JPH10297566A - スクータ型車両の物品収納構造 - Google Patents

スクータ型車両の物品収納構造

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JPH10297566A
JPH10297566A JP9109840A JP10984097A JPH10297566A JP H10297566 A JPH10297566 A JP H10297566A JP 9109840 A JP9109840 A JP 9109840A JP 10984097 A JP10984097 A JP 10984097A JP H10297566 A JPH10297566 A JP H10297566A
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雅雄 小川
Katsuichi Yagisawa
勝一 八木澤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/12Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな収納空間を有した収納ボックスを、容
易に成形できる技術を提供する。 【解決手段】 ヘルメットなどの物品を収納するための
収納ボックスの上部開口を開閉可能なシート16で塞い
だスクータ型車両において、収納ボックス50を、前半
部51Aにのみ底部51bを備えシートのほぼ全長にわ
たって延びたボックス上部51と、ボックス上部の後半
部51Bにこれの下部開口を覆うように結合した有底の
ボックス下部52とで構成し、ボックス上部の前半部の
側壁を上広がりの傾斜壁とし、また、ボックス上部の後
半部の側壁を下広がりの傾斜壁とした物品収納構造であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクータ型車両の物
品収納構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両の物品収納構造として、
例えば、特開平3−21577号公報「スクータ型車両
の荷物収納装置」がある。上記技術は、その公報の第1
図〜第3図によれば、運転シート46(番号は公報に記
載されたものを引用した。以下同じ。)の下に荷物収納
箱38を配置し、この荷物収納箱38の前方に延長部3
8bを形成し、これら荷物収納箱38の上部開口及び延
長部38bの上部開口をサイドカバー60で覆い、さら
に、荷物収納箱38の上部開口を運転シート46で開閉
可能に覆ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転者が快
適に着座するためには、運転シート46の幅は大き過ぎ
ても小さ過ぎても好ましくない。一方、荷物収納箱38
は、できるだけ大きな収納空間であることが好ましい。
上部開口を運転シート46で塞がれる荷物収納箱38
は、開口幅がシート幅の影響を受けるものの、底部の大
きさの制限を受けない。底部の幅が大きければ収納量は
多い。しかし、荷物収納箱38は単に有底の箱であり、
成形用型の型抜きの都合上、底部の幅だけを大きくする
ことはできない。このようなことから、大きな収納空間
を有する荷物収納箱38を生産するには、成形が困難で
ある。
【0004】そこで本発明の目的は、大きな収納空間を
有した収納ボックスを、容易に成形できる技術を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、ヘルメットなどの物品を収納するための
収納ボックスの上部開口を開閉可能なシートで塞いだス
クータ型車両において、収納ボックスを、前半部にのみ
底部を備えシートのほぼ全長にわたって延びたボックス
上部と、ボックス上部の後半部にこれの下部開口を覆う
ように結合した有底のボックス下部とで構成し、ボック
ス上部の前半部の側壁を上広がりの傾斜壁とし、また、
ボックス上部の後半部の側壁を下広がりの傾斜壁とした
ことを特徴とする。
【0006】ボックス上部は、底部を備えた前半部の側
壁が上広がりの傾斜壁であり、下部開口を備えた後半部
の側壁が下広がりの傾斜壁である。このため、前半部の
上部開口の幅を、シートの前半部の幅に沿った最大限の
大きさにすることができる。また、後半部の上部開口の
幅を、シートの後半部の幅に沿った最大限の大きさにす
ることができるとともに、後半部の下部の幅を上部開口
の幅よりも大きくすることができる。さらに、有底のボ
ックス下部はシート幅の制約がないので、ボックス上部
の後半部における下部の幅に合せて大きくすることがで
きる。従って、収納ボックスに、シートのほぼ全長に見
