JP4116797B2 - 自動二輪車の収納構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール性を高めつつシール構造に係るコストを抑えるのに好適な自動二輪車の収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の収納構造としては、例えば、特開平7−69260号公報「自動2輪車のリヤフェンダ取付構造」に記載されたものが知られている。
同公報の図5には、左右のシートレール20,20(符号については、同公報に記載されているものを使用した。以下同じ。)の間にリヤフェンダ30を配置し、このリヤフェンダ30のシートレール20に隣接させてそれぞれ側壁を形成することで収納部を形成した自動2輪車が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記リヤフェンダ30の収納部の上方はシートで覆われるが、収納部の開口とシートとの間には、外部から雨水や土埃等が入り込まないようにシール構造を設ける必要がある。しかし、シール性を高めるためにシール構造を複雑にすれば、大きなコストアップとなる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、自動二輪車の収納構造を改良することで、シール性を高めつつシール構造に係るコストを抑えることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、後輪上方を覆うリヤフェンダに、小物、工具等を収納する収納部を形成し、この収納部の上方をシートで覆うとともにリヤフェンダの側方を更に車体カバーで覆った自動二輪車において、収納部には、その底に上方に移動した後輪の干渉を避ける上方突出部が形成され、この上方突出部よりも車幅方向両側まで収納空間が広がり、収納部の開口部と車体カバーの上縁との間に、シートの底板から収納部開口部及び車体カバー上縁の両方よりも下方まで延びるリブを設け、車体カバーの外側にシートの側縁部を設け、この側縁部を車体カバーの上縁よりも下方まで延ばし、シートの底板に、収納部の開口縁の左右の内側を前後方向に延びる縦壁を設けたことを特徴とする。
【0006】
収納部の開口部、車体カバーの上縁及びリブでラビリンス構造を形成することができ、このようなラビリンス構造という構造の簡単なシール構造で収納部を外部から遮断してシール性を高めることができ、しかも、収納部の開口部とシートとの間のシール部材を無くすことができから、シール構造に係るコストを抑えることができる。
【0007】
更に、収納部の開口部、リブ及び車体カバーの上縁に加えて、シートの側縁部とでもラビリンス構造を形成することができ、このラビリンス構造によって、収納部の開口部のシールを行うことができ、収納部に雨水や土埃等が入るのを防ぐことができる。
【0008】
請求項2は、シートを、収納部の前端部及び後端部の左右それぞれの角部に対応する位置にてクッション部材を介して車体フレームで支持し、リブで、収納部の開口部を囲むようにし、収納部を、車体前後方向に延びる車体フレームに沿って形成し、この車体フレームよりも上方へ延ばし、リブを車体フレームの近傍まで延ばしたことを特徴とする。
シートの支持部によって収納部のスペースが減少するのを抑えることができ、収納部の容量を確保することができる。
また、例えば、リブを収納部の開口部の側方のみに設けるよりもリブで開口部を囲んだ方が収納部のシール性を高めることができる。
【0009】
請求項3は、リブの内側で且つシートの底板に、整備マニュアル等の書類を挟んでおく書類挟み部を設けたことを特徴とする。
書類挟み部によって、シート下に書類を簡単に収納することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る収納構造を採用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11(前端のヘッドパイプ12、ヘッドパイプ12から後下方に延ばしたメインパイプ13、メインパイプ13の途中から後上方に延ばした左右一対のシートレール14,14(奥側のシートレール14は不図示)、メインパイプ13の後部に取付けたピボットプレート15、これらのメインパイプ13の後端及びピボットプレート15の後部に下端を連結するとともに後上方に立上げ且つ後端をシートレール14,14に連結したバックステー16,16(奥側のバックステー16は不図示)からなる)と、この車体フレーム11のヘッドパイプ12に回転可能に取付けたハンドル軸22と、このハンドル軸22の下部に取付けたフロントフォーク23と、このフロントフォーク23の下端に取付けた前輪24と、ハンドル軸22の上部に取付けたハンドル25と、メインパイプ13及びピボットプレート15に取付けたパワーユニット26と、ピボットプレート15に上下スイング可能に取付けたスイングアーム27と、このスイングアーム27の後端に取付けた後輪28とからなる。
