JPH09175458A - 自動二輪車のスタンド - Google Patents

自動二輪車のスタンド

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JPH09175458A
JPH09175458A JP8089017A JP8901796A JPH09175458A JP H09175458 A JPH09175458 A JP H09175458A JP 8089017 A JP8089017 A JP 8089017A JP 8901796 A JP8901796 A JP 8901796A JP H09175458 A JPH09175458 A JP H09175458A
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Tadanori Horiuchi
忠徳 堀内
Hideki Hayashi
秀樹 林
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H1/00Supports or stands forming part of or attached to cycles
    • B62H1/02Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms
    • B62H1/04Substantially U-shaped stands for embracing the rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工数が少なく剛性が高く軽量でコストの
低減を図ることができる自動二輪車のスタンドを供す
る。 【解決手段】 自動二輪車の車体下部に揺動自在に枢着
され、起立して車体を支持し格納して走行可能とするス
タンド装置において、該スタンドのピボット部73、本体
部71および操作部72のうち少なくともピボット部73を鋳
造により一体に成形した自動二輪車のスタンド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車におい
て停車時に車体を支持するスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動二輪車のスタンドは、メインス
タンドの場合スタンド本体部を丸棒を屈曲させて形成
し、ピボット部を備える鋼板製ブラケットを前記スタン
ド本体部の基端部に溶接して製造されるのが、一般的で
あった。上記鋼板製ブラケットは、プレス加工で形成し
た前後プレス板を突き合わせて溶接し内部を中空として
剛性の高い構造とするとともに軽量化を図っている。
【0003】またスタンド本体部とピボット部とをプレ
ス加工で一体に形成したプレス板を前後一対用意し、両
プレス板を突き合わせてフランジ部どうしを結合したス
タンドの例(特公昭63−5313号公報)がある。フ
ランジ部どうしはスポット溶接により結合されて内部に
門形中空が形成されて強度を保つようにしており、軽量
化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしいずれにしても
プレス板の加工、前後のプレス板を突き合わせて溶接、
ピボット部の形成、スタンド脚部下端に接地部材の固設
というように最終的にスタンドが出来上がるまでには、
製造工数が多く、溶接工程も複雑である等製造作業に手
間と労力を要しており、コストも嵩んでいた。また内部
が中空ということで、軽量化を図っているようである
が、溶接のためフランジ部を要し、フランジ部は重ね合
わせて溶接するため重量が嵩む。さらに溶接のため熱変
形の影響も考えられ品質確保も容易ではない。
【0005】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、製造工数が少なく剛性が高く軽量
でコストの低減を図ることができる自動二輪車のスタン
ドを供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動二輪車の車体下部に揺動自在に枢着
され、起立して車体を支持し格納して走行可能とするス
タンド装置において、該スタンドのピボット部、本体部
および操作部のうち少なくともピボット部を鋳造により
一体に成形した自動二輪車のスタンドとした。
【0007】少なくともピボット部を一体鋳造すること
で、鋼板を突き合わせて溶接してブラケットを構成した
り、ピボット部を形成したりする必要がなく製造工数が
少なく製造作業の手間や労力が削減され、コストの低減
を図ることができるとともに軽量化も可能である。
【0008】前記本体部と前記操作部を前記ピボット部
とは別体の部材で形成した請求項1記載の自動二輪車の
スタンドとすることで、一体鋳造成形のピボット部に本
体部基端を固着して容易にスタンドを製造することがで
きる。
【0009】前記本体部および前記操作部を前記ピボッ
ト部と一体に鋳造により成形した請求項1記載の自動二
