JP2008201286A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉可能な乗員用シートの下方に収納ボックスが配置され、左右一対の足置き部間に配置されて上方に隆起したフロアトンネル部内に燃料タンクが収納され、給油リッドがフロアトンネル部に開閉自在に配設される自動二輪車において、給油リッドのヒンジ機構、乗員用シートのヒンジ機構および収納ボックスの前端を相互に干渉することなくコンパクトに配設し、収納ボックスの容量を増加することを可能とする。
【解決手段】一対のシート用ヒンジ機構41の内側で給油リッドの後端部および車体フレームF間に、左右一対の給油リッド用ヒンジ機構42が設けられ、両給油リッド用ヒンジ機構42の一部を構成するとともに両給油リッド用ヒンジ機構42に共通なリッド用ブラケット51と、収納ボックス40の前端部に設けられた取付け板部40aとが、左右一対のシート用ヒンジ機構41間に配置されるとともに共締めで車体フレームFに締結される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、開閉可能な乗員用シートの下方に、前記乗員用シートの開放時に物品の収納および取り出しを可能とした収納ボックスが配置され、乗員が足を載せる左右一対の足置き部間に配置されて上方に隆起したフロアトンネル部内に燃料タンクが収納され、該燃料タンクの上部に開閉可能に取付けられる給油キャップを覆う給油リッドが、前記フロアトンネル部に開閉自在に配設される自動二輪車に関する。
乗員用シートの前方のフロアトンネル部内に収納される燃料タンクの給油口を覆ってフロアトンネル部に配設される給油リッドの後端が、自動二輪車の前方側から開閉可能とすべく車体フレームにヒンジ機構を介して取付けられ、また乗員用シートの前端と、該乗員用シートで覆われる収納ボックスの前端との間に、自動二輪車の後方側から乗員用シートを開閉すべくヒンジ機構が設けられるようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2005−207038号公報
ところで、収納ボックスの容量を稼ぐために、収納ボックスの前端を前方に延ばそうとすると、上記特許文献1で開示されたものでは、給油リッドのヒンジ機構と、乗員用シートのヒンジ機構とが自動二輪車の前後方向で対向して配置されているので、両ヒンジ機構が干渉しない範囲でしか収納ボックスの前端を前方に延ばすことしかできず、収納ボックスの容量増大に限界がある。しかも給油リッドのヒンジ機構、乗員用シートのヒンジ機構および収納ボックスの前端を車体フレーム側に取付けることも必要であり、前記両ヒンジ機構および収納ボックスの前端が近接すると、車体フレームへの取付け板部を確保することが困難となり、車体レイアウトにも制約を受けることが考えられる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、給油リッドのヒンジ機構、乗員用シートのヒンジ機構および収納ボックスの前端を相互に干渉することなくコンパクトに配設することで、収納ボックスの前方への延出を可能として収納ボックスの容量を増加することを可能とした自動二輪車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、開閉可能な乗員用シートの下方に、前記乗員用シートの開放時に物品の収納および取り出しを可能とした収納ボックスが配置され、乗員が足を載せる左右一対の足置き部間に配置されて上方に隆起したフロアトンネル部内に燃料タンクが収納され、該燃料タンクの上部に開閉可能に取付けられる給油キャップを覆う給油リッドが、前記フロアトンネル部に開閉自在に配設される自動二輪車において、前記乗員用シートの前端部の左右両側および車体フレーム間に、前記乗員用シートを回動可能に支持する一対のシート用ヒンジ機構が設けられ、それらのシート用ヒンジ機構の内側で前記給油リッドの後端部および前記車体フレーム間には、前記給油リッドを前記乗員用シートの回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として支持する左右一対の給油リッド用ヒンジ機構が設けられ、前記両給油リッド用ヒンジ機構の一部を構成するとともに両給油リッド用ヒンジ機構に共通なリッド用ブラケットと、前記収納ボックスの前端部に設けられた取付け板部とが、左右一対の前記シート用ヒンジ機構間に配置されるとともに共締めで前記車体フレームに締結されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記シート用ヒンジ機構は、前記車体フレームに固定されるシート用ブラケットと、前記乗員用シートに設けられるシート用アームとが、車体フレームの幅方向に沿う外側からの締結および締結解除操作を可能としたボルトを介して回動可能に連結されて成