JP2011148447A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車において、収納ボックスを大容量にできるようにする。
【解決手段】車体前部のヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から車体後方へ向けて斜め下方へ延びる左右一対のメインフレーム15、15とを備え、メインフレーム15、15の上方に乗員が着座するシート12を備え、シート12の下方に収納ボックス11を配置した自動二輪車1において、収納ボックス11は、メインフレーム間延出部71が左右一対のメインフレーム15、15間に延出し、側面視でメインフレーム15、15と重なる。
【選択図】図4

Description

本発明は、収納ボックスを備えた自動二輪車に関する。
従来、自動二輪車において、ヘッドパイプから車幅中央を通って後方に延びる1本のモノバックボーンフレームの後部に左右一対のシートレールを設け、左右のシートレールの間にシート下の収納ボックスを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の自動二輪車では、収納ボックスの下方において左右のシートレール間にクロス部材を設け、車幅方向中央に設けられるモノサスペンションを、上記クロス部材で支持している。
特開2008−114712号公報
しかしながら、上記従来の自動二輪車では、車幅方向中央に配置されたモノバックフレーム及びモノサスペンションを避けるように収納ボックスを設ける必要があり、収納ボックスの容量を確保し難いという課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、自動二輪車において、収納ボックスを大容量にできるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車体前部のヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから車体後方へ向けて斜め下方へ延びる左右一対のメインフレームとを備え、前記メインフレームの上方に乗員が着座するシートを備え、前記シートの下方に収納ボックスを配置した自動二輪車において、前記収納ボックスは、底部が左右一対の前記メインフレーム間に延出し、側面視で前記メインフレームと重なることを特徴とする。
この構成によれば、シートの下方に配置される収納ボックスを、ヘッドパイプから後方へ延びる左右一対のメインフレーム間に、収納ボックスが側面視でメインフレームと重なるまで延出するため、収納ボックスを大容量にすることができる。
また、上記構成において、前記メインフレームの後端に接続され、前記メインフレームの後端部から上後方に延びる左右一対のサブフレームを備え、前記収納ボックスは、左右一対の前記サブフレーム間と、左右一対の前記メインフレーム間とに配置されても良い。
この場合、左右一対のメインフレーム間及び左右一対のサブフレーム間に収納ボックスを配置するため、収納ボックスを大容量にすることができる。
また、前記メインフレームは、該メインフレームの下部にエンジンを支持し、前記収納ボックスの一部が前記エンジンのクランクケースの上面よりも下方に位置する構成としても良い。
この場合、収納ボックスの一部を、メインフレームの下部に支持されたエンジンのクランクケースの上面よりも下方まで延ばすことができるため、収納ボックスを大容量にできる。
また、前記メインフレームの後端部にピボットプレートを設け、前記ピボットプレートは後輪を軸支するリアスイングアームを支持し、前記サブフレームと前記リアスイングアームとに両端を支持される左右一対のリアクッションを備える構成としても良い。
この場合、サブフレームとリアスイングアームとに両端を支持されるリアクッションを左右一対で設けることで、リアクッションが収納ボックスの配置の邪魔にならないため、収納ボックスを後方に延出でき、収納ボックスを大容量にできる。
さらに、前記リアクッションの上端部と前記サブフレームとの取付け部よりも後方に、前記収納ボックスが延出する構成としても良い。
この場合、収納ボックスをリアクッションの上端部とサブフレームとの取付け部よりも後方に延出するため、収納ボックスを大容量にできる。
さらにまた、前記収納ボックスの前方、且つ、左右一対の前記メインフレーム間に燃料タンクを配置しても良い。
この場合、収納ボックスの前方のメインフレーム間に燃料タンクを配置するため、スペースを有効に活用でき、燃料タンクを大容量にできる。
