JP2014080057A - 自動二輪車のリヤブレーキ装置 - Google Patents

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志堅 林
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Abstract

【課題】油圧回路の経路の自由度を向上させることができる自動二輪車のリヤブレーキ装置を提供する。
【解決手段】自動二輪車における油圧式のリヤ油圧システム69であって、ブレーキペダル50に連動するリヤ用マスタシリンダ54とリヤキャリパ25とを接続する油圧回路にABSユニット40が介在しており、ABSユニット40の第3口金部分82からリヤ用マスタシリンダ54までの第3油圧回路62およびABSユニット40の第4口金部分84からリヤキャリパ25までの第4油圧回路64が、弾性体からなる第1および第2ホース78,80によりそれぞれ形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車における油圧式のリヤブレーキ装置に関するものである。
自動二輪車の油圧式のブレーキ装置において、ブレーキレバー、フットブレーキ等のブレーキ操作部材に連動するマスタシリンダとブレーキキャリパとを接続する油圧回路に、ABSユニット(アンチロック・ブレーキ・システム)を介在させたものがある(例えば、特許文献1)。このようなブレーキ装置では、油圧回路内でオイルが膨張することによりオイル圧力が低下するのを防ぐために、ブレーキ操作部材とABSユニットとの間の配管として、ゴムホースよりも変形量の小さい金属製のパイプが使用されていた。
特開平5−105174号公報
しかしながら、金属製のパイプでは、柔軟性が低いので経路が限られ、配置の自由度が低い。特に、ABSユニットの周囲は、他の部品が近接して配置されることが多く、金属製のパイプの経路や、他の部品の配置場所の確保が難しくなる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、油圧回路の経路の自由度を向上させることができる自動二輪車のリヤブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動二輪車のリヤブレーキ装置は、自動二輪車における油圧式のリヤブレーキ装置であって、ブレーキ操作部材に連動するマスタシリンダとリヤキャリパとを接続する油圧回路にABSユニットが介在しており、前記油圧回路における少なくとも前記ABSユニットの口金部分から延びる部分が弾性体からなるホースにより形成されている。
この構成によれば、油圧回路におけるABSユニットの口金部分から延びる部分をホースで形成することにより、ABSユニットにその周囲の部品が近接して配置されている箇所において油圧回路の取り回しが容易となり、油圧回路の経路の自由度を向上させることができる。また、油圧回路の取り回しが容易となることにより、部品の配置誤差が大きい場合でも、油圧回路との干渉を回避できるので、部品を配置し易い。リヤブレーキは、ホースを用いてもブレーキ・フィーリングへの影響は小さい。
本発明において、前記口金部分から前記マスタシリンダまでの前記油圧回路が、前記ホースにより形成されていることが好ましい。この構成によれば、1つのホースで口金部分からマスタシリンダまで延ばすことができ、ホースの弾性によりマスタシリンダの車体への着脱が容易になる。また、ホースと金属パイプとを接続するコネクタをなくすことができ、コネクタと他部品との干渉を防ぐことができる。
本発明において、前記口金部分から前記リヤキャリパまでの前記油圧回路が、前記ホースにより形成されていることが好ましい。この構成によれば、1つのホースで口金部分からリヤキャリパまで延ばすことができ、ホースの弾性によりリヤキャリパ等の車体への着脱が容易になる。また、ホースと金属パイプとを接続するコネクタをなくすことができ、コネクタと他部品との干渉を防ぐことができる。さらに、マスタシリンダ、リヤキャリパの両方に延びる油圧回路をホースにすると、ABSユニット周辺の回路の取りまわしを一層容易にできる。
本発明において、前記ABSユニットが、メインフレームに支持された走行用駆動源よりも後方に配置されていることが好ましい。この構成によれば、ABSユニットとリヤキャリパとの間の距離およびABSユニットとリヤ用マスタシリンダとの間の距離が、それぞれ短くなるので、ブレーキ・フィーリングへの影響は小さい。
