JP2005247022A - 自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造において、収納ボックスの小型・軽量化及び形状の簡素化を図るとともに、燃料ポンプの外部突出部を保護することにある。
【解決手段】 シートの下方に収納ボックス13を設け、この収納ボックス13の後方に燃料タンク14を設けた自動二輪車において、燃料タンク14の上面76に設けたポンプ取付面77に燃料ポンプ72を取付けるとともに、この燃料ポンプ72の上方を収納ボックス13の後部から後方に延ばした庇部71で覆うようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造に関するものである。
従来の自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造として、車体フレームに収納ボックス及びこの収納ボックスの後方に配置した燃料タンクを取付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−167143号公報
特許文献1には、同公報の図3に示される通り、二輪車の車体フレーム1(符号については、同公報に記載されているものをそのまま使用した。)に、収納ボックス14と、この収納ボックス14の後方に配置した燃料タンク15とを取付け、収納ボックス14の後部に一体に設けた補機カバー25で燃料タンク15の上方を覆ったことが示されている。なお、22は収納ボックス14及び燃料タンク15の上方に開閉自在に設けたシートである。
また、特許文献1には、同公報の図8に示される通り、収納ボックス14の後部に燃料タンクの上方のほぼ全体を覆う補機カバー25を一体に設けたことを示す。なお、23はシートを開閉自在に取付けるために収納ボックス14の前部に設けたヒンジ、32はシートの後部に設けたストライカ(不図示)を貫通させるために補機カバー25の前部に開けた貫通孔、27は燃料タンク15の給油口を塞ぐキャップを外部に突出させるキャップ孔である。
補機カバー25は、燃料タンク15の上方のほぼ全体を覆うものであるから、その面積は大きくなり、収納ボックス14及び補機カバー25は全体として大型で重くなる。
また、ストライカを貫通させる貫通孔32及びキャップを突出させるキャップ孔27を開けるため、補機カバー25の形状が複雑になる。
更に、燃料タンク15が、例えば、タンク内蔵型の燃料ポンプを備える場合、燃料ポンプの燃料タンク15への取付部が外部に突出する(燃料ホースの接続部、燃料ポンプに通電するためのコネクタ等)ことがあり、この部分を保護することも望まれる。
本発明の課題は、自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造において、収納ボックスの小型・軽量化及び形状の簡素化を図るとともに、燃料ポンプの外部突出部を保護することにある。
請求項1に係る発明は、シート下方に収納ボックスを設け、この収納ボックスの後方に燃料タンクを設けた自動二輪車において、燃料タンクの上面に設けた取付面に燃料ポンプを取付けるとともに、この燃料ポンプの上方を収納ボックスの後部から後方に延ばした庇部で覆うようにしたことを特徴とする。
燃料ポンプの上方を、収納ボックスの後部から後方に延ばした庇部で覆うようにしたことで、燃料ポンプを外部に露出させることがない。庇部は燃料ポンプの上方のみを覆うから、庇部を一体に設けた収納ボックスが小型・軽量になり、また、従来のようなストライカを通す孔やキャップを突出させる孔を設ける必要がない。更に、燃料ポンプの燃料タンクへの取付部が外部に突出しても、この突出部を庇部で保護することができる。
請求項2に係る発明は、燃料ポンプの取付面を、燃料ポンプの上面よりも一段低くしたことを特徴とする。
燃料ポンプの取付面を、燃料タンクの上面よりも一段低くしたことで、庇部を特に高く形成することがなく、また、燃料ポンプの外部への突出部をその周囲よりも低くできる。
請求項3に係る発明は、庇部を、燃料タンクの後部上面に設けた給油口の前方まで延出させたことを特徴とする。
庇部を、燃料タンクの後部上面に設けた給油口の前方まで延出させたことで、従来のような給油口の上方まで覆うようなものに比べて、キャップを突出させる孔等を設ける必要がない。
