JP5062491B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
鞍乗型車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5062491B2 JP5062491B2 JP2008332667A JP2008332667A JP5062491B2 JP 5062491 B2 JP5062491 B2 JP 5062491B2 JP 2008332667 A JP2008332667 A JP 2008332667A JP 2008332667 A JP2008332667 A JP 2008332667A JP 5062491 B2 JP5062491 B2 JP 5062491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- bottom plate
- cover
- under cover
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
この構成によれば、シート底板により収納部の開口の一部を覆い、収納部の開口においてシート底板の外縁よりも外側へ張り出した部分をシートアンダーカバーにより覆うため、シート底板により開口を覆う部分にはシートアンダーカバーを設ける必要がない。これにより、シートアンダーカバーを設けない部分のシート厚みをシートアンダーカバーの分だけ薄くでき、シートアンダーカバー厚みの減少分だけ収納部の高さを大きくできるため、収納部の容量を増大させることができる。また、シートアンダーカバーを小さくできるため、コストを削減できるとともに、軽量化を図ることができる。
さらに、シート底板とシートアンダーカバーとに跨ってシール部材を設けたため、収納部の密閉性を確保できる。
この構成によれば、シートアンダーカバーが車両後側の収納部に設けられるため、車両前側の収納部の幅を小さくできるとともに、車両前側の収納部の高さをシートアンダーカバーの厚み分だけ低くすることができる。これにより、車両前側のシートの幅及び車両のシート高を小さくできるため、車両の足つき性を向上できる。
この場合、シート底板の外縁とシートアンダーカバーの周縁とが重なる部分に第2のシール部材を設けたため、収納部の密閉性をさらに向上させることができる。
この場合、シートアンダーカバーを固定するインサートボルトが、シート底板の下方の収納部側に向けて立設されるため、インサートボルトがシートのクッション性に影響することを防止でき、シートを厚くしなくとも良好なクッション性を得られる。また、インサートボルトが収納部側に向けて立設されているため、シートアンダーカバーを容易に着脱できる。
また、シート底板の外縁とシートアンダーカバーとが重なる部分に第2のシール部材を設けたため、収納部の密閉性をさらに向上させることができる。
さらに、インサートボルトがシート底板の下方の収納部側に向けて立設されるため、インサートボルトがシートのクッション性に影響することを防止でき、シートを厚くしなくとも良好なクッション性を得られる。また、シートアンダーカバーの取り換えも容易となり、他の機種への部品共用化が図れる。また、ユーザーの好みに応じたシートアンダーカバーや、例えばシートカバーなどの着せ換えも可能となる。
図1は本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。
鞍乗型車両1の車体フレームFは、ヘッドパイプ4をその前端に備え、ヘッドパイプ4は、前輪WFを支持するフロントフォーク2を操行自在に支持している。フロントフォーク2の上部には、操行ハンドル3が固定されている。後輪WRをその後端で支持するユニットスイングエンジンUEは、車体フレームFの後部で上下に揺動可能なように支持されている。
また、ユニットスイングエンジンUEの上方には、乗員用が着座するシート50が設けられている。さらに、車体フレームFには、車体フレームFを覆う合成樹脂製の車体カバー20が取り付けられている。
また、ユニットスイングエンジンUEの下部には、鞍乗型車両1を直立させた状態で支持可能なメインスタンド12が取り付けられている。
シート50は、収納ボックス40の上部を覆うように設けられ、収納ボックス40の蓋として機能している。シート50及び収納ボックス40の前端には、ヒンジ機構13が設けられ、図1に2点鎖線で示すように、シート50は、ヒンジ機構13を中心に上下に回動自在に形成されている。これにより、シート50は、収納ボックス40の蓋として開閉自在となっている。
車体カバー20は、ヘッドパイプ4の前側において鞍乗型車両1の前面を覆うフロントカバー21と、フロントカバー21の前面に取り付けられ上下に延在するヘッドライトカバー22と、フロントカバー21の裏面側に連結され、ヘッドパイプ4及びメインフレーム5のダウンチューブ5aを後側から覆うレッグシールド23と、フロントカバー21の下部に連結され車両の下部を覆うアンダカバー24と、シート50に着座した運転者が足を乗せるフロアステップ25とを備えている。
ここで、鞍乗型車両1は、乗員が鞍乗りするシート50と、フロアステップ25のような乗員が足を置くことが可能な低床部と、ユニットスイングエンジンUEとを備えたスクータ型車両である。
シート50は、ウレタンにより構成されるシートクッション51を、板状のシート底板52で支持し、シートクッション51の表面をビニールレザー等の表皮材53により覆って構成されている。表皮材53は、シート底板52の下面まで延び、ステープルによってシート底板52に固定されている。
図2及び図3に示すように、シート50は、乗員が着座し易いように車両前方向に先細り形状に形成されたシート前部50aと、シート前部50aから後方へ延びるシート後部50bとを有している。シート前部50aはシート後部50bよりも厚く形成されており、シート前部50aのシート底板52は車両幅方向の中央が凸状に湾曲した凸状部52aを有し、シート後部50bのシート底板52は、平板状に延びる平板部52bを有している。平板部52bは凸状部52aの後部上端から後上がりに傾斜して延び、平板部52bの下部にはシート底板52と同様に収納ボックス40の蓋として機能するシートアンダーカバー54が取り付けられている。
シートアンダーカバー54は、平板状に形成され、平板部52bに沿って車両後部に延在している。シートアンダーカバー54の後端には、収納ボックス40に設けられたシートロック部40c(図8)に係合するシートロックフック54aが下方に向けて立設されている。ここで、シート底板52及びシートアンダーカバー54は樹脂材料により構成されている。
シートアンダーカバー54は平面視でU字状に形成され、シートアンダーカバー54の周縁54fがシート底板52の下面に重なった状態で取り付けられている。詳細には、シートアンダーカバー54は、U字状の周縁54fが、シート底板52における平板部52b側の外縁52cに沿うように取り付けられ、外縁52cよりも外側に張り出している。
