JP4559165B2 - 鞍乗型車両の燃料タンク取付構造 - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof

Description

本発明は、鞍乗型車両の燃料タンク取付構造に関するものである。
従来の鞍乗型車両の燃料タンク取付構造として、燃料タンクの前部を車体フレームにボルトで取付け、燃料タンクの後部を車体フレームにバンドで取付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−319342号公報
特許文献1を以下に説明する。なお、符号は同公報に記載されているものを使用した。
特許文献1の図2、図4及び図5に示される通り、燃料タンク(19)は、前部に取付片(34)を備えるとともに、両側部にフック(32),(32)を備える。なお、(19a)は燃料タンク(19)に設けた取付面である。
また、特許文献1の図1〜図4に示される通り、車体フレーム(1)は、燃料タンク(19)の取付片(34)をラバー片(36)を介してボルト(37)で取付けるために左右のフロントパイプ(8),(8)に渡したクロスメンバー(35)と、燃料タンク(19)の取付面(19a)をマウントラバー(30)を介して受ける取付座(29)と、燃料タンク(19)のフック(32)に一端を掛けたバンド(33)の他端を掛けるフック(31)とを備える。なお、(7)は燃料タンク(19)の側方を覆う車体カバーである。
上記の燃料タンク(19)は、側方を車体カバー(7)で覆われるため、燃料タンク(19)の前部及び両側部に設けた車体フレーム(1)への取付部が外部から見えないが、例えば、車体カバー(7)を小さくして二輪車のような外観を得ようとした場合は、上記した燃料タンク(19)における車体フレーム(1)への取付部が外部に露出するため、外観性を向上させる対策が必要となる。
また、例えば、燃料タンク(19)へ給油するときに、燃料タンクから洩れた燃料の流れについても配慮を行うことが望まれている。
本発明の課題は、鞍乗型車両の燃料タンク取付構造において、外観性を向上させることにある。
請求項1に係る発明は、鞍乗型車両の車体フレームに燃料タンクを取付け燃料タンク下の左右一対の車体フレームに下部ブラケットを備え、燃料タンクの底壁に、車体フレームに取付けるための左右一対のバンドステーを備え、バンドステーと下部ブラケットとの間をバンド部材により連結して燃料タンクを車体フレームに固定し、かつ側面視燃料タンクより下方でバンド部材を覆うサイドカバーを備え前記バンドステーと前記下部ブラケットとの間をバンド部材により連結して前記燃料タンクを車体フレームに固定し、かつ側面視前記燃料タンクより下方で前記バンド部材を覆うサイドカバーを備え、燃料タンクの前部に、車体フレームと側面視で重なる凹部を備え、この凹部の一部を、車体フレームに燃料タンクを取付けるための前部ブラケットで構成した、燃料タンク取付構造において、前部ブラケットは、前端に上方に突出する縦壁を設け、この縦壁と燃料タンクの前壁との間に、車幅方向に離した左右一対のマウントラバーを配置し、縦壁とマウントラバーとの間、及び前壁とマウントラバーとの間に隙間が出来ないように密着させ、ブラケットをマウントラバーを介して車体フレームに取付けた、ことを特徴とする。
バンド部材で燃料タンクの底壁と燃料タンク下方の下部ブラケットとを連結することにより、バンド部材を目立たなくすることができる。
また、側面視で、バンド部材を覆うサイドカバーを備えることで、バンド部材をサイドカバーで覆い、側面視でバンド部材を見えなくすることができる。
加えて、燃料タンク前部に設けた凹部に前部ブラケットを備えることにより、側面視でブラケットを見えなくすることができる。
燃料タンクの前壁と縦壁との両方とに隙間が無いように左右のマウントラバーを配置し、これらのマウントラバーを介して前部ブラケットを車体フレームに取付ける。これにより、前部ブラケットが凹部の底となり、燃料タンクの前壁、左右のマウントラバー及び縦壁のそれぞれが凹部の側壁となって、凹部を簡単に形成することができる。
請求項に係る発明は、上記の各構成において、好ましくは、燃料タンクは樹脂により構成され、バンドステーを、底壁にボルト止することを特徴とする。
燃料タンクを樹脂にすれば軽量となる。また、バンドステーを底壁にボルト止めし、バンドステーにバンドを連結すれば、構造が簡単になる。
請求項に係る発明は、上記の各構成において、好ましくは、車体フレームに左右一対のタンク支持金具を取付け、これらのタンク支持金具にタンク支持用ラバーをそれぞれ取付け、これらのタンク支持用ラバーで燃料タンクの底面を支持したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、バンド部材で燃料タンクの底壁と燃料タンク下方の下部ブラケットとを連結することにより、バンド部材を目立たなくすることができ、鞍乗型車両の外観性を向上させることができる。
