JP2013023214A - スクータ型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納ボックスをステップフロア近傍に強固に取付けることができるスクータ型車両を提供する。
【解決手段】スクータ型車両は収納ボックス70を含み、この収納ボックス70は、下方へ延びた後に車両後方へ延びているメインチューブ51に設けられるボックス本体116と、このボックス本体116の前部に設けられメインチューブ51に連結される前部連結部117と、ボックス本体116の後部左右に設けられクロスメンバー55に連結される左連結部118及び右連結部119とから成る。前部連結部117は締結軸131が車幅方向に延び、左連結部118及び右連結部119は、締結軸132、132が上下に延びている。
【選択図】図8

Description

本発明は、車体フレームにパワーユニットが揺動可能に連結されたスクータ型車両の改良に関する。
車体フレームにパワーユニットが揺動可能に連結されるスクータ型車両において、乗員が足を置くステップフロアの近傍に物品を収納する収納ボックスが設けられている技術が知られている(例えば、特許文献1(第7図、第8図)参照。)。
特許文献1の第7図及び第8図に示されるように、ステップフロア(B2)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の近傍にて車幅方向に一対の左右フレーム(F21、F22)が車両の前後に延びており、これらの一対の左右フレーム(F21、F22)の間にバッテリ(Ba)を収納するバッテリボックス(10)が設けられている。このバッテリボックス(10)は、一対の左右フレーム(F21、F22)に締結される。
ところで、スクータ型車両によっては、ステップフロアの近傍にて、車幅方向中心に1本のフレームが延びている。車両前後に1本のフレームが延びているスクータ型車両には、特許文献1のように、左右のフレーム(F21、F22)にバッテリボックスを締結する構造を採用することはできない。
近年、車両の使い勝手を高めるため、収納ボックスを大型化したいという要求がある。車幅方向中心に1本のフレームが延びるスクータ型車両において、ステップフロア近傍に収納ボックスを強固に取付けることができ、収納ボックスを大型化させることができるスクータ型車両が望まれている。
特許第2900174号公報
本発明は、収納ボックスをステップフロア近傍に強固に取付けることができるスクータ型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体を構成し、ヘッドパイプを有する車体フレームと、前記車体フレームに上下にスイング可能に取付けられ、後輪を駆動するパワーユニットと、前記ヘッドパイプに操向可能に取付けられて前輪を支持するフロントフォークと、乗員の足を支えるためのステップフロアと、物品を収納するための収納ボックスと、前記収納ボックス及び前記車体フレームを覆う車体カバーと、から成るスクータ型車両において、前記車体フレームは、前記ヘッドパイプから下方に延びた後に車両後方へ延びるメインチューブと、前記メインチューブの後部から車両後方へ斜め上に延び、乗員が座るシートを支える一対の左右リヤフレームと、前記シートより前方に位置して前記左右リヤフレームの間を延びるクロスメンバーと、から成り、前記パワーユニットは、前記車体フレームの後部に連結されており、前記ステップフロアは、前記メインチューブに載置されており、前記収納ボックスは、前記ステップフロアの上方に配置され、前部が前記メインチューブに連結され、後部が左右において前記クロスメンバーに連結されている、ことを特徴とするスクータ型車両を提供する。
請求項2に係る発明では、メインチューブと一対の左右リヤフレームは、車両側面視で略U字形状を呈し、このU字形状部に収納ボックスが収められている。
請求項3に係る発明では、収納ボックスの前部は、締結軸が車幅方向に延びており、後部の左右では、別の締結軸が上下に延びている。
請求項4に係る発明は、メインチューブに載置されてバッテリを収納するバッテリボックスを更に含み、このバッテリボックスに収納ボックスが載せられ、バッテリボックスはメインチューブに連結され、収納ボックスの下部はバッテリボックスに連結されている。
