JP4236192B2 - 鞍乗型車両のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両のブレーキ装置に関するものである。
従来の鞍乗型車両のブレーキ装置として、足を載せるフートボードに穴を開け、この穴を通じてフートボードの下方から上方へブレーキペダルの先端を突出させたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2001−1975公報 特許第3217743号公報
特許文献1、特許文献2を説明する。符号については同公報に記載されているものを使用した。
特許文献1には、同公報の図1、図2に記載される通り、ロアーチューブ1にフートレストブラケット2を介してフートボード3を取付け、同じくロアーチューブ1に且つフートボード3よりも下方に回動基端4bを介してブレーキアーム4を上下スイング自在に取付け、ブレーキアーム4の先端側である上方に曲がる部分4aをフートボード3に開けた窓孔7を通して下から上へ突出させたことが記載されている。
特許文献2の図1、図4にも、上記と同様に、フートボード10Aの下方に配置したブレーキペダル60Aの先端を、フートボード10Aに開けた窓孔から上方へ突出させたことが記載されている。
特許文献1では、ブレーキアーム4の大部分がフートボード3の下方に配置してあるため、ブレーキアーム4への飛び石や泥等の付着に対して配慮する必要がある。また、ブレーキアーム4の先端の踏み込み部分は、踏んだときの姿勢が楽なように低い方が望ましい。
本発明の目的は、鞍乗型車両のブレーキ装置を改良することで、ブレーキペダルに石が当たったり泥等が付着するのを防止し、また、ブレーキペダルを楽な姿勢で踏めるようにすることにある。
請求項1に係る発明は、車体の両側方のロアメインフレームに左右のフットブラケットをそれぞれ取付け、これらのフットブラケットの上方に、フロントフェンダ及びリヤフェンダの両部材間に配置したフットボード及びこのフットボードの上部に設けたフットレストを配置し、これらのフットボード及びフットレストに載せた足でブレーキペダルを踏み込む鞍乗型車両のブレーキ装置において、ブレーキペダルを、フットボードよりも上方に配置し、上下動可能なアーム部と、このアーム部の先端部に、足で踏込むために設けたペダル部とを備え、アーム部に、平面視で車体外側に凸に湾曲する屈曲部を備え、ブレーキペダルを踏込んだときに、その側面がフットレストの内端面の内方に位置するようにし、ブレーキペダルの下方に且つフットブラケットの上部に設けた内側傾斜部の上方に、ブレーキペダルを踏み込むための空間を形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、アーム部の先端部とペダル部とが側面視略同一面としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、アーム部と前記ペダル部とを、一体成形したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、フットボードにおける、ブレーキペダル先端の下方に位置する部分を、他の部分よりも下方に窪ませたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、フットブラケットが、ロアメインフレームに一端を取付けるとともに車幅方向外側へ延ばした第1ブラケットと、この第1ブラケットの先端に且つ車両前後方向に延ばして取付けた第2ブラケットとからなり、L字状に形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、ロアメインフレーム側にピボットプレートを取付け、このピボットプレートにスイング軸を取付け、このスイング軸に軸受部を介して上下スイング自在にブレーキペダルを取付け、ピボットプレートが、アッパ傾斜フレームとロアメインフレームとの結合部に取付けた部材であり、後輪を支持するスイングアームの前端をスイング自在に取付けるためのピボット軸を設けたものであることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、フットブラケット上にフットボードを配置し、このフットボード上に、フットブラケットとでフットボードを挟み込むようにフットレストを設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ブレーキペダルをフットボードよりも上方に配置したので、ブレーキペダルに石が当たったり、泥等が付着したりするのを防ぐことができる。
また、アーム部とペダル部とを備え、アーム部に平面視で車体外側に凸に湾曲する屈曲部を備えることで、ペダル部が踏み易くなるとともに、アーム部を誤って踏んでしまうのを防止することができる。
更に、ブレーキペダルを踏込んだときに、その側面がフットレストの内端面の内方に位置するようにしたので、ブレーキペダルを大きく屈曲させることなしに可動範囲をより下方に設定することができ、ブレーキペダルを楽な姿勢で踏み込むことができる。