また、側面視で、バンド部材を覆うサイドカバーを備えるので、側面視でバンド部材を見えなくすることができ、鞍乗型車両の外観性を向上させることができる。
加えて、請求項に係る発明では、燃料タンク前部に設けた凹部に前部ブラケットを備えるので、側面視で前部ブラケットを見えなくすることができ、鞍乗型車両の外観性を向上させることができる。
さらに、請求項に係る発明では、前部ブラケットの前端に縦壁を設けることで凹部を形成したので、燃料タンクを取付ける際に左右のマウントラバーを燃料タンクの前壁及び縦壁に隙間無く当てるだけで凹部を簡単に形成することができる。
請求項に係る発明では、燃料タンクを樹脂製としたので軽量化を図ることができ、また、バンドステーを底壁にボルト止めするので、燃料タンク取付構造を簡素化することができる。
請求項に係る発明では、車体フレームに左右一対のタンク支持金具を取付け、これらのタンク支持金具にタンク支持用ラバーをそれぞれ取付け、これらのタンク支持用ラバーで燃料タンクの底面を支持した。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料タンク取付構造を採用した鞍乗型車両の側面図であり、鞍乗型車両10は、骨格となる車体フレーム11と、この車体フレーム11の下部内側に配置したパワーユニット12と、このパワーユニット12に接続した吸気装置13・排気装置14と、車体フレーム11の上部に取付けた燃料タンク16・シート17と、車体フレーム11の前部にステアリングシャフト18を介して操舵自在に取付けた左右の前輪21と、これらの前輪21の上方及び後方をそれぞれ覆う左右のフロントフェンダ22と、車体フレーム11の下部後部にスイングアーム23を介して上下動自在に取付けた左右の後輪24と、これらの後輪24の前方及び上方をそれぞれ覆う左右のリヤフェンダ26と、フロントフェンダ22及びリヤフェンダ26のそれぞれの間を連結するとともに運転者用のフットレスト27を載せた左右のフットボード28とからなる小型バギーである。
車体フレーム11は、上端が下端よりも後方に位置するように傾斜させたフロントフレーム31と、このフロントフレーム31の途中から後方斜め下方に延ばしたアッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33と、これらのフロントフレーム31の下端、アッパ傾斜フレーム32・ロア傾斜フレーム33のそれぞれの後端に連結するとともに後部を立ち上げたロアメインフレーム34と、アッパ傾斜フレーム32及びロア傾斜フレーム33のそれぞれの間をやや後ろ上がりに連結するアッパフロントフレーム36と、アッパ傾斜フレーム32の途中からやや後ろ上がりに後方へ延ばすとともに途中をロアメインフレーム34の後端に連結したアッパリヤフレーム37と、これらのロアメインフレーム34及びアッパリヤフレーム37のそれぞれに渡したリヤ傾斜フレーム38と、をそれぞれ左右一対設け、左右を複数のクロスメンバ(不図示)で連結したものである。なお、41はフロントバンパフレーム、42はバンパ支持フレームである。
上記したアッパ傾斜フレーム32及びアッパリヤフレーム37は、燃料タンク16の下方を通るタンク下フレームである。
パワーユニット12は、シリンダヘッド51に上記の吸気装置13及び排気装置14を連結したエンジン52と、このエンジン52に一体的に設けた変速機53とからなる。
吸気装置13は、吸気を浄化するエアクリーナ55と、このエアクリーナ55の前部に取付けたコネクティングチューブ56と、このコネクティングチューブ56の前端に連結したキャブレタ57と、このキャブレタ57の前部及びシリンダヘッド51のそれぞれに接続した吸気管58とからなる。
排気装置14は、シリンダヘッド51から上方そして後方へ延ばした排気管61と、この排気管61の後端に接続したマフラ62とからなる。
燃料タンク16は、前部を前部取付部63でフロントフレーム31側に取付け、底部を左右一対の底部取付部64でアッパリヤフレーム37に取付けた樹脂製の容器である。なお、65は給油口を塞ぐキャップである。
シート17は、アッパリヤフレーム37に着脱自在に取付けた部材であり、シート17を、左右一対の前部係止部66でアッパリヤフレーム37側に係止するとともに弾性支持し、左右一対の後部位置決め部67でアッパリヤフレーム37側に位置決めするとともに弾性支持した。
ステアリングシャフト18は、上部をフロントフレーム31側で回転自在に支持し、下部をロアメインフレーム34側で回転自在に支持し、上端にバーハンドル71を取付けたものである。なお、72はハンドルカバーである。
