JP4460953B2 - 二輪車用子供座席 - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車用子供座席に関するものである。
一般に、二輪車の運転者にとっては、子供座席を二輪車の前部に装着する方が子供の様子を見守り易いが、子供が成長して体重が増加してくると、二輪車の前部では子供の乗降時、後部荷台よりも高く持ち上げる必要があり大変な労力が掛かりこれを軽減するためや安定感の向上等のために二輪車の後部荷台に子供座席を装着することが望ましい。
そこで、従来では、子供座席を二輪車の前部に装着するものと、後部荷台に装着するものとが別々に販売されている。
そのため、従来では、子供が小さい間は二輪車の前部に装着する前部専用の子供座席を購入し、子供が大きくなってくると二輪車の後部に装着する後部専用の子供座席を購入しなければならなかった。
なお、この種の二輪車用子供座席として、座席の後方上部に背凭れを設け、子供を乗せないときには背凭れを前方に倒して荷籠として使用できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、子供の成長に応じて座席の背凭れを含む支持枠の高さを調整可能としたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−34919号公報 特開平9−136682号公報
前記特許文献1のものは、二輪車の後部荷台に装着する子供座席について、子供を乗せないときには荷籠として利用できるようにしたものであるが、これを二輪車の前部に装着して子供座席として使用しようとすると、背凭れが運転者の前方視界を妨げる欠点があり、また、背凭れを座席の前方に倒して荷籠とした状態で子供を乗せようとすると、子供の両脚を両側へ垂下させて座部に跨がるように着座させることができず、両脚を荷籠の中に折り曲げた状態で収容させなければならなくなり、非常に窮屈であると共に、不安定でもあり、子供を安定して着座させることができない欠点がある。
また、前記特許文献2のものは、子供の成長を考慮しているが、背凭れを含む支持枠を座席の後部で上下方向に高さ調整可能としているだけであるため、二輪車の前部に装着した場合、背凭れを含む支持枠を高くすると運転者の視界が妨げられて高くすることができず、これでは、高さ調整構造を全く活用できなくなる欠点があった。
本発明は、従来の二輪車用子供座席の前記欠点に鑑みて提案されたものであって、その目的とするところは、二輪車の前部に装着した場合では運転者の視界を妨げることなく子供を安定して着座させることができると共に、着座した子供の前方保護機能を向上させ、また、二輪車の後部に装着した場合では成長した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとして利用できるようにした二輪車用子供座席を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、子供が着座する座部と、該座部の後方及び左右の三方を囲む後壁部と左右側壁部とを備えて前記座部の前方及び上方が開口した座席に、
壁体と該壁体の左右に前後方向へ延設された左右支持アームで構成されるガード部材が、その壁体を前記座席の前方に位置させた状態で、該壁体の後方と、左右支持アームの下方と、前記座席の左右側壁部の前方と、前記座席の座部の上方とで、座部に着座した子供の脚を挿出し得る脚挿出部を形成すると共に、その壁体が着座した子供の前方を保護する状態と;
その壁体を前記座席の後方に位置させた状態で、その左右支持アームを前記座席の左右側壁部に重合すると共に、その壁体が着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態と;
に位置変更可能に取り付けられ、
前記座部が側壁部の前端よりも前方突出され、座部の前部上方に、座席に着座した子供が掴む子供用グリップが設けられ、前記ガード部材の左右支持アームの自由端が前記左右側壁部の前端上部に水平軸回りで回動可能に枢着されており、前記壁体が着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態から着座した子供の前方を保護する状態にガード部材を位置変更したときに、支持アームが側壁部の上端部前端から前方突出するように回動し、壁体が子供用グリップを越えて子供用グリップよりも前方に位置し、壁体が着座した子供の前方を保護する状態から着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態にガード部材を位置変更したときに、支持アームが側壁部の上端部前端から後方突出するように回動し、壁体が子供用グリップを越えて子供用グリップよりも後方に位置するように構成されていることを特徴とするものである。