また、ブレーキペダルを踏み込むための空間を形成したので、ブレーキペダルをフットボードの上方に配置したにもかかわらず、ブレーキペダルを低い位置まで踏み込むことができ、従来と同様なブレーキペダルの操作性を確保することができる。
請求項2に係る発明では、アーム部の先端部とペダル部とを側面視略同一面としたので、ペダル部を簡易に形成することができ、コストを低減することができる。
請求項3に係る発明では、アーム部とペダル部とを一体成形したので、部品数を減らすことができてコストを低減することができ、また、ブレーキペダルを単純な形状とすることができて、外観性を向上させることができる。
請求項4に係る発明では、フットボードにおける、ブレーキペダル先端の下方に位置する部分を、他の部分よりも下方に窪ませたので、ブレーキペダルの可動範囲を大きくすることができ、ブレーキ装置の設計自由度を増すことができる。
請求項5に係る発明では、フットブラケットが、ロアメインフレームに一端を取付けるとともに車幅方向外側へ延ばした第1ブラケットと、この第1ブラケットの先端に且つ車両前後方向に延ばして取付けた第2ブラケットとからなり、L字状に形成されている。
請求項6に係る発明では、ロアメインフレーム側にピボットプレートを取付け、このピボットプレートにスイング軸を取付け、このスイング軸に軸受部を介して上下スイング自在にブレーキペダルを取付け、ピボットプレートが、アッパ傾斜フレームとロアメインフレームとの結合部に取付けた部材であり、後輪を支持するスイングアームの前端をスイング自在に取付けるためのピボット軸を設けたものである。
請求項7に係る発明では、フットブラケット上にフットボードを配置し、このフットボード上に、フットブラケットとでフットボードを挟み込むようにフットレストを設けた。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るブレーキ装置を備えた鞍乗型車両の側面図であり、鞍乗型車両10は、骨格となる車体フレーム11と、この車体フレーム11の下部内側に配置したパワーユニット12と、このパワーユニット12に接続した吸気装置13・排気装置14と、車体フレーム11の上部に取付けた燃料タンク16・シート17と、車体フレーム11の前部にステアリングシャフト18を介して操舵自在に取付けた左右の前輪21と、これらの前輪21の上方及び後方をそれぞれ覆う左右のフロントフェンダ22と、車体フレーム11の下部後部にスイングアーム23を介して上下動自在に取付けた左右の後輪24と、これらの後輪24の前方及び上方をそれぞれ覆う左右のリヤフェンダ26と、フロントフェンダ22及びリヤフェンダ26のそれぞれの間を連結するとともに運転者用のフットレスト27を載せた左右のフットボード28とからなる小型バギーである。
車体フレーム11は、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜させたフロントフレーム31と、このフロントフレーム31の途中から後方斜め下方に延ばしたアッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33と、これらのフロントフレーム31の下端、アッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33のそれぞれの後端に連結するとともに後部を立ち上げたロアメインフレーム34と、アッパ傾斜フレーム32及びロア傾斜フレーム33のそれぞれの間をやや後ろ上がりに連結するアッパフロントフレーム36と、アッパ傾斜フレーム32の途中からやや後ろ上がりに後方へ延ばすとともに途中をロアメインフレーム34の後端に連結したアッパリヤフレーム37と、これらのロアメインフレーム34及びアッパリヤフレーム37のそれぞれに渡したリヤ傾斜フレーム38と、をそれぞれ左右一対設け、左右を複数のクロスメンバ(不図示)で連結したものである。なお、41はフロントバンパフレーム、42はバンパ支持フレームである。
パワーユニット12は、シリンダヘッド51に上記の吸気装置13及び排気装置14を連結したエンジン52と、このエンジン52に一体的に設けた変速機53とからなる。
吸気装置13は、吸気を浄化するエアクリーナ55と、このエアクリーナ55の前部に取付けたコネクティングチューブ56と、このコネクティングチューブ56の前端に連結したキャブレタ57と、このキャブレタ57の前部及びシリンダヘッド51のそれぞれに接続した吸気管58とからなる。
排気装置14は、シリンダヘッド51から上方そして後方へ延ばした排気管61と、この排気管61の後端に接続したマフラ62とからなる。
燃料タンク16は、前部を前部取付部63でフロントフレーム31側に取付け、底部を左右一対の底部取付部64でアッパリヤフレーム37に取付けた樹脂製の容器である。なお、65は給油口を塞ぐキャップである。
シート17は、アッパリヤフレーム37に着脱自在に取付けた部材であり、シート17を、左右一対の前部係止部66でアッパリヤフレーム37側に係止するとともに弾性支持し、左右一対の後部位置決め部67でアッパリヤフレーム37側に位置決めするとともに弾性支持した。
