低い位置に抑えることができる。
【0054】すなわちヘルメット収納ボックス50の容積
を十分確保することができ、しかもヘルメット収納ボッ
クス50を低い位置に抑えることで、その上に支持される
タンデムシート70を適切な高さに設定することができ
る。
【0055】なおヘルメット収納ボックス50にヘルメッ
ト80が前記のように収容され、タンデムシート70が蓋を
すると、底板71の蓋部分である前半部71aに設けられた
開口から膨出したクッション材72がヘルメット80の後頭
部辺りを上から押さえるようにしてヘルメット80を固定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の全体
側面図である。
【図2】車体フレームの全体側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】一部省略した要部側面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】従来の自動二輪車の側面図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車、2…車体フレーム、3…ヘッドパイ
プ、4…メインフレーム、5…リヤフレーム、6…ガセ
ット、7…クロスプレート、8,9…クロスパイプ、10
…リヤサブフレーム、11…ガセット、12…ピポットプレ
ート、13…連結部、15…凹部、16…エンジンマウントブ
ラケット、17…ガセット、18,19,20,21…支持ブラケ
ット、25…フロントフォーク、26…前輪、27…ハンド
ル、28…ピボット軸、29…リヤフォーク、30…後輪、31
…リヤクッション、32,33…支軸、34…内燃機関、35…
気化器、36…吸気管、37…エアクリーナ、38…連結管、
39…バッテリ、40…燃料タンク、41…蓋、42…燃料計、
43…ボルト、44…ナット、45…排気管、46…マフラー、
50…ヘルメット収納ボックス、51…ひさし部、52…軸
受、53,54…取付部、55…凹部、56,57,58…マウント
ラバー、60,61,62…カラー、63,64,65…ボルト、6
6,67,68…ナット、70…タンデムシート、71…底板、7
2…クッション材、73…ブラケット、74…支軸、75…支
持ラバー、76…ロックピン、77…シートロック装置、80
…ヘルメット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本島 伴康 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−12980(JP,A) 特開 昭64−28084(JP,A) 特開 平2−6284(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート下方に物品収納室を設けた自動二
    輪車において、 ヘッドパイプから後方へ斜め下向きに1本のメインフレ
    ームが延出し、同メインフレームの中間より左右に分岐
    した左右一対のリヤフレーム後方へ略水平に延出させ
    のち斜め上方へ立ち上げるとともに、略水平に延出し
    た部分の後部と前記メインフレームの後端とを連結部材
    で連結し、前記左右一対のリヤフレームの水平部間に前
    記メインフレームの後部上面と前記連結部材の上面とで
    形成された凹部を有する車体フレームを構成し、前記左右一対の リヤフレームの水平上部に前記物品収納
    の底壁の前部と後部を支持するとともにリヤフレーム
    立ち上がり傾斜部の後端に物品収納室後壁上部を支持し
    たことを特徴とする自動二輪車の物品収納室支持構造。
  2. 【請求項2】 前記物品収納室の下部中央を、前記リヤ
    フレーム水平部に支持された底壁の前部及び後部支持部
    より下方にある前記凹部に向けて先細に膨出させたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動二輪車の物品収納室支
    持構造
  3. 【請求項3】 前記物品収納室は、前記車体フレームに
    弾性支持されたヘルメット収納ボックスであることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の自動二輪車の物
    品収納室支持構造
JP31012597A 1997-11-12 1997-11-12 自動二輪車の物品収納室支持構造 Expired - Fee Related JP3380447B2 (ja)

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