JP3205322B2 - スクータ形自動二輪車における車体フレーム構造 - Google Patents

スクータ形自動二輪車における車体フレーム構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクータ形自動二輪
車における車体フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ形の自動二輪車には、従来、次
のように構成されたものがある。
【0003】即ち、車体フレームが、その前上端部を構
成するヘッドパイプと、このヘッドパイプから後下方に
向って延出する前部フレームと、この前部フレームの延
出端から後方にほぼ水平に延出する水平部フレームとを
備え、この水平部フレーム上にフートレストフロアが載
置されて締結されている。
【0004】また、上記水平部フレームをその下方から
覆うアンダーカバーが設けられ、このアンダーカバーを
上記水平部フレームに取り付けるために、車体フレーム
は、水平部フレームに別途に固着されるブラケットを備
えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の技術では、自動二輪車の車体フレームはヘッドパイ
プ、前部フレーム、および水平部フレームが互いに個別
に成形されていて互いに溶接により組み付けられてお
り、このため、上記車体フレームの部品点数が多いこと
から、この車体フレームの構成が複雑になっている。
【0006】一方、上記水平部フレームには、フートレ
ストフロア側から乗員等により大きい負荷が与えられ
る。そこで、上記水平部フレームに、より大きい強度を
確保させることが考えられるが、単にこのようにする
と、この水平部フレームが大形となって車体における余
剰空間が狭められ、もって、車両構成部品の配設の自由
度が低下させられるおそれを生じる。
【0007】また、従来では、上記水平部フレームにア
ンダーカバーを取り付けるために、車体フレームが別途
のブラケットを備えており、このため、車体フレームの
部品点数が増えて、その構成が更に複雑になっている。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、自動二輪車における車体フレームの
構成を簡単にさせるようにし、かつ、この車体フレーム
を構成する水平部フレームの強度を簡単な構成で向上さ
せるようにし、更に、このようにした場合でも、車両構
成部品の配設の自由度が良好に保たれるようにすること
を目的とする。
【0009】また、上記水平部フレームにアンダーカバ
ーを取り付けるようにした場合に、この取り付けが簡単
な構成の車体フレームで達成されるようにすることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の特徴とするところは、次の如くである。
【0011】請求項1の発明は、車体フレーム2が、そ
の前上端部を構成するヘッドパイプ3と、このヘッドパ
イプ3から後下方に向って延出する前部フレーム4と、
この前部フレーム4の延出端から後方にほぼ水平に延出
する水平部フレーム5とを備え、この水平部フレーム5
上にフートレストフロア39を載置して締結したスク
ータ形自動二輪車において、
【0012】上記ヘッドパイプ3、前部フレーム4、お
よび水平部フレーム5を互いに一体成形し、
【0013】上記水平部フレーム5が、その各外側部を
構成して上下に延びる左右一対の縦壁5a,5aと、こ
れら各縦壁5aの下端部からそれぞれ内側方向にのみ
体的に延出する底部材5bと、上記各縦壁5aの上端部
からそれぞれ外側方に一体的に延出する外向きフランジ
5cとを備え、これら各外向きフランジ5c,5cに上
記フートレストフロア39を載置して締結し、
【0014】上記左右一対の縦壁5a,5aの内側で前
後方向に延在すると共に、上方に突出する補強部材5d
を備え、上記左右各縦壁5a,5aと補強部材5dとを
互いに連結し、
【0015】上記左右縦壁5a,5aの間の空間にバッ
テリ(車両構成部品)40を配設したものである
【0016】