請求項4に係る発明は、燃料ポンプを、車体センタに対してオフセットすることを特徴とする。
車体センタに対してオフセットした燃料ポンプの上方のみを庇部で覆ことが可能になる。
請求項5に係る発明は、燃料ポンプを、エアクリーナ側にオフセットすることを特徴とする。
燃料ポンプをエンジンの吸気系に近接させることが可能になる。サイドスタンドがある場合は、エアクリーナ側はサイドスタンド側であり、車体が傾く側に燃料ポンプを配置することが可能になる。
請求項1に係る発明では、燃料ポンプの上方を収納ボックスの後部から後方に延ばした庇部で覆うようにしたので、庇部で燃料ポンプの上方のみを覆えばよいから、庇部を一体に設けた収納ボックスを小型・軽量にすることができる。
また、庇部に、従来のようなストライカを通す孔やキャップを突出させる孔を設ける必要がないため、庇部の形状を簡素にすることができる。更に、燃料ポンプの燃料タンクへの取付部が外部に突出しても、この突出部を庇部で確実に保護することができ、自動二輪車の信頼性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、燃料ポンプの取付面を、燃料タンクの上面よりも一段低くしたので、庇部を燃料タンクよりも特に高く形成することがなく、ほぼ平坦な形状にすることができ、収納ボックスの形状の簡素化を図ることができて、収納ボックスのコストを下げることができる。また、燃料ポンプの外部への突出部が低い位置にあるため、突出部をより一層確実に保護することができる。
請求項3に係る発明では、庇部を、燃料タンクの後部上面に設けた給油口の前方まで延出させたので、従来のような給油口の上方まで覆うようなものに比べて、キャップを突出させる孔等を設ける必要がなく、収納ボックスの形状の簡素化を図ることができ、コストを下げることができる。
請求項4に係る発明では、燃料ポンプを、車体センタに対してオフセットしたので、車体センタに対してオフセットした燃料ポンプの上方のみを庇部で覆えば、庇部を小さく設定することもできる。
請求項5に係る発明では、燃料ポンプを、エアクリーナ側にオフセットしたので、燃料ポンプをエンジンの吸気系に近接させることができ、燃料配管を短くすることができる。また、エアクリーナ側はサイドスタンド側であり、車体が傾くため、燃料タンク内の燃料が少ないときでも、吸気系に燃料を良好に供給できる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の後部にリヤフレーム12を備え、このリヤフレーム12に収納ボックス13及びこの収納ボックス13の後方に配置した燃料タンク14を取付け、これらの収納ボックス13及び燃料タンク14の上方を開閉式のシート16で覆った車両である。
車体フレーム11は、前端に設けたヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方斜め下方に延ばしたダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の下端部から後方そして上方へ延ばした左右一対のロアフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)と、これらのロアフレーム23,24の後端のそれぞれに取付けた前述のリヤフレーム12とからなる。
ここで、31はヘッドパイプ21にステアリングシャフト32を介して操舵自在に取付けたフロントフォーク、33はフロントフォーク31の下端に回転自在に取付けた前輪、34はステアリングシャフト32の上部に取付けたハンドル、36は前輪33の上方を覆うフロントフェンダ、37,38(手前側の符号37のみ示す。)はロアフレーム23,24とリヤフレーム12とにそれぞれ取付けた左右一対のエンジンハンガプレート、41はエンジンハンガプレート37,38にリンク42を介してスイング自在に取付けたパワーユニット、43はパワーユニット41の後部とリヤフレーム12とに渡して取付けたリヤクッションユニットである。
