JP3737065B2 - 子供用乗り物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体中央付近に着座して足踏みペダルを踏むことにより走行する子供用乗り物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
三輪車や四輪車などの子供用乗り物において、保護者が後方から乗り物を押すための手押し棒を設けたものがある。また補助輪付きの二輪車に手押し棒を設けたものもある。この手押し棒は、子供が乗った状態で後方から乗り物を押すだけでなく、停止させたり、進行方向を制御するためにも用いられるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手押し棒は保護者が起立した状態で楽に握れる長さに設定されている。このため手押し棒が車体から上方へ大きく突出することになり、この乗り物を収納する場合にこの長い手押し棒が障害になって収納しにくくなるという問題があった。
【0004】
また従来の手押し棒は、着座シートの後方で車体フレームに固定されている。この手押し棒は長いため、通常その下端だけが車体フレームに固定されることになり、いわば片持ち支持の状態で固定されることになる。このため手押し棒を車体フレームへ固定する部分(固着部)の強度および剛性が不足して手押し棒がグラグラし易くなり、その操作感が悪くなるという問題があった。なおこの固着部の強度・剛性を増大させることも可能であるが、そのためには大きなブラケット類が必要になり、車体重量が増えるという問題が生じる。
【0005】
さらに手押し棒は上方へ長く突出しているため、乗り物の重心が高くなる。また子供が一人で乗る場合には、車体振動によってこの長い手押し棒が大きく振れる。このため車体の安定性が悪くなるという問題もあった。
【0006】
一方保護者が目を離したすきに、子供がこの手押し棒にぶら下がったりすることがあり得る。この場合に従来の手押し棒は後輪の上後方にのびているために、ここに子供がぶら下がると後輪を支点にして車体前部が浮き上がり、車体が不安定になるという問題もあった。
【0007】
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、乗り物を収納する時に手押し棒が障害にならず収納し易くなり、大きなブラケットを用いたり車体重量の大幅な増大を招くことなく長い手押し棒をしっかりと車体側に固定することができ、子供が一人で乗る場合に車体の安定性を向上させることができ、さらに万一子供がこの手押し棒にぶら下がっても車体が不安定になるおそれがないようにした子供用乗り物を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】
この発明によればこの目的は、車体中央付近に着座して足踏みペダルを踏むことによって走行する子供用乗り物において、着座部および背当て部が一体成形された側面視略L型の樹脂製のバケット型着座シートと、その下部に固着された下ブラケットが前記着座シートの着座部を車体フレームに固定する部材に前記着座部と共に固定されその上部が前記着座シートの背当て部背面に固定され斜上後方へのびる手押し棒ロアと、前記手押し棒ロアに引出した使用位置と押下げた収納位置との間でスライド可能となるように挿入され上部にグリップを有する手押し棒アッパと、前記手押し棒アッパを少なくとも前記使用位置に固定するロック手段と、を備えることを特徴とする子供用乗り物、により達成される。
【0009】
すなわちこの発明は、バケット型の着座シートの剛性を利用して手押し棒を取付けるものである。この着座シートは高い背当て部を持ち、この背当て部は元々乗った子供の荷重に耐え得る十分に大きい強度を持つから、この背当て部と着座部との2ヶ所で手押し棒をしっかりと保持することが可能になるものである。
【0010】
この発明は、三輪車、四輪車、補助輪付きの二輪車などに適用することができ、これらを包含する。手押し棒ロアの下部を固定する下ブラケットは、着座シートの着座部を車体フレームに固定する部材にこの着座部と共に固定したこのため、車体フレームには手押し棒を固定するためのブラケット類を別途設ける必要が無くなり、ブラケット数を減らし軽量化に適する。
【0011】
