JP4928976B2 - 車両のキーシリンダ配設構造 - Google Patents
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Description
このように、キーシリンダ錠236を収納凹部214の内側面に配置して、いたずらなどがされ難い構造としているが、運転者が乗車した状態でキーシリンダのキー孔を確認し難く改良の余地があった。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11の上部から斜め後下に延びているメインフレーム12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)と、前記ヘッドパイプ11の下部から斜め後下に延び、次いで略下に延び、最後に後方に延びて前記メインフレーム12L、12Rに連結されているダウンフレーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)と、前記メインフレーム12L、12Rの後部から斜め後上に延びているシートレール14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)と、このシートレール14L、14Rの中間点16L、16R(手前側の符号16Lのみ示す。)と前記メインフレーム12L、12Rの後端部との間を連結しているミドルフレーム17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらのミドルフレーム17L、17Rの上部と前記シートレール14L、14Rの後部との間を連結しているレールステー18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、前記シートレール14L、14Rとミドルフレーム17L、17Rとの間に掛け渡してピボット軸19を支持しているピボットプレート21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)と、これらのピボットプレート21L、21Rにピボット軸19を介して下方に延びているリンク部材22Lと、このリンク部材22L及び支持軸23を介して後方に延びており上下にスイング可能なリヤスイングアームを兼ねるパワーユニット24と、このパワーユニット24の後端部とシートレール14Lとの間に掛け渡しているリヤクッションユニット25L、25R(手前側の符号25Lのみ示す。)と、パワーユニット24の後部に設けた駆動軸としての後輪車軸26と、この後輪車軸26に取り付けた後輪27と、車体フレーム31の構成要素としてのシートレール14L、14Rに取り付けられている収納部29としての収納ボックス32と、この収納ボックス32の前部32aを覆い運転者が座るフロントシート33と、収納ボックス32の後部32bを覆い同乗者が座るリヤシート34と、このリヤシート34の周囲を囲うリヤスポイラー35と、前部のヘッドパイプ11に転舵自在に取り付けられているフロントフォーク36と、このフロントフォーク36に前輪車軸37を介して取り付けられている前輪38と、フロントフォーク36の上端部に取り付けられているステアリングハンドル41と、を備える。なお、パワーユニット24には水冷式エンジン42を含む。
メインフレーム12L、12Rとダウンフレーム13L、13Rとで囲まれる領域には燃料タンク43が配置され、この燃料タンク43の上方で、左右のメインフレーム12L、12Rの間には第1クロスメンバ44が掛け渡され、燃料タンク43の下方で、左右のダウンフレーム13L、13Rの間には第2クロスメンバ45が掛け渡され、ピボットプレート21L、21Rの近傍で左右のシートレール14L、14Rの間には第3クロスメンバ46が掛け渡され、前記左右のシートレール14L、14R後端部の間にはリヤクロスメンバ47が掛け渡されている。48はステーである。
なお、レッグシールド84は、足載せ部82L、82Rとトンネル部82Tに連結するように構成されている。つまり、レッグシールド84は、ステップフロア82に連続するように設けられている
車両80には、その前部に、着座シート81に着座した運転者Dの足の前方を覆い上部84tに小物入れ83を含むレッグシールド84が備えられている。
レッグシールド84には、左右に延ばして設け運転者の足を覆う足覆い部85L、85Rと、これら左右の足覆い部85L、85Rに連続して略後方に延ばした左右の側壁86L、86Rと、これら左右の側壁86L、86Rをつなぐ連結部87と、右側の足覆い部85Rに上方に延ばした板状のパネル88と、このパネル88に設ける小物入れ83と、が備えられている。レッグシールド84の側壁86Lには、ラジエータ49への給水をするための開口部93が設けられている。92は内部に燃料タンク43の給油口が配置され、図示せぬ給油リッドにて覆われる給油リッド用開口である。
パネル88は、運転者に対向する向きに設けられ、このパネル88には、小物入れ83を構成するケース体94が一体的に設けられている。
図8は車両のキーシリンダ配設構造の作用図であり、キーシリンダに鍵を差込み車両の始動又は操作を可能にすることを説明する。
(b)において、小物入れ83の引き出し95が開いた状態を説明する図であり、取っ手部98に手を掛けて、引き出し95を矢印p方向に引き出した。
つまり、本発明によれば、キーシリンダ101の操作性を高めるとともに防犯性を維持することができる。
また、取っ手部を、外観部品とは別に設けることは差し支えない。
さらに、小物入れの開きストロークを任意に設定することは差し支えない。
Claims (4)
- 運転者が携帯する携帯送信機(106)と車両(80)に設ける受信機(107)との間で認証できた場合のみ前記車両(80)の始動又は前記車両(80)の操作を可能とする電子キーシステム(105)を備え、着座シート(81)に着座した運転者の足の前方を覆い上部に小物入れ(83)を含むレッグシールド(84)を備え、前記電子キーシステム(105)が認証しないときに適合する鍵(108)を差し込み操作することで機械的に前記車両(80)の始動又は操作を可能にするキーシリンダ(101)を備える車両のキーシリンダ配設構造において、
前記キーシリンダ(101)は、キーシリンダ軸(102)が車両長手軸と平行になるように配置されるとともに、前記レッグシールド(84)に、着座時の運転者に対向するように配置され、
前記小物入れ(83)に、前記レッグシールドの意匠面(96)を構成する外観部材(97)が設けられ、
前記小物入れ(83)を閉じたときに、前記外観部材(97)で前記キーシリンダ(101)を覆うようにし、
前記小物入れ(83)は、上面に開口を有する引き出し(95)であって、前記キーシリンダ(101)は、前記引き出しの底部(95S)より下方に配置され、
前記外観部材(97)は、前記引き出しの底部(95S)より下方に延出するように形成されるとともに、前記小物入れ(83)を閉じたときに、前記キーシリンダ(101)は、前記外観部材(97)の延出部で覆われることを特徴とする車両のキーシリンダ配設構造。 - 前記小物入れ(83)は引き出し(95)であって、前記外観部品(97)は前記引き出し(95)を開くときに、運転者が手を掛ける取っ手部(98)を構成する部品であることを特徴とする請求項1記載の車両のキーシリンダ配設構造。
- 前記小物入れ(83)は、前記着座シート(81)に座っている運転者の足に接触しない範囲で開閉可能とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両のキーシリンダ配設構造。
- 前記車両(80)は、乗車時に運転者が足を載せる左右の足載せ部(82L、82R)と、これら左右の足載せ部(82L、82R)を連結し上方に凸となるトンネル部(82T)を備える低床式車両であって、前記レッグシールド(84)は、前記足載せ部(82L、82R)と前記トンネル部(82T)に連結するように構成され、前記キーシリンダ(101)は、前記トンネル部(82T)に近接する車体の中心寄りに配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両のキーシリンダ配設構造。
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