また、44はエアクリーナ、46はエアクリーナ44にコネクティングチューブ47を介して接続したスロットルボディ、48はスロットルボディ46に接続するとともにパワーユニット41を構成するエンジン51のシリンダヘッド52に取付けた吸気マニホールド、53は吸気マニホールド48に取付けた燃料噴射弁、54はパワーユニット41を構成する無段変速機、56は無段変速機54の出力側に取付けた後輪、57は後輪56の上方を覆うリヤフェンダ、58は収納ボックス13に収納したヘルメットである。
図2は本発明に係る自動二輪車の後部を示す要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、樹脂製の収納ボックス13(ここでは、形状の理解を容易にするために輪郭を太線で示した。)の後部に一体に庇部71を設け、この庇部71で燃料タンク14の前部に設けた燃料ポンプ72の上方を覆ったことを示す。
収納ボックス13は、収納のために凹部73aを設けた収納部73と、この収納部73の上部と連続するように後方へ延ばした前述の庇部71とからなる。なお、13aはシート16を開閉自在に支持するために収納ボックス13の前壁に設けたシート支持部である。
燃料タンク14は、給油口74を設けた上面76より低い位置にポンプ取付面77を形成し、このポンプ取付面77に燃料ポンプ72を取付け、この燃料ポンプ72の下端に対応する下面78を最も低位置となるように形成した部品である。
ここで、12a,12b(手前側の符号12aのみ示す。)は燃料タンク14を支持するためにリヤフレーム12に取付けたボルト付きのタンク取付ブラケット、12c,12d(手前側の符号12cのみ示す。)は燃料タンク14を支持するためにリヤフレーム12に取付けたナット付きタンク取付ブラケット、12eはナット、12fはボルト、79は給油口74を塞ぐフィラーキャップである。
燃料ポンプ72は、上端部を燃料タンク14のポンプ取付面77に取付け、上端部より下側を燃料タンク14内に配置したタンク内蔵型のものであり、下端部に燃料の吸い込み口81を設け、上端部に燃料の吐出口82を設け、吐出口82に、燃料噴射弁53へ燃料を供給する燃料ホース83を接続した部品である。
燃料ホース83は、吐出口82からほぼ前方へ延び、そして、収納ボックス13の後面85に沿ってほぼ下方に延び、更に、収納ボックス13の下面86の下方を通って吸気マニホールド48の吸い込み口87に接続したものである。
図3は本発明に係る燃料タンク構造を示す斜視図であり、燃料タンク14は、上面76、詳しくは、上面76の前部に設けた傾斜面91の左側寄りの部分をほぼ半円状に窪ませてポンプ取付面77を形成し、ポンプ取付面77のほぼ中央部に燃料ポンプ72の上端部を取付けたものである。
上面76は、給油口74を設けたほぼ水平な平坦面92と、この平坦面92から前方にいくにつれて低くなる傾斜面91と、ポンプ取付面77とを備える。なお、76aは側壁である。
このように、上面76を窪ませてポンプ取付面77を形成することで、燃料ポンプ72の上端部から突出する吐出口82,燃料ホース83、コネクタ88(燃料ポンプ72内のモータ(不図示)に接続され、外部からモータへ通電するためのものである。)等の位置をこれらの周囲、即ち傾斜面91及び平坦面92よりも低くすることができ、前述の庇部71(図2参照)による保護に加えて、これらの吐出口82,燃料ホース83(図2参照)、コネクタ88等の保護効果を高めることができる。
ここで、93はリヤフレーム12の左右に設けたブラケット12g,12h(手前側の符号12gのみ示す。図2も参照。)にそれぞれボルト12jで取付けることでシート16(図1参照)を支持するシート支持バー、94,95(手前側の符号94のみ示す。)は同乗者が掴むグラブレール96(図1参照)を取付けるためにシート支持バー93のリヤフレーム12への取付部近傍に取付けたグラブレール支持部、94a,95a(手前側の符号94aのみ示す。)はグラブレール支持部94,95に開けたグラブレール取付穴、97はリヤフレーム12の後部左右に渡したクロスパイプ、98はシート16の開閉をロックするロック装置を構成するロックプレートである。