合うだけの長尺の収納空間を確保しつつ、この収納空間
の後半部を深くて広幅の大型の空間部にして、ヘルメッ
トなどの大きい物品を収納することができる。特に、シ
ートをダブルシートとした場合には、より一層長尺の収
納空間を容易に確保することができる。しかも、ボック
ス上部の側壁の傾斜(傾斜方向)を、下部開口の位置に
応じて変えたので、成形用型を上下に容易に分割するこ
とができ、この結果、ボックス上部の成形は容易であ
る。また、ボックス上部の上部開口の幅をシートの幅に
沿った最大限の大きさにすることができるので、シート
で上部開口を塞いだ際に、この上部開口の縁廻りでシー
トを安定して支持できる。このように、容易に成形する
ことができ、大きな収納空間を容易に確保することがで
き、シートを安定して支持できる、収納ボックスを提供
することができる。さらに、収納ボックスを成形寸法精
度の高い射出成型用の型で成形することができるので、
収納ボックスの寸法精度が高まる。
【0007】請求項2は、ボックス上部とボックス下部
との間にリヤフェンダの一端を挟むことで、リヤフェン
ダを収納ボックスに取付けたことを特徴とする。
【0008】収納ボックスがリヤフェンダ取付け部材を
兼ねるので、従来のようにリヤフェンダを取付けるため
に車体フレームを後方まで長く延ばす必要がない。この
ため、車体フレームは短くなるので軽量になる。また、
ボックス上部とボックス下部との間にリヤフェンダの一
端を挟むので、リヤフェンダを収納ボックスに簡単に、
しかも、確実に取付けることができる。
【0009】請求項3は、上部開口の縁の前半部を外方
に折返し、上部開口の縁の後半部を内方に折返した形状
であることを特徴とする。
【0010】ボックス上部は、底部を有する前半部の位
置において上部開口の縁を外方に折返し、下部開口を有
する後半部の位置において上部開口の縁を内方に折返し
た構造である。このため、上部開口に縁折り部分がある
にもかかわらず、ボックス上部を成形するための2つの
型を容易に分離することができる。従って、ボックス上
部の成形は容易である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅方向中央を示す。また、図面は符号の向
きに見るものとする。
【0012】図1は本発明に係るスクータ型車両の側面
図である。スクータ型車両1(以下、「スクータ1」と
記す。)は、ダブルクレードル型車体フレーム2と、こ
の車体フレーム2のヘッドパイプ3に取付けたフロント
フォーク4と、このフロントフォーク4に取付けた前輪
5並びにフロントフェンダ6と、フロントフォーク4に
連結したハンドル7と、車体フレーム2の各パイプで囲
まれたクレードルスペース内に配置した燃料タンク8、
ラジエータ用リザーブタンク9並びにラジエータ10
と、クレードルスペースの後方に配置し前部に水冷エン
ジン11を備えたパワーユニット12と、このパワーユ
ニット12の前部を車体フレーム2に取付けるためのリ
ンク機構13と、パワーユニット12の後端部を車体フ
レーム2に懸架するためのリヤクッション14と、パワ
ーユニット12の後部に取付けた後輪15と、車体フレ
ーム2の後部上部に配置したシート16と、車体フレー
ム2を覆う車体カバー17とからなる。
【0013】車体カバー17は、ヘッドパイプ3の前部
及び前輪5の上部を覆うフロントカバー21と、このフ
ロントカバー21の後部を覆うインナカバー22と、運
転者の足を載せる低床式足載板としての左右のステップ
フロア23(この図では手前側だけを示す。以下同
じ。)と、これらステップフロア23の外縁から下方へ
延ばした左右のフロアスカート24と、これらフロアス
カート24の下縁間を覆うアンダーカバー25と、イン
ナカバー22から後方へ延ばし車体フレーム2の長手中
央を覆うセンターカバー26と、このセンターカバー2
6から後方へ延ばし車体フレーム2の後部両側面を覆う
サイドカバー27と、これらサイドカバー27の外縁か
ら下方へ延ばした左右のロアサイドカバー28と、これ
らロアサイドカバー28の後方で車体フレーム2の後端
下部を覆うリヤセンターカバー29と、このリヤセンタ
ーカバー29の上方で車体フレーム2の後端上部を覆う
リヤアッパカバー30とからなる。
【0014】ハンドル7は、ハンドル7を覆うハンドル
カバー33と、フロントカバー21の上方でハンドル7
に固定した透明のウインドスクリーン34と、このウイ
ンドスクリーン34の前面下部に設けたカバー部材とし
てのスクリーンガーニッシュ35とを備える。インナカ
バー22は両側部に、運転者の脚部前方を覆うレッグシ
ールド22aを備える。図中、37はヘッドランプ、3
8はウインカー、39は給油用リッド、40は点火プラ
