JP3751072B2 - スクータ型車両におけるリヤカバー取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体後部をリヤカバーで覆ったスクータ型車両に関し、特にそのリヤカバー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるリヤカバー取付構造は、例えば特公平7−88185号公報により公知である。このものは、シートの下方に配置した左右一対のメインフレームの後端よりも前方位置から後上方に向けて荷受けフレームを延出させ、この荷受けフレームの上部に大型の物品収納箱を支持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来ものは、荷受けフレームがメインフレームの後端よりも前方位置から後上方に向けて延びているので、リヤカバーを大型化して車体後下方に長く延ばそうとすると、荷受けフレームが長大になって剛性が低下してしまい、剛性を高めようとして補強を行うと重量が増加する問題がある。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、シートの後端から車体後下方に長く延びるリヤカバーを強固に支持することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載されたスクータ型車両におけるリヤカバー取付構造は、車体後部をリヤカバーで覆い、そのリヤカバーの内部にシートにより開閉さ れる物入れを設けたスクータ型車両において、シートの下方に配置した左右一対のメインフレームの後端からサブフレームを後下方に延出させ、シートの下部側方から後輪の上部を覆って後方に延びるリヤカバーの後部を、前記サブフレームの後端に支持し、前記物入れの開口と、その開口に沿うリヤカバー上縁の開口の前後方向中間部とを車両側面視で上方に凸に各々湾曲させると共に、その湾曲形状に対応してシートの底板を車両側面視で上方に凹に湾曲させたことを特徴とする。
【0006】
また請求項2に記載されたスクータ型車両におけるリヤカバー取付構造は、車体後部をリヤカバーで覆ったスクータ型車両において、シートの下方に配置した左右一対のメインフレームの後端からサブフレームを後下方に延出させると共に、それらメインフレーム及びサブフレームを補強フレームで相互に接続し、シートの下部側方から後輪の上部を覆って後方に延びるリヤカバーの後部を、前記サブフレームの後端に支持し、リヤカバーの内部で後輪の上部を覆うインナーフェンダーを前記補強フレームにより支持したことを特徴とする。
【0007】
また請求項3に記載されたスクータ型車両におけるリヤカバー取付構造は、車体後部をリヤカバーで覆ったスクータ型車両において、シートの下方に配置した左右一対のメインフレームの後端からサブフレームを後下方に延出させ、シートの下部側方から後輪の上部を覆って後方に延びるリヤカバーの後部を、前記サブフレームの後端に支持し、前記リヤカバーの後部下縁にリヤガーニッシュを設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図12は本発明の一実施例を示すもので、図1はスクータ型自動二輪車の全体側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図2においてリヤカバーを取り外した状態を示す図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図4の要部拡大図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図5の7−7線断面図、図8は図2の8−8線拡大断面図、図9は図2の9−9線拡大断面図、図10はリヤカバーの正面図、図11は図10の11A−11A線、11B−11B線及び11C−11C線断面図、図12はリヤカバーの後面図である。
【0009】
図1に示すように、スクータ型自動二輪車Vの骨格を構成する鋼管溶接製フレームFは、ヘッドパイプ1と、ヘッドパイプ1にガセット2,2を介して結合されて車体後下方に延びるダウンチューブ3と、ダウンチューブ3の下端近傍から左右に分岐して車体後上方に延び、後端においてU字状に湾曲して一体に連なる左右のメインフレーム4,4とを備える。左右のメインフレーム4,4の前部とダウンチューブ3の下端とは一対の補強パイプ5,5により連結され、また左右のメインフレーム4,4の前後方向中間部及び後部はそれぞれ車体左右方向に延びる第1クロスメンバ6及び第2クロスメンバ7により連結される。