図4は本発明に係る収納ボックス及び燃料タンクの取付状態を示す平面図であり、庇部71は、収納ボックス13(ここでは、形状の理解を容易にするために太線で示した。)の収納部73の幅を燃料タンク14の幅にほぼ合うように後方に延ばした部分であり、その後端部101を、燃料タンク14のフィラーキャップ79より前方に位置させたものである。また、後端101はシート支持バー93の前方に位置している。このため、シート支持バー93より後方の燃料タンク14を、例えば上方へ膨出させることができ、燃料タンク14の容量を大きくすることができる。なお、12m,12nはリヤフレーム12に収納部73の下部を取付けるためにリヤフレーム12に設けたブラケット、12p,12pはリヤフレーム12に収納ボックス13を取付ける取付ボルト、12q,12qはリヤフレーム12に収納部73の後部を取付ける取付ボルトである。
燃料ホース83は、燃料ポンプ72の吐出口82から車両左方に延び、燃料タンク14と収納ボックス13との間を通り、次に、収納部73の下方でスロットルボディ46の下方を通り、ほぼ前方、そして右方に延び、更に前方へ向かった後にUターンして後方に延びて吸気マニホールド48(図2参照)の吸い込み口87に接続するものである。また、燃料ホース83がスロットルボディ46の下方を通るので、収納ボックス13と干渉することがない。
図5は図4の5−5線断面図であり、庇部71の左右端部にそれぞれ下方に折り曲げた折り曲げ部106,107を形成し、燃料ポンプ72を、その中心線72aが、燃料タンク14の左右の中央に鉛直に引いた中心線108に対して車体左方(図中の矢印(LEFT)で表す。)にオフセット量δだけオフセットするように配置し、燃料タンク14の底面111の左部111a及び右部111bを中央部111cよりも低くし、左部111aの上方に燃料ポンプ72を配置したことを示す。なお、113は燃料タンク14のポンプ取付面77に開けた開口部114とこの開口部114に挿入した燃料ポンプ72との間をシールするシール部材である。
以上に述べた自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造の作用を次に説明する。
図2において、シート16を閉じた状態では、シート16は、収納ボックス13及び燃料タンク14の全体を覆う。このとき、リヤフレーム12に取付けたシート支持バー93が、シート16の下部に設けた底板116を支持するため、シート16に作用する荷重をシート支持バー93で受け止めることができ、庇部71を含む収納ボックス13及び燃料タンク14に大きな荷重が加わるのを防止することができる。
また、図2に示した状態からシート16を収納ボックス13の前端部に設けたシート支持部13aを中心にして反時計回りに開けると、収納ボックス13の収納部73に対する収納物の出し入れ及びフィラーキャップ79を開けることによる燃料タンク14への給油を行うことができる。このとき、庇部71で燃料ポンプ72の上方が覆われているので、収納物の出し入れ時又は給油時に、燃料ポンプ72の上部や燃料ホース83に干渉することがない。
また、燃料ポンプ72を燃料タンク14の窪み部に設けたポンプ取付面77に取付けたことで、例えば、庇部71が下向きの押圧力で下方へ撓んだとしても、庇部71が傾斜面91及び平坦面92に当たり、庇部71が燃料ポンプ72の突出部(吐出口82,燃料ホース83、コネクタ88等)に干渉することがなく、燃料ポンプ72をより一層確実に保護することができる。
以上の図1〜図3で説明したように、本発明は第1に、シート16の下方に収納ボックス13を設け、この収納ボックス13の後方に燃料タンク14を設けた自動二輪車10において、燃料タンク14の上面76に設けた取付面としてのポンプ取付面77に燃料ポンプ72を取付けるとともに、この燃料ポンプ72の上方を収納ボックス13の後部から後方に延ばした庇部71で覆うようにしたことを特徴とする。
燃料ポンプ72の上方を収納ボックス13の後部から後方に延ばした庇部71で覆うようにしたので、庇部71で燃料ポンプ72の上方のみを覆えばよいから、庇部71を一体に設けた収納ボックス13を小型・軽量にすることができる。
また、庇部71に、従来のようなストライカを通す孔やキャップを突出させる孔を設ける必要がないため、庇部71の形状を簡素にすることができる。更に、燃料ポンプ72の燃料タンク14への取付部、詳しくは、吐出口82,燃料ホース83、コネクタ88等が外部に突出しても、この突出部を庇部71で確実に保護することができ、自動二輪車10の信頼性を高めることができる。
本発明は第2に、燃料ポンプ72のポンプ取付面77を、燃料ポンプ72の上面、詳しくは平坦面92よりも一段低くしたことを特徴とする。
