JP2008201318A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両前部のメンテナンスを容易に行えるようにした収納部を有する車両前部構造を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の収納部60Rには、車体の長手方向に延ばした底部82と、この底部82から立ち上げた左右壁84L、84Rと、これら左右壁84L、84Rをつなぐ天井部85と、これらの底部82、左右壁84L、84R及び天井部85の奥を塞ぐ奥壁81と、が備えられている。また、第1の収納部60Rには、奥壁81と、この奥壁81に連続する左壁73Lと、奥壁81に連続する底部82とに渡って形成されるメンテナンス用開口88が備えられるとともに、このメンテナンス用開口88を着脱可能に覆う蓋体89が備えられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車体を覆うフロントカウルに灯火器を設けた車両の前部構造に関する。
車体前部に車体を覆うフロントカウルを設け、このフロントカウルに灯火器を設け、この灯火器と運転者が着座する着座シートとの間に物を収納する収納部を有するレッグシールドを設けてなる車両の前部構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−112313公報(図14、図15)
特許文献1の図14において、レッグシールド158の左には、物品を収納する第1物品収納部191が配置され、レッグシールド158の右には、第2物品収納部192が配置され、左側の第1物品収納部191には、着脱可能に収納ケース193が設けられている。また、第1物品収納部191の端壁197aには、メンテナンス用窓201が設けられ、この窓201は、着脱可能な蓋202で覆われている。
特許文献1の図15において、メンテナンス作業をするときには、第1物品収納部191の収納ケース193を引き出し、メンテナンス用窓201を覆う蓋202を取り外し、メンテナンス用窓201を開け、このメンテナンス用窓201に手を通して、ヘッドライト171のバルブ171aを取り替えるなどのメンテナンス作業を行うようにした。
ところで、車両の右側に配置した第2物品収納部192には開口が設けられていない。このため、右側のバルブの交換などのメンテナンスをするときには、レッグシールド158に対して取り付けられた収納凹部214全体を取り外す必要があった。
仮に、右の第2物品収納部192の端壁に開口が設けられている場合でも、灯火器のバルブ軸の位置とメンテナンス用開口の位置とが合わないと、バルブに手を伸ばすことができないため、バルブ交換を含む車両前部のメンテナンスが難しい場合があった。
本発明は、車両前部のメンテナンスを容易に行えるようにした収納部を有する車両前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体前部に設け車体を覆うフロントカウルと、このフロントカウルに少なくとも一部を後方に張り出して設けた灯火器と、この灯火器と運転者が着座する着座シートとの間に設けられ物品を収納する収納部を有するレッグシールドと、を備える車両の前部構造において、収納部には、車体の長手方向に延ばした底部と、この底部の左右辺から立ち上げた左右壁と、これら左右壁をつなぐ天井部と、これらの底部、左右壁及び天井部の奥を塞ぐ奥壁と、が備えられ、車両の後方から見たときに、灯火器のバルブ軸は、奥壁の近傍に配置され、収納部には、奥壁と、この奥壁に連続する少なくとも1つの側壁と、奥壁に連続する底部又は天井部とに渡って形成されバルブをメンテナンスするメンテナンス用開口が備えられるとともに、このメンテナンス用開口を着脱可能に覆う蓋体が備えられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車両の後方から見たときに、灯火器のバルブ軸は、奥壁の外側に配置されるとともに、メンテナンス用開口は、奥壁及び少なくとも灯火器のバルブ軸に近い方の側壁に渡って設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、収納部には、物入れとしての収納ケースが開閉可能に備えられ、この収納ケースは引き出しであることