JP5824017B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J35/00Fuel tanks specially adapted for motorcycles or engine-assisted cycles; Arrangements thereof

Description

この発明は、燃料ポンプを内蔵した燃料タンクを有する鞍乗り型車両に係り、特に、メインフレームを1本とするフレーム形式を採用するとともに、燃料ポンプ座面周辺の煩雑化を避けるようにしたものに関する。
車体中心に沿って1本のメインフレームを後方斜め下がりに前後方向へ配置し、その後部から左右一対のシートレールを後方へ斜め上がりに延長させ、これらのメインフレームとシートレールの上に燃料タンクを配置し、この燃料タンクの底部を前側がメインフレームに沿う傾斜面とし、後側を略水平部としてシートレールに沿わせるとともに、燃料タンクの底部をメインフレームとシートレールの上に間隔をもって支持すること、並びに、燃料タンク内に燃料ポンプを内蔵させ、燃料タンクの底部後側に平坦面の燃料ポンプ座面を設けることが開示されている。
特開2005−343213号公報
燃料タンクの底部に燃料ポンプ座面を設けた場合、その下方へ燃料供給ホースや電線等を配置する必要があり、燃料ポンプ座面とその下方のフレーム部材との間に所定の間隔を設けて、燃料ポンプ座面周辺の部品配置スペースを確保する必要がある。
しかし、上記従来例のように、1本のメインフレームと左右一対のシートレールを配置すと、これらのフレーム部材により燃料ポンプ座面周辺の部品配置スペースが制約を受けるため、燃料ポンプ座面周辺の部品配置が煩雑になる。
また、メインフレームを1本にする形式では、メインフレームの後端部からクッションブラケットを後方へ延出させ、これに後輪サスペンションのリアクッションユニットの上端部を支持させなければならず、そのため、燃料ポンプ座面周辺が一層煩雑になってしまう。
そこで、本願はメインフレームを1本にしたフレーム形式の車両において、燃料ポンプ座面周辺の煩雑化を避け、部品配置に余裕をもたせることを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、フロントフォークを支持するヘッドパイプ(13)と、このヘッドパイプから後方へ延びる1本のメインフレーム(50)と、このメインフレーム(50)の後端部から下方へ延出する左右一対のピボットフレーム(54)とを備えた車体フレーム(10)と、
前記のピボットフレーム(54)に前端が揺動自在に支持され後端に後輪を支持するリアスイングアーム(40)と、このリアスイングアーム(40)と前記メインフレーム(50)の後部へ取付けられたクッションブラケット(58)に支持されたクッションユニット(60)と、前記車体フレーム(10)の後部を前後に延びてシートを支持する左右一対のシートレール(62)と、
前記車体フレーム(10)に支持される燃料タンク(22)とを備え、
この燃料タンク(22)の後部に燃料ポンプ(76)を内蔵し、この燃料ポンプ(76)の底部(76a)を前記クッションブラケット(58)の上方に配置した鞍乗り型車両において、
前記燃料タンク(22)の底面後部に平坦な燃料ポンプ座面(96)を設けるとともに、
前記クッションブラケットの上面(58a)は、前記燃料ポンプ座面(96)より下方へ所定の間隔(D)をもって位置し、
前記シートレール(62)は、その前端部(62a)が前記クッションブラケット(58)の側面に結合されて、後方へ延び
側面視で前記燃料ポンプ座面(96)と前記クッションブラケットの上面(58a)との間のポンプ座面空間(S)内に前記シートレールの前端部(62a)が存在しないことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、上記請求項1において、
前記シートレール(62)は前端部(62a)が前記クッションブラケット(58)の側面へ結合されるとともに、このシートレール前端部(62a)と前記クッションブラケット(58)の結合部を、前記燃料ポンプ座面(96)の中心点よりも後方に配置したことを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1又は2において、前記クッションブラケット(58)による前記クッションユニット(60)の上端部(60a)に対する支持位置が、側面視で前記燃料ポンプ座面(96)よりも後方に設けられていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項において、前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)がクロスプレート(63)で連結されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項において、前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)は、それぞれ前方側を下方へ曲げられていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項において、前記クッションブラケット(58)の上面(58a)は平坦面をなし、側面視で前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)と交差していることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、上記請求項1〜のいずれか1項において、
