JP6281431B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関する。
フロアサイドカバーおよびフロアサイドカバーの近傍の汚れを防止するために、足載部の左右縁部から下方に延びるフロアサイドカバー部と、足載部の下方を覆うフロアアンダーカバーとを備えるスクータ型の自動二輪車が知られている。フロアサイドカバー部の下縁部は、フロアアンダーカバーの外観面から車幅方向(自動二輪車の左右方向)に間隔をあけて配置されている。
特開2012−136101号公報
ところで、スクータ型の自動二輪車には、もっぱらアンダーボーン型の車体フレームが採用されている。このアンダーボーン型の車体フレームには、ヘッドパイプから下方へ垂れ下がり、足載部の下方へ到達するL字状のダウンチューブと、ダウンチューブの後端部に接合されて車幅方向に伸びるブリッジフレームチューブと、を備えているものがある。ブリッジフレームチューブの中央部は、ダウンチューブの後端部に接続される一方、ブリッジフレームチューブの端部には、エンジンブラケットが設けられていたり、シートを支えるリヤフレームが接合されていたりする。
そして、ブリッジフレームチューブの両端部は、前輪が跳ね上げる水分によって錆びやすく、また、自動二輪車の左右それぞれの側部に配置されているため、露出させておくと自動二輪車の外観を損なってしまう。
他方、足載部の側壁を単純に下方へ延ばしてブリッジフレームチューブの端部を覆い隠せば、コーナーリング時に側壁の下端が地面に接触してしまい都合が悪い。
そこで、本発明は、車体フレームを覆い隠して美観を向上させるとともに、バンク角への影響が抑制された車体カバーを備える自動二輪を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため本発明に係る自動二輪車は、ヘッドパイプ、前記ヘッドパイプに接続されて下方に垂れ下がる前半部および後方へ延びる後半部を含むダウンチューブ、およびダウンチューブの後端部に接続されて左右方向へ伸びるブリッジフレームチューブを有する車体フレームと、前記ダウンチューブの後半部の上方に配置される足載部、前記ダウンチューブおよび前記ブリッジフレームチューブのそれぞれの最下端よりも上方に配置される下縁まで垂れ下がる側壁を有するリアレッグシールドと、前記リアレッグシールドの下方に配置されて前記ブリッジフレームチューブの左右端部それぞれを覆い隠す左右一対のロアカバーと、を備え、前記車体フレームは、前記ブリッジフレームチューブに固定されるエンジン懸架ブラケットを備え、前記ロアカバーは、前記ブリッジフレームチューブよりも前側において前記リアレッグシールドに支持され、前記ブリッジフレームチューブよりも後ろ側において前記エンジン懸架ブラケットに支持されている。
本発明によれば、車体フレームを覆い隠して美観を向上させるとともに、バンク角への影響が抑制された車体カバーを備える自動二輪を提供できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームの全体を左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを拡大して左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちダウンチューブとフットレストチューブとの接合部を拡大して左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブとサイドフレームチューブとの接合部を拡大して左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを除去してブリッジフレームチューブの周囲を左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを除去してブリッジフレームチューブの周囲を左斜め後ろから示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体カバーを左斜め後ろから示す分解斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す左側面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車からロアカバーを除去して示す左側面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車からロアカバーを除去して左斜め前から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを左斜め後ろから示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す正面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す背面図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを内側から示す斜視図。 本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを内側から単体で示す斜視図。