請求項5に係る発明は、収納ボックスは、底部に、取外し可能なリッドを備え、このリッドを外すことでバッテリの着脱及び点検が行えるようにした。
請求項6に係る発明は、バッテリボックスは、このバッテリボックスの底面及び側面を迂回する固定側バンドと、この固定側バンドに取外し可能に取付けられバッテリを上から押さえる可動側バンドと、を備え、固定側バンドは、バッテリボックスと共にメインチューブで共締めされている。
請求項7に係る発明では、固定側バンドは、バッテリボックスに締結ボルトによって固定されている。
請求項8に係る発明では、収納ボックスは、互いに車幅方向長さが異なる左半体とこの左半体に組合わされる右半体とからなる。
請求項1に係る発明では、収納ボックスは、メインチューブとクロスメンバーとに連結される。メインチューブとクロスメンバーは、車体フレームの主要素であり、丈夫であるから、収納ボックスは車体フレームへ強固に固定される。メインフレームが車幅方向中心に配置されるモノフレームであっても、収納ボックスは前1箇所と後2箇所の合計3箇所で車体フレームに固定されるため、収納ボックスが安定する。
請求項2に係る発明では、収納ボックスは、車両側面視で、メインチューブとリヤフレームとにより形成されるU字形状部に収められる。U字形状部によって囲まれる領域に収納ボックスを収める構造であれば、収納ボックスの高さをかせぐことができ、収納ボックスの大容量化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、収納ボックスの前部は、締結軸が車幅方向に延びる1点で締結され、収納ボックスの後部は、締結軸が高さ方向に延びる2点で締結される。収納ボックスに加わる下向き力は後2点で支えられ、収納ボックスに加わる水平力は前1点で支えられる。結果、収納ボックスを効率良く支えることができる。
請求項4に係る発明では、収納ボックスの下部に、バッテリボックスが一体的に設けられ、このバッテリボックスの下部がメインチューブへ締結される。バッテリボックスと一体の収納ボックスは、前部、後部に加えて下部がメインチューブへ締結されるので、締結箇所が増え、収納ボックスを一層強固に支持することができる。
また、重量の嵩むバッテリを収納するバッテリボックスは、収納ボックスよりも下方に配置されるので、例えば、収納ボックスの前方又は後方にバッテリを配置する場合に較べて、車両の重心を低く抑えることができる。
請求項5に係る発明では、収納ボックスの底は取外し可能なリッドとされ、このリッドを外すことで前記バッテリの着脱及び点検が行えるようにした。
バッテリをメンテナンスする場合には、収納ボックスの上方から手を入れ、収納ボックスの底に設けたリッドを取外すことにより行う。収納ボックス内のリッドを取外すだけでバッテリの着脱が可能になるので、収納ボックスを分解する必要はなく、バッテリのメンテナンス性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、バッテリボックスは、固定側バンドを備え、固定側バンドはバッテリボックスと共にメインチューブで共締めされている。
固定側バンドはバッテリボックスと共にメインチューブで共締めされているので、固定用のボルトの本数を減らすことができる。加えて締結部材を配置するスペースを減らすこともできる。
請求項7に係る発明では、固定側バンドは、前記バッテリボックスにボルトにより固定されている。固定側バンドが付いた状態でバッテリボックスをメインチューブから取外すことができる。従って、固定側バンドが紛失する心配はない。
請求項8に係る発明では、収納ボックスは、互いに車幅方向長さが異なる左半体と、この左半体に組合わせる右半体とからなる。右半体及び左半体を車幅方向長さを同じにした場合には、車幅方向中心に分割面があるため、車幅方向中心に、例えば、U字状のフック等の支持係合部を設け難かった。
