JP6234486B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/08Mechanisms specially adapted for braking more than one wheel

Description

本発明は、連動ブレーキシステムを備える自動二輪車に関する。
二輪車において、1つの操作子を操作することで、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキに制動力を与えることができる連動ブレーキシステム(CBS)が知られている。(例えば、特許文献1(図8)参照)。
特許文献1の図8に示されるように、ブレーキペダル(30)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)から延びる連動ブレーキケーブル(50)は、メインフレーム(12)に沿って延ばされた後、ヘッドパイプ(11)の前方まで導かれる。
連動ブレーキケーブル(50)は、中空のアウターチューブと、このアウターチューブ内を移動するインナーケーブルとから構成される。このような構造の連動ブレーキケーブルでは、インナーチューブの作動にともなってアウターチューブとインナーケーブルとの間で摩擦抵抗(以下、フリクションと記す。)が発生する。
このフリクションは連動ブレーキケーブルの曲率半径(曲げ半径)が小さいほど大きくなるため、曲率半径を過小にしないことや湾曲箇所を減らすなどの工夫が必要であった。
特開2014−46798号公報
そこで、本発明は、自動二輪車において、インナーケーブルとアウターチューブの間に発生する連動ブレーキケーブルのフリクションを小さくすることができる連動ブレーキケーブルの配索構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪ブレーキと、後輪ブレーキと、前記前輪ブレーキ及び前記後輪ブレーキを制動させるための力を発生させるブレーキペダルと、このブレーキペダルで発生した力を分配する連動機構と、この連動機構で分配した力を前記前輪ブレーキへ伝達する連動ブレーキケーブルと、ステアリング軸を回動可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプから車両後方へ延びるメインフレームと、前記ヘッドパイプで支持されるステアリング軸の下端に設けられるボトムブリッジとを備えている自動二輪車であって、
前記連動ブレーキケーブルは、前記メインフレームの上面部に設けられた第1ケーブル支持部と、前記ボトムブリッジに設けられた第2ケーブル支持部とで支持され、
前記第1ケーブル支持部と前記第2ケーブル支持部との間で、前記連動ブレーキケーブルは、車両側面視で車両前方へ斜め上に凸状になるように湾曲する湾曲凸部を有するように支持され
第1ケーブル支持部は、連動ブレーキケーブルに沿って延びる軸線を有しており、この軸線は、車両平面視で、前輪ブレーキ側に傾斜して設けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、第2ケーブル支持部はケーブルを支持する軸線が側面視で後下がりに傾斜しており、連動ブレーキケーブルの湾曲凸部の少なくとも一部は、ステアリング軸の軸線よりも前方になるように支持されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、連動ブレーキケーブルはメインフレームの上面からボトムブリッジまでの間で湾曲するように支持されているため、屈曲半径が小さくならず、ブレーキケーブルに発生するフリックションを小さくすることができる。
よって、本発明によれば、インナーケーブルとアウターチューブの間に発生する連動ブレーキケーブルのフリクションを小さくすることができる連動ブレーキケーブルの配索構造が提供される。
また、請求項に係る発明では、連動ブレーキケーブルが、前輪ブレーキ側に傾斜して設けられるため、転蛇がより円滑になる。