本発明に係る自動二輪車の実施形態について図1から図17を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。
なお、本実施形態において、前後、上下、左右の表現は、自動二輪車1の搭乗者を基準にする。
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、両方の足を揃えて乗車できる空間を有するスクータ型の車両である。
自動二輪車1は、車両の前後に延びる車体フレーム3と、車体フレーム3に支持されて車両の上下方向へ揺動自在なパワーユニット5と、車体フレーム3に支持されて車両の左右方向へ操舵自在なステアリング機構6と、ステアリング機構6に支持される回転自在な前輪7と、パワーユニット5に支持される回転自在な後輪8と、車体フレーム3を覆う車体カバー9と、を備えている。
車体フレーム3は所謂アンダーボーン形式であり、一体に組み合わされる複数の鋼鉄製中空管を備えている。具体的には、車体フレーム3は、前部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の下端後部に接続されるダウンチューブ12と、ダウンチューブ12の後端部に接続されて車幅方向へ伸びるブリッジフレームチューブ13と、ブリッジフレームチューブ13の左右それぞれの端部に接続される左右一対のサイドフレームチューブ15と、ダウンチューブ12からサイドフレームチューブ15に架かる左右一対のフットレストチューブ16と、を備えている。
ヘッドパイプ11は、ステアリング機構6を操舵自在に支持している。ヘッドパイプ11は、ステアリング機構6のキャスター角に応じて後傾されている。
ダウンチューブ12は、側面視において略L字形状に曲げられた鋼管である。ダウンチューブ12の前半部は、ヘッドパイプ11に接続される上端部から下端部へ向かって斜め後ろ下方へ直線状に延びている。ダウンチューブ12の中間部は、前半部の下端に連続して後方へ向かって屈曲している。ダウンチューブ12の後半部は、中間部の後端から連続して略水平方向へ直線状に延びている。
ブリッジフレームチューブ13の中央部には、ダウンチューブ12の後半部が接続されている。ブリッジフレームチューブ13の左右両端部それぞれには、サイドフレームチューブ15の前端部が接続されている。また、ブリッジフレームチューブ13の左右両端部それぞれには、エンジン懸架ブラケット17が設けられている。
パワーユニット5には、自動二輪車1を起立状態で支えるスタンド18が設けられている。スタンド18は、自動二輪車1を自立させる展開状態と、自動二輪車1の走行の妨げにならない収納状態(図1)との間で揺動する。
サイドフレームチューブ15は、ブリッジフレームチューブ13に接続される前端部から後端部へ向かって斜め後ろ上方へ傾斜して延びている。サイドフレームチューブ15は、搭乗者が着座するシート19を支えている。またサイドフレームチューブ15は、シート19の下方に配置されてヘルメットを収納可能な収納箱20を支えている。シート19は、収納箱20の蓋を兼ねている。
フットレストチューブ16は、ダウンチューブ12の前半部の下端に接合される前端部からサイドフレームチューブ15に接合される後端部へ伸びている。
パワーユニット5は、ダウンチューブ12の後方、かつサイドフレームチューブ15の下方に配置されている。パワーユニット5は、エンジン21および動力伝達装置22を一体に備えている。パワーユニット5は、エンジン21、動力伝達装置22、および後輪8を一体で揺動させるユニットスイング式である。パワーユニット5は、エンジン懸架ブラケット17にブラケット23を介して取り付けられ、ピボット軸25まわりに揺動自在に支持されている。
また、パワーユニット5は、リヤクッションユニット26を介してサイドフレームチューブ15に弾性的に支持されている。リヤクッションユニット26は、後輪8から車体フレーム3に伝わる力を緩衝する。
エンジン21は、後輪8の駆動力を発生させる原動機である。また、エンジン21は、車両の各部で消費される電力を発電する。動力伝達装置22は、エンジン21の回転を変速して駆動輪としての後輪8へ伝達する。
ステアリング機構6は、内装されるサスペンション機構(図示省略)と、前輪7を挟み込んで回転自在に支持する左右一対のフロントフォーク27と、前輪7の上方に覆い被さるフロントフェンダ28と、フロントフォーク27の頂部に設けられるハンドルバー29と、を備えている。