手押し棒ロアは、互いにブラケットで平行に結合された左右一対のアウタパイプで形成し、手押し棒アッパはこれらアウタパイプに挿入可能な左右一対のインナパイプで形成し、両インナパイプの上端を緩衝剤で被覆したグリップで結合しておくのがよい。
【0012】
この場合、グリップは手押し棒の収納位置で着座シートの背当て部の後上方に位置するように各部の寸法を設定するのがよい。こうすれば、手押し棒を収納した状態でグリップが子供の頭に接触せずに子供が乗る時の障害になることがない。
【0013】
このグリップは、環状にして、側面視でインナパイプの延長線に対して後傾させておくのがよい。グリップは環状でかつ緩衝材で覆われているから、保護者が手で握り易くかつ手が滑りにくくすることができるばかりでなく、このグリップは乗った子供の頭部も後方から十分に保護できるからである。
【0014】
着座シートはブロー成形(blow molding、中空成形)によって作ることができる。ブロー成形は、押出機から押出されるポリエチレンなどの樹脂パイプ(パリソン、parison)を金型で挟み、パイプの一端から圧縮空気を入れてこのパイプを膨らまし、金型のとおりの形に成形するものである。
【0015】
ブロー成形した着座シートは、着座した子供の身体に接するインナ部とその下方および後方を覆うアウタ部とを重ね合わせた構造となるが、この着座シートは車体への取付部と手押し棒アウタの取付部では、これらインナ部とアウタ部とを互いに密着させるのがよい。これらの密着部分にボルトやリベットなどの締結部材を貫通させることにより、着座シートの取付けおよび手押し棒の取付けを強固かつ確実にすることが可能になるからである。
【0016】
ロック手段は、左右のアウタパイプを結合するブラケットに左右一対のロックレバーを車体幅方向へスライド可能に保持し、両ロックレバーにそれぞれ車体幅方向外側へばねによって復帰習性を付与して、両ロックレバーが外側へ復帰した時にこれらのロックレバーをアウタパイプとインナパイプとに係合させることにより手押し棒インナを固定する構造とすることができる。
【0017】
ここにロック手段は、手押し棒インナを少なくとも引き出した使用位置で手押し棒インナをロックするものとする。ロック手段は、手押し棒インナを前記使用位置だけでなく、収納位置、その他の途中の位置でもロックできるようにしてもよい。この場合、保護者の身長に合わせてグリップを異なる高さの使用位置に固定することが可能になる。
【0018】
前輪は、そのハンドル回転軸線と路面との交点が、前輪の接地点よりも前方に位置するように前輪操舵系のアライメントを設定するのがよい。このようにすれば、保護者が手押し棒で車体を左右に旋回させる際に前輪を同方向に回動させて円滑に旋回させることが可能になる。すなわち、車体に左右方向に旋回力を加えると、前輪はハンドル回転軸線と路面との交点と前輪接地点との距離(トレール)を利用して同じ方向に自然に回動するからである。
【0019】
【実施態様】
図1は本発明の一実施態様である三輪車を一部断面した側面図、図2はその手押し棒を引出した使用状態を示す斜視図、図3は同じく押下げた収納状態を示す斜視図、図4はロックカバーを外しかつ一部を断面してロック手段を示す背面図、図5は図4におけるV−V線断面図、図6は同じくVI-VI線断面図、図7は手押し棒ロアの正面図(A)と側面図(B)である。
【0020】
図1〜3において、符号10は車体フレームである。この車体フレーム10は、前端の操向軸筒(ステアリング・ヘッドパイプ)12と、後端の車軸筒14と、これら操向軸筒12と車軸筒14とを結合する1本のメインパイプ16とを持つ。メインパイプ16は操向軸筒12から少し下降した後、ほぼ水平な水平部16aを経て後方へのびる。車軸筒14はメインパイプ16の後端に直交し、車体幅方向に水平である。
【0021】
操向軸筒12には、ハンドル回転軸18によって前輪20および操向ハンドル22が左右に操舵可能に取付けられている。すなわちハンドル回転軸18に保持されたブラケット24に、左右一対(図2,3参照)の前輪支持パイプ26,26がハンドル回転軸18とほぼ平行に保持されている。ここに前輪支持パイプ26,26の上部はブラケット24より上方へのび、操向ハンドル22となっている。
【0022】