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記収納ボックスの前端部の取付け板部および前記リッド用ブラケットが、前記両給油リッド用ヒンジ機構および前記両シート用ヒンジ機構の回動軸線と直交する方向で締めつけ可能な単一の締結部材で前記車体フレームに共締めされることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記リッド用ブラケットは、後方斜め上方に臨むように傾斜した被締結板部と、該被締結板部から上方に立ち上がる立ち上がり板部と、前記両給油リッド用ヒンジ機構が個別に有して前記給油リッドに固定されるリッド用アームをそれぞれ回動可能に支持するようにして前記立ち上がり板部の両側に連設される支持板部とを一体に有し、前記被締結板部が、前記取付け板部とともに前記車体フレームに締結されることを特徴とする。
さらに請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記車体フレームに設けられたステーに、前記収納ボックスの前端部の取付け板部が上方から載置され、該取付け板部に上方から重なる前記リッド用ブラケットおよび前記取付け板部が前記ステーに締結されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、乗員用シートの前端部の左右両側および車体フレーム間に設けられる一対のシート用ヒンジ機構の内側で給油リッドの後端部および車体フレーム間に左右一対の給油リッド用ヒンジ機構が設けられ、両給油リッド用ヒンジ機構に共通なリッド用ブラケットと収納ボックスの前端部に設けられた取付け板部とが、前記両シート用ヒンジ機構間に配置されるとともに車体フレームに締結されるので、シート用ヒンジ機構、リッド用ヒンジ機構および収納ボックスの前端部を、車体レイアウトに影響を与えることのないようにして相互の干渉を回避しつつ可及的に近接配置することができ、車体レイアウトの自由度を高めながら収納ボックスの前端部を前方に延ばして収納ボックスの容量増大を図ることができる。また両給油リッド用ヒンジ機構の一部を構成するとともに両給油リッド用ヒンジ機構に共通なリッド用ブラケットと、収納ボックスの前端部の取付け板部とが共締めで車体フレームに締結されるので、部品点数を低減することができる。
また請求項2記載の発明によれば、シート用ヒンジ機構のシート用ブラケットおよびシート用アームが、車体フレームの幅方向に沿う外側からの締結および締結解除操作を可能としたボルトを介して回動可能に連結されるので、シート用ヒンジ機構を容易に分解して、両シート用ヒンジ機構間に配置されるリッド用ヒンジ機構のメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、収納ボックスの前端部の取付け板部およびリッド用ブラケットを、給油リッド用ヒンジ機構およびシート用ヒンジ機構の回動軸線と直交する方向で締めつけ可能な単一の締結部材で車体フレームに共締めするので、少ない部品点数で収納ボックスおよび給油リッド用ヒンジ機構を車体フレームに取付けることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、給油リッド用ヒンジ機構のリッド用ブラケットのうち収納ボックスの取付け板部とともに車体フレームに締結される被締結板部が、後方斜め上方に臨むように傾斜しているので、被締結板部および取付け板部を車体フレームに締結する締結部材の操作が容易となり、給油リッド用ヒンジ機構におけるリッド用ブラケットおよび収納ボックスの取付け板部の車体フレームへの取付けおよび取り外し作業時の作業性が向上する。
さらに請求項5記載の発明によれば、車体フレーム側のステーに、収納ボックスの取付け板部が上方から載置され、その取付け板部に上方から重なるようにリッド用ブラケットが配置されるので、給油リッドに比べて大型である収納ボックスの車体フレームへの固定後に、収納ボックスに比べて小型である給油リッドを保持しながら車体フレームに取付けることが可能となり、組付け時およびメンテナンス等の分解時の作業性の効率向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の左側面図、図2は乗員用シートの前方付近の拡大縦断面図、図3はシート用ヒンジ機構および給油リッド用ヒンジ機構の斜視図、図4はシート用ヒンジ機構および給油リッド用ヒンジ機構の平面図、図5は図2の5−5線拡大断面図である。