前記シート(24)は、側面視で前端(24a)が前記燃料ポンプ座面(96)の中心よりも前方へ延びていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車体中心に沿ってメインフレームを1本で設け、その後部にクッションブラケットを設けたものであっても、シートレールの前端部をクッションブラケットの側面へ結合して後方へ延ばすとともに、前記クッションブラケットの上面が、前記燃料ポンプ座面より下方へ所定の間隔をもって位置し、シートレールの前端部とクッションブラケットの結合部が、側面視で前記燃料ポンプ座面と前記クッションブラケットの上面との間のポンプ座面空間内に存在しないようにしたので、燃料ポンプ座面の下方となるポンプ座面空間内にシートレールが存在しなくなった。このため、燃料ポンプ座面下方が煩雑にならず、燃料ポンプ座面周辺の部品配置に余裕ができる。
また、請求項2の発明によれば、シートレールの前端部とクッションブラケット側面との結合部を燃料ポンプ座面の中心点よりも後方に配置したので、燃料ポンプ座面の中心点下方にシートレールの前端部とクッションブラケットの結合部が存在しなくなる。
請求項の発明によれば、クッションブラケットにおけるクッションユニットの上端部取付位置、側面視で燃料ポンプ座面よりも後方に設けたので、クッションユニット取付位置がシートレール結合部や燃料ポンプの邪魔にならないように配置できる。
請求項の発明によれば、左右のシートレール前端部を連結するクロスプレートを設けたので、このクロスプレートへ燃料タンク後端を取付けることができる。しかも、シートレールの剛性を最適に調整できる。
請求項の発明によれば、左右のシートレールの前端部が、それぞれ前方側を下方へ曲げられているので、燃料ポンプ座面周辺に対するシートレールの影響を無くすことができる。
請求項の発明によれば、クッションブラケットの上面を平坦面とし、側面視で左右のシートレールの前端部と交差させているので、左右のシートレールの前端部をクッションブラケットよりも低くするとともに、燃料ポンプ座面の下方におけるフレーム部材を平坦な面にすることができる。
請求項の発明によれば、側面視でシートの前端を燃料ポンプ座面の中心よりも前方へ延ばすことにより、シートの前端が燃料ポンプよりも後方にしか配置されない形式の車両に比べて、運転者がより前方へ着座できる。したがって、シート上を前後方向へより広い範囲で移動して体重移動が可能になり、路面状況に応じて適切な乗車姿勢を取りやすくなる。
本願発明に係る鞍乗り型車両の左側面図 車体フレームを主体とする部分の左側面図 メインフレームの後端部近傍を拡大して示す側面図 図3と同様部位の平面図 図4と同様部位の斜視図 図3の6−6線断面図 燃料タンクの側面図 燃料タンクの底面図 図7の9−9線断面図
以下、図面に基づいて、鞍乗り型車両の一例である自動2輪車に本願発明を適用した一実施形態を説明する。なお、本願における前後・左右・上下の各方向は、本願の適用された車両における各方向とする。
図1に示すように、この自動2輪車は、不整地走行可能なオフロード仕様車両であり、車体フレーム10にパワーユニット12を支持し、その前端部に設けられたヘッドパイプ13にフロントフォーク14を回動自在に支持する。フロントフォーク14の下端部には前輪16が支持されるとともに、ハンドル18にて操向される。ヘッドパイプ13の前方にはヘッドライト20が支持されている。
パワーユニット12の上方には、燃料タンク22が車体フレーム10上に支持され、燃料タンク22の後方にはシート24がシートレール(後述)上に支持されている。
燃料タンク22の前部左右はシュラウド26により覆われている。
シュラウド26は、燃料タンク22の側方よりフロントフォーク14へ向かって前方斜め下がりに傾斜して設けられる上部シュラウド27と、この下方にて、フロントフォーク14から燃料タンク22の前部下方かつパワーユニット12の上方を覆って後方へ延びる下部シュラウド28とから構成される。
下部シュラウド28の一部は、フロントフォーク14の近傍から後方斜め下がりにパワーユニット12のシリンダヘッド15の上部側方まで延びる下方延出部29をなしている。
燃料タンク22とシート24の下方はサイドカバー30で覆われている。サイドカバー30の前端部は下部シュラウド28の後端部と接続し、パワーユニット12の後方を覆っている。サイドカバー30の後端部は、リヤカウル32の先端部へ接続している。リヤカウル32は、シート24の後端部より後方へ延出している。34はリヤグリップ、36はリヤフェンダである。