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、灯火器は、車両の左右に離間して配置される一方及び他方の灯火器からなる一対の灯火器であって、これら灯火器のうちの一方の灯火器のバルブ軸の近傍には、開口が配置され、灯火器のうちの他方の灯火器のバルブ軸の近傍には、奥壁の大きさよりも大きい第2の収納部が配置され、この第2の収納部には、第2のメンテナンス用開口が備えられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、蓋体には、一端に収納部の孔部に係合する係合爪が備えられ、他端に収納部に係合する係合部が備えられ、孔部に係合爪を係合し、収納部に係合部を係合することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両の後方から見たときに、灯火器のバルブ軸は、奥壁の近傍に配置され、収納部には、奥壁と、この奥壁に連続する少なくとも1つの側壁と、奥壁に連続する底部又は天井部とに渡って形成されバルブをメンテナンスするメンテナンス用開口が備えられる。このため、奥部、側部、底部及び天井部から構成されている収納部の大きさなどに影響されることなく、メンテナンス用開口を大きく確保することができる。
メンテナンス用開口を大きくできれば、蓋体を外してメンテナンス用開口から手を入れ、灯火器のバルブに手を伸ばし、灯火器のバルブを容易に交換することができる。このため、レッグシールドを取り外すことなく、バルブの交換などのメンテナンスが可能になり、灯火器を含む車両前部のメンテナンスが容易に行えるようになる。
加えて、メンテナンス用開口が大きくできれば、灯火器のバルブのメンテナンス性を考慮して、収納部の位置を決める必要がなくなるなど設計の制約条件が減る。設計の制約条件が減ることにより、車両設計の自由度を高めることができる。
請求項2に係る発明では、メンテナンス用開口は、奥壁及び少なくともバルブに近い方の側壁に渡って設けられているので、この側壁に渡った分だけ開口の面積は拡がる。このため、蓋体を外してメンテナンス用開口から手を入れる場合に、灯火器のバルブの中心の位置が開口の位置とずれていても、灯火器のバルブの方向に手を曲げ伸ばして、容易にバルブのメンテナンス作業を行うことができる。
請求項3に係る発明では、メンテナンス用開口が奥壁や側壁に渡って連続して形成するときに、収納ケースを引き出しにしたので、この引き出しによりメンテナンス用開口及び蓋体を塞ぐことができる。引き出しは収納部に備えられているので、メンテナンス用開口及び蓋体を車両の外側から目立たなくすることができ、車両の外観性が損なわれないようにすることができる。
請求項4に係る発明では、一方及び他方の灯火器の近傍には、メンテナンス用開口及び第2のメンテナンス用開口が備えられているので、これらの開口に手を入れて双方の灯火器のバルブを交換することができる。バルブの近傍に近い位置に配置したメンテナンス用開口から手を入れてバルブを交換することができるので、バルブのメンテナンス性を一層高めることができる。
請求項5に係る発明では、蓋体には、一端に前記収納部の孔部に係合する係合爪が備えられ、他端に収納部に係合する係合部が備えられ、孔部に係合爪を係合し、収納部に係合部を係合するようにした。
蓋体の一端及び他端に、係合爪と係合部とを一体的に形成したので、蓋体を簡単に成形することができる。
加えて、係合部による係合箇所を1箇所にしたので、係合部の部品点数を減らすことができる。蓋体を簡単に成形でき、係合部の部品点数が減るので、蓋体の部品費用を抑えることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、車両としての自動二輪車10は、ヘッドパイプ11の上部から斜め後下に延びているメインフレーム12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)と、前記ヘッドパイプ11の下部から斜め後下に延び、次いで略下に延び、最後に後方に延びて前記メインフレーム12L、12Rに連結されているダウンフレーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)と、前記メインフレーム12L、12Rの後部から斜め後上に延びているシートレール14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)と、このシートレール14L、14Rの中間点16L、16R(手前側の符号16Lのみ示す。)