先ず図1において、スクータ型である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク10ならびに該フロントフォーク10に連結される操向ハンドル11を操向可能に支承するヘッドパイプ12を前端に備えるものであり、後輪WRを後端で支持するユニットスイングエンジンUEが車体フレームFの前後方向中間部で上下揺動可能に支承され、ユニットスイングエンジンUEよりも前方で車体フレームFには、側面視で上下に長く形成される機能部品である燃料タンク13と、該燃料タンク13よりも前方に配置されるラジエータ14とが搭載される。また車体フレームFの後部には、乗員用シート17と、該乗員用シート71の後方に配置されるパッセンジャーシート18とが配置される。さらに車体フレームF、前記ユニットスイングエンジンUEの前部、燃料タンク13およびラジエータ14を覆う合成樹脂製の車体カバー19が車体フレームFに取付けられる。
車体フレームFは、前記ヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム22…と、それらの上ダウンフレーム22…よりも下方でヘッドパイプ12に連設されて後ろ下がりに延びる前半部および後方に向けて水平に延びる後半部が一体に連設されて成るとともに前記上ダウンフレーム22…の後端部に後端が溶接される左右一対の下ダウンフレーム23…と、前記両上ダウンフレーム22…の中間部から後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール24…と、上ダウンフレーム22…の後部およびシートレール24…の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム25…とを備える。
前記車体カバー19は、ヘッドパイプ12の前部および前輪WFの上部を覆うフロントカバー27と、該フロントカバー27の左右両側に接合される左右一対のフロントサイドカバー28…と、ヘッドパイプ12を後方側から覆うようにしてフロントサイドカバー28…に連なるインナカバー29と、前記乗員用シート17に乗ったライダーの脚部前方を覆うようにして前記両フロントサイドカバー28…およびインナカバー29に接合されるレッグシールド30…と、レッグシールド30…に連なって後方に延びるとともに乗員が足を載せる足置き部31を下端部で形成する左右一対のフロアセンタカバー32…と、前記足置き部31…の外縁から下方にそれぞれ垂下される左右一対のフロアサイドカバー33…と、前記足置き部31…の後部にそれぞれ設けられる左右一対のパッセンジャステップ34…と、乗員用シート17およびパッセンジャーシート18の両側下方に配置されるとともに前記フロアサイドカバー33…に連設されて後方に延びる左右一対のボディサイドカバー35…と、ボディサイドカバー35…の後ろ側下部に連設されるリヤロアカバー36とを備える。
レッグシールド30…の一部およびフロアセンターカバー31…により、両足置き部31…間で上方に隆起するとともに燃料タンク13およびラジエータ14を収納するフロアトンネル部37が、ヘッドパイプ12の後方から乗員用シート17の前端下方にかけて形成され、このフロアトンネル部37には、燃料タンク13がその上端に備える給油キャップ38を開けて燃料タンク13に給油することを可能とするために給油リッド39が開閉可能に配設される。また車体フレームFにおける両上ダウンフレーム22…の後部、両シートレール24…および両リヤフレーム25…間で乗員用シート17およびパッセンジャーシート18の下方には、乗員用シート17およびパッセンジャーシート18の開放時に物品の収納および取り出しを可能とした収納ボックス40が配置される。
図2〜図4を併せて参照して、前記乗員用シート17は、前記収納ボックス40のうち前部開口部を上方から覆うようにして収納ボックス40上に配置されており、この乗員用シート17の前端部の左右両側および車体フレームF間には、該乗員用シート17を回動可能に支持する一対のシート用ヒンジ機構41,41が設けられ、それらのシート用ヒンジ機構41…の内側で前記給油リッド39の後端部および前記車体フレームF間には、前記給油リッド39を前記乗員用シート17の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として支持する左右一対の給油リッド用ヒンジ機構42,42が設けられる。
前記車体フレームFは、前記収納ボックス40の前方かつ燃料タンク13の上方に配置されるとともに左右一対の上ダウンフレーム22…の中間部間を連結するクロスパイプ43を備えており、このクロスパイプ43および乗員用シート17間にシート用ヒンジ機構41…が設けられ、前記クロスパイプ43および給油リッド39間に給油リッド用ヒンジ機構42…が設けられ、前記シート用ヒンジ機構41…および前記給油リッド用ヒンジ機構42…はヒンジカバー44で覆われる。
前記シート用ヒンジ機構42は、車体フレームFのクロスパイプ43に固定されるシート用ブラケット45と、前記乗員用シート17に設けられるシート用アーム46とが、車体フレームFの幅方向に沿う外側からの締結および締結解除操作を可能としたボルト47を介して回動可能に連結されて成るものであり、両シート用ヒンジ機構42…のシート用ブラケット45…は、前記クロスパイプ43の両端部に溶接等で固着される。
