JP2013047020A - 電動二輪車 - Google Patents

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康真 松井
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Abstract

【課題】スクータ型の電動二輪車において、ブーツ等やや重い中型物品のような他の物品を収納することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】車体カバー30は、ハンドル14とシート21との間にてバッテリカバー33の下部に設けられ運転者が足を載せるステップ34とを有し、ステップ34の下方に設けられブーツ等のやや重い中型物品を収納する収納ボックス50とを備えている。
【効果】ハンドルとシートとの間に、バッテリだけでなく、収納ボックスが配置されるので、ハンドルとシートとの間をより有効活用することができる。結果、スクータ型の電動二輪車において、ブーツ等やや重い中型物品のような他の物品を収納することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品を収納する収納ボックスを備える電動二輪車の改良に関する。
運転者が座るシートの下方に、ヘルメット等の物品を収納することができる収納ボックスを備えたスクータ型の電動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。
特許文献1の図2に、電動モータ(13)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)を駆動源とするスクータ型の電動二輪車が示される。
この電動二輪車では、運転者が座るシート(4)の下方に収納ボックス(6)が設けられている。収納ボックス(6)にヘルメット(5)などの大きな物品を収納することができる。また、符号は付されていないが、多くのスクータ型車両においては、前輪(2)とハンドル(3)の間に配置されるレッグシールドに、小さな物品を収納することができる物入れが設けられる。
ところで、スクータ型の電動二輪車に、雨具のような軽量小物と、ヘルメットのような大物と、ブーツのような中型物品とを搭載する場合がある。軽量小物をレッグシールドに設けられる簡単な物入れに収め、大物としてのヘルメット(5)をシート(4)下の収納ボックス(6)に収めるが、この収納ボックスにヘルメット(5)を収納すると、残った収納空間が小さくなり、他の物品(ブーツ等の中型物品)を収納する余裕がない。
そこで、スクータ型の電動二輪車において、ブーツ等重い中型物品のような他の物品を収納することをできるようにすることが望まれる。
特開2002−326596号公報
本発明は、スクータ型の電動二輪車において、ブーツ等やや重い中型物品のような他の物品を収納することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が操舵するハンドルと前記運転者が座るシートとの間にバッテリが配置され、このバッテリにより給電される電動モータで後輪を駆動する電動二輪車において、前記バッテリの下方に、物品を収納する収納ボックスが配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ハンドルとシートとの間に運転者が足を載せる左右一対のステップが設けられ、これらのステップの下方に収納ボックスが配置され、左右のステップの間にこれらのステップより上方へ膨出するバッテリ収納室が設けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、収納ボックスは、車両左側へ引き出せる引き出し箱が収納されることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、引き出し箱は、底とこの底の周囲に立てた前壁、左右壁及び奥壁とからなり、前壁は、上部に上ほど車体中心に接近する斜めの壁を有し、この斜めの壁に施錠時にキーを挿入するキーシリンダが設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、収納ボックスはリッドで閉じられ、このリッドは、上部に上ほど車体中心に接近する斜めの壁を有し、この斜めの壁に施錠時にキーを挿入するキーシリンダが設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、収納ボックスに、照明が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、運転者が操舵するハンドルと運転者が座るシートとの間にバッテリが配置され、このバッテリの下方に、物品を収納する収納ボックスが配置されている。