と前記メインフレーム12L、12Rの後端部との間を連結しているミドルフレーム17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらのミドルフレーム17L、17Rの上部と前記シートレール14L、14Rの後部との間を連結しているレールステー18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、前記シートレール14L、14Rとミドルフレーム17L、17Rとの間に掛け渡してピボット軸19を支持しているピボットプレート21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)と、これらのピボットプレート21L、21Rにピボット軸19を介して下方に延びている懸架リンク22と、この懸架リンク22及び支持軸23を介して後方に延びており上下にスイング可能なリヤスイングアームを兼ねるパワーユニット24と、このパワーユニット24の後端部とシートレール14Lとの間に掛け渡しているリヤクッションユニット25L、25R(手前側の符号25Lのみ示す。)と、パワーユニット24の後部に設けた駆動軸としての後輪車軸26と、この後輪車軸26に取り付けた後輪27と、車体フレーム31(以下、「車体31」とも云う。)の構成要素としてのシートレール14L、14Rに取り付けられている収納ボックス32と、この収納ボックス32の前部32aを覆い運転者が着座するフロントシート33(以下、「着座シート30」とも云う。)と、収納ボックス32の後部32bを覆い同乗者が着座するリヤシート34と、このリヤシート34の周囲を囲うリヤスポイラー35と、前部のヘッドパイプ11に転舵自在に取り付けられているフロントフォーク36と、このフロントフォーク36に前輪車軸37を介して取り付けられている前輪38と、フロントフォーク36の上端部に取り付けられているステアリングハンドル41と、を備える。なお、パワーユニット24にはエンジン42を含む。
左右のフレームの間に掛け渡されている部材について以下に説明する。
メインフレーム12L、12Rとダウンフレーム13L、13Rとで囲まれる領域には燃料タンク43が配置され、この燃料タンク43の上方で、左右のメインフレーム12L、12Rの間には第1クロスメンバ44が掛け渡され、燃料タンク43の下方で、左右のダウンフレーム13L、13Rの間には第2クロスメンバ45が掛け渡され、前記ピボットプレート21L、21Rの近傍で前記左右のシートレール14L、14Rの間には第3クロスメンバ46が掛け渡され、前記左右のシートレール14L、14R後端部の間にはリヤクロスメンバ47が掛け渡されている。
前輪38の後方でダウンフレーム13L、13Rの前方には、エンジン42を冷却するラジエータユニット51が配置されている。
なお、燃料タンク43の内部には、燃料ポンプ53と、この燃料ポンプ53の下方に設けられ燃料タンク43に入っている燃料中の水やごみなどの異物を分離するストレーナ54と、燃料タンク43内における燃料の残量を検出するフローセンサ55とが備えられている。
図中、56はフロントデイスクブレーキユニット、57はフロントデイスクプレート、58は車両の前方を覆うフロントカウル、59はヘッドパイプ11を含む車両の前部を覆うとともに前記フロントカウル58に連続して設けられその上部に収納部60を有するインナカバーとしてのレッグシールド、61は車両の側方を覆うメインカウル、62はフロントフェンダ、63はリヤフェンダ、64はパワーユニット24から延出している排気管、65は排気管64の後端部に連結している消音器、66はサイドスタンド、67はメインスタンドである。
図2は本発明に係る自動二輪車の要部側面図、図3は図2の3矢視図、図4は図3の4矢視図である。以下、図2〜図4を参照して説明を行う。
自動二輪車10の車体前部31aには、車体を覆うフロントカウル58が設けられ、このフロントカウル58には灯火器71L、71Rが設けられ、これらの灯火器71L、71Rと運転者が着座する着座シート(図1の符号30参照)との間には、物を収納する収納部60を有するレッグシールド59が設けられている。
