JP2011025877A - 自転車 - Google Patents

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Abstract

【課題】人力を用いることなく、スタンドを動作状態、または、解除状態とする。
【解決手段】自転車1は、後輪30を路面より浮かす状態と、後輪30を路面に接触させる状態との2つの状態を生じさせるスタンド17と、スタンド17の2つの状態のいずれか一つを選択するために、スタンド17を駆動するアクチュエータを備える。スタンド17は、後輪30の回転軸を保持する車輪回転軸固定板36に対して回動可能とされている。また、アクチュエータ15は、長さが変化する部材として形成されている。制御部は、アクチュエータ15の長さを制御して、スタンドの底部17cから路面までの距離を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車に関し、特に、自転車を自立させるスタンドに特徴を有する自転車に関するものである。
自転車に用いるスタンドについては、従来から種々の機構が提案されている。スタンドは、一般的には、後輪の近傍に備えられて自転車を自立させる機能を有する。スタンドの種類としては、スタンドが車輪の片側にのみ備えられ、車輪とスタンドとで自転車を自立させる方式(片立てスタンド)と、スタンドが車輪の両側に備えられ、車輪の両側のスタンドで自転車を自立される方式(両立てスタンド)とに大別される。そして、スタンドの機能を向上させるために、種々の改良が施されている。
例えば、両立てスタンドの例としては、スタンドを立てる労力を少なくして女子や高齢者でも楽に立て得るようにしたスタンドが提案されている(特許文献1)。特許文献1に開示された技術では、図15に示すように、取付板101、脚102、橇C付きの支桿103を有し、スタンドを立てたときタイヤの接地点近くに橇Cの前端を接地させ、立てるに従って橇C弧面に沿って接地点が移動するようにしている。
また、走行中の一時停止に際してレバーを操作することにより、スタンドが後輪の両側下方位置へ回動して、乗車したままで車体を直立状態にする自転車用スタンドの技術が提供されている(特許文献2)。特許文献2に開示された技術では、図16に示すように、レバー227を上方へ回動させ、連杆229を介して支持208を支点として、接続突片205を移動させる。そして、外筒209と、外筒209に対してばねで付勢された支脚210と、キャスタ218と、を有する伸縮脚202が路面と接するようにして自立させる。走行状態には、レバー227を下方へ回動させ、伸縮脚202を後方(破線で示す)へ跳ね上げる。
また、走行中の一時停止に際して、用いる片側スタンドの技術も提供されている(特許文献3)。特許文献3に開示された技術では、図17に示すように、自転車本体の固定フレーム310と、固定フレーム310の端部が固定されている後輪の回転軸部311との間で、ペダル312の移動(回転)空間の外側に来るように形成した略「くの字」状のスタンド本体フレーム320と、このスタンド本体フレーム320の基部に装着され、該スタンド本体フレーム320に対して垂直方向移動可能に装着した接地手段と、を有している。この接地手段は、貫通穴内を垂直方向に摺動自在の摺動軸331を有し、下端部に接地突起部332を、上端部に押圧部333をいずれも取り外し可能に固定してあり、この摺動軸331の押圧部と円筒状軸部324の上端との間には圧縮コイルバネ334が張設してある。乗車中に,例えば交差点等で一時停車する際、左足をペダル312から外して接地手段330の押圧部333の上に乗せて押し下げるようにしている。
特開2003−267279号公報 実開平3−57191号公報 特開2006−76550号公報
近年、都道府県の条例の改正によって、3人乗りの自転車が許可された。このような自転車では、自転車の前方と後方とに備えられた幼児用の座席に子供を乗せて走行する構造となっている。そして、保護者が子供を乗車させ、降車させるに際しては、2人の子供の世話をするために両手を用いる場合が多いが、そのとき、スタンド等によって自転車は自立している必要がある。また、走行の開始に際してはスタンドの解除をおこなう必要がある。しかしながら、従来の特許文献1のようなばねを用いるスタンドでは、子供を乗せるときに誤ってスタンドを解除してしまい、自転車が転倒する虞があった。なお、重量の重い荷物を荷物籠に搭載する場合においても同様の問題が生じた。さらに、走行の開始に際しては、片足でスタンドを払う等してスタンドの解除をするものであるため、自転車の走行を開始するときは、危険な体勢となりがちであった。また、従来の特許文献2のようなスタンドでは、レバーを操作するのに力が必要とされ、特に女性が操作するには、安全面で問題があった。
本発明は、上述した課題を解決して、人力を用いることなく、スタンドを動作状態(自転車が自立する状態)とし、また、スタンドを解除状態(自転車が走行可能な状態)とすることができるスタンドを有する自転車を提供するものである。
本発明の自転車は、前方積載部または後方積載部のいずれか一方、もしくはその両方を有し、車輌の停止時に車輪を路面より浮かして自立させる動作状態と、車輌の走行時に該車輪を路面に接触させて走行可能にさせる解除状態との2つの状態を生じさせるスタンドと、前記スタンドの前記動作状態と前記解除状態との2つの状態のいずれか一つの状態を選択して設定するために、電気的な入力信号に基づいて前記スタンドを駆動するアクチュエータと、前記アクチュエータを電気的に制御する制御部と、前記制御部を動作させる動力源と、を備える。
本発明の自転車では、制御部からの制御信号によって、アクチュエータを制御し、このアクチュエータでスタンドを駆動して、車輪を路面より浮かす状態と、該車輪を路面に接触させる状態との2つの状態を生じさせることができる。
本発明の自転車によれば、スタンドにはアクチュエータを備え、このアクチュエータの動作を制御部によって制御することができようにしたので、不安定な姿勢でスタンドを動作状態、または、解除状態としなくても良くなり、安全性に優れたスタンドを提供できる。
第1実施形態のスタンド機構を有する自転車を示す図である。 第1実施形態のスタンド機構の部分を拡大した模式部分拡大図である。 スタンド移動アクチュエータの断面図である。 第1実施形態の制御系を示す図である 制御方法の第3実施例を示す図である。 第2実施形態のスタンド機構を有する自転車を示す図である。 第2実施形態のスタンド機構の動作を説明する模式図である。 自転車の左右方向に傾斜を有する路面に自転車を駐車する場合を示す模式図である。 第4実施例の制御方法をおこなう制御系を示す図である。 水平検出センサの一例を示す図である。 傾斜路面における理想の駐車状態を示す別の図である。 第2実施形態の別のスタンド機構を示す図である。 第3実施形態のスタンド機構を示す図である。 第3実施形態のスタンド機構の動作を説明するための自転車の背面から見た図である。 背景技術を示す図である。 背景技術を示す図である。 背景技術を示す図である。
実施形態の自転車は、車輪を路面より浮かす状態と、車輪を路面に接触させる状態との2つの状態を生じさせるスタンドと、スタンドの2つの状態のいずれか一つを選択するために、スタンドを駆動するアクチュエータと、アクチュエータを制御する制御部と、を備える。