請求項に係る発明では、連動ブレーキケーブルの湾曲凸部の少なくとも一部が、ステアリング軸の軸線よりも前方になるように支持されているため、転蛇を湾曲凸部で吸収させ易くなる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 連動機構の構造を説明する図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 連動ブレーキケーブルを保持する第1ケーブル保持部の斜視図である。 連動ブレーキケーブル等を保持するホルダ部材(第2ケーブル保持部)の構造を説明する図。 ボトムブリッジ及びホルダ部材(第2ケーブル保持部)の平面図である。 自動二輪車の前部の平面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、図中の「前・後、左・右、上・下」はシートに座った運転者を基準にして定めた方向を示す。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム30と、この車体フレーム30で支えられるパワーユニット12と、スイングアーム13で回転自在に支持される後輪14と、車体フレーム30の前部のヘッドパイプ31で支持されるステアリング軸15と、このステアリング軸15の上端に取付けられるトップブリッジ16と、ステアリング軸15の下端に取付けられるボトムブリッジ17と、これらのトップブリッジ16及びボトムブリッジ17で支持され前輪18を回転自在に支えるフロントサスペンション19と、車体フレーム30上に配置される燃料タンク20及びシート21とを備えている。パワーユニット12は、ガソリンエンジンなどの内燃機関が好適であるが、電動モータであってもよい。
車体フレーム30は、ヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から車両後方へ延びるメインフレーム32と、このメインフレーム32の後部から斜め下へ延びるピボットフレーム33と、ヘッドパイプ31から斜め下へ延びるダウンフレーム34を有する。ダウンフレーム34とピボットフレーム33とでパワーユニット12を支持する。
ピボットフレーム33でスイングアーム13が上下動自在に支持される。メインフレーム32の後端から車両後方へ延びるシートフレーム35でシート21を支える。そして、シートフレーム35とスイングアーム13とにリヤサスペンション22が渡されている。
前輪18と後輪14の間(この例ではパワーユニット12の後方位置)に、運転者が足を載せるメインステップ28及び運転者が操作するキックペダル29が配置されると共に前輪ブレーキ23と後輪ブレーキ24に制動力は分配する連動機構60が設けられている。この連動機構60の詳細は図2で説明する。
トップブリッジ16にハンドルホルダ25を介してステアリングハンドル26が取付けられ、このステアリングハンドル26に取付けられる右グリップ27に第1操作子41が配置され、この第1操作子41から前輪ブレーキ23まで第1線状部材としての第1伝達部材42が延びている。
第1操作子41は、フロントブレーキレバーが好適であるが、ブレーキペダルであってもよく、種類形式は問わない。また、第1線状部材としての第1伝達部材42は、制動力を機械的に伝え得るブレーキケーブルが好適であるが、ブレーキロッドや制動油圧を伝えるブレーキホース(又はブレーキ配管)であってもよい。
また、パワーユニット12の近傍に配置されている連動機構60から前輪ブレーキ23まで、第2伝達部材としての連動ブレーキケーブル43が延びている。この連動ブレーキケーブル43は車両前後方向において、斜め上に延びた後に前方へ湾曲し、シートフレーム35及びメインフレーム32に沿って延び、ステアリング軸15の近傍で下方へ湾曲して前輪ブレーキ23に達する。
なお、連動機構60は、第2操作子45で駆動される。連動機構60から第3伝達部材46が後輪ブレーキ24まで延びている。第2操作子45は、ブレーキペダルが好適であるが、ブレーキレバーであってもよい。第3伝達部材46は、ブレーキロッドが好適であるが、ブレーキホースやブレーキワイヤであってもよい。
また、トップブリッジ16の車両前方にスピードメータ47及び前照灯48が配置され、スピードメータ47から第2線状部材としてのスピードメータケーブル49が前輪ブレーキ23の近傍まで延びている。
図2に示すように、シートフレーム35は、ピボットフレーム33から斜め上に延びるサブフレーム36で補強されている。このサブフレーム36とピボットフレーム33にL字状のピリオンステップブラケット37が取付けられ、このピリオンステップブラケット37に、同乗者が足を載せるピリオンステップ38が取付けられている。
第2操作子45は、ピボットフレーム33に回転軸51を介して取付けられる。第2操作子45がブレーキペダルである場合は、前端に踏み面52を備え、後端に且つ回転軸51から上に延びるアーム部53を備える。
連動機構60は、アーム部53の上部に連結軸61を介して回転自在に取付けられる縦長板状のイコライザ62と、このイコライザ62の上端とピリオンステップブラケット37の上端とに掛け渡したディレイスプリング63と、連結軸61よりも下方へ延びるイコライザ62の下部に設けられるストッパピン64とを有する。