ステアリングシャフト18は、上部をフロントフレーム31側で回転自在に支持し、下部をロアメインフレーム34側で回転自在に支持し、上端にバーハンドル71を取付けたものである。なお、72はハンドルカバーである。
ここで、81はCDIユニット、82はイグニッションコイル、83は高圧コード、84はリヤフェンダ26に一体成形したサイドカバー、86は排気管61の車幅方向右方(紙面の奥側)を覆うためにアッパ傾斜フレーム32に取付けたガード部材、87はパワーユニット12のクランクケース88内からブローバイガスをエアクリーナ55へ還流させるブローバイホースである。
また、91は車体フレーム11の車幅方向右側に配置したブレーキペダル、92は左右のフットボード28を支持するために左右のロアメインフレーム34にそれぞれ取付けた左右のフットブラケット、93はポールを立てるためにアッパリヤフレーム37の後端部に取付けたポールステー、94はポールステー93の下部に取付けたリフレクター、96はリヤクッションユニット、97は後輪24を制動するためにスイングアーム23の後端に取付けたドラムブレーキである。
図2は本発明に係る鞍乗型車両の平面図であり、燃料タンク16は、後部に対して前部を平面視で幅広形状とし、前部の中央に前部取付部63を設けたものである。
シート17は、その底板105(図1参照)に、前部係止部66を構成する左右のフック106,106と、後部位置決め部67を構成する左右の位置決め用突起107,107とを備える。
左右のフロントフェンダ22,22は、中央部にフロントカバー108を一体に設けたものである。
フットレスト27は、左右に設けたほぼL字形状としたフットブラケット92にフットボード28を介して取付けた部材であり、運転者が足を載せる部分である。
バーハンドル71は、左側前部に後輪側のドラムブレーキ97(図1参照)を制動する後ブレーキレバー111を設け、右側前部に前輪側のディスクブレーキ(不図示)を制動する前ブレーキレバー112を設けたものである。即ち、後輪用のドラムブレーキ97は、ブレーキペダル91と後ブレーキレバー111との両方で制動可能としたものである。
図中の114〜118はそれぞれ車体フレーム11に設けたクロスメンバ、121は左右のアッパリヤフレーム37のそれぞれの後端に連結したU字状のクロスパイプ、122は変速用のチェンジペダルである。
図3は本発明に係るブレーキペダルを説明する要部平面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、車体フレーム11、詳しくは、ロアメインフレーム34側にピボットプレート401を取付け、このピボットプレート401にスイング軸402を取付け、このスイング軸402に軸受部403を回転自在に取付け、この軸受部403に、車両前方へ延びるようにブレーキペダル91(太線で示した部分である。)を取付けたことを示す。
ブレーキペダル91は、後端部を軸受部403に取付けたアーム部404と、このアーム部404の先端部側を折り曲げて一体成形したペダル部405とからなり、アーム部404は、後部に直線的に設けたストレート部407と、このストレート部407の前端から車幅方向外側へ屈曲させた屈曲部408とからなる。
ペダル部405は、ループ状に折り曲げた後に、その先端をアーム部404に溶接した部分である。
フットレスト27は、フットボード28の前後方向のほぼ中央に車幅方向に延びるように高く形成した山形部211に載せた部材であり、その内端面27b(車幅方向内側の端面である。)をブレーキペダル91の側面91aから車幅方向外側に離して配置したものである。
フットブラケット92は、ロアメインフレーム34に一端を取付けるとともに車幅方向外側へ延ばした第1ブラケット225と、この第1ブラケット225の先端に且つ車両前後方向に延ばして取付けた第2ブラケット226とからなる。
ここで、28bはフットボード28の車体中央寄りに且つブレーキペダル91の下方に設けた切欠き部、411〜416は泥水等が溜まらないようにフットボード28に開けた開口部である。
図4は図3の4矢視図であり、車体の右側面図を示す。
ブレーキペダル91は、ピボットプレート401に設けたスイング軸402に軸受部403を介して上下動自在に取付けたものであり、フットレスト27の上部に近接するアーム部404を上に凸となるように屈曲させた部材である。
アーム部404は、後部にサブアーム部421を備え、このサブアーム部421にブレーキケーブル325の一端を連結した部分であり、ブレーキケーブル325の他端は、ドラムブレーキ97に設けたブレーキアーム322に連結される。
ピボットプレート401は、アッパ傾斜フレーム32とロアメインフレーム34との結合部に取付けた部材であり、スイングアーム23の前端をスイング自在に取付けるためのピボット軸422を設けたものである。
フットボード28は、フロントフェンダ22(図1参照)に連結させた前壁205(図3参照)と、この前壁205の下端から後方に延ばした底壁206と、この底壁206の後端からほぼ上方に延ばすとともにリヤフェンダ26に連結させた後壁207と、これらの底壁206の後部及び後壁207のそれぞれの奥側に設けた側板208とを一体成形した側面視がほぼコ字状の樹脂製部品であり、底壁206の下端及び後壁207の後端をほぼロアメインフレーム34に沿わせた。