前輪7は、左右のフロントフォーク27の下端部に架かる前輪軸(図示省略)によって回転自在に支持されている。
ハンドルバー29は、左右それぞれの端部にグリップ31を備えている。車両の右側にあるグリップ31は、エンジン21のスロットルの機能を担う。また、左右それぞれのグリップの前方には、ブレーキレバー32が設けられている。右側のブレーキレバー32は、前輪7のブレーキ33に繋がっている。左側のブレーキレバー32は、後輪8のブレーキ(図示省略)に繋がっている。
車体カバー9は、自動二輪車1の外観を整え、内部機器の保護を図っている。車体カバー9は、ハンドルバー29の中央部を覆うハンドルカバー35と、ヘッドパイプ11およびダウンチューブ12の前半部を覆うフロントレッグシールド36と、フロントレッグシールド36の前面を覆うフロントカバー37と、フットレストチューブ16に支えられて搭乗者の足置きを兼ねるリアレッグシールド38と、リアレッグシールド38の後半部に連接して下方へ延びる左右一対のロアカバー39と、サイドフレームチューブ15の前方を覆うフレームフロントカバー41と、サイドフレームチューブ15の側方を覆う左右一対のフレームロアカバー42と、サイドフレームチューブ15の後方を覆うフレームリアカバー43と、を含んでいる。
ハンドルカバー35の中央には、前照灯45が設けられている。ハンドルカバー35の左右には、前照灯45を挟んで左右一対の方向指示灯46が設けられている。
なお、前照灯45および方向指示灯46は、ハンドルカバー35の他に、フロントレッグシールド36や、フロントカバー37など車体カバー9のうち前方へ光軸を指向させることのできる場所であれば、いずれの箇所に配置されていても良い。
ハンドルカバー35、フロントレッグシールド36、フロントカバー37、リアレッグシールド38、ロアカバー39、フレームフロントカバー41、フレームロアカバー42、およびフレームリアカバー43は、合成樹脂の成形品であり、相互に連接して車体フレーム3を覆い隠し、自動二輪車1の外観を整えている。
フロントレッグシールド36は、後方にシート19を臨み、走行風を遮って搭乗者の脚部を保護している。
リアレッグシールド38は、フロントレッグシールド36、ロアカバー39、フレームフロントカバー41およびフレームロアカバー42に連接する大型のカバーであってシート19に跨がるライダーが膝を曲げて足を置く足載部47を備えている。
フレームロアカバー42は、シート19の下方空間を左右から挟み込む。左右それぞれのフレームロアカバー42の後端部にも方向指示灯48が設けられている。
フレームリアカバー43は、シート19の下方空間を後方から覆っている。フレームリアカバー43には、尾灯49が設けられている。
シート19は、足載部47に足を置き膝を揃えたまま膝を曲げて搭乗者を座らせることができる。
次に、車体フレーム3について詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームの全体を左斜め前から示す斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを拡大して左斜め前から示す斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちダウンチューブとフットレストチューブとの接合部を拡大して左斜め前から示す斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブとサイドフレームチューブとの接合部を拡大して左斜め前から示す斜視図である。
図6は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを除去してブリッジフレームチューブの周囲を左斜め前から示す斜視図である。
図7は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームのうちフットレストチューブを除去してブリッジフレームチューブの周囲を左斜め後ろから示す斜視図である。
図2から図7に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1の車体フレーム3は、ヘッドパイプ11、ダウンチューブ12、ブリッジフレームチューブ13、サイドフレームチューブ15、フットレストチューブ16およびエンジン懸架ブラケット17の他に、収納箱支持ブラケット51を備えている。
ダウンチューブ12は、矩形断面の鋼管であり、左右に平らな側面を有している。
一対のフットレストチューブ16は、ダウンチューブ12の側面に接合され、ダウンチューブ12に接合される部分から若干下方へ垂れ下がってから折れ曲がり、ダウンチューブ12の最下面よりは上方を左右それぞれの方向に拡がり、さらに後方へ折れ曲がってダウンチューブ12の後半部よりも高い位置でサイドフレームチューブ15へ向かって延びている。
