JP2979015B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2979015B2
JP2979015B2 JP3031991A JP3199191A JP2979015B2 JP 2979015 B2 JP2979015 B2 JP 2979015B2 JP 3031991 A JP3031991 A JP 3031991A JP 3199191 A JP3199191 A JP 3199191A JP 2979015 B2 JP2979015 B2 JP 2979015B2
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fuel tank
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right main
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健久 桂
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動二輪車に係り、詳
しくは不整地を走行するのに最適な自動二輪車に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】不整地を走行する自動二輪車では、ライ
ダーが乗車位置を走行状態に応じて前後に変化させるこ
とができるように、前後に長いシートが用いられてい
る。このシートは例えば燃料タンクを覆うように取付け
られ、この燃料タンクはヘッドパイプに接続された単一
の断面丸型のメインフレームを跨ぐように配置されてい
る。そして、燃料タンクを覆うシートから燃料タンクを
介してラジエータカバーで連続する平面部を形成し、ラ
イダーが足でこの平面部を保持して姿勢を保つことがで
き、またコーナを曲がるときに足を前方へ出す場合の邪
魔にならないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不整地を走
行する自動二輪車に断面角型のメインフレームを用いる
ことが考えられ、この場合ヘッドパイプに左右一対のメ
インフレームを左右に広げるようにして後方へ延ばすよ
うにすると縦剛性が低下して強度が低減するため、左右
に大きく曲げられない。
【0004】従って、左右一対の断面角型のメインフレ
ームを平面視で略直線状に形成し、ヘッドパイプから離
れた位置で内側へ屈曲してヘッドパイプに接続すること
が縦剛性を確保できる点で好ましいが、この場合には左
右一対のメインフレームの間隔が狭くなって燃料タンク
の容積の確保が困難になると共に、ライダーが足で保持
して姿勢を保ちにくくなる。
【0005】この発明はかかる実情に鑑みてなされたも
ので、左右一対のメインフレームの前側の間隔が狭くな
っても燃料タンクの容積が確保され、しかもライダーの
足での姿勢保持が可能な自動二輪車を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は、ヘッドパイプに左右一対のメインフレ
ームを接続し、この左右一対のメインフレームの間に燃
料タンクを配置すると共に、エンジンのラジエータの両
側を覆うラジエータカバーを有する自動二輪車におい
て、前記左右一対の断面角型のメインフレームを平面視
で略直線状に形成し、この左右一対のメインフレームの
ヘッドパイプから離れた位置で内側へ曲げて前記ヘッド
パイプに接続し、さらにこの左右一対のメインフレーム
の間に配置した燃料タンクの前側両側部をメインフレー
ムを跨いで外方へ突出させ、この燃料タンクの両側部と
前記ラジエータカバーとで連続した平面を形成したこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】この発明では、左右一対の断面角型のメインフ
レームが平面視で略直線状になっており、この左右一対
のメインフレームのヘッドパイプから離れた位置で内側
へ曲げてヘッドパイプに接続しているため、メインフレ
ームの縦剛性が確保され、メインフムの強度が向上す
る。また、燃料タンクの前側両側部が左右一対のメイン
フレームを跨いで外方へ突出しており、左右一対のメイ
ンフレームの前側の間隔が狭くなっても燃料タンクの容
積が確保される。さらに、この燃料タンクの両側部とラ
ジエータカバーとで連続した平面を形成しており、これ
でライダーが足で円滑に保持して姿勢を保つことがで
き、またコーナを曲がるとき等で足を前方へ出すときの
足当りが良くなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は自動二輪車の側面図、図2