本発明において、前記ABSユニットが、前輪を支持するメインフレームに連結されたリヤフレームに支持され、前記リヤフレームにおける前記ABSユニットよりも前方かつ下方の部分で、前記リヤキャリパへ向かう前記ホースが支持されていることが好ましい。この構成によれば、前記ホースを、メインフレームの上下方向に延びる背部に沿うように大きくな曲率で配置できるので、ホースが損傷し難くなる。
本発明の自動二輪車のリヤブレーキ装置によれば、油圧回路におけるABSユニットの口金部分から延びる部分をホースで形成することにより、ABSユニットにその周囲の部品が近接して配置されている箇所において油圧回路の取り回しが容易となり、油圧回路の経路の自由度を向上させることができる。また、油圧回路の取り回しが容易となることにより、部品の配置誤差が大きい場合でも、油圧回路との干渉を回避できるので、部品を配置し易い。リヤブレーキは、ホースを用いてもブレーキ・フィーリングへの影響は小さい。
本発明の第1実施形態に係るリヤブレーキ装置を搭載した自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車のブレーキ装置を示す後方斜視図である。 同自動二輪車のリヤブレーキ装置のABSユニットを示す平面図である。 同リヤブレーキ装置の油圧回路を示す側面図である。 同油圧回路の支持構造を示す拡大図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本明細書において、「左側」および「右側」は、車両に乗車した操縦者から見た左右側をいう。図1は本発明の一実施形態に係るリヤブレーキ装置を備えた自動二輪車の右側面図である。自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて後半部を構成するリヤフレーム2と、メインフレーム1の前部から後部にかけ渡された左右一対のサブフレーム4とからなっている。
メインフレーム1の前端に、ヘッドパイプ5が取り付けられ、このヘッドパイプ5に回動自在に挿通されたステアリングシャフト(図示せず)を介して、アッパブラケット6およびロワブラケット8がメインフレーム1に支持され、これらアッパブラケット6およびロワブラケット8にフロントフォーク10が支持されている。このフロントフォーク10の下端部に前車輪軸9が取り付けられ、前車輪軸9に前輪12が回転自在に支持されている。つまり、前輪12は、ヘッドパイプ5、フロントフォーク10等を介してメインフレーム1に支持されている。
さらに、前車輪軸9に前輪12と一体で回転するフロント用ブレーキディスク11が取り付けられ、このフロント用ブレーキディスク11に制動力を与えるフロントキャリパ13が、フロントフォーク10の下端部に支持されている。フロントキャリパ13は、フロント用ブレーキディスク11を両側から締め付けるブレーキパッド(図示しない)と、このブレーキパッドを押すピストン(図示しない)とを有している。
フロントフォーク10の上端部のアッパブラケット6にはハンドル14が取り付けられ、ハンドル14の右グリップにブレーキレバー15とこれに連動するフロント用マスタシリンダ17が装着されている。
メインフレーム1は後ろ下がりに傾斜した後端部にスイングアームブラケット16が形成され、スイングアームブラケット16に、スイングアーム18の前端部がピボット軸20を介して揺動自在に支持されている。このスイングアーム18の後端部に後車輪軸19が取り付けられ、後車輪軸19に後輪22が回転自在に支持されている。
後車輪軸19に後輪22と一体で回転するリヤ用ブレーキディスク23が取り付けられ、このリヤ用ブレーキディスク23に制動力を与えるリヤキャリパ25が、スイングアーム18に支持されている。リヤキャリパ25は、リヤ用ブレーキディスク23を両側から締め付けるブレーキパッド(図示しない)と、このブレーキパッドを押すピストン(図示しない)とを有している。
メインフレーム1の中央部の下方位置には自動二輪車の走行用駆動源であるエンジンEが搭載されており、このエンジンEによりチェーンのような伝達部材21を介して後輪22を駆動する。エンジンEは内燃機関で、この実施形態では、4気筒4サイクルの並列多気筒エンジンであり、エンジンEの前面に、4本の排気管27が接続され、これら排気管23が前方に大きく湾曲したのち後方に向かって延びてエンジンEの下方で集合され、後輪22の右側に配置されたマフラ24に接続されている。
