JPH11129953A - 自転車用小児同乗席 - Google Patents
自転車用小児同乗席Info
- Publication number
- JPH11129953A JPH11129953A JP29460297A JP29460297A JPH11129953A JP H11129953 A JPH11129953 A JP H11129953A JP 29460297 A JP29460297 A JP 29460297A JP 29460297 A JP29460297 A JP 29460297A JP H11129953 A JPH11129953 A JP H11129953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- bicycle
- stem
- child
- guard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/14—Separate pillions
- B62J1/16—Separate pillions for children
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量化、自転車ハンドル操作性の向上、及び
運転者の乗降の容易化、足元の不安感の解消を図る。 【解決手段】 自転車のハンドルに着脱自在に取付けら
れる合成樹脂製の小児同乗席１であって、座席２をステ
ップ３に対して横軸４回りに前後方向に折畳み可能に連
結し、ステップ３にハンドルステムＳを覆うステムガー
ド１５を設ける。
運転者の乗降の容易化、足元の不安感の解消を図る。 【解決手段】 自転車のハンドルに着脱自在に取付けら
れる合成樹脂製の小児同乗席１であって、座席２をステ
ップ３に対して横軸４回りに前後方向に折畳み可能に連
結し、ステップ３にハンドルステムＳを覆うステムガー
ド１５を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車のハンドル
に取付けられ、小児を同乗させるために使用される小児
同乗席に関するものである。
に取付けられ、小児を同乗させるために使用される小児
同乗席に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種小児同乗席（小児補助席）
としては、特開平１−１５６１８４号公報、同１−１７
５５８３号公報で開示されているように金属製のもの
（従来例の１）と、自転車用の荷台上に装着される合成
樹脂製のもの（特開昭５７−１６４８６８号公報）とが
ある（従来例の２）。
としては、特開平１−１５６１８４号公報、同１−１７
５５８３号公報で開示されているように金属製のもの
（従来例の１）と、自転車用の荷台上に装着される合成
樹脂製のもの（特開昭５７−１６４８６８号公報）とが
ある（従来例の２）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の１では、
金属網製である故に小児同乗席が重く、運転者のハンド
ル操作がし難く、特に運転者が女性の場合には、小児同
乗席が邪魔になって乗降がし難いなどのほか、ステップ
に載せた足元に不安感があるという問題があった。
金属網製である故に小児同乗席が重く、運転者のハンド
ル操作がし難く、特に運転者が女性の場合には、小児同
乗席が邪魔になって乗降がし難いなどのほか、ステップ
に載せた足元に不安感があるという問題があった。
【０００４】一方、従来例の２の技術を転用して、合成
樹脂によって座席とステップとを一体成形（金型等によ
る射出成形）するものとすれば、金型費用が嵩むだけで
なく、座席とステップはその機能が異なることから、形
状も複雑となって樹脂の流れが不充分で成形精度が劣る
ものとなる。本発明は、上述の実状に鑑みてなされたも
ので、軽量化と、これによる自転車ハンドル操作性の向
上、及び運転者の乗降の容易化、並びに小児同乗中にお
ける足元の不安感の解消を図ることができるとともに、
座席とステップを個別に成形してこれを組立ることによ
って、人にやさしく、良品質の自転車用小児同乗席を提
供することを目的としている。
樹脂によって座席とステップとを一体成形（金型等によ
