JP5574918B2 - 子乗せ装置および自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、子乗せ装置および自転車に関するものである。
自転車は、燃料などを必要とせず、乗り手の力で走行するので、その手軽さから人々の日常生活において欠かせない乗り物である。
実際に、自転車は日用品などの買い物へ行く場合や、保育所など近隣の施設へ行く場合などに用いられており、自転車には、乗り手自身だけでなく、子供も乗せたいという要望がある。この要望に応じるため、ハンドル付近または後輪上の荷台に子供を乗せ得る子乗せ装置が実用化されており、市場に流通している。しかし、乗り手以外の人(子供)を自転車に乗せると重量が増加し、乗り手の負担が増大する。
近年では、電動機で乗り手のペダルを踏む力を補助する電動アシスト自転車が
実用化されており、法律上の基準を満たせば「自転車」として扱われている。このような電動アシスト自転車に子乗せ装置を装着して子供を乗せると、電動機による補助のため、重量の増加による乗り手の負担を低減でき、また、電動アシスト自転車は「自転車」として扱われるので、自転車の長所である手軽さを維持することもできる。
以上のように、自転車は環境にも優しい乗り物として、益々脚光を浴びてきており、このような自転車に設けられる自転車用の子乗せ装置についても、数々の提案がなされている(例えば特許文献1)。
特開2009−67125号公報
ところで、子乗せ装置には、ハンドル付近に子供を乗せるためのタイプ(以下では、ハンドル用子乗せ装置という)と、後輪上の荷台に子供を乗せるためのタイプ(以下では、荷台用子乗せ装置という)とがある。例えば、上記特許文献1に開示されたハンドル用子乗せ装置は、子乗せ装置本体と、この子乗せ装置本体をハンドル付近で支持する回転軸とから構成されており、上記子乗せ装置本体は、座部と、座部の後方側に立設された背もたれ部と、座部の両サイドに立設された側面部とを有するものである。
このようなハンドル用子乗せ装置では、子乗せ装置本体に乗せる子供の重量によりハンドル操作が重くなるので、小さな子供(例えば1〜3歳くらいまで)しか乗せることができない。一方、荷台用子乗せ装置では、重量によるハンドル操作への影響は少ないが、乗り手の目が届かない後方に子供が位置するので、少し大きな子供(4〜6歳くらいまで)を乗せるのが適切である。したがって、親が乗り手である場合には、子供の成長に合わせて、ハンドル用子乗せ装置を荷台用子乗せ装置に買い換えねばならず、ハンドル用子乗せ装置が不要になる等の無駄が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、子供の成長に応じて使い続けることができる子乗せ装置および自転車を提供することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る子乗せ装置は、前カゴおよび荷台を有する自転車に設けられる子乗せ装置であって、
上記自転車の前カゴにおける開閉可能な背面に接続され得る前カゴ用接続手段と、上記自転車の荷台上に接続され得る底面部とを有するものである。
また、本発明の請求項2に係る子乗せ装置は、前カゴおよび荷台を有する自転車に設けられる子乗せ装置であって、
左右側面部および背面部と、上記荷台上に接続され得る底面部とを備え、
上記前カゴにおける開閉可能な背面に接続され得る前カゴ用接続手段を、上記左右側面部の前部に有し、
上記前カゴ用接続手段は、取っ手具および/または足置き具が着脱可能であるものである。
さらに、本発明の請求項3に係る自転車は、請求項1または2に記載した子乗せ装置を、前カゴにおける開閉可能な背面に接続したものである。
また、本発明の請求項4に係る自転車は、請求項3に記載の自転車において、前カゴの内部に、荷物を収納可能な収納箱が設けられたものである。
また、本発明の請求項5に係る自転車は、請求項4に記載の自転車において、収納箱が、前後左右の側面板および底面板を有して上面に荷物を入れる開口が形成された箱体と、これら左右の側面板の上部で回転自在に取り付けられて上記開口を開閉しうる左右一対の跳蓋部と、上記左右の側面板の外側面に取り付けられて上記跳蓋部が所定以上に開くことを規制する左右一対の規制部材と、上記前の側面板の上部に設けられて雨避けカバーを収容し得る袋部とを有するものである。