メインフレーム1の上部に燃料タンク26が配置されている。フロントフォーク10の前面にヘッドランプユニット28が支持されており、このヘッドランプユニット28に、フロントフォーク10の上部の前方を覆う樹脂製のフロントカウル30が支持されている。
エンジンEの前方斜め上方には、水のようなエンジン冷却媒体を放熱させるためのラジエータ32が配置されている。ラジエータ32の上方側方からサブフレーム4の上端部およびメインフレーム1の前部の外側方にかけて延びる左右一対の樹脂製のサイドカウル34が配置され、車体フレームFRに支持されている。エンジンEの下部に、樹脂からなる左右一対のロワカウル36が装着されている。
リヤフレーム2の上部には、操縦者用シート38および同乗者用シート39が装着されている。操縦者用シート38の下方にABSユニット40が配置され、リヤフレーム2に支持されている。ABSユニット40は、ブレーキ操作により車輪12,22がロックするのを抑制するためのもので、車輪12,22の回転を検知しながらブレーキ力を電気的に制御する。この実施形態では、ABSユニット40は、エンジンEおよびピボット軸20よりも後方に配置されており、ABSユニット40の周辺には、バッテリBT、エンジン・コントロール・ユニットECU等の部品(図示せず)が配置されている。
サイドカバー42が、操縦者用シート38の下方からエンジンEの後部まで延びて、サブフレーム4の後半部を外側方から覆っている。サイドカバー42の前端部からサイドカウル34の下部にまで延びるサブフレームカバー44がサブフレーム4に支持され、サブフレーム4の前半部を外側方から覆っている。
サイドカバー42を挟んで上下位置に、上部フレームカバー46と下部フレームカバー48とが配置されている。上部フレームカバー46は、サイドカウル34から燃料タンク26の下縁に沿ってサイドカバー42まで延び、メインフレーム1を外側方から覆っている。下部フレームカバー48は、サイドカバー42から下方に延び、スイングアームブラケット16を外側方から覆っている。
スイングアームブラケット16の後部に、ブレーキ操作部材であるブレーキペダル50および同乗車用フットレスト51を支持するブラケット52が固定され、スイングアームブラケット16から排気マフラ24に沿って後方斜め上方に延びている。ブレーキペダル50の近傍に、ブレーキペダル50に連動するリヤ用マスタシリンダ54とこれに接続されるリザーバタンク56が配置され、ブラケット52に支持されている。
図2に示すように、ABSユニット40とフロント用マスタシリンダ17とが第1油圧回路58により接続され、ABSユニット40とフロントキャリパ13とが第2油圧回路60により接続され、ABSユニット40とリヤ用マスタシリンダ54とが第3油圧回路62により接続され、ABSユニット40とリヤキャリパ25とが第4油圧回路64により接続されている。
これらABSユニット40、フロント用マスタシリンダ17、フロントキャリパ13、第1および第2油圧回路58,60により、フロント油圧システム66が構成され、ABSユニット40、リヤ用マスタシリンダ54、リヤキャリパ25、第3および第4油圧回路62,64により、リヤ油圧システム69が構成されている。
フロント油圧システム66では、ブレーキレバー15の握力がフロント用マスタシリンダ17により油圧に変換され、この油圧が第1油圧回路58を介してABSユニット40に伝えられる。ABSユニット40は、フロント用マスタシリンダ17からの油圧と前輪12の回転から適切なブレーキ力を判断し、このブレーキ力に相当する油圧が第2油圧回路60を介してフロントキャリパ13に伝えられる。フロントキャリパ13は、ABSユニット40からの油圧により作動し、フロント用ブレーキディスク11に制動力を与える。
第1および第2油圧回路58,60はそれぞれ、その上下流部分のゴムホース部58a,58bおよび60a,60bと、その中間の金属パイプ部58c、60cとを有している。詳細には、第1油圧回路58では、フロント用マスタシリンダ17に接続された上流部分のゴムホース部58aが、メインフレーム1の前端部に支持された第1コネクタ68に接続され、この第1コネクタ68よりも下流側の中間部分が金属パイプ部58cによって形成されている。金属パイプ部58cは、メインフレーム1に沿って、メインフレーム1の前端部から後端部まで延び、リヤフレーム2に支持された第2コネクタ70に接続され、ABSユニット40につながる下流部分がゴムホース部58bによって形成されている。下流部分のゴムホース部58bは、図3に示すABSユニット40の第1口金部分72に接続される。
