JP2004256073A - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動二輪車のフレーム構造11は、ヘッドパイプガセット14をヘッドパイプ13と一体に鍛造で成形するとともに、ヘッドパイプガセットに、ダウンパイプ40の前壁41および左右の側壁43,44の前半部43a,44aに嵌合可能な前嵌合凹部50を設け、スティフナパイプガセット60を鍛造で成形するとともに、スティフナパイプガセットに、ダウンパイプの後壁42および左右の側壁の後半部43b,44bに嵌合可能な後嵌合凹部63を設け、左右の前半部を、前嵌合凹部50の抜き勾配に合わせて傾斜させるとともに、左右の後半部を、後嵌合凹部63の抜き勾配に合わせて傾斜させたものである。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドパイプから左右一対のメインパイプやダウンパイプを延ばし、ダウンパイプと左右一対のメインパイプとをスティフナパイプで連結した自動二輪車のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の車体フレームとして、ヘッドパイプ、左右一対のメインパイプやダウンパイプなどで構成するフレーム構造が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭62―162182号公報(第6−8頁、第2図)
【0004】
以上の特許文献1について次図を参照の上、詳しく説明する。
図14は従来の自動二輪車のフレーム構造を示す側面図である。なお、符号を振り直した。
自動二輪車のフレーム構造200は、ヘッドパイプ201の上部201aから左右のメインパイプ202,203を下り勾配で後方に延ばし、ヘッドパイプ201の下部201bからダウンパイプ204を下方に延ばし、このヘッドパイプ204の下部201bからヘッドパイプガセット205を延ばし、このヘッドパイプガセット205でダウンパイプ204の前壁206側を支えたものである。
【0005】
ヘッドパイプガセット205は、ヘッドパイプ201と一体に鋳造成形した部材であり、底面207、左右の側面208,209で略断面コ字形に形成したものである。このヘッドパイプガセット205をダウンパイプ204に嵌合させる。
【0006】
ヘッドパイプガセット205をダウンパイプ204に嵌合させることで、ヘッドパイプガセット205の底面207がダウンパイプ204の前壁206に当接し、左側面208がダウンパイプ204の左側壁210に当接し、右側面209がダウンパイプ204の右側壁211に当接する。
左側面208の縁部208aをダウンパイプ204の左側壁210に溶接するとともに、右側面209の縁部209aをダウンパイプ204の右側壁211に溶接して、ヘッドパイプガセット205でダウンパイプ204を補強する。
【0007】
ここで、フロントフォークを介してヘッドパイプ201に矢印の如く荷重Fが車体前方に向けてかかった場合、前壁206に比較的大きな引張り応力σ1が発生するとともに、後壁212に比較的大きな圧縮応力σ2が発生する。
一方、ダウンパイプ204を構成する左右の側壁210,211の中心253近傍には大きな応力は発生しない。
【0008】
このため、ダウンパイプ204の中心253近傍に、ヘッドパイプガセット205の縁部208aを溶接し、ダウンパイプ204の中心253近傍にヘッドパイプガセット205の縁部209aを溶接することで、ヘッドパイプガセット205の縁部208a,209aを大きな応力が発生しない部分に溶接することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ヘッドパイプガセット205は、ヘッドパイプ201と一体に鋳造で成形した部材である。よって、ヘッドパイプガセット205を略断面コ字形に鋳造成形する際に、左右の側面208,209に抜き勾配を確保する必要がある。
【0010】
よって、ヘッドパイプガセット205をダウンパイプ204に嵌合させた際に、ヘッドパイプガセット205の左側面208とダウンパイプ204の左側壁210との間の隙間や,ヘッドパイプガセット205の右側面209とダウンパイプ204の右側壁211との間の隙間が大きく開いてしまうことがある。
【0011】
一方、従来の自動二輪車のフレーム構造のなかには、ヘッドパイプに左右のメインパイプを溶接した後、溶接部の近傍を補強部材で補強してヘッドパイプ廻りの剛性を高めるように構成したものが知られている。
しかし、この補強部材を用いると部品数が増え、そのことが組付け作業工程の簡素化や、部品管理の簡素化を妨げる要因になっていた。
そこで、部品数を抑えることで、組付け作業工程の簡素化や、部品管理の簡素化を図ることができる自動二輪車のフレーム構造の実用化が望まれていた。