上記構成中、左右支持アームを前記座席の左右側壁部に重合するという用語は、左右支持アームが、左右側壁部の外側に重合する場合と、内側に重合する場合と、左右側壁部の上縁に重合する場合とを含むものである。
この構成によれば、子供の小さい間は、座席を二輪車の前部に装着し、その際、ガード部材の壁体により座席の前部を保護することができるとともに、子供を座部に跨がらせて両脚をガード部材の左右支持アーム等で形成される脚挿出部から挿出させて安定した姿勢に着座させることができる。さらに、ガード部材の左右支持アームがサイドガードとなり、小さい子供に対する保護機能が向上する。しかも、運転者の視界を妨げることもない。そして、子供が大きくなってくると、座席を二輪車の後部に装着してガード部材を座席後方に付け替えて上部背凭れ又はヘッドレストとすることができるとともに、座席の前方を広くして子供の両膝を前にはみ出させてゆったりと着座させることができ大きくなった子供の乗車に適合させることができる。なお、子供座席を二輪車の後部に装着した場合には、子供座席の前部が二輪車の運転者によって保護されるため、ガード部材がなくてもよい。
前記ガード部材は、左右支持アームの自由端を前記左右側壁部の前端上部に水平軸回りで回動可能に枢着すると共に、壁体を座部の前方と後方とに位置決め固定可能としてあることを特徴としている。
この構成によれば、ガード部材を上部背凭れ又はヘッドレストに変更する作業を容易化することができる。また、ガード部材を座席の前方に位置させて使用する際には、壁体によって子供の前方を横方向に広く保護させることができ、しかも、左右支持アームによって子供の両脚上方を保護させることができるとともに、この左右支持アームによってガード部材と座席の左右側壁部とを前後方向に強固に連結させることができる。
前記座席の前方には座席に着座した子供が掴む子供用グリップが設けられており、前記ガード部材の壁体は、ガード部材を座席の前方に位置させた状態では、この子供用グリップの前側に配置されることを特徴としている。
この構成によって、子供用グリップの把持をガード部材の壁体に阻害されることなく行わせることができ、しかも、子供用グリップの前方を壁体で保護させることができる。
前記座席は、二輪車の前部と後部とに付け替え可能としてあることを特徴としている。
前記座席の底面には複数の係止突起が形成され、前記二輪車の前部と後部とには前記係止突起が嵌合する嵌合穴及び該嵌合穴に嵌合された前記係止突起を係止するロック部材を有するスライド部材をスライド可能に嵌挿した取付台が取り付けられ、前記ロック部材により前記座席を前記取付台に着脱可能としてあることを特徴としている。
この構成によって、二輪車に対する座席の着脱が容易となる。
本発明によれば、二輪車の前部に装着した場合では運転者の視界を妨げることなく子供を安定して着座させることができると共に、着座した子供の前方保護機能を向上させ、また、二輪車の後部に装着した場合では成長した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとして利用できるようにした二輪車用子供座席を提供することができる。従って、子供が小さい間は二輪車の前部に装着し、子供が大きくなると二輪車の後部に装着することができ、子供が大きくなっても買い替えなくてよく、同じものを使える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る子供座席1は、図1及び図2に示すように、子供が着座する座部3と、この座部3の後方及び左右の三方を囲む後壁部4と左右側壁部5とを備えて前記座部3の前方及び上方が開口し、全体が樹脂で構成されている。座部3の上面及び後壁部4の内面にはクッション材(図示省略)が配置されている。また、後壁部4及び左右側壁部5には座部3に着座した子供の安全ベルト(図示省略)が設けられている。前記座部3の前方には子供が掴む樹脂製の子供用グリップ6が設けられている。
上記子供用グリップ6の前面には、図1及び図2に示すように、ガード部材8が設けられている。このガード部材8は、壁体8aと、この壁体8aの左右から前後方向に延設された左右支持アーム8bとを有し、全体が樹脂で構成されている。
上記ガード部材8は、座席1に対して、壁体8aを座席1の前方に位置させた状態で、壁体8aの後方と左右支持アーム8bの下方と、座席1の左右側壁部5の前方と、座席1の座部3の上方とで、座部3に着座した子供の脚を挿出し得る脚挿出部7を形成すると共に、壁体8aが着座した子供の前方を保護する状態(図1の実線状態)と、壁体8aを座席1の後方に位置させた状態で、左右支持アーム8bを座席1の左右側壁部5に重合すると共に、壁体8aが着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態(図1の鎖線状態)とに位置変更可能に取り付けられている。