この点、本発明では、車幅方向中心線に対して、右半体及び左半体の車幅方向長さを異なるように設定したので、車幅方向中心位置に、支持係合部を容易に設けることができる。加えて、支持係合部に十分な強度をもたせ易くできる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 該自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 図2の3矢視図である。 車体フレームに取り付けられたバッテリボックス及び収納ボックスの左側面図である。 図4の5−5線断面図である。 メインフレームのボックス支持ステーに共締めされたバッテリボックス及びバンドの分解図である。 バッテリボックス、バッテリ、バンド、リッド及びボックス本体の間の取付関係を説明する分解斜視図である。 車体フレームへのバッテリボックス及びボックス本体の取付関係を説明する分解斜視図である。 図4を車幅方向反対側から見た図である。 図9の10−10線断面図である。 図9の11部断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、スクータ型車両10は、車両前部に設けられる前輪11と、この前輪11を支えるフロントフォーク12と、このフロントフォーク12を操向自在に支える車体フレーム13と、この車体フレーム13から車両後方へ延び車体フレーム13に揺動可能に設けられパワーユニット14を一体にしたユニットスイング15と、このユニットスイング15の後部に設けられる後輪16と、前輪11と後輪16の間に設けられるシート17とを主要素とする車両である。
車体フレーム13は、前輪11とこの前輪11を支えるフロントフォーク12を操向自在に支持するヘッドパイプ21を含む。このヘッドパイプ21の上方に操向ハンドル22が取付けられ、ヘッドパイプ21の下方には操向ハンドル22に前輪11を支えるフロントフォーク12が連結されている。
車体フレーム13とユニットスイング15の間にクッションユニット23が渡される。
ユニットスイング15は後輪16を有し、この後輪16の駆動源としてのパワーユニット14を有する。パワーユニット14はエンジンである。このエンジンにエアクリーナ24が一体的に設けられている。
本実施例では、パワーユニット14はエンジンであるが、電動モータ、電動モータとエンジンとからなるハイブリッドユニットでも差し支えない。
次に、車体フレームを覆う車体カバーについて説明する。
車体カバー30は、ヘッドパイプ21の周囲を覆うフロントカバー31と、このフロントカバー31から下方へ延び乗員の足の前方を覆うレッグシールド32と、このレッグシールド32の下端から車両後方へ延びるアンダカバー33と、このアンダカバー33の上方にてフロントカバー31から車両後方へ延びるサイドカバー34と、このサイドカバー34の上方にてインナカバー32から車両後方へ延びるトンネルカバー35と、このトンネルカバー35に連続して車両後方に延びておりシート17の前部下方を覆うセンタカバー36と、サイドカバー34から連続するようにして車両後方へ延びているリヤサイドカバー37と、操向ハンドル22のグリップ部41を除く部分を覆うハンドルカバー38とからなる。サイドカバー34に乗員の足を支えるステップフロア42が設けられている。ステップフロア42は、車幅方向左右に設けられている。車体カバー30は車体フレーム13を覆う部材である。ステップフロア42を含むサイドカバー34は、ステップフロアフレーム(図3、符号52L、52R)を介してメインチューブ51に載せられている。
前輪11の後上方にてフロントフォーク12に前輪11が跳ねる泥等をよけるフロントフェンダ43が取付けられる。後輪16の後上方に後輪16が跳ねる泥等をよけるリヤフェンダ44が設けられる。
次に、スクータ型車両に用いられる車体フレームの構造について説明する。
図2に示されるように、車体フレーム13は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から下方へ延びた後車両後方へ延びるメインチューブ51と、このメインチューブ51に設けられ乗員が足を置くステップフロア(図1、符号42)を支持するステップフロアフレーム52と、メインチューブ51の後部に車幅方向に延ばされるメインクロスフレーム53と、このメインクロスフレーム53から後上方へ延びシート17を支えるリヤフレーム54と、シート17の前方位置にてリヤフレーム54に車幅方向に延びているクロスメンバー55とを主要素とする。
図3に示されるように、メインクロスフレーム53の車幅方向左右からリヤフレーム54L、54Rが車両後方へ延びており、乗員が着座するシート(図1、符号17)の前位置にて左右のリヤフレーム54L、54Rの間にクロスメンバー55が渡されている。