第1実施形態の自転車では、スタンドが、車輪の回転軸を保持する車輪回転軸固定板に対して回動可能とされている。また、スタンドを回動させるアクチュエータは、長さが変化する部材として形成されている。制御部は、アクチュエータの長さを制御して、スタンドの底部から路面までの距離を変化させる。
第2実施形態の自転車では、アクチュエータはスタンドと一体形成される部材とされている。アクチュエータは車輪の左右に配されている。制御部はアクチュエータの長さを変化させて、動作状態か解除状態の2つの状態のいずれか一つを選択する。
第3実施形態の自転車では、スタンドは、車輪の回転軸を保持する車輪回転軸固定板に対して回動可能とされている。アクチュエータは、車輪とともに回転するスプロケットとスタンドとの間に配され、スプロケットとスタンドとを連結、または、切断する部材とされている。制御部は、アクチュエータを制御して、スプロケットの回転力をスタンドに伝えて、スタンドの底部から路面までの距離を変化させる。
以下、図面を参照して、第1実施形態ないし第3実施形態について説明をする。
(第1実施形態の自転車の説明)
図1は、第1実施形態のスタンド機構を有する自転車(第1実施形態の自転車)を示す図である。図1に示す自転車1は、踏力による回転駆動力と電動モータによる回転駆動力とをともに後輪30に対して伝達するタイプの電動アシスト自転車である。電動アシスト自転車は、電池を動力源として走行力の一部を電動モータから得るものである。電動アシストの技術は周知の技術であるので説明を省略する。実施形態の自転車について、必要な範囲でその構造を簡単に説明する。
自転車1は、一般的な自転車が通常備えると同様の部材である、前輪14と後輪30とを有している。フレームは、自転車の骨格をなす部分であり、チェンスティ42およびダウンチューブ43と、シートチューブ44と、を有している。チェンスティ42、シートチューブ44、ダウンチューブ43、は溶接等によって相互に固着されている。また、シートスティ41の一端とシートチューブ44とは溶接等によって相互に固着され、シートスティ41の他端とチェンスティ42とは溶接等によって相互に固着されている。このようにして、シートチューブ44とチェンスティ42との間には、シートスティ41が橋渡しされている。
フレームにはクランク軸46が回転可能に取り付けられている。クランク軸46には、右のクランク27を介して右側のペダル20が取り付けられ、左のクランク27(図示せず)を介して左側のペダル20が取り付けられている。そして、左側のペダル20、右側のペダル20からの駆動力がチェン32(図2を参照)に伝達されるようになされている。チェンスティ42は、二股に分岐している。また、シートスティ41は二股に分岐している。そして、シートスティ41の一方の分岐とチェンスティ42の一方の分岐とは連結され、シートスティ41の他方の分岐とチェンスティ42の他方の分岐とは連結されている。この分岐の内側に後輪30が回転可能に保持されている。
フレームには各種部品が取り付けられている。ダウンチューブ43の先端にはヘッドチューブ10が溶接等で固着されている。ヘッドチューブ10はチューブ形状とされ、ヘッドチューブ10の内部にハンドルポスト11が挿入されている。ハンドルポスト11はヘッドチューブ10の内部で回動する。ハンドルポスト11の一方の先端にはハンドルレバー12が連結され、他方の先端には前ホーク13が連結されて、ハンドルレバー12によって、前ホーク13に取り付けた前輪14の進行方向を操縦できるようにされている。ハンドルレバー12には、操作入力部・表示部62(図4を参照)が配されている。
また、ハンドルポスト11には前方座席19が取り付けられている。前方座席19は、所謂、チャイルドシート(幼児用座席)である。図1の表面側のチェンスティ42とシートスティ41の接合部付近に2本の、右側の後部座席支持棒34と右側の後部座席支持棒35とが連結されている。また、図1の裏面側にも同様に、チェンスティ42とシートスティ41の接合部付近に2本の、左側の後部座席支持棒34(図示せず)と左側の後部座席支持棒35(図示せず)とが連結されている。そして、左側の後部座席支持棒34、左側の後部座席支持棒35、右側の後部座席支持棒34、右側の後部座席支持棒35によって後方座席31が取り付けられている。
以上の説明において、前方座席19に替えて前方荷物籠(図示せず)、後方座席31に替えて後方荷物籠(図示せず)、を用いても本実施形態の効果を奏することができる。また、座席と荷物籠とのいかなる組み合わせを用いても、本実施形態の効果を奏することができる。以下、前方座席19と前方荷物籠とを総称して前方積載部の用語を用い、後方座席31と後方荷物籠とを総称して後方積載部の用語を用い、さらに、前方積載部または後方積載部のいずれか一方、もしくは、その両方を総称して積載部の用語を用いる。
シートチューブ44には電池22と制御部23とが固着されている。チェンスティカバー21の内部には、チェンスティ42と、いずれも図示しない部材である、電動モータ、チェン、ギヤ、電磁クラッチ等の機構部品が配されている。電池22は、電動モータ、後述するスタンド移動アクチュエータ15、制御部23および周辺回路の電力源である。
制御部23は、クランク軸46を回転中心として人力によって回転されるペダル20からの駆動力を検出して、アシストの電動モータからの駆動力の大きさを制御する。そして、両方の駆動力を加算して、チェン32によって後輪30に伝達する。
シートチューブ44の内部にはチューブ形状のシートポスト24が嵌めあわされている。シートチューブ44から突出するシートポスト24の長さを調整することによって、シートポスト24の先端に取り付けられたサドル25の路面からの高さを調整できるようにされている。また、サドル25の内部には、サドル荷重センサ26が配されて、サドル25に付与される重量(荷重)を検出することができるようになされている。
(第1実施形態のスタンド機構)
次に、実施形態の特徴部であるスタンド機構について説明をする。スタンド機構は、スタンド17とスタンド17を回動させるスタンド移動アクチュエータ15とを主要構成部として有している。スタンド17は、スタンド回動脚17aとスタンド回動脚17bとスタンド底部17cとを有している。スタンド回動脚17aとスタンド回動脚17bとは、後輪回転軸固定板36に回動可能に取り付けられている。後輪回転軸固定板36は、後輪30をフレームに対して回転可能に取り付けるための部材である。後輪回転軸固定板36には、スタンド移動アクチュエータ15の外筒151を取り付けるための外筒連結板16が備えられている。また、スタンド回動脚17bには、スタンド移動アクチュエータ15の内筒152を取り付けるための内筒連結板18が備えられている。金具18aと金具16aとによってスタンド移動アクチュエータ15は、外筒連結板16と内筒連結板18との間に架け渡されている。
図2は、第1実施形態のスタンド機構の部分を拡大した模式部分拡大図である。図2(a)は自転車1の側面から見た図、図2(b)は自転車1の後輪30の後ろから見た図である。チェンスティカバー21は取り外し、スタンド機構の部分の概要が分かり易くするように図2は描かれている。リアスプロケット33にチェン32が噛み合わされている。また、後輪30とリアスプロケット33は連結している。なお、図2では、スタンド移動アクチュエータ15は自転車の後方から見て、後輪30の右側に配されているが、後輪30の左側にスタンド移動アクチュエータ15を配するようにしても良く、また、右側と左側の両側にスタンド移動アクチュエータ15を配するようにしても良い。