は車体フレームの側面図、図3は車体フレームの平面
図、図4は図3のIVーIV断面図である。
【0009】この自動二輪車は不整地を走行する例えば
モトクロスの競技用に使用されるものであり、車体フレ
ーム1を構成するヘッドパイプ2にはフロントフォーク
3が支持され、このフロントフォーク3の下端部には前
輪4が設けられている。フロントフォーク3にはフロン
トフェンダ5が取付けられ、このフロントフェンダ5は
前輪4の上下動に連動しない固定式フェンダが用いられ
ている。
【0010】ヘッドパイプ2の上部には左右一対の略直
線状の側面視で縦幅広の断面角型のメインフレーム6が
連結されており、その後部にはそれぞれ左右一対のリヤ
アームブラケット7が溶接されている。この左右一対の
メインフレーム6は押し出し材で、平面視で略直線状に
形成され、ヘッドパイプ2から離れた位置でわずかに内
側に曲げられており、これで左右一対のメインフレーム
6を略直線とすることで強度を向上させている。
【0011】また、ヘッドパイプ2の後側中央には後下
方へ延びる上ダウンチューブ8の上部が連結され、この
上ダウンチューブ8の上側には補強プレート9が溶接さ
れ、この上ダウンチューブ8の下側には連結ブラケット
10が溶接され、この連結ブラケット10には左右一対
の下ダウンチューブ11の前端部を挿入して締付固定さ
れ、この後端部はそれぞれ左右一対のリヤアームブラケ
ット7が固定されている。
【0012】ヘッドパイプ2、メインフレーム6、上ダ
ウンチューブ8、下ダウンチューブ11及びリヤアーム
ブラケット7等で囲まれる車体フレーム1の空間にエン
ジン12が搭載され、このエンジン12の気筒13が中
央フレーム14のエンジン取付ブラケット15に支持さ
れている。中央フレーム14は左右一対のメインフレー
ム6の中央に位置しており、その先端部は上ダウンチュ
ーブ8の補強プレート9の略中央部に連結され、後端部
はメインフレーム6間に設けたクロスメンバー16に連
結されている。
【0013】リヤアームブラケット7の上部には左右一
対のバックステー17が取付けられ、このバックステー
17がシートレール18を支持している。シートレール
18の前端部はそれぞれクロスメンバー16の取付部1
9に接続され、メインフレーム6からシートレール18
の略中央の上方位置に燃料タンク20が覆うように配置
され、この燃料タンク20からシートレール18上にシ
ート21が配置されている。燃料タンク20の底部の一
部20aは中央フレーム14を跨ぎ、エンジン12の気
筒13近傍まで延出され、これでエンジン周りの限定さ
れたスペースで燃料タンク20の容積を確保している。
【0014】さらに、この燃料タンク20の前側両側部
20bはメインフレーム6を跨いで外方へメインフレー
ム6から距離D突出しており、この燃料タンク20の前
側両側部20bとラジエータカバー50の上端部50c
が接合され、この両者で連続した平面Lを形成してい
る。このため、左右一対のメインフレーム6の前側の間
隔が狭くなっても燃料タンク20の容積が確保され、さ
らにこの燃料タンク20の前側両側部20bとラジエー
タカバー50とで連続した平面Lを形成しているため、
ライダーが足で円滑に保持して姿勢を保つことができ、
またコーナを曲がるとき等で足を前方へ出すときの足当
りが良くなる。
【0015】このそれぞれのラジエータカバー50はエ
ンジン2の前側上方位置に配置された左右一対のラジエ
ータ27を覆うように前方に向かって広くなりフロント
フェンダ5の近傍まで延びており、このラジエータカバ
ー50で走行風をラジエータ27に導くようになってい
る。この左右一対のラジエータカバー50には取付部5
0a〜50dが形成され、この取付部50aをメインフ
レーム6の側部へ、また取付部50bをメインフレーム
6のボス部6aに当てがってビス51,52で締付固定
して取付けられ、また取付部50c,50dをそれぞれ
のラジエータ27にビス70,71で締め付け固定され
ている。ラジエータカバー50の上部には走行風を内側
から外側に導く切欠窓部53が形成されている。
【0016】左右一対のラジエータ27はそれぞれ上ダ
ウンチューブ8の側部に取付けられ、このラジエータ2
7はパイプ28,29を介してエンジン12側と連結さ
れ、冷却水を循環してエンジン12を冷却する。
【0017】リヤアームブラケット7間にはリヤアーム
ピボット22が設けられ、このリヤアームピボット22
にはエンジン12の後部とリヤアーム23の前部が軸支
され、このリヤアーム23の後部には後輪24が支持さ
れている。リヤアーム23とリヤアームブラケット7と