車体フレーム10の後部に設けられたピボット38には、リアスイングアーム40の前端部が揺動自在に支持されている。リアスイングアーム40の後端に支持された後輪42はチェーン43を介してパワーユニット12により駆動される。
ピボット38近傍の車体フレーム10後端下部にはサイドスタンド44が回動自在に支持され、収納位置と起立位置(図示状態)へ回動するようになっている。
パワーユニット12のシリンダヘッド15は、後方のエアクリーナ46から吸気し、前方へ延出する排気管48から排気する。排気管48は車体右側へ回り込み、後輪42の右側上方に配置されるマフラー49へ接続している。
図2は図1の燃料タンク及びパワーユニット近傍部からシュラウド・サイドカバー及びシートを省略して車体フレーム10を主体に示す図である。車体フレーム10は、ヘッドパイプ13から車体中心に沿って一本でパワーユニット12の上方を斜め下がりに後方へ延出するメインフレーム50と、ヘッドパイプ13からパワーユニット12の前方を斜め下がりに後方へ延びる左右一対のダウンフレーム52と、メインフレーム50の後端部からパワーユニット12の後方を上下方向へ延びる左右一対のピボットフレーム54と、ダウンフレーム52及びピボットフレーム54の各下端間を結んでパワーユニット12の下方を前後方向に延びる左右一対のロアーフレーム56とを有する。
メインフレーム50の後端部には、後方へ突出するクッションブラケット58が溶接されている。このクッションブラケット58はメインフレーム50から後方へ突出し、その後端部とリアスイングアーム40の前後方向中間部間にリヤサスペンションを構成するクッションユニット60が支持されている。クッションブラケット58の左右両側にはシートレール62の前端部が取付けられている。
シートレール62は左右一対で設けられ、斜め上がりに後方へ延び、シート24を支持している。また、シートレール62の後端部とピボットフレーム54の下部でピボット38近傍部間を左右一対のリヤステイ64が斜めに連結している。
メインフレーム50とシートレール62の上に配置される燃料タンク22は、タンク前部22aがメインフレーム50を左右へ跨いで、車体フレーム10のヘッドパイプ13近傍部左右に設けられた係合突起70に係合する。係合突起70はメインフレーム50とダウンフレーム52を連結する補強プレート72に設けられ、円形をなして左右側方へ突出している。
燃料タンク22のタンク後部22bは、その底部後端に設けられた取付ステイ74で左右のシートレール62の前部に取付けられる。タンク後部22bでクッションブラケット58の上方に位置する部分は、燃料タンク22のうち最も下方へ突出する部分であり、ここに燃料ポンプ76が内蔵されている。
燃料ポンプ76からは燃料供給ホース78がタンク後部22bの底部を貫通して下方へ延出し、レギュレータバルブ80へ接続している。レギュレータバルブ80はピボットフレーム54の上端部側方に位置し、スロットルボディ82(図5参照)の図示しないインジェクタへ接続している。スロットルボディ82はシリンダヘッド15の吸気口へ取付けられる燃料装置であり、内部にはスロットルバルブが設けられ、エアクリーナ46から吸気通路45(図4)により空気が供給される。
図2中の符号84はキャニスタ、86はブリーザチューブである。
以下、燃料ポンプ76が配置される部分近傍の構造を中心に説明する。
図3に示すように、燃料ポンプ76は、左右のシートレール62の各前端部62aよりも前方に位置する。燃料ポンプ76の中心であるポンプ中心PCは車体中心CT(図4)上にある。
シートレールの前端部62aは、クッションブラケット58の後端部近傍における屈曲点62bにて下方へ曲がり、前方斜め下がりに延びて先端がクッションブラケット58の側面へ当接して、ここで溶接される。したがって、シートレールの前端部62aがクッションブラケット58へ溶接する部分(先端部)は、クッションブラケットの上面58aよりも下方に位置する。また、ポンプ中心PC並びにこのポンプ中心PC上にある燃料ポンプ座面96の中心点P(後述)よりも後方に位置する。
クッションブラケットの上面58aは略水平に後方へ延び、その後端部は側面視でシートレールの前端部62aと交差する(図3参照)。
クッションブラケット58は、下方へ開放されたコ字状断面をなし、左右の対向壁部間にクッションユニット60の上端部60aが入れられ、ボルト61で取付けられている(図6)。
メインフレーム50の後端部50aは屈曲部50bにて下向きに屈曲し(図3)、この屈曲部50bを挟んで上下にクッションブラケット58が溶接される。したがって、メインフレーム50の後端部50aとクッションブラケット58の溶接距離は、屈曲部50bの上下に及ぶ長いものになっている。