後輪回転軸固定板36はフレームに固着されている。後輪30は、後輪回転中心軸36aを中心として回転する。スタンド17は、スタンド回動軸36bを中心として回動する。スタンド回動軸36bは、後輪回転軸固定板36に金具を取り付けることによって形成されている。スタンド移動アクチュエータ15は、金具16aによって外筒連結板16に回動可能に連結され、金具18aによって内筒連結板18に回動可能に連結されている。金具18aは内筒回動軸として機能し、金具16aは外筒回動軸として機能して、スタンド移動アクチュエータ15の長さが伸縮することができるようになされている。
実線は、スタンド移動アクチュエータ15の長さが短くなり、スタンド17が動作状態(自転車が自立する状態)となるときを示している。破線は、スタンド移動アクチュエータ15の長さが長くなり、スタンド17が解除状態(自転車が走行可能な状態)となるときを示している。スタンド17の動作状態では後輪30が路面から離れ、スタンド17の解除状態では後輪30が路面に接するようにしている。スタンド底部17cは、滑らかに路面に接するように、自転車の側面から見て前後方向に所定曲率を有して形成されている。このような曲率を有することによって、自転車1に衝撃を与えることなく、滑らかに、スタンド17の動作状態とスタンド17の解除状態との間を遷移させることができる。
(スタンド移動アクチュエータの詳細なる説明)
図3は、スタンド移動アクチュエータ15の断面図である。図3を参照してスタンド移動アクチュエータ15について説明をする。
スタンド移動アクチュエータ15は外筒151と内筒152とを有している。内筒152の一端には内筒孔152aが設けられ、この内筒孔152aに、上述したように、金具(内筒回動軸)18aを貫通させて回動可能とされる。内筒152の他端には、他の部分よりも直径が大きい突出部152bが設けられている。そして、外筒151にねじ込まれたストッパ151eによって突出部152bが係止されて外筒151から内筒152が抜けることがないようにされている。内筒152の内部には溝付軸受152cが配されている。
外筒151の一端には外筒孔151aが設けられ、この外筒孔151aに、上述したように、金具(外筒回動軸)16aを貫通させて回動可能とされる。外筒151の内部には内筒移動モータ固定部151bと外筒151の中心から長さ方向に伸びるネジ付回転軸151cとを有する内筒移動モータが装着されている。
ネジ付回転軸151cと溝付軸受152cとは螺合しており、内筒移動モータに電力が供給されることによって、内筒移動モータ固定部151bに対してネジ付回転軸151cが回転して外筒151の内部に取り込まれる内筒152の長さが変化させられる。ここで、内筒移動モータ固定部151bに加えられる電圧の極性を切替えることによってネジ付回転軸151cの回転方向を切替えることができ、外筒151に対する内筒152の移動方向を制御できる。
また、内筒移動モータのネジ付回転軸151cには、ネジ付回転軸151cの回転角度を検出するレゾルバ151dが連結されている。ネジ付回転軸151cの1回転を2πラジアンとして、基準の位置から何ラジアン回転したかをレゾルバ151dによって検出して、外筒151に対する内筒152の位置を検出することができるようになされている。そして、レゾルバ151dからの信号が制御部23に入力されて、スタンド移動アクチュエータ15の外筒孔151aの中心から内筒孔152aの中心までの距離LSTの検出を制御部23ができるようになされている。
具体的には、ネジ付回転軸151cが2πラジアン回転することによって、距離LSTは、ネジ付回転軸151cの1ピッチ分の長さ変化する。つまり、基準位置から正負に何ラジアン変化したかを検出し、これに1ピッチ分の長さを掛け、基準の位置を加算して、距離LSTを正確に知ることができる。
(実施形態の制御系の説明)
図4は第1実施形態の制御系を示す図である。図4を参照して実施形態の制御系について説明する。制御系は制御部23を中心として構成されている。制御部23には、操作入力部・表示部62、センサ部63、電力増幅部65、電力増幅部66、スタンド移動アクチュエータ15のレゾルバ151d(図4に図示せず)の各々が接続されている。制御部23に対してスタンド移動アクチュエータ15のレゾルバ151dからのレゾルバ信号Rsが入力される。
操作入力部・表示部62は、どのように自転車を制御するかを入力するものであり、例えば、スタンド移動アクチュエータ15の動作をどのようにしておこなうか等を選択する。また、操作入力部・表示部62は、液晶ディスプレイ等を用いて、現在どのようなモードで制御されているか、走行速度、電池の残り残量等を表示する。操作入力部・表示部62は、ハンドルレバー12等に固着されているので、手で容易に触れることができる。
センサ部63から制御部23に対しては、サドル荷重センサ26からのサドル荷重信号Sdが入力される。また、前輪14の回転数を検出するタコメータ(図示せず)、後輪30の回転数を検出するタコメータ(図示せず)、または、GPS(Global Positioning System)(図示せず)等を用いた速度センサで検出する、自転車の走行速度信号Ssが入力される。
制御部23には電力増幅部65と電力増幅部66が接続されている。電力増幅部65にはスタンド移動アクチュエータ15の内筒移動モータ固定部151b、電力増幅部66には電動アシストモータが接続されている。そして、電力増幅部65からはスタンド移動アクチュエータ15の内筒移動モータ固定部151bに供給される駆動信号Dsが出力されている。また、電力増幅部66からは電動アシストモータを駆動するための駆動電力が出力されている。
なお、図4では電動アシスト自転車の例で制御系の説明をしているが、アシストモータを備えない自転車、常時電動機で駆動力が与えられる電動二輪車においても、実施形態のスタンド機構部、および、スタンド機構部の後述する制御方法は適用できる。
制御部23は、いずれも図示しない、CPU(中央演算装置)、RAM(ラム)、書き換え可能な不揮発性メモリ、ROM(ロム)、I/Oインターフェイス回路(入出力インターフェイス回路)を有している。CPUのバスライン(アドレスバスライン・データバスライン)にはCPU、RAM(ラム)、ROM(ロム)、I/Oインターフェイス回路が接続されている。
ROMはCPUで実行されるプログラムを記憶し、RAMはCPUでの演算データを一時記憶する。また、I/Oインターフェイス回路は外部回路とCPUとの間での信号の入出力を助けるためのA/D変換器、D/A変換器等を有している。また、ROMには、スタンド移動アクチュエータ15の制御のためのルックアップテーブルが格納されている。不揮発性メモリには、記憶内容の書き換え後、電源を切断しても保持したい記憶内容が記憶される。
(実施形態における制御系の作用)
実施形態の自転車1は、図4に示すような制御系を有して、自転車1のスタンド17を様々に制御することが可能となる。以下に実施例としての制御方法を述べる。
(制御方法の第1実施例)