ところで乗員用シート17の底板17aには、該乗員用シート17よりも前方に延びる支持板48が固着されており、この支持板48の左右両側に前記シート用アーム46…が溶接等で固着される。而してシート用アーム46…は、前記シート用ブラケット45…の外側に配置され、シート用アーム46…の外側面に当接する鍔部70aを外端に有する円筒状のカラー70がシート用アーム46…に挿通され、前記カラー70およびシート用ブラケット45…に車体フレームFの幅方向に沿う外側から挿通される前記ボルト47…が、シート用ブラケット45…の内側面に固着されるウエルドナット49,49に螺合される。
給油リッド用ヒンジ機構42は、前記車体フレームFにおける前記クロスパイプ43の中央部に固着されたステー50に締結されるリッド用ブラケット51と、前記給油リッド39に設けられるリッド用アーム52とが、前記ボルト47…と平行な軸線を有するピン53を介して回動可能に連結されて成るものである。
前記リッド用ブラケット51は、左右一対の給油リッド用ヒンジ機構42…に共通な単一のものであり、このリッド用ブラケット51と、前記収納ボックス40の前端部に設けられた前方に延出する取付け板部40aとが、前記両シート用ヒンジ機構41…間に配置されており、前記両給油リッド用ヒンジ機構42…および前記両シート用ヒンジ機構41…の回動軸線と直交する方向で締めつけ可能な単一の締結部材であるボルト54およびナット55による共締めで、前記リッド用ブラケット51および前記取付け板部40aが車体フレームFの前記ステー50に締結される。
而して前記リッド用ブラケット51は、後方斜め上方に臨むように傾斜した被締結板部51aと、該被締結板部51aから上方に立ち上がる立ち上がり板部51bと、該立ち上がり板部51bの両側に連設される一対の支持板部51cとを一体に有するものであり、前記被締結板部51aと同様に後方斜め上方に臨むように傾斜して前記ステー50に上方から載置された前記取付け板部40aに、前記被締結板部51aが上方から重ねられ、前記ステー50および前記取付け板部40aに挿通された前記ナット55に前記ボルト54が螺合される。
前記給油リッド39の裏面は、車体前後方向に延びる枠部材57に複数個所で締結されており、その枠部材57の後端に左右一対リッド用アーム52…が溶接等で固着され、それらのリッド用アーム52…は、前記リッド用ブラケット51の両支持板部51c…にピン53…を介して回動可能に連結される。
図5を併せて参照して、前記支持板38の下面には、該支持板48の両側から側方に張り出す部分を有する合成樹脂製のアンダカバー71が当接されるものであり、このアンダーカバー71の下面には、前後に間隔をあけて一対の円筒状のボス部72…が突設される。ところで乗員用シート17および車体フレームF間には、収納ボックス40を開閉するための乗員用シート17の回動動作を緩やかなものとするためのダンパ(図示せず)が設けられるものであり、このダンパの上端を連結するためのダンパブラケット73が前記両ボス部72…の下端に当接される。而して前記ダンパブラケット73に下方から当接する鍔部74a…を一体に有する円筒状のナット74…が、前記ダンパブラケット73および前記ボス部74…に挿通され、前記支持板48に上方から挿通されるボルト75…が前記ナット74…に螺合される。これによりダンパブラケット73が、支持板48との間にアンダーカバー71を挟むようにしてボルト75…によって支持板48に締結される。
前記シート用ヒンジ機構41…および前記給油リッド用ヒンジ機構42…を覆うヒンジカバー44の裏面には、前記支持板48の両側で前記アンダカバー71に下端部を当接せしめる一対の支持脚76,76が左右方向に間隔を開けて一体に設けられるとともに、両支持脚76,76間の中央部の前方で前記支持板48に下端部を当接せしめる当接支持脚77が一体に設けられており、前記アンダーカバー71に下方から挿通されるねじ部材78…が前記両支持脚76…に螺合される。而して前記当接支持脚77は、両支持脚76,76でアンダーカバー71に支持、固定された状態でのヒンジカバー44の前方への倒れを防止する機能を果たす。
図2に注目して、前記枠部材57の前端部には係止部58が設けられており、給油リッド39の閉鎖状態をロックするリッドロック機構59が、前記係止部58に係合することで給油リッド39をロック状態に保持する。
リッドロック機構59は、給油リッド39の前方でフロアトンネル部37の下方を車体前後方向に延びるロッド60と、該ロッド60を車体前後方向に沿う後方側に向けて付勢するばね61とを備え、ロッド60の後端に、前記係止部58に係合可能な合成樹脂製のキャップ62が装着される。