【0011】
また、自動二輪車10は、シートレール14,14に取付けた燃料タンク31と、この燃料タンク31の前部上部に開閉可能に取付けたシート32と、このシート32の後部下方に配置することで後輪28の上部を覆うインナリヤフェンダ33と、このインナリヤフェンダ33の後部に取付けたアウタリヤフェンダ34と、メインパイプ13の後端に取付けたテールランプ35と、メインパイプ13側及びスイングアーム27にそれぞれ端部を取付けたリヤクッションユニット36,36(奥側のリヤクッションユニット36は不図示)、パワーユニット26の前部を構成するエンジン37から後方へ延ばした排気管38及び消音器41と、バッテリ42を収納するために側面視で前述のメインパイプ13、シートレール14及びバックステー16で形成する三角形状スペース43に配置したバッテリケース44とからなる。
【0012】
ここで、51はハンドルカバー、52はバックミラー、53はヘッドランプ、54はフロントカバー、55は前輪24を覆うフロントフェンダ、56はメインパイプ13に上部取付部57で取付けたエアクリーナ、58はエアクリーナ56からエンジン37に至る吸気通路に設けたキャブレタ、59はパワーユニット26を構成するためにエンジン37の後部に設けた変速機、61,61(奥側の符号61は不図示)はパワーユニット26をパワーユニット26側に設けた第1取付部62で取付けるためにメインパイプ13の途中に設けたハンガブラケット、62,63はパワーユニット26をピボットプレート15に取付けるためにパワーユニット26側に設けた第2取付部及び第3取付部、64はスタンド、65はチェーンカバー、66はシートレール14,14に燃料タンク31の前部下部を戸付けるためのタンク第1取付部、71はシート32の開閉のための開閉軸、73は燃料タンク31のキャップ、74は電圧制御を行うためのレギュレータ、75,76(奥側の符号76は不図示)はボディカバー、77はバスケット、HFは燃料タンク31の高さ寸法である。
【0013】
図2は本発明に係る自動二輪車の車体フレームの要部側面図であり、メインパイプ13の後端に連結プレート81を介してバックステー16,16(奥側のバックステー16は不図示)の下部を取付け、メインパイプ13と手前側のシートレール14とに第1補強ブラケット82を渡して取付け、メインパイプ13と奥側のシートレール14とに第1補強ブラケット83を渡して取付け、シートレール14とバックステー16とにそれぞれ第2補強ブラケット84(奥側の第2補強ブラケット84は不図示)を渡して取付け、同じくシートレール14とバックステー16との連結部に第3補強ブラケット85(奥側の第3補強ブラケット85は不図示)を取付け、左右の第3補強ブラケット85,85間に断面コ字状の第1クロスメンバ86を渡し、この第1クロスメンバ86に、燃料タンク31(図1参照)の後部を取付けるためのナット87,87(一方のナット87は不図示)を取付け、断面コ字状のピボットプレート15の内側に、ピボットプレート15自体を補強する第4補強ブラケット88を取付けたことを示す。
【0014】
ここで、91,92(符号92は図1参照)はパワーユニット26(図1参照)を取付けるためにピボットプレート15に設けた第1パワーユニット取付部及び第2パワーユニット取付部、93はスイングアーム27のためのピボット軸、94はバッテリケース44(図1参照)の前部を取付けるために第1補強ブラケット83に取付けたナット、96,97はバッテリケース44の後部を取付けるためにバックステー16(奥側、即ち車体右側のバックステーである。)に取付けた後部アッパブラケット及び後部ロアブラケットである。
【0015】
図3は本発明に係る自動二輪車の車体フレームの要部背面図であり、シートレール14,14の後端上部に第2クロスメンバ105を渡し、この第2クロスメンバ105にテールランプ35(図1参照)の上部を取付けるためのテールランプ上部取付ボルト106,106を設け、シートレール14,14の後端下部に、テールランプ35の下部及びインナリヤフェンダ33(図1参照)の後部を取付ける断面コ字状の後端ブラケット107,107を取付け、バックステー16,16の側面に後部アッパブラケット96及び後部ロアブラケット97を取付け、連結プレート81にインナリヤフェンダ33の前端を取付けるための取付ボルト108を取付け、ピボットプレート15の背面にバックステー16,16の下端を取付けたことを示す。
【0016】