る射出成形）するものとすれば、金型費用が嵩むだけで
なく、座席とステップはその機能が異なることから、形
状も複雑となって樹脂の流れが不充分で成形精度が劣る
ものとなる。本発明は、上述の実状に鑑みてなされたも
ので、軽量化と、これによる自転車ハンドル操作性の向
上、及び運転者の乗降の容易化、並びに小児同乗中にお
ける足元の不安感の解消を図ることができるとともに、
座席とステップを個別に成形してこれを組立ることによ
って、人にやさしく、良品質の自転車用小児同乗席を提
供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、自転車のハン
ドルに取付けられる小児同乗席であって、前述の目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明に係る小児同乗席は座席とステップとを合成
樹脂により個別に成形しており、ハンドルに装着されて
いるステップに対して座席が折畳み可能に組立てられて
いることを特徴とするものであって、このような構成を
採用したことにより、軽量化でき、自転車のハンドル操
作を軽快に行なえ、しかも、小児を先に降ろしてから座
席を前方へ回動させて折畳むことにより、自転車運転者
の乗り降りが容易となる。
ドルに取付けられる小児同乗席であって、前述の目的を
達成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明に係る小児同乗席は座席とステップとを合成
樹脂により個別に成形しており、ハンドルに装着されて
いるステップに対して座席が折畳み可能に組立てられて
いることを特徴とするものであって、このような構成を
採用したことにより、軽量化でき、自転車のハンドル操
作を軽快に行なえ、しかも、小児を先に降ろしてから座
席を前方へ回動させて折畳むことにより、自転車運転者
の乗り降りが容易となる。
【０００６】また、本発明に係る小児同乗席は、前記ス
テップは自転車のハンドルステムを左右から覆う合成樹
脂製のステムガードを一体に有し、該ステムガードの下
部に足乗せ部が設けられていることを特徴とするもので
あり、また、前記ステムガードの上部に、座席の前方で
相対し、かつ、ハンドルバーより上方に延伸する上部ガ
ードが一体に立設されていることを特徴とするものであ
り、このような構成を採用したことにより、ステップが
ステムガードを兼用できるし、ハンドルステムやその付
属金物類に小児が接触することがなく、安心感が増大す
る。
テップは自転車のハンドルステムを左右から覆う合成樹
脂製のステムガードを一体に有し、該ステムガードの下
部に足乗せ部が設けられていることを特徴とするもので
あり、また、前記ステムガードの上部に、座席の前方で
相対し、かつ、ハンドルバーより上方に延伸する上部ガ
ードが一体に立設されていることを特徴とするものであ
り、このような構成を採用したことにより、ステップが
ステムガードを兼用できるし、ハンドルステムやその付
属金物類に小児が接触することがなく、安心感が増大す
る。
【０００７】更に、本発明に係る小児同乗席は、前記ス
テップおよび／またはステムガードには、ハンドルバー
およびハンドルテムに対する取付手段が備えられている
ことを特徴とするものであり、このような構成とするこ
とにより、ハンドルステムへの係合、離脱を工具なしで
ワンタッチで簡単に行なうことができ、しかも前記ステ
ムガードを安定よく保持させることができる。
テップおよび／またはステムガードには、ハンドルバー
およびハンドルテムに対する取付手段が備えられている
ことを特徴とするものであり、このような構成とするこ
とにより、ハンドルステムへの係合、離脱を工具なしで
ワンタッチで簡単に行なうことができ、しかも前記ステ
ムガードを安定よく保持させることができる。
【０００８】また、本発明に係る小児同乗席は、前記ス
テップの上部に座席受部が形成され、該受部の端面が座
席の受圧支持面とされており、座席の座部外面には受圧
支持面に当接する当接面を有する支持部を有し、座席が
前記座席受部および受圧支持面を介して受け止められて
いるとき、同乗姿勢とされていることを特徴とするもの
であり、このような構成を採用したことにより、ステッ
プに対して座席が安定よく支持され、小児が座席に腰掛