ハンドルとシートとの間に、バッテリだけでなく、収納ボックスが配置されるので、ハンドルとシートとの間をより有効活用することができる。結果、スクータ型の電動二輪車において、ブーツ等やや重い中型物品のような他の物品を収納することができる。
請求項2に係る発明では、ハンドルとシートとの間に運転者が足を載せる左右一対のステップが設けられ、これらのステップの下方に収納ボックスが配置され、左右のステップの間にこれらのステップより上方へ膨出するバッテリ収納室が設けられる。
左右に幅の広いステップの下に収納ボックスを配置することで、ステップ下の幅広いスペースの有効利用を図ることができる。
請求項3に係る発明では、収納ボックスは、車両左側へ引き出せる引き出し箱が収納される。
運転者は通常、車両左側へ降りるが、この車両左側へ引き出せる引き出し箱であるから、引き出し箱へアクセスし易く、物品の出し入れが容易になる。
請求項4に係る発明では、引き出し箱の前壁は、上部に上ほど車体中心に接近する斜めの壁を有し、この斜めの壁に施錠時にキーを挿入するキーシリンダが設けられている。
運転者が車両左側へ降りた状態で引き出し箱に向くと、斜めの壁は、キーを操作する人に面するので、キー操作が容易になる。
請求項5に係る発明では、収納ボックスはリッドで閉じられ、このリッドは、上部に上ほど車体中心に接近する斜めの壁を有し、この斜めの壁に施錠時にキーを挿入するキーシリンダが設けられている。
運転者が車両左側へ降りた状態で引き出し箱に向くと、斜めの壁は、キーを操作する人に面するので、キー操作を容易にでき、そのままリッドを開け閉めすることを容易にできる。
請求項6に係る発明では、収納ボックスに、照明が設けられている。
収納ボックスは足下近傍にあり暗くなりがちであるが、暗い収納ボックス内を照明で明るくすることができるので、収納ボックスの使い勝手が良くなる。
本発明に係る電動二輪車の左側面図である。 本発明に係る電動二輪車の透視図である。 車体フレームの斜視図である。 収納ボックスの地上高を説明する図である。 収納ボックスの平面図である。 収納ボックスの分解斜視図である。 収納ボックスの作用図である。 図4の別態様を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、電動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、電動二輪車10は、車両の前部に設けられるフロントフォーク11と、このフロントフォーク11に回転自在に設けられる前輪12と、この前輪12の上方に設けられるフロントフェンダ13と、このフロントフェンダ13の上方に設けられ前輪12を操舵させるハンドル14と、車両の中央下部に揺動自在設けられるパワーユニット15と、このパワーユニット15に設けられ後輪16を駆動する電動モータ17と、後輪16の上方に設けられるリヤフェンダ18と、車両中央上部に設けられ運転者が座るシート21と、ハンドル14に設けられるハンドルカバー22と、車両を覆うように設けられる車体カバー30とを備える。
車体カバー30は、ハンドルカバー22の下方からフロントフェンダ13の上方までを覆うフロントカバー31と、このフロントカバー31の後部に接続されメインフレーム(詳細後述)の後方を覆うレッグシールド32と、このレッグシールド32の下部に接続され内側にバッテリ(詳細後述)を収納するバッテリカバー33と、ハンドル14とシート21との間にてバッテリカバー33の下部に設けられ運転者が足を載せるステップ34と、このステップ34に接続され車両の下部を覆うアンダーカバー35と、このアンダーカバー35の後部に接続され車両側部から後部までを覆うリヤカバー36と、このリヤカバー36の前部に接続されシート21の下方を覆うセンタカバー37とからなる。
さらに、電動二輪車10は、レッグシールド32に設けられマニュアル等の軽量小物を収納する小物入れ41と、ステップ34の下方に設けられブーツ等のやや重い中型物品を収納する収納ボックス50とを備える。フロントカバー31の上部内部に、エンジン音に近い擬音を発する接近通報装置47が設けられる。電動モータ17の発生音は、内燃機関(エンジン)の発生音より小さいことが多く、この場合、歩行者が電動二輪車10の接近に気づかぬことがある。そこで、接近通報装置47でエンジン音に近い擬音を発生し、歩行者への注意を促すようにする。
次に収納ボックス50の配置について説明する。