【0012】
さらに、従来の自動二輪車のフレーム構造のなかには、ダウンパイプの後壁にスティフナパイプガセットを溶接し、このスティフナパイプガセットからスティフナパイプをメインパイプまで延ばしたものが知られている。
しかし前述したように、ヘッドパイプに荷重がかかった場合、ダウンパイプの前後の壁に比較的大きな応力が発生するので、ダウンパイプの後壁にスティフナパイプガセットを溶接すると、溶接部に比較的大きな応力がかかることがある。そこで、ダウンパイプとスティフナパイプガセットとの溶接部に大きな応力がかかることを防ぐことができる自動二輪車のフレーム構造の実用化が望まれていた。
【0013】
そこで、本発明の目的は、剛性を高めるとともに部品数を減らすことができる自動二輪車のフレーム構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ヘッドパイプの上部から左右一対のメインパイプを下り勾配で後方に延ばし、これらのメインパイプの前部および前記ヘッドパイプからダウンパイプを下方に延ばし、このヘッドパイプの下部に設けたヘッドパイプガセットでダウンパイプの前壁側を支え、このダウンパイプの後壁側にスティフナパイプガセットを設け、このスティフナパイプガセットからスティフナパイプをメインパイプまで延ばした自動二輪車のフレーム構造であって、前記ヘッドパイプガセットを前記ヘッドパイプと一体に鍛造で成形するとともに、このヘッドパイプガセットに、前記ダウンパイプの前壁および左右の側壁の前半部に嵌合可能な前嵌合凹部を設け、前記スティフナパイプガセットを鍛造で成形するとともに、このスティフナパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設け、前記左右の前半部を、前記鍛造の際に生じる前嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させるとともに、前記左右の後半部を、前記鍛造の際に生じる後嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させることにより、前記ダウンパイプの前壁および左右の前半部に前嵌合凹部を嵌合させて、前嵌合凹部の縁部を左右の前半部に溶接し、前記ダウンパイプの後壁および左右の後半部に後嵌合凹部を嵌合させて、後嵌合凹部の縁部を左右の後半部に溶接したことを特徴とする。
【0015】
ヘッドパイプガセットおよびスティフナパイプガセットをそれぞれ鍛造で成形し、ヘッドパイプガセットの前嵌合凹部をダウンパイプの前壁側に設け、スティフナパイプガセットの後嵌合凹部をダウンパイプの後壁側に設けた。
よって、ダウンパイプの前壁側をヘッドパイプガセットで補強するとともに、ダウンパイプの後壁側をスティフナパイプガセットで補強することができる。
【0016】
さらに、ヘッドパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設けるとともに、スティフナパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設けた。
そして、前嵌合凹部の縁部を左右の前半部に溶接し、後嵌合凹部の縁部を左右の後半部に溶接した。
よって、比較的大きな応力が発生するダウンパイプの前後の壁を避けて、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットを溶接することができる。
【0017】
ここで、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットを鋳造で形成すると、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットの剛性を保った上での薄肉軽量化が難しい。そこで、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットを鍛造で成形することにした。
よって、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットの材料強度が上がることにより高剛性軽量化が可能になる。
【0018】
加えて、ダウンパイプの左右の側壁の前半部を、前嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させ、ダウンパイプの左右の側壁の後半部を、後嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させた。
ダウンパイプの前側に前嵌合凹部を嵌合させた際に、前嵌合凹部と左右の前半部との間の隙間を少なくし、後嵌合凹部と左右の後半部との間の隙間を少なくして、溶接の安定化を図ることにより、溶接不具合を減少させ、製品品質を安定化する。