けた場合、座席が揺れることがなく、自転車ハンドルの
操作性が向上する。
テップの上部に座席受部が形成され、該受部の端面が座
席の受圧支持面とされており、座席の座部外面には受圧
支持面に当接する当接面を有する支持部を有し、座席が
前記座席受部および受圧支持面を介して受け止められて
いるとき、同乗姿勢とされていることを特徴とするもの
であり、このような構成を採用したことにより、ステッ
プに対して座席が安定よく支持され、小児が座席に腰掛
けた場合、座席が揺れることがなく、自転車ハンドルの
操作性が向上する。
【０００９】更に、前記ステムガードの上端部に小児用
握りが設けられているので、小児の同乗姿勢を良くし、
かつ前方へ乗り出すのを規制できるほか、小児に安心感
を与えることができる。また、座席及びステップ（ステ
ムガードを含む）は、これを合成樹脂にて個別に成形し
たことにより、金型費用は安くすむだけでなく、成形精
度も良品質となり、全体または一部をメッシュ構造とす
ることも容易にでき、特に、ステップ下端の足乗せ部を
メッシュ構造とすることにより、小児の履物に泥がつい
ているとき、泥落しの機能を付与することができる。
握りが設けられているので、小児の同乗姿勢を良くし、
かつ前方へ乗り出すのを規制できるほか、小児に安心感
を与えることができる。また、座席及びステップ（ステ
ムガードを含む）は、これを合成樹脂にて個別に成形し
たことにより、金型費用は安くすむだけでなく、成形精
度も良品質となり、全体または一部をメッシュ構造とす
ることも容易にでき、特に、ステップ下端の足乗せ部を
メッシュ構造とすることにより、小児の履物に泥がつい
ているとき、泥落しの機能を付与することができる。
【００１０】そして、前記相互当接支持面（受圧支持面
と当接面）の各背面側にリブを設け、強度の増大及び衝
撃の吸収を図り、耐久性を向上させることができる。
と当接面）の各背面側にリブを設け、強度の増大及び衝
撃の吸収を図り、耐久性を向上させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図面において、１は自転車用小児同
乗席で、合成樹脂製の座席２及びステップ３と、これら
を前後方向に折畳み可能に連結する横軸４と、金属製ハ
ンガー５，５とにより分解可能に構成されている。
に基づき説明する。図面において、１は自転車用小児同
乗席で、合成樹脂製の座席２及びステップ３と、これら
を前後方向に折畳み可能に連結する横軸４と、金属製ハ
ンガー５，５とにより分解可能に構成されている。
【００１２】前記座席２及びステップ３は、前述のよう
に合成樹脂例えばＰＰ，ＰＣ，ＡＢＳ，ナイロン等によ
り、夫々個別に略板状に成形されている。このように個
別に成形することで、模様付けが容易であると共に、型
製作等成形性を向上させることができる。前記座席２
は、上部及び前側が開放されたバケット形で、座席面２
Ａの前端左右に前記横軸４を貫通させる軸孔６を有する
連結部７が設けられ、前記座席面２Ａの下面（背面）に
その左右方向全幅にわたって前側が相互当接支持面８と
された支持部９が設けられており、該支持部９の背面即
ち後側に当接面８と直交する方向に延伸した複数のリブ
１０が支持部９の幅方向で間隔を有して設けられ、補強
による強度の増大及び衝撃の吸収により耐久性の向上と
ショックの緩和を図っている。
に合成樹脂例えばＰＰ，ＰＣ，ＡＢＳ，ナイロン等によ
り、夫々個別に略板状に成形されている。このように個
別に成形することで、模様付けが容易であると共に、型
製作等成形性を向上させることができる。前記座席２
は、上部及び前側が開放されたバケット形で、座席面２
Ａの前端左右に前記横軸４を貫通させる軸孔６を有する
連結部７が設けられ、前記座席面２Ａの下面（背面）に
その左右方向全幅にわたって前側が相互当接支持面８と
された支持部９が設けられており、該支持部９の背面即
ち後側に当接面８と直交する方向に延伸した複数のリブ
１０が支持部９の幅方向で間隔を有して設けられ、補強
による強度の増大及び衝撃の吸収により耐久性の向上と
ショックの緩和を図っている。
【００１３】前記ステップ３は、左右の下端に足乗せ部
１１を有するステップ本体部１２の上端に座席受部１２
Ａが平坦状に設けられ、該座席受部１２Ａ上の左右方向