グ点検用リッド、41はキャブレタ、42はエアクリー
ナ、43はリヤグリップ、44はテールランプ、45は
リヤフェンダ、46はメインスタンド、鍵穴68aはシ
ート施錠機構を解錠するための鍵穴である。
【0015】図2は本発明に係るスクータ型車両のシー
トと収納ボックスと連動解錠機構とを示す斜視図であ
る。シート16は、運転者のための前部座面16aと同
乗者のための後部座面16bとを前後に連立させたダブ
ルシートと称する細長いシートである。収納ボックス
(ラゲージボックス)50は、ボックス上部51に後述
するボックス下部を下から重ねることで収納部を形成す
るものであり、図1に示すカバー26〜28で囲われる
部材である。収納ボックス50の詳細構造については、
図9以降で説明する。60はシートヒンジ、66は第1
シート施錠機構、67は第2シート施錠機構、68は連
動解錠機構である。
【0016】この連動解錠機構68は、鍵穴68aにキ
ー68bを差込んで回転させることのできるレバー68
cを保持するシリンダ68dと、前記レバー68cと第
1シート施錠機構66とを連結する第1ワイヤ68e
と、第1シート施錠機構66と第2シート施錠機構67
とを連結する第2ワイヤ68fとからなる。
【0017】図3は本発明に係るシートの底面図並びに
収納ボックスの平面図であり、収納ボックス50はシー
ト16の平面姿に合せて前方を狭幅とし、後方を広幅と
した形状である。ボックス上部51は、前右隅(前部右
側部。方向は運転者を基準とする。)に下部ヒンジ板6
1を取付けるための張出し部51aを備えたものであ
る。シート16には、第1コ字金具55と第2コ字金具
56とを取付けたが、第1コ字金具55は車幅方向に延
び、第2コ字金具56は車体長手方向(車体前後方向)
に延び、互いに直交させたことを特徴とする。
【0018】図4は本発明に係るシートヒンジの分解斜
視図である。シートヒンジ60の下部ヒンジ板61は、
ボルト孔61a,61bを有する底板61cの前後から
前壁61d,後壁61eを折り曲げ形成し、前壁61d
にピン孔61f、後壁61eにピン孔61g並びにこの
ピン孔61gを中心とした円弧溝61h及びこの円弧溝
61hの上端に下方へ窪ませたポケット部61iを形成
したものである。
【0019】上部ヒンジ板62は、3個のボルト孔62
a…(1個は不図示)を有する天板62cの前後から前
片62d,後片62eを折り曲げ形成し、前片62dに
ピン孔62f、後片62eに長孔ピン孔62g並びに前
記円弧溝61hに嵌合させるガイド突起62hを設け、
更に天板62cにばね掛け部62iを折り曲げ形成した
ものである。前記長孔ピン孔62gはほぼガイド突起6
2hに向って伸びた長孔である。
【0020】前壁61dの奥に前片62dを重ね、後壁
61eの手前に後片62eを重ね、ピン孔61f,62
f,62g,61gを連通させつつヒンジ軸63を通
し、ヒンジ軸63の前端及び後端を潰してヒンジ軸63
の抜け止めを図り、引張りばね64をヒンジ軸63とば
ね掛け部62iに掛け渡すことでシートヒンジ60の組
立てを完了する。すなわち、シートヒンジ60は、下部
ヒンジ板61と上部ヒンジ板62とヒンジ軸63と引張
りばね64とを組合わせたものである。
【0021】図5は本発明に係るシートの全開状態を示
す図であり、図の状態でシート16は保持されており、
この状態で矢印のように物の出入れができる。この図
では、手前の前壁61d及び前片62dを断面図の関係
で図示しなかったが、この前片62dの陰に引張りばね
64を納めることができ、見栄えがよくなる。このよう
に、従来品並みのシートヒンジにポケット部61iと長
孔ピン孔62gを付加するだけで、全開保持機構を完成
したものであり、安価で簡単なシートヒンジ60でシー
ト16を全開保持させることができる。
【0022】図6は本発明に係るシート用パッキンの断
面図であり、シート用パッキン57は、シート16の下
面に取付ける基部57aと、基部57aから下方に延び
るリップ状のパッキン部57bとからなる。パッキン部
57bはシート16の外方に向って傾いた中空状のシー
ル部材であり、このシール部材はゴム等の弾性材料から
なる。ボックス上部51のシール面51rは、上部開口
の縁に沿った複雑な形状であり、しかも、大きい周長で
ある。これに対してパッキン部57bは、シート16の
外方に向って傾いたリップ状パッキンであり、弾性変形
が容易である。このため、シート用パッキン57のシー
ル性能は高い。
【0023】図7は本発明に係る車体フレームの側面図
であり、車体フレーム2に収納ボックス50を上から取
付け、シート16を載せた状態を示す。詳しくは、収納
ボックス50は、車体フレーム2の後部フレーム部2
a,2bの上部位置で、ボックス上部51とボックス下