本発明に係る自動二輪車では、シートの下方の収納ボックスを、ヘッドパイプから後方へ延びる左右一対のメインフレーム間に、収納ボックスが側面視でメインフレームと重なるまで延出するため、収納ボックスを大容量にすることができる。
また、左右一対のメインフレーム間及び左右一対のサブフレーム間に収納ボックスを配置するため、収納ボックスを大容量にすることができる。
また、収納ボックスの一部を、エンジンのクランクケースの上面よりも下方まで延ばすことができるため、収納ボックスを大容量にできる。
さらに、リアクッションを左右一対で設けることで、リアクッションが収納ボックスの配置の邪魔にならないため、収納ボックスを後方に延出でき、収納ボックスを大容量にできる。
さらにまた、収納ボックスをリアクッションの上端部とサブフレームとの取付け部よりも後方に延出するため、収納ボックスを大容量にできる。
また、収納ボックスの前方のメインフレーム間に燃料タンクを配置するため、スペースを有効に活用でき、燃料タンクを大容量にできる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 自動二輪車の右側面の斜視図である。 自動二輪車を略上方から見た斜視図である。 前荷室の右側面の周辺を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で、上下、前後、左右の方向は、車両の運転者から見た方向をいう。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2のヘッドパイプ3に操舵自在に支持される左右一対のフロントフォーク4と、これらフロントフォーク4の上端部に取り付けられて車体前部の上部に配置された操舵用のハンドル5と、フロントフォーク4に回転自在に支持された前輪6と、車体の略中央で車体フレーム2に支持されたエンジン7と、車体フレーム2に上下に揺動自在に支持されたスイングアーム8(リアスイングアーム)と、このスイングアーム8の後部に回転自在に軸支された後輪9と、車体フレーム2の前部に配置された燃料タンク10と、この燃料タンク10の後方に配置された収納ボックス11と、収納ボックス11の上部に設けられた乗員用のシート12とを備えている。
この自動二輪車1は、運転者以外に同乗者が搭乗可能な二人乗り車両であり、シート12は、運転者が着座する前部シート12Aと同乗者が着座可能な後部シート12Bとを前後に一体に備えた一体型シートに形成されている。
図2は、自動二輪車1の右側面の斜視図である。ここで、図2では、フロントフォーク4、前輪6、後輪9及び収納ボックス11等の図示を省略している。
車体フレーム2は、車幅方向に左右一対で設けられるメインフレーム15、15と、各メインフレーム15の後端から車両後方へ延びる左右一対のサブフレーム16、16とを備えている。
メインフレーム15、15は、車両前部のヘッドパイプ3から左右に分岐して後下方に略直線状に延びている。メインフレーム15、15は、アルミニウム合金等の金属材料により構成され、角断面のチューブ状に形成されている。メインフレーム15、15の後部下端には、下方に延びる左右一対のピボットプレート17、17が設けられている。また、メインフレーム15、15の後部には、エンジン7を支持するエンジンハンガ35B、35Cが設けられており、各エンジンハンガ35B、35Cは、メインフレーム15、15間に渡してある第1クロスパイプ27及び第2クロスパイプ28から下方に突出して設けられている。さらに、メインフレーム15、15には、下方に延びるエアサクションバルブステー35Aが設けられ、エアサクションバルブステー35Aには、エンジン7側に2次空気を導入することで排気ガスを再燃焼させるためのエアサクションバルブ39が支持されている。
ピボットプレート17、17間には、左右のピボットプレート17、17を貫通するピボット軸17Aが設けられている。スイングアーム8は、それぞれ前後に延在する左アーム部8Aと右アーム部8Bとを有し、左アーム部8Aと右アーム部8Bとをクロス部8Cで車幅方向に結合して構成されている。スイングアーム8の前部には、ピボット軸17Aが貫通するピボット孔8Dが設けられている。スイングアーム8は、ピボット孔8Dがピボット軸17Aに軸支されることでピボット軸17Aを中心に揺動自在である。
運転者が足を載せるメインステップ18は、左右一対で設けられ、ピボットプレート17、17の前方でエンジン7の側方に位置している。