そのための構成として、左右支持アーム8bの自由端を座席1の左右側壁部5の前端上部に枢軸9を介して水平軸回りで回動可能に枢着し、また、壁体8aを子供用グリップ6の前面と座席1の後壁部4の後面上部とに第1固定ブラケット10と第2固定ブラケット11とを介して締め付けボルト12で着脱可能に固定させるようにしている。
第1固定ブラケット10は、図3の(A)(B)に示すように、略半円弧状に二分割されたクランプ片10a,10bの一端が薄肉とされたヒンジ部10cで開閉可能とされており、両クランプ片10a,10bの他端に形成された接合フランジ部10d,10eにボルト挿通穴10f,10gが形成されており、全体が樹脂製とされ、一方の接合フランジ部10dのボルト挿通穴10fの外面には前記締め付けボルト12用のナット10hが固着されている。この第1固定ブラケット10は、図1及び図2に示すように、子供用グリップ6の下部の横桟部材6aに装着され、ガード部材8を座席1の前方に位置させるとき、壁体8aのボルト挿通穴8dを通して締め付けボルト12をナット10hに締め付けることにより固定される。
第2固定ブラケット11は、図4の(A)(B)に示すように、細長い板状で樹脂製とされ、両端に取付穴11a,11bが形成され、長手方向中央部にボルト挿通穴11cが形成され、ナット11dが固着されている。この第2固定ブラケット11は、図1及び図2に示すように、座席1の後壁部4の上部外面に前記取付穴11a,11bを利用して固定されており、ガード部材8を座席1の後方に位置させて上部背凭れ又はヘッドレストとするとき、壁体8aのボルト挿通穴8dを通して締め付けボルト12をナット11dに締め付けることにより固定される。
前記ガード部材8には、図1に示すように、上部背凭れ又はヘッドレストとして使用される際に前記後壁部4の第2固定ブラケット11の上面に当接するストッパー突起8cが設けてある。このストッパー突起8cによって、ガード部材8を上部背凭れ又はヘッドレストとして使用する場合のガード部材8の下向き荷重を後壁部4に負担させて締め付けボルト12の荷重負担を軽減させている。
座席1の底面には、図5に示すように、複数の係止突起13が形成され、二輪車2の前部と後部とには、前記係止突起13が嵌合する嵌合穴14及び該嵌合穴14に嵌合された前記係止突起13を係止するロック部材15を有するスライド部材19をスライド可能に嵌挿する取付台16が取り付けられ、前記ロック部材15により座席1を前記取付台16に着脱可能に取り付けてある。
取付台16は、全体が樹脂製とされ、図6の(A)(B)に示すように、二輪車2の前部のハンドルステム部17と、後部荷台18とに取り付けられる。
取付台16には、図7(A)〜(D)に示すように、樹脂製のスライド部材19が二輪車の前後方向にスライド可能に嵌挿されており、このスライド部材19に前記ロック部材15が分岐形成されている。
スライド部材19は、図7の(A)に示すように、取付台16に対して右方(二輪車の前方)へ押し込んで収納した状態と、図7の(D)に示すように、取付台16に対して左方(二輪車の後方)へ引き出した状態とにスライド可能とされており、この両方の状態を保持させておくために、取付台16の後端一部には係止部16aが設けられ、これと対応してスライド部材19の後端付近には第1係止部19aと第2係止部19bとを有する操作片部19cが設けられている。
操作片部19cは、第1係止部19a及び第2係止部19bを、取付台16の係止部16aに対して係脱操作可能とするために、スライド部材19の後端付近に屈曲可能な舌片状に形成されており、この操作片部19cを下方に押圧して第1係止部19aを取付台16の係止部16aから離脱させることにより、スライド部材19を取付台16から引き出すことが可能とされている。
上記操作片部19cの後端には、誤操作防止用のストッパー20が二輪車2の前後方向にスライド可能に装着されている。このストッパー20は、樹脂製とされ、スライド部材19が取付台16に対して収納状態にあるとき、操作片部19cが誤って下方へ押圧操作されることを阻止させるために設けられているもので、この誤操作防止時には、図7の(A)に示すように、ストッパー20が操作片部19cに対して後方へ引き出されている。ストッパー20が後方へ引き出されていると、操作片部19cを下方へ押圧しようとしても、該ストッパー20の後端がスライド部材19の後端の取手部19dに当接して阻止される。
しかし、ストッパー20を、図7の(B)に示すように、操作片部19cに対して前方へ押し込むと、該ストッパー20の後端がスライド部材19の後端の取手部19dに当接しなくなり、図7の(C)に示すように、操作片部19cを下方に押圧して第1係止部19aを取付台16の係止部16aから離脱させることができる。これによって、図7の(D)に示すように、スライド部材19の後端の取手部19dを持ってスライド部材19を取付台16に対して後方へ引き出すことができる。