部52とに上下分割する収納部である。さらにこの図
は、車体フレーム2の後部フレーム部2a,2bに、ブ
ラケット71を介して門型ステー72を取付けたことを
示す。
【0024】図8は本発明に係る車体フレームの平面図
であり、車体フレーム2は後方へ左右の後部フレーム部
(シートレール)2a,2bを二股状に延ばし、これら
後部フレーム部2a,2bの後端間をクロスメンバ2c
で連結したものである。前記門型ステー72は、左右の
脚72a,72aの上に矩形のブリッジ板72bを渡
し、このブリッジ板72bに図1に示したリヤグリップ
43やリヤアッパカバー30を取付けるが、さらに、ブ
リッジ板72bの前縁から左右2個のピース72c,7
2cを突出させたものである。ピース72c,72cは
第2シート施錠機構67を取付ける部材である。
【0025】右の後部フレーム部2aはヒンジブラケッ
ト73及び第1ボックス取付ブラケット75を固定し、
左の後部フレーム部2bは第1シートキャッチャブラケ
ット74及び第2ボックス取付ブラケット76を固定し
たものである。ヒンジブラケット73は前記シートヒン
ジ60をボルト止めするための部材であり、第1シート
キャッチャブラケット74は第1シート施錠機構66を
取付けるための部材であり、第1・第2ボックス取付ブ
ラケット75,76は前記収納ボックス50の後部を取
付けるための部材である。さらにこの図では、ヒンジブ
ラケット73を三角形Tの頂点としたときに、他の頂点
に第1・第2シート施錠機構66,67を配置したこと
を示す。車幅方向中央CLに配置した第2シート施錠機
構67で図示せぬシートのセンタリング(車幅方向位置
決め)を実施すれば、第1シート施錠機構66へシート
16の第1コ字金具55(図2参照)を円滑に差込むこ
とができる。
【0026】次に、収納ボックス50の詳細構造につい
て説明する。図9は本発明に係る収納ボックスの車幅中
央断面図であり、収納ボックス50は、前半部51Aに
のみ底部51bを備えシート16のほぼ全長にわたって
延びたボックス上部51と、このボックス上部51の後
半部51Bにこれの下部開口51dを覆うように結合し
た有底のボックス下部52とからなる。この収納ボック
ス50は、ボックス上部51の前半部51Aだけからな
る前部収納部が浅く、ボックス上部51の後半部51B
とボックス下部52とからなる後部収納部が深く大きな
収納部である。
【0027】詳しくは、ボックス上部51はシート16
のほぼ全長にわたって上部開口51cを開け、さらに、
シート16の後方に少し延びたものである。ボックス下
部52は、底部52a中央に後輪15(図1参照)を避
けるための凹部52bを形成し、底部52a後部にクロ
スメンバ(リヤクッションの取付部分)2cを避けるた
めの凹部52cを形成したものである。
【0028】図10は本発明に係る収納ボックスの分解
図であり、側面視の収納ボックス50を示す。ボックス
上部51は後半部51Bの全体に下部開口51dを開け
たものであり、また、後半部51Bの下面は、下部開口
51dの前部分を側面視で上方に窪ませたた形状であ
り、この窪み部分51eにボックス下部52の上部突出
部分52dを嵌め込み、この上部突出部分52dの全体
にわたって上部開口52eを開けたものである。
【0029】図11は本発明に係る収納ボックスのリヤ
フェンダ取付構造の分解斜視図であり、収納ボックス5
0は、ボックス上部51の後部とボックス下部52の後
部との間にリヤフェンダ45の上端(一端)を挟むこと
で、リヤフェンダ45を取付けた構成である。リヤフェ
ンダ45、ボックス上部51及びボックス下部52は樹
脂成形品である。詳しくは、ボックス上部51のフラン
ジ(下部合せ面51n)とボックス下部52のフランジ
(上部合せ面52g)との間にリヤフェンダ45の上部
フランジ45aを挟み、タッピングビス81,81及び
ボルト82,82にて共締めしたことを示す。上部フラ
ンジ45aは、上面に狭幅のシール用溝45bを形成
し、下面に広幅のシール用突条45cを形成したもので
あり、シール用溝45bはボックス上部51のシール用
突条51tに嵌合し、シール用突条45cはボックス下
部52のシール用溝52i(広幅溝部52k)に嵌合す
ることになる。
【0030】図12は本発明に係る収納ボックスの平面
図であり、ボックス上部51にボックス下部52を下か
ら重ねて、周囲を13本のタッピングビス81…にて結
合したことを示す。ボックス上部51は底部にエンジン
点検孔(キャブレタ点検孔)51fを開け、このエンジ
ン点検孔51fは通常はリッド83で塞いだものであ
る。リッド83はボックス上部51にボルト止めするも
のである。また、ボックス上部51は、車体フレーム2