ここで、321はアッパ傾斜フレーム32と、サイドカバー84と、フットボード28の側板208とで囲まれる三角形状の開口部、323は左ブレーキレバー111(図2参照)からドラムブレーキ97のブレーキアーム322へ渡したブレーキケーブル、328,332はブレーキケーブル323をそれぞれアッパ傾斜フレーム32、ロアメインフレーム34に取付ける取付具である。
図5は本発明に係るブレーキペダルを説明する説明図であり、ブレーキペダル91を車両前方側から見た図である。なお、フットボード28(図4参照)は省略した。
ブレーキペダル91の下方の空間424、即ち、フットレスト27の内端面27bの車幅方向内方で、フットブラケット92の上部に設けた内側傾斜部425の上方で、且つロアメインフレーム34の車幅方向外側に形成された空間424は、踏み込んだブレーキペダル91(想像線で示した部分)が位置する、即ち、ブレーキペダル91を踏み込むためのものである。
従来は、ブレーキペダルをフットボードの下方に配置し、ブレーキペダルの先端をフットボードに開けた穴から上方に突出させていたが、本発明では、ブレーキペダル91をフットボード28の上方に配置するために、フットレスト27の内端面27bを車幅方向外側に移動させ、フットボード28の内側に切欠き部28b(図3参照)を形成し、フットブラケット92の上部に内側傾斜部425を設けることで、ブレーキペダル91を踏み込む空間424を形成した。なお、内側傾斜部425に代わり、フットブラケット92に、踏み込んだブレーキペダル91を避けるための凹部を形成してもよい。
これにより、本発明では、ブレーキペダル91をフットボード28の上方に配置したにもかかわらず、ブレーキペダル91を低い位置まで踏み込むことができ、従来と同様なブレーキペダル91の操作性を確保することができる。
図6は図3の6−6線断面図であり、足233でブレーキペダル91を踏んだ状態を示す。(想像線で示すブレーキペダル91は、踏み込む前のものである。)
フットボード28は、底壁206に、山形部211と、この山形部211の前方に設けたフロントボード部241と、山形部211の後方に設けたリヤボード部242とを備え、山形部211の平坦な頂面243を延長した延長線244に対して、フロントボード部241の高低差をD1、リヤボード部242の高低差をD2とすると、フロントボード部241の方が、リヤボード部242より高低差が大きい(D1>D2)。即ち、フロントボード部241の方がリヤボード部242よりも低い。
これは、フロントボード部241側にブレーキペダル91の踏み込み部分(即ち、ペダル部405である。)があるために、これと干渉しないようにフロントボード部241側を低くしてある。なお、図中の431〜433は開口部413,414,416のそれぞれの周囲に設けたテーパ部である。
フットレスト27は、断面コ字状の部材であり、フットブラケット92の第1ブラケット225は、断面コ字状の起立部252と、この起立部252の下端から両側に折り曲げたフランジ部227,227とを一体成形した部材である。
このように、フットボード28に、下方へ大きく窪ませたフロントボード部241を形成したことで、ブレーキペダル91の踏み込み前の位置を低く抑えるとともに、ブレーキペダル91の可動範囲を大きくすることができる。
以上の図2、図3及び図6で説明したように、本発明は第1に、車体の両側方に、フロントフェンダ22及びリヤフェンダ26の両部材間に配置したフットボード28及びこのフットボード28の上部に設けたフットレスト27を配置し、これらのフットボード28及びフットレスト27に載せた足233でブレーキペダル91を踏み込む鞍乗型車両10のブレーキ装置において、ブレーキペダル91を、フットボード28よりも上方に配置し、上下動可能なアーム部404と、このアーム部404の先端部に、足で踏込むために設けたペダル部405とを備え、アーム部404に、平面視で車体外側に凸に湾曲する屈曲部408を備える、ことを特徴とする。
ブレーキペダル91をフットボード28よりも上方に配置したので、ブレーキペダル91に石が当たったり、泥等が付着したりするのを防ぐことができる。
また、アーム部404とペダル部405とを備え、アーム部404に平面視で車体外側に凸に湾曲する屈曲部408を備えることで、ペダル部405が踏み易くなるとともに、アーム部404を誤って踏んでしまうのを防止することができる。
本発明は第2に、アーム部404の先端部とペダル部405とが側面視略同一面としたことを特徴とする。
アーム部404の先端部とペダル部405とを側面視略同一面としたので、ペダル部405を簡易に形成することができ、コストを低減することができる。
本発明は第3に、アーム部404とペダル部405とを、一体成形したことを特徴とする。
アーム部404とペダル部405とを一体成形したので、部品数を減らすことができてコストを低減することができ、また、ブレーキペダル91を単純な形状とすることができて、外観性を向上させることができる。
