JPH09175464A - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム

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JPH09175464A
JPH09175464A JP8167633A JP16763396A JPH09175464A JP H09175464 A JPH09175464 A JP H09175464A JP 8167633 A JP8167633 A JP 8167633A JP 16763396 A JP16763396 A JP 16763396A JP H09175464 A JPH09175464 A JP H09175464A
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JP
Japan
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rear arm
main frame
vehicle body
pivotally supporting
motorcycle
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JP8167633A
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Shoei Watanabe
昌衛 渡辺
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ライダーの脚部の当たりが良く、快適な乗車感
が得られる。 【解決手段】ヘッドパイプ42から後方へ延びる断面箱
型に形成した左右一対のメインフレーム44と、リヤア
ーム51を軸支するピボット軸50が設けられる左右一
対のリヤアームブラケット45とを有し、このメインフ
レーム44とリヤアームブラケット45と連結した自動
二輪車の車体フレーム40において、リヤアームブラケ
ット45は、略鉛直方向に伸びるリヤアーム枢支部45
aと、このリヤアーム枢支部45aの上端から略前方に
向けて延びるメインフレーム接続部45bとからなる鉤
形状をなし、メインフレーム接続部45bがその上部が
車体内側を向くようにねじり形成されていることを特徴
とする自動二輪車の車体フレーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、快適な乗車感が
得られる自動二輪車の車体フレームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレームには、ヘッド
パイプから後方へ延びる断面箱型に形成した左右一対の
メインフレームと、リヤアームを軸支するピボット軸が
設けられる左右一対のリヤアームブラケットとを有する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動二輪車にはライダ
ーがリヤアームブラケットの下部付近に設けたフートレ
ストに足を乗せて跨がった状態で乗車する。ところが、
ライダーの脚部とリヤアームブラケットと当りが大きい
と、フートレストへの足乗せが不自然となったり、ライ
ダーの疲労度も増す等の不具合がある。
【0004】この発明は、かかる実情を背景にしてなさ
れたもので、ライダーの脚部の当たりが良く、快適な乗
車感が得られる自動二輪車の車体フレームを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ヘッド
パイプから後方へ延びる断面箱型に形成した左右一対の
メインフレームと、リヤアームを軸支するピボット軸が
設けられる左右一対のリヤアームブラケットとを有し、
このメインフレームとリヤアームブラケットと連結した
自動二輪車の車体フレームにおいて、前記リヤアームブ
ラケットは、略鉛直方向に伸びるリヤアーム枢支部と、
このリヤアーム枢支部の上端から略前方に向けて延びる
メインフレーム接続部とからなる鉤形状をなし、前記メ
インフレーム接続部がその上部が車体内側を向くように
ねじり形成されていることを特徴としている。
【0006】リヤアームブラケットがメインフレーム接
続部によりメインフレームと面一に連結することができ
る。また、メインフレーム接続部がその上部が車体内側
を向くようにねじり形成されているため、ライダーの脚
部との当りをなくし、しかもメインフレームとの連結部
分がなめらかなライダーの脚部に沿う斜面とすることが
でき、ライダーの脚部との当りが小さくなるため、ライ
ディングポジションが良好となり、フートレストへの足
乗が自然となって、疲労が軽減される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1乃至図3はこの発明をスポーツ車に適
用した他の実施例を示し、図1は自動二輪車の側面図、
図2は要部の拡大側面図、図3は図2のIII-III線に沿
う断面図である。
【0009】図1において符号40は車体フレームで、
この車体フレーム40には内燃機関41が搭載され、車
体フレーム40を構成するヘッドパイプ42にはフロン
トフォーク43が旋回可能に支持されている。
【0010】ヘッドパイプ42には一対のメインフレー
ム44の前部44aが溶接され、このメインフレーム4
4は押し出し材で断面箱型に形成されている。メインフ
レーム44はヘッドパイプ42から後方へ延び、図1に
示すように側面から視て前部44aからシリンダヘッド
41aの上方の気化器68の側部位置まで直線的に形成
され、気化器68の側部位置の後方から中途部分44b
は、リヤアームブラケット45側の後部44cにかけて
車体内側にねじるような形状に形成され、後方から見て
上部44d1が車体内側に相互に近接し、下部44d2
が車体外側に相互に離れるようなようにねじられてお
り、このねじり形成の際の加工硬化によって剛性が上が