第1実施例の制御方法は、操作入力部・表示部62から直接にスタンド17の動作を制御するものである。操作入力部・表示部62はタッチスイッチと液晶表示装置を備えるようにされている。液晶表示装置には現在のスタンドの動作状態が表示されている。スタンド17が動作状態であるときには、その旨(例えば、「スタンド動作中」の文字表示)が表示されている。また、音声案内装置(図示せず)を操作入力部・表示部62に配するようにして、「スタンドが動作しています。走行できません。」というようなアナウンスを発するようにしても良い。
一方、スタンドが解除状態であるときは、その旨(例えば、「スタンド解除中」の文字表示)が表示されている。また、音声案内装置によって、「スタンドが解除されています。走行できます。」というようなアナウンスを発するようにしても良い。ここで、スタンド17が動作状態であるか解除状態であるかは、スタンド移動アクチュエータ15のレゾルバ151dからのレゾルバ信号Rsの値を検出することによって判断できる。
そして、タッチスイッチを押してスタンド17を動作状態にして、液晶表示装置、または、音声案内装置によって、スタンドが動作中であること確認後に、子供を幼児用座席に安全に乗車させることができる。さらに、自転車を操作する成人がサドル25に腰掛けた後に、タッチスイッチを押して、スタンド17にはまったく人間の腕、脚、手、足を触れることなく、スタンド17を解除状態にすることができる。つまり、右側のペダル20と左側のペダル20に両足を乗せたままであっても、スタンド17を解除してそのまま走行することができる。ここで、スタンド17の解除の開始から完全に解除状態となるまでに、スタンド17は、前方に移動し(図1の実線状態から破線状態へ移動)、自転車全体は、ごくわずかに、後方に移動して、後輪30と路面とが接触して走行が可能となる。
また、速度を落として、自転車が略停車状態となったときに、タッチパネルを押して、スタンド17を動作状態にすることができる。そして、液晶表示装置、または、音声案内装置によって、スタンドが動作中であること確認後に、子供を幼児用座席から安全に降ろすことができる。ここで、スタンド17の機能を得るための動作の開始から、スタンド17が動作状態となるまでに、スタンド17は、後方に移動し(図1の破線状態から実線状態へ移動)、自転車全体は、ごくわずかに、前方に移動して、後輪30が路面から浮いてスタンド17の自転車を自立させる機能が発揮できる。
図1に実線で示すスタンド17の位置と、破線で示すスタンド17の位置の各々は、レゾルバ151dからのレゾルバ信号Rs(図4を参照)を制御部23が検出することによって特定できる。つまり、レゾルバ信号Rsが、予め定める実線位置に対応した目標値(第1目標値)となるように、内筒移動モータ固定部151bに供給される駆動信号Ds(図4を参照)を出力することによって、実線で示すスタンド17の位置を維持できる。また、レゾルバ信号Rsが、予め定める破線位置に対応した目標値(第2目標値)となるように、内筒移動モータ固定部151bに供給される駆動信号Dsを出力することによって、破線で示すスタンド17の位置を維持できる。つまり、フィードバック制御の作用によって、レゾルバ信号Rsは第1目標値に到達して、スタンド17が動作状態となる。同様にして、レゾルバ信号Rsは第2目標値に到達して、スタンド17が解除状態となる。
(制御方法の第2実施例)
第1実施例では、タッチスイッチの操作のみで、スタンド17を操作したので、安全性の点では、以下の課題が生じる場合もあり得る。成人が子供を幼児用の座席に乗せているときに、何らかの要因でタッチスイッチが押されてしまい、スタンド17が解除されてしまうこともあり得る。また、走行中に、タッチスイッチが押されてしまいスタンド17が動作状態となることもあり得る。第2実施例はこのような、課題を解決するものである。
第2実施例では、スタンド17を解除状態とするに際して、制御部23は、タッチスイッチからの出力の判断と共に、サドル荷重センサ26からのサドル荷重信号Sdの出力を判断するようにしている。また、スタンド17を動作状態とするに際して、タッチスイッチからの出力の判断と共に、自転車の走行速度信号Ssの出力を判断するようにしている。
第2実施例では、スタンド17を解除状態とするに際して、制御部23は、タッチスイッチがスタンド17を解除状態とするように押されたか否かを判断し、さらに、サドル荷重信号Sdが所定重量以上を検知したか否かを判断する。所定重量は自転車の使用者(操車者)が任意に設定することができるが、例えば、30Kg(キログラム)に設定する。そして、制御部23は、タッチスイッチがスタンド17を解除状態とするように押され、かつ、サドル荷重センサ26からのサドル荷重信号Sdが30Kg以上の荷重を検出する場合にのみスタンド17を解除状態とするようにスタンド移動アクチュエータ15を制御する。
このような制御をすることによって、操車者が着座することなく、子供を幼児座席に乗せている際に、誤ってタッチスイッチに触れて突然にスタンド17が解除されてしまうことがなく安全なものとできる。また、荷物籠に重い荷物、バランスの悪い荷物を積載の途中で、誤ってタッチスイッチに触れて突然にスタンド17が解除されてしまうことがなく安全なものとできる。
また、第2実施例では、スタンド17を動作状態とするに際しては、制御部23は、タッチスイッチがスタンド17を動作状態とするように押されてか否かを判断し、さらに、自転車の走行速度信号Ssが所定速度以下を検知したか否かを判断する。所定速度は自転車の使用者が任意に設定することができるが、例えば、1Km/H(時速1キロメータ)に設定する。そして、制御部23は、タッチスイッチがスタンド17を動作状態とするように押され、かつ、走行速度信号Ssが1Km/H以下の速度を検出する場合にのみスタンド17を動作状態とするようにスタンド移動アクチュエータ15を制御する。
このような制御をすることによって、全速力で走行中に誤ってタッチスイッチに触れて突然にスタンド17が動作してしまうことがなく安全なものとできる。
なお、第2実施例のスタンド17を動作状態とする条件の設定、または、第2実施例のスタンド17を解除状態とする条件の設定のいずれか一方を採用して、他方を第1実施例のように、タッチスイッチのみで動作状態、または、解除状態に設定するようにしても良い。
(制御方法の第3実施例)
図5は、制御方法の第3実施例を示す図である。図1に示す第1実施例、第2実施例と異なる点は、解除状態では、スタンド17が動作状態との比較で、より後方に位置する点である。つまり、スタンド17の解除状態では、スタンド移動アクチュエータ15の長さは、スタンド17の動作状態におけるよりも短く制御される。この制御は、制御部23でおこなうことができる。レゾルバ信号Rsからの信号が、予め定める破線位置に対応した目標値(第3目標値)となるように、内筒移動モータ固定部151bに供給される駆動信号Dsを出力することによって、図5の破線で示すスタンド17の位置を維持できる。第3実施例でも、第1実施例と同様のタッチパネルのみによる制御をおこなうこともでき、また、第2実施例と同様に、タッチパネルからの信号とサドル荷重信号Sdと自転車の走行速度信号Ssとを併用する制御もおこなうことができる。