ここで、上流、下流とは、ブレーキ作動時のブレーキオイルの流れ方向に沿った上流および下流をいう。また、口金部分とは、ABSユニット40に取り付けられて、ゴムホースまたは金属パイプが接続される部分をいい、第1および第2油圧回路58,60の一部を形成する。
第2油圧回路60では、ABSユニット40の第2口金部分74に接続された上流部分のゴムホース部60aが、図2のリヤフレーム2に支持された第3コネクタ75に接続され、この第3コネクタ75に中間部分の金属パイプ部60cが接続されている。金属パイプ部60cは、メインフレーム1に沿って、メインフレーム1の後端部から前端部まで延び、メインフレーム1の前端部に支持された第4コネクタ76に接続され、その下流部分がゴムホース部60bによって形成されている。下流部分のゴムホース部60bは、下方に延びてフロントキャリパ13に接続される。
リヤ油圧システム69では、ブレーキペダル50(図1)の踏力がリヤ用マスタシリンダ54により油圧に変換され、この油圧が第3油圧回路62を介してABSユニット40に伝えられる。ABSユニット40は、リヤ用マスタシリンダ54からの油圧と後輪22の回転から適切なブレーキ力を判断し、このブレーキ力に相当する油圧が第4油圧回路64を介してリヤキャリパ25に伝えられる。リヤキャリパ25は、ABSユニット40からの油圧により作動し、リヤ用ブレーキディスク23に制動力を与える。
第3および第4油圧回路62,64はそれぞれ、ゴムのような弾性体からなる第1および第2ホース78,80により形成されている。詳細には、第3油圧回路62では、リヤ用マスタシリンダ54と図3のABSユニット40の第3口金部分82とが第1ホース78によりに接続され、ABSユニット40の第4口金部分84と図2のリヤキャリパ25とが第2ホース80によりに接続されている。
図3に示すように、ABSユニット40は、ユニット本体85と、前記第1〜第4口金部分72,74,82,84とを有し、各第1〜第4口金部分72,74,82,84が、第1〜第4ボルト86,88,90,92によりユニット本体85に連結されている。第1〜第4口金部分72,74,82,84はいずれも、前方を向いて開口している。つまり、第1〜第4口金部分72,74,82,84にそれぞれ接続される第1〜第4油圧回路58,60,62,64は、ABSユニット40から前方に向かって延びている。
図4に示すように、リヤ油圧システム69の第3および第4油圧回路62,64は、ABSユニット40の第3および第4口金部分82,84から前方下方に延びて、リヤフレーム2とABSユニット40との間、すなわちリヤフレーム2の内側でABSユニット40の外側を通過した後、リヤフレーム2におけるABSユニット40よりも前方かつ下方の部分で、支持部材94により支持されている。
詳細には、図2に示すリヤフレーム2の前端部に連結された左右方向に延びるクロスパイプ96に、図5に示すように、取付金具98が取り付けられている。他方、第3および第4油圧回路62,64を構成する第1および第2ホース78,80を、ゴムのような弾性を有する筒状の第1ダンパ100に挿通し、この第1ダンパ100をクランプのような支持部材94に把持させ、支持部材94の先端部を取付金具98に設けられた係合孔98aに係合させることにより、第1および第2ホース78,80がクロスパイプ96に支持されている。
図4に示すように、第3および第4油圧回路62,64は、支持部材94からU字形に湾曲して後方に延びている。第3および第4油圧回路62,64を構成する第1および第2ホース78,80におけるU字形に湾曲する部分は、例えばゴムチューブからなるプロテクタ102で補強されている。第3油圧回路62は、U字形に湾曲したのちリヤ用マスタシリンダ54に接続される。
第4油圧回路64は、U字形に湾曲して後方に延びたのち、スイングアーム18に支持される。詳細には、第4油圧回路64を構成する第2ホース80を、ゴムのような弾性を有する筒状の第2ダンパ106に挿通し、スイングアーム18に取り付けられた係止具104に嵌め込んで係止することにより、第2ホース80がスイングアーム18に支持されている。第2ホース80が弾性体からなるので、揺動するスイングアーム18にも円滑に支持できる。第4油圧回路64は、係止具104からさらに後方に延びてリヤキャリパ25に接続される。