中央に、受部１２Ａ上面と平行な左右方向の軸孔１３を
有する連結部１４が一体形成され、前記本体部１２の左
右対向内側から座席受部１２Ａよりも上方に延びるステ
ムガード１５が一体形成されると共にステムガード１５
の上端部左右に、小児用握り１６が一体的に突設されて
いる。
１１を有するステップ本体部１２の上端に座席受部１２
Ａが平坦状に設けられ、該座席受部１２Ａ上の左右方向
中央に、受部１２Ａ上面と平行な左右方向の軸孔１３を
有する連結部１４が一体形成され、前記本体部１２の左
右対向内側から座席受部１２Ａよりも上方に延びるステ
ムガード１５が一体形成されると共にステムガード１５
の上端部左右に、小児用握り１６が一体的に突設されて
いる。
【００１４】なお、ステムガード１５は、ステップ本体
部１２間が前後方向に開放されているが、前記連結部１
４から上方の後部及び上部が塞がれ、かつ角部は滑らか
な曲面とされ、小児の顔や身体が触れても負傷しないよ
うにされている。また、前記座席受部１２Ａの後端部
は、受圧支持面１７を有する支持部１８とされ、該支持
面１７の背部即ち前側には、これと直交してステップ本
体部１２の後面にまで延びるリブ１９が支持部１８の長
手方向で間隔を有して複数設けられ、補強による強度の
増大及び衝撃の吸収により耐久性の向上とショックの緩
和を図っている。なお、該支持面１７には、前記座席２
の当接面８が当接するようになっている。
部１２間が前後方向に開放されているが、前記連結部１
４から上方の後部及び上部が塞がれ、かつ角部は滑らか
な曲面とされ、小児の顔や身体が触れても負傷しないよ
うにされている。また、前記座席受部１２Ａの後端部
は、受圧支持面１７を有する支持部１８とされ、該支持
面１７の背部即ち前側には、これと直交してステップ本
体部１２の後面にまで延びるリブ１９が支持部１８の長
手方向で間隔を有して複数設けられ、補強による強度の
増大及び衝撃の吸収により耐久性の向上とショックの緩
和を図っている。なお、該支持面１７には、前記座席２
の当接面８が当接するようになっている。
【００１５】そして、ステップ３のステムガード１５Ｂ
は、ハンドルステムＳを左右から覆っており、このステ
ムガード１５Ｂの上部側板外面に、前記連結部１４より
も上方に位置して、ハンガー取付耳部２０が突設され、
取付孔２１が夫々設けられているとともに、上部ガード
１５Ａが座席２の前方で相対して上方に延伸され、該上
部ガード１５Ａは左右側板と背板および上板を有する箱
形であって、左右側板の上部に握り１６が形成されてお
り、この握り１６と上部ガード１５Ａは同乗姿勢（図２
の実線）の座席２を前方に折畳んだとき、該座席２の受
けを兼ねている。
は、ハンドルステムＳを左右から覆っており、このステ
ムガード１５Ｂの上部側板外面に、前記連結部１４より
も上方に位置して、ハンガー取付耳部２０が突設され、
取付孔２１が夫々設けられているとともに、上部ガード
１５Ａが座席２の前方で相対して上方に延伸され、該上
部ガード１５Ａは左右側板と背板および上板を有する箱
形であって、左右側板の上部に握り１６が形成されてお
り、この握り１６と上部ガード１５Ａは同乗姿勢（図２
の実線）の座席２を前方に折畳んだとき、該座席２の受
けを兼ねている。
【００１６】前記座席２の連結部７は、ステップ３の連
結部１４両外側にそれらの軸孔６，１３が連通状に嵌合
され、両軸孔６，１３に横軸４が嵌脱可能に挿通され
て、座席２がステップ３に対して前後方向に回動して折
畳み可能（図２に２点鎖線で示す）となっていて、ここ
に、ステップ１２をハンドルバーＨ、ハンドルステムＳ
に装着した状態で座席２が折畳み自在に組立てられてい
る。
結部１４両外側にそれらの軸孔６，１３が連通状に嵌合
され、両軸孔６，１３に横軸４が嵌脱可能に挿通され
て、座席２がステップ３に対して前後方向に回動して折
畳み可能（図２に２点鎖線で示す）となっていて、ここ
に、ステップ１２をハンドルバーＨ、ハンドルステムＳ
に装着した状態で座席２が折畳み自在に組立てられてい
る。
【００１７】前記ステップ３には、ステムガード１５の
上下方向中間部位に位置して弯曲面からなるステム当接
面２２が形成されると共に、該当接面２２の下側ステム
ガード下部側板１５Ｂ左右両端部に、ハンドルステムＳ
