JP5010942B2 - スクータ型車両 - Google Patents
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ところが、運転者あるいは同乗者が、前部シート15又は後部シート16に着座した場合には、前部シート15又は後部シート16には多少の変形が生じ、前部シート15と後部シート16の密着性が薄れ、シール性能が低下する虞がある。
さらに、支持部材は着脱可能に設けられているので、収納部の開口を広くとることができ、収納部において、物の収納及び取り出しをし易くすることができる。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11の上部から斜め後下に延びているメインフレーム12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)と、前記ヘッドパイプ11の下部から斜め後下に延び、次いで略下に延び、最後に後方に延びて前記メインフレーム12L、12Rに連結されているダウンフレーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)と、前記メインフレーム12L、12Rの後部から斜め後上に延びているシートレール14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)と、このシートレール14L、14Rの中間点16L、16R(手前側の符号16Lのみ示す。)と前記メインフレーム12L、12Rの後端部との間を連結しているミドルフレーム17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらのミドルフレーム17L、17Rの上部と前記シートレール14L、14Rの後部との間を連結しているレールステー18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、前記シートレール14L、14Rとミドルフレーム17L、17Rとの間に掛け渡してピボット軸19を支持しているピボットプレート21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)と、これらのピボットプレート21L、21Rにピボット軸19を介して下方に延びているリンク部材22Lと、このリンク部材22L及び支持軸23を介して後方に延びており上下にスイング可能なリヤスイングアームを兼ねるパワーユニット24と、このパワーユニット24の後端部とシートレール14Lとの間に掛け渡しているリヤクッションユニット25Lと、パワーユニット24の後部に設けた駆動軸としての後輪車軸26と、この後輪車軸26に取り付けた後輪27と、車体フレーム31の構成要素としてのシートレール14L、14Rに取り付けられ収納部29を構成する収納ボックス32と、この収納ボックス32の前部32aを覆い運転者が座るフロントシート33と、収納ボックス32の後部32bを覆い同乗者が座るリヤシート34と、このリヤシート34の周囲を囲うリヤスポイラー35と、前部のヘッドパイプ11に転舵自在に取り付けられているフロントフォーク36と、このフロントフォーク36に前輪車軸37を介して取り付けられている前輪38と、フロントフォーク36の上端部に取り付けられているステアリングハンドル41と、を備える。なお、パワーユニット24にはエンジン42を含む。
メインフレーム12L、12Rとダウンフレーム13L、13Rとで囲まれる領域には燃料タンク43が配置され、この燃料タンク43の上方で、左右のメインフレーム12L、12Rの間には第1クロスメンバ44が掛け渡され、燃料タンク43の下方で、左右のダウンフレーム13L、13Rの間には第2クロスメンバ45が掛け渡され、ピボットプレート21L、21Rの近傍で左右のシートレール14L、14Rの間には第3クロスメンバ46が掛け渡され、前記左右のシートレール14L、14R後端部の間にはリヤクロスメンバ47が掛け渡されている。48はステーである。
パワーユニット24は、ベルト式変速機を内蔵する変速機ユニット71と、この変速機ユニット71の前端部から前方に延びているエンジン42とからなる。
変速機ユニット71の前部には、ベルト式変速機を制御する電子式の変速機制御用モータ72と、スタータ用モータ73とが内蔵されている。
フロントシート33と収納ボックス32間には、ダンパーユニット84が設けられているので、フロントシート33の開閉を円滑に行うことができる。
二人乗りシート91を上からみたときに、フロントシート33の後端部33bとリヤシートの前端部34aとの結合ライン92は、略W字状になるように形成されている。
なお、この切欠部103L、103Rの下方にはシートフック102L、102Rを受けるシートキャッチ機構104L、104Rが設けられている。図中、105L、105Rはシートキャッチ機構104L、104Rに備えられているロック爪である。
左右のフロントシール部98L、98Rを周縁部99に押し当て、後部フロントシール部98Uを、支持部材94の上面94uに設けたシール受面108に押し当て、フロントシート33と収納ボックス32の間をシールする。