【0019】
請求項2は、スティフナパイプガセットを、ヘッドパイプの近傍の左右のメインパイプ間まで延出させたことを特徴とする。
【0020】
スティフナパイプガセットを、ヘッドパイプの近傍の左右のメインパイプ間まで延出させることで、スティフナパイプガセットで左右のメインパイプを補強し、ヘッドパイプ廻りの剛性を高めることができる。
さらに、スティフナパイプガセットを、メインパイプ用の補強部材として兼用することができるので、メインパイプ用の補強部材を個別に設ける必要はない。このように、スティフナパイプガセットでメインパイプ用の補強部材を兼用することができるので、部品数を減らすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るフレーム構造を備えた自動二輪車の側面図である。
自動二輪車10は、フレーム構造11のヘッドパイプ13にフロントフォーク28を取り付け、フロントフォーク28で前輪29を支え、フロントフォーク28にハンドル15を取り付け、フレーム構造11の上部(左右一対のメインパイプ16,17)に燃料タンク18を取り付け、燃料タンク18の下方にエンジン19を備え、フレーム構造11の後端部(左右のピボットプレート20,21)にリヤスイングアーム22をスイング自在に取り付け、このリヤスイングアーム22の後部に後輪23を取り付け、リヤスイングアーム22の前端部近傍にリンク機構24を取り付け、リンク機構24にリヤクッション25の下部25bを取り付け、リヤクッション25の上部25aをフレーム構造11の後上部(ピボットプレート20,21の上部20a,21a)に取り付け、フレーム構造11の後部にリヤフレーム26を取り付け、リヤフレーム26の上部にシート27を取り付けた車両である。
【0022】
なお、30はフロントフェンダ、31はフロントカウル、32はラジエータ、33はエアクリーナ、34はキャブレター、35はマフラ、36はリヤカバー、37は第1吸気口、38は第2吸気口、39はリヤフェンダである。
【0023】
図2は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す側面図である。
フレーム構造11は、ヘッドパイプ13の上部13aから左右一対のメインパイプ16,17を下り勾配で後方に延ばし、これらのメインパイプ16,17(図3〜図5も参照)の前部16a,17aおよびヘッドパイプ13からダウンパイプ40を下方に延ばし、ヘッドパイプ13の下部13bに設けたヘッドパイプガセット14でダウンパイプ40の前壁41側を支え、このダウンパイプ40の後壁42側にスティフナパイプガセット60を設け、このスティフナパイプガセット60からスティフナパイプ70を左右のメインパイプ16,17まで延ばしたものである。
【0024】
さらに、フレーム構造11は、左右一対のメインフレーム16,17の後部16b,17bに左右一対のピボットプレート20,21(図3、図4も参照)をそれぞれ接合し、ダウンパイプ40にガセット71を介して左右一対のロアパイプ72,73(図4参照)を取り付け、左右のロアパイプ72,73をピボットプレート20,21のそれぞれの下部20b,21bに接合し、左右のピボットプレート20,21の上部20a,21aを上支持ブラケット75(図3も参照)で連結し、左右のピボットプレート20,21の下部20a,21aを下支持ブラケット79(図4も参照)で連結したものである。
下支持ブラケット79には、ピン76(図1参照)を介してリンク機構24を取り付ける。
【0025】
加えて、フレーム構造11は、左右のピボットプレート20,21の下部20b,21bに軸77(図1参照)を介してリヤスイングアーム22の前部を回転自在に取り付けることにより、リヤスイングアーム22を後方に延ばした状態に支え、左右のメインパイプ16,17、左右のロアパイプ72,73、ダウンパイプ40および左右のロアパイプ72,76の間の空間78にエンジン19(図1参照)を設けたものである。
【0026】
図3は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す平面図である。
ヘッドパイプ13の上部13aから左右一対のメインパイプ16,17を下り勾配で後方に延ばし(図2も参照)、左右一対のメインフレーム16,17の後部16b,17bに左右一対のピボットプレート20,21をそれぞれ接合し、左右のピボットプレート20,21の上部20a,21aを上支持ブラケット75で連結する。
【0027】
また、ダウンパイプ40の後壁42側にスティフナパイプガセット60を設け、このスティフナパイプガセット60の下部61に湾曲状の収納凹部61aを、その開口を後方に向けて形成し、収納凹部61aにスティフナパイプ70の前部81を嵌合させた状態に取り付ける。