図2に示すように、電動二輪車10は、ヘッドパイプ61に回転可能に支持されるステアリング軸23と、このステアリング軸23に取付けられているハンドル14と、ヘッドパイプ61の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク11の上端を支持するボトムブリッジ24と、ヘッドパイプ61の上方にステー25を介して設けられ車両前方に向かって点灯する前照灯26と、ステー25に設けられ荷物を載せる前部荷台27とを備える。なお、前部荷台27は、物を入れるカゴであっても差し支えない。
また、車体フレーム60は、ヘッドパイプ61から後下がりに延びるダウンフレーム62と、このダウンフレーム62の下端部から若干下方に下がって車両後方に延びるロアフレーム63と、このロアフレーム63の後端部から後上がりに延びるシートレール部64と、ロアフレーム63の下部に設けられ収納ボックス50を形成する前部支持フレーム65及び後部支持フレーム66と、前部支持フレーム65の下端と後部支持フレーム66の下端とに掛け渡され収納ボックス50の下部を形成する長手メンバー67と、ヘッドパイプ61の後部とダウンフレーム62の前端上部との間に接合されヘッドパイプ61とダウンフレーム62の接合を補強する補強プレート68とを備える。
また、ロアフレーム63の中間部にピボットプレート71が固定され、ピボットプレート71にパワーユニット15が揺動自在に設けられ、このパワーユニット15の後端部とシートレール部65の間に後輪16への衝撃を吸収するリヤクッション72が設けられ、ピボットプレート72に電動二輪車10の立ち姿勢を維持するスタンド73が設けられる。
シートレール部64の後部に荷台74が支持され、この荷台74の後部下方にブレーキランプ75が設けられる。さらに、シート21の下方にヘルメットを収納することができるヘルメット用収納ボックス76が設けられる。収納ボックス50は、前部支持フレーム65及び後部支持フレーム66にレール51を介して車両左側へ引き出せる引き出し箱52が収納されている。
車両側面視において、ロアフレーム63の下端より上側にバッテリ81が配置され、このバッテリ81の側方及び上方がバッテリカバー33で覆われている。なお、バッテリ81は、複数の円筒状のセルにより構成されたものであり、セルの組み合わせ方によりバッテリ81自体の形状を変えても差し支えない。
次に収納ボックス50を構成する車体フレーム60について説明する。
図3に示すように、車体フレーム60は、ダウンフレーム62の下端部から左右一対のロアフレーム63、63が車両後方に延ばされ、後部支持フレーム66部分を過ぎた位置から後上がりにシートレール部64が延ばされる。左右一対のロアフレーム63、63への後部支持フレーム66付け根付近において、左右一対のロアフレーム63、63を掛け渡すようにしてクロスメンバー69が設けられる。
収納ボックス50は、前部支持フレーム65、後部支持フレーム66、左右一対のロアフレーム63、63、クロスメンバー69及び長手メンバー67により囲むことで構成される。車両前後方向に延びるようにして複数の長手メンバーは67が、前部支持フレーム65と後部支持フレーム66とに掛け渡される。走行中、仮に車両が障害物に乗り上げても長手メンバー67は車両前後方向に延びているので、障害物が長手メンバー67に引っ掛かることなく滑らせることができる。また、長手メンバー67は、断面視で略コの字状を呈するので、剛性を向上させることができる。
次に本発明の収納ボックスの地上高を説明する。
図4(a)は比較例の電動二輪車の要部断面図であり、電動二輪車100は、左右一対のロアフレーム101、101の間に設けられ下方に張り出す湾曲形状を呈するクロスメンバー102と、クロスメンバー102から車両前後方向に沿って延ばされる支持バー103とを備える。ロアフレーム101、101の上側に設けられた取付部104、104にボルト105、105でバッテリ106が取付けられ、バッテリ106の下側は複数の支持バー103により囲われる。
すなわち、比較例の電動二輪車では、ステップ107の下にバッテリ106が配置される。このバッテリ106はクロスメンバー102で保護される。地面Gからクロスメンバー102の最下点までの高さ(すなわち地上高)はh1であり、クロスメンバー102の最下点からステップ107までの高さはh2である。
一方、図4(b)は図1の4−4線断面図であり、図4(b)に示す実施例では、収納ボックス50の地面Gから収納ボックス50の最下点までの高さ(すなわち地上高)はH1であり、収納ボックス50の最下点からステップ34までの高さはH2である。