レッグシールド59には、左右に設け運転者の足を覆う足覆い部72L、72Rと、これらの足覆い部72L、72Rの後方に設ける側壁73L、73Rと、右側の足覆い部72Rの上方に設ける第1の収納部60Rと、左側の足覆い部72Lの上方に取り付ける第2の収納部60Lと、前記左右両側の足覆い部72L、72Rをつなぐ連結部74とが備えられている。側壁73Lには、開口部75が形成されている。図中、76は内部に燃料タンク43の給油口が配置され、図示せぬ給油リッドにて覆われる給油リッド用開口である。
第1の収納部60Rの前方には、一方の灯火器としての右の灯火器71Rが配置され、第2の収納部60Lの前方には、他方の灯火器としての左の灯火器71Lが配置されている。つまり、灯火器71L、71Rは、車両の左右に離間して配置される一対の灯火器である。
詳細には、これら灯火器71L、71Rのうちの右の灯火器71Rのバルブ軸77Rの近傍には、第1の収納部60Rが配置され、左の灯火器71Lのバルブ軸77Lの近傍には、第2の収納部60Lが配置されている。
車両の後方から見たときに、右の灯火器71Rのバルブ軸77Rは、収納部60Rを形成する奥壁81の外側に配置されている。
以下、車両の右側に設ける収納部60の詳細について説明する。
図5は図4の5−5線断面図、図6は図4の6−6線断面図である。以下、図5〜図6を参照して説明を行う。
収納部60は、車体の長手方向に延ばした底部82と、この底部82の左右辺83L、83Rから立ち上げた左右壁84L、84Rと、これら左右壁84L、84Rをつなぐ天井部85と、これらの底部82、左右壁84L、84R及び天井部85の奥を塞ぐ奥壁81と、を備える。
第1の収納部60Rには、物入れとしての収納ケース86が開閉可能に備えられている。この収納ケース86は引き出し87である。
収納部60Rには、奥壁81と、この奥壁81に連続する側壁73Lと、奥壁81に連続する底部82とに渡って形成されバルブ78Rをメンテナンスするメンテナンス用開口88が備えられるとともに、このメンテナンス用開口88を着脱可能に覆う蓋体89が備えられている。
なお、メンテナンス用開口88を、奥壁81とこの奥壁81に連続する側壁73L又は底部82のどちらか一方に渡って形成しても良い。若しくは、奥壁81に連続する側壁73R及び(又は)天井部85に渡って形成することは差し支えない。
収納部60Rの奥壁81に開けたメンテナンス用開口88の前方には、灯火器71Rが設けられており、この灯火器71Rは、フロントカウル58に少なくとも一部を後方に張り出して設けられている。なお、灯火器71Rのバルブ軸77Rは、奥壁81の近傍に配置されている。
図4に戻って、車両の後方から見たときに、灯火器のバルブ軸77Rは、奥壁81の外側に配置されるとともに、メンテナンス用開口88は、奥壁81及び少なくともバルブ軸77Rに近い方の側壁73Lに渡って設けられている。
図7は本発明に係る蓋体の斜視図及びこの蓋体で開口を塞ぐことを説明する作用図であり、蓋体89は、周囲に奥壁81に開けたメンテナンス用開口88との間に形成され隙間を塞ぐフランジ部91を備え、蓋体89の一端89aに第1の収納部60Rの孔部92に対応する孔部90を備え、蓋体89の他端89bに第1の収納部60Rに係合する係合部94を備えている。そして、収納部60に係合部94を係合させ、孔部90および孔部92に係合部材93を挿通させることで、蓋体89は収納部60Rに着脱可能に設けられている。
図5に戻って、メンテナンス用開口88が奥壁81や側壁である左壁73Lに渡って連続して形成されているときに、収納ケース86を引き出し87にしたので、この引き出し87によりメンテナンス用開口88及び蓋体89を塞ぐことができる。引き出し87は第1の収納部60Rに備えられているので、メンテナンス用開口88及び蓋体89を車両の外側から目立たなくすることができ、車両の外観性が損なわれないようにすることができる。
また、蓋体89において、第1の収納部60Rに係合部94を係合し、孔部90及び孔部92に係合部材93を挿通した。蓋体89の他端89bに、係合部94を一体的に形成したので、蓋体89を簡単に成形することができる。