【0028】
スティフナパイプ70は、湾曲状に形成した略U字形のパイプである。スティフナパイプ70の前部81を収納凹部61aに取り付けるとともに、スティフナパイプ70の左右の後部82,83をそれぞれ左右のメインパイプ16,17に取り付ける。
【0029】
図4は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す背面図である。
ダウンパイプ40に二股状のガセット71を取り付け、ガセット71の左右の後部85,86にそれぞれ左右のロアパイプ72,73を取り付け、左右のロアパイプ72,73を後方に延ばし、左右のロアパイプ72,73の後部72a,73aをピボットプレート20,21のそれぞれの下部20b,21bに接合し、左右のピボットプレート20,21の下部20a,21aを下支持ブラケット79で連結したものである。
【0030】
また、スティフナパイプガセット60を、下部61からダウンパイプ40の後壁42に沿って上方に延ばした(図1参照)。これにより、スティフナパイプガセット60の上部62をヘッドパイプ13近傍の左右のメインパイプ16,17間、すなわち左メインパイプ16の前部16aと右メインパイプ17の前部17aとの間に取り付ける。
よって、スティフナパイプガセット60で左右のメインパイプ16,17を補強して、ヘッドパイプ13廻りの剛性を高めることができる。
【0031】
図5は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す正面図である。
ヘッドパイプ13の下部13bからヘッドパイプガセット14をダウンパイプ40の前壁41に沿わせて延ばすことで、ヘッドパイプ13およびヘッドパイプガセット14を一体としたヘッドパイプユニット12を構成する。
ヘッドパイプガセット14をダウンパイプ40の前壁41に沿わせて延ばすことで、ヘッドパイプガセット14でダウンパイプ40を支えて補強する。
【0032】
スティフナパイプ70の前部81を収納凹部61aに取り付けるとともに、スティフナパイプ70の左右の後部82,83をそれぞれ左右のメインパイプ16,17に取り付ける。
【0033】
図6は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す分解図である。
ヘッドパイプ13の上部13aの第1溶接エリア90に、左右一対のメインパイプ16,17の前部16a,17aの第2溶接エリア91,91を矢印▲1▼の如く突き合わせて溶接する。
【0034】
左右一対のメインパイプ16,17の前部16a,17aの第3溶接エリア92,92に、ダウンパイプ40の第4溶接エリア93を矢印▲2▼の如く突き合わせて溶接する。
ヘッドパイプ13の中央部13cの第5溶接エリア94に、ダウンパイプ40の第6溶接エリア95を矢印▲3▼の如く突き合わせて溶接する。
【0035】
ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50にダウンパイプ40の前壁41側を矢印▲4▼の如く嵌合させ、ヘッドパイプガセット14の第7溶接エリア96,96およびダウンパイプ40の第8溶接エリア97,97を溶接する。
【0036】
ダウンパイプ40の後壁42側にスティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63を矢印▲5▼の如く嵌合させ、ダウンパイプ40の第9溶接エリア98,98およびスティフナパイプガセット60の第10溶接エリア99,99を溶接する。
【0037】
ヘッドパイプ13の上部13aの第11溶接エリア100にスティフナパイプガセット60の上部62の第12溶接エリア101を矢印▲6▼の如く突き合わせて溶接する。
この際、スティフナパイプガセット60の上部62がヘッドパイプ13近傍の左右のメインパイプ16,17間に入り込み、スティフナパイプガセット60の左右の第1エリア102,102が左右のメインパイプ16,17の第2エリア103,103に当接する。
【0038】
この状態で、スティフナパイプガセット60の上部62の第13溶接エリア104,104を左右のメインパイプ16,17の第14溶接エリア105,105に矢印▲7▼の如く溶接する。
スティフナパイプガセット60の上部62の第15溶接エリア106,106を左右のメインパイプ16,17の第16溶接エリア107,107に矢印▲8▼の如く溶接する。
【0039】
スティフナパイプガセット60の下部61の収納凹部61aにスティフナパイプ70の前部を矢印▲9▼の如く嵌合させた状態で、スティフナパイプガセット60の第17溶接エリア108およびスティフナパイプ70の第18溶接エリア109を溶接する。
【0040】