左側のピボットプレート17の下端には、折りたたみ自在なサイドスタンド40が設けられている。また、右側のピボットプレート17の下端には、後輪ブレーキ(図示略)を作動させるブレーキペダル41が支持されている。
サブフレーム16、16は、メインフレーム15、15及びピボットプレート17、17の後端から後上方に車両後部まで延びる下サブフレーム20、20と、メインフレーム15、15と下サブフレーム20、20とを連結する上サブフレーム21、21とを備えて構成されている。下サブフレーム20、20及び上サブフレーム21、21は、車幅方向に左右一対で設けられたパイプ状のフレームである。
下サブフレーム20、20は、メインフレーム15、15及びピボットプレート17、17の後端に結合されて上下に延びる結合部20Aと、結合部20Aの上端から略直線状に上後方に延びる直線部20Bと、直線部20Bの後端から車両後部へ延びるテール部20Cとを有している。結合部20Aの下端には、エンジン7の後部を支持するエンジンハンガ35Dが設けられている。
上サブフレーム21、21は、メインフレーム15、15の前後方向の中間位置に設けられた前部結合部15Aと下サブフレーム20、20の直線部20Bの後部に設けられた後部結合部20Dとを連結し、下サブフレーム20、20を補強するように設けられている。上サブフレーム21、21は下サブフレーム20、20よりも小径のパイプで構成され、下サブフレーム20のテール部20Cに連続するように後上がりに傾斜して直線的に設けられている。テール部20Cの後端には、収納ボックス11が固定されるステー64が設けられている。
また、メインフレーム15、15の後部には、左右のメインフレーム15、15を車幅方向に連結する第1クロスパイプ27及び第2クロスパイプ28が設けられている。第1クロスパイプ27は、前部結合部15Aの下方に位置し、第2クロスパイプ28は、前部結合部15Aと下サブフレーム20の結合部20Aとの間に位置している。さらに、下サブフレーム20、20の直線部20Bの後端には、左右の下サブフレーム20、20を車幅方向に連結するサブ側クロスパイプ29が設けられている。
収納ボックス11は、左右のサブフレーム16、16間に配置され、サブフレーム16、16の前部から後部にかけて延在している。シート12は、収納ボックス11の上部を覆うように配置されている。
筒状のリアクッション22、22は左右一対で設けられ、サブ側クロスパイプ29とスイングアーム8との間にそれぞれ掛け渡されている。詳細には、リアクッション22の下端部22Aは、左右アーム部8A、8Bの後端の下端連結部8Eに連結され、リアクッション22の上端部22Bは、サブ側クロスパイプ29の両端にそれぞれ形成された上端連結部29A(取付け部)にそれぞれ連結されている。
エンジン7は、4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ31が略水平に前方へ延ばされて構成され、シリンダ軸線Cは略水平方向に寝ている。エンジン7はクランクシャフト(図示略)を収容するクランクケース30を有し、シリンダ31は、クランクケース30の側からエンジン7の前側に向けて順に、ピストン(図示略)が内部を摺動するシリンダブロック32、シリンダヘッド33、及び、シリンダヘッドカバー34を備えて構成されている。詳細には、上記クランクシャフトは車幅方向に延在して水平に設けられ、上記ピストンはシリンダブロック32内を前後方向に往復運動する。また、クランクケース30の後部の内部には、変速機36が一体的に設けられている。
変速機36の出力軸には、前スプロケット36Aが設けられ、前スプロケット36Aと後輪9に固定された後スプロケット9Aとの間には、左アーム部8Aの上下を通る駆動チェーン19が巻き掛けられている。
エンジン7は、クランクケース30の上部及び後部に形成された各エンジン連結部が、エンジンハンガ35B、35C、35Dにそれぞれ締結されることで、車体フレーム2に固定されている。このように、エンジン7は、エンジンハンガ35B、35C、35Dによって吊り下げられるようにして固定され、メインフレーム15、15の下部に支持されている。
エンジン7に供給される空気を取り込むエアクリーナケース45は、車幅方向にも延びる箱状に形成され、シリンダ31とメインフレーム15、15の下縁との間の空間内に、上下に延在するように配置されている。このように、エンジン7を、シリンダ軸線Cを寝かせて設け、エアクリーナケース45をメインフレーム15、15の下方に配置したため、左右のメインフレーム15、15の間に、例えば燃料タンク10等の他の部品を配置するスペースを確保できる。