また、本発明の請求項6に係る自転車は、請求項1または2に記載した子乗せ装置を荷台上に接続し、
前カゴ用接続手段に取っ手具および/または足置き具が接続されたものである。
また、本発明の請求項7に係る自転車は、請求項3乃至6のいずれか一項に記載の自転車において、駐輪時には下端部が接地し、走行時には下端部が上端部よりも前方へ移動させる自転車用スタンドが設けられたものである。
上記子乗せ装置および自転車によると、子供の成長に応じて子乗せ装置を使い続けることができるので、子乗せ装置の買い換えを不要にすることができる。
本発明の実施の形態1における子乗せ装置およびこの子乗せ装置が前カゴに設けられた自転車の側面図である。 同子乗せ装置が荷台に設けられた自転車の側面図である。 同子乗せ装置の斜視図である。 同子乗せ装置の平面図および側面図であり、(a)が平面図で(b)が側面図である。 同子乗せ装置を接続した前カゴの拡大斜視図である。 同子乗せ装置の前カゴへの接続を説明するための組立斜視図である。 同子乗せ装置の荷台への接続を説明するための組立斜視図である。 本発明の実施の形態2における子乗せ装置の前カゴへの接続を説明するための組立斜視図である。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1に係る子乗せ装置およびこの子乗せ装置が設けられる自転車を図1〜図7に基づき説明する。
まず、この子乗せ装置が設けられる自転車の全体構成について説明する。ここで、図1は前カゴ(後述する)8に子乗せ装置70が設けられた図であり、図2は荷台(後述する)10に当該子乗せ装置70が設けられた図である。
図1および図2に示すように、この自転車1は、車体3と、駐輪時に車体3を保持する自転車用スタンド2とから構成される。また、上記車体3は、前輪4および後輪5と、これら前輪4および後輪5を連結するフレーム11と、このフレーム11の上端に取り付けられて乗り手が腰掛けるサドル6と、上記フレーム11に設けられて上記後輪5を駆動するための駆動機構(例えば、前ギヤ、後ギヤ、チェーンおよび電動アシスト用装置などである)7と、上記フレーム11に設けられて上記前輪4の上方に位置する前カゴ8と、この前カゴ8内で上記フレーム11に連結されたハンドル9と、上記フレーム11に設けられて上記後輪5の上方で荷物を載置し得る荷台10とを有する。
上記フレーム11は、前輪4の車軸を支持するフロントホーク12と、このフロントホーク12を回転自在に支持する前パイプ13と、下端がフロントホーク12に接続されるとともに前カゴ8を貫通し上端がハンドル9に接続されるハンドルポスト14と、前端が前パイプ13に接続されるとともに後端が後輪5の車軸に接続されるフレーム体15と、このフレーム体15に上方へ向けて接続され上端にサドル6が取り付けられたシートポスト16と、このシートポスト16および後輪5の車軸を接続するバックホーク17とから構成される。また、フレーム体15は、上記前パイプ13と後輪5の車軸との略中間位置において、上記シートポスト16の下端が接続されるとともに、上記駆動機構7が設けられている。
上記荷台10は、前部がバックホーク17に接続されて後輪5の上方で略水平に配置された台座部21と、この台座部21の後部と後輪5の車軸とを接続して当該台座部21を支持する台座支持部22とが一体的に形成されている。
次に、前カゴ8について説明する。
図2に示すように、上記前カゴ8は、カゴ本体31と、このカゴ本体31の背面位置に対して取り外し可能な背面体41とから構成されている。また、カゴ本体31は、図6に示すように、ハンドルポスト貫通穴(図示省略)が形成された底面32と、この底面32の左右縁および前縁からそれぞれ立設された左右側面34および前面35とから一体的に形成されている。さらに、カゴ本体31の外縁に相当する部分、すなわち、左右側面34の上下縁および後縁と、前面35の上下縁と、底面32の後縁とには、金属製の強度部材(以下ではカゴ枠部材36という)が用いられている。さらに、左右側面34および底面32において、後縁のカゴ枠部材36の前方には、両端がカゴ枠部材36に溶接された直線で金属製の強度部材(以下では、カゴ内部材37という)がそれぞれ配置されている。また、上記左右側面34および底面32には、略正方形状で中央にねじ穴が形成されたカゴ接合板38が、それぞれ2枚ずつ配置されている。具体的には、これらカゴ接合板38は、前辺および後辺が上記各カゴ内部材37およびカゴ枠部材36に溶接されている。