車幅方向中心に1本配置されるメインチューブ51に、車幅方向左右へ延びた後車両後方へ延び左右のステップフロア(図1、符号42)を支える一対の左右ステップフロアフレーム52L、52Rが設けられ、左右のステップフロアフレーム52L、52Rの車両後端部は、各々、左右のサブステー56L、56Rを介して左右のピボットプレート57L、57Rへ連結される。
メインチューブ51の車両後方へ略水平に延びている部位には、後述するバッテリボックス(図4、符号61)が締結されるバッテリボックス支持ステー71が設けられる。
メインクロスフレーム53の車幅方向左右端部に、上記ユニットスイング15のピボット部を支持する左右のピボットプレート57L、57Rが固着される。
クロスメンバー55の車両後方にて左右のリヤフレーム54L、54Rの間に、第1サブクロスフレーム64が渡され、この第1サブクロスフレーム64の車両後方にて左右のリヤフレーム54L、54Rの間に、第2サブクロスフレーム65が渡されている。
第1サブクロスフレーム64と第2サブクロスフレーム65の間にて左のリヤフレーム54Lには、クッションユニット(図1、符号23)の上端が締結されるクッションブラケット67が設けられる。
図2に戻って、メインチューブ51とリヤフレーム54とにより、車両側面視で略U字形状を呈するU字形状部68が形成される。
次に、収納ボックスの構成について説明する。
図4に示されるように、メインチューブ51と、このメインチューブ51の車両後方に位置するリヤフレーム54とで形成されるU字形状部68の内側に、バッテリボックス61が設けられると共に、このバッテリボックス61の上方に収納ボックス70が配置される。
収納ボックス70は、車体カバー(図1、符号30)によって覆われている。
図中、ステップフレームは省略されている。
次に、メインチューブへのバッテリボックス及び収納ボックスの取付構造を説明する。
図5に示されるように、メインチューブ51に、断面コ字状のバッテリボックス支持ステー71が固着され、このバッテリボックス支持ステーの上面71aに、バッテリ72をメインチューブ51に固定するバッテリバンド73とこのバッテリバンド73の上方に載置されるバッテリボックス61とが第1締結ボルト81でメインチューブ51に設けた第1ウエルドナット84へ締結されている。
すなわち、バッテリボックス61に、バッテリ72をバッテリボックス61へ固定するバッテリバンド73が設けられ、バッテリボックス61及びバッテリバンド73は、略U字形状部の底部68bにて、メインチューブ51へ第1締結ボルト81を介して共締めされている。この第1締結ボルト81は、バッテリボックス61を貫通してバッテリボックスの底面61bと共にメインチューブ51へ締結される。
バッテリバンド73は、固定側バンドとしての下側バンド75と、可動側バンドとしての上側バンド76とからなり、下側バンド75は、第1締結ねじ91によって下方からバッテリボックス61へ締結され、この下側バンドの一方75aに上側バンドの一方76aを引っ掛け、下側バンドの他方75bに上側バンドの他方76bを合わせ固定ねじ78でバッテリ72をバッテリボックス61へ固定させる。
バッテリボックス61の左右壁101、102に各々締結リブ103、104が各々設けられ、これらの締結リブ103、104に収納ボックス70を構成する左側ボックス片106と右側ボックス片105とが各々、複数の第2締結ねじ92にて締結される。
収納ボックス70の下部に、バッテリ72を収納するバッテリボックス61が第2締結ねじ92によって収納ボックス70と一体的に設けられている。
バッテリボックス61は、U字形状部の底部68bにてメインチューブ51へ締結される。収納ボックス70の下方にてバッテリボックス61の上部に、バッテリ72を覆うリッド110が設けられている。リッド110は収納ボックス70の底を構成する部材でもある。
図6に示されるように、バッテリボックス61の車幅方向左右の一部が上方に開口し、バッテリバンド73を構成する下側バンド75が通る左右のバンド開口107、108が設けられている。