前輪20に固定された車軸は、前輪支持パイプ26,26の下端を貫通してクランク状に折曲され、ここに足踏みペダル(クランクペダル)28,28が取付けられている。すなわち前輪20は、足踏みペダル28,28により回転駆動される駆動輪となる。30は前輪支持パイプ26,26に保持された前フェンダ、32は左右の操向ハンドル22,22間に取付けられたハンドルカバーである。
【0023】
ここに前輪20のアライメントは、図1に示すように設定される。すなわちハンドル回転軸18の軸線(ハンドル回転軸線)18aと路面との交点Aが、前輪20の接地点Bよりも前方に位置するようにしたものである。交点Aと接地点Bとの距離t(トレール)は、後記する手押し棒54で車体を左右に旋回させようとする場合に、前輪20をこの旋回方向と同じ方向に回動させて旋回を円滑に行えるようにする作用を有する。
【0024】
メインパイプ16の後端に固着された水平な車軸筒14には、後車軸34(図1)が保持されている。この後車軸34には左右一対の後輪36,36が保持されている。両後輪36,36は独立に空転可能である。
【0025】
38はバスケット(荷箱)である。このバスケット38はその底部を車軸筒14に係合させる一方、その中央前下部をメインパイプ16を貫通するボルト40(図1)によってメインパイプ16に固定している。従ってこのボルト40に螺合したノブナット42を取外すことによりバスケット38は簡単に着脱可能である。
【0026】
44はバケット型の着座シートである。この着座シート44はポリエチレンなどの樹脂をブロー成形することにより側面視略L字状に形成されている。ここに着座シート44は、着座側のインナ部44aと、外側を包むアウタ部44bとを略モナカ状に重ね合わせた構造であり、特にアウタ部44bには適宜の凹凸を設けることによってその強度および剛性の増大が図られている。
【0027】
インナ部44aとアウタ部44bは車体への取付部と、後記手押し棒ロア56の取付部で互いに密着し、これらの密着部46(46a〜46c)を締着部材となるボルト48(48a〜48c)が貫通している。すなわち着座シート44の着座部50は、その前部の密着部46aとメインパイプ16とを貫通する1本のボルト48aにより固定される。
【0028】
着座部50の後部の下方には、メインパイプ16を車体幅方向に跨いでブラケット52がメインパイプ16に固着されている。このブラケット52には、着座部50の後部の密着部46bがこれらを貫通する左右一対のボルト48b(一方のみ図示)によって固定されるが、この際に密着部46bとブラケット52との間に後記する手押し棒ロア56の下ブラケット62が共締めされる。
【0029】
54は手押し棒である。この手押し棒54は、着座シート44に固定される手押し棒ロア56と、この手押し棒ロア56に対して上方からスライド可能に挿入される手押し棒アッパ58とを持つ。手押し棒ロア56は、図7に示すように、上ブラケット60および下ブラケット62で互いに平行に結合した左右一対のアウタパイプで形成される。手押し棒アッパ58はこれらのアウタパイプに挿入される左右一対のインナパイプで形成される。
【0030】
左右一対のインナパイプの上端はグリップ64で結合されている。すなわち図4に示すように、インナパイプの上端は、横向きにしたほぼU字状のパイプ64aで互いに結合されている。このパイプ64aは横長の環状のポリプロピレンなどの緩衝材66で覆われている。
【0031】
手押し棒ロア56の上部は、その上ブラケット60と前記着座シート44の背当て部に設けた密着部46cとを貫通する2本のボルト48c(図4)によって着座シート44に固定される。手押し棒ロア56の下部に固着した下ブラケット62は、図7に示すように側面視略L字状に折曲され、この折曲部分は前記着座部50の後部の密着部46bとブラケット52との間に挟まれてボルト46bで共締めされている。
【0032】
上ブラケット60には、手押し棒アッパ58を所定位置に固定するためのロック手段68が組付られている。すなわちこのロック手段68は、図6に示すように、左右のアウタパイプ間でブラケット60に被される樹脂製(例えばポリプロピレン製)のロックカバー70と、このカバー70の内側に保持されたガイドブロック72と、このガイドブロック72にガイドされて車体幅方向にスライド可能な左右一対のロックレバー74,74と、両ロックレバー74,74に外側への復帰習性を付与する圧縮コイルばね76とを備える。