のクロスメンバ2cから後方へオーバーハングした後部
上部を、想像線で示すブリッジ板72bにボルト止めし
た構成である。このため、ボックス上部51は、図8に
示すブリッジ板72bのボルト孔72d,72dと対応
した位置にボルト孔51g,51gを有する。
【0031】ボックス下部52は底部52aの右側部に
バッテリ取付部52fを形成したものである。バッテリ
ボックスの取付構造については図27以降で説明する。
図中、51hはボルト孔であり、図8に示す第1施錠機
構66と共に第1シートキャッチャブラケット74にボ
ックス上部51をボルト止めする孔である。
【0032】図13は図12の13−13線断面図であ
り、収納ボックス50の前半部分の断面構造を示す。ボ
ックス上部51の前半部51Aは、底部51bから立上
がった側壁51i,51iを上広がりの傾斜壁とし、こ
れら傾斜壁から脚部51j,51kを立ち下げ、これら
脚部51j,51kを車体フレーム2の左右の後部フレ
ーム部2a,2bに載せたものである。
【0033】図14は図12の14−14線断面図であ
り、ボックス上部51のエンジン点検孔51f廻りの断
面構造を示す。ボックス上部51の前半部51Aは、右
の側壁51iから延びた張出し部51aを下部ヒンジ板
61と共にヒンジブラケット73に載せてボルト84で
取付け、また、左の側壁51iから立ち下げた脚部51
mを左の後部フレーム部2bに載せたものである。
【0034】図15は図12の15−15線断面図であ
り、ボックス上部51の左側の断面構造を示す。
【0035】図16は図12の16−16線断面図であ
り、収納ボックス50の後半部分の断面構造を示す。収
納ボックス50は、ボックス上部51の下部開口51d
を覆うように有底のボックス下部52を合せ、下部合せ
面51nと上部合せ面52gを重ねて第1・第2ボック
ス取付ブラケット75,76に載せ、ボルト84,84
にて取付けたものである。ボックス上部51の後半部5
1Bは、側壁51i,51iを下広がりの傾斜壁とした
ものである。バッテリ取付部52fは、ボックス下部5
2の底部52aから下方へ延びた室であり、この室は右
側方に開口52hを有する。
【0036】図17は図12の17−17線断面図であ
り、ボックス上部51とボックス下部52とを重ねてタ
ッピングビス81で結合した断面構造を示す。
【0037】図18は図12の18−18線断面図であ
り、ボックス上部51とボックス下部52とリヤフェン
ダ45の上部フランジ45aとを重ねてタッピングビス
81で結合した断面構造を示す。
【0038】図19は図12の19−19線断面図であ
り、ボックス上部51とボックス下部52とを重ねて、
ビス85aとクリップ付きナット85bとで結合した断
面構造を示す。
【0039】図20は図12の20−20線断面図であ
り、ボックス下部52のシール用溝にボックス上部51
の下端を嵌合した断面構造を示す。
【0040】図21は図12の21−21線断面図であ
り、ボックス下部52のフランジ52jにボックス上部
51のフランジ51uを重ねてタッピングビス81で結
合した断面構造を示す。
【0041】図22(a)〜(c)は本発明に係るボッ
クス上部の上部開口廻りの構成図であり、(a)はボッ
クス上部の概略平面図、(b)は(a)のb−b線断面
図、(c)はaのc−c線断面図である。(a)におい
て、ボックス上部51は上部開口51cの縁51p,5
1qを折返した形状である。詳しくは、ボックス上部5
1は、底部51bを有する前半部51Aの縁51pを、
(b)のように外方に折返した外方折返し部とし、下部
開口51dを有する後半部51Bの縁51qを、(c)
のように内方に折返した内方折返し部としたものであ
る。外方・内方折返し部(縁)51p,51qの上面
は、(a),(b)のようにシール面51rであり、こ
のシール面51rから上方へパッキンガイド部51sを
上部開口51cの縁に沿って延ばしたものである。但
し、(a)においてCの範囲はパッキンガイド部51s
がない。シール面51rは、上記図6に示すパッキン部
57bが当ってシールするものである。上部開口51c
の縁を折返したので、縁廻りの剛性は大きい。このた
め、シール面51rの変形を極力抑制することができ、
シール効果は大きい。
【0042】図23(a)〜(d)は本発明に係るボッ
クス上部の下部合せ面廻りの構成図であり、(a)はボ
ックス上部の概略平面図、(b)は(a)のb−b線断
面図、(c)はaのc−c線断面図、(d)はaのd−
d線断面図である。(a)において、ボックス上部51
は下部開口51dの縁のほぼ全周にわたって、すなわ
ち、図16に示す下部合せ面51nに下方へ延びるシー
ル用突条51tを形成したものである。但し、2つのフ