り、上下、左右方向の荷重に対処することができるよう
になっている。
【0011】リヤアームブラケット45は、プレス成
形、または鋳造、或いは鍛造等で成形される。リヤアー
ムブラケット45は、略鉛直方向に伸びるリヤアーム枢
支部45aと、このリヤアーム枢支部45aの上端から
略前方に向けて延びるメインフレーム接続部45bとか
らなる鉤形状をなし、メインフレーム接続部45bがそ
の上部が車体内側を向くようにねじり形成されている。
【0012】メインフレーム44の下部にはリンフォー
スメント46が溶接されており、このリンフォースメン
ト46に溶接された支持パイプ47とメインフレーム4
4に連結されたリヤアームブラケット45とで内燃機関
41が支持される。
【0013】左右一対のリヤアームブラケット45は下
部と上部をクロスメンバ48,49で連結され、さらに
リヤアームブラケット45のリヤアーム枢支部45aに
は、ピボット軸50が設けられ、このピボット軸50に
リヤアーム51の前部が軸支されている。リヤアーム5
1の後部には後輪52に動力を伝達するリヤスプロケッ
ト53が設けられ、このリヤスプロケット53と内燃機
関41の駆動スプロケット54との間にチェーン55が
設けられている。リヤアーム51はリンク機構56を介
してクロスメンバ48に支持され、リンク機構56のリ
ンク57にはピン58でリヤクッション59の下端部5
9aが連結され、上端部59bはリヤアームブラケット
45のリヤアーム枢支部45aに連結されたクロスメン
バ49に支持軸60を介して支持されている。
【0014】リヤアームブラケット45のリヤアーム枢
支部45aの後側には、フートレスト取付ブラケット7
0が取り付けられ、このフートレスト取付ブラケット7
0にフートレスト61が設けられている。また、リヤア
ームブラケット45のリヤアーム枢支部45aは、ピボ
ット軸50から上部が互いに車体内側に傾斜させ、メイ
ンフレーム接続部45bが形成されており、メインフレ
ーム44の後部44cと面一に溶接で連結され、図3に
示すように、この連結部の車幅が短縮され、ライダーの
脚部に沿うなめらかな斜面となっている。
【0015】また、リヤアームブラケット45の上部は
互いに向き合うように車体内側に傾斜してシートレール
取付部45cが形成され、メインフレーム接続部45b
がその上部が車体内側を向くようにねじり形成されてい
るため、ライダーの脚部との当りをなくし、しかもメイ
ンフレーム44との連結部分がなめらかなライダーの脚
部に沿う斜面とすることができ、ライダーの脚部との当
りが小さくなるため、ライディングポジションが良好と
なり、フートレストへの足乗が自然となって、疲労が軽
減される。
【0016】左右の上部が互いに向き合うように車体内
側に傾斜したシートレール取付部45cには、その上部
にシートレール62の先端部がボルト63で締付固定さ
れ、このシートレール62はシートレール取付部45c
の下部にボルト64で締付固定されたステー65を介し
て支持されている。
【0017】シートレール62にはシート66が載置さ
れ、シート66の前側は一対のメインフレーム44に載
置された燃料タンク67に当てがい一体感をもたせてい
る。また、シートレール取付部45cは、左右の上部が
互いに向き合うように車体内側に傾斜しているため、シ
ートレール62の幅が狭くなっており、これにともない
シート66の幅を狭くすることができライダーの足付き
性が良くなる。
【0018】また、燃料タンク67から内燃機関41の
気筒に接続した気化器68に燃料を供給するようになっ
ており、気化器68にはエアクリーナ69が接続されて
いる。内燃機関41の気筒の前側には排気管70が接続
され、この排気管70は内燃機関41の下方から後方へ
延びている。
【0019】
【発明の効果】この発明は前記のように、リヤアームブ
ラケットを、略鉛直方向に伸びるリヤアーム枢支部と、
このリヤアーム枢支部の上端から略前方に向けて延びる
メインフレーム接続部とからなる鉤形状をなし、メイン
フレーム接続部がその上部が車体内側を向くようにねじ
り形成したから、リヤアームブラケットがメインフレー
ム接続部によりメインフレームと面一に連結することが
できる。また、メインフレーム接続部がその上部が車体
内側を向くようにねじり形成されているため、ライダー
の脚部との当りをなくし、しかもメインフレームとの連
結部分がなめらかなライダーの脚部に沿う斜面とするこ
とができ、ライダーの脚部との当りが小さくなるため、
ライディングポジションが良好となり、フートレストへ
の足乗が自然となって、疲労が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】要部の拡大側面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【符号の説明】
40 車体フレーム 41 内燃機関 44 メインフレーム 45 リヤアームブラケット 50 ピボット軸 61 フートレスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから後方へ延びる断面箱型に
    形成した左右一対のメインフレームと、リヤアームを軸
    支するピボット軸が設けられる左右一対のリヤアームブ
    ラケットとを有し、このメインフレームとリヤアームブ
    ラケットと連結した自動二輪車の車体フレームにおい
    て、前記リヤアームブラケットは、略鉛直方向に伸びる
    リヤアーム枢支部と、このリヤアーム枢支部の上端から
    略前方に向けて延びるメインフレーム接続部とからなる
    鉤形状をなし、前記メインフレーム接続部がその上部が
    車体内側を向くようにねじり形成されていることを特徴
    とする自動二輪車の車体フレーム。
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