エアクリーナケース45の下部の後面には、吸気管46が接続されており、吸気管46は、シリンダヘッド33の上面に形成された吸気口に接続されている。
シリンダヘッド33の下面に設けられた排気口には排気管47が接続され、排気管47は、下方に延びた後、後方に屈曲し、その後、クランクケース30の下方で車幅方向の右側に屈曲し、右側の下サブフレーム20の結合部20Aの後方でマフラー48に接続されている。マフラー48は、側面視においてスイングアーム8にオーバーラップした状態で配置され、スイングアーム8の右側面の外側に位置している。
図3は、自動二輪車1を略上方から見た斜視図である。ここで、図3では、シート12を取り外した状態を示しており、フロントフォーク4及び前輪6等の図示を省略している。
図1、図2及び図3に示すように、メインフレーム15、15は左右一対で設けられ、メインフレーム15、15間には、メインフレーム15、15に沿って前後に延びる空間Kが形成されている。
エンジン7に供給される燃料を貯留する燃料タンク10は箱型に形成され、左右のメインフレーム15、15間の空間Kの前部に配置されている。燃料タンク10は、ヘッドパイプ3の後方からメインフレーム15、15の傾斜に沿って空間K内を後下がりに延びている。詳細には、燃料タンク10の前端10Aは、ヘッドパイプ3の後方に位置し、後端10Bは、収納ボックス11の前方に位置している。
メインフレーム15、15はヘッドパイプ3から後方に延びるに従って幅広となるように形成されており、燃料タンク10は、メインフレーム15、15の形状に沿って後部ほど幅広に形成されている。燃料タンク10の上面10Dは、下面10Cと略平行に設けられると共に、メインフレーム15、15の上縁の上方に位置し、上面10Dの前部には、給油口10Eが設けられている。
このように、燃料タンク10をメインフレーム15、15の空間Kに設けると共に、メインフレーム15、15の形状に合わせて燃料タンク10を幅広に形成したため、車両のフレームが燃料タンク10の配置の邪魔にならず、燃料タンク10の容量を大きくすることができる。
図1及び図3に示すように、収納ボックス11は、上面11Aが開放された箱型に形成され、内部に荷物等を収容可能に構成されている。収納ボックス11は、前部シート12Aの下方に位置し、フルフェイス型のヘルメットHを収容可能な容量を有する前荷室61と、後部シート12Bの下方に位置する後荷室62とを有し、前荷室61及び後荷室62は前後に連続して一体に形成されている。収納ボックス11の上面11Aの開口面は蓋として機能するシート12によって覆われている。収納ボックス11は、後端部に設けられたヒンジ(図示略)を介してシート12に連結されており、上記ヒンジを中心にして開閉自在となっている。
シート12と当接する収納ボックス11の上面11Aは、上サブフレーム21、21及びテール部20Cよりも上方に位置し、上サブフレーム21、21及びテール部20Cに沿うように後上方に延びている。
図2に示すように、左右の下サブフレーム20、20間、及び、左右の上サブフレーム21、21間には、空間Kと連続して車両後部まで延びるボックス収容空間Lが形成されている。収納ボックス11は、このボックス収容空間L及びメインフレーム15、15間の空間K内に配置される。
図3に示すように、収納ボックス11は、左右のサブフレーム16、16で区画されるボックス収容空間L内において幅一杯に設けられ、前後方向には、燃料タンク10の後端10Bの近傍から下サブフレーム20、20の後端まで延びている。
前荷室61の底面には、第2クロスパイプ28の上面に沿うように形成された固定部61A(図3参照)が形成されている。また、前荷室61と後荷室62との境界部には、前荷室61と後荷室62とを区切るように突出した凸部63が形成されており、凸部63の底面側の窪みは、サブ側クロスパイプ29に係合する固定部62Aとなっている。
収納ボックス11は、固定部61A、固定部62Aが第2クロスパイプ28及びサブ側クロスパイプ29によってそれぞれ下方から支持されて配置され、固定部61A及び下サブフレーム20、20のステー64にボルト(図示略)によって締結されて固定される。
次に、収納ボックス11の配置について詳細に説明する。
図4は、前荷室61の右側面の周辺を示す拡大図である。ここで、図4では、右側のメインフレーム15の図示が省略されて左側のメインフレーム15のみが図示されており、ピボットプレート17は2点鎖線で示されている。