一方、背面体41は、四辺を金属製の強度部材(以下では背面体内部材43という)で構成された略長方形状の背面42と、この背面42の左右縁および下縁から前方に垂設した左右接合面44および下接合面45とから一体的に形成されている。また、左右接合面44の上下縁および前縁と、下接合面45の前縁とには、金属製の強度部材(以下では背面体枠部材46という)が用いられている。さらに、左右接合面44および下接合面45には、略正方形状で中央にねじ穴が形成された背面接合板48が、それぞれ2枚ずつ配置されている。具体的には、これら背面接合板48は、前辺および後辺が上記各背面体枠部材46および背面体内部材43に溶接されている。
また、上記前カゴ8は、カゴ本体31のカゴ接合板38と、背面体41の背面接合板48とを、皿ねじで接合して構成される。さらに、前カゴ8内に入れた荷物が落ちないようにするため、上記底面32、左右側面34、前面35および背面42は、いずれも縦横に張り巡らされた線材39を有する。
上記前カゴ8の内部には、荷物を収納し得る収納箱51が着脱自在に設けられており、この収納箱51について以下に説明する。
この収納箱51は、カゴ本体31内を、荷物を収納する空間とそれ以外の空間とに区画するものであり、上面が開口して荷物を収納し得る箱部53と、この開口の左右縁に設けられて当該開口を開閉し得る左右一対の跳蓋部52とから構成されている。
上記箱部53は、前後左右の側面板61,56および底面板57を有する箱体55と、左右の側面板56の上部外側面に取り付けられて上記跳蓋部52が所定角度(左右の側面板56に対してそれぞれ外側に90°)以上に開くことを規制する断面L字型の規制部材54とから構成されている。また、上記箱体55における前の側面板61は、内部に形成されたポケット部(袋部である)と、上端に形成された開口であり上記ポケット部の入口となる開口部63と、この開口部63を開閉し得る線ファスナー64と、上記ポケット部に収容され得る雨避けカバー65とを有する。さらに、上記底面板57の下面の前部および後部には、図示しないがフックなど着脱具が取り付けられており、収納箱51はカゴ本体31に着脱できる構造である。
次に、本発明の特徴である子乗せ装置70について説明する。この子乗せ装置70は、図1および図2に示すように、自転車1の前カゴ8または荷台10に着脱自在に設けられるものである。
また、図3および図4に示すように、子乗せ装置70は、子乗せ本体72と、この子乗せ本体72の内部に設けられるシート部71とから構成される。
上記子乗せ本体72は、下面に固定金具(図示しない)および引掛具74hが設けられて上記自転車1の荷台10上に接続され得る底面部74と、この底面部74の左右縁から立設した左右側面部75と、これら左右側面部75から湾曲して形成されて下縁が上記底面部74の後縁に接続された背面部73とを備えている。また、子乗せ本体72の外縁に相当する部分、すなわち、左右側面部75の前縁および上下縁と、背面部73の上下縁と、底面部74の前縁とには、金属製の強度部材(以下では子乗せ枠部材76という)が用いられている。さらに、左右側面部75および底面部74において、前縁の子乗せ枠部材76の後方には、両端が子乗せ枠部材76に溶接された直線で金属製の強度部材(以下では、子乗せ内部材77という)がそれぞれ配置されている。また、上記左右側面部75および底面部74には、略正方形状で中央にねじ穴が形成された子乗せ接合板(前カゴ用接続手段の一例である)78が、それぞれ2枚ずつ配置されている。具体的には、これら子乗せ接合板78は、前辺および後辺が上記各子乗せ枠部材76および子乗せ内部材77に溶接されている。また、これら子乗せ接合板78は、カゴ本体31のカゴ接合板38に接合して子乗せ装置70とカゴ本体31とを接続するためのものであるが、後述する取っ手具(取っ手の一例である)81および足置き具(足置きの一例でありフットレストとも言う)91にも接続し得るものである。なお、子乗せ本体72も前カゴ8と同様、底面部74、左右側面部75および背面部73に、縦横に張り巡らされた線材79を有する。