ランジ51u,51uの位置にはシール用突条51tが
ない。(b)はシール用突条51tの断面形状を示す。
(c)は下部開口51dの縁折り部の下端をシール用突
条51tとした断面形状を示す。(d)はフランジ51
uの断面形状を示す。
【0043】図24(a)〜(d)は本発明に係るボッ
クス下部の上部合せ面廻りの構成図であり、(a)はボ
ックス下部の概略平面図、(b)は(a)のb−b線断
面図、(c)はaのc−c線断面図、(d)はaのd−
d線断面図である。(a)において、ボックス下部52
は上部開口52eの縁のほぼ全周にわたって、すなわ
ち、図16に示す上部合せ面52gに下方へ延びるシー
ル用溝52iを形成したものである。但し、2つのフラ
ンジ52j,52jの位置にはシール用溝52iがな
い。また、シール用溝52iはボックス下部52の後部
を広幅溝部52kとしたものである(図11参照)。
(b)及び(c)はシール用溝52iの断面形状を示
す。(d)はフランジ52jの断面形状を示す。
【0044】図25は図24の25−25線図であり、
ボックス下部52の上部合せ面52g廻りの正面姿を示
す。ボックス下部52の上部合せ面52gは段差形状で
あり、この段差形状に合せてシール用溝52iも段差状
に形成したものである。
【0045】図26は図24の26矢視線方向の部分斜
視図であり、ボックス下部52の前右隅(前部右側部。
方向は運転者を基準とする。)のシール用溝52iが段
差状に連なった状態を示す。シール用溝52iは前後に
延びる細長い溝部であり、この溝部は前右隅において車
幅方向中央CLへ向って延びる広幅の広幅溝部52mに
連なり、この広幅溝部52mは下方へ延びる先細りのテ
ーパ溝部52nに連なり、このテーパ溝部52nは下端
から車幅方向中央CLへ延びる狭幅溝部52pに連な
る。テーパ溝部52nを下方へ延びる先細りのテーパ形
状としたので、ボックス下部52を成形するための2つ
の型を上下に容易に分離することができる。従って、ボ
ックス下部52の成形は容易である。
【0046】なお、ボックス下部52の上部合せ面52
gは前左隅も段差形状であり、この段差形状に合せてシ
ール用溝52iは前左隅も段差状である。すなわち、シ
ール用溝52iは前左隅の溝形状が上記前右隅の溝形状
と同様であり、広幅溝部52mとテーパ溝部52nと狭
幅溝部52pとを備えたものであり、説明を省略する。
また、当然のことながら、ボックス上部51の下部合せ
面51nに形成したシール用突条51tは、シール用溝
52iと対応した形状である。
【0047】以上の説明から明らかなように、ボックス
上部51の下部合せ面51nとボックス下部52の上部
合せ面52gとを重ね合わせた場合に、シール用突条5
1tとシール用溝52iとが嵌合することにより、例え
ば図16〜図19に示すようなラビリンス構造を構成す
る。このため、パッキン等の別部材を用いることなく合
せ面間のシールをすることができ、コストを低減でき
る。また、段差状である合せ面間をラビリンス構造でシ
ールするので、複雑な形状の合せ面のシール性能が高
い。さらに図18に示すように、リヤフェンダ45の上
部フランジ45aの上下面においても、合せ面をラビリ
ンス構造でシールするのでシール性能が高い。
【0048】次に、バッテリボックス取付構造について
説明する。一旦、図16に戻って説明すると、バッテリ
取付部52fは、右側方に開けた開口52hを使用し
て、後述するバッテリボックスを取付けるものである。
【0049】図27は本発明に係るバッテリボックス取
付構造の断面図であり、ボックス下部52にバッテリボ
ックス87を取付けた正面視の断面構造を示す。バッテ
リボックス87は車幅方向中央CLに向って開放したボ
ックスであり、このボックスは側部上部から上方へ延び
たフランジ87aを第1ボックス取付部75にボルト止
めし、開放端下部から横向きに開いた嵌合溝87bを開
口52hの縁に差込んだものである。バッテリボックス
87の幅寸法は、収納したバッテリ88の一部がボック
ス下部52の側壁52qからバッテリ取付部52f内へ
入り込むような大きさに設定したものである。このた
め、バッテリボックス87はボックス下部52の側壁5
2qからの突出寸法が小さいので、スクータ全体が小型
になる。
【0050】図に示すように、バッテリ取付部52fと
バッテリ88との間には上方に開放した空間Sが有り、
この空間Sに嵌め込み構造のバッテリカバー89を取付
けたものである。詳しくは、バッテリカバー89は、バ
ッテリ取付部52fに上方から嵌め込んでボックス下部
52にボルト91Aにて取付けることにより、バッテリ
88が抜出ないようにバッテリ取付部52f内を覆った
構造である。そして、バッテリカバー89は上方に開放