図1及び図4に示すように、前荷室61は、側面視において、メインフレーム15の後部、下サブフレーム20、及び、上サブフレーム21に重なっており、車両の前後方向の中間部において広範囲に設けられている。
前荷室61の前端部70は、燃料タンク10の後方で上下に延び、クランクケース30の後部の上方に位置している。前荷室61の下部においてクランクケース30の近傍に配置される底側の部分は、左右のメインフレーム15、15間に位置するメインフレーム間延出部71(底部)となっている。このメインフレーム間延出部71は、側面視において、メインフレーム15、15間に延出し、メインフレーム15、15に重なっている部分である。
このように、メインフレーム15、15間にメインフレーム間延出部71を設けるため、車両のフレームが収納ボックス11の大容量化の邪魔にならず、収納ボックス11を大容量にできる。また、メインフレーム間延出部71の上方及び後方においても、サブフレーム16、16がメインフレーム15、15に連続して左右一対で設けられているため、サブフレーム16、16が収納ボックス11の配置の邪魔にならず、収納ボックス11を大容量にできる。
メインフレーム間延出部71の下面71Aは、クランクケース30の後部のケース上面部30Aに近接して設けられ、ケース上面部30Aの形状に沿って上前方に傾斜して形成されている。また、メインフレーム間延出部71には、箱型のバッテリー55が配置され、下面71Aは、バッテリー55が配置されるバッテリー収容部72の底面を構成しており、一段窪んで形成されている。このように、バッテリー55をクランクケース30近傍のメインフレーム間延出部71に設けたため、マスの集中化を図ることができる。
また、前荷室61には、メインフレーム間延出部71に連続して後輪9の側に延出する後輪側延出部73が形成されている。後輪側延出部73は、下サブフレーム20、20よりも後方に延出し、後輪9の前方に位置している。後輪側延出部73は、スイングアーム8の上面に面するアーム側底面73Aを有し、アーム側底面73Aは、クランクケース30のケース上面部30Aよりも下方に位置している。このアーム側底面73Aは、収納ボックス11の最下部となっている。また、メインフレーム間延出部71の後部も、ケース上面部30Aよりも下方に位置している。スイングアーム8とアーム側底面73Aとの間のクリアランスは、スイングアーム8が揺動した際においてもスイングアーム8の上面がアーム側底面73Aに当接しない大きさに設定されている。
また、後輪側延出部73の後面は、後輪9(図1参照)の前部の上半部に沿うように延びる傾斜面73Bとなっている。
図1に示すように、前荷室61の後端部74は、サブ側クロスパイプ29の近傍に位置している。後荷室62は、サブ側クロスパイプ29の近傍から上端連結部29Aよりも後方に延び、下サブフレーム20、20の後端まで延在している。後荷室62の下面62Bは後輪9の上面の上方に位置している。このように、下サブフレーム20、20の後端まで後荷室62を延ばしたため、収納ボックス11を大容量にできる。
前荷室61の傾斜面73B及び後荷室62の下面62Bには、図3に示すように、後輪9の前部及び上部を避けるように膨出した後輪避け部73C、62Cがそれぞれ形成されている。このように、後輪避け部73C、62Cを設けることで、前荷室61及び後荷室62を後輪9の近傍まで延ばすことができるため、収納ボックス11を大容量にできる。
また、図1に示すように、後輪側延出部73の左側面には、駆動チェーン19を避けるように上下及び車幅方向に窪んで形成されたチェーン避け部73Dが設けられている。これにより、駆動チェーン19の近傍まで後輪側延出部73を延ばすことができ、収納ボックス11を大容量にできる。
本実施の形態では、メインフレーム15、15及びサブフレーム16、16を左右一対で設けたため空間K及びボックス収容空間Lを大きくでき、さらに、リアクッション22、22を左右一対としたため、スイングアーム8の前端部の上方にボックス収容空間Lをさらに大きく確保できる。これにより、収納ボックス11にメインフレーム間延出部71を設けることができると共に、後輪側延出部73をケース上面部30Aよりも下方に延ばすことができるため、収納ボックス11を大容量にできる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、シート12の下方に配置される収納ボックス11を、ヘッドパイプ3から後方へ延びる左右一対のメインフレーム15、15間に、メインフレーム間延出部71が側面視でメインフレーム15、15の後部と重なるまで延出したため、収納ボックス11を大容量にすることができる。