図4は図2の4−4線断面図であり、メインパイプ13の断面をほぼ矩形状とし、このメインパイプ13の各側面にピボットプレート15の上部に設けたテーパ部113,113を取付けたことを示す。
【0017】
図5は図2の5矢視図であり、メインパイプ13に連結プレート81を取付け、この連結プレート81の左右端部をそれぞれバックステー16,16に取付けることで、メインパイプ13とバックステー16,16とを連結したことを示す。
【0018】
図6は図2の6矢視図であり、ピボットプレート15の内側面及び背面側に第4補強ブラケット88を取付け、この第4補強ブラケット88の下端をピボット軸93に取付けたことを示す。
【0019】
図7は本発明に係る自動二輪車の要部側面図(図中の白抜き矢印(front)は車体前方を表す。以下同じ。)であり、車体フレーム11の構成部品であるメインパイプ13、シートレール14及びバックステー16で形成する三角形状スペース43にバッテリケース44を配置したことを示す。
【0020】
バッテリケース44は、第1補強ブラケット83、車体右側のバックステー16の後部アッパブラケット96及び後部ロアブラケット97にぞれぞれボルト114で取付け、矩形断面のバッテリ収納部115にバッテリ42を収納し、バッテリ収納部115の開口部に、バッテリ42を押えるバッテリ押え部材116を着脱可能に取付け、前部下部にイグニッションコイル117の上方を覆うひさし部118を設けた部材である。なお、121,122はバッテリケース44をバックステー16に取付けるためにバッテリケース44に設けたケース側アッパ取付部及びケース側ロア取付部、123はバッテリケース44に取付けたスタータリレー、124はCDIユニットである。
【0021】
また、上記したバッテリケース44は、下端をメインパイプ13に沿わせ、バッテリ収納部115を傾けたものであるから、バッテリ42はメインパイプ13に沿って傾斜する。例えば、バッテリ収納部115に車体右側からバッテリ42を挿入して、バッテリ42の上面42aが車体前方に、バッテリ42の下面42bが車体後方になるように収納する。
バッテリ42は密閉型であるから、上記のように傾けても電解液が外部に流出する心配がない。
【0022】
このときに、バッテリ42を傾けた状態でのバッテリ42の収納高さをH1、バッテリ42を立てたときの高さをH2とすると、この高さH2に対してバッテリケース44の収納高さH1を小さくすることができ、ひいては、バッテリケース44の上方に配置した燃料タンク31(図1参照)の底面位置を下げることができて、燃料タンク31の容量アップを図ることができる。
【0023】
図8は図7の8矢視図であり、バッテリケース44のひさし部118は、L字状としたものであり、L字の端部に、第1補強ブラケット83(図7参照)に取付けるために傾斜させたプレート取付部126を備えた部分であり、このプレート取付部126にプレート取付穴127を開ける。なお、128,128はバッテリケース44にスタータリレー123を取付けるためのフックである。
【0024】
図9は図7の9矢視図であり、CDIユニット124は、バッテリケース44のバッテリ収納部115の底に設けた上部突出部131と下部突出部132との間に取付けた部材である。
【0025】
バッテリケース44のケース側アッパ取付部121とケース側ロア取付部122とは、傾斜したバックステー16(図7参照)に取付けるために取付面134,135をオフセット量Fだけオフセットさせた部分である。なお、137,138はケース側アッパ取付部121及びケース側ロア取付部122のそれぞれに開けたケース側取付穴である。
プレート取付部126は、鉛直線141に対して上部を車体右方に角度θだけ傾けた部分である。
【0026】
図10は本発明に係る自動二輪車の横断面図であり、バッテリケース44の両側方をボディカバー75,76で覆い、バッテリ42の端部を押えたバッテリ押え部材116側のボディカバー76に、バッテリ42のメンテナンスのために取外し可能としたメンテナンスリッド142を取付けたことを示す。
バッテリ押え部材116は、バッテリケース44の下部に設けた下部係止部144に回転可能に係止する端部軸部145と、バッテリケース44の上部に固定ピン146で取付けるための固定用穴147とを備える断面クランク状のプレートである。
【0027】
図11は本発明に係る自動二輪車のイグニッションコイルの配置を説明する斜視図であり、車体フレーム11の三角形状スペース43の下部にイグニッションコイル117を配置する、詳しくは、ピボットプレート15の一方のテーパ部113にイグニッションコイルステー151を取付け、このイグニッションコイルステー151にビス152,152でイグニッションコイル117の前後を取付けたことを示す。
【0028】