前記ロッド60には、ロック解除操作部材63の操作により前記ばね61のばね力に抗して前記キャップ62の係止部58との係合を解除する方向すなわち前方側に向けての力が作用するものである。一方、インナーカバー29には、化粧カバー66が取付けられた前部収納ボックス64が引き出し可能に配設されており、前記ロック解除操作部材63は、前記前部収納ボックス64がインナーカバー29に装着された状態では該前部収納ボックス64で覆われるようにしてインナカバー29に配設されるものであり、前部収納ボックス64が図2の鎖線で示すようにインナーカバー29から引き出され、インナーカバー29から離された状態では、ロック解除操作部材63を矢印で示す方向に回動操作することで、キャップ62の係止部58との係合を解除して給油リッド39を開放操作することができる。
ところで、開放状態にある給油リッド39を閉鎖する際には、リッドロック機構59のロッド60を前方に押すことが必要であるが、給油リッド39側の係止部58にはロッド60の後端のキャップ62を給油リッド39の閉鎖操作に応じて前方側に押すための押圧板部58aが一体に連設されており、給油リッド39を開放状態から閉鎖すると、押圧板部58aはキャップ62を介してロッド60を前方側に押すことになり、給油リッド39が閉鎖位置まで回動すると、ばね61のばね力によってロッド60が後方に移動し、キャップ62が係止部58に係合することにより給油リッド39の閉鎖状態がロックされることになる。
また給油リッド39が締結される前記枠部材57の後端には、前記リッド用ブラケット51における立ち上がり板部51bの上端に固定される板ばね65が、給油リッド39の閉鎖状態で当接するものであり、前記リッドロック機構59による給油リッド39のロック状態を解除したときに、前記給油リッド39は前記板ばね65が発揮するばね力によって開放側にばね付勢される。
次にこの実施例の作用について説明すると、乗員用シート17の前端部の左右両側および車体フレームF間に、乗員用シート17を回動可能に支持する一対のシート用ヒンジ機構41…が設けられ、それらのシート用ヒンジ機構41…の内側で給油リッド39の後端部および前記車体フレームF間には、給油リッド39を乗員用シート17の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として支持する左右一対の給油リッド用ヒンジ機構42…が設けられており、両給油リッド用ヒンジ機構42…の一部を構成するとともに両給油リッド用ヒンジ機構42…に共通なリッド用ブラケット51と、収納ボックス40の前端部に設けられた取付け板部40aとが、左右一対の前記シート用ヒンジ機構41…間に配置されるとともに車体フレームFに締結されている。
したがってシート用ヒンジ機構41…、リッド用ヒンジ機構42…および収納ボックス40の前端部を、車体レイアウトに影響を与えることのないようにして相互の干渉を回避しつつ可及的に近接配置することができ、車体レイアウトの自由度を高めながら収納ボックス40の前端部を前方に延ばして収納ボックス40の容量増大を図ることができる。
しかも前記リッド用ブラケット51と、収納ボックス40の前端部の取付け板部40aとが共締めで車体フレームFに締結されるので、部品点数を低減することができる。
また収納ボックス40の前端部の取付け板部40aおよびリッド用ブラケット51は、両給油リッド用ヒンジ機構42…および両シート用ヒンジ機構41…の回動軸線と直交する方向で締めつけ可能な単一のボルト54およびナット55で車体フレームFに共締めされるので、少ない部品点数で収納ボックス40および給油リッド用ヒンジ機構42…を車体フレームに取付けることが可能となる。
しかもリッド用ブラケット51は、後方斜め上方に臨むように傾斜した被締結板部51aと、該被締結板部51aから上方に立ち上がる立ち上がり板部51bと、両給油リッド用ヒンジ機構42…が個別に有して給油リッド39に固定されるリッド用アーム52…をそれぞれ回動可能に支持するようにして前記立ち上がり板部51bの両側に連設される支持板部51c…とを一体に有し、被締結板部51aが、取付け板部40aとともに車体フレームFに締結されるので、被締結板部51aおよび取付け板部40aを車体フレームFに締結するボルト54の操作が容易となり、給油リッド用ヒンジ機構42…におけるリッド用ブラケット51および収納ボックス40の取付け板部40aの車体フレームFへの取付けおよび取り外し作業時の作業性が向上する。
また車体フレームFに設けられたステー50に、収納ボックス40の前端部の取付け板部40aが上方から載置され、該取付け板部40aに上方から重なる前記リッド用ブラケット51の被締結板部51aおよび取付け板部40aが前記ステー50に締結されるので、給油リッド39に比べて大型である収納ボックス40の車体フレームFへの固定後に、収納ボックス40に比べて小型である給油リッド39を保持しながら車体フレームFに取付けることが可能となり、組付け時およびメンテナンス等の分解時の作業性の効率向上を図ることができる。