した収納凹部89aを形成したものであり、この収納凹
部89aは工具類などを収納する凹部である。なお、バ
ッテリボックス87の底板87cとバッテリ88との
間、及び、バッテリ88の上面とバッテリカバー89と
の間に、それぞれゴム等のクッション材92,92を介
在させることにより、バッテリ88が上下方向に振動す
ることを防止した。
【0051】図28は本発明に係るバッテリボックス取
付構造の分解斜視図である。バッテリボックス87はL
字状ブラケット93及び平面視T字状のバンド94で堅
固に取付けるものである。詳しくは、L字状ブラケット
93はバッテリボックス87の下部コーナを支えるよう
に、縦板部93aとフランジ87aとを重ねて第1ボッ
クス取付ブラケット75にボルト91B,91Bにて取
付け、横板部93bの先端とバンド94の中央とを重ね
てバッテリ取付部52fの底部52rにボルト91Cに
て取付けるものである。バンド94はバッテリボックス
87の開放端を支えるように、バッテリボックス87の
アーム87d,87dを重ねて、バッテリ取付部52f
の底部52rにボルト91D,91Dにて取付けると共
に、T字の3つの先端部をボックス下部52の底部52
aにボルト91E,91Eにて取付けるものである。
【0052】図29は本発明に係るバッテリボックスの
側面図であり、バッテリ取付部52fを断面するととも
に、バッテリカバー89を外した姿を示す。バッテリボ
ックス87は、スタータマグネットスイッチ95を収納
する前室87eと、バッテリ88を収納する中央室(バ
ッテリ収納室)87fと、ハーネスを通す後室87gと
を前後方向に形成したものである。図中、87h,87
iは外部からハーネスを通すための通し孔である。
【0053】図30は本発明に係るバッテリボックスの
平面図であり、バッテリボックス87の要部を断面した
姿を示す。バッテリ88は上面の前後端にハーネス9
6,96を接続したものである。図中、97はレギュレ
ートアクチファイヤである。
【0054】次に、バッテリ88を交換する手順を図2
7に基づき説明する。先ず、バッテリカバー89を取外
して、バッテリ88をバッテリ取付部52f内に引出
す。その後、バッテリ88を傾けてバッテリ取付部52
fの上方から矢印のように取り出す。新たなバッテリ
88を装着するには、前記取外し手順と逆手順で装着す
る。
【0055】なお、上記実施の形態において、シート1
6はダブルシートと称する細長いシートで説明したが、
一人乗り用シートに本発明を適用してもよいことは勿論
である。
【0056】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ヘルメットなどの物品を収納するた
めの収納ボックスの上部開口を開閉可能なシートで塞い
だスクータ型車両において、収納ボックスを、前半部に
のみ底部を備えシートのほぼ全長にわたって延びたボッ
クス上部と、ボックス上部の後半部にこれの下部開口を
覆うように結合した有底のボックス下部とで構成し、ボ
ックス上部の前半部の側壁を上広がりの傾斜壁とし、ま
た、ボックス上部の後半部の側壁を下広がりの傾斜壁と
したことを特徴とする。
【0057】ボックス上部は、底部を備えた前半部の側
壁が上広がりの傾斜壁であり、下部開口を備えた後半部
の側壁が下広がりの傾斜壁である。このため、前半部の
上部開口の幅を、シートの前半部の幅に沿った最大限の
大きさにすることができる。また、後半部の上部開口の
幅を、シートの後半部の幅に沿った最大限の大きさにす
ることができるとともに、後半部の下部の幅を上部開口
の幅よりも大きくすることができる。さらに、有底のボ
ックス下部はシート幅の制約がないので、ボックス上部
の後半部における下部の幅に合せて大きくすることがで
きる。従って、収納ボックスに、シートのほぼ全長に見
合うだけの長尺の収納空間を確保しつつ、この収納空間
の後半部を深くて広幅の大型の空間部にして、ヘルメッ
トなどの大きい物品を収納することができる。特に、シ
ートをダブルシートとした場合には、より一層長尺の収
納空間を容易に確保することができる。しかも、ボック
ス上部の側壁の傾斜(傾斜方向)を、下部開口の位置に
応じて変えたので、成形用型を上下に容易に分割するこ
とができ、この結果、ボックス上部の成形は容易であ
る。また、ボックス上部の上部開口の幅をシートの幅に
沿った最大限の大きさにすることができるので、シート
で上部開口を塞いだ際に、この上部開口の縁廻りでシー
トを安定して支持できる。このように、容易に成形する
ことができ、大きな収納空間を容易に確保することがで
き、シートを安定して支持できる、収納ボックスを提供
することができる。さらに、収納ボックスを成形寸法精