加えて、係合部94による係合箇所を1箇所にしたので、係合部94の部品点数を減らすことができる。蓋体89を簡単に成形でき、係合部94の部品点数が減るので、蓋体89の部品費用を抑えることができる。
図8は図4の8−8線断面図であり、左右の灯火器71L、71Rのうちの左の灯火器71Lのバルブ軸77Lの近傍には、第1の収納部(図5の符号60R)の奥壁81よりも大きな奥壁をもつ第2の収納部60Lが配置され、この第2の収納部60Lには、第2のメンテナンス用開口96が備えられている。
図中、98は引き出し、99は外観部材である
第2のメンテナンス用開口96には蓋部材97が着脱可能に設けられているので、この蓋部材97を取り外して、第2のメンテナンス用開口96に手を通して、左の灯火器71Lのバルブ78Lを容易に交換することができる。
以上に述べた収納部に設けられているメンテナンス用開口の作用を次に述べる。
図9は本発明に係る開口部に手を通して灯火器のバルブを操作することを説明する作用図であり、図5を併せて参照しながら説明を行う。
灯火器バルブ78Rは、奥壁81の近傍に配置され、第1の収納部60Rには、奥壁81と、この奥壁81に連続する1つの側壁である左壁73Lと、奥壁81に連続する底部82とに渡って形成されバルブ78Rをメンテナンスするメンテナンス用開口88と、が備えられる。
このため、奥壁81、左右壁84L、84R、底部82及び天井部85から構成されている第1の収納部60Rの各面の大きさなどに影響されることなく、メンテナンス用開口88を大きく確保することができる。
なお、バルブ78Rとの関係で、メンテナンス用開口88は、奥壁81から右壁73Rに渡って連続して形成するとともに奥壁81から天井部85に渡って連続して形成することは差し支えない。
メンテナンス用開口88を大きくすることができれば、蓋体(図7の符号89)を外してメンテナンス用開口88から手を入れ、灯火器のバルブ78Rに手を伸ばし、灯火器のバルブ78Rを容易に交換することができる。このため、レッグシールド59を取り外すことなく、バルブ78Rの交換などのメンテナンスが行えるようになり、灯火器71Rのメンテナンス性を大幅に高めることができる。
加えて、メンテナンス用開口88を大きくしたので、灯火器のバルブ78Rのメンテナンス性を考慮して、レッグシールド(図の符号59)に設けた収納部60Rの位置を決める必要がなくなるなど設計の制約条件を減らすことができる。設計の制約条件が減ることにより、車両設計の自由度を高めることができる。
図4、図5及び図8を参照して、灯火器71L、71Rは、車両の左右に離間して配置される左右の灯火器71L、71Rからなる一対の灯火器であって、これら灯火器71L、71Rのうちの右の灯火器71Rのバルブ軸77Rの近傍には、メンテナンス用開口88が配置され、灯火器71L、71Rのうちの左の灯火器71Lのバルブ軸77Lの近傍には、奥壁81の大きさよりも大きい第2の収納部60Lが配置され、この第2の収納部60Lには、第2のメンテナンス用開口96が備えられている。
左右の灯火器71L、71Rの近傍には、メンテナンス用開口88及び第2のメンテナンス用開口96が備えられているので、これらのメンテナンス用開口88、96に手を入れて左右双方の灯火器のバルブ78L、78Rを交換することができる。バルブ78L、78Rの近傍に近い位置に配置したメンテナンス用開口88又は第2のメンテナンス用開口96から手を入れてバルブ78L、78Rを交換することができるので、バルブ78L、78Rのメンテナンスを一層容易に行うことができる。
なお、本実施例では、メンテナンス用開口88は車両の右側に、第2のメンテナンス用開口96は車両の左側に配置したものであるが、これらメンテナンス用開口88を有する収納部60Rを左側に、第2の収納部60Lを右側に配置することは差し支えない。
また、レッグシールド59において、第1の収納部60R及び第2の収納部60Lを配置する位置を上下左右に適宜変更することは差し支えない。
メンテナンス用開口88は、奥壁81及び少なくともバルブ78Rに近い方の側壁である左壁73Lに渡って設けられているので、この左壁73Lに渡った分だけメンテナンス用開口88の面積が拡がる。このため、蓋体89を外してメンテナンス用開口88から手を入れるとき、灯火器71Rのバルブ中心の位置がメンテナンス用開口88の位置とずれていても、灯火器のバルブ78Rの方向に手を曲げ伸ばして、容易にバルブ78Rのメンテナンス作業をすることができる。これにより、バルブ78Rが交換可能な範囲が拡大され、制約条件を減らすことにより設計自由度を高めることができる。