ここで、81はCDIユニット、82はイグニッションコイル、83は高圧コード、84はリヤフェンダ26に一体成形したサイドカバー、86は排気管61の車幅方向右方(紙面の奥側)を覆うためにアッパ傾斜フレーム32に取付けたガード部材、87はパワーユニット12のクランクケース88内からブローバイガスをエアクリーナ55へ還流させるブローバイホースである。
また、91は車体フレーム11の車幅方向右側に配置したブレーキペダル、92は左右のフットボード28を支持するために左右のロアメインフレーム34にそれぞれ取付けた左右のフットブラケット、93はポールを立てるためにアッパリヤフレーム37の後端部に取付けたポールステー、94はポールステー93の下部に取付けたリフレクター、96はリヤクッションユニット、97は後輪24を制動するためにスイングアーム23の後端に取付けたドラムブレーキである。
図2は本発明に係る鞍乗型車両の平面図であり、燃料タンク16は、後部に対して前部を平面視で幅広形状とし、前部の中央に前部取付部63を設けたものである。
シート17は、その底板105(図1参照)に、前部係止部66を構成する左右のフック106,106と、後部位置決め部67を構成する左右の位置決め用突起107,107とを備える。
左右のフロントフェンダ22,22は、中央部にフロントカバー108を一体に設けたものである。
フットレスト27は、左右に設けたほぼL字形状としたフットブラケット92にフットボード28を介して取付けた部材であり、運転者が足を載せる部分である。
バーハンドル71は、左側前部に後輪側のドラムブレーキ97(図1参照)を制動する後ブレーキレバー111を設け、右側前部に前輪側のディスクブレーキ(不図示)を制動する前ブレーキレバー112を設けたものである。即ち、後輪用のドラムブレーキ97は、ブレーキペダル91と後ブレーキレバー111との両方で制動可能としたものである。
図中の114〜118はそれぞれ車体フレーム11に設けたクロスメンバ、121は左右のアッパリヤフレーム37のそれぞれの後端に連結したU字状のクロスパイプ、122は変速用のチェンジペダルである。
図3は本発明に係る燃料タンク取付構造を示す車体前部の要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、車体フレーム11側には、左右のフロントフレーム41のそれぞれの上端部に断面視がほぼコ字状のクロスメンバ131を渡し、左右一対のアッパ傾斜フレーム32の途中にそれぞれタンク支持金具132,132(手前側の符号132のみ示す。)を取付け、左右一対のアッパリヤフレーム37の前端部にそれぞれタンク取付金具133,133(手前側の符号133のみ示す。)を取付け、燃料タンク16側には、前部に前方に突出するタンクブラケット134を設け、底部に、タンク支持金具132,132に当てる座面(不図示)、及びタンク取付金具133,133にバンド部材136を介して取付けるバンド取付部137を設けることで、クロスメンバ131にボルト138,138(手前側の符号138のみ示す。)でタンクブラケット134を取付け、タンク支持金具132,132に燃料タンク16の取付座を当てながら、タンク取付金具133,133にバンド部材136でバンド取付部137を取付けたことを示す。
クロスメンバ131は、左右一対の前方突出部139を設け、ステアリングシャフト18を回転自在に支持するシャフトブラケット141を前方突出部139にボルト142で取付けたものでもあり、シャフトブラケット141は、ステアリングシャフト18をベアリング(不図示)を介して2つのブラケット単体143,144で挟んで支持したものである。
図4は本発明に係る燃料タンクの斜視図であり、燃料タンク16は、上部に給油口151を備え、この給油口151の前方に位置する前壁152に、前方に突出するタンクブラケット134を一体に形成し、このタンクブラケット134の先端にほぼ車幅方向に延びる縦壁154を一体成形したことを示す。
図5(a)〜(c)は本発明に係る燃料タンクの前部取付部を示す説明図である。
(a)は図3の5矢視図であり、燃料タンク16の前壁152と縦壁154との間に隙間無く左右のタンクマウントラバー156,156を配置することで、前壁152、縦壁154及びタンクマウントラバー156,156でほぼ矩形状の側壁を形成するとともにタンクブラケット134を底壁とする凹部157(輪郭を太線で示した部分である。)を形成したことを示す。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、深さがDの凹部157が出来たことを示す。 ここでは、深さDは、ボルト138で締め付けたタンクマウントラバー156のタンクブラケット134からの高さに等しい。