【0010】
フレームFに支持された合成樹脂製のボディBは、ヘッドパイプ1の前面を覆うレッグシールドフロント部材8と、レッグシールドフロント部材8の後面に結合されてヘッドパイプ1の後面を覆うレッグシールドリヤ部材9と、レッグシールドリヤ部材9の下端に連なるステップフロア10と、レッグシールドフロント部材8の下端に連なってステップフロア10の下面を覆うアンダーカバー11と、車体後部を覆うリヤカバー12と、リヤカバー12の左右前部からステップフロア10及びアンダーカバー11の後端に連なる左右のサイドカバー13,13とから構成される。
【0011】
ヘッドパイプ1に回転自在に支持されたフロントフォーク14の下端に、上部をフロントフェンダー15により覆われた前輪Wfが軸支される。レッグシールドフロント部材8及びレッグシールドリヤ部材9の上端開口部を覆うアッパーパネル16から上方に延出するハンドルポスト17の上面に、バーハンドル18の左右方向中央部が結合される。ハンドルポスト17にはヘッドライト19及びスピードメータ20が支持され、またヘッドパイプ1の右側面にはイグニッションスイッチを一体に有するハンドルロック装置21が支持される。
【0012】
後端に後輪Wrを軸支したパワーユニットPの前端が第1クロスメンバ6に上下揺動自在に支持されており、このパワーユニットPと第2クロスメンバ7とがリヤクッション22により接続される。リヤカバー12の上面にライダーが座乗するシート23が設けられる。
【0013】
次に、自動二輪車Vの車体後部のフレーム構造について説明する。
【0014】
図2〜図5に示すように、シート23の下部に沿って延びる左右のメインフレーム4,4の後部は相互に接近するように湾曲しており、相対向する端部が連結部材25を介して一体に溶接される。メインフレーム4,4の後端に溶接された取付ブラケット26にサブフレーム27の前端が接続される。サブフレーム27は左右一対のパイプ部材28L ,28R を備えており、それらパイプ部材28L ,28R はその後部に第1連結部材29及び第2連結部材30を溶接することにより一体に接続される。左右のパイプ部材28L ,28R の前端は偏平に潰されており、その偏平部が左右それぞれ2本のボルト31…で前記取付ブラケット26に結合される。
【0015】
サブフレーム27は、後上方に延びるメインフレーム4,4の後端から後下方に延びており、その前後方向中間部とメインフレーム4,4とが左右一対の補強フレーム32L ,32R により接続される。後端が左側のパイプ部材28L に溶接されて前端が左側のメインフレーム4にボルト33で結合された左側の補強フレーム32L は、後端が右側のパイプ部材28R に溶接されて前端が右側のメインフレーム4にボルト33で溶接された右側の補強フレーム32R よりも短く形成されており、従って左側の補強フレーム32L の前端は右側の補強フレーム32R の前端よりも車体後方に位置している。
【0016】
図3に示すように、後輪Wrの上部を覆うインナーフェンダー34が、サブフレーム27の左右の補強フレーム32L ,32R の内部に嵌合するように取り付けられる。インナーフェンダー34は、その中央部上面に立設した取付ブラケット35を前記メインフレーム4,4の連結部材25にボルト36で固定され(図3、図5及び図6参照)、また左右後部は一対の舌片37,37を介してサブフレーム27の左右のパイプ部材28L ,28R に溶接により固定される(図3〜図5参照)。インナーフェンダー34の前部右側の上面にはオイルタンク38が支持され、前部中央の上面に一体に形成したボックス状のバッテリ収納部341 にはバッテリ39が支持される。
【0017】
後輪Wrがはね上げた小石等はインナーフェンダー34により遮られるため、前記オイルタンク38やバッテリ39が効果的に保護され。また左右一対の補強フレーム32L ,32R によってサブフレーム27の剛性を高めることができ、しかも車体側方に対してオイルタンク38やバッテリ39等の搭載物を保護することができる。更にインナーフェンダー34をサブフレーム27に結合したことにより、インナーフェンダー34及びサブフレーム27の剛性を相互に高め合うことができる。
【0018】
次に、メインフレーム4,4及びサブフレーム27を覆うリヤカバー12の構造について説明する。
【0019】