また、シート底板52の前端には、ヒンジ機構13の一端が連結されるシート側ヒンジ固定部52gが形成されている。
シート底板52には、その上面に格子状に形成されるリブ52hが形成され、シート底板52の剛性及び強度が確保されている。
シート底板52の下端には、シート底板52の上面側に向けて窪んだシール溝52iが形成され、このシール溝52iには、シート50と収納ボックス40との間を密閉するシール部材56が嵌め込まれる。シール部材56は、下部に中空部が設けられて変形自在に形成されており、収納ボックス40との密着性が確保されている。
図5に示すように、シール溝52iは、シート底板52の凸状部52a側の外縁52jに沿って設けられている。また、シートアンダーカバー54の外縁54dには、シール溝52iと同一の断面形状を有するシール溝54eが形成されている。シール溝54eは、凸状部52aの後端のシール溝52iに連続して繋がっており、U字状の外縁54dの全体に亘って形成されている。ここで、図5では、シール溝52i及びシール溝54eにシール部材56が嵌め込まれていない状態を示している。
さらに、シートカバー29を固定するボルトが通る孔部54cがシール部材56よりも外側に設けられているため、孔部54cから水等が収納ボックス40に浸入することを防止でき、収納ボックス40の密閉性を保つことができる。
収納ボックス40は、車両上方に向けて開口した開口40aを有する箱状に形成されている。収納ボックス40の前端には、ヒンジ機構13の他端が連結されるボックス側ヒンジ固定部40bが形成されている。収納ボックス40の後端には、シートロックフック54aが係合するシートロック部40cが設けられている。また、収納ボックス40の底部及び縁部には、収納ボックス40をリアフレーム6に固定するボルトが設けられる固定部40dが複数形成されている。さらに、収納ボックス40の左右の側面には、車幅方向に突出した把持部45がそれぞれ形成されており、乗員は、例えば、メインスタンド12で車両を駐車する際に把持部45を介して車両を持ち上げてスタンド掛けできる。
また、図7に示すように側面視においては、ボックス前部40e側の上縁部41は下方に湾曲した湾曲部42を有し、湾曲部42の後端からは、ボックス後部40fで後上がりに延在する平面部43が延びている。
また、図2に示すように、シートカバー29とボディカバー27との間には、収納ボックス40が外側に露出したボックス露出部46が形成されている。ボックス露出部46には、把持部45が形成され、ボックス露出部46は、把持部45から連続して後方に延在している。このボックス露出部46は、シートカバー29及びボディカバー27よりも内側に窪んで形成されており、乗員はボックス露出部46に手を入れてシートカバー29を掴み、簡単にシート50を開閉することができる。
フロントカバー21は、ヘッドパイプ4の前方を覆うフロントカバー本体21aと、フロントカバー本体21aの中央で車両前方へ膨出する膨出部21bと、フロントカバー本体21aの左右端からそれぞれ下方に延びる下部カバー部21cとを有している。フロントカバー本体21a及び膨出部21bは、車両前端から上後方に向けて若干傾斜して形成されている。また、ヘッドライトカバー22は、フロントカバー21の前面に取り付けられて膨出部21bを覆う。
そして、膨出部21bを含むフロントカバー21の内側には、ヘッドライト37、円板状のホーン71、車両に電源を供給するバッテリ72、及び、ECU(エンジンコントロールユニット)73等が配設されている。
また、図1及び図2に示すように、鞍乗型車両1の前部のデザインは、略長方形のヘッドライトカバー22の中央付近からヘッドライト37が露出し、ヘッドライト37の下方にリング部材81が突出するデザインになっている。
さらに、インサートボルト55が、シートクッション51とは反対側の収納ボックス40側に向けて立設されるため、インサートボルト55がシート50のクッション性に影響することを防止でき、シート50を厚くしなくとも良好なクッション性を得られる。また、インサートボルト55が収納ボックス40側に向けて立設されているため、収納ボックス40側からシートアンダーカバー54を容易に着脱できる。これにより、シートアンダーカバー54の取り換えも容易となり、他の機種への部品共用化が図れる。また、シートアンダーカバー54にはシートカバー29が一体に取り付けられているため、ユーザーの好みに応じて、シートアンダーカバー54およびシートカバー29を一体に交換し、着せ替えをすることができる。
上記実施の形態では、シートアンダーカバー54は、収納ボックス40の後部及び幅広部40gを覆うものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シートアンダーカバーは、ボックス後部40fの全体を覆うものであっても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗型車両1はスクータ型車両であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、鞍乗型車両1はロードスポーツ車両やデュアルパーパス車両等の自動二輪車、或いは、三輪又は四輪を越える車輪数の車両であっても良い。また、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
29 シートカバー
40 収納ボックス(収納部)
40a 開口
40e ボックス前部
40f ボックス後部
40g 幅広部
50 シート
50a シート前部
50b シート後部
52 シート底板
52c 外縁
52i シール溝
54 シートアンダーカバー
54e シール溝
54f 周縁
55 インサートボルト
56 シール部材
57 シール材(第2のシール部材)
60 シール溝部
Claims (4)
- 乗員が着座するシートと、該シートの下部に設けられるシート底板と、前記シートの下方に配置され、前記シート底板の外縁よりも大きな開口を有する収納部と、前記シート底板に締結固定され、前記シート底板の外縁より外側へ張り出して前記開口を覆うシートアンダーカバーとを備えた鞍乗型車両において、
前記シートアンダーカバーを前記シート底板の外縁に沿うように設けて前記シートアンダーカバーと前記シート底板とにより前記開口を覆い、
前記収納部を密閉するシール部材を前記シート底板と前記シートアンダーカバーとに跨って設けたこと、
を特徴とする鞍乗型車両。 - 前記開口の車両前側を前記シート底板により覆い、前記開口の車両後側を前記シートアンダーカバーにより覆ったこと、
を特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。 - 前記シート底板の外縁と前記シートアンダーカバーの周縁とが重なり合い、前記外縁と前記周縁との間を塞ぐ第2のシール部材を設けたこと、