図7に示すように、上記取っ手具81は、左右一対の取っ手具構成体82からなる。各取っ手具構成体82は、上下方向が長軸となる楕円形状であり上下2箇所にねじ穴が形成された取っ手接合板83と、この取っ手接合板83の上端に接続されるとともに上方から後方に向けて湾曲した取っ手支持パイプ材84と、この取っ手支持パイプ材84の上端(後端でもある)から略水平に接続された取っ手軸材85と、この取っ手軸材85の外周に配置されたゴム製の取っ手部86とから構成される。
また、上記足置き具91は、荷台10の台座部21上に載置される鞍体93と、この鞍体93に設けられた左右一対の足置き台92とから一体的に形成されている。この鞍体93は、台座部21に接し得る載置部94と、この載置部94の左右端から下方に張り出した左右一対の連結部95と、上記載置部94の後部左右端で略水平に取り付けられた左右一対の足置き接合板96とから構成される。また、足置き台92は、左右の連結部95の下端から略水平に張り出した網状板である。
上記取っ手具81は、取っ手接合板83を左右側面部75の子乗せ接合板78に接合することで、子乗せ装置70に接続できるものであり、また上記足置き具91は、足置き接合板96を底面部74の子乗せ接合板78に接合することで、子乗せ装置70に接続できるものである。
一方、シート部71は、クッション性を有する素材が用いられており、図3および図4に示すように、座部71c、背部71bおよび枕部(ヘッドレストとも言う)71aとから構成されている。また、このシート部71は、座部71cが子乗せ本体72の底面部74に接するとともに、背部71bが背面部73に接するように、子乗せ本体72に配置される。
ところで、上記の自転車用スタンド2は、図1および図2に示すように、駐輪時に後輪5を持ち上げて接地する接地部(下端部である)27を有するスタンド体26と、一端が後輪5の車軸に設けられて駐輪時に上記スタンド体26の固定/解除を切り換える蹴上部28と、一端が後輪5の車軸に設けられるとともに他端が上記蹴上部28に引っ掛けられたスプリング(図示省略)とから構成される。すなわち、上記スタンド体26の接地部27の回動(移動)範囲は、後輪5の車軸の下方から前方まであり、当該接地部27は、駐輪時には当該車軸の下方に位置し(つまり接地し)、走行時には当該車軸の前方に位置する。
上記構成における作用について説明する。
まず、子供が小さく(1才〜3才程度)、子乗せ装置70を前カゴ8のカゴ本体31に接続する場合について、図1に基づき説明する。
前カゴ8から背面体41を取り外し、代わりに子乗せ装置70を接続する。具体的には、子乗せ装置70の6枚の子乗せ接合板78がカゴ本体31のカゴ接合板38の内側に位置するように、カゴ本体31に対して子乗せ装置70を保持し、子乗せ接合板78とカゴ本体31とを皿ねじで接合する。また、カゴ本体31内には、収納箱51を取り付け、跳蓋部52が規制部材54に接するまで、つまり両跳蓋部52が略水平となるまで開けておく。
なお、取り外した背面体41は、子乗せ装置70をカゴ本体31に接続している場合には不要なので、別途保管しておく。
この自転車1において、子供を上記子乗せ装置70のシート部71に座らせ、子供の脚を跳蓋部52の下面とカゴ本体31の底面32との間に形成された空間に入れる。また、小さな荷物は収納箱51に入れ、収納箱51に入らない荷物は、両跳蓋部52で形成された面上に載置する。
悪天候時には、収納箱51における前の側面板61のポケット部から雨避けカバー65を取り出し、収納箱51内および跳蓋部52上の荷物や、子乗せ装置70内の子供に雨避けカバー65を被せて、風雨からこれらを守る。
次に、子供が少し大きくなり(4才〜6才程度)、子乗せ装置70を荷台に接続する場合について、図2に基づき説明する。
カゴ本体31に接続していた子乗せ装置70を取り外し、代わりに背面体41を接続して、前カゴ8を形成させる。次に、カゴ本体31から取り外した子乗せ装置70を、荷台10上に配置して固定金具で固定する。
その後、子乗せ装置70に、取っ手具81および足置き具91を接続する。具体的に説明すると、左右側面部75の子乗せ接合板78には取っ手接合板83を、底面部74の子乗せ接合板78には足置き接合板96を、それぞれ皿ねじで接合する。
この自転車1において、子供を上記子乗せ装置70のシート部71に座らせ、子供の足を足置き台92に置かせるとともに、子供に取っ手部86を握らせて、子供の姿勢を安定させる。