メインフレーム50の後端部50aにおける左右両側面には、筒部50cが側方へ斜め下がりに突出し、ここにピボットフレーム54の上端部が嵌合して溶接されている。この筒部50cとピボットフレーム54との溶接部50dと、メインフレーム50の後端部50aとクッションブラケット58の溶接部50eが隣接している(図3)。
図4〜6に示すように、左右のシートレール62の前端間にはクロスプレート63が架け渡され、この上にタンクブラケット65が溶接されている。
このタンクブラケット65に設けられた左右の立て壁65a間に取付ステイ74のパイプ部74aが配置され、ボルト75a及びナット75bにて一体化される(図6)。
なお、クロスプレート63より前方のクッションブラケットの上面58aは、屈曲点62bよりも低い平坦面をなし、この上方に燃料ポンプ76の底部76aが位置する(図5)。
次に、燃料タンクの詳細を説明する。図7〜9に示すように、燃料タンク22は、外板90と底板92を向かい合わせにして中空状に形成したものであり、底板92は底板前部92aが前方斜め上がりに傾斜し、底板後部92bは略水平となっている(図7参照)。
底板92は車体中心CTに沿って上方へ湾曲させることによりメインフレーム50を通す中央凹部93を形成する。これにより、タンク前部22aは中央凹部93の左右に下方へ突出する左右の側室94が振り分け状に形成される(図9)。
各側室94を構成する底板前部92aには、前方へ開放された横向き略U字状の係合部95が設けられ(図9)、これを係合突起70(図2)へ向けて後方から押し付けることにより、係合突起70と係合部95を係合させると、タンク前部22aを車体フレーム10側へ係止する。
図8に示すように、底板後部92bには円形の開口部92cが形成され、この周囲が平坦な燃料ポンプ座面96をなし、ここに開口部92cから燃料タンク22内へ挿入された燃料ポンプ76の底部76a(図5)がボルト止めにて固定される。燃料ポンプ座面96の中心点Pは車体中心CT上にある(図4)。この点Pはポンプ中心PC上に位置する。
取付ステイ74は、底板後部92bの後端部下面へ溶接される連結プレート74bと、これに溶接されるパイプ部74aからなる。パイプ部74aは左右方向へ向けて配置される。
また、図7に示すように、側面視でシートの前端24aが、燃料ポンプ座面96の中心PCよりも前方へ延びている。
次に本実施形態の作用を説明する。
まず、燃料タンク22のタンク後部22bにおいて、燃料ポンプ座面96に底部76aを取付けて、燃料ポンプ76をタンク後部22b内へ内蔵一体化する(図2参照)。
この燃料タンク22をメインフレーム50の上方へ置き、タンク前部22aの中央凹部93内へメインフレーム50を嵌合し、前方へ押して係合部95を係合突起70へ係合させる。これによりタンク前部22aが車体フレームへ係止される。
この状態で、取付ステイ74がタンクブラケット65の上に位置するので、パイプ部74aを左右の立て壁65a間に入れ、ボルト75a及びナット75bにて、タンクブラケット65とパイプ部74aを結合する。これにより、燃料タンク22は車体フレーム10上に支持される(図4参照)。
このようにすると、図3に示すように、燃料ポンプ座面96はクッションブラケットの上面58aより上方へ所定の間隔Dをもって位置する。しかも、側面視でメインフレーム50、クッションブラケット58及びシートレールの前端部62aで囲まれた空間が、ポンプ座面空間Sをなす。このポンプ座面空間Sは、間隔Dにより比較的大きなものになるとともに、シートレールの前端部62aが先端部をポンプ中心PCよりも後方位置でクッションブラケット58の側面へ溶接しかつ前方斜め下がりに形成されているため、ポンプ座面空間S内にシートレール62が存在しない。
このため、クッションブラケットの上面58a上方に燃料ポンプ座面96を配置するに十分な大きさのポンプ座面空間Sを形成でき、しかも、燃料ポンプ座面96の下方が煩雑にならず、燃料ポンプ座面周辺の部品配置に余裕ができる。
そのうえ、燃料ポンプ座面96をより低くすることができるので、燃料タンクの低重心化及び大容量化が可能になる。
また、クッションユニット60の取付がシートレールの前端部62aより下方にてボルト61によりなされるので、シートレールの前端部62aの溶接部より後方のクッションブラケット58の後端部でシートレールの前端部62aの取付や燃料ポンプ76の配置に対して邪魔にならない。
また、左右のシートレール62の前端間にクロスプレート63を設けたので、ここにタンクブラケット65を設けて、燃料タンク22の取付ステイ74を取付けることができる。しかも、タンクブラケット65の大きさ等を調節することにより、シートレール62の剛性を調整できる。
さらに、クッションブラケット58は、メインフレーム50の後端部と、左右のピボットフレーム54の各上端部間にかけて溶接されている。したがって、クッションブラケット58により、メインフレーム50とピボットフレーム54の連結部を補強してフレーム剛性を高めることができる。
また、左右のシートレール62の前端部62aが、それぞれ前方側を下方へ曲げられているので、燃料ポンプ座面96の周辺からシートレール62を遠ざけてその影響を無くすことができる。