図5に戻って、バッテリボックス61をバッテリボックス支持ステー62にセットしたときに、これらの左右のバンド開口107、108から下側バンド75の上部が上方へ飛び出た状態にし、この飛び出た下側バンド75の上部に上側バンド76を固定することにより、バッテリ72をバッテリボックス61に止める。このように、下側バンド75の大部分は、バッテリボックス61の外方に位置し、上側バンド76は、バッテリボックス61の内方に位置する。
図6に戻って、バッテリボックス61の上部に、バッテリ72を覆うリッド110が着脱可能に設けられている。すなわち、バッテリボックス61の上部にて収納ボックス70の底に、取外し可能なリッド110が設けられ、このリッド110を外すことでバッテリ72の着脱及び点検が行えるようにした。
リッド110は、左リッド111と、右リッド112と、左リッド111と右リッド112とをつなぐヒンジ部113とからなり、図矢印aのようにヒンジ部113にて左リッド111と右リッド112の間を折り曲げ、収納ボックス70の上部に開口する開口114の車幅方向幅Wよりも狭い幅W1(W1<W)とすることで、第2締結ねじ92等を外すことなく、開口114からリッド110を容易に着脱できるようにした。結果、収納ボックス70の開口からリッド110を簡便に外すことができるので、バッテリ72のメンテナンス性が高まる。
収納ボックス70は、一方の側(右側)のボックス片105と他方の側(左側)のボックス片106とからなる左右分割構造であり、右側のボックス片105の車幅方向長さWRを、左側のボックス片106の車幅方向長さWLよりも大きくした(WL<WR)。
次に、バッテリボックス、バッテリ、バンド、リッド及びボックス本体の間の取付関係を説明する。
図7に示されるように、左側のボックス片106と右側のボックス片105と車幅方向左右外方から合わせ、複数の第3締結ねじ93にて、右側のボックス片105と左側のボックス片106とを締結した。
リッド110は、バッテリボックス61の上部にセットされた後、第4締結ねじ94にてバッテリボックス61に締結可能にした。
次に、車体フレームへのバッテリボックス及びボックス本体の取付関係を説明する。
図8及び図9に示されるように、収納ボックス70は、ステップフロア(図1、符号42)の上に配置され一方及び他方のボックス片105、106からなり物品を収納するボックス本体116と、このボックス本体116の前部に設けられボックス本体116をメインチューブ51に連結する前部連結部117と、ボックス本体116の後部の左右に設けられボックス本体116をクロスメンバー55に連結する左連結部118及び右連結部119とから成る。
収納ボックスの前部70aは、締結軸131が車幅方向に延びる1点でメインチューブ51に締結され、収納ボックスの後部70bは、締結軸132、132が高さ方向に延びる2点でリヤフレーム54L、54Rの間に渡したクロスメンバー55に締結される。
図10に示されるように、メインチューブ51に第2ウエルドナット85を溶接したコ字状ステー121が固着されている。一方、収納ボックス70の前部に設けた前部連結部117に防振用のラバーグロメット123aが嵌められ、このラバーグロメット123にカラー124aを介して第2締結ボルト82が嵌められ、この第2締結ボルト82を第2ウエルドナット85に締結させた。前部連結部117には車両前後に長軸が延びるスロット穴が開けられている。
図11に示されるように、クロスメンバー55の車両前端に水平方向に延びる水平ステー122が固着されている。一方、収納ボックス70の後部に設けた左右の連結部118、119に防振用のラバグロメット123bが嵌められ、このラバーグロメット123bにカラー124bを介して第3締結ボルト83が嵌められ、この第3締結ボルト83を水平ステー122に溶接された第3ウエルドナット86に締結させた。
以上に述べたスクータ型車両用収納ボックスの作用を次に述べる。
図8に戻って、収納ボックス70は、収納ボックスの前部70aに設けた前部連結部117でメインチューブ51に連結され、収納ボックス70の後部左右に設けた左連結部118及び右連結部119でクロスメンバー55に連結されている。結果、収納ボックス70を車体フレーム13へ強固に取付けることができる。
図9を併せて参照して、収納ボックスの前部70aは、締結軸131が車幅方向に延びる1点にてラバーグロメット123aを介して第2締結ボルト82で締結され、収納ボックスの後部70bは、締結軸132が高さ方向に延びる2点にてラバーグロメット123b、123bを介して第3締結ボルト83で締結される。