子供を子乗せ装置70に座らせた状態で駐輪するには、自転車1を前進させるとともに、スタンド体26を踏んで接地部27を接地させることで、前進する自転車1の勢いで接地部27が後輪5の車軸の下方へ回動して駐輪状態になる。さらに、安全のため、蹴上部28を動かしてスタンド体26を固定する。
また、子供を子乗せ装置70に座らせた状態で駐輪状態から発進するには、蹴上部28を動かしてスタンド体26の固定を解除し、自転車1を後進させるだけで、後進する自転車1の勢いとスプリングの付勢力により接地部27が後輪5の車軸の前方に回動して走行状態になる。
ところで、子供が約8才以上となり自転車1に乗ることができるようになった場合は、子乗せ装置70を荷台10上から取り外し、子供自身に自転車1を運転させる。
このように、上記構成によれば、子供の成長に応じて子乗せ装置70を使い続けることができるので、子乗せ装置70の買い換えを不要にすることができる。
また、子乗せ装置70の子乗せ接合板78を、カゴ本体31への接続用と、取っ手具81および足置き具91の接続用とに兼用することができるので、子乗せ装置70を簡易な構造にすることができる。
さらに、収納箱51により、カゴ本体31内を、荷物を収納する空間とそれ以外の空間とに区画するので、カゴ本体31に接続した子乗せ装置70内の子供の脚がカゴ本体31内にある場合でも、荷物をカゴ本体31内に収納することができる。なお、雨避けカバー65により、荷物や子供を風雨から守ることもできる。
また、駐輪場での駐輪装置は、多くは自転車の前進を規制する構造、すなわち、自転車を壁面に向けて駐輪させる構造であるが、本実施の形態1に係る自転車1では、後進させることで自転車用スタンド2をスムーズに駐輪状態から走行状態にできるので、子乗せ装置70の子供により自転車1の重量が増加しても、自転車1を持ち上げることなく安全で手軽に発進できる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2に係る子乗せ装置およびこの子乗せ装置が設けられる自転車を図8に基づき説明する。
なお、上記実施の形態1に係る子乗せ装置70およびこの子乗せ装置70が設けられる自転車1と同じ構成は、同一の符号を用いてその説明を省略する。
前カゴ8は、上記実施の形態1では、カゴ本体31から背面体41を取り外し可能な構造であったが、本実施の形態2では、図8に示すように、一体構造である。なお、本実施の形態1と2では、自転車1の前カゴ8の構造だけが相違しており、前カゴ8以外の自転車1の構成や子乗せ装置70については同一である。
上記の相違について説明すると、図8に示すように、本実施の形態2に係る前カゴ100は、カゴ本体31および回転背面体111と、この回転背面体111を回転自在にカゴ本体31に接続するためのヒンジ部101とから構成されている。
この回転背面体111は、四辺を金属製の強度部材(以下では背面体内部材43という)で構成された略長方形状の背面42と、この背面42の左右辺から前方に垂設した左右接合面44とから一体的に形成されている。また、左右接合面44の上下縁および前縁には、金属製の強度部材(以下では背面体枠部材46という)が用いられている。さらに、左右接合面44には、略正方形状で中央にねじ穴が形成された背面接合板48が、2枚ずつ配置されている。具体的には、これら背面接合板48は、前辺および後辺が上記各背面体枠部材46および背面体内部材43に溶接されている。また、背面42の下辺に位置する背面体内部材43には、上記ヒンジ部101が取り付けられている。
さらに、上記前カゴ8は、カゴ本体31の左右のカゴ接合板38と、回転背面体111の背面接合板48とを、皿ねじで接合して構成されており、この皿ねじを外すと回転背面体111がヒンジ部101を中心に後方へ傾倒するものである。言い換えれば、前カゴ8は開閉可能な背面42を有すると言える。
上記構成における作用については、子乗せ装置70を前カゴ8のカゴ本体31に接続する場合、つまり子供が1才〜3才程度の場合にのみ、実施の形態1と異なる。具体的には、子乗せ装置70の前カゴ8への接続が異なり、実施の形態2では、カゴ本体31および回転背面体111から皿ねじを取り外し、回転背面体111を後方へ傾倒させてから、カゴ接合板38と子乗せ接合板78とを接合する。これ以外は、実施の形態1の作用と同一である。
このように、上述の実施の形態1での効果に加え、さらに、回転背面体111の別途の保管を不要にすることができる。