への弾性係合部２３が突設されている。この弾性係合部
２３の左右対向内側面は、前方両外側に向って開く傾斜
面からなるハンドルステム案内面２４が形成されてお
り、該案内面２４の後部対向端縁間がハンドルステムＳ
の直径よりも狭くされ、該後部対向端縁から後方がハン
ドルステムＳの直径と同径の円弧面からなる保持面２５
とされている。
上下方向中間部位に位置して弯曲面からなるステム当接
面２２が形成されると共に、該当接面２２の下側ステム
ガード下部側板１５Ｂ左右両端部に、ハンドルステムＳ
への弾性係合部２３が突設されている。この弾性係合部
２３の左右対向内側面は、前方両外側に向って開く傾斜
面からなるハンドルステム案内面２４が形成されてお
り、該案内面２４の後部対向端縁間がハンドルステムＳ
の直径よりも狭くされ、該後部対向端縁から後方がハン
ドルステムＳの直径と同径の円弧面からなる保持面２５
とされている。
【００１８】したがって、ハンドルステムＳにステップ
３を嵌合係止する場合、ハンドルステムＳにステップ３
の前記案内面２４を押し当て、該案内面２４を左右両外
方に押圧し、弾性係合部２３の弾性に抗して左右に押し
拡げて、ステムガード１５をハンドルステムＳに外嵌す
る。このステムガード１５の弾性係合部２３間にハンド
ルステムＳが入ると、弾性係合部２３の最短間隔が、そ
の弾性により復元するので、ハンドルステムＳがステム
ガード１５の弾性係合部２３の弾力により強力に挟着状
に保持され、自然にそして小児の力では弾性係合部２３
が外れることはなく、至極安全である。
３を嵌合係止する場合、ハンドルステムＳにステップ３
の前記案内面２４を押し当て、該案内面２４を左右両外
方に押圧し、弾性係合部２３の弾性に抗して左右に押し
拡げて、ステムガード１５をハンドルステムＳに外嵌す
る。このステムガード１５の弾性係合部２３間にハンド
ルステムＳが入ると、弾性係合部２３の最短間隔が、そ
の弾性により復元するので、ハンドルステムＳがステム
ガード１５の弾性係合部２３の弾力により強力に挟着状
に保持され、自然にそして小児の力では弾性係合部２３
が外れることはなく、至極安全である。
【００１９】前記ハンガー５は、金属製でカギ形を呈
し、取付孔２６が設けられ、ボルト又はカシメ鋲２７に
より前記ハンガー取付耳部２０に取付けられている。こ
のハンガー５は、金属製とすることにより、消費者に対
して強度面での安心感を与えるという利点がある。しか
し、該ハンガー５は、十分な強度と耐久性を有する弾性
材例えば合成樹脂製とすることができ、ここに、ハンガ
ー５および弾性係合部２３は、ステップ１２および／ま
たはステムガード１５をハンドルバーＨ、ステムＳに取
付けるための取付手段とされている。
し、取付孔２６が設けられ、ボルト又はカシメ鋲２７に
より前記ハンガー取付耳部２０に取付けられている。こ
のハンガー５は、金属製とすることにより、消費者に対
して強度面での安心感を与えるという利点がある。しか
し、該ハンガー５は、十分な強度と耐久性を有する弾性
材例えば合成樹脂製とすることができ、ここに、ハンガ
ー５および弾性係合部２３は、ステップ１２および／ま
たはステムガード１５をハンドルバーＨ、ステムＳに取
付けるための取付手段とされている。
【００２０】上記実施形態によれば、小児同乗席１を自
転車ハンドルに取付ける場合、ハンドルバーＨにハンガ
ー５を引掛けた後、弾性係合部２３の前記案内面２４に
押し当て、ステップ３を前方へ若干強く押すことによ
り、ハンドルステムＳに弾性係合部２３を外嵌係合さ
せ、ステムＳをステップ３のステム当接面２２及び前記
保持面２５によって、挟着状にかつ強力に保持すること
ができ、非常に簡単にかつワンタッチで工具等を使用す
ることなく取付けることができる。
転車ハンドルに取付ける場合、ハンドルバーＨにハンガ
ー５を引掛けた後、弾性係合部２３の前記案内面２４に
押し当て、ステップ３を前方へ若干強く押すことによ
り、ハンドルステムＳに弾性係合部２３を外嵌係合さ
せ、ステムＳをステップ３のステム当接面２２及び前記
保持面２５によって、挟着状にかつ強力に保持すること
ができ、非常に簡単にかつワンタッチで工具等を使用す
ることなく取付けることができる。
【００２１】そして、ステップ３は、ハンドルバーＨに
引掛けられると共に、ハンドルステムＳを弾性係合部２
３の保持面２５により密着状にかつ挟着保持されるの
で、小児が座席２に腰を掛けることによって、小児の体
重が作用してより安定的にハンドルに保持されると共
に、左右に揺れたり飛び上がることがなく、小児に安心
感を与えることができるほか、小児同乗席１が合成樹脂
製で軽量化されていることも加わって、運転者のハンド
ル操作が非常に軽快になり、安全運転をすることができ
る。
引掛けられると共に、ハンドルステムＳを弾性係合部２
３の保持面２５により密着状にかつ挟着保持されるの
で、小児が座席２に腰を掛けることによって、小児の体
重が作用してより安定的にハンドルに保持されると共
に、左右に揺れたり飛び上がることがなく、小児に安心
感を与えることができるほか、小児同乗席１が合成樹脂
製で軽量化されていることも加わって、運転者のハンド
ル操作が非常に軽快になり、安全運転をすることができ
る。
【００２２】また、運転者が自転車に乗降する際は、座
席２を前方へ折畳んだ状態とすることにより、サドルと
小児同乗席１との間隔が広くなり、乗り降りするのが非
常に容易になる。なお、小児を小児同乗席１に乗せ降し
する時は、運転者が自転車にまたがり、座席２を後方に
回転させて起した状態のままで行なえばよい。そこで、
小児同乗席１を自転車ハンドルから外す時は、ステップ
３のステムガード１５の弾性係合部２３を、若干強く後
方に押すことにより、ステムＳから弾性係合部２３を離
脱させることができ、そのままステップ３を持ち上げ
て、ハンドルバーＨからハンガー５を外すことで、至極
簡単にしかも工具等を要することなく取り外すことがで
きる。
席２を前方へ折畳んだ状態とすることにより、サドルと
小児同乗席１との間隔が広くなり、乗り降りするのが非
常に容易になる。なお、小児を小児同乗席１に乗せ降し
する時は、運転者が自転車にまたがり、座席２を後方に
回転させて起した状態のままで行なえばよい。そこで、
小児同乗席１を自転車ハンドルから外す時は、ステップ
３のステムガード１５の弾性係合部２３を、若干強く後
方に押すことにより、ステムＳから弾性係合部２３を離
脱させることができ、そのままステップ３を持ち上げ
て、ハンドルバーＨからハンガー５を外すことで、至極
簡単にしかも工具等を要することなく取り外すことがで
きる。
【００２３】図４〜図６は本発明に係る小児同乗席１の
他の実施形態を示しており、ステムガード１５を有する
ステップ１２と座席２はいずれも合成樹脂にて個別に成
形されていて、ステップ１２をハンドルバーおよびステ
ムに装着した状態で座席２を折畳み自在に組立てた点等
において、図１〜図３を参照して既述した構成と作用は
同一であり、これ故、共通部分は共通符号で示し、以
下、相違点について主に説明する。
他の実施形態を示しており、ステムガード１５を有する
ステップ１２と座席２はいずれも合成樹脂にて個別に成
形されていて、ステップ１２をハンドルバーおよびステ
ムに装着した状態で座席２を折畳み自在に組立てた点等
において、図１〜図３を参照して既述した構成と作用は
同一であり、これ故、共通部分は共通符号で示し、以
下、相違点について主に説明する。
【００２４】ステップ３とステムガード１５とを兼用し
ているステップ本体１２は、ステムガード１５の高さ方
向中途まで弯曲状に延伸されていて乗降口Ｔを広くとっ
ており、弾性係合部に代替して下記の取付手段を採用し
ている。すなわち、左右のステムガード１５に、前方に
突出する舌片１５Ｃを形成し、この舌片１５Ｃに方形状
の係合孔１５Ｄが形成されている。一方、握り３０Ａを
有する合成樹脂製の差込み止具３０に、折込３０Ｂを介
してテーパー面３０Ｃを有する弾性係合片３０Ｄを形成
しており、ハンドルステムＳに後方から嵌合することで
ステムカバー１５でステムの左右に覆い、ステムカバー
１５の前面１５Ｅをガイドとして差込み止具３０の弾性
係合片３０Ｄを係合孔１５Ｄに挿通し、該係合片３０Ｄ
が弾性復元することで舌片１５Ｃに当って抜止めされる
のである。これ故、取外すときは、弾性係合片３０Ｄを
押込んだ状態で握り３０Ａを介して引抜けば良いのであ
る。
ているステップ本体１２は、ステムガード１５の高さ方
向中途まで弯曲状に延伸されていて乗降口Ｔを広くとっ
ており、弾性係合部に代替して下記の取付手段を採用し