図10に示すように、リヤカバー12は車体中心面を挟んでリヤカバー左半体12L 及びリヤカバー右半体12R に2分割される。リヤカバー12の上面には後述する物入れ40を装着する開口41が形成される。リヤカバー左半体12L 及びリヤカバー右半体12R の前側の結合部は、隙間や段差の発生を防止すべく相互に重ね合わされる。即ち、図11(A)に示すように、その結合部の一部はリヤカバー右半体12R に形成した段部121 の前面にリヤカバー左半体12L が重ね合わされる。また図11(B)に示すように、その結合部の一部はリヤカバー右半体12R に形成した取付ブラケット122 とリヤカバー左半体12L に形成した取付ブラケット123 とを重ね合わせ、両取付ブラケット122 ,123 にピン42を挿通することにより結合される。また図11(C)に示すように、その結合部の一部はリヤカバー左半体12L に形成した段部124 の後面にリヤカバー右半体12R を重ね合わせ、リヤカバー右半体12R に形成した突起125 を前記段部124 の孔に嵌合させることにより結合される。
【0020】
図12に示すように、リヤカバー左半体12L 及びリヤカバー右半体12R の後側の結合部は、開口41の後端から後方に向かってフレーム取付孔43、ルーバー取付孔44及びテールランプ取付座45が順次形成される。テールランプ取付座45の後方において、リヤカバー左半体12L に突設した段部126 の後面にリヤカバー右半体12R が重ね合わされ、且つリヤカバー右半体12R に形成した突起127 が前記段部126 の孔に嵌合することにより、両半体12L ,12R が位置決めされる。テールランプ取付座45の中央にはワイヤーハーネスを挿通する通孔451 が形成され、その外周に3個のテールランプ取付孔452 ,453 ,454 が形成される。更にテールランプ取付座45の左右両側に2個のブラケット取付孔128 ,129 が形成される。
【0021】
図5及び図6から明らかなように、リヤカバー12の前記フレーム取付孔43はリヤカバー左半体12L 及びリヤカバー右半体12R を重ね合わせた部分に形成されており、そのフレーム取付孔43に上方から挿通したボルト46が取付ブラケット26の下面に溶接したナット47に螺入される。またリヤカバー4のルーバー取付孔44に下方から嵌合するルーバー48が2本のクリップ49,49により固定される。
【0022】
図3〜図5から明らかなように、サブフレーム27の第1連結部材29の上面に板状のテールランプ取付ブラケット50が重ね合わされ、更にその上面に重ね合わされたリヤカバー12と一体に共締めされる。即ち、リヤカバー12に形成した前記2個のブラケット取付孔128 ,129 (図12参照)に上方から挿入された2本のボルト51,51がテールランプ取付ブラケット50及び第1連結部材29を貫通して該第1連結部材29の下面に溶接したナット52,52に螺入される。
【0023】
図5及び図7から明らかなように、テールランプ53の下部に一体に設けた取付ステー54の下面に3個のゴムブッシュ55…が装着される。3個のゴムブッシュ55…を上方から貫通する3本のボルト56…が、リヤカバー12のテールランプ取付座45に形成した3個のテールランプ取付孔452 ,453 ,454 (図12参照)と、テールランプ取付ブラケット50とを貫通してナット57…に螺入される。これにより取付ステー54及びリヤカバー12がテールランプ取付ブラケット50に共締めされる。
【0024】
図2及び図5に示すように、リヤカバー12の後部下縁に沿ってリヤガーニッシュ58が装着される。リヤガーニッシュ58は平面視で略U字状の部材であって、水平方向に延びる分割面を介してリヤガーニッシュ下半体58L とリヤガーニッシュ上半体58U とに2分割されており、そのリヤガーニッシュ下半体58L は左右2ヵ所及び後部1ヵ所でリヤカバー12に固定される。
【0025】
即ち、図2及び図8から明らかなように、リヤカバー左半体12L 及びリヤカバー右半体12R に下縁に突設した取付座1210,1210に予めナット59,59を装着しておき、リヤガーニッシュ下半体58L に予め装着したゴムブッシュ60,60を下方から貫通するボルト61,61を前記ナット59,59に螺入することにより、リヤガーニッシュ下半体58L の左右両側部がリヤカバー12に固定される。また、図5及び図12から明らかなように、サブフレーム27の第2連結部材30の後面にリヤカバー12及びリヤガーニッシュ下半体58L を重ね合わせ、後方から挿入した2本のボルト62,62をナット63,63に螺入することにより、前記第2連結部材30にリヤカバー12及びリヤガーニッシュ下半体58L が共締めされる。このとき、リヤガーニッシュ下半体58L はゴムブッシュ64,64を介してボルト62,62に支持される。