第3の実施例では、スタンド17の解除の開始から完全に解除状態となるまでに、スタンド17は、後方に移動し、自転車全体は、ごくわずかに、前方に移動して、後輪30と路面とが接触して走行が可能となる。また、スタンド17の機能を得るための動作の開始から、スタンド17が動作状態となるまでに、スタンド17は、前方に移動し、自転車全体は、ごくわずかに、後方に移動して、後輪30が路面から浮いてスタンド17の自転車を自立させる機能が発揮できる。
(第2実施形態のスタンド機構)
図6は、第2実施形態のスタンド機構を有する自転車2を示す図である。自転車2に付された符号で自転車1におけると同一符号の部分については説明を省略する。図6を参照して、別の実施形態である第2実施形態のスタンド機構について説明をする。スタンド機構は、スタンドアクチュエータ45を主要構成部として有している。スタンドアクチュエータ45は、スタンド移動アクチュエータ15と同様の機構部材であるが、より大型で頑丈なものとして、直接にスタンドとして機能する。スタンドアクチュエータ45は外筒451と内筒452とを有しており、外筒451は外筒151と同様の構造をしており、内筒452は内筒152と同様の構造をしている。内筒452にはスタンド底部47が連結されており、スタンド底部47は路面に接するに十分な面積を有している。スタンド171は、スタンドアクチュエータ45とスタンド底部47とを有して形成されている。スタンドアクチュエータ45はスタンドアクチュエータ固定板48に固定されている。
図7は、第2実施形態のスタンド機構の動作を説明する模式図である。図7(a)は、スタンド171の動作状態を示す図である。図7(b)は、スタンド171の解除状態を示す図である。外筒451は金具によってスタンドアクチュエータ固定板48に固定され、スタンド底部47が路面に接しているので、スタンドアクチュエータ45の長さを制御することによって、スタンド171を動作状態とするか、解除状態とするかを制御することができる。
図7(a)に示す動作状態では、スタンドアクチュエータ45の長さは長く、スタンド底部47が路面に接しているので、後輪30は、路面から浮いている。このようにして、スタンド171は自転車2を自立させることができる。
図7(b)に示す解除状態では、スタンドアクチュエータ45の長さは短く、後輪30は、路面に接している。このようにして、スタンド171は、解除状態とされ、スタンド171が自転車2の走行を妨げることはない。
図7に示すように、右側のスタンドアクチュエータ45の長さと、左側のスタンドアクチュエータ45の長さと、が同じ長さになるように制御部23は制御をする。制御部23は、動作状態と解除状態の途中の遷移状態においても、右側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ(図示せず)からの信号の大きさと、左側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ(図示せず)からの信号の大きさとが、等しくなるようにしながら、両方のスタンドアクチュエータ45が所定長となるように制御をする。ここで、所定長とは、スタンド171が動作状態になる第1所定長と、スタンド171が解除状態になる第2所定長のいずれかである。
左右の両側のスタンドアクチュエータ45の間で応答速度に差がある場合には、このような制御は有効である。両側のスタンドアクチュエータ45の長さが第1所定長に維持されている場合に、突然に、目標値として第2所定長を設定すると、両側のスタンドアクチュエータ45の間で応答速度に差がある場合には、自転車が傾くことになる。しかしながら、突然に、一段階のステップ状の目標値として第2所定長を設定するのではなく、両方のレゾルバからの信号が追従していることを制御部23が確認しながら、何段階にも分けて、徐々に第2所定長に到達するようにして、このような制御は実現できる。
このようにして、左右のスタンドアクチュエータ45の長さが等しい状態を維持しながら、左右のスタンドアクチュエータ45の長さを制御することによって、水平路面上で、スタンド171の動作状態、解除状態のいずれかに達するまでの途中の遷移状態において、自転車が左右に傾くことを防止できる。
第2実施形態のスタンド171を用いる場合にも、第1実施例と同様のタッチパネルのみによるスタンド171の制御をおこなうこともでき、また、第2実施例と同様に、タッチパネル信号とサドル荷重信号Sdと自転車の走行速度信号Ssとを併用して、スタンド171の制御をおこなうこともできる。
(制御方法の第4実施例)
第2実施形態のスタンド171を用いる場合には、左右の2つのスタンドアクチュエータ45を用いるので、両方のスタンドアクチュエータ45の長さを同時に同じ長さとなるように制御する上述したような制御以外の制御ができる。第4の実施例は、左右に傾斜を有する斜面でも安定してスタンド171を動作させる制御方法である。
図8は、自転車の左右方向に傾斜を有する路面に自転車2を駐車する場合を示す模式図である。図8(a)は、左右のスタンドアクチュエータ45がいずれも同じ長さである場合のスタンド171の状態と自転車2の車体傾きとの関係を示す図である。図8(a)では、路面が右下がりであるので、自転車2は、右側に傾いている。つまり、垂線に対して路面の傾きと同じ角度傾くこととなる。
図8(b)は、傾斜路面における理想の駐車状態を示す図である。図8(b)に示すように、より長さの短い左側のスタンド171のスタンドアクチュエータ45の長さを、通常のスタンド171の動作状態に対応する第1所定長とし、右側のスタンド171のスタンドアクチュエータ45の長さを、第1所定長よりもより長くすることによって、自転車2は垂線に対して直交する水平状態で駐車できることとなる。
図9は、第4実施例の制御方法をおこなう制御系を示す図である。第4実施例では、水平検出センサ50(図10を参照)を用いる。水平検出センサ50は、自転車2のフレームに取り付けられている。水平検出センサ50からは水平検出信号Shが出力され、水平検出信号Shは、制御部23に入力される。そして、水平検出信号Shは、自転車2のフレームが右に傾いたときは、例えば、正極性の傾き量に応じた電圧、自転車2のフレームが左に傾いたときは、例えば、負極性の傾き量に応じた電圧、自転車2のフレームが水平のときは、0V(ボルト)の電圧を発生する。
図10は、水平検出センサの一例を示す図である。水平検出センサ50は、ポテンショメータ50aとポテンショメータ50aの回転軸に連結される剛性レバー50bと剛性レバー50bの先端の錘50cとを有している。錘50cが重力の作用によって垂線方向に力を受けるので、自転車2のフレームの傾きに応じて、ポテンショメータ50aの回転軸の回動角度の大きさは変化する。そして、ポテンショメータ50aから検出される電圧値はポテンショメータ50aの回転軸の回動角度に応じたものとなり、水平検出信号Shとして検出できることとなる。なお、水平検出センサ50は、水平検出センサの1実施例に過ぎず、ジャイロセンサを用いる等の種々の形態が可能である。
第4実施例の制御は以下のようにしておこなう。スタンド171を動作状態とする制御についてまず説明をする。右側のスタンドアクチュエータ45の制御系については、右側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号から水平検出信号Shを減算した信号が、第1目標値に達するように制御をする。左側のスタンドアクチュエータ45の制御系については、左側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号と水平検出信号Shとを加算した信号が、第1目標値に達するように制御をする。