ところで、上記実施の形態1および2では、子乗せ装置70に設けられた前カゴ用接続手段の一例として、カゴ接合板38について説明したが、前カゴ8に接続できるものであれば、他の手段であってもよい。
また、上記実施の形態1および2では、前カゴ8のカゴ本体31にハンドルポスト貫通穴が形成されたものとして説明したが、ハンドルポスト貫通穴を形成せず、ハンドルポスト14の前方に前カゴ8を配置するものであってもよい。この場合は、子乗せ装置70の底面部74前縁に相当する部分の子乗せ枠部材76に、ハンドルポスト14との干渉を避けるための切欠湾曲部が形成されているものとする。
さらに、上記実施の形態1および2では、収納箱51および自転車用スタンド2を有する自転車1として説明したが、これら収納箱51および/または自転車用スタンド2を有しない構成であってもよい。
また、上記実施の形態1および2では、電動アシスト自転車1として説明したが、電動アシスト式に限定されるものではなく、ペダル式であってもよい。
本発明は、一般の自転車だけでなく、電動アシスト自転車などにも適用可能である。
1 自転車
2 スタンド
3 車体
6 サドル
8 前カゴ
10 荷台
11 フレーム
13 前パイプ
21 台座部
22 台座支持部
26 スタンド体
27 接地部
28 蹴上部
31 カゴ本体
32 底面
34 左右側面
35 前面
36 カゴ枠部材
37 カゴ内部材
38 カゴ接合板
39 線材
41 背面体
42 背面
43 背面内部材
44 左右接合面
45 下接合面
46 背面枠部材
48 背面接合板
51 収納箱
52 跳蓋部
53 箱部
54 規制部材
55 箱体
56 左右の側面板
57 底面板
61 前の側面板
63 開口部
64 線ファスナー
70 子乗せ装置
71 シート部
71a 枕部
71b 背部
71c 座部
72 子乗せ本体
73 背面部
74 底面部
75 左右側面部
76 子乗せ枠部材
77 子乗せ内部材
78 子乗せ接合板
79 線材
81 取っ手具
82 取っ手具構成体
83 取っ手具接合板
84 取っ手支持パイプ材
85 取っ手軸材
86 取っ手部
91 足置き具
92 足置き台
93 鞍体
94 載置部
95 連結部
96 足置き接合板
100 前カゴ
101 ヒンジ部
111 回転背面体
112 背面
113 背面内部材
118 背面接合板

Claims (7)

  1. 前カゴおよび荷台を有する自転車に設けられる子乗せ装置であって、
    上記自転車の前カゴにおける開閉可能な背面に接続され得る前カゴ用接続手段と、上記自転車の荷台上に接続され得る底面部とを有することを特徴とする子乗せ装置。
  2. 前カゴおよび荷台を有する自転車に設けられる子乗せ装置であって、
    左右側面部および背面部と、上記荷台上に接続され得る底面部とを備え、
    上記前カゴにおける開閉可能な背面に接続され得る前カゴ用接続手段を、上記左右側面部の前部に有し、
    上記前カゴ用接続手段は、取っ手および/または足置きが着脱可能であることを特徴とする子乗せ装置。
  3. 請求項1または2に記載した子乗せ装置を、前カゴにおける開閉可能な背面に接続したことを特徴とする自転車。
  4. 前カゴの内部に、荷物を収納可能な収納箱が設けられたことを特徴とする請求項3に記載の自転車。
  5. 収納箱が、前後左右の側面板および底面板を有して上面に荷物を入れる開口が形成された箱体と、これら左右の側面板の上部で回転自在に取り付けられて上記開口を開閉しうる左右一対の跳蓋部と、上記左右の側面板の外側面に取り付けられて上記跳蓋部が所定以上に開くことを規制する左右一対の規制部材と、上記前の側面板の上部に設けられて雨避けシートを収容し得る袋部とから構成されることを特徴とする請求項4に記載の自転車。
  6. 請求項1または2に記載した子乗せ装置を荷台上に接続し、
    前カゴ用接続手段に装着された取っ手および/または足置きを有することを特徴とする自転車。
  7. 駐輪の際には下端部が接地し、走行の際には下端部が上端部よりも前方へ移動させる自転車用スタンドが設けられたことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の自転車。
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