収納ボックスの前部70aと後部70bとで締結軸方向を変化させたので、組立の際に、収納ボックス70の前後が誤り難くでき、誤組立の発生を防止することができる。
また、前部連結部117は、長円状のスロット穴を有し、左右の後部連結部118、119は、円状のボルト穴を有するものとしたので、収納ボックス70を車体フレーム13に取付ける材の位置決め作業が容易になる。
さらに、車体フレーム13の振動が収納ボックス70にかかった場合であっても、収納ボックスの前部70aと後部70bとで収納ボックス70にかかる振動方向は異なるものになる。加えて、ラバーグロメット123a、123b、123bで収納ボックス70はラバーマウントされている。結果、収納ボックス70に車体フレーム13に起因する振動を起き難くすることができる。
図4に戻って、U字形状部68の内側に位置する収納ボックス70は、メインチューブ51とこのメインチューブ51の後方に延びている左右のリヤフレーム54L、54Rとによって確実に支持される。このような支持構造であれば、メインチューブ51が1本構造であって、スペースに制約が大きいスクータ型車両10においても、収納ボックス70の高さをかせぐことができ、大容量の収納ボックス70を配置することができる。
図7を参照するに、収納ボックス70の下部に、バッテリボックス61が一体的に設けられ、このバッテリボックス61は、その下部がメインチューブ51へ締結される。収納ボックス70は、前部、後部に加えて下部がメインチューブ51へ締結されるので、収納ボックス70を一層強固に支持させることができる。また、重量の嵩むバッテリ72を収納するバッテリボックス61は、収納ボックス70よりも下方に配置されるので、例えば、収納ボックスの前方又は後方にバッテリを配置する場合に較べて、車両の重心を低く抑えることができる。
収納ボックス70は、右半体(右側のボックス片105)と左半体(左側のボックス片106)とからなる左右分割構造であり、右側のボックス片105と左側のボックス片106の車幅方向長さを異なるように設定した。右側のボックス片105及び左側のボックス片106を車幅方向長さを同じにした場合に較べて、右側のボックス片105の車幅方向中心位置に、例えば、支持ブラケット等の固定部材125を容易に設けることができると共に、収納ボックス70を取付ける固定部材125の肉厚を厚くする等により十分な強度をもたせ易くできる。
図5に戻って、収納ボックス70の下部に、バッテリボックス61が一体的に設けられ、このバッテリボックス61の上部に、バッテリ72を覆うリッド110が設けられている。すなわち、収納ボックス70に底面70cを構成するリッド110が設けられている。
バッテリ72をメンテナンスする場合には、トンネルカバー(図1、符号35)を外し、収納ボックス70の上方から開口114に手を入れ、収納ボックスの底面70cを構成するリッド110を取外して行う。リッド110は、ヒンジ部113により折り曲げ可能な構造とすることで、このヒンジ部113で折り曲げた状態でリッド110を開口114から取外すようにした。収納ボックス内のリッド110を取外すだけで、バッテリ72の着脱が可能になるので、バッテリ72のメンテナンス性を高めることができる。
バッテリバンド73は、メインチューブ51へ第1締結ボルト81を介して締結され、この第1締結ボルト81は、バッテリボックスの底面61bと共にメインチューブ51へ締結される。
バッテリバンド73でバッテリボックス61を覆うようにしてバッテリ72をメインチューブ51へ固定させた。このため、バッテリバンド73でバッテリボックス61をより強固にメインチューブ51へ取付けることができる。
バッテリボックス61とバッテリバンド73は、第1締結ボルト81によってメインチューブ51へ共締めされる。共締めすることで、締結ボルトの本数を減らすことができる。加えて第1締結ボルト81を配置するスペースを減らすこともできる。
尚、本発明は、実施の形態ではスクータ型車両に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、ステップフロアの近傍に1本のメインチューブが車両前後に延びているスクータ型車両に好適である。