このような2つの制御系は、いずれもフィードバック制御系を構成して、水平検出信号Shを0Vとするように作用する。つまり、フィードバック系の開ループゲインが十分に大きければ、第1目標値と、右側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号から水平検出信号Shを減算した信号との差の信号(第1誤差信号)の大きさは0Vに漸近する。また、フィードバック系の開ループゲインが十分に大きければ、第1目標値と、左側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号と水平検出信号Shとを加算した信号との差の信号(第2誤差信号)の大きさも同様に0Vに漸近する。
このようにして、水平検出信号Shを0Vとするように、電力増幅器64を介して駆動信号Dsrを出力するとともに、電力増幅器65を介して駆動信号Dslを出力する。
上述した処理は、制御部23を中心におこなわれる、フィードバック制御であるので、左右のいずれかのスタンド底部47が路面に接地してからは、水平検出信号Shを0Vとするような制御がおこなわれながら、左右両側のスタンドアクチュエータ45の長さは伸びる。
第4実施例のスタンド171を解除状態とする制御について説明をする。スタンド171の解除状態では、右側のスタンドアクチュエータ45の制御系については、右側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号から水平検出信号Shを減算した信号が、第2目標値に達するように制御をする。左側のスタンドアクチュエータ45の制御系については、左側のスタンドアクチュエータ45のレゾルバ信号と水平検出信号Shとを加算した信号が、第2目標値に達するように制御をする。これによって、解除状態に至る遷移状態において、自転車は傾くことなくスタンド171は解除される。
なお、水平検出センサ50を用いる第4実施例の制御方法は、水平路面においても採用することができる。第4実施例の制御方法を採用する場合には、両方のレゾルバからの信号が追従していることを制御部23が確認しながら、何段階にも分けて、徐々に第2所定長に到達するようにする制御を採用しなくても動作状態へ至る遷移状態、解除状態に至る遷移状態のいずれにおいても、自転車が傾くことなく安定した状態を維持することができる。
(制御方法の第5実施例)
第2実施形態のスタンド171を用いる場合には、左右2つのスタンドアクチュエータ45を用いるので、上述したような水平検出センサを用いる以外の別のセンサを用いて、傾斜のある路面においてスタンド171を利用することができる。
図11は、傾斜路面における理想の駐車状態を示す別の図である。図11では、スタンド底部47は、2枚の板であるスタンド底板47aとスタンド底板47cとの間に底板荷重センサ47bを有して形成されている。右側のスタンドアクチュエータ45の底部の右側の底板荷重センサ47bからは右側荷重信号Srが検出され、左側のスタンドアクチュエータ45の底部の左側の底板荷重センサ47bからは左側荷重信号Slが検出される。右側荷重信号Srと左側荷重信号Slとは、制御部23に入力される。
第5実施例の制御は以下のようにしておこなう。スタンド171を動作状態とする制御についてまず説明をする。差荷重信号(右側荷重信号Sr−左側荷重信号Sl)を得て、制御部23は差荷重信号を0Vとするようなフィードバック制御をおこなう。また、和荷重信号(右側荷重信号Sr+左側荷重信号Sl)を得て、制御部23は和荷重信号を所定値とするようなフィードバック制御をおこなう。つまり、上述した第1目標値〜第3目標値は、長さであり、レゾルバ信号がこれらの目標の長さに達するように制御をおこなったが、第5実施例では目標値(第4目標値)は荷重となる。このような2つの制御系は、いずれもフィードバック制御系を構成して、差荷重信号を0Vとするような制御をしながら、和荷重信号を第4目標値とする制御をおこなうのである。
上述した処理は制御部23を中心におこなわれる、フィードバック制御であるので、左右のいずれかのスタンド底部47が路面に接地してからは、差荷重信号を0Vとするような制御がおこなわれながら、左右両側のスタンドアクチュエータ45の長さは伸びる。ここで、和荷重信号(右側荷重信号Sr+左側荷重信号Sl)の値は、スタンド171が全く荷重を支えない0Vからスタートして、スタンド171の長さが伸びるにしたがって大きな値となり、後輪30が完全に空中に浮いている状態では、スタンド171の長さに関係なく略一定の値となる。よって、第4目標値は、0Vと後輪30が空中に浮いている状態の和信号の値との間の値に設定される。
次に、スタンド171を解除状態とする制御について説明をする。スタンド171の解除状態に至る遷移状態では、差荷重信号は0Vを維持しながら、和荷重信号の値は段々と小さくなり、やがて、右側荷重信号Srまたは左側荷重信号Slのいずれか一方の値は、0Vとなり、差荷重信号は0Vとならない状態が生じる。そこで、差荷重信号を0Vとする制御をおこないながら、和荷重信号の目標値である第4目標値を0Vに設定して、あるいは、段階的に時間を経て0Vとなるような目標値を発生させて、和荷重信号がこれに追従する制御を同時におこなうことによって、スタンド171は解除状態とされる。
また、上述した差荷重信号と和荷重信号とを用いる制御は、以下のような、右側のスタンドアクチュエータ45と左スタンドアクチュエータとを独立に制御することと実質的に等価である。つまり、右側荷重信号Srを第4目標値の半分の値となるようにフィードバック制御をおこない、左側荷重信号Slを第4目標値の半分の値となるようにフィードバック制御をおこなうのである。このようにすると左右の荷重バランスをとりながら、右側のスタンド171と左側のスタンド171とが等しい荷重を負って、スタンド171を動作状態とすることができる。
なお、底板荷重センサ47bを用いる第5実施例の制御方法は、水平路面においても採用することができる。第5実施例の制御方法を採用する場合には、レゾルバ信号を用いることなく、動作状態へ至る遷移状態、解除状態に至る遷移状態のいずれにおいても、自転車が傾くことなく安定した状態を維持することができる。しかしながら、荷重信号とレゾルバ信号とを併用して、スタンド171を動作状態とする制御において、レゾルバ信号を用いて、スタンドアクチュエータ45の長さを制御するとともに、差荷重信号を0Vとする制御をおこなうようにして、左右のバランスを確保しながら、所望のスタンドアクチュエータ長を得るようにしても良い。
(第2実施形態のスタンド機構の変形例)
図12は、第2実施形態の別のスタンド機構を示す図である。上述した。第2実施形態のスタンド171では、図3に示すと同様のアクチュエータを用いた。路面とスタンド底部47との間に摩擦力が十分に働く通常の路面では、このようなアクチュエータを用いることによって、スタンド171の長さを変化させることに支障は生じない。しかしながら、路面とスタンド底部47との間に摩擦力が十分に働かない場合、例えば、路面が凍りついている場合等は、スタンド底部47が、外筒451に配されたネジ付回転軸とともに回転してしまい、アクチュエータの長さの調整機能、レゾルバで検出するスタンドアクチュエータの長さの検出精度に不具合を生じる可能性がある。第2実施形態の別のスタンド機構はこのような問題を解決するものである。