ここで、94aは第1補強ブラケット83にバッテリケース44を取付けるための取付穴(ナット94(図2参照)にねじ込むボルトを通す穴である。)である。また、153,154はイグニッションコイル117の取付けのためにイグニッションコイル117の前端及び後端に設けた前端取付部及び後端取付部であり、前端取付部153は、イグニッションコイル117の一次側を車体フレーム11にアースするために導線155の先端を取付けた部分である。
【0029】
イグニッションコイル117は、図示せぬハイテンションコードを介してエンジン37(図1参照)側の点火プラグに接続するため、エンジン37のシリンダヘッド近傍に設けたほうが良いが、車体の奥まった位置にある三角形状スペース43内に配置することで、雨水等に対する防水性をより高めることができ、点火不良の心配がなく、信頼性を向上させることができる。
【0030】
図12は本発明に係る自動二輪車の後部の断面図であり、インナリヤフェンダ33の後輪28(図1参照)上方の位置に、小物やツール等を収納する小物収納部161を一体成形し、この小物収納部161の開口部162の上方をシート32で覆ったことを示す。
【0031】
小物収納部161の開口部162は、シート32の底に設けた底板163から下方に突出させたリブ164で囲んだ部分である。
シート32の底板163は、整備マニュアル、地図等の書類165を挟んでおくための書類用フック166…と、シート32を車体側に当てる位置に設けたゴム製のクッション部材167,167(一方のクッション部材167は不図示)及びクッション部材168,168(一方のクッション部材168は不図示)とを備え、クッション部材167,167を左右のシートレール14,14(一方のシートレール14は不図示)のそれぞれの上面に当て、クッション部材168,168を第2クロスメンバ105の上面に当てることで、シートレール14,14及び第2クロスメンバ105でシート32の後部に加わる荷重を支える。なお、171,171(一方の符号171は不図示)は後端ブラケット107,107(一方の後端ブラケット107は不図示)にテールランプ35の下部を取付けるための取付ボルトである。
【0032】
図13は本発明に係る自動二輪車のシートの底面図であり、シート32の底板163は、前述のリブ164、書類用フック166…、クッション部材167,167及びクッション部材168,168に加え、シート32を開閉するためのシートヒンジ(不図示)を取付けるヒンジ取付穴173,173と、シート32の荷重を燃料タンク31(図1参照)の上面で支えるためのクッション部材176,176と、シートレール14側に取付けたシートロック装置(不図示)に係合するロックピン177とを備える。なお、178,178は書類用フック166…に挟んだ書類165がずれないように書類165の端部を受けるために底板163から突出させた縦壁である。また、クッション部材167,168,176は形状、底板163への取付構造が同一であるが、説明の都合上、区別した。
【0033】
クッション部材167,167及びクッション部材168,168は、リブ164のほぼ前端部及びほぼ後端部に対応する位置の左右に設けたものであり、クッション部材167,167及びクッション部材168,168によってリブ164の大きさが小さくなるのを抑え、ひいてはリブ164で囲む小物収納部161の開口部が狭められないようにし、小物収納部161(図12参照)の容積を確保することができる。
【0034】
図14は本発明に係る自動二輪車における小物収納部のシール構造を説明する断面図であり、小物収納部161の開口部162とボディカバー75,76のそれぞれの上縁75a,76aとの間に、シート32の底板163から開口部162よりも下方まで延びるリブ164を設けたことを示す。これにより、小物収納部161の周壁181とリブ164とボディカバー75,76の上縁75a,76aとでラビリンス構造を形成することができ、更には、これらの周壁181、リブ164及びボディカバー75,76の上縁75a,76aに加えて、ボディカバー75,76の上縁75a,76aよりも下方まで延ばしたシート32の側縁部182,182とでもラビリンス構造を形成することができる。
【0035】
従って、このラビリンス構造によって、小物収納部161の開口部162のシールを行うことができ、小物収納部161に雨水や土埃等が入るのを防ぐことができる。
ここで、183はツール184を収納するために小物収納部161に設けた起立壁である。
【0036】
図15(a),(b)は本発明に係る自動二輪車のシートを説明する断面図であり、(a)は図13のa−a断面図、(b)は図13のb−b断面図である。
(a)において、シート32の底板163にクッション部材167,167を取付け、リブ164を底板163に一体成形したことを示す。