【0033】
ロックレバー74,74は、図6に示すように、ロックカバー70に設けた長孔70a,70aから突出すると共に、各ロックレバー74,74には車体幅方向外側へ突出する係合ピン74a,74aがインサートされている。これら係合ピン74aは手押し棒アッパ58を引き出した使用位置で、アウタパイプとインナパイプにそれぞれ設けた係合孔に進入し、手押し棒アッパ58を使用位置にロックする。同様に係合ピン74aは、手押し棒アッパ58を押し下げた収納位置でも手押し棒アッパ58をロックする。図4はこの状態を示す。
【0034】
このロック手段68は、保護者が両ロックレバー74,74を同時に指で挟んで互いに引き寄せれば、ロックレバー74,74はばね76を圧縮しつつ車体中央側へスライドし、係合ピン74aがアウタパイプとインナパイプとのロックを解放する。この状態で手押し棒アッパ58は手押し棒ロア56に対して上下にスライド可能である。
【0035】
手押し棒アッパ58を引き上げて図2に示す使用状態でロックレバー74を解放すれば、係合ピン74aがアウタパイプとインナパイプの係合孔に係合し、手押し棒アッパ58をロックすることができる。またロックレバー74,74を引き寄せて手押し棒アッパ58を押し下げ、図3に示す収納位置でロックレバー74,74を解放すれば、係合ピン74aは手押し棒アッパをこの収納位置にロックすることができる。
【0036】
メインパイプ16の水平部16aには、下方へのびる足のせステップ80が取付けられている。この足のせステップ80は、着座シート44に着座した子供が、足踏みペダル28を踏まない時に両足を載せるものであり、主として手押し棒54を用いて保護者がこの三輪車を手押しで使用する際に利用するものである。なおこの足のせステップ80は、利用しない時にはその上部を支点として下部を後方へ回動させることにより着座シート44の下方に収納することができる。このように収納すれば、着座シート44に着座した子供が、ペダル28を踏む時にこの足のせステップ80に足が触れるのを防止することができる。
【0037】
この実施態様では、手押し棒54を着座シート44の背当て部の後面にほぼ沿わせて斜上後方へ傾斜させ、手押し棒アッパ58の上端に環状のグリップ64を設けた。このグリップ64は図1に示すように手押し棒ロア56の上方の延長線より後傾させた。また手押し棒ロア56の上端は着座シート44の背当て部より上方へ突出させないから、手押し棒アッパ58の収納状態では、グリップ64は図1,3に示すように着座シート44の背当て部上後方に位置することになる。このため着座した子供の頭部にこのグリップ64が干渉することがない。
【0038】
この実施態様では、手押し棒54を簡単に着脱することが可能である。そのためにはまず着座シート44を固定するボルト48aおよび左右一対のボルト48bを緩めて着座シート44を車体フレーム10のメインパイプ16から取外す。そして手押し棒ロア56の上ブラケット60を着座シート44の背当て部に固定する2本のボルト48cを緩めればよい。
【0039】
このようにして手押し棒54を着座シート44から分離した後、着座シート44だけをボルト48a,48bで車体フレーム10のメインパイプ16に固定すればよい。従って子供の成長に合わせて、手押し棒54が不用になればこれを取外して使用できるので、乗り物の使用可能期間を長くすることができる。
【0040】
【発明の効果】
この発明は以上のように、着座シートをバケット型とし、この着座シート自身の強度を利用してその着座部と背当て部とで手押し棒を保持するものであるから、手押し棒を車体フレームに固定する場合に比べて手押し棒を小さいブラケット類でしっかりと固定することができる。このため車体重量の増大を防ぐことができる。この時手押し棒ロアの下部に固定した下ブラケットを着座シートの着座部を車体フレームに固定する部材に着座部と共に固定するから、車体フレームに特別なブラケット類を別途設ける必要がなくなり、ブラケット類が減り軽量化に適する。
【0041】
また手押し棒は、着座シート側に固定した手押し棒ロアと、この手押し棒ロアに対して上方からスライド可能に挿入されその上部にグリップを有する手押し棒アッパとを備え、手押し棒アッパをロック手段によって少なくとも引出した使用位置でロックできるようにしたから、使用しない時には手押し棒アッパを押し下げて収納することができる。このためこの乗り物を収納する時に手押し棒が邪魔にならず、収納し易くなる。