輪車のスタンドとすることで、製造工数が極めて少な
く、構造的に十分な剛性を確保しながら軽量化が可能
で、コストの低減を図ることができる。
【0010】前記スタンドの本体部は、外周にリブを形
成して断面が凹形状をなした請求項3記載の自動二輪車
のスタンドとすることで、スタンドの剛性を高くし、か
つ軽量化を図ることができる。
【0011】前記スタンドは、その本体部に沿って割り
面を有する前後の成形型により鋳造された請求項3また
は請求項4記載の自動二輪車のスタンドとすることで、
少ない型部品でスタンドを鋳造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図8に図示し説明する。本実施の形態
は、スクータ型自動二輪車に適用したもので、図1は該
スクータ型自動二輪車1の全体側面図である。
【0013】該スクータ型自動二輪車1のボデイフレー
ムは、ヘッドパイプ2から下方へダウンチューブ3が延
出し、同ダウンチューブ3の下部から二股に分かれて左
右一対のメインフレーム4が延出し、同一対のメインフ
レーム4は水平後方に屈曲してステップフロア部4aを
形成し、次いで斜め上方へ屈曲した立ち上がり部4bを
経て後方傾斜部4cが形成され、後端は左右が湾曲して
一本に連結している。
【0014】ヘッドパイプ2には、ステアリングステム
5が嵌入され、その上端にハンドル6が支持され、下端
はフロントフォーク7に連接され、同フロントフォーク
7に前輪8が軸支されている。メインフレーム4の後方
傾斜部4cの上方には、収納ボックス10が嵌装され、収
納ボックス10の上方開口を開閉自在に蓋してシート11が
設けられている。
【0015】一方メインフレーム4の後方傾斜部4cの
下方には、スイング式パワーユニット12が配設され、同
パワーユニット12の後端に後輪13が軸支されている。左
右一対のメインフレーム4の立ち上がり部4bからはエ
ンジンハンガーブラケット15が左右を連結して後方へ突
設されており、同エンジンハンガーブラケット15にエン
ジンハンガーリンク16を介してパワーユニット12が上下
に揺動自在に連結されている。
【0016】エンジンハンガーリンク16の前端は、エン
ジンハンガーブラケット15の中央にピン17により枢着さ
れ、エンジンハンガーリンク16の後端はパワーユニット
12の前部下端のエンジンマウント部に枢軸18により枢着
されている。パワーユニット12の後部は、メインフレー
ム4の後方傾斜部4cとの間で緩衝器19が介装されてい
る。
【0017】パワーユニット12は、その前部に2サイク
ル内燃機関20がシリンダを上方に立設する姿勢で配設さ
れ、シリンダから前方へ延出した排気管21は下方へ湾曲
して後輪13の右側のマフラー22に連結されている。パワ
ーユニット12の左側面に沿ってキックスタータアーム23
が前端をスタータ軸24に嵌着されて揺動自在に設けられ
ている。
【0018】そしてエンジンハンガーブラケット15の突
出した後端にピボット軸25に枢着されてメインスタンド
30が揺動自在に設けられている。図2および図3を参照
してエンジンハンガーブラケット15の後端は、左右に軸
受部15l,15rが突出していて、同軸受部15l,15r間
にメインスタンド30の基端のピボット部32が挟まれピボ
ット軸25に貫通されて枢支されている。
【0019】エンジンハンガーブラケット15において軸
受部15l,15r間の前方にストッパー壁15aが形成され
ていて、メインスタンド30が下方へ揺動したときにスト
ッパー壁15aに当接して起立状態を維持させるようにな
っている。一方パワーユニット12の下面所定位置にはス
トッパー26が配設され、メインスタンド30が後方にはね
上げられたときにストッパー26に当接して格納状態とす
る。
【0020】またエンジンハンガーブラケット15には左
右にフランジ部を有し、左側フランジ部15bの後端で、
ピボット軸25の前方斜め上位置にスプリング27の取付孔
15cが穿設されており、メインスタンド30のフック部35
との間にスプリング27が介装される。
【0021】該メインスタンド30は、FCD(球状黒鉛
鋳鉄)による鋳鉄品であり、図2ないし図8に図示する
ように本体部31,基端のピボット部32,本体部31の左右
の脚部31l,31rの各端部から左右に延びた接地部33
l,33r,左側接地部33lの端部からさらに屈曲して後
方に延びた操作部34および左側本体部31の中央から左側
に突出したフック部35からなり、本体部31に上記各部分
32,33l,33r,34,35が鋳造により一体に成形されて
いる。なおアウミニウムによる鋳造品も考えられる。
【0022】図4ないし図8にメインスタンド30の単体
としての形状が図示されており、本体部31は、左右の脚
部31l,31rとその連結部31mとからなり、起立した姿
勢で後方に向け周縁が屈曲されてリブ31aが形成され、
その内部に凹部31bが連結部31mの略全面と各脚部31
l,31rに亘って形成されている。
【0023】脚部31l,31rは、正面視(図3参照)で