図12に示すスタンドアクチュエータ54とスタンド底部47とは、図7、図8、図11に示す、スタンドアクチュエータ45と底部47からなるスタンド171に替えて用いられる。図12に示すスタンドアクチュエータ54が、図3に示すと同様の構造を有するスタンドアクチュエータ45と異なる点は以下の点である。図3に示すアクチュエータの構成物に加えて、外筒541には、内筒回転防止板541fを具備し、内筒542の外壁には、回転防止スリット542fを具備している。回転防止スリット542fは、内筒回転防止板541fの両側に遊びを有して屹立する溝である。このような内筒回転防止板541fと回転防止スリット542fとを有することによって、凍結した路面においても、内筒542は外筒541に対して回転を生じることなく、ネジ付回転軸541cの回転に応じて移動し、スタンドアクチュエータ54の長さを変化させることができる。
なお、スタンドアクチュエータ54は、スタンドアクチュエータ45と同様に以下の部材を具備している。外筒541には、外筒孔541a、内筒移動モータ固定部541b、ネジ付回転軸541c、レゾルバ541dを有している。また、内筒542は、突出部542b、溝付軸受542c、ストッパ541eを有している。
このような、スタンドアクチュエータ54と底部47とを用いることによって、路面状況にかかわらず安定したスタンドアクチュエータの長さの制御が可能となる。また、内筒542が外筒541に対して回転を生じて、レゾルバ541dで検出するスタンドアクチュエータ54の精度に誤差が生じることもない。
(第3実施形態のスタンド機構)
図13は、第3実施形態のスタンド機構を示す図である。図13を参照して、さらに、別の実施形態である第3実施形態のスタンド機構について説明をする。なお、スタンド機構以外は、第1実施形態、第2実施形態の自転車と同様の構成とされている。スタンド機構は、ばね275を有している。ばね275は、ばね力によって、スタンドの動作状態と解除状態との2つの安定状態を作り出す従来のスタンドと同様に作用する。しかしながら、プッシュスイッチ272、プッシュスイッチ273、プッシュスイッチ押圧レバー274、圧電素子277(図14を参照)を備え、後輪30の回転力を用いて、スタンドを動作状態とし、または、解除状態とする点で従来のスタンドとは異なる。
また、スタンド271のスタンド底部271aは、自転車の重みにより撓むような、ばね部材が用いられている。そのために、スタンド271を動作状態とする場合、スタンド271を解除状態とする場合、のいずれの場合においても、衝撃が発生しない。また、スタンド底部271aは、自転車の側面から見た場合に円弧状の形状をしているので、さらに、接地が滑らかになるとともに怪我をすることもない。
図13(a)は、スタンド271が解除された解除状態を示す。このとき、可動部材276は機械的なストッパ(図示せず)によって、これ以上は上方へ回転しないようになされている。この点は、従来の公知のスタンドと同様である。さらに、実施形態のスタンド271においては、スタンド271が解除状態では、プッシュスイッチ押圧レバー274がプッシュスイッチ273を押圧するようになされている。
図13(b)は、スタンド271が動作している動作状態を示す。このとき、可動部材276は機械的なストッパ(図示せず)によって、これ以上は前方へ回転しないようになされている。この点は、従来の公知のスタンドと同様である。さらに、実施形態のスタンド271においては、スタンド271が動作状態では、プッシュスイッチ押圧レバー274がプッシュスイッチ272を押圧するようになされている。
図14は、第3実施形態のスタンド機構の動作を説明するための自転車の背面から見た図である。図14(a)は、スタンド271が動作状態における図である。スタンド271のスタンド底部271aは、路面に接しており、後輪30は路面から浮いた状態である。このとき、制御部23は、圧電素子277に電圧を印加していないので、リアスプロケット33とスタンド271との機械的な連結は切断されている。
図14(b)は、スタンド271が動作状態から解除状態に遷移を始める瞬間における図である。操作入力部・表示部62のタッチスイッチを押して、スタンド271の解除の指令を制御部23に与えることによって、制御部23は、圧電素子277に所定電圧を印加して、リアスプロケット33とスタンド271とを機械的に連結する。ここで、スタンド271のスタンド底部271aは、まだ、路面に接しており、後輪30は路面から浮いた状態であるが、ペダル20に前進方向の踏力を与えると、リアスプロケット33は回転を開始し、スタンド271を解除状態とする力を与える。
なお、制御部23は、リアスプロケット33の回転方向を、リアスプロケット33または、チェン32、クランク軸46等に連結された回転方向検出器によって検出することが望ましい。そして、制御部23は、リアスプロケット33が前進方向、つまり、スタンド271を解除状態とする方向に回転しているときにのみ、リアスプロケット33とスタンド271とを機械的に連結することがより望ましい。
スタンド271のスタンド底部271aは、円弧状の形状をしており、ばねの作用もするので、スタンド271が後方に移動するにしたがい、後輪30は路面にゆっくりと接地する。リアスプロケット33の回転によって、後輪30は回転を始めているので自転車は前進を開始する。リアスプロケット33の回転力によって、スタンド271に人体が触れることなく、スタンド271は、解除状態となる。また、プッシュスイッチ押圧レバー274がプッシュスイッチ273を押圧すると、圧電素子277に印加される電圧は0Vとなり、リアスプロケット33とスタンド271との機械的な連結は解除される。そして、ばね275の作用によって、スタンド271の解除状態は維持される。
図示しないが、スタンド271が解除状態から動作状態に遷移する過程を説明する。操作入力部・表示部62のタッチスイッチを押して、スタンド271の動作の指令を制御部23に与えることによって、制御部23は、圧電素子277に所定電圧を印加して、リアスプロケット33とスタンド271とを機械的に連結する。そして、スタンド271が動作状態となってプッシュスイッチ押圧レバー274がプッシュスイッチ273を押圧すると、圧電素子277に印加される電圧は0Vとなり、リアスプロケット33とスタンド271との機械的な連結は解除される。このとき、制御部23は、リアスプロケット33の回転方向を検出して、リアスプロケット33が後進方向、つまり、スタンド271を動作状態とする方向に回転しているときにのみ、リアスプロケット33とスタンド271とを機械的に連結するのが望ましい。つまり、ごくわずかに、後輪30を後進させることによって、人体がスタンド271に触れることなくスタンド271を動作状態とし、ばね275の作用によって、動作状態を維持することができる。
また、幼児の乗降をさせるに際しては、スタンド271を動作状態にロックして、より安全なものとすることが望ましい。このために、ロック用の圧電素子278を用いることが望ましい。