ここで、ヘッドパイプ13およびヘッドパイプガセット14からなるヘッドパイプユニット12は鍛造品であり、スティフナパイプガセット60も鍛造品である。
よって、ヘッドパイプガセット14やスティフナパイプガセット60の強度を高めることができる。
【0041】
ヘッドパイプガセット14およびスティフナパイプガセット60をそれぞれ鍛造で成形し、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50をダウンパイプ40の前壁41側に設け、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63をダウンパイプ40の後壁42側に設けた。
よって、ダウンパイプ40の前壁41側をヘッドパイプガセット14で補強するとともに、ダウンパイプ40の後壁42側をスティフナパイプガセット60で補強することができる。
これにより、ダウンパイプ40の剛性を向上させることができる。
【0042】
図7は図6の7−7線断面図である。
ヘッドパイプガセット14は前嵌合凹部50を備える。前嵌合凹部50は底面51、左右の側面52,53で略コ字形断面形状に形成したものである。
ここで、ヘッドパイプ13(図2、図6参照)およびヘッドパイプガセット14からなるヘッドパイプユニット12は鍛造品である。このため、前嵌合凹部50の左右の側面52,53に抜き勾配θ1を確保する必要がある。
前嵌合凹部50は、図9(a)に示すダウンパイプ40の前壁41および左右の側壁43,44の前半部43a,44aに嵌合する凹部である。
【0043】
図8は図6の8−8線断面図である。
スティフナパイプガセット60には後嵌合凹部63を備える。後嵌合凹部63は底面64、左右の側面65,66で略コ字形断面形状に形成したものである。ここで、スティフナパイプガセット60は鍛造品である。このため、後嵌合凹部63の左右の側面65,66に抜き勾配θ1を確保する必要がある。
後嵌合凹部63は、図9(a)に示すダウンパイプ40の後壁42および左右の側壁43,44の後半部43b,44bに嵌合する凹部である。
【0044】
図9(a)は図6の9a−9a線断面図、図9(b)は図6の9b−9b線断面図である。
(a)に示すように、ダウンパイプ40は、押し出し成形により形成され、下方に向かって細くなるようにテーパ状に形成されており(図2参照)、前壁41、後壁42および左右の側壁43,44で略断面矩形状に形成し、前壁41の肉厚t1を後壁42の肉厚t2や左右の側壁43,44の肉厚t2より大きく形成したものである。
【0045】
このダウンパイプ40は、左右の側壁43,44の前半部43a,44aを、図7に示すヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50を構成する左右の側面52,53の抜き勾配θ1に合わせて傾斜させている。
具体的には、左右の側壁43,44の前半部43a,44aを傾斜角θ2で傾斜させることで、前半部43a,44a間の幅を前壁41に向けて漸次幅狭になるように形成した。
【0046】
さらに、ダウンパイプ40は、左右の側壁43,44の後半部43b,44bを、図8に示すスティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63を構成する左右の側面65,66の抜き勾配θ1に合わせて傾斜させている。
具体的には、左右の側壁43,44の後半部43b,44bを傾斜角θ2で傾斜させることで、後半部43b,44b間の幅を後壁42に向けて漸次幅狭になるように形成した。
なお、左右の側壁43,44を構成する前半部43a,44aと後半部43b,44bとは、同じ幅W1に形成されている。
【0047】
(b)は、ダウンパイプ40のうちの下部46(図6参照)を示す断面である。ダウンパイプ40の下部46は、(a)の断面形状と比較して左右の側壁43,44のうちの後半部43b,44bが幅W2と小さくなっただけでその他の形状は(a)の断面と同じである。
【0048】
図10(a)は図2の10−10線断面図、図10(b)は比較例を示す断面図である。
(a)において、ダウンパイプ40は、左右の側壁43,44の前半部43a,44aを、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50を構成する左右の側面52,53の抜き勾配θ1に合わせて傾斜角θ2(図7、図9参照)で傾斜させている。
【0049】
さらに、ダウンパイプ40は、左右の側壁43,44の後半部43b,44bを、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63を構成する左右の側面65,66の抜き勾配θ1に合わせて傾斜角θ2(図8、図9参照)で傾斜させている。
【0050】