【0042】
また子供が自分で足踏みペダルを踏んで走行する時には、手押し棒を収納しておくことができ、この時には手押し棒が上方に高く伸びていないので車体重心が下がる。また長い手押し棒が車体から上方へ長く突出している場合に比べて、収納した手押し棒は走行中に振れることがなくなり、走行安定性が悪くなることがない。
【0043】
さらに、この手押し棒を収納位置にしておけば、保護者が目を離したすきに子供がこの手押し棒に万一ぶら下がることがあっても、この手押し棒は後輪より大きく後方へのびていないので車体前部が後輪を支点にして浮き上がるおそれがない。このため車体が不安定になるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を一部断面した側面図
【図2】その手押し棒の使用状態を示す斜視図
【図3】その手押し棒の収納状態を示す斜視図
【図4】ロック手段を示す背面図
【図5】図4におけるV−V線断面図
【図6】図4におけるVI−VI線断面図
【図7】手押し棒ロアの正面図(A)と側面図(B)
【符号の説明】
10 車体フレーム
16 メインパイプ
18 ハンドル回転軸
20 前輪
28 足踏みペダル
36 後輪
44 着座シート
44a インナ部
44b アウタ部
46(46a、46b、46c) 密着部
48(48a、48b、48c) ボルト(締結部材)
50 着座部
54 手押し棒
56 手押し棒ロア
58 手押し棒アッパ
60 上ブラケット
62 下ブラケット
64 グリップ
66 緩衝材
68 ロック手段

Claims (7)

  1. 車体中央付近に着座して足踏みペダルを踏むことによって走行する子供用乗り物において、
    着座部および背当て部が一体成形された側面視略L型の樹脂製のバケット型着座シートと、
    その下部に固着された下ブラケットが前記着座シートの着座部を車体フレームに固定する部材に前記着座部と共に固定されその上部が前記着座シートの背当て部背面に固定され斜上後方へのびる手押し棒ロアと、
    前記手押し棒ロアに引出した使用位置と押下げた収納位置との間でスライド可能となるように挿入され上部にグリップを有する手押し棒アッパと、
    前記手押し棒アッパを少なくとも前記使用位置に固定するロック手段と、
    を備えることを特徴とする子供用乗り物。
  2. 1個の操向前輪と2個の後輪とを備え、前輪に左右一対の足踏みペダルが固定された三輪車である請求項1の子供用乗り物。
  3. 手押し棒ロアはブラケットにより互いに平行に結合された左右一対のアウタパイプで形成され、手押し棒アッパは前記アウタパイプに挿入される左右一対のインナパイプで形成され、グリップはこれらインナパイプの上端を結合しかつ緩衝材で被覆され、前記手押し棒アッパの収納位置で前記グリップは着座シートの背当て部の後上方に位置する請求項1〜2のいずれかの子供用乗り物。
  4. グリップは環状であり、側面視でインナパイプの延長線に対して後傾している請求項3の子供用乗り物。
  5. 着座シートはインナ部およびアウタ部を重ね合わせた構造にブロー成形され、この着座シートはその車体への取付部および手押し棒ロアの取付部で前記インナ部およびアウタ部が互いに密着し、これら密着部分を貫通する締結部材によって着座シートは車体フレームにまた手押し棒ロアは着座シートにそれぞれ固定されている請求項1〜4のいずれかの子供用乗り物。
  6. ロック手段は、手押し棒アウタの左右一対のアウタパイプを結合するブラケットに車体幅方向へスライド可能に保持された左右一対のロックレバーと、両ロックレバーに車体幅方向外側への復帰習性を付与するばねとを備え、少なくとも手押し棒アッパを引出した使用位置で前記ロックレバーを前記アウタパイプおよびインナパイプに係合させることによって手押し棒インナを固定可能にする請求項3または4の子供用乗り物。
  7. 前輪のハンドル回転軸線と路面との交点が前輪の接地点よりも前方に位置するようにした請求項1〜6のいずれかの子供用乗り物。
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