10…スクータ型車両、11…前輪、12…フロントフォーク、13…車体フレーム、14…パワーユニット、16…後輪、17…シート、21…ヘッドパイプ、30…車体カバー、42…ステップフロア、51…メインチューブ、54L、54R…左右のリヤフレーム、55…クロスメンバー、61…バッテリボックス、68…U字形状部、70…収納ボックス、70a…収納ボックスの前部、70b…収納ボックスの後部、72…バッテリ、75…固定側バンド(下側バンド)、76…可動側バンド(上側バンド)、81…締結ボルト(第1締結ボルト)、105…右半体(右側のボックス片)、106…左半体(左側のボックス片)、110…リッド、116…ボックス本体、117…前部連結部、118…左連結部、119…右連結部、131…締結軸(Y軸)、132…締結軸(Z軸)。

Claims (8)

  1. 車体を構成し、ヘッドパイプ(21)を有する車体フレーム(13)と、
    前記車体フレームに上下にスイング可能に取付けられ、後輪(16)を駆動するパワーユニット(14)と、
    前記ヘッドパイプ(21)に操向可能に取付けられて前輪(11)を支持するフロントフォーク(12)と、
    乗員の足を支えるためのステップフロア(42)と、
    物品を収納するための収納ボックス(70)と、
    前記収納ボックス(70)及び前記車体フレーム(13)を覆う車体カバー(30)と、から成るスクータ型車両において、
    前記車体フレーム(13)は、前記ヘッドパイプ(21)から下方に延びた後に車両後方へ延びるメインチューブ(51)と、前記メインチューブ(51)の後部から車両後方へ斜め上に延び、乗員が座るシート(17)を支える一対の左右リヤフレーム(54L、54R)と、前記シート(17)より前方に位置して前記左右リヤフレーム(54L、54R)の間を延びるクロスメンバー(55)と、から成り
    前記パワーユニット(14)は、前記車体フレーム(13)の後部に連結されており、
    前記ステップフロア(42)は、前記メインチューブ(51)に載置されており、
    前記収納ボックス(70)は、前記ステップフロア(42)の上方に配置され、前部(70a)が前記メインチューブ(51)に連結され、後部(70b)が左右において前記クロスメンバー(55)に連結されている、ことを特徴とするスクータ型車両。
  2. 前記メインチューブ(51)と前記リヤフレーム(54L、54R)は、車両側面視で略U字形状を呈し、前記収納ボックス(70)はこのU字形状部(68)に収められている請求項1記載のスクータ型車両。
  3. 前記収納ボックス(70)の前記前部(70a)は、車幅方向に延びる締結軸(131)を備え、前記収納ボックス(70)の前記後部(70b)は、左右においてが上下に延びる締結軸(132、132)を備える請求項1記載スクータ型車両。
  4. 前記メインチューブ(51)に載置されてバッテリ(72)を収納するバッテリボックス(61)を更に含み、前記収納ボックス(70)は、前記バッテリボックス(61)に載置され、前記バッテリボックス(61)は、前記メインチューブ(51)に連結され、前記収納ボックス(70)は、下部において前記バッテリボックス(61)に連結されている請求項2記載のスクータ型車両。
  5. 前記収納ボックス(70)は、底部に取外し可能なリッド(110)を備え、このリッド(110)を外すことで前記バッテリ(72)の着脱及び点検が行えるようにした請求項4記載のスクータ型車両。
  6. 前記バッテリボックス(61)は、このバッテリボックス(61)の底面及び側面を迂回する固定側バンド(75)と、この固定側バンド(75)に取外し可能に取付けられ前記バッテリ(72)を上から押さえる可動側バンド(76)と、を備え、前記固定側バンド(75)は、前記バッテリボックス(61)と共に前記メインチューブ(51)で共締めされている請求項4のスクータ型車両。
  7. 前記固定側バンド(75)は、前記バッテリボックス(61)に締結ボルト(81)によって固定されている請求項6記載のスクータ型車両。
  8. 前記収納ボックス(70)は、互いに車幅方向長さが異なる左半体(106)とこの左半体(106)に組み合わされる右半体(105)とからなる請求項1記載のスクータ型車両。
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