よって、前嵌合凹部50の左右の側面52,53を、左右の側壁43,44の前半部43a,44aに隙間なく嵌合させることができる。
この状態で、左右の側面52,53の縁部52a,53aを前半部43a,44aに溶接する。
さらに、後嵌合凹部63の左右の側面65,66を、左右の側壁43,44の後半部43b,44bに隙間なく嵌合させることができる。
この状態で、左右の側面65,66の縁部65a,66aを後半部43b,44bに溶接する。
【0051】
これにより、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50とダウンパイプ40の前半部43a,44aとの溶接品質の向上を図ることができる。
さらに、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63とダウンパイプ40の後半部43b,44bとの溶接品質の向上を図ることができる。
【0052】
(b)において、ダウンパイプ120は、前面121、後面122および左右の側面123,124で略断面矩形状を形成したものであり、左右の側面123,124を、図10(a)のダウンパイプ40のようには傾斜させないで、同一幅に形成したものである。
すなわち、このダウンパイプ120は、左右の側面123,124を傾斜させないで同一幅に形成した点で、(a)に示すダウンパイプ40と異なるだけである。
【0053】
このように、ダウンパイプ120の左右の側面123,124を傾斜させないで同一幅に形成したので、ダウンパイプ120の前面121側にヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50の左右の側面52,53を嵌合させた際に、左右の側面52,53と左右の側面123,124とに隙間125,125が生じる。よって、左右の側面52,53の縁部52a,53aを左右の側面123,124に溶接しても、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50とダウンパイプ120との溶接品質の向上を図ることはできない。
【0054】
さらに、ダウンパイプ120の左右の側面123,124を傾斜させないで同一幅に形成したので、ダウンパイプ120の後面122側にスティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63の左右の側面65,66を嵌合させた際に、左右の側面65,66と左右の側面123,124とに隙間126,126が生じる。よって、左右の側面65,66の縁部65a,66aを左右の側面123,124に溶接しても、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63とダウンパイプ120との溶接品質の向上を図ることはできない。
【0055】
図11は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を構成するヘッドパイプユニットを示す側面図である。
ヘッドパイプユニット12は、フロントフォーク28(図1参照)を取り付けるための筒状のヘッドパイプ13と、このヘッドパイプの下部に一体成形したヘッドパイプガセット14とからなる鍛造品である。
【0056】
ヘッドパイプガセット14は、前嵌合凹部50を備える。前嵌合凹部50は、底面51、左右の側面52,53で略コ字形断面形状に形成したものである(図7および図10参照)。
この前嵌合凹部50にダウンパイプ40の前壁41および左右の側壁43,44のうちの前半部43a,44aを嵌合し、左右の側面52,53の縁部52a,53aを前半部43a,44aに溶接する。これにより、ヘッドパイプガセット14でダウンパイプ40を支えて補強することができる。
【0057】
図12は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を構成するスティフナパイプユニットを示す側面図である。
スティフナパイプガセット60は、後嵌合凹部63の上端に上部62を備えるとともに、下端に下部61を備える。
上部62をヘッドパイプ13近傍の左右のメインパイプ16,17間に取り付けることで、スティフナパイプガセット60の上部62で左右のメインパイプ16,17を補強することができる。
【0058】
これにより、スティフナパイプガセット60を、左右のメインパイプ16,17の補強部材として兼用することができるので、メインパイプ16,17の補強部材を個別に設ける必要はない。
よって、部品数を減らすことができ、組付け作業工程の簡素化や、部品管理の簡素化を図ることができる。
【0059】
また、スティフナパイプガセット60の下部61に湾曲状の収納凹部61aを、収納凹部61aの開口を後方に向けて形成し、収納凹部61aにスティフナパイプ70の前部81(図2参照)を嵌め込む。