【作 用】上記各発明による作用は次の如くである。
【0017】請求項1の発明は、車体フレーム2が、そ
の前上端部を構成するヘッドパイプ3と、このヘッドパ
イプ3から後下方に向って延出する前部フレーム4と、
この前部フレーム4の延出端から後方にほぼ水平に延出
する水平部フレーム5とを備え、この水平部フレーム5
上にフートレストフロア39を載置して締結したスク
ータ形自動二輪車において、
【0018】上記ヘッドパイプ3、前部フレーム4、お
よび水平部フレーム5を互いに一体成形してある。
【0019】このため、車体フレームが互いに個別のヘ
ッドパイプ、前部フレーム、および水平部フレームで組
み付けられていた従来の技術に比べて、上記車体フレー
ム2の部品点数を少なくさせることができる。
【0020】また、上記水平部フレーム5が、その各外
側部を構成して上下に延びる左右一対の縦壁5a,5a
と、これら各縦壁5aの下端部からそれぞれ内側方向に
のみ一体的に延出する底部材5bと、上記各縦壁5aの
上端部からそれぞれ外側方に一体的に延出する外向きフ
ランジ5cとを備え、これら各外向きフランジ5c,5
c上に上記フートレストフロア39を載置して締結して
ある。
【0021】このため、上記フートレストフロア39な
ど側からの水平部フレーム5に対する上下方向の負荷
は、上下に延びる上記各縦壁5a,5aによって主に支
持され、また、水平部フレーム5に対する左右方向の負
荷は、上記各縦壁5aの下、上端部から内、外側方に一
体的に延出する底部材5bと外向きフランジ5cとによ
って主に支持される。
【0022】よって、上記水平部フレーム5はこれに対
する各方向の負荷に対抗できて、その強度が向上する。
【0023】また、上記したように、各縦壁5aの下端
部からそれぞれ内側方向にのみ一体的に底部材5bを延
出させてあり、このため、上記した各縦壁5aと底部材
5bとを一体成形する際の型抜きを上下割とすることが
できて、上記成形が容易にできる。
【0024】また、上記左右一対の縦壁5a,5aの内
側で前後方向に延在すると共に、上方に突出する補強部
材5dを備え、上記左右各縦壁5a,5aと補強部材5
dとを互いに連結してある。
【0025】このため、上記水平部フレーム5の外形の
大型化を防ぎながら、この水平部フレーム5に与えられ
る上下方向の負荷に対し、強度を更に向上させることが
できる。
【0026】また、上記左右縦壁5a,5aの間の空間
にバッテリ(車両構成部品)40を配設してある。
【0027】このため、上下方向の大きい負荷に対する
上記水平部フレーム5の強度を向上させようとして、上
記各縦壁5aの上下方向の寸法を大きくし、もって、上
記水平部フレーム5の外形が全体的に大きくなるとして
も、上記左右縦壁5a,5aの間の空間は上記したよう
にバッテリ(車両構成部品)40の配設に有効利用され
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0029】図において、符号1はスクータ形の電動式
の自動二輪車で、図中矢印Frはその前方を示してい
る。
【0030】上記自動二輪車1の車体フレーム2は、ア
ンダーボーン形をなしており、この車体フレーム2は、
その前上端部を構成するヘッドパイプ3と、このヘッド
パイプ3から後下方に向って延出する前部フレーム4
と、この前部フレーム4の延出端から後方に向ってほぼ
水平に延出する水平部フレーム5と、この水平部フレー
ム5の延出端から一旦後上方に向って延びた後、後方に
ほぼ水平に延びる後部フレーム6とで構成され、これら
は樹脂材により一体成形されている。
【0031】また、上記前部フレーム4は、特に図1,
2で示すように、その側面視と平面視の少なくともいず
れか一方で、上記ヘッドパイプ3側から水平部フレーム
5側に向うに従い幅寸法が大きくなるよう形成されてい
る。
【0032】上記ヘッドパイプ3には操向軸8が操向自
在に支承され、この操向軸8の下端にステアリングナッ
クル9が取り付けられている。そして、このステアリン
グナックル9の下端には、互いに連結されたリンク10