実施例における地上高H1を、比較例における地上高h1に略合わせ、実施例における収納ボックス50の高さH2を、比較例における高さh2に略合わせることができる。比較例においてはバッテリ106のみ配置されているのに対して、実施例では地上高H1及び高さH2を同等にしつつ収納ボックス50及びバッテリ81を配置することができる。
さらに図4(b)に示す実施例の構成について詳細に述べる。電動二輪車10において、左右一対のロアフレーム63、63の下側にバッテリ81を支持する支持プレート82が設けられる。この支持プレート82にバッテリ81を載せ、バッテリ81をバッテリカバー33で覆い、バッテリカバー33をボルト83、83でステップ34、34に固定する。支持プレート82、ロアフレーム63及びバッテリカバー33により、バッテリ81を収納するバッテリ収納室88が構成され、このバッテリ収納室88は左右のステップ34、34の間にこれらのステップ34、34より上方へ膨出する形態で設けられる。
バッテリ81の下方に収納ボックス50が設けられる。収納ボックス50は、車両右側及び車両下側を覆う外部カバー84と、この外部カバー84に収納され車両左側に引き出せる引き出し箱52と、ロアフレーム63に設けられ引き出した状態の引き出し箱52を照らす照明85と、キーシリンダ53によるロック機構54とを備える。
前壁56は、その上部に上に向けて車体中心86に接近する斜めの壁56aを有し、この斜めの壁56aにキーシリンダ53が設けられる。
収納ボックス50の下部は、長手メンバー67により支持される。
次に引き出し箱52を平面図に基づいて説明する。
図5に示すように、引き出し箱52は、底55と、この底55の周囲に立てられた前壁56、左壁57、右壁58及び奥壁59とからなる。この引き出し箱52は、中型物品としてのブーツ42と、雨具43を収納することができる。なお、中型物品42は、ブーツ、雨具に限定されず、バッグ等であっても差し支えない。また、前壁56、左壁57、右壁58及び奥壁59は、引き出し方向から見た位置により、前、左、右、奥と呼ぶ。
また、引き出し箱52は、底55にブーツ42と雨具43との間を仕切る仕切り壁44が設けられる。また、底55にブーツ42が車幅方向に移動することを規制する規制部材45が設けられる。
次に収納ボックス50のレール51について説明する。
図6に示すように、レール51は、後部支持フレーム(図2、符号66)にボルト46により取付けられる第1レール91と、この第1レール91に移動可能に設けられる第2レール92とからなる。第1レール91のピン93は、第2レール92の長溝94に引っ掛けられるので、第1レール91から第2レール92が外れることはない。
さらに右壁58ローラピン95が設けられ、このローラピン95に第2レール92が掛けられる。第2レール92に折り曲げ部96が設けられており、この折り曲げ部96によりローラピン95が第2レール92から外れることが規制される。ローラピン95は、ナット97により引き出し箱52に固定される。なお、前部支持フレーム(図2、符号65)側においても同様に、引き出し箱52がレール51を介して前部支持フレーム65に設けられる。
以上の述べた電動二輪車10の作用を次に述べる。
図7(a)に示すように、引き出し箱52は、車両内に収納された状態である。キー87をキーシリンダ53に差し込み90°回転させ、ロック機構54のロックを解除する。引き出し箱52を車両左側に引き出す。
図7(b)に示すように、キーシリンダ53に差し込んだキー87を90°回してロックを解除したタイミングで照明85が点灯する。照明85の点灯時間はタイマで任意に設定され、例えば30秒後に消灯する。再び照明85を点灯させる場合は、再度ロック機構54を解除する動作を行う。
引き出し箱52を引き出した状態で、ブーツ42等の物品を入れ、引き出し箱52を車両内に収納する。なお、点灯時間は、30秒に限定されず、1分等、任意の時間に設定しても差し支えない。また、任意に設定した点灯時間が経過していない場合でも、引き出し箱52を戻し、キー87を回してロックすることで照明85は消灯する。照明85の点灯時間をタイマで制御することでいわゆるバッテリ上がりを防止することができる。
次に図4の別態様について説明する。なお、図4に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図8に示すように、外部カバー84の下端部にヒンジ98を介してリッド99が開閉自在に設けられる。リッド99は、その上部に上に向けて車体中心86に接近する斜めの壁99aを有し、この斜めの壁99aにキーシリンダ53が設けられる。