このようにスライド部材19を引き出すと、座席1の底面の係止突起13に対するロック部材15の係止が解除され、座席1を取付台16から取り外して二輪車2の前部から後部へ、又は、後部から前部へ付け替えることができる。
なお、座席1の付け替えが終われば、図7の(D)の状態からスライド部材19を右方に押し込むことにより、座席1の底面の係止突起13にロック部材15が係止し、スライド部材19の操作片部19cの第1係止部19aが取付台16の係止部16aに係止する。そして、ストッパー20を、図7の(A)に示すように、後方に引き出しておけば、上記状態が保持され、誤操作が防止される。
図7の(A)〜(D)は、取付台16を二輪車の後部荷台18に取り付けた場合を示しているが、同様な取付台16は二輪車の前部のハンドルステム部17にも取り付けられ、これによって、二輪車2の前部と後部とに座席1をワンタッチ操作で付け替えることができるものである。なお、取付台16は、二輪車2の前後で共通のものを使用して座席1とともに付け替え可能としてもよく、また、二輪車2の前後で取付構造が異なるものを使用してもよい。この場合、二輪車2の前後の取付台16と座席1との着脱構造関係は前記した構造を採用し、取付台16を二輪車2の前部と後部に取り付ける部分の構造を二輪車2の前部と後部のそれぞれの部分に適合するように構成するものとする。
図6の(A)(B)は、座席1の両側に樹脂製の子供の足乗せ部21を設けている。また、図6の(A)(B)では、二輪車2の前後に座席1と荷籠22とを付け替え可能に装着した場合を例示している。
本発明に係る二輪車用子供座席の実施形態は、以上の構成からなるもので、次に、使用形態及び動作を説明する。
子供の小さい間(例えば、生後10ヶ月〜3歳まで)は、図6の(A)に示すように、二輪車2の前部のハンドルステム部17に取り付けた取付台16に座席1を装着する。この装着方法は、図5及び図7の(A)〜(D)を参照して説明した前述の要領によって行えばよく、その詳細は省略する。
そして、子供がある程度大きくなると(例えば、3歳以上)、図6の(B)に示すように、座席1を二輪車2の前部から外して後部荷台18に前述した要領で付け替える。そして、ガード部材8を上部背凭れ又はヘッドレストとして使用する。
このように、本発明に係る二輪車用子供座席は、子供が小さい間は、二輪車2の前部に装着して使用することができる。その際、ガード部材8により座席の前部を保護することができるとともに、子供を座部3に跨がらせて着座させ、両脚を両側の脚挿出部7から挿出垂下させて十分な着座スペースを確保して安定した状態に着座させることができる。
そして、子供が大きくなってくると、座席1を二輪車2の後部に装着してガード部材8を座席後方に位置させて上部背凭れ又はヘッドレストとすることができるとともに、座席の前方からガード部材8をなくして子供の両膝を前にはみ出させてゆったりと着座させることができ大きくなった子供の乗車に適合させることができる。
また、ガード部材8は、上部背凭れ又はヘッドレストと兼用可能とされた壁体8aと、該壁体8aの左右から前後方向に延設された左右支持アーム8bとを有し、該左右支持アーム8bの自由端を座席1の左右側壁部5の前端上部に枢軸9を介して水平軸回りで回動可能に枢着してあるため、ガード部材8を上部背凭れ又はヘッドレストに位置変更する作業を容易化することができる。また、ガード部材8を座席1の前方に位置させて使用する際には、壁体8aによって子供の前方を横方向に広く保護させることができ、しかも、左右支持アーム8bによって脚挿出部7から挿出する子供の脚の上部を保護させることができるとともに、この左右支持アーム8bによってガード部材8と座席1の両側壁部5とを前後方向に強固に連結させることができる。
本発明に係る二輪車用子供座席は、以上の実施形態からなるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した意味と範囲内において自由に変更して実施してもよい。例えば、ガード部材8は、枢軸9を介して水平軸回りで回動可能に枢着した場合を示しているが、枢着以外の方法で取り付けてもよい。また、ガード部材8は、上部背凭れ又はヘッドレストとして使用する場合のほか、上部背凭れ兼ヘッドレストとして使用してもよいものである。また、上記実施形態において、左右支持アームは、左右側壁部の外側に重合する場合と、内側に重合する場合と、左右側壁部の上縁に重合する場合とのいずれであってもよいものである。また、座席1を二輪車2に装着するに当たり、取付台16を用いると付け替えが容易であるが、他の構造で着脱可能に装着するようにしてもよい。さらに、図6の(A)(B)の実施形態では、座席1と荷籠22とを併用した場合を例示しているが、荷籠22は省略してもよい。また、本発明は、自転車、動力アシスト付き自転車、原動機付き自転車等の二輪車全般に適用可能である。座席1、ガード部材8、取付台16等は樹脂製としたが、これらの材質は樹脂以外であってもよい。