と緩衝器11とを介して前輪12が支承されている。ま
た、上記操向軸8の上端にはハンドル13が取り付けら
れている。
【0033】17は動力ユニットで、この動力ユニット
17は交流の走行駆動電動機20と、動力伝達装置21
とで構成され、この動力伝達装置21の伝動ケース22
の前部左側面に上記電動機20のケーシング23が取り
付けられている。
【0034】一方、前記後部フレーム6の前後方向の中
途部下面には、板金製のブラケット25がボルト26に
よりねじ止めされている。そして、このブラケット25
に対し、前記伝動ケース22の前部とケーシング23の
各上面に突設された支持片27,27が枢支軸28によ
り枢支され、この枢支軸28回りに上記伝動ケース22
の後部が上下揺動自在とされている。また、上記伝動ケ
ース22の後部は前記後部フレーム6の後部に緩衝器2
9により支持され、かつ、同上伝動ケース22の後部左
側に後輪30が支承されている。
【0035】そして、上記電動機20の動力が伝動ケー
ス22内に設けられたベルト伝動手段(図示せず)によ
り後輪30に伝えられ、電動二輪車1の走行が可能とさ
れている。また、この際、車体が路面31から受ける衝
撃は上記緩衝器11,29によって吸収される。また、
32はリヤフェンダで、これは後部フレーム6の下面に
一体成形され、後輪30で跳ね上げられた泥等が電動機
20に向うことを防止する。
【0036】上記後部フレーム6上には収納箱33が設
けられている。この収納箱33も樹脂材で上記後部フレ
ーム6に一体成形されて、部品点数の増加が抑えられて
いる。この収納箱33はその上部に開口34を有し、同
上収納箱33上にシート35が支持されている。このシ
ート35の前端は上記収納箱33の上部前端に枢支ピン
36により枢支され、この枢支ピン36回りにシート3
5の後部が上下回動自在とされている。
【0037】そして、このシート35を図示するように
下方回動させれば、ライダーが着座可能となり、一方、
上方回動させれば、上記開口34が開放されて、上記収
納箱33に対しヘルメットなど物品の出し入れが可能と
なる。また、上記したようにシート35を下方回動させ
たとき、このシート35によって、上記開口34が閉じ
られるようになっており、この状態で、上記シート35
を収納箱33側にロックできるロック手段37が設けら
れている。
【0038】上記水平部フレーム5は、その各外側部を
構成して上下に延びる左右一対の縦壁5a,5aと、こ
れら各縦壁5aの下端部からそれぞれ内側方向にのみ
体的に延出すると共にその各延出端が互いに一体的に結
合された底部材5bと、上記各縦壁5aの上端部からそ
れぞれ外側方に一体的に延出する外向きフランジ5cと
を備えている。
【0039】上記水平部フレーム5上には、シート35
に着座したライダーが足を載せるための樹脂製のフート
レストフロア39が載置されている。より具体的には、
上記フートレストフロア39は、上記水平部フレーム5
の各外向きフランジ5c,5c上に跨るように載置され
て、ボルト56により締結されている。
【0040】上記左右縦壁5a,5aの間であって、上
記フートレストフロア39の下面側に沿った空間に、車
両構成部品であって、前記電動機20の電源となるバッ
テリ40が配設されている。
【0041】上記後部フレーム6の後端にはコントロー
ラ38が取り付けられ、このコントローラ38は、上記
バッテリ40から上記電動機20に供給される電流を調
整して、この電動機20の回転速度などを制御する。
【0042】上記バッテリ40は水平部フレーム5に対
し、次のように支持されている。
【0043】即ち、上記水平部フレーム5は、上記左右
一対の縦壁5a,5aの内側で前後方向に延在すると共
に、上記底部材5bから上方に向って一体的に突出する
補強部材5dを備え、もって、上記左右各縦壁5a,5
aと補強部材5dとが互いに連結されている。上記水平
部フレーム5の各縦壁5aと補強部材5dとの間には、
上方に向って開く開口43を有する凹部42が形成され
ている。上記フートレストフロア39の各側端部が上記
各外向きフランジ5c上に載置され、上記フートレスト