上記構成において、図2に示すように、第3および第4油圧回路78,80がそれぞれ、弾性体を有する第1および第2ホースで形成されているので、ABSユニット40の周囲において第3および第4油圧回路78,80の取り回しが容易となり、第3および第4油圧回路78,80の経路の自由度を向上させることができる。また、第3および第4油圧回路78,80の取り回しが容易となることにより、図1のバッテリBT、エンジン・コントロール・ユニットECU等の部品の配置誤差が大きい場合でも、図2の第3および第4油圧回路78,80との干渉を回避できるので、部品を配置し易い。
さらに、1つの第1ホース78でABSユニット40からリヤ用マスタシリンダ54まで延ばし、さらに、1つの第2ホース80でABSユニット40からリヤキャリパ25まで延ばしているから、第1および第2ホース78,80の弾性によりリヤ用マスタシリンダ54およびリヤキャリパ25を車体に対し着脱する作業が容易になる。また、ホースと金属パイプとを接続するコネクタをなくすことができるので、コネクタと他部品との干渉を防ぐことができる。
図1に示すABSユニット40が、エンジンEよりも後方に配置されているから、ABSユニット40とリヤキャリパ25との間の距離、およびABSユニット40とリヤ用マスタシリンダ54との間の距離が短くなるので、第3および第4油圧回路62,64に第1および第2ホース78,80を用いても、ブレーキ・フィーリングへの影響が小さい。
図4に示す第1および第2ホース78,80が、リヤフレーム2におけるABSユニット40よりも前方かつ下方の部分で支持されているから、第1および第2ホース78,80を、メインフレーム1の上下方向に延びる背部1aに沿うように大きくな曲率で配置できるので、第1および第2ホース78,80が損傷し難くなる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、上記実施形態では、第3および第4油圧回路62,64の全体を第1および第2ホース78,80で構成したが、第3および第4油圧回路62,64における少なくともABSユニット40の第3および第4口金部分82,84から延びる部分のみを第1および第2ホース78,80により形成してもよい。また、上記実施形態では、駆動源としてエンジンを用いているが、電動モータであってもよい。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 メインフレーム
2 リヤフレーム
12 前輪
22 後輪
25 リヤキャリパ
40 ABSユニット
50 ブレーキペダル(ブレーキ操作部材)
54 リヤ用マスタシリンダ
62 第3油圧回路(油圧回路)
64 第4油圧回路(油圧回路)
78 第1ホース
80 第2ホース
82 第3口金部分
84 第4口金部分
E エンジン(走行用駆動源)

Claims (5)

  1. 自動二輪車における油圧式のリヤブレーキ装置であって、
    ブレーキ操作部材に連動するマスタシリンダとリヤキャリパとを接続する油圧回路にABSユニットが介在しており、
    前記油圧回路における少なくとも前記ABSユニットの口金部分から延びる部分が弾性体からなるホースにより形成されている自動二輪車のリヤブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の自動二輪車のリヤブレーキ装置において、前記口金部分から前記マスタシリンダまでの前記油圧回路が、前記ホースにより形成されている自動二輪車のリヤブレーキ装置。
  3. 請求項1または2に記載の自動二輪車のリヤブレーキ装置において、前記口金部分から前記リヤキャリパまでの前記油圧回路が、前記ホースにより形成されている自動二輪車のリヤブレーキ装置。
  4. 請求項1,2または3に記載の自動二輪車のリヤブレーキ装置において、前記ABSユニットが、メインフレームに支持された走行用駆動源よりも後方に配置されている自動二輪車のリヤブレーキ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の自動二輪車のリヤブレーキ装置において、前記ABSユニットが、前輪を支持するメインフレームに連結されたリヤフレームに支持され、
    前記リヤフレームにおける前記ABSユニットよりも前方かつ下方の部分で、前記リヤキャリパへ向かう前記ホースが支持されている自動二輪車のリヤブレーキ装置。
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