尚、請求項1では、車両の後方から見たときに、灯火器のバルブ軸を、奥壁の内側又は奥壁の延長線上に配置することは差し支えない。加えて、メンテナンス用開口を、奥壁及び少なくとも灯火器のバルブ軸に遠い方の側壁に渡って設けることは差し支えない。
さらに、収納部に備える収納ケースを省略し、収納部の入口をリッドなどにより開閉可能に塞ぐ構造にすることは差し支えない。
本発明は、収納部にバルブをメンテナンスするメンテナンス用開口を備える車両の前部構造に好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の要部側面図である。 図2の3矢視図である。 図3の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 図4の6−6線断面図である。 本発明に係る蓋体の斜視図及びこの蓋体で開口を塞ぐことを説明する作用図である。 図4の8−8線断面図である。 本発明に係る開口部に手を通して灯火器のバルブを操作することを説明する作用図である。
符号の説明
30…着座シート、31…車体、58…フロントカウル、59…レッグシールド、60…収納部、60R…第1の収納部、60L…第2の収納部、71、71L、71R…灯火器、73L、73R…左右の側壁、77L、77R…灯火器のバルブ軸、78L、78R…バルブ、81…奥壁、82…底部、83L、83R…左右辺、84L、84R…左右壁、85…天井部、86…収納ケース、87…引き出し、88…メンテナンス用開口、89…蓋体、96…第2のメンテナンス用開口、90…孔部、92…孔部、93…係合部材、94…係合部。

Claims (5)

  1. 車体前部に設け車体を覆うフロントカウルと、このフロントカウルに少なくとも一部を後方に張り出して設けた灯火器と、この灯火器と運転者が着座する着座シートとの間に設けられ物品を収納する収納部を有するレッグシールドと、を備える車両の前部構造において、
    前記収納部には、前記車体の長手方向に延ばした底部と、この底部の左右辺から立ち上げた左右壁と、これら左右壁をつなぐ天井部と、これらの底部、左右壁及び天井部の奥を塞ぐ奥壁と、が備えられ、
    車両の後方から見たときに、前記灯火器のバルブ軸は、前記奥壁の近傍に配置され、
    前記収納部には、前記奥壁と、この奥壁に連続する少なくとも1つの側壁と、前記奥壁に連続する前記底部又は前記天井部とに渡って形成されバルブをメンテナンスするメンテナンス用開口が備えられるとともに、このメンテナンス用開口を着脱可能に覆う蓋体が備えられていることを特徴とする車両の前部構造。
  2. 車両の後方から見たときに、前記灯火器のバルブ軸は、前記奥壁の外側に配置されるとともに、前記メンテナンス用開口は、前記奥壁及び少なくとも前記灯火器のバルブ軸に近い方の側壁に渡って設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両の前部構造。
  3. 前記収納部には、物入れとしての収納ケースが開閉可能に備えられ、この収納ケースは引き出しであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の前部構造。
  4. 前記灯火器は、前記車両の左右に離間して配置される一方及び他方の灯火器からなる一対の灯火器であって、これら灯火器のうちの一方の灯火器のバルブ軸の近傍には、前記開口が配置され、前記灯火器のうちの他方の灯火器のバルブ軸の近傍には、前記奥壁の大きさよりも大きい第2の収納部が配置され、この第2の収納部には、第2のメンテナンス用開口が備えられていることを特徴とする請求項3記載の車両の前部構造。
  5. 前記蓋体には、一端に前記収納部の孔部に係合する係合爪が備えられ、他端に前記収納部に係合する係合部が備えられ、前記孔部に前記係合爪を係合し、前記収納部に前記係合部を係合することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両の前部構造。
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