(c)は(a)のc−c線断面図であり、タンクブラケット134に開けた取付穴161にタンクマウントラバー156を嵌め、このタンクマウントラバー156に開けたラバー貫通穴162に筒状のカラー163を挿入し、タンクマウントラバー156及びカラー163のそれぞれの上端面にワッシャ164を載せるとともにカラー163の下端面をクロスメンバ131に当て、ボルト138を、ワッシャ164と、カラー163と、クロスメンバ131に開けた貫通穴166とに順に通し、クロスメンバ131の内側に取付けたナット167にねじ込むことで、クロスメンバ131に燃料タンク16のタンクブラケット134を取付けたことを示す。
図6は本発明に係る燃料タンクの底部取付部を示す側面図であり、燃料タンク16の底面171にバンド取付部137を設け、このバンド取付部137にバンドステー172を取付け、このバンドステー172にバンド部材136の一端を連結し、このバンド部材136の他端をタンク取付金具133に設けたフック部173に掛けたことを示す。
バンド部材136は、ゴム製のバンド本体175と、このバンド本体175の両端に取付けた矩形状の連結具176,176と、これらの連結具176,176に渡した無端状のリング部材177とからなる。
図7は図6の7−7線断面図であり、バンド取付部137は、燃料タンク16の底壁178を窪ませて形成した底部凹部181と、この底部凹部181に流し込んだ樹脂材182と、この樹脂材182に埋め込んだインサート金具183とからなり、インサート金具183に形成しためねじにボルト184をねじ込んで、バンド取付部137にバンドステー172を取付けたことを示す。
バンドステー172は、一枚のプレートを折り曲げて一方の連結具176をスイング自在に挟み込んだ部材であり、ボルト184を通すボルト挿通穴186,186を備える。
図8は図3の8−8線断面図(図中の矢印(LEFT)は車両右方(即ち、車幅方向外側)を表す。)であり、アッパ傾斜フレーム32にタンク支持金具132を取付け、このタンク支持金具132にラバー挿入穴191を開け、このラバー挿入穴191にタンク支持用ラバー192を嵌め、このタンク支持用ラバー192で燃料タンク16の座面としての底面171を支持したことを示す。このようなタンク支持構造は車体フレーム11の左右に設けたものである。
以上に述べた燃料タンク16の凹部157の作用を次に説明する。
図9は本発明に係る燃料タンクの凹部の作用を示す作用図である。
例えば、図4において、燃料タンク16に給油する際、給油口151から、図9に矢印で示すように、前壁152側に燃料194が垂れると、燃料194は前壁152を伝わって凹部157内に溜まる。従って、燃料194が燃料タンク16から下方へ垂れ落ちることがないから、タンクブラケット134の下方に位置する、例えば、イグニッションコイル82(図1、図2参照)等の電装部品に掛かる心配がない。
以上の図3、図5及び図7で説明したように、本発明は第1に、鞍乗型車両10(図1参照)の車体フレーム11に燃料タンク16を取付ける燃料タンク取付構造において、燃料タンク16下の車体フレーム11、詳しくは、アッパリヤフレーム37に下部ブラケットとしてのタンク取付金具133を備え、燃料タンク16の底壁178に、車体フレーム11に取付けるためのバンドステー172を備え、バンドステー172とタンク取付金具133との間をバンド部材136により連結して燃料タンク16を車体フレーム11に固定したことを特徴とする。
バンド部材136で燃料タンク16の底壁178と燃料タンク16下方の車体フレーム11側とを連結することにより、バンド部材136を目立たなくすることができ、鞍乗型車両の外観性を向上させることができる。
本発明は第2に、側面視で、バンド部材136を覆うサイドカバー84を備えることを特徴とする。
側面視で、バンド部材136を覆うサイドカバー84を備えるので、側面視でバンド部材136を見えなくすることができ、鞍乗型車両10の外観性を向上させることができる。
本発明は第3に、燃料タンク16の前部に、車体フレーム11、詳しくは、フロントフレーム31の上部と側面視で重なる凹部157を備え、この凹部157の一部を、燃料タンク16を車体フレーム11に取付けるための前部ブラケットとしてのタンクブラケット134で構成したことを特徴とする。
燃料タンク16前部に設けた凹部157にタンクブラケット134を備えるので、側面視でタンクブラケット134を見えなくすることができ、鞍乗型車両10の外観性を向上させることができる。
また、燃料タンク16に凹部157を備えることで、例えば、給油時にこぼれた燃料194(図9参照)が凹部157があることにより、直接に燃料194が燃料タンク16から下方に垂れ落ちることを防止することができて、イグニッションコイル82(図1,2参照)等の電装部品やその他の部品に燃料194が掛かるのを極力回避することができる。