基端から先端に行くに従い先細に形成されているが、図
6の側面視で破線で示すように凹部31bの深さが先端に
行くに従い徐々に浅くなり逆に肉厚が徐々に厚くなって
いるので、断面積は基端から先端に亘って略均一に形成
されて強度を平均化している。なお連結部31mの中央位
置にはドレイン孔31cが穿設されている。
【0024】連結部31mにおける断面図(図7参照)で
は、連結部31mが左右の屈曲したリブ31aにより偏平な
凹形状を形成している。また左側脚部31lにおける断面
図(図8参照)においても、周縁部31aと凹部31bによ
り凹形状が形成されている。本体部31は、この凹形状に
より剛性を高く保つと同時に軽量化を図ることができ
る。
【0025】かかる本体部31の連結部31mの基端側が左
右に若干膨出して、その左右端部がピボット部32を形成
している。左右のピボット部32には、同軸の円孔32aが
形成されていて、該ピボット部32がエンジンハンガーブ
ラケット15の後端の左右軸受部15l,15r間に挟まれ、
ピボット軸25が両者を貫通してメインスタンド30を枢支
する。
【0026】左右の接地部33l,33rは、丸棒状をして
脚部31l,31rの先端から略左右方向へ水平に延出して
いる。この左側接地部33lは左方に延出した後すぐに屈
曲して斜め後方に延び、端部が屈曲して偏平に膨出した
操作部34に至っており、接地部33lは側面視(図6)で
本体部31に対して略直角に屈曲しており、先端の操作部
34は乗員の足が直接作用する部分である。
【0027】また左側脚部31lの中央から左方に突出し
たフック部35は、板状をしていて端部に下方に開口した
凹部35aが形成されており、同フック部35の前面にはリ
ブ36が形成されていて突出したフック部35の基端側の強
度を補強している。
【0028】かかるフック部35の凹部35aにスプリング
27の一端が係止され、スプリング27の他端は前記エンジ
ンハンガーブラケット15の左側フランジ部15bの後端の
取付孔15cに係止されて、同スプリング27によりメイン
スタンド30をエンジンハンガーブラケット15の取付孔15
c側に常に付勢して、メインスタンド30の起立状態と格
納状態を維持することができる。
【0029】このようなメインスタンド30は、本体部31
とともにピボット部32,接地部33l,33r,操作部34,
フック部35が鋳造により一体に成形されるものであり、
図6に示すように本体部31に沿って割り面42を有する前
後の鋳型40,41により成形することで、少ない型部品で
製造することができ、また本体部31の肉厚の調整が容易
にできる。
【0030】メインスタンド30の全ての構成部品を一体
に鋳造し成形できるので、各構成部品を溶接する等の結
合工程および結合治具が不要で、製造工数が極めて少な
く、製造作業時間や労力が大幅に削減され、コストの低
減を図ることができる。また溶接等による熱変形の心配
もない。
【0031】前記したように本体部31は、断面凹形状に
形成することで剛性を高く保つと同時に軽量化を図るこ
とができる。そして負荷のかかる状態によって部分的に
でも肉厚を自由に調整することができ、またリブ36のよ
うに必要な箇所にリブを一体に設けることも簡単にで
き、必要な強度を容易に得ることができる。
【0032】次に別の実施の形態に係るメインスタンド
50について図9ないし図14に基づき説明する。本メイ
ンスタンド50の本体部51は、左右脚部51l,51rとその
連結部51mとからなり、左右脚部51l,51rは略丸棒状
をなし、その両基端部を連結部51mが左右脚部51l,51
rと連続する湾曲した丸棒部51aで連結している。
【0033】連結部51mは、脚部51l,51rとは反対側
に矩形板状に膨出しており、その矩形の3辺の周縁が屈
曲されてリブ51bが形成され、この3辺のリブ51bと前
記丸棒部51aで囲まれた内部に凹部51cが形成されてい
る。なお同凹部51cの底壁には左右方向に長尺の長孔51
dが形成されている。
【0034】連結部51mの湾曲した丸棒部51aの後面に
は凹部51eが湾曲して長尺に形成され、同凹部51eの左
右両端は左右脚部51l,51rの基端部まで達しており、
同凹部51eの両側はリブ51fが形成された形状となって
いる(図9および図12参照)。
【0035】連結部51mのリブ51aのうち左右の相対向
するリブ51aにはそれぞれピボット部52が形成され、各
ピボット部52には同軸の軸受孔52aが形成されている。
また左右の脚部51l,51rの先端部は、屈曲して外方向
に延びて接地部53l,53rを形成しており、さらに左側
接地部53lはメインスタンド50が起立状態で後方に屈曲
して端部に偏平に成形された操作部54が形成されてい
る。
【0036】この長く延びる左側接地部53lの脚部51l
との屈曲連結部にはリブ56が形成され、操作部54の付け
根にもリブ57が形成されて補強が施されている。一方右
側脚部51rには、中央からフック部55が外方へ突出して
おり、その先端には、スプリングを係止するための係止