【0026】
図2及び図9から明らかなように、リヤガーニッシュ上半体58U はリヤガーニッシュ下半体58L の上面に重ね合わされ、リヤガーニッシュ下半体58L に下方から挿通した8本のボルト65…をリヤガーニッシュ上半体58U に埋設した8個のナット66…に螺入することより固定される。而して、リヤカバー12の後部下縁に沿ってリヤガーニッシュ58を装着したことにより、リヤカバー12を補強して車体後方に対してのバンパー機能を発揮させることができる。
【0027】
而して、前記リヤカバー12はシート23の後端から滑らかに下降しながら後輪Wrの後方まで延びているため、その整流効果によって空気抵抗を軽減することができるばかりか、後輪Wrの泥はねによる車体の汚れを効果的に防止することができる。またメインフレーム4,4の後端から後下方に延びるようにサブフレーム27を支持し、メインフレーム4,4及びサブフレーム27を覆うリヤカバー12の後端を該サブフレーム27の後端に固定したので、最小限の寸法のサブフレーム27で車体後下方に延出する大型のリヤカバー12を軽量且つ強固に支持することができる。しかも、メインフレーム4,4に対してサブフレーム27を別部材で構成したのでメインフレーム4,4が小型化され、大型のリヤカバー12を持ながら従来の組立ラインでの組み立てが可能である。
【0028】
図2及び図4に示すように、物入れ40はその周縁部をリヤカバー12の開口41(図10及び図12参照)に嵌合させた状態で、該リヤカバー12の内部に収納される。物入れ40の前部には上下方向寸法が深く形成されたヘルメット収納部401 が設けられており、そこにはヘルメットH等の物品を収納することができる。ヘルメット収納部401 の後側には平坦な上面を有する隆起部402 が連設される。ヘルメット収納部401 の前端が、第1クロスメンバ6に固定したブラケット67に2本のボルト68,68で固定される。また隆起部40 2 の前端が、第2クロスメンバ7に固定したブラケット69に2本のボルト70,70で固定される。
【0029】
ヘルメット収納部401 の底板にはエンジンの点火プラグをメンテナンスするためのリッド71が開閉自在に設けられる。また隆起部402 の上面にはバッテリ39をメンテナンスするためのリッド72が開閉自在に設けられるとともにオイルタンク38のキャップ381 が露出する。バッテリ39をメンテナンスするためのリッド72を物入れ40の上端と略等しい高さの隆起部402 に設けたので、リッド72を物入れ40の底部に設ける場合に比べて該リッド72の開閉が容易であるばかりか、その下方にバッテリ39を配置するスペースを充分に確保することができ、しかも物入れ40と隆起部402 との一体感が増して外観を向上させることができる。
【0030】
図4から明らかなように、リヤカバー12の開口41を覆うシート23は、その前端部がヒンジ73を介してリヤカバー12に開閉自在に枢支される。シート23によって覆われる物入れ40の開口と、該開口に沿うリヤカバー12上縁の開口41の前後方向中間部とは、車両側面視で上向きに凸に各々湾曲しており、その湾曲形状に対応してシート23の底板も前記開口41の湾曲に沿って車両側面視で上方に凹に湾曲している。これにより、シート23の前後方向中間部の上下方向厚さが減少して軽量化が可能となるため、僅かな力でシート23を開閉することができる。またシート23の後端を押し下げて図示せぬロック機構でロックするとき、シート23の前後方向中間部が上下方向に撓んで前記開口41に密着するため、前記ロック操作が容易になる。
【0031】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0032】
例えば、実施例ではサブフレーム27を主としてパイプ部材28L ,28R から構成したが、それを鋼板プレス製品やアルミダイキャスト製品から構成することも可能である。また実施例ではサブフレーム27のパイプ部材28L ,28R に対して補強フレーム32L ,32R を溶接しているが、それらをボルト等で結合することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜3の各発明によれば、シートの下方に配置した左右一対のメインフレームの後端からサブフレームを後下方に延出させ、シートの下部側方から後輪の上部を覆って後方に延びるリヤカバーの後部を、前記サブフレームに後端に支持したので、後方への泥はね防止効果や空気の整流効果が高い大型のリヤカバーであっても、最小限の寸法のサブフレームにより強固に支持することが可能となる。しかも、メインフレームに対してサブフレームが別部材で構成されているために組立ラインのスペースが従来並で済むだけでなく、車体側方や車体後方から衝撃をサブフレームで吸収してメインフレームへの影響を軽減することができる。