本発明は第4に、上記の各構成において、好ましくは、タンクブラケット134の前端に上方に突出する縦壁154を設け、この縦壁154と燃料タンク16の前壁152との間に、且つ車幅方向に離したタンクマウントラバー156を配置するとともに、縦壁154とタンクマウントラバー156との間、及び前壁152とタンクマウントラバー156との間に隙間が出来ないように密着させて、タンクブラケット134を左右一対のタンクマウントラバー156,156を介して車体フレーム11、詳しくは、クロスメンバ131に取付けた、ことを特徴とする。
タンクブラケット134の前端に縦壁154を設けることで凹部157を形成したので、燃料タンク16を取付ける際に左右のタンクマウントラバー156,156を燃料タンク16の前壁152及び縦壁154に隙間無く当てるだけで凹部157を簡単に形成することができる。
例えば、凹部の全体を燃料タンクに一体に形成すれば、燃料タンクを型で形成するときに、型の形状が複雑になり、コスト高となるが、本発明では、燃料タンク16を車体フレーム11に取付けるためのタンクマウントラバー156,156を利用して凹部157を形成するので、コストを低減することができる。
本発明は第5に、上記の各構成において、好ましくは、燃料タンク16は樹脂により構成され、バンドステー172を、底壁178にボルト止することを特徴とする。
燃料タンク16を樹脂製とすることで軽量化を図ることができ、また、バンドステー172を底壁178にボルト止めすることで、燃料タンク取付構造を簡素化することができる。
尚、本実施形態では、図4に示したように、縦壁154をタンクブラケット134に一体成形したが、これに限らず、タンクブラケット134とは別体の縦壁をタンクブラケット134の前端に取付けてもよい。
本発明の燃料タンク取付構造は、鞍乗型車両に好適である。
本発明に係る燃料タンク取付構造を採用した鞍乗型車両の側面図である。 本発明に係る鞍乗型車両の平面図である。 本発明に係る燃料タンク取付構造を示す車体前部の要部側面図である。 本発明に係る燃料タンクの斜視図である。 本発明に係る燃料タンクの前部取付部を示す説明図である。 本発明に係る燃料タンクの底部取付部を示す側面図である。 図6の7−7線断面図である。 図3の8−8線断面図である。 本発明に係る燃料タンクの凹部の作用を示す作用図である。
10…鞍乗型車両、11…車体フレーム、16…燃料タンク、84…サイドカバー、132…タンク支持金具、133…下部ブラケット(タンク取付金具)、134…前部ブラケット(タンクブラケット)、136…バンド部材、152…燃料タンクの前壁、154…縦壁、156…ラバー(タンクマウントラバー)、157…凹部、171…燃料タンクの底面、172…バンドステー、178…燃料タンクの底壁、184…ボルト、192…タンク支持用ラバー

Claims (3)

  1. 鞍乗型車両の車体フレームに燃料タンクを取付け
    前記燃料タンク下の左右一対の車体フレームに下部ブラケットを備え、
    前記燃料タンクの底壁に、前記車体フレームに取付けるための左右一対のバンドステーを備え、
    前記バンドステーと前記下部ブラケットとの間をバンド部材により連結して前記燃料タンクを車体フレームに固定し、かつ側面視前記燃料タンクより下方で前記バンド部材を覆うサイドカバーを備え
    前記燃料タンクの前部に、前記車体フレームと側面視で重なる凹部を備え、
    この凹部の一部を、前記車体フレームに燃料タンクを取付けるための前部ブラケットで構成した、燃料タンク取付構造において、
    前記前部ブラケットは、前端に上方に突出する縦壁を設け、
    この縦壁と前記燃料タンクの前壁との間に、車幅方向に離した左右一対のマウントラバーを配置し、
    縦壁とマウントラバーとの間、及び前壁とマウントラバーとの間に隙間が出来ないように密着させ、
    前記ブラケットをマウントラバーを介して前記車体フレームに取付けた、
    ことを特徴とする鞍乗型車両の燃料タンク取付構造。
  2. 前記燃料タンクは樹脂により構成され、
    前記バンドステーは、前記底壁にボルト止めされることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の燃料タンク取付構造。
  3. 前記車体フレームに左右一対のタンク支持金具を取付け、これらのタンク支持金具にタンク支持用ラバーをそれぞれ取付け、これらのタンク支持用ラバーで前記燃料タンクの底面を支持したことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の燃料タンク取付構造。
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