度の高い射出成型用の型で成形することができるので、
収納ボックスの寸法精度が高まる。
【0058】請求項2は、ボックス上部とボックス下部
との間にリヤフェンダの一端を挟むことで、リヤフェン
ダを収納ボックスに取付けたことを特徴とする。
【0059】収納ボックスがリヤフェンダ取付け部材を
兼ねるので、従来のようにリヤフェンダを取付けるため
に車体フレームを後方まで長く延ばす必要がない。この
ため、車体フレームは短くなるので軽量になる。また、
ボックス上部とボックス下部との間にリヤフェンダの一
端を挟むので、リヤフェンダを収納ボックスに簡単に、
しかも、確実に取付けることができる。
【0060】請求項3は、上部開口の縁の前半部を外方
に折返し、上部開口の縁の後半部を内方に折返した形状
であることを特徴とする。
【0061】ボックス上部は、底部を有する前半部の位
置において上部開口の縁を外方に折返し、下部開口を有
する後半部の位置において上部開口の縁を内方に折返し
た構造である。このため、上部開口に縁折り部分がある
にもかかわらず、ボックス上部を成形するための2つの
型を容易に分離することができる。従って、ボックス上
部の成形は容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型車両の側面図
【図2】本発明に係るスクータ型車両のシートと収納ボ
ックスと連動解錠機構とを示す斜視図
【図3】本発明に係るシートの底面図並びに収納ボック
スの平面図
【図4】本発明に係るシートヒンジの分解斜視図
【図5】本発明に係るシートの全開状態を示す図
【図6】本発明に係るシート用パッキンの断面図
【図7】本発明に係る車体フレームの側面図
【図8】本発明に係る車体フレームの平面図
【図9】本発明に係る収納ボックスの車幅中央断面図
【図10】本発明に係る収納ボックスの分解図
【図11】本発明に係る収納ボックスのリヤフェンダ取
付構造の分解斜視図
【図12】本発明に係る収納ボックスの平面図
【図13】図12の13−13線断面図
【図14】図12の14−14線断面図
【図15】図12の15−15線断面図
【図16】図12の16−16線断面図
【図17】図12の17−17線断面図
【図18】図12の18−18線断面図
【図19】図12の19−19線断面図
【図20】図12の20−20線断面図
【図21】図12の21−21線断面図
【図22】本発明に係るボックス上部の上部開口廻りの
構成図
【図23】本発明に係るボックス上部の下部合せ面廻り
の構成図
【図24】本発明に係るボックス下部の上部合せ面廻り
の構成図
【図25】図24の25−25線図
【図26】図24の26矢視線方向の部分斜視図
【図27】本発明に係るバッテリボックス取付構造の断
面図
【図28】本発明に係るバッテリボックス取付構造の分
解斜視図
【図29】本発明に係るバッテリボックスの側面図
【図30】本発明に係るバッテリボックスの平面図
【符号の説明】
1…スクータ型車両、16…シート、45…リヤフェン
ダ、45a…上部フランジ、50…収納ボックス、51
…ボックス上部、51A…前半部、51B…後半部、5
1b…底部、51c…上部開口、51i…側壁、51n
…下部合せ面、51p,51q…上部開口の縁(外方折
返し部及び内方折返し部)、52…ボックス下部、52
a…底部、52e…上部開口、52g…上部合せ面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメットなどの物品を収納するための
    収納ボックスの上部開口を開閉可能なシートで塞いだス
    クータ型車両において、前記収納ボックスを、前半部に
    のみ底部を備え前記シートのほぼ全長にわたって延びた
    ボックス上部と、このボックス上部の後半部にこれの下
    部開口を覆うように結合した有底のボックス下部とで構
    成し、前記ボックス上部の前半部の側壁を上広がりの傾
    斜壁とし、また、前記ボックス上部の後半部の側壁を下
    広がりの傾斜壁としたことを特徴とするスクータ型車両
    の物品収納構造。
  2. 【請求項2】 前記ボックス上部と前記ボックス下部と
    の間にリヤフェンダの一端を挟むことで、リヤフェンダ
    を前記収納ボックスに取付けたことを特徴とする請求項
    1記載のスクータ型車両の物品収納構造。
  3. 【請求項3】 前記上部開口の縁は、前半部を外方に折
    返し、後半部を内方に折返した形状であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両の物品
    収納構造。
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