【0037】
(b)において、ロックピン177を、底板163に一体成形したピン支持部187,188(ピン支持部187については、図13参照)で支持したことを示す。
【0038】
図16は本発明に係る自動二輪車におけるバッテリケースの別の実施の形態を示す斜視図であり、バッテリケース190に、バッテリを収納するバッテリ収納部191とツールを収納するツール収納部193とを設けたことを示す。なお、図7に示したバッテリケース44と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
【0039】
図17は本発明に係る自動二輪車におけるバッテリケースの側面図であり、バッテリケース190は、バッテリ195の上面195aを開口部側に臨ませて収納した状態を示す。なお、196はツール収納部193からのツール192の飛び出しを防ぐ蓋部材(不図示)を止める係止部である。
ここで、バッテリ195の幅をB、奥行をDとすると、B>Dの関係があり、この正面図ではバッテリ195は縦長となる。
【0040】
図18は図17の18矢視図であり、バッテリ195の高さをHとすると、高さHとバッテリ195の幅B(図17参照)との関係は、B<Hとなる。
即ち、バッテリ195の形状を柱状としてバッテリ195の高さHを大きくすることにより、図17で説明したように、側面視ではバッテリ195は縦長であってもバッテリ195の幅Bを小さい値に抑えることができ、バッテリ195の上方に配置する燃料タンクの高さ寸法を大きく設定することができて、燃料タンク容量を拡大することができる。
【0041】
以上の図1及び図14で説明したように、本発明は第1に、後輪28上方を覆うインナリヤフェンダ33に、小物、工具等を収納する小物収納部161を形成し、この小物収納部161の上方をシート32で覆うとともにインナリヤフェンダ33の側方を更にボディカバー75,76で覆った自動二輪車10において、小物収納部161の開口部162とボディカバー75,76の上縁75a,76aとの間に、シート32の底板163から小物収納部161の開口部162よりも下方まで延びるリブ164を設けたことを特徴とする。
【0042】
小物収納部161の開口部162、ボディカバー75,76の上縁75a,76a及びリブ164とでラビリンス構造を形成することができ、このようなラビリンス構造という構造の簡単なシール構造で小物収納部161を外部から遮断してシール性を高めることができ、しかも、小物収納部161の開口部162とシート32との間のシール部材を無くすことができから、シール構造に係るコストを抑えることができる。
【0043】
本発明は第2に、図12及び図13で説明したように、シート32を、小物収納部161の前端部及び後端部に対応する位置にて車体フレーム11、詳しくは左右のシートレール14及び第2クロスメンバ105で支持したことを特徴とする。
シート32側の支持部、即ち左右のクッション部材167及び左右のクッション部材168の底板163への取付部によって、リブ164の範囲が狭められないようにすることができ、これにより、小物収納部161のスペースが減少するのを抑えることができ、小物収納部161の容量を確保することができる。
【0044】
本発明は第3に、リブ164で、小物収納部161のほぼ矩形状の開口部162を囲むようにしたことを特徴とする。
例えば、リブ164を小物収納部161の開口部162の側方のみに設けるよりもリブ164で開口部162を囲んだ方が小物収納部161のシール性を高めることができる。
【0045】
本発明は第4に、リブ164の内側で且つシート32の底板163に、整備マニュアル等の書類165を挟んでおく複数の書類用フック166を設けたことを特徴とする。
書類用フック166によって、シート32下に書類165を簡単に収納することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の自動二輪車の収納構造は、収納部には、上方に開口するとともに、その底に上方に移動した後輪の干渉を避ける上方突出部が形成され、この上方突出部よりも車幅方向両側まで収納空間が広がり、収納部の開口部と車体カバーの上縁との間に、シートの底板から収納部開口部及び車体カバー上縁の両方よりも下方まで延びるリブを設け、車体カバーの外側にシートの側縁部を設け、この側縁部を車体カバーの上縁よりも下方まで延ばし、シートの底板に、収納部の開口縁の左右の内側を前後方向に延びる縦壁を設けたので、収納部の開口部、車体カバーの上縁及びリブでラビリンス構造を形成することができ、このようなラビリンス構造という構造の簡単なシール構造で収納部を外部から遮断してシール性を高めることができ、しかも、収納部の開口部とシートとの間のシール部材を無くすことができから、シール構造に係るコストを抑えることができる。