【0034】
また特に請求項1の発明によれば、リヤカバーの内部に設けられてシートにより開閉される物入れの開口と、その開口に沿うリヤカバー上縁の開口の前後方向中間部とを車両側面視で上方に凸に各々湾曲させると共に、その湾曲形状に対応してシートの底板を車両側面視で上方に凹に湾曲させたので、物入れの容量が増加するのは勿論のこと、シートの前後方向中間部の上下方向厚さを薄くして重量を軽減し、開閉操作を容易にすることが可能となる。またシートを閉じるときに上下方向厚さが薄くなった前後方向中間部が上下方向に撓んで物入れの開口に対するシートの密着性が高まり、シートが閉じ易くなると共にロック操作が容易になる。
【0035】
また特に請求項2の発明によれば、メインフレーム及びサブフレームを補強フレームで相互に接続し、リヤカバーの内部で後輪の上部を覆うインナーフェンダーを前記補強フレームにより支持したので、サブフレームの支持剛性が高まるだけでなく、インナーフェンダーによって後輪が跳ね上がる小石等からリヤカバーの内部の搭載物を保護することができる。
【0036】
また特に請求項3の発明によれば、リヤカバーの後部下縁にリヤガーニッシュを設けたので、車体後方に対するバンパー機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スクータ型自動二輪車の全体側面図
【図2】 図1の2方向矢視図
【図3】 図2においてリヤカバーを取り外した状態を示す図
【図4】 図2の4−4線断面図
【図5】 図4の要部拡大図
【図6】 図5の6−6線断面図
【図7】 図5の7−7線断面図
【図8】 図2の8−8線拡大断面図
【図9】 図2の9−9線拡大断面図
【図10】 リヤカバーの正面図
【図11】 図10の11A−11A線、11B−11B線及び11C−11C線断面図
【図12】 リヤカバーの後面図
【符号の説明】
4 メインフレーム
12 リヤカバー
23 シート
27 サブフレーム
40 物入れ
32L 補強フレーム
32R 補強フレーム
34 インナーフェンダー
41 リヤカバーの開口
58 リヤガーニッシュ
Wr 後輪
Claims (3)
- 車体後部をリヤカバー(12)で覆い、そのリヤカバー(12)の内部にシート(23)により開閉される物入れ(40)を設けたスクータ型車両において、 シート(23)の下方に配置した左右一対のメインフレーム(4)の後端からサブフレーム(27)を後下方に延出させ、シート(23)の下部側方から後輪(Wr)の上部を覆って後方に延びるリヤカバー(12)の後部を、前記サブフレーム(27)の後端に支持し、前記物入れ(40)の開口と、その開口に沿うリヤカバー(12)上縁の開口(41)の前後方向中間部とを車両側面視で上方に凸に各々湾曲させると共に、その湾曲形状に対応してシート(23)の底板を車両側面視で上方に凹に湾曲させたことを特徴とする、スクータ型車両におけるリヤカバー取付構造。
- 車体後部をリヤカバー(12)で覆ったスクータ型車両において、
シート(23)の下方に配置した左右一対のメインフレーム(4)の後端からサブフレーム(27)を後下方に延出させると共に、それらメインフレーム(4)及びサブフレーム(27)を補強フレーム(32L ,32R )で相互に接続し、シート(23)の下部側方から後輪(Wr)の上部を覆って後方に延びるリヤカバー(12)の後部を、前記サブフレーム(27)の後端に支持し、リヤカバー(12)の内部で後輪(Wr)の上部を覆うインナーフェンダー(34)を前記補強フレーム(32L ,32R )により支持したことを特徴とする、スクータ型車両におけるリヤカバー取付構造。 - 車体後部をリヤカバー(12)で覆ったスクータ型車両において、
シート(23)の下方に配置した左右一対のメインフレーム(4)の後端からサブフレーム(27)を後下方に延出させ、シート(23)の下部側方から後輪(Wr)の上部を覆って後方に延びるリヤカバー(12)の後部を、前記サブフレーム(27)の後端に支持し、前記リヤカバー(12)の後部下縁にリヤガーニッシュ(58)を設けたことを特徴とする、スクータ型車両におけるリヤカバー取付構造。
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