を特徴とする請求項1または2記載の鞍乗型車両。 - 前記シートアンダーカバーは、前記シート底板から前記開口側に向けて立設されたインサートボルトにより締結固定されること、
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008332667A JP5062491B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008332667A JP5062491B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鞍乗型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010149796A JP2010149796A (ja) | 2010-07-08 |
JP5062491B2 true JP5062491B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=42569372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008332667A Expired - Fee Related JP5062491B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5062491B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5579000B2 (ja) * | 2010-09-17 | 2014-08-27 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP6122413B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2017-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両の前部構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2682913B2 (ja) * | 1991-08-09 | 1997-11-26 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のシート構造 |
JPH07291168A (ja) * | 1994-04-26 | 1995-11-07 | Suzuki Motor Corp | スクータ型車両のフレームカバー |
JP3348035B2 (ja) * | 1999-02-24 | 2002-11-20 | 本田技研工業株式会社 | スクータ型車両におけるシート取付構造 |
JP5113358B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2013-01-09 | ヤマハ発動機株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP4376942B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2009-12-02 | ヤマハ発動機株式会社 | スクータ型車両 |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008332667A patent/JP5062491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010149796A (ja) | 2010-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4991464B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP4332010B2 (ja) | スクータ型車両の物品収納構造 | |
JP5254186B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP4176610B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP5289883B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP4119344B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP2005112312A (ja) | 自動二輪車 | |
TW201637920A (zh) | 跨坐型車輛之收納部構造 | |
JP5732504B2 (ja) | 車両のテールライト構造 | |
JP4377954B1 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP5062491B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP4176609B2 (ja) | 軽車両 | |
JP4537945B2 (ja) | 自動二輪車における収納構造 | |
JP2007030526A (ja) | 自動二輪車 | |
JP2010083357A (ja) | スクータ型車両のシート構造 | |
JP3847087B2 (ja) | スクータ型車両の車体カバー構造 | |
JP4937057B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP5661539B2 (ja) | 鞍乗型車両のシート構造 | |
JP4145766B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP3831236B2 (ja) | 荷物収納構造 | |
JP3686164B2 (ja) | スクータ型車両 | |
JP2003252268A (ja) | スクーター型車両の物品収納装置 | |
JP5501416B2 (ja) | 鞍乗型車両の変速機冷却ダクト | |
JP2011148453A (ja) | 鞍乗り型車両の前部構造 | |
JP5041439B2 (ja) | 自動二輪車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120710 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5062491 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |