JP2010179823A - 自転車用幼児同乗座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】自転車のハンドルステムの後方とサドルの前方との間に配置される前側用の自転車用幼児同乗座席において、従来のものに比べて幼児同乗座席の後端と自転車のサドル前端との間隔を広くして、自転車の運転者の乗り降りを容易化し、好適な操縦性を確保しながら幼児乗せ降ろしも容易化する。
【解決手段】幼児の臀部を支承する座面5に着座した幼児の左右大腿部を左右振り分け状に下げ降ろすべく、前記座面5の前方から左右対称な凹状の湾曲面12を介して先細り状に突出した股鞍部6が形成された座席本体2と、下げ降ろされた幼児の足を載せる足載せ部8を有する足載せ支持部7を備えた自転車用幼児同乗座席とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、自転車のハンドルステムの後方とサドルの前方との間に配置される前側用の幼児同乗座席に関するものである。
自転車に装着される前側用の幼児同乗座席は、幼児を座らせる為の座席本体と、この座席本体を自転車のハンドルステムに取り付ける為の取付手段とを備えている(例えば、特許文献1等参照)。
特許文献1に記載されたような従来の幼児同乗座席にあっては、ハンドルステムを挟持する取付手段から後方に延設された支持ステーを介して座席本体が支持される構造となっており、座席本体は、幼児がその臀部のみならず大腿部を含めて深く腰掛けられるように、前後方向に奥行きのある椅子型のものとされていた。
このような前側用の幼児同乗座席は、乗車した幼児の様子を見守りながら自転車を運転できる点では好都合であるが、座席本体が奥行きのある椅子型であることに加え、ハンドルステムと取付手段との間に支持ステーが介在している為に、ハンドルステムから後方への突出量が大きくなり、運転者の乗降スペースが狭くなる等の欠点は否定できない。
そこで、幼児同乗座席を自転車のハンドルステムに近づけて、可及的に前側へ寄せるようにし、もって幼児同乗座席の後端と自転車のサドル前端との間隔を広く確保し、運転者の乗り降りのし易さとハンドルの操舵性を向上させることができるものが提案されている(特許文献2参照)。
この幼児同乗座席は、幼児の大腿部を支持する部分を自転車のハンドルステムに対してその左右両側へ振り分けるように配置させた構成により、幼児同乗座席を自転車の前側に寄せるという目的を達成している。要するに、この幼児同乗座席に対して幼児を座らせると、幼児は股部で自転車のハンドルステムを挟み込んで両足を前方へ投げ出すような姿勢となるので、足の大部分がハンドルステムを越えるように前側へ寄って座る状態となる。
このように、幼児の両足が自転車のハンドルステムを越えて前方へ投げ出されるような姿勢となるから、この幼児用座席装置では、必須ではないものの専用の前カゴを組み合わせた構成も提案され、この前カゴの中で幼児の両足を支持することが可能なように工夫されている。
実開昭51−140943号公報 特開2007−302228号公報
特許文献2の幼児同乗座席でも、自転車への装着状態で可及的に前側へ寄せる効果は十分に得られるものであるが、幼児同乗座席の装着位置を前側へすればするほど、ハンドルステムやハンドルとの間で幼児の乗車スペースは狭くなり、幼児の足がハンドル等と干渉し易くなる等、自転車の運転者にとっての運転や乗り降りを容易化することと、幼児の乗せ降ろしを容易化することとは、二律背反した問題でもあった。
また、特許文献2の幼児同乗座席では、必須ではないものの、専用の前カゴの使用を予定したものである為、一般的なタイプの前カゴが既に装着されている自転車に対し、この幼児同乗座席を後付けするには既存の前カゴを取り外す必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、幼児同乗座席を自転車における前部スペース(ハンドルステムの後方とサドルの前方との間)に装着しても、幼児同乗座席の後端と自転車のサドル前端との間隔を可及的に広くでき、運転者の乗り降りのし易さと、ハンドルの操舵性を向上させながら幼児の載せ降ろしを容易にすることでき、また、専用品でない一般的なタイプの前カゴと支障なく併用可能な幼児同乗座席を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る自転車用幼児同乗座席は、自転車のハンドルステムの後方とサドルの前方との間に配置されるものであって、
幼児の臀部を支承する座面と、この座面に着座した幼児の左右大腿部を左右振り分け状に下げ降ろすべく、前記座面の前方から左右対称な凹状の湾曲面を介して先細り状に突出した股鞍部が形成された座席本体と、下げ降ろされた幼児の足を載せる足載せ部を有する足載せ支持部を備えていることを特徴としている。
このように、幼児の臀部を支承する座面の前方から左右対称な凹状の湾曲面を介して先細り状に突出した股鞍部が設けられているので、幼児は、その臀部のみを座面に乗せ、左右凹状の湾曲面の前方で股鞍部の左右側方の位置に形成される上下方向の空間を通じて、幼児の膝部が座面より低い位置になるように、左右大腿部を凹状の湾曲面に沿わせて股鞍部から左右振り分け状に下げ降ろし、足先を足載せ部上に置くという乗車姿勢をとることができる。
従って、座面の前後長さが幼児の臀部のみが載せられる程度の寸法があれば十分となり、股鞍部が先行技術文献1の支持ステーに相当する役割をも担い、また、幼児の足が下げ降ろされてハンドル等と干渉し難くなるので、結果として、幼児同乗座席を自転車のハンドルステムに対して近づけて装着することができるようになって、幼児同乗座席の後端とサドルとの間隔を可及的に広くすることができる。また、幼児同乗座席が自転車のハンドルステムに対して近づくことによって、ハンドルの操舵性も向上する。
しかも、先行技術文献2のように、幼児が自転車のハンドルステムを越えて両足を前方へ投げ出すことはないので、幼児の載せ降ろしは、持ち上げた幼児を座面上方で単純に上下動させるだけで行えるものとなり、円滑且つ容易となる。
上記構成において、前記足載せ支持部は、前記座席本体の股鞍部から下方に向けて左右振り分け状に設けられた側方支持部を有し、この各側方支持部には、前記股鞍部の左右外側方向へ膨らむ膨出面を設けることができる。
これにより、幼児の内股が、側方支持部の膨出面に接触する状態をつくりだすことができ、股を締めて内股や膝で股鞍部や各側方支持部の膨出面を左右から挟み込み、身体がふらつかないように、ニーグリップの姿勢をとることを幼児に対して自然に促すことも可能である。
更に、前記足載せ支持部は、前記座席本体の座面の各湾曲面から連続した後方支持部を有し、この各後方支持部には、下げ降ろされた幼児の足の外側部分を保護する外側保護部を設けることができる。
また、前記股鞍部の前部には、前方へ迫り上がり状とされた股当部を設けることができ、この股当部で前傾姿勢気味で着座した幼児の股を支承することが可能である。
本発明に係る自転車用幼児同乗座席によれば、この幼児同乗座席を自転車のハンドルステムの後方とサドル前方との間に装着しても、従来のものに比べて幼児同乗座席の後端と自転車のサドル前端との間隔を広くでき、自転車の運転者の乗り降りと幼児の乗せ降ろしが容易となり、好適な操縦性が確保できる。
本発明に係る第1実施形態の幼児同乗座席の自転車への装着状態を示した側面図である。 図1のA−A線矢視図である。 図2のB−B線断面図である。 取付手段で採用した弾性スリーブの分解斜視図である。 図1の幼児同乗座席を示した側面図である。 図5に対応する斜視図である。 座席本体の座面及び股鞍部のみを示した平面図である。 図5のC−C線断面図である。 本発明に係る第2実施形態の斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図8は、本発明に係る自転車用幼児同乗座席1の第1実施形態を示している。図1、図2及び図5に示すように、この自転車用幼児同乗座席1は、座席本体2と取付手段3とを有しており、この取付手段3を介して自転車4に装着することができる。
座席本体2は、座面5と、股鞍部6と、左右一対の足載せ支持部7と、左右一対の足載せ部8を有し、更に、座面5にはその左右両側に手すり部9と、後部に背凭れ部10が設けられている。これらは、座席本体2として適宜樹脂材料によって一体的に形成することができる。また、背凭れ部10には、ヘッドレスト11が高さ調節可能なように昇降自在に設けられ、このヘッドレスト11は降下した状態において、背凭れ部10や手すり部9の内側に収納できるようになっている。
座面5は、幼児の臀部を面で支承すべく、左右方向に幅広な上面を具備して形成されている。股鞍部6は、座面5に着座した幼児の左右大腿部を左右振り分け状に下げ降ろすべく、座面5の前方から左右対称な凹状の湾曲面12を介して先細り状に、座面5の前部で左右両側を内向きに均等に括れさせながら前方へ突出するように形成されている。これら座面5と股鞍部6との間には視覚的に区別できるような区切りはなく、平面視では、図7に示すように、銀杏の葉形を思わせるような形状を呈したものとなっている。
なお、股鞍部6において座面5の前部を括らせた形状とは、体重の大半を座面5に預けた状態で座った幼児が、座面5の前縁に相当する各湾曲面12に左右大腿部の太股裏面を強く圧迫させることなく、無理のない自然な姿勢として、膝が座面5よりも低位置となるように左右振り分け状に足(脚)を下げ降ろす(垂らす)ことができるように、内側へ凹ませていることを表現したものである。
これにより幼児は、臀部のみを座面5に安定して支承されたまま股鞍部6を跨ぎ、幼児の会陰部が股鞍部6で支承される姿勢が保持できる。
要するに、幼児は、その臀部を座面5に乗せ、左右凹状の湾曲面12の前方と股鞍部6の左右側方に形成される上下方向の空間を通じて、大腿部以下の部分を下げ降ろして、足先を足載せ部8上に置くという乗車姿勢をとることができるので、座面5の前後寸法が、幼児の下半身のうち臀部のみが載せられる程度あれば十分となる。
また、図8に示すように、股鞍部6は、その正面断面形状が上凸となる湾曲形状(倒立U字状)に形成されており、これによって幼児は股鞍部6を跨ぐ姿勢が一層、容易となっている。更に、図1及び図3に示すように、股鞍部6の前部には、前方に迫り上がり状となった股当部6fが設けられており、この股当部6fが図2及び図7の平面視で明らかなように、前方向へ曲面を描いて左右拡がり状となっていることと相俟って、前傾姿勢気味で着座した幼児の股を支承して優しくサポートすることが可能となっている。
そして、これら座面5及び股鞍部6には、適宜クッション材13を取り付けておくのが好ましく、本実施形態では、座面5及び股当部6fを含む股鞍部6だけでなく、以下に説明する足載せ支持部7の側方支持部7bも下方へ延長されたクッション材13で覆われている。
次に、足載せ支持部7は、股鞍部6の左右両側に振り分け配置されたものであって、本実施形態では、座面5の各湾曲面12から連続して延長された後方支持部7aと、股鞍部6の左右から連続して延長された側方支持部7bを有している。そして、この側方支持部7bは、股鞍部6が呈する上凸湾曲形状の左右両裾を下方へ延長させるようにして形成されて、股鞍部6の上周面から連続して股鞍部6の左右外方へ曲面を描いて膨らむ膨出面14が形成されている。なお、ここで言う「延長」とは一体成形に限定したものではなく、上凸の湾曲ラインをそのまま下方へ延ばしたライン(輪郭線)を有している点を表現したものであり、足載せ支持部7は股鞍部6を含む座席本体2と別体に形成することも可能である。
また、各足載せ支持部7の後方支持部7aには、下げ降ろされた幼児の足の外側部分を保護する外側保護部7cが、各側方支持部7bに対面して設けられている。なお、この外側保護部7cは、本実施形態では、幼児の足の外側部分の全体を保護するように、後述する手すり部9から連続して形成されているが、幼児の足の外側部分の一部のみを保護すべく、例えば足載せ部8の外側方の部分のみに設けることもできる。
このように、本実施形態において足載せ支持部7は、幼児の内股に接触する側方支持部7bだけでなく、幼児の両足を背後から覆う後方支持部7a、幼児の両足の外側面を覆う外側保護部7cを有したものとしてある。
なお、この足載せ支持部7は、取付部3との関係で、自転車4のハンドルステム15における旋回軸(ハンドルを操舵するときの操舵軸心)、即ち、ヘッドチューブ16から前フォーク17にかけた左右両脇に沿うように設定されており、足載せ支持部7の下端部には足載せ部8が設けられている。この足載せ部8は、自転車4のハンドルステム15より前方に装着される前カゴ18に対し、それより後方配置となり、前カゴ18とは接触干渉することがないように設定されている。
このような構成から、座面5に幼児を座らせると、幼児の内股が側方支持部7bの膨出面14に沿って優しく接触するといった状態が自然とつくりだされ、また幼児は足載せ部8上へ足を置き易くなる。これにより、ニーグリップの知識がない幼児に対してもこのニーグリップの実施を促すことができ、幼児は股を締めて股鞍部6乃至側方支持部7bの膨出面14を左右から挟み込むようになるから、身体のふらつきが防止され、着座安定性が高まる。
次に、手すり部9は、座面5の左右両側に位置して、背凭れ部10の左右両側から前方へ向けて突設されており、手すり部9の下側前縁部が後方へ向けて抉られたカーブを有する凹部9aが形成されている。
本実施形態では、手すり部9の凹部9aにおける下側前縁部を抉るようにしたカーブをそのまま座面5の前下方へ延長させて、抉り方向とは逆反りとなるカーブを円滑且つ連続的に生じさせ(全体がS字状のカーブとなるようにし)、この逆反りのカーブで足載せ支持部7の後方支持部7aや外側保護部7cを形成させている。そのため、このように連続したS字状カーブによって、手すり部9や足載せ支持体7に作用する負荷が均等に分散され、応力集中が起こりにくくなっている。要するに、座席本体2が全体として強度的に強い構造体となる利点があり、これを利用して成形肉厚の薄肉化、軽量化、低コスト化などに寄与できる。
なお、本実施形態でいう「手すり部」とは、座席の両側に設けられる、文字通りの手すりの他、肘掛けや左右への転落防止、或いは転倒時に幼児の肩や腕を保護する為のプロテクター等の少なくとも何れか1つの目的で設けられるものを総称したものである。
次に、取付手段3は、座席本体2の股鞍部6の前部に形成された股当部6fから上方立ち上がり状に設けられた前ガード部19において、自転車4のハンドルステム15を抱持する構成とされている。
即ち、取付手段3は、図2、図3及び図6に示すように、前ガード部19の前部で構成される後部側の抱持半体21と、この抱持半体21に対して着脱可能とされた前部側の抱持半体22とで構成され、これら両抱持半体21,22には、それらの左右方向中心部を上下に通り抜けるようにして、それぞれ円弧状の縦溝21a,22aが形成されている。
本実施形態では、回り止めやガタ止めの為に図4に示すようなフランジ付きの円筒を縦方向に半割りしたようなスリーブ24,24を円弧状の縦溝21a,22aに介在させて、図3に示すように、抱持半体21,22を貫通するボルト23で締結することにより、ハンドルステム15を抱きつき状に挟持し、本実施形態の幼児同乗座席1をハンドルステム15の後方とサドルSの前方との間で自転車4のハンドルステム15に対して装着できるよう構成されている。
なお、前ガード部19の上部には左右に突出して幼児用ハンドル部20が設けられており、幼児同乗座席1の自転車4に対する装着状態において、前ガード部19は、自転車4のハンドルステム15の上端より高く突出するように設定されており、座面5側から見るとハンドルステム15が覆われる(隠される)状態になる。これにより、ハンドルステム15に対して座面5を更に近づけて幼児同乗座席1を装着することができる。殊に本実施形態では、前ガード部19内が前方へ向けて空洞化されたものとしてあり、この空洞内にハンドルステム15の一部が嵌るようになっているので、よりハンドルステム15に対して座面5を近づけて装着することができる。
以上のように、幼児の臀部を支承する座面5の前方から左右対称な凹状の湾曲面12を介して先細り状に突出した股鞍部6が設けられているので、幼児は、その臀部のみを座面5に乗せ、会陰部乃至内股を股鞍部6で支承しつつ、膝部が座面5より低い位置になるようにして左右大腿部を左右凹状の湾曲面12の前方で股鞍部6の左右側方の位置に形成される上下方向の空間を通じて、凹状の湾曲面12に沿わせながら股鞍部6から左右振り分け状に下げ降ろし、足先を足載せ部8上に置くという乗車姿勢をとることができる。
従って、座面5の前後長さが幼児の臀部のみが載せられる程度の寸法があれば十分となる。また、取付手段3が股鞍部6の前部の前ガード部19において構成されるので、股鞍部6が座面5を支持する支持ステーに相当する役割と、幼児の会陰部乃至内股を支承しつつ左右大腿部を振り分けて足を下げ降ろさせてハンドル等との干渉を生じ難くするという役割を兼ねさせることができるので、結果として、幼児同乗座席を自転車のハンドルステムに対して近づけて装着することができるようになって、幼児同乗座席の後端とサドルとの間隔を可及的に広くすることができる。また、幼児同乗座席が自転車のハンドルステムに対して近づくことによって、ハンドルの操舵性も向上する。