フロア39の各側端部が上記各外向きフランジ5cにボ
ルト56により着脱自在に締結されている。
【0044】上記バッテリ40は複数の単体40aで構
成され、これら各単体40aが上記各凹部42にそれぞ
れ挿抜自在に収納され、この際、各単体40aと各凹部
42の内面との間には発泡スチロール製の断熱、緩衝材
45がそれぞれ介設されている。上記各凹部42の各開
口43は上記フートレストフロア39によって閉じられ
ている
【0045】記の場合、フートレストフロア39はそ
の機能上、平面視で大きい面積を有しているものであ
る。このため、上記バッテリ40が大形であっても、こ
れは上記フートレストフロア39の下面側に沿って容易
に配設される。
【0046】また、上記したようにフートレストフロア
39は平面視で面積が広いものであるため、この実施例
では、このフートレストフロア39の下面側の空間を有
効に利用してバッテリ40を配設し、大形のバッテリ4
0を偏平にしてある
【0047】記の場合、水平部フレーム5とフートレ
ストフロア39との組み合せ体5,39は断面箱形とな
っており、このため、十分の強度を有する構造となって
いる。一方、上記前部フレーム4や後部フレーム6はそ
の各側面にリブ46が形成されて、これにより強度向上
が図られている。このようにして、全体的に軽くて高剛
性の車体フレーム2が得られることとなっている。ま
た、前記したように後部フレーム6に収納箱33を一体
化したことによっても、車体フレーム2の強度向上が図
られている。
【0048】図1において、上記フートレストフロア3
9に載せられたライダーの足を前方から覆うレッグシー
ルド49が設けられる。また、このレッグシールド49
は前記ヘッドパイプ3、前部フレーム4、および操向軸
8を覆っている。
【0049】図1と図4において、上記水平部フレーム
5の各底部材5bから下方に向ってボス部5eが一体的
に突出させられている。上記水平部フレーム5をその下
方から覆うアンダーカバー50が設けられ、このアンダ
ーカバー50は上記各ボス部5eにボルト58により着
脱自在に締結されて、水平部フレーム5に支持されてい
る。このため、上記水平部フレーム5に対するアンダー
カバー50の取り付けのために、車体フレーム2が別途
のブラケットを備える必要はなく、上記取り付けは簡単
な構成の車体フレーム2で達成される。上記アンダーカ
バー50の各側縁は水平部フレーム5の側面に沿い上方
に延びて、フートレストフロア39の側縁に形成された
凹溝59に嵌り込んでいる。図4において、51は水抜
き孔である。
【0050】図1と図2において、上記後部フレーム6
の前端下面には、メインスタンド52が設けられてい
る。このメインスタンド52は、ばねにより付勢されて
図中実線図示の上方回動姿勢と、仮想線図示の下方回動
姿勢のいずれかを選択できるようになっている。そし
て、上方回動姿勢にすれば、電動二輪車1の走行が可能
であり、下方回動姿勢にすれば、電動二輪車1を自立状
態に保持させることができる。
【0051】
【発明の効果】この発明による効果は、次の如くであ
る。
【0052】請求項1の発明は、車体フレームが、その
前上端部を構成するヘッドパイプと、このヘッドパイプ
から後下方に向って延出する前部フレームと、この前部
フレームの延出端から後方にほぼ水平に延出する水平部
フレームとを備え、この水平部フレーム上にフートレス
トフロアを載置して締結したスクータ形自動二輪車にお
いて、
【0053】上記ヘッドパイプ、前部フレーム、および
水平部フレームを互いに一体成形してある。
【0054】このため、車体フレームが互いに個別のヘ
ッドパイプ、前部フレーム、および水平部フレームで組
み付けられていた従来の技術に比べて、上記車体フレー
ムの部品点数を少なくさせることができ、もって、この
車体フレームの構成を簡単にさせることができる。
【0055】また、上記水平部フレームが、その各外側
部を構成して上下に延びる左右一対の縦壁と、これら各
縦壁の下端部からそれぞれ内側方向にのみ一体的に延出
する底部材と、上記各縦壁の上端部からそれぞれ外側方