燃料ポンプ72を取付けるポンプ取付面77を、燃料タンク14の平坦面92よりも一段低くしたので、庇部71を特に高く形成することがなく、ほぼ平坦な形状にすることができ、収納ボックス13の形状の簡素化を図ることができて、収納ボックス13のコストを下げることができる。また、燃料ポンプ72の外部への突出部、特に上方への突出部(吐出口82,燃料ホース83、コネクタ88等)が低い位置にあるため、突出部をより一層確実に保護することができる。
本発明は第3に、庇部71を、燃料タンク14の後部上面としての平坦面92に設けた給油口74の前方まで延出させたことを特徴とする。
庇部71を、燃料タンク14の平坦面92に設けた給油口74の前方まで延出させたので、従来のような給油口の上方まで覆うようなものに比べて、キャップを突出させる孔等を設ける必要がなく、収納ボックス13の形状の簡素化を図ることができ、コストを下げることができる。
本発明は第4に、燃料ポンプ72を、車体センタとしての中心線108に対してオフセットしたことを特徴とする。
燃料ポンプ72を、車体センタとしての中心線108に対してオフセットしたことで、中心線108に対してオフセットした燃料ポンプ72の上方のみを庇部71で覆えば、庇部71を小さく設定することもできる。
本発明は第5に、燃料ポンプ72を、エアクリーナ44側にオフセットすることを特徴とする。
燃料ポンプ72を、エアクリーナ44側にオフセットしたことで、燃料ポンプ72をエンジン51の吸気系、例えば、吸気マニホールド48に近接させることができ、燃料ホース83を短くすることができる。また、エアクリーナ44側はサイドスタンド側であり、車体が傾くため、燃料タンク内の燃料が少ないときでも、吸気系に燃料を良好に供給できる。
尚、本実施形態では、シートで収納ボックス及び燃料タンクの上方を覆ったものを示したが、これに限らず、シートで収納ボックスの上方のみを覆い、収納ボックス後方の燃料タンクはシートで覆わずに外部に露出させたものにおいて、収納ボックスから一体に後方へ庇部を延ばし、このような外部に露出させた庇部で燃料タンクに取付けた燃料ポンプの上方を覆ってもよい。
本発明の収納ボックス及び燃料タンク構造は、自動二輪車、特にスクータ型車両に好適である。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の後部を示す要部側面図である。 本発明に係る燃料タンク構造を示す斜視図である。 本発明に係る収納ボックス及び燃料タンクの取付状態を示す平面図である。 図4の5−5線断面図である。
符号の説明
10…自動二輪車、13…収納ボックス、14…燃料タンク、16…シート、44…エアクリーナ、71…庇部、72…燃料ポンプ、74…給油口、76…上面、77…取付面(ポンプ取付面)、92…後部上面(平坦面)、108…車体センタ(中心線)。

Claims (5)

  1. シート下方に収納ボックスを設け、この収納ボックスの後方に燃料タンクを設けた自動二輪車において、
    前記燃料タンクの上面に設けた取付面に燃料ポンプを取付けるとともに、この燃料ポンプの上方を前記収納ボックスの後部から後方に延ばした庇部で覆うようにしたことを特徴とする自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造。
  2. 前記燃料ポンプの取付面は、前記燃料タンクの上面よりも一段低くされたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造。
  3. 前記庇部は、前記燃料タンクの後部上面に設けた給油口の前方まで延出していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造。
  4. 前記燃料ポンプは、車体センタに対してオフセットされることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造。
  5. 前記燃料ポンプは、エアクリーナ側にオフセットされることを特徴とする請求項4記載の自動二輪車の収納ボックス及び燃料タンク構造。
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