【0060】
後嵌合凹部63は底面64、左右の側面65,66で略コ字形断面形状に形成したものである(図8および図10参照)。
この後嵌合凹部63にダウンパイプ40の後壁42および左右の側壁43,44のうちの後半部43b,44bを嵌合し、左右の側面65,66の縁部65a,66aを後半部43b,44bに溶接する。
これにより、スティフナパイプガセット60でダウンパイプ40を支えて補強することができる。
【0061】
図13は本発明に係る自動二輪車のフレーム構造の作用を説明する図である。図示しないフロントフォークを介してヘッドパイプ13に矢印の如く荷重Fが車体前方に向けてかかった場合、ダウンパイプ40に曲げ応力が発生し、前壁41には最大引張り応力σ1、後壁42には最大圧縮応力σ2が発生する。
一方、ダウンパイプ40を構成する左右の側壁42,43の中心48近傍、すなわち断面の中立面近傍ほど発生応力は小さい。
【0062】
そこで、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50にダウンパイプ40の前壁41および左右の前半部43a,44a(図10参照)を嵌合し、左右の側面52,53の縁部52a,53aを前半部43a,44a、すなわち大きな応力が発生しない部位に溶接することにした。
【0063】
さらに、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63にダウンパイプ40の後壁42および左右の前半部43b,44b(図10参照)を嵌合し、左右の側面65,66の縁部65a,66aを後半部43b,44b、すなわち大きな応力が発生しない部位に溶接することにした。
これにより、ヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50とダウンパイプ40との溶接部や、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63とダウンパイプ40との溶接部に大きな応力がかかることを防ぐことができる。
【0064】
なお、前記実施形態で説明したヘッドパイプガセット14の前嵌合凹部50、スティフナパイプガセット60の後嵌合凹部63や、ダウンパイプ40などの形状や肉厚は、前記実施形態に限定するものではなく適宜選択することができる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、ヘッドパイプガセットおよびスティフナパイプガセットをそれぞれ鍛造で成形し、ヘッドパイプガセットの前嵌合凹部をダウンパイプの前壁側に設け、スティフナパイプガセットの後嵌合凹部をダウンパイプの後壁側に設けた。
したがって、ダウンパイプの前壁側をヘッドパイプガセットで補強するとともに、ダウンパイプの後壁側をスティフナパイプガセットで補強して、ダウンパイプの剛性を向上させることができる。
【0066】
さらに、ヘッドパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設けるとともに、スティフナパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設けた。
そして、前嵌合凹部の縁部を左右の前半部に溶接し、後嵌合凹部の縁部を左右の後半部に溶接した。
したがって、比較的大きな応力が発生するダウンパイプの前後の壁を避けて、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットを溶接することができ、それぞれの溶接部に大きな応力がかかることを防ぐことができる。
【0067】
加えて、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットを鍛造で成形することで、ヘッドパイプガセットやスティフナパイプガセットの必要剛性を保持したまま軽量薄肉化を図ることができる。
【0068】
さらに、ダウンパイプの左右の側壁の前半部を、前嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させ、ダウンパイプの左右の側壁の後半部を、後嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させた。
ダウンパイプの前側に前嵌合凹部を嵌合させた際に、前嵌合凹部と左右の前半部との間の隙間を少なくし、後嵌合凹部と左右の後半部との間の隙間を少なくすることができる。
したがって、前嵌合凹部と左右の前半部との溶接品質や、後嵌合凹部と左右の後半部との溶接品質の向上を図ることができる。
【0069】
請求項2は、スティフナパイプガセットを、ヘッドパイプの近傍の左右のメインパイプ間まで延出させることで、スティフナパイプガセットで左右のメインパイプを補強し、ヘッドパイプ廻りの剛性を高めることができる。