イコライザ62の上部に連動ブレーキケーブル43が連結され、イコライザ62の下部に第3伝達部材46が連結される。
第2操作子45は、ペダルスプリング54で上方へ付勢されている。車体フレーム側に設けたストッパ部39にアーム部53の後面が当たることで、図反時計回りの回転が抑制される。
乗員が踏み面52を踏むと、第2操作子45は回転軸51を中心に図時計方向へ回転する。アーム部53は車両前方へ移動する。この移動により、第3伝達部材46が引かれる。
なお、第2操作子45の操作初期段階では、縦長のイコライザ62は、上部がディレイスプリング63で車両前方への移動が制限されるため、連動ブレーキケーブル43は引かれない。
イコライザ62の上部とアーム部53とは、車両前方に開くV字形を呈しているが、アーム部53が車両前方へ移動することで、I字になろうとする。ストッパピン64がイコライザ62に接触すると、この後はアーム部53に連動して、イコライザ62は車両前方へ移動し始め、連動ブレーキケーブル43が引かれ始める。
第3伝達部材46よりも遅れて連動ブレーキケーブル43が引かれる。
このように第2操作子(ブレーキペダル45)で発生する力は、連動機構60で連動ブレーキケーブル43と第3伝達部材46とに分配される。
なお、連動ブレーキケーブル43は、アウターチューブ43aと、このアウターチューブ43a内を移動するインナーケーブル43bとからなる。アウターチューブ43aは、インナーケーブル43bを包んで保護する役割を果たす。
図3に示すように、メインフレーム32に沿って車両後方からヘッドパイプ31に向かって延びる連動ブレーキケーブル43は、ステアリング軸15の近傍で下へ方向を変え、下方へ十分に延びた後に車両前方へ方向を変えて前輪ブレーキ23に連結される。
また、図1の第1操作子41から延びる第1伝達部材42は、ステアリング軸15の近傍から連動ブレーキケーブル43に沿って下がり、前輪ブレーキ23に連結される。
また、図1のスピードメータ47から延びるスピードメータケーブル49は、ステアリング軸15の近傍から連動ブレーキケーブル43に沿って下がり、前輪18のホイールハブ55に連結される。
連動ブレーキケーブル43は、メインフレーム32の上面部32Bに設けた第1ケーブル支持部70と、ボトムブリッジ17に設けた第2ケーブル支持部80とで保持される。
第1ケーブル支持部70の軸線71が側面視で車両前方へ斜め上に延びており、第2ケーブル支持部80の軸線81が側面視で後下がりに傾斜するように延びているため、第1ケーブル支持部70と第2ケーブル支持部80との間において、車両斜め前方へ凸となるように、連動ブレーキケーブル43は湾曲している。
すなわち、図3に示すように、第2ケーブル支持部80はケーブルを支持する軸線81が側面視で後下がりに傾斜しており、連動ブレーキケーブル43の湾曲凸部43Aの少なくとも一部は、ステアリング軸15の軸線15Aよりも前方になるように支持されている。
また、図1に示すように、車両側面視で、シリンダヘッド12Aの前端よりも前側に第1ケーブル支持部70が設けられている。
第1ケーブル支持部70と第2ケーブル支持部80の好適な構造を、次に説明する。
図4に示すように第1ケーブル支持部70は、鋼線を曲げて形成した単純な止め金具であり、車幅方向に水平に移動する連動ブレーキケーブル43を収納する第1ポケット部72と、上へ移動する連動ブレーキケーブル43を上から抑える第2ポケット部73とを有する。
好ましくは、連動ブレーキケーブル43に、一対の鍔74、74が付いた筒75を嵌めて固定する。
第1ポケット部72の外幅W1は、鍔74と鍔74の内幅W2より若干(0.5mm程度)狭くする。
筒75を第1ポケット部72に嵌めると、一対の鍔74、74により、連動ブレーキケーブル43が車両前後方向へ移動することがなくなる。加えて、第2ポケット部73で上方への移動が抑制されるため、筒75は前・後、左・右、上・下へ移動することがない。
図5(a)に示すように、第2ケーブル支持部80は、帯状の金属板82の両端にビス穴83、83を設け、中央にU字切り欠き84、84を設け、U字切り欠き84、84を除く部位に折り曲げ形成したフランジ部85、85を有し、折り曲げられたホルダ部材であって、U字切り欠き84とビス穴83、83との間に、主保持部87と第1副保持部88と第2副保持部89とが形成されている。