【0047】
更に、収納部の開口部、リブ及び車体カバーの上縁に加えて、シートの側縁部とでもラビリンス構造を形成することができ、このラビリンス構造によって、収納部の開口部のシールを行うことができ、収納部に雨水や土埃等が入るのを防ぐことができる。
【0048】
請求項2の自動二輪車の収納構造は、シートを、収納部の前端部及び後端部の左右それぞれの角部に対応する位置にてクッション部材を介して車体フレームで支持し、リブで、収納部の開口部を囲むようにし、収納部を、車体前後方向に延びる車体フレームに沿って形成し、この車体フレームよりも上方へ延ばし、リブを車体フレームの近傍まで延ばしたので、シートの支持部によって収納部のスペースが減少するのを抑えることができ、収納部の容量を確保することができる。
また、例えば、リブを収納部の開口部の側方のみに設けるよりもリブで開口部を囲んだ方が収納部のシール性を高めることができる。
【0049】
請求項3の自動二輪車の収納構造は、リブの内側で且つシートの底板に、整備マニュアル等の書類を挟んでおく書類挟み部を設けたので、書類挟み部によって、シート下に書類を簡単に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る収納構造を採用した自動二輪車の側面図
【図2】 本発明に係る自動二輪車の車体フレームの要部側面図
【図3】 本発明に係る自動二輪車の車体フレームの要部背面図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 図2の5矢視図
【図6】 図2の6矢視図
【図7】 本発明に係る自動二輪車の要部側面図
【図8】 図7の8矢視図
【図9】 図7の9矢視図
【図10】 本発明に係る自動二輪車の横断面図
【図11】 本発明に係る自動二輪車のイグニッションコイルの配置を説明する斜視図
【図12】 本発明に係る自動二輪車の後部の断面図
【図13】 本発明に係る自動二輪車のシートの底面図
【図14】 本発明に係る自動二輪車における小物収納部のシール構造を説明する断面図
【図15】 本発明に係る自動二輪車のシートを説明する断面図
【図16】 本発明に係る自動二輪車におけるバッテリケースの別の実施の形態を示す斜視図
【図17】 本発明に係る自動二輪車におけるバッテリケースの側面図
【図18】 図17の18矢視図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…車体フレーム、14…シートレール、28…後輪、32…シート、33…リヤフェンダ(インナリヤフェンダ)、75,76…車体カバー(ボディカバー)、75a,76a…車体カバーの上縁、161…収納部(小物収納部)、162…収納部の開口部、163…底板、164…リブ、165…書類、166…書類挟み部(書類用フック)、167,168…クッション部材、178…縦壁、182…シートの側縁部。

Claims (3)

  1. 後輪上方を覆うリヤフェンダに、小物、工具等を収納する収納部を形成し、この収納部の上方をシートで覆うとともにリヤフェンダの側方を更に車体カバーで覆った自動二輪車において、
    前記収納部は、その底に上方に移動した後輪の干渉を避ける上方突出部が形成され、この上方突出部よりも車幅方向両側まで収納空間が広がり、
    前記収納部の開口部と前記車体カバーの上縁との間に、前記シートの底板から収納部開口部及び車体カバー上縁の両方よりも下方まで延びるリブを設け
    前記車体カバーの外側に前記シートの側縁部を設け、この側縁部を前記車体カバーの上縁よりも下方まで延ばし、
    前記シートの底板に、前記収納部の開口縁の左右の内側を前後方向に延びる縦壁を設けたことを特徴とする自動二輪車の収納構造。
  2. 前記シートは、前記収納部の前端部及び後端部の左右それぞれの角部に対応する位置にてクッション部材を介して車体フレームで支持し
    前記リブは、前記収納部の開口部を囲むようにし、
    前記収納部は、車体前後方向に延びる前記車体フレームに沿って形成され、この車体フレームよりも上方へ延び、
    前記リブが前記車体フレームの近傍まで延びていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の収納構造。
  3. 前記リブの内側で且つシートの底板に、整備マニュアル等の書類を挟んでおく書類挟み部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の収納構造。
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