の間にはリンク機構25が設けられ、このリンク機構2
5とクロスメンバ16の取付部16aとの間にはリヤク
ッション26が設けられている。
【0018】エンジン12の気筒13の後側には気化器
31が接続され、この気化器31にはさらにダクト32
を介してエアクリーナ33が接続され、このダクト32
はリヤクッション26と干渉しないように車体左側に寄
せて配置されている。また、エアクリーナ33はリヤク
ッション26の後方でシート21の下方位置に配置さ
れ、リヤクッション26と干渉しないようになってい
る。
【0019】エンジン12の気筒13の前側にはマフラ
ー34が接続され、このマフラー34の前部34aは下
ダウンチューブ11の前側下方で車体左側から右側へ屈
曲して、その後部34bは右側のメインフレーム6に接
続されたリヤアームブラケット7の内側から右側のバッ
クステー17の内側を通って後方へ延び、この後部34
bにサイレンサー80が接続されている。
【0020】
【発明の効果】前記したように、この発明は、左右一対
の断面角型のメインフレームを平面視で略直線状に形成
し、この左右一対のメインフレームのヘッドパイプから
離れた位置で内側へ曲げてヘッドパイプに接続し、さら
にこの左右一対のメインフレームの間に配置した燃料タ
ンクこの左右一対のメインフレームの間に配置した燃料
タンクの前側両側部をメインフレームを跨いで外方へ突
出させ、この燃料タンクの両側部とラジエータカバーと
で連続した平面を形成している。
【0021】従って、左右一対の断面角型のメインフレ
ームを平面視で略直線状に形成することができ、これで
縦剛性が確保されてメインフレームの強度が向上する。
また、燃料タンクの前側両側部が左右一対のメインフレ
ームを跨いで外方へ突出することで、左右一対のメイン
フレームの前側の間隔が狭くなっても燃料タンクの容積
が確保される。さらに、この燃料タンクの両側部とラジ
エータカバーとで連続した平面を形成することで、ライ
ダーが足で円滑に保持して姿勢を保つことができ、また
コーナを曲がるとき等で足を前方へ出すときの足当りが
良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】車体フレームの側面図である。
【図3】車体フレームの平面図である。
【図4】図3のIVーIV断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 6 メインフレーム 7 リヤアームブラケット 12 エンジン 20 燃料タンク 21 シート 27 ラジエータ 50 ラジエータカバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプに左右一対のメインフレー
    ムを接続し、この左右一対のメインフレームの間に燃料
    タンクを配置すると共に、エンジンのラジエータの両側
    を覆うラジエータカバーを有する自動二輪車において、
    前記左右一対の断面角型のメインフレームを平面視で略
    直線状に形成し、この左右一対のメインフレームのヘッ
    ドパイプから離れた位置で内側へ曲げて前記ヘッドパイ
    プに接続し、さらにこの左右一対のメインフレームの間
    に配置した燃料タンクの前側両側部をメインフレームを
    跨いで外方へ突出させ、この燃料タンクの両側部と前記
    ラジエータカバーとで連続した平面を形成したことを特
    徴とする自動二輪車。
JP3031991A 1991-01-31 1991-01-31 自動二輪車 Expired - Fee Related JP2979015B2 (ja)

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JP2007131257A (ja) 2005-11-14 2007-05-31 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP4948963B2 (ja) * 2006-10-19 2012-06-06 川崎重工業株式会社 シュラウド
JP5690658B2 (ja) * 2011-05-30 2015-03-25 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の燃料タンク構造
JP6159604B2 (ja) * 2013-07-10 2017-07-05 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレーム

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