図5(b)に示すグロメット91、92を準備する。グロメット91、92の各々は、上下に鍔93、93を有する。一方のグロメット91は、連動ブレーキケーブル43が挿通された状態で、主保持部87にセットされる。他方のグロメット92は、第1伝達部材42が挿通された状態で、第2副保持部89にセットされる。
図5(c)に示すように、連動ブレーキケーブル43と、スピードメータケーブル49と、第1伝達部材42とが、並んだ状態で第2ケーブル支持部としてのホルダ部材80で保持され、この状態のホルダ部材80がビスやボルトなどの締結部材95により、ボトムブリッジ17に固定される。
連動ブレーキケーブル43のアウターチューブ43aは、グロメット91を介してホルダ部材80で挟まれる。グロメット91は鍔93がフランジ部85(断面図につき上のフランジ部は不図示)に当たるため、上下方向(図面表裏方向)に抜ける心配はない。そして、グロメット91が円形を保つため、アウターチューブ43aが偏平化する心配がない。アウターチューブ43aが円形を保つため、内部のインナーケーブル43bの移動が妨げられない。
第1伝達部材42は連動ブレーキケーブル43と同様であるため、説明は省略する。
一方、スピードメータケーブル49は、ホルダ部材80の内面から十分な隙間が確保されるため、上下方向(図面表裏方向)に自由に移動する。
図6に示すように、ホルダ部材80は、ボトムブリッジ17に締結部材95で固定されるが、締結部材95はステアリング軸15のごく近傍にねじ込みなどにより締結される。
そして、外径が近似する連動ブレーキケーブル43と、スピードメータケーブル49と、第1伝達部材42とは、連動ブレーキケーブル43が最もステアリング軸15に近い位置に配置される。結果、連動ブレーキケーブル43は、転蛇の影響を少なくすることができる。
スピードメータケーブル49が、次にステアリング軸15に近い位置に配置される。スピードメータケーブル49も、転蛇の影響を少なくすることができる。
図7に示すように、車幅中心線32aの車幅方向一方(この例では左方)に前輪ブレーキ32が配置されている。そして、第1ケーブル支持部70の軸線71は、車幅中心線を兼ねるメインフレーム32の中心軸(車両長手軸)32aに対して、前輪ブレーキ32側へ角度θだけ傾斜している。このような第1ケーブル支持部70で支持される連動ブレーキケーブル43は、車両平面視で、比較的短い経路を通ってホルダ部材80に至る。
トップブリッジ16の車両前方に配置されるスピードメータ47から延びるスピードメータケーブル49は、比較的短い経路を通ってホルダ部材80に至る。
第1操作子41から延びる第1伝達部材42は、ステアリングハンドル26に沿って延びた後、トップブリッジ16の下を通ってホルダ部材80に至る。
なお、実施例では、図5(c)に示したように、第2ケーブル支持部としてのホルダ部材80に、主保持部87と第1副保持部88と第2副保持部98を設け、主保持部87で連動ブレーキケーブル43を保持し、第1副保持部88で第2線状部材としてのスピードケーブル49を保持し、第2副保持部89で第1線状部材42を保持するようにした。
第1・第2線状部材42、49は、ケーブルと配管の何れであってもよい。
すなわち、実施例では、ホルダ部材80で、1本の連動ブレーキケーブル43と2本ケーブル(又は配管)42、49を保持するようにした。
しかし、2本ケーブル(又は配管)は、1本又は3本以上であってもよい。すなわち、ホルダ部材80は、ケーブル又は配管からなる少なくとも1本の線状部材42又は49と、連動ブレーキケーブル43とを一括して支持する第2ケーブル支持部材である。
また、図6にて、外径がほぼ同じ連動ブレーキケーブル43とスピードメータケーブル49と第1伝達部材42のうち、連動ブレーキケーブル43を最もステアリング軸15寄りに配置したが、連動ブレーキケーブル43より十分に小径のワイヤ又は管であれば、連動ブレーキケーブル43よりもステアリング軸15に寄った位置にてホルダ部材80で支持させることは差し支えない。
図7にて、連動ブレーキケーブル43を他のケーブル又は配管42、49に比べて、ステアリング軸15寄りに配置した。ステアリング軸15から連動ブレーキケーブル43までの半径は、ステアリング軸15から他のケーブル又は配管42、49までの半径より小さくなり、旋回に係る移動距離が小さくなる。旋回に係る移動距離が小さくなれば、連動ブレーキケーブル43のフリクションを小さくすることができる。結果、他のケーブル又は配管42、49に比べて連動ブレーキケーブル43は、転蛇の影響を少なくすることができる。
図6に示すように、ホルダ部材80は、ボトムブリッジ17に取付けられる。