ている。すなわち、左右のステムガード１５に、前方に
突出する舌片１５Ｃを形成し、この舌片１５Ｃに方形状
の係合孔１５Ｄが形成されている。一方、握り３０Ａを
有する合成樹脂製の差込み止具３０に、折込３０Ｂを介
してテーパー面３０Ｃを有する弾性係合片３０Ｄを形成
しており、ハンドルステムＳに後方から嵌合することで
ステムカバー１５でステムの左右に覆い、ステムカバー
１５の前面１５Ｅをガイドとして差込み止具３０の弾性
係合片３０Ｄを係合孔１５Ｄに挿通し、該係合片３０Ｄ
が弾性復元することで舌片１５Ｃに当って抜止めされる
のである。これ故、取外すときは、弾性係合片３０Ｄを
押込んだ状態で握り３０Ａを介して引抜けば良いのであ
る。
【００２５】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば、同乗席１全体又はその一部をメッシ
ュ（網目状）とすることにより、さらに軽量化すること
ができ、特に、足乗せ部１１をメッシュにすることで、
泥落し機能を付与することができる。また、小児握り１
６は別体として着脱自在とすることができる。
ではなく、例えば、同乗席１全体又はその一部をメッシ
ュ（網目状）とすることにより、さらに軽量化すること
ができ、特に、足乗せ部１１をメッシュにすることで、
泥落し機能を付与することができる。また、小児握り１
６は別体として着脱自在とすることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によると、合
成樹脂で個別に成形した座席とステップとを折畳み可能
に組立たことから、成形不良はなく、良品質にできなが
ら軽量化とこれによる自転車ハンドル操作性の向上、運
転者の乗降の容易化を図ることができる。
成樹脂で個別に成形した座席とステップとを折畳み可能
に組立たことから、成形不良はなく、良品質にできなが
ら軽量化とこれによる自転車ハンドル操作性の向上、運
転者の乗降の容易化を図ることができる。
【００２７】また、前記ステップにステムガードを設け
たことから、安全性の向上、不安感の解消を図ることが
できる。
たことから、安全性の向上、不安感の解消を図ることが
できる。
【図１】本発明に係る自転車用小児同乗席の第１実施形
態を示す正面斜視図である。
態を示す正面斜視図である。
【図２】図１の右側面図である。
【図３】同実施形態の背面からみた分解斜視図である。
【図４】第２実施形態の斜視図である。
【図５】第２実施形態の平面図である。
【図６】取付け手段の作用説明図である。
１ 小児同乗席 ２ 座席 ３ ステップ ４ 横軸 ５ ハンガー ８ 相互当接支持部 １５ ステムガード １６ 小児握りバー １７ 相互当接支持面 ２３ 弾性係合部 Ｈ ハンドルバー Ｓ ハンドルステム
Claims (6)
- 【請求項１】 自転車のハンドルに取付けられる小児同
乗席であって、 座席とステップとを合成樹脂により個別に成形してお
り、ハンドルに装着されているステップに対して座席が
折畳み可能に組立てられていることを特徴とする自転車
用小児同乗席。 - 【請求項２】 前記ステップは自転車のハンドルステム
を左右から覆う合成樹脂製のステムガードを一体に有
し、該ステムガードの下部に足乗せ部が設けられている
ことを特徴とする請求項１に記載の自転車用小児同乗
席。 - 【請求項３】 前記ステムガードの上部に、座席の前方
で相対し、かつ、ハンドルバーより上方に延伸する上部
ガードが一体に立設されていることを特徴とする請求項
２に記載の自転車用小児同乗席。 - 【請求項４】 前記ステップおよび／またはステムガー
ドには、ハンドルバーおよびハンドルテムに対する取付
手段が備えられていることを特徴とする請求項１，２又
は３に記載の自転車用小児同乗席。 - 【請求項５】 前記ステップの上部に座席受部が形成さ
れ、該受部の端面が座席の受圧支持面とされており、座
席の座部外面には受圧支持面に当接する当接面を有する
支持部を有し、座席が前記座席受部および受圧支持面を
介して受け止められているとき、同乗姿勢とされている
ことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の自転
車用小児同乗席。 - 【請求項６】 ステムガードには、小児用握りが備えら