さらにシート用ヒンジ機構41は、車体フレームFに固定されるシート用ブラケット45と、乗員用シート17に設けられるシート用アーム46とが、車体フレームFの幅方向に沿う外側からの締結および締結解除操作を可能としたボルト47を介して回動可能に連結されて成るものであるので、シート用ヒンジ機構41を容易に分解して、両シート用ヒンジ機構41…間に配置されるリッド用ヒンジ機構42…のメンテナンスを容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
スクータ型自動二輪車の左側面図である。 乗員用シートの前方付近の拡大縦断面図である。 シート用ヒンジ機構および給油リッド用ヒンジ機構の斜視図である。 シート用ヒンジ機構および給油リッド用ヒンジ機構の平面図である。 図2の5−5線拡大断面図である。
符号の説明
13・・・燃料タンク
17・・・乗員用シート
31・・・足置き部
37・・・フロアトンネル部
38・・・給油キャップ
39・・・給油リッド
40・・・収納ボックス
40a・・・取付け板部
41・・・シート用ヒンジ機構
42・・・給油リッド用ヒンジ機構
45・・・シート用ブラケット
46・・・シート用アーム
47・・・ボルト
50・・・ステー
51・・・リッド用ブラケット
51a・・・被締結板部
51b・・・立ち上がり板部
51c・・・支持板部
52・・・リッド用アーム
54・・・締結部材であるボルト
F・・・車体フレーム

Claims (5)

  1. 開閉可能な乗員用シート(17)の下方に、前記乗員用シート(17)の開放時に物品の収納および取り出しを可能とした収納ボックス(40)が配置され、乗員が足を載せる左右一対の足置き部(31)間に配置されて上方に隆起したフロアトンネル部(37)内に燃料タンク(13)が収納され、該燃料タンク(13)の上部に開閉可能に取付けられる給油キャップ(38)を覆う給油リッド(39)が、前記フロアトンネル部(37)に開閉自在に配設される自動二輪車において、前記乗員用シート(17)の前端部の左右両側および車体フレーム(F)間に、前記乗員用シート(17)を回動可能に支持する一対のシート用ヒンジ機構(41)が設けられ、それらのシート用ヒンジ機構(41)の内側で前記給油リッド(39)の後端部および前記車体フレーム(F)間には、前記給油リッド(39)を前記乗員用シート(17)の回動軸線と平行な軸線まわりの回動を可能として支持する左右一対の給油リッド用ヒンジ機構(42)が設けられ、前記両給油リッド用ヒンジ機構(42)の一部を構成するとともに両給油リッド用ヒンジ機構(42)に共通なリッド用ブラケット(51)と、前記収納ボックス(40)の前端部に設けられた取付け板部(40a)とが、左右一対の前記シート用ヒンジ機構(41)間に配置されるとともに共締めで前記車体フレーム(F)に締結されることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記シート用ヒンジ機構(41)は、前記車体フレーム(F)に固定されるシート用ブラケット(45)と、前記乗員用シート(17)に設けられるシート用アーム(46)とが、車体フレーム(F)の幅方向に沿う外側からの締結および締結解除操作を可能としたボルト(47)を介して回動可能に連結されて成ることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記収納ボックス(40)の前端部の取付け板部(40a)および前記リッド用ブラケット(51)が、前記両給油リッド用ヒンジ機構(42)および前記両シート用ヒンジ機構(41)の回動軸線と直交する方向で締めつけ可能な単一の締結部材(54)で前記車体フレーム(F)に共締めされることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車。
  4. 前記リッド用ブラケット(51)は、後方斜め上方に臨むように傾斜した被締結板部(51a)と、該被締結板部(51a)から上方に立ち上がる立ち上がり板部(51b)と、前記両給油リッド用ヒンジ機構(42)が個別に有して前記給油リッド(39)に固定されるリッド用アーム(52)をそれぞれ回動可能に支持するようにして前記立ち上がり板部(51b)の両側に連設される支持板部(51c)とを一体に有し、前記被締結板部(51a)が、前記取付け板部(40a)とともに前記車体フレーム(F)に締結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車。
  5. 前記車体フレーム(F)に設けられたステー(50)に、前記収納ボックス(40)の前端部の取付け板部(40a)が上方から載置され、該取付け板部(40a)に上方から重なる前記リッド用ブラケット(51)および前記取付け板部(40a)が前記ステー(50)に締結されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動二輪車。
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