しかも、クッションブラケット58の上面58aを平坦面とし、側面視で左右のシートレール62の前端部62aと交差させているので、左右のシートレール62の前端部62aを先端側がクッションブラケット58よりも低くなるようにするとともに、燃料ポンプ座面の96下方におけるフレーム部材がクッションブラケット58であるため、燃料ポンプ座面の96下方を平坦な面にすることができる。
さらに、図7に示すように、側面視でシートの前端24aが、燃料ポンプ座面96の中心PCよりも前方へ延びているので、シートの前端が燃料ポンプよりも後方にしか配置されない形式の車両に比べて、運転者がより前方へ着座できる。したがって、シート24上を前後方向へより広い範囲で移動して体重移動が可能になり、路面状況に応じて適切な乗車姿勢を取りやすくなる。特に、本実施形態のように不整地走行可能なオフロード仕様車の場合、不整地走行時に運転者が燃料ポンプ座面96の中心PCよりも前方へ移動して前輪16側へ接近するなど、頻繁にシート24上を前後方向へ移動して体重移動するので、このような仕様の車両に好適なものとなる。
10:車体フレーム、22:燃料タンク、50:メインフレーム、58:クッションブラケット、60:クッションユニット、62:シートレール、63:クロスプレート、65:タンクブラケット、74:取付ステイ、76:燃料ポンプ、95:係合部

Claims (7)

  1. フロントフォークを支持するヘッドパイプ(13)と、このヘッドパイプから後方へ延びる1本のメインフレーム(50)と、このメインフレーム(50)の後端部から下方へ延出する左右一対のピボットフレーム(54)とを備えた車体フレーム(10)と、
    前記ピボットフレーム(54)に前端が揺動自在に支持され後端に後輪を支持するリアスイングアーム(40)と、このリアスイングアーム(40)と前記メインフレーム(50)の後部へ取付けられたクッションブラケット(58)に支持されたクッションユニット(60)と、前記車体フレーム(10)の後部を前後に延びてシート(24)を支持する左右一対のシートレール(62)と、
    前記車体フレーム(10)に支持される燃料タンク(22)とを備え、
    この燃料タンク(22)の後部に燃料ポンプ(76)を内蔵し、この燃料ポンプ(76)の底部(76a)を前記クッションブラケット(58)の上方に配置した鞍乗り型車両において、
    前記燃料タンク(22)の底面後部に平坦な燃料ポンプ座面(96)を設けるとともに、
    前記クッションブラケットの上面(58a)は、前記燃料ポンプ座面(96)より下方へ所定の間隔(D)をもって位置し、
    前記シートレール(62)は、その前端部(62a)が前記クッションブラケット(58)の側面に結合されて、後方へ延び
    側面視で前記燃料ポンプ座面(96)と前記クッションブラケットの上面(58a)との間のポンプ座面空間(S)内に前記シートレールの前端部(62a)が存在しないことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記シートレール(62)は前端部(62a)が前記クッションブラケット(58)の側面へ結合されるとともに、このシートレール前端部(62a)と前記クッションブラケット(58)の結合部を、前記燃料ポンプ座面(96)の中心点よりも後方に配置したことを特徴とする請求項に記載した鞍乗り型車両。
  3. 前記クッションブラケット(58)による前記クッションユニット(60)の上端部(60a)に対する支持位置が、側面視で前記燃料ポンプ座面(96)よりも後方に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載した鞍乗り型車両。
  4. 前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)がクロスプレート(63)で連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  5. 前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)は、それぞれ前方側を下方へ曲げられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  6. 前記クッションブラケット(58)の上面(58a)は平坦面をなし、側面視で前記左右のシートレール(62)の前端部(62a)と交差していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
  7. 前記シート(24)は、側面視で前端(24a)が前記燃料ポンプ座面(96)の中心よりも前方へ延びていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載した鞍乗り型車両。
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