溝55aが形成されている。
【0037】該メインスタンド50も本体部51とともにピ
ボット部52,接地部53l,53r,操作部54,フック部55
が鋳造により一体に成形される。前記実施の形態と同様
に本体部51に沿って割り面を有する前後の鋳型により鋳
造することで、少ない型部品で製造することができ、製
造工数は少なく低コストを実現できる。
【0038】本体部51は、凹部51c,51eを形成して軽
量化を図るとともに、リブ51a,51fにより断面凹形状
を形成して構造上剛性を高め十分な強度を得ることがで
きる。必要ならば肉厚を自由に変えられ適切な厚さとす
ることができ、またリブ56,57等の補強部分の形成も簡
単にできる。
【0039】次に別の実施の形態について図15および図
16に図示し説明する。同実施の形態に係るメインスタン
ド60は、概ね前記図1ないし図8に図示したメンスタン
ド30と同じであり、ただ本体部61の左右脚部の断面形状
が図16に図示するようにH字形状をしていることと、フ
ック部62の端部の形状が異なる。
【0040】該メインスタンド60は、図示されないエン
ジンハンガーブラケットの軸受部にピボット部において
ピボット軸63に軸支され、車体側の係止ピン64に一端65
aを係止されたスプリング65が、他端65bをフック部62
の凹部62aに係止される(図15参照)。
【0041】フック部62の凹部62aを形成する部分は、
図15にハッチを入れて示すように特殊な断面形状をして
おり、コ字状に屈曲したスプリング65の端部65bの係止
部分65cに当接する当接面62bが近接したピボット軸63
と係止ピン64の間辺りを中心にした偏平な円弧面を構成
している。
【0042】したがって図15に示すようにメインスタン
ド60が,倒伏状態Pと起立状態Rとの間を揺動する際
に、スプリング65の端部65bの係止部分65cとフック部
62の当接面62bとの接点を連続的に変化させていく。す
なわち図15に示すようにメインスタンド60の倒伏状態P
における接点p、ニュートラル状態Qにおける接点q、
起立状態Rにおける接点rは徐々に変化している。
【0043】フック部62の当接面62bは前記したような
略偏平な円弧面であるので、スプリング65の伸縮の変化
をみると、最も縮まった倒伏状態Pと最も伸長したニュ
ートラル状態Q(図15参照)との伸縮の変化量は、結果
的に小さくなる構造となっている。したがってスプリン
グ65の応力に余裕ができ、線径ダウン等の材料費削減が
可能である。
【0044】なおメインスタンド60の本体部61の左右脚
部の断面は、図16に示すようにH字形状をして剛性を高
く維持しているが、その他に図17のからに図示する
ような種々の断面形状としてもよく、さらに必要な剛性
が確保される他の断面形状の脚部が考えられる。
【0045】次にピボット部を鋳造により一体に成形し
た別の実施の形態について図18に図示し説明する。本実
施の形態もメインスタンド70に係るもので、図18は該メ
インスタンド70の起立状態における後面図であり、本体
部71と操作部72が一本の鋼性線材を屈曲して一体に形成
されており、これに対しピボット部73が別体でFCMW
(白心可鍛鋳鉄)による鋳鉄品であり、鋼性線材と互い
に溶接されている。なおピボット部73は、アルミニウム
製の鋳造品でもよく、この場合上記線材もアルミニウム
材となる。
【0046】ピボット部73は、前記図1ないし図8に図
示した実施の形態のピボット部32と略同じ形状をしてお
り、基端左右に同軸の円孔73aが形成され、起立した姿
勢で周縁が後方に向け屈曲されてリブ73bが形成され、
その内部に凹部73cが連結部73mの略全面と左右の連結
脚部73l,73rに亘って形成されている。
【0047】また左側連結脚部73lから左方に突出した
フック部74もピボット部73と一体に鋳造成形され、同フ
ック部74の端部に下方に開口した凹部74aが形成され
て、同フック部前面にはリブ74bが基端側から延びて形
成されている。
【0048】一方一本の鋼管からなる本体部71と操作部
72は、本体部71の基端部71mが大きく湾曲して左右に脚
部71l,71rが形成され、同左右脚部71l,71rの各端
部から左右に接地部71al,71arが延び、左側接地部71al
の端部からさらに屈曲して後方に操作部72が延出してい
る。
【0049】かかる鋼管の本体部71の湾曲した基端部71
mが、ピボット部73の連結部73mおよび左右の連結脚部
73l,73rの凹部73cに後方から嵌合され溶接により一
体に固着される。
【0050】以上のように本実施の形態では、ピボット
部73がフック部74とともに鋳造により一体に形成されて
いるので、プレス鋼板を突き合わせて溶接してブラケッ
トを構成したり、ピボット部を形成したりする必要がな
く製造工数が少なく製造作業の手間や労力が削減され、
コストの低減を図ることができる。
【0051】またピボット部73やフック部74等は、機種
が異なっても共有化できる場合が多く、その場合に本体