また、左右一対のメインフレーム15、15間、左右一対の下サブフレーム20、20間及び上サブフレーム21、21間に収納ボックス11を配置できるため、収納ボックス11を大容量にすることができる。
また、収納ボックス11のメインフレーム間延出部71及び後輪側延出部73を、メインフレーム15、15の下部に支持されたエンジン7のクランクケース30のケース上面部30Aよりも下方まで延ばしたため、収納ボックス11を大容量にできる。
さらに、下サブフレーム20、20のサブ側クロスパイプ29とスイングアーム8とに両端を支持されるリアクッション22、22を左右一対で設けることで、リアクッション22、22が収納ボックス11の配置の邪魔にならないため、収納ボックス11を後方に延出でき、収納ボックス11を大容量にできる。
さらにまた、後荷室62が、リアクッション22の上端部22Bをサブ側クロスパイプ29の取り付ける上端連結部29Aよりも後方に延出されるため、収納ボックス11を大容量にできる。
また、収納ボックス11の前方のメインフレーム15、15間に燃料タンク10を配置するため、スペースを有効に活用でき、燃料タンク10を大容量にできる。
また、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態では、メインフレーム15、15は、角断面のチューブ状であるものとして説明したが、断面略円形のパイプフレームであっても良い。
また、その他の自動二輪車1の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
1 自動二輪車
3 ヘッドパイプ
7 エンジン
8 スイングアーム(リアスイングアーム)
10 燃料タンク
11 収納ボックス
12 シート
15、15 メインフレーム
16、16 サブフレーム
17、17 ピボットプレート
22、22 リアクッション
22B 上端部
29A 上端連結部(取付け部)
30 クランクケース
30A ケース上面部(上面)
71 メインフレーム間延出部(底部)

Claims (6)

  1. 車体前部のヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから車体後方へ向けて斜め下方へ延びる左右一対のメインフレームとを備え、前記メインフレームの上方に乗員が着座するシートを備え、前記シートの下方に収納ボックスを配置した自動二輪車において、
    前記収納ボックスは、底部が左右一対の前記メインフレーム間に延出し、側面視で前記メインフレームと重なること、
    を特徴とする自動二輪車。
  2. 前記メインフレームの後端に接続され、前記メインフレームの後端部から上後方に延びる左右一対のサブフレームを備え、前記収納ボックスは、左右一対の前記サブフレーム間と、左右一対の前記メインフレーム間とに配置されること、
    を特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記メインフレームは、該メインフレームの下部にエンジンを支持し、前記収納ボックスの一部が前記エンジンのクランクケースの上面よりも下方に位置すること、
    を特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車。
  4. 前記メインフレームの後端部にピボットプレートを設け、前記ピボットプレートは後輪を軸支するリアスイングアームを支持し、
    前記サブフレームと前記リアスイングアームとに両端を支持される左右一対のリアクッションを備えること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動二輪車。
  5. 前記リアクッションの上端部と前記サブフレームとの取付け部よりも後方に、前記収納ボックスが延出すること、
    を特徴とする請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記収納ボックスの前方、且つ、左右一対の前記メインフレーム間に燃料タンクを配置したこと、
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の自動二輪車。
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