図3に示すように、ボトムブリッジ17は前輪18と共に転蛇される。前輪18はフロントサスペンション19により上下に移動可能に支持される。連動ブレーキケーブル43は、ホルダ部材80よりも上側の部位で転蛇を吸収し、ホルダ部材80よりも下側の部位でフロントサスペンション19の作動を吸収すればよく、それぞれ、転蛇とサスペンションの動きを個別に考慮することができるため、連動ブレーキケーブル43の配索を含む設計が容易になる。
図5(c)に示すように、スピードメータケーブル49はグロメットを介することなく第1副保持部88に挿通される。図3に示すように、スピードメータケーブル49は、前輪18のホイールハブ55と、上方のスピードメータ(図1、符号47)とを繋いでいる。このスピードメータケーブル49が、第1副保持部88に挿通されるだけであるため、ホイールハブ55とスピードメータ47の間で十分にピードメータケーブル49を移動する長さを確保することができる。
また、図3で説明したように、連動ブレーキケーブル43は、第1ケーブル支持部70と第2ケーブル支持部80との間において、車両斜め前方へ凸となるように、連動ブレーキケーブル43は湾曲している。
連動ブレーキケーブル43がメインフレーム32の上面からボトムブリッジ17までの間で円弧を描くように湾曲して支持されているため、屈曲半径は十分な大きさに確保できる。曲率半径が大きいと、インナーケーブル(図4、符号43b)がアウターチューブ(図4、符号43a)に強く接触することがなくなり、結果、連動ブレーキケーブル43に発生するフリックションを小さくすることができる。
さらには、図7で説明したように、連動ブレーキケーブル43が、前輪ブレーキ32側に傾斜して設けられるため、連動ブレーキケーブル43を車幅方向に蛇行させる必要が無くなり、ケーブル長さを短くすることができるため、フリックションを小さくすることができる。フリクションが小さいため、制動操作がより円滑に且つより軽く行える。
本発明は、連動ブレーキシステムを備える自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、15…ステアリング軸、17…ボトムブリッジ、23…前輪ブレーキ、24…後輪ブレーキ、31…ヘッドパイプ、32…メインフレーム、43…連動ブレーキケーブル、45…ブレーキペダル、60…連動機構、70…第1ケーブル支持部、80…第2ケーブル支持部材(ホルダ部材)。

Claims (2)

  1. 前輪ブレーキ(23)と、後輪ブレーキ(24)と、前記前輪ブレーキ(23)及び前記後輪ブレーキ(24)を制動させるための力を発生させるブレーキペダル(45)と、このブレーキペダル(45)で発生した力を分配する連動機構(60)と、この連動機構(60)で分配した力を前記前輪ブレーキ(23)へ伝達する連動ブレーキケーブル(43)と、ステアリング軸(15)を回動可能に支持するヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から車両後方へ延びるメインフレーム(32)と、前記ヘッドパイプ(31)で支持されるステアリング軸(15)の下端に設けられるボトムブリッジ(17)とを備えている自動二輪車(10)であって、
    前記連動ブレーキケーブル(43)は、前記メインフレーム(32)の上面部(32B)に設けられた第1ケーブル支持部(70)と、前記ボトムブリッジ(17)に設けられた第2ケーブル支持部(80)とで支持され、
    前記第1ケーブル支持部(70)と前記第2ケーブル支持部(80)との間で、前記連動ブレーキケーブル(43)は、車両側面視で車両前方へ斜め上に凸状になるように湾曲する湾曲凸部(43A)を有するように支持され
    前記第1ケーブル支持部(70)は、前記連動ブレーキケーブル(43)に沿って延びる軸線(71)を有しており、この軸線(71)は、車両平面視で、前記前輪ブレーキ(23)側に傾斜して設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記第2ケーブル支持部(80)はケーブルを支持する軸線(81)が側面視で後下がりに傾斜しており、
    前記連動ブレーキケーブル(43)の湾曲凸部(43A)の少なくとも一部は、ステアリング軸(15)の軸線(15A)よりも前方になるように支持されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
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