圧電素子278は、スタンド271と後輪回転軸固定板36との間の空間に配されており、圧電素子277と相補的に働くようになされている。つまり、リアスプロケット33とスタンド271とが圧電素子277によって機械的に連結されているときには、スタンド271と後輪回転軸固定板36とは機械的に連結されていない。そして、リアスプロケット33とスタンド271とが機械的に連結されていないときには、スタンド271と後輪回転軸固定板36とは圧電素子278によって機械的に連結されるようになされている。このような圧電素子の制御は、制御部23によっておこなわれる。
このようにして、一方が動作するときは他方が動作しない2つの圧電素子を用いることによって、安全に幼児の昇降をさせ、または、安全に荷物の積み下ろしをすることができる。また、圧電素子に替えて、電磁アクチュエータを用いて、リアスプロケット33とスタンド271とを機械的に押圧して連結し、スタンド271と後輪回転軸固定板36とを機械的に押圧して連結することによっても同様の動作をさせることができる。
上述した実施形態では幼児用の座席を2つ備える3人乗り自転車について説明をしたが、前方座席のみ、または、後方座席のみを備える場合にも、上述した技術が適用できる。
また、実施形態の自転車では、前方座席に替えて前方荷物籠とすることもできる。また、後方に配置した後方座席に替えて後方荷物籠とすることもできる。さらに、実施形態の自転車では、座席と荷物籠との4つの組み合わせのいかなる組み合わせを採用するものであっても良い。このような場合においても、実施形態のスタンドを採用することによって、安全なスタンド機能が確保できるとともに、直接にスタンドに触れることなく、自転車に乗車した状態で、スタンドを動作状態とし、スタンドを解除状態とすることができる。
また、実施形態の自転車では、スタンドは、後輪を路面から浮かし、後輪を路面に接触させるように、後輪の近傍に取り付けたが、前輪を路面から浮かし、前輪を路面に接触させるように前輪の近傍に取り付けるようにしても、上述した実施形態の技術を適用することができる。
1、2 自転車、 10 ヘッドチューブ、 11 ハンドルポスト、 12 ハンドルレバー、 13 前ホーク、 14 前輪、 15 スタンド移動アクチュエータ、 16 外筒連結板、 16a 金具、 17 スタンド、 17a スタンド回動脚、 17b スタンド回動脚、 17c スタンド底部、 18 内筒連結板、 18a 金具、 18a 内筒回動軸、 19 前方座席、 20 ペダル、 21 チェンスティカバー、 22 電池、 23 制御部、 24 シートポスト、 25 サドル、 26 サドル荷重センサ、 27 クランク、 30 後輪、 31 後方座席、 32 チェン、 33 リアスプロケット、 34、35 後部座席支持棒、 36 後輪回転軸固定板、 36a 後輪回転中心軸、 36b スタンド回動軸、 41 シートスティ、 42 チェンスティ、 43 ダウンチューブ、 44 シートチューブ、 45 スタンドアクチュエータ、 46 クランク軸、 47 スタンド底部、 47a、47c スタンド底板、 47b 底板荷重センサ、 48 スタンドアクチュエータ固定板、 50 水平検出センサ、 50a ポテンショメータ、 50b 剛性レバー、 50c 錘、 54 スタンドアクチュエータ、 62 操作入力部・表示部、 63 センサ部、 64、65、65、66 電力増幅部、 151 外筒、 151a 外筒孔、 151b 内筒移動モータ固定部、 151c ネジ付回転軸、 151d レゾルバ、 151e ストッパ、 152 内筒、 152a 内筒孔、 152b 突出部、 152c 溝付軸受、 171 スタンド、271 スタンド、 271a スタンド底部、 272、273 プッシュスイッチ、 274 プッシュスイッチ押圧レバー、 276 可動部材、 277、278 圧電素子、 541 外筒、 541a 外筒孔、 541b 内筒移動モータ固定部、 541c ネジ付回転軸、 541d レゾルバ541d、 541f 内筒回転防止板、 542 内筒、 突出部542b、 542c 溝付軸受、 541e ストッパ、 542f 回転防止スリット、 Ds、Dsl、Dsr 駆動信号、 LST 距離、 Rs、Rsl、Rsr レゾルバ信号、 Sd サドル荷重信号、 Sh 水平検出信号、 Sl 左側荷重信号、 Sr 右側荷重信号、 Ss 走行速度信号










Claims (7)

  1. 前方積載部または後方積載部のいずれか一方、もしくはその両方を有し、車輌の停止時に車輪を路面より浮かして自立させる動作状態と、車輌の走行時に該車輪を路面に接触させて走行可能にさせる解除状態との2つの状態を生じさせるスタンドと、
    前記スタンドの前記動作状態と前記解除状態との2つの状態のいずれか一つの状態を選択して設定するために、電気的な入力信号に基づいて前記スタンドを駆動するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを電気的に制御する制御部と、
    前記制御部を動作させる動力源と、
    を備えることを特徴とする自転車。
  2. 前記スタンドは、前記車輪の回転軸を保持する車輪回転軸固定板に対して回動可能とされ、
    前記アクチュエータは、全体の長さが変化可能な部材からなり、
    前記制御部は、電気的に前記アクチュエータの長さを制御することにより、前記スタンドを変位させ、前記スタンドの底部から路面までの距離を変化させることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  3. 前記スタンドは、前記車輪の回転軸を保持する車輪回転軸固定板に対して回動可能とされ、
    前記アクチュエータは、前記車輪とともに回転するスプロケットと前記スタンドとの間に配され、該スプロケットと該スタンドとを連結、または、切断する部材からなり、
    前記制御部は、電気的に前記アクチュエータを制御して、前記スプロケットの回転力を前記スタンドに伝えることにより、前記スタンドを変位させ、前記スタンドの底部から路面までの距離を変化させることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  4. 前記アクチュエータは、前記スタンドと一体形成される部材からなり、該アクチュエータを車輪の左右にそれぞれ別個に配置し、
    前記制御部は、前記アクチュエータの全体の長さを変化させて、前記スタンドの前記動作状態と前記解除状態との2つの状態のいずれか一つの状態を選択して設定することを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  5. 前記制御部は、
    前記車輪の左右にそれぞれ別個に配置された前記アクチュエータの全体の長さが、それぞれ異なる長さとなるようにする請求項4に記載の自転車。
  6. さらに、サドルの荷重を検出するサドル荷重センサを備え、
    前記制御部は、
    前記サドル荷重センサが所定重量以上を検出する場合に、前記動作状態とすることを特徴とする請求項1に記載の自転車。
  7. 前車輪の上方に前方座席または後車輪の上方に後方座席のいずれか一方、もしくはその両方を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6の1項に記載の自転車。




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