【0070】
さらに、スティフナパイプガセットを、メインパイプ用の補強部材として兼用することができるので、メインパイプ用の補強部材を個別に設ける必要はない。このように、スティフナパイプガセットでメインパイプ用の補強部材を兼用することができるので、部品数を減らすことができる。これにより、組付け作業工程の簡素化や、部品管理の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム構造を備えた自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す側面図
【図3】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す平面図
【図4】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す背面図
【図5】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す正面図
【図6】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を示す分解図
【図7】図6の7−7線断面図
【図8】図6の8−8線断面図
【図9】図9(a)は図6の9a−9a線断面図、図9(b)は図6の9b−9b線断面図
【図10】図10(a)は図2の10−10線断面図、図10(b)は比較例を示す断面図
【図11】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を構成するヘッドパイプユニットを示す側面図
【図12】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造を構成するスティフナパイプユニットを示す側面図
【図13】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造の作用を説明する図
【図14】従来の自動二輪車のフレーム構造を示す側面図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…自動二輪車のフレーム構造、12…ヘッドパイプユニット、13…ヘッドパイプ、13a…ヘッドパイプの上部、13b…ヘッドパイプの下部、14…ヘッドパイプガセット、16…左メインパイプ、16a…左メインパイプの前部、17…右メインパイプ、17a…右メインパイプの前部、40…ダウンパイプ、41…ダウンパイプの前壁、42…ダウンパイプの後壁、43…ダウンパイプの左側壁、44…ダウンパイプの右側壁、43a…ダウンパイプの左側壁の前半部、44a…ダウンパイプの右側壁の前半部、43b…ダウンパイプの左側壁の後半部、44b…ダウンパイプの右側壁の後半部、50…前嵌合凹部、60…スティフナパイプガセット、63…後嵌合凹部、70…スティフナパイプ。
Claims (2)
- ヘッドパイプの上部から左右一対のメインパイプを下り勾配で後方に延ばし、これらのメインパイプの前部および前記ヘッドパイプからダウンパイプを下方に延ばし、このヘッドパイプの下部に設けたヘッドパイプガセットでダウンパイプの前壁側を支え、このダウンパイプの後壁側にスティフナパイプガセットを設け、このスティフナパイプガセットからスティフナパイプをメインパイプまで延ばした自動二輪車のフレーム構造であって、
前記ヘッドパイプガセットを前記ヘッドパイプと一体に鍛造で成形するとともに、このヘッドパイプガセットに、前記ダウンパイプの前壁および左右の側壁の前半部に嵌合可能な前嵌合凹部を設け、
前記スティフナパイプガセットを鍛造で成形するとともに、このスティフナパイプガセットに、ダウンパイプの後壁および左右の側壁の後半部に嵌合可能な後嵌合凹部を設け、
前記左右の前半部を、前記鍛造の際に生じる前嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させるとともに、前記左右の後半部を、前記鍛造の際に生じる後嵌合凹部の抜き勾配に合わせて傾斜させることにより、
前記ダウンパイプの前壁および左右の前半部に前嵌合凹部を嵌合させて、前嵌合凹部の縁部を左右の前半部に溶接し、
前記ダウンパイプの後壁および左右の後半部に後嵌合凹部を嵌合させて、後嵌合凹部の縁部を左右の後半部に溶接したことを特徴とする自動二輪車のフレーム構造。 - 前記スティフナパイプガセットを、前記ヘッドパイプの近傍の左右のメインパイプ間まで延出させたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフレーム構造。
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