れ、該握りは、同乗姿勢の座席を前方に折畳んだときの
座席受けを兼用していることを特徴とする請求項１〜５
のいずれかに記載の自転車用小児同乗席。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29460297A JPH11129953A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 自転車用小児同乗席 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29460297A JPH11129953A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 自転車用小児同乗席 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129953A true JPH11129953A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17809893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29460297A Pending JPH11129953A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 自転車用小児同乗席 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129953A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002114181A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Ogk Co Ltd | 自転車用補助座席装置 |
| JP2002316680A (ja) * | 2001-04-24 | 2002-10-29 | Ogk Co Ltd | 自転車用補助座席装置及びその製造方法 |
| JP2010179823A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Ogk Co Ltd | 自転車用幼児同乗座席 |
| JP2012254761A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Ogk Co Ltd | 自転車用幼児座席 |
| JP2015217834A (ja) * | 2014-05-19 | 2015-12-07 | オージーケー技研株式会社 | 幼児用座席装置 |
| CN107161247A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-09-15 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种电动自行车上结构优化的后座 |
| CN107585237A (zh) * | 2017-08-15 | 2018-01-16 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种新型电动自行车后座 |
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| CN113044099A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-06-29 | 广东乐美达集团有限公司 | 具可拆式脚踏车儿童座椅的童车 |
| JP2021171464A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | 真弓 田原 | スリング及び自転車用チャイルドシート |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP29460297A patent/JPH11129953A/ja active Pending
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