に一体的に延出する外向きフランジとを備え、これら各
外向きフランジに上記フートレストフロアを載置して締
結してある。
【0056】このため、上記フートレストフロアなど側
からの水平部フレームに対する上下方向の負荷は、上下
に延びる上記各縦壁によって主に支持され、また、水平
部フレームに対する左右方向の負荷は、上記各縦壁の
下、上端部から内、外側方に一体的に延出する底部材と
外向きフランジとによって主に支持される。
【0057】よって、上記水平部フレームはこれに対す
る各方向の負荷に対抗できて、その強度が向上する。そ
して、この際、上記各縦壁、底部材、および外向きフラ
ンジは互いに一体成形されていることから、上記水平部
フレームの強度は簡単な構成で向上させられる。
【0058】また、上記したように、各縦壁の下端部か
らそれぞれ内側方向にのみ一体的に底部材を延出させて
あり、このため、上記した各縦壁と底部材とを一体成形
する際の型抜きを上下割とすることができて、上記成形
が容易にできる。
【0059】また、上記左右一対の縦壁の内側で前後方
向に延在すると共に、上方に突出する補強部材を備え、
上記左右各縦壁と補強部材とを互いに連結してある。
【0060】このため、上記水平部フレームの外形の大
型化を防ぎながら、この水平部フレームに与えられる上
下方向の負荷に対し、強度を更に向上させることができ
る。
【0061】また、上記左右縦壁の間の空間に車両構成
部品を配設してある。
【0062】このため、上下方向の大きい負荷に対する
上記水平部フレームの強度を向上させようとして、上記
各縦壁の上下方向の寸法を大きくし、もって、上記水平
部フレームの外形が全体的に大きくなるとしても、上記
左右縦壁の間の空間は上記したように車両構成部品の配
設に有効利用される。
【0063】よって、前記したように、水平部フレーム
の強度を簡単な構成で向上させることにより、この水平
部フレームが大形になる場合でも、車両構成部品の配設
の自由度は良好に保たれる
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 ヘッドパイプ 4 前部フレーム 5 水平部フレーム 5a 縦壁 5b 底部材 5c 外向きフランジ 5d 補強部材 5e ボス部 20 電動機 39 フートレストフロア 40 バッテリ(車両構成部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−70271(JP,A) 実開 昭55−146390(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 11/00 B62J 9/00 B62J 25/00 B62K 11/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームが、その前上端部を構成す
    るヘッドパイプと、このヘッドパイプから後下方に向っ
    て延出する前部フレームと、この前部フレームの延出端
    から後方にほぼ水平に延出する水平部フレームとを備
    え、この水平部フレーム上にフートレストフロアを載
    置して締結したスクータ形自動二輪車において、 上記ヘッドパイプ、前部フレーム、および水平部フレー
    ムを互いに一体成形し、 上記水平部フレームが、その各外側部を構成して上下に
    延びる左右一対の縦壁と、これら各縦壁の下端部からそ
    れぞれ内側方向にのみ一体的に延出する底部材と、上記
    各縦壁の上端部からそれぞれ外側方に一体的に延出する
    外向きフランジとを備え、これら各外向きフランジ上に
    上記フートレストフロアを載置して締結し、上記左右一対の縦壁の内側で前後方向に延在すると共
    に、上方に突出する補強部材を備え、上記左右各縦壁と
    補強部材とを互いに連結し、 上記左右縦壁の間の空間に車両構成部品を配設したスク
    ータ形自動二輪車における車体フレーム構造
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