本発明に係る子供座席の概略側面図である。 本発明に係る子供座席の概略斜視図である。 (A)(B)は第1固定ブラケットの展開状態の正面図と縦断側面図である。 (A)(B)は第2固定ブラケットの正面図と縦断側面図である。 本発明に係る子供座席底面と取付台との係止関係を示す概略斜視図である。 (A)(B)は、本発明に係る子供座席を二輪車の前部と後部とに装着した実施形態の側面図を示している。 (A)〜(D)は本発明に係る子供座席の取付けに用いる取付台のロック状態及びロック解除操作時の動作順序を示す縦断側面図である。
1 座席
2 二輪車
3 座部
4 後壁部
5 左右側壁部
6 子供用グリップ
7 脚挿出部
8 ガード部材
8a 壁体
8b 左右支持アーム
9 枢軸
10 第1固定ブラケット
11 第2固定ブラケット
12 締め付けボルト
13 係止突起
14 嵌合穴
15 ロック部材
16 取付台
17 ハンドルステム部
18 後部荷台
19 スライド部材
20 ストッパー
21 子供の足乗せ部
22 荷籠

Claims (4)

  1. 子供が着座する座部(3)と、該座部(3)の後方及び左右の三方を囲む後壁部(4)と左右側壁部(5)とを備えて前記座部(3)の前方及び上方が開口した座席(1)に、
    壁体(8a)と該壁体(8a)の左右に前後方向へ延設された左右支持アーム(8b)で構成されるガード部材(8)が、その壁体(8a)を前記座席(1)の前方に位置させた状態で、該壁体(8a)の後方と、左右支持アーム(8b)の下方と、前記座席(1)の左右側壁部(5)の前方と、前記座席(1)の座部(3)の上方とで、座部(3)に着座した子供の脚を挿出し得る脚挿出部(7)を形成すると共に、その壁体(8a)が着座した子供の前方を保護する状態と;
    その壁体(8a)を前記座席(1)の後方に位置させた状態で、その左右支持アーム(8b)を前記座席(1)の左右側壁部(5)に重合すると共に、その壁体(8a)が着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態と;
    に位置変更可能に取り付けられ、
    前記座部(3)が側壁部(5)の前端よりも前方突出され、座部(3)の前部上方に、座席(1)に着座した子供が掴む子供用グリップ(6)が設けられ、前記ガード部材(8)の左右支持アーム(8b)の自由端が前記左右側壁部(5)の前端上部に水平軸回りで回動可能に枢着されており、前記壁体(8a)が着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態から着座した子供の前方を保護する状態にガード部材(8)を位置変更したときに、支持アーム(8b)が側壁部(5)の上端部前端から前方突出するように回動し、壁体(8a)が子供用グリップ(6)を越えて子供用グリップ(6)よりも前方に位置し、壁体(8a)が着座した子供の前方を保護する状態から着座した子供の上部背凭れ又はヘッドレストとなる状態にガード部材(8)を位置変更したときに、支持アーム(8b)が側壁部(5)の上端部前端から後方突出するように回動し、壁体(8a)が子供用グリップ(6)を越えて子供用グリップ(6)よりも後方に位置するように構成されていることを特徴とする二輪車用子供座席。
  2. (8a)を座部(3)の前方と後方とに位置決め固定可能としてあることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用子供座席。
  3. 前記座席(1)は、二輪車(2)の前部と後部とに付け替え可能としてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の二輪車用子供座席。
  4. 前記座席(1)の底面には複数の係止突起(13)が形成され、前記二輪車(2)の前部と後部とには前記係止突起(13)が嵌合する嵌合穴(14)及び該嵌合穴(14)に嵌合された前記係止突起(13)を係止するロック部材(15)を有するスライド部材(19)をスライド可能に嵌挿した取付台(16)が取り付けられ、前記ロック部材(15)により前記座席(1)を前記取付台(16)に着脱可能としてあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の二輪車用子供座席。
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