作用については、リッド99が閉じた状態において、キー(図7、符号87)をキーシリンダ53に差し込み、ロック喜久夫54のロックを解除し、想像線で示すリッド99の位置に移動させる。収納ボックス50内にブーツ42を入れて、リッド99を閉じる。キーシリンダ53にキー87を差し込んで回し、ロックを解除したタイミングで照明85が点灯する。照明85の点灯時間は任意に設定される。
以上に述べた電動二輪車10についてまとめて以下に記載する。
図2に示される構成により、ハンドル14とシート21との間に、バッテリ81だけでなく、収納ボックス50が配置されるので、ハンドル14とシート21との間をより有効活用することができる。結果、スクータ型の電動二輪車10において、ブーツ(図4、符号42)等やや重い中型物品のような他の物品を収納することができる。
図2に示される構成により、左右に幅の広いステップ34の下に収納ボックス50を配置することで、ステップ34下の幅広いスペースの有効利用を図ることができる。
図4に示される構成により、運転者は通常、車両左側へ降りるが、この車両左側へ引き出せる引き出し箱52であるから、引き出し箱52へアクセスし易く、物品の出し入れが容易になる。
図7に示される構成により、運転者が車両左側へ降りた状態で引き出し箱に向くと、斜めの壁56aは、キー87を操作する人に面するので、キー操作が容易になる。
図8に示される構成により、運転者が車両左側へ降りた状態で引き出し箱に向くと、斜めの壁99aは、キー(図7、符号87)を操作する人に面するので、キー操作を容易にでき、そのままリッド99を開け閉めすることを容易にできる。
図7に示される構成により、収納ボックス50は足下近傍にあり暗くなりがちであるが、暗い収納ボックス50内を照明85で明るくすることができるので、収納ボックス50の使い勝手が良くなる。
尚、本発明に係る電動二輪車10は、実施の形態ではレール51により引き出し箱52を出し入れ可能としたが、レール51を介さずに引き出し箱52を引き出す形態にであっても差し支えない。
本発明の電動二輪車は、物品を収納する収納ボックスを備えるものに好適である。
10…電動二輪車、14…ハンドル、16…後輪、17…電動モータ、21…シート、34…ステップ、50…収納ボックス、52…引き出し箱、53…キーシリンダ、55…底、56…前壁、57…左壁、58…右壁、59…奥壁、59a…斜めの壁、81…バッテリ、85…照明、86…車体中心、87…キー、99…リッド、99a…斜めの壁。

Claims (6)

  1. 運転者が操舵するハンドル(14)と前記運転者が座るシート(21)との間にバッテリ(81)が配置され、このバッテリ(81)により給電される電動モータ(17)で後輪(16)を駆動する電動二輪車(10)において、
    前記バッテリ(81)の下方に、物品を収納する収納ボックス(50)が配置されていることを特徴とする電動二輪車。
  2. 前記ハンドル(14)と前記シート(21)との間に前記運転者が足を載せる左右一対のステップ(34)が設けられ、これらのステップ(34)の下方に前記収納ボックス(50)が配置され、前記左右のステップ(34)の間にこれらのステップ(34)より上方へ膨出するバッテリ収納室が設けられることを特徴とする請求項1記載の電動二輪車。
  3. 前記収納ボックス(50)は、車両左側へ引き出せる引き出し箱(52)が収納されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動二輪車。
  4. 前記引き出し箱(52)は、底(55)とこの底(55)の周囲に立てた前壁(56)、左右壁(57、58)及び奥壁(59)とからなり、前記前壁(56)は、上部に上ほど車体中心(86)に接近する斜めの壁(56a)を有し、この斜めの壁(56a)に施錠時にキー(87)を挿入するキーシリンダ(53)が設けられていることを特徴とする請求項3記載の電動二輪車。
  5. 前記収納ボックス(50)はリッド(99)で閉じられ、このリッド(99)は、上部に上ほど車体中心(86)に接近する斜めの壁(99a)を有し、この斜めの壁(99a)に施錠時にキー(87)を挿入するキーシリンダ(53)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動二輪車。
  6. 前記収納ボックス(50)に、照明(85)が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の電動二輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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