部および操作部だけを新たに製造すればよいので、投資
の削減を図ることができる。
【0052】以上の実施の形態では、本発明をメインス
タンドに適用したものであったが、サイドスタンドにも
適用可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は、少なくともピボット部を一体
鋳造することで、鋼板を突き合わせて溶接してブラケッ
トを構成したり、ピボット部を形成したりする必要がな
く製造工数が少なく製造作業の手間や労力が削減され、
コストの低減を図ることができるとともに軽量化も可能
である。
【0054】スタンドの本体部とともにピボット部およ
び操作部を鋳造により一体に成形して構成することで、
製造工数が極めて少なく、剛性を高くしかつ軽量化が可
能で、コストの低減を図ることができる。
【0055】スタンドの本体部において外周にリブを形
成して断面が凹形状を形成することで、スタンドの剛性
を高くし、かつ軽量化を図ることができる。
【0056】スタンドが、その本体部に沿って割り面を
有する前後の成形型により鋳造されるようにすること
で、少ない型部品でスタンドを鋳造することができ、か
つ本体部の肉厚の調整が簡単で、適切な強度を確保する
ことが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスクータ型自動二
輪車の全体側面図である。
【図2】同要部拡大図である。
【図3】図2におけるIII 矢視図である。
【図4】メインスタンドの後面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】同側面図および鋳型の組み合わせを示す図であ
るる。
【図7】図4におけるVII −VII 線で切断した断面図で
ある。
【図8】図4におけるVIII−VIII線で截断した断面図で
ある。
【図9】別の実施の形態に係るメインスタンドの後面図
である。
【図10】同側面図である。
【図11】図9におけるXI−XI線で截断した断面図であ
る。
【図12】図9におけるXII −XII 線で截断した断面図
である。
【図13】図9におけるXIII−XIII線で截断した断面図
である。
【図14】図10におけるXIV 矢視図である。
【図15】また別の実施の形態のメインスタンドの側面
図である。
【図16】図16における XVI−XVI 線で截断した断面
図である。
【図17】メインスタンド本体部の種々の断面形状を示
す断面図である。
【図18】さらに別の実施の形態のメインスタンドの後
面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…ダ
ウンチューブ、4…メインフレーム、5…ステアリング
ステム、6…ハンドル、7…フロントフォーク、8…前
輪、10…収納ボックス、11…シート、12…パワーユニッ
ト、13…後輪、15…エンジンハンガーブラケット、16…
エンジンハンガーリンク、17…ピン、18…枢軸、19…緩
衝器、20…内燃機関、21…排気管、22…マフラー、23…
キックスタータアーム、24…スタータ軸、25…ピボット
軸、26…ストッパー、27…スプリング、30…メインスタ
ンド、31…本体部、32…ピボット部、33l,33r…接地
部、34…操作部、35…フック部、36…リブ、40…割り
面、41,42…鋳型、50…メインスタンド、51…本体部、
52…ピボット部、53l,53r…接地部、54…操作部、55
…フック部、56,57…リブ。60…メインスタンド、61…
本体部、62…フック部、63…ピボット軸、64…係止ピ
ン、65…スプリング、70…メインスタンド、71…本体
部、72…操作部、73…ピボット部、74…フック部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車の車体下部に揺動自在に枢着
    され、起立して車体を支持し格納して走行可能とするス
    タンド装置において、 該スタンドのピボット部、本体部および操作部のうち少
    なくともピボット部を鋳造により一体に成形したことを
    特徴とする自動二輪車のスタンド。
  2. 【請求項2】 前記本体部と前記操作部を前記ピボット
    部とは別体の部材で形成したことを特徴とする請求項1
    記載の自動二輪車のスタンド。
  3. 【請求項3】 前記本体部および前記操作部を前記ピボ
    ット部と一体に鋳造により成形したことを特徴とする請
    求項1記載の自動二輪車のスタンド。
  4. 【請求項4】 前記本体部は、外周にリブを形成して断
    面が凹形状をなしたことを特徴とする請求項3記載の自
    動二輪車のスタンド。
  5. 【請求項5】 前記スタンドは、その本体部に沿って割
    り面を有する前後の成形型により鋳造されたことを特徴
    とする請求項3または請求項4記載の自動二輪車のスタ
    ンド。
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