また、幼児が自転車4のハンドルステム15を越えて両足を前方へ投げ出すことはないので、幼児の載せ降ろしは、持ち上げた幼児を座面5上方で単純に上下動させるだけで行えるものとなり、円滑且つ容易である。
更に、各足載せ支持部7は、座面5の各湾曲面12から連続する後方支持部7aと、股鞍部6の左右から連続する側方支持部7bを有し、この各側方支持部7bには、股鞍部6の左右外方へ膨らむ膨出面14が設けられているので、幼児の内股が、各側方支持部7bの膨出面14に接触する状態を自然につくりだすことができ、股を締めて股鞍部6や各側方支持部7bの膨出面14を左右から挟み込んで身体のふらつきを防止するニーグリップの姿勢をとることを幼児に対して自然に促すことができる。このことは、座面5の前部が左右から括れさせたような股鞍部6となっていることを補って、幼児の着座安定性を高めることができる。また、各足載せ支持部7が後方支持部7aと側方支持部7bで構成されるので、各足載せ支持部7が強度的にも有利であり、外側保護部7cは、左右振り分け状に垂下された幼児の両足の外側面を保護することができる。なお、この外側保護部7cは、前記手すり部9の凹部9aから連続するように形成されているので、背凭れ部10及び各足載せ支持部7が強度的にも優れたものとなる。
図9は、本発明の第2実施形態の幼児同乗座席1の斜視図である。この第2実施形態の第1実施形態と異なる点は、手すり部9の凹部9aにおける下部前縁部を抉るようにしたカーブが、凹状の湾曲面12の下側に連続しており、足載せ支持部7には、第1実施形態の後方支持部7aや外側保護部7cに相当する部分が設けられていない点であり、第1実施形態と同様の部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10は、本発明の第3実施形態の幼児同乗座席1の斜視図である。この第3実施形態の第1実施形態と異なる点は、手すり部9に凹部9aが設けられておらず、手すり部9の外縁ラインがそのまま足載せ支持部7の外側保護部7cに連続している点であり、第1実施形態と同様の部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、座面5や股鞍部6及び手すり部9等について、それらの細部形状は、殊更詳細に限定されるものではない。その他、座面5の後部に設ける背凭れ部10の形状、ヘッドレスト11の形状、ヘッドレスト11の昇降機構の有無などは何ら限定されるものではない。
1 幼児同乗座席
2 座席本体
3 取付手段
4 自転車
5 座面
6 股鞍部
7 足載せ支持部
8 足載せ部
12 湾曲面
15 ハンドルステム

Claims (4)

  1. 自転車(4)のハンドルステム(15)の後方とサドル(S)の前方との間に配置される自転車用幼児同乗座席において、
    幼児の臀部を支承する座面(5)と、この座面(5)に着座した幼児の左右大腿部を左右振り分け状に下げ降ろすべく、前記座面(5)の前方から左右対称な凹状の湾曲面(12)を介して先細り状に突出した股鞍部(6)が形成された座席本体(2)と、
    下げ降ろされた幼児の足を載せる足載せ部(8)を有する足載せ支持部(7)を備えていることを特徴とする自転車用幼児同乗座席。
  2. 前記足載せ支持部(7)は、前記座席本体(2)の股鞍部(6)から下方に向けて左右振り分け状に設けられた側方支持部(7b)を有し、この各側方支持部(7b)には、前記股鞍部(6)の左右外側方向へ膨らむ膨出面(14)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用幼児同乗座席。
  3. 前記足載せ支持部(7)は、前記座席本体(2)の座面(5)の各湾曲面(12)から連続した後方支持部(7a)を有し、この各後方支持部(7a)には、下げ降ろされた幼児の足の外側部分を保護する外側保護部(7c)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自転車用幼児同乗座席。
  4. 前記股鞍部(6)の前部には、前方へ迫り上がり状とされた股当部(6f)が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の自転車用幼児同乗座席。
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