本発明は第4に、ブレーキペダル91を踏込んだときに、その側面がフットレスト27の内端面27bの内方に位置するようにしたことを特徴とする。
ブレーキペダル91を踏込んだときに、その側面91aがフットレスト27の内端面の内方に位置するようにしたので、ブレーキペダル91を大きく屈曲させることなしに可動範囲をより下方に設定することができ、ブレーキペダル91を楽な姿勢で踏み込むことができる。
本発明は第5に、フットボード28における、ブレーキペダル91先端の下方に位置する部分を、他の部分よりも下方に窪ませたことを特徴とする。
フットボード28における、ブレーキペダル91先端の下方に位置する部分を、他の部分よりも下方に窪ませたので、ブレーキペダル91の可動範囲を大きくすることができ、ブレーキ装置の設計自由度を増すことができる。
本発明のブレーキ装置は、鞍乗型車両に好適である。
本発明に係るブレーキ装置を備えた鞍乗型車両の側面図である。 本発明に係る鞍乗型車両の平面図である。 本発明に係るブレーキペダルを説明する要部平面図である。 図3の4矢視図である。 本発明に係るブレーキペダルを説明する説明図である。 図3の6−6線断面図である。
符号の説明
10…鞍乗型車両、23…スイングアーム、24…後輪、27…フットレスト、27b…フットレストの内端面、28…フットボード、32…アッパ傾斜フレーム、91…ブレーキペダル、91a…側面、92…フットブラケット、225…第1ブラケット、226…第2ブラケット、233…足、241…フットボードのフロントボード部、401…ピボットプレート、402…スイング軸、403…軸受部、404…ブレーキペダルのアーム部、405…ブレーキペダルのペダル部、408…屈曲部、422…ピボット軸、424…空間、425…内側傾斜部

Claims (7)

  1. 車体の両側方のロアメインフレームに左右のフットブラケットをそれぞれ取付け、これらのフットブラケットの上方に、フロントフェンダ及びリヤフェンダの両部材間に配置したフットボード及びこのフットボードの上部に設けたフットレストを配置し、これらのフットボード及びフットレストに載せた足でブレーキペダルを踏み込む鞍乗型車両のブレーキ装置において、
    前記ブレーキペダルは、
    前記フットボードよりも上方に配置され、
    上下動可能なアーム部と、このアーム部の先端部に、足で踏込むために設けたペダル部とを備え、
    前記アーム部は、平面視で車体外側に凸に湾曲する屈曲部を備え、
    前記ブレーキペダルを踏込んだときに、その側面が前記フットレストの内端面の内方に位置するようにし、
    前記ブレーキペダルの下方に且つ前記フットブラケットの上部に設けた内側傾斜部の上方に、ブレーキペダルを踏み込むための空間を形成したことを特徴とする鞍乗型車両のブレーキ装置。
  2. 前記アーム部の先端部と前記ペダル部とが側面視略同一面としたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
  3. 前記アーム部と前記ペダル部とは、一体成形に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
  4. 前記フットボードは、前記ブレーキペダル先端の下方に位置する部分を、他の部分よりも下方に窪ませたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
  5. 前記フットブラケットは、前記ロアメインフレームに一端を取付けるとともに車幅方向外側へ延ばした第1ブラケットと、この第1ブラケットの先端に且つ車両前後方向に延ばして取付けた第2ブラケットとからなり、L字状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
  6. 前記ロアメインフレーム側にピボットプレートを取付け、このピボットプレートにスイング軸を取付け、このスイング軸に軸受部を介して上下スイング自在にブレーキペダルを取付け、前記ピボットプレートは、アッパ傾斜フレームと前記ロアメインフレームとの結合部に取付けた部材であり、後輪を支持するスイングアームの前端をスイング自在に取付けるためのピボット軸を設けたものであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
  7. 前記フットブラケット上に前記フットボードを配置し、このフットボード上に、前記フットブラケットとでフットボードを挟み込むように前記フットレストを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の鞍乗型車両のブレーキ装置。
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JP4844313B2 (ja) * 2006-09-15 2011-12-28 スズキ株式会社 鞍乗型車両のフットボード周辺構造

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