なお、ヘルメットフック113は、左側のシートキャッチ機構104L、104Rの近傍に設けても良い。又は左右に設けたシートキャッチ機構104L、104Rの両方に設けることは差し支えない。
車体側には、リヤシートの前端部34aを支持する支持部材94が着脱可能に設けられている。
なお、支持部材94でフロントシートの後端部33bを支持し、支持部材94にリヤシートの前端部34aをシール部材115を介して載置することは差し支えない。
なお、支持部材94の材質として、例えば、ポリウレタンにガラス繊維を10〜20%含有させたものを利用すると好適である。
また、リヤシートの底板111に設けるリヤシール部112を後部周縁部107に押し当てることで、収納ボックス32の内側への水分や異物などの侵入を防ぐことができる。
ヘルメットフック113は、収納ボックス32の周縁部99にフック部材117を取り付け、このフック部材117の先端部117aに、フロントシート33を閉じたときに、フック部材117に取り付けたヘルメットが外れないように、フロントシートの底板97を接近させて配設するものである。
(c)は(a)のc−c線断面図であり、収納ボックス32の周縁部99に開けた支持部材係合部101に係合する係合突起122の形状を示す。
なお、支持部材94にシール部材115を介してリヤシート34を載置することは差し支えない。
図9はフロントシートを開くことを説明する作用図である。
(a)において、収納ボックス32をフロントシート33及びリヤシート34が覆っている。
(b)において、フロントシート33をヒンジ部81を軸として図矢印c方向に回動させ、収納ボックス32の前部を開ける。
本実施例において、支持部材94はリヤシート34に取り付けられているが、支持部材94がフロントシート33に取り付けられる構造とすることは差し支えない。
さらに、支持部材94は着脱可能に設けられているので、収納部29の開口を広くとることができ、収納部29において、物の収納及び取り出しをし易くすることができる。
また、フロントシートの後端部と前記リヤシートの前端部との結合ラインは、略W字状の他、例えば、略U字状、略V字状などの他の形状にすることは差し支えない。
さらに、シートキャッチ機構の近傍に設けたヘルメットを固定するヘルメットフックを省略することは差し支えない。
Claims (5)
- 運転者が着座するフロントシート(33)及びこのフロントシート(33)の後方に配置され同乗者が着座するリヤシート(34)とからなる二人乗りシート(91)と、この二人乗りシート(91)の下方に設けられ前記フロントシート(33)と前記リヤシート(91)とにより開閉可能に覆われる収納部(29)と、を備えるスクータ型車両において、
車体側には、前記フロントシートの後端部(33b)又は前記リヤシートの前端部(34a)のいずれか一方を支持する支持部材(94)が着脱可能に設けられ、
この支持部材(94)に、前記フロントシートの後端部(33b)又は前記リヤシートの前端部(34a)の他方がシール部材(115)を介して載置され、
前記支持部材(94)は、前記フロントシート(33)又は前記リヤシート(34)に一体的に取り付けられ、前記フロントシート(33)又は前記リヤシート(34)が開かれた場合には、前記支持部材(94)が前記フロントシート(33)又は前記リヤシート(34)とともに車体から離れるように構成されていることを特徴とするスクータ型車両。 - 前記支持部材(94)は、左右両端部が前記収納部(29)の側壁上部に形成した支持部材係合部(101L、101R)に着脱可能に係合されていることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両。
- 前記支持部材(94)は、前記フロントシート(33)及び前記リヤシート(34)の底部を構成するシート底板(97、111)に較べて強度が高い強化プラスチックにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両。
- 前記二人乗りシート(91)を上からみたときに、前記フロントシートの後端部(33b)と前記リヤシートの前端部(34a)との結合ラインは、略W字状になるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のスクータ型車両。
- 前記フロントシート(33)は、ヒンジ部(81)により前記収納部(29)に開閉可能に取り付けられ、前記フロントシートの後端部(33b)の左右が、前記車体に設けた左右一対のシートキャッチ機構(104L、104R)に係合し固定されており、これらのシートキャッチ機構(104L、104R)の少なくとも一方の近傍にヘルメットを固定するヘルメットフック(113)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のスクータ型車両。
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