ブリッジフレームチューブ13は、左右のフットレストチューブ16よりも内側(車両の中心側)に配置されている。つまり、ブリッジフレームチューブ13の左右の端部は、フットレストチューブ16よりも車両の側方に突出しないように配置されている。
エンジン懸架ブラケット17は、ブリッジフレームチューブ13の端部のうち後ろ側の側面とサイドフレームチューブ15の前端部の側面との間に架け渡されて、それぞれの箇所で接合されている。
収納箱支持ブラケット51は、左右のサイドフレームチューブ15の前部から上方に立ち上がりその上端を連結して門形に架かっている。
次に、車体カバー9について詳細に説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体カバーを左斜め後ろから示す分解斜視図である。
なお、図8は、ハンドルカバー35を省略している。
図8に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1のフロントレッグシールド36は、自動二輪車1の正面に広がり、シート19に着座する搭乗者の足を走行風から遮る。フロントレッグシールド36は、中央にダウンチューブ12を配置し、かつ搭乗者の足元を広く確保するために、中央が後方に突出し、その左右が前方に窪んだM字状の平断面を有している。フロントレッグシールド36の上部かつ後部には、ラック52が設けられている。ラック52は、搭乗者の手荷物等を収納する物入れを構成し、物入れの底壁、側壁および背面壁となる部分を有し、フロントレッグシールド36を奥壁として活用し、物入れ空間を形成している。
フロントカバー37は、フロントレッグシールド36に組み合わさって車体フレーム3のヘッドパイプ11を覆い隠している。
リアレッグシールド38は、搭乗者の足載部47として十分な広さで車両の後方に向かうに従って高い位置となる天面53を有する。リアレッグシールド38の側壁55は、天面53の縁に前側から後ろ側まで略一様な長さで垂れ下がり、かつ垂れ下がり長さを例えば10cm以内に抑えて自動二輪車1の外観に精悍さを与えている。この側壁55の垂れ下がり寸法は、車体フレーム3のフットレストチューブ16を覆い隠すのには足りる一方で、ダウンチューブ12の後半部およびブリッジフレームチューブ13を覆い隠すには足りない。つまり、側壁55の下縁は、ブリッジフレームチューブ13の最下端よりも上方に配置されている。
リアレッグシールド38の中央には、自動二輪車1の電装品(図示省略)を収容する機器搭載箱56が設けられている。機器搭載箱56は、足載部47の一部を担う平らな蓋部57によって閉ざされる。
リアレッグシールド38の後端部には、シート19側へ伸びてフレームフロントカバー41およびフレームロアカバー42に連接される立上壁58が設けられている。立上壁58は、左右のサイドフレームチューブ15を避けてその側方に回り込み、平面視で弧状に伸び、フレームフロントカバー41の下端部およびフレームロアカバー42の前方下端部に連結されている。立上壁58には、エンジン21用の点検窓59が開口されている。点検窓59は、通常時、蓋体61によって塞がれている。
フレームフロントカバー41は、左右のサイドフレームチューブ15および収納箱20の正面に拡がり覆い隠して、リアレッグシールド38とシート19との間に介在している。
左右それぞれのフレームロアカバー42は、左右それぞれのサイドフレームチューブ15および収納箱20のそれぞれの側面に拡がり覆い隠している。フレームロアカバー42は、リアレッグシールド38の立上壁58の後端部、フレームフロントカバー41の後端部、シート19の下面およびフレームリアカバー43に隣接して前後方向に雫形状に伸びている。フレームロアカバー42の後端部には、方向指示灯48を配置する開口62が設けられている。
フレームリアカバー43は、サイドフレームチューブ15および収納箱20の背面に拡がり、収納箱20の後方に配置される燃料タンク(図示せず)をも覆い隠している。フレームリアカバー43は、左右それぞれのフレームロアカバー42の後端に連接して楔状に垂れ下がる。フレームリアカバー43には、尾灯を配置する開口63が設けられている。
次に、車体カバー9のロアカバー39について詳細に説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す左側面図である。
図10は、本発明の実施形態に係る自動二輪車からロアカバーを除去して示す左側面図である。
図11は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを左斜め前から示す斜視図である。
図12は、本発明の実施形態に係る自動二輪車からロアカバーを除去して左斜め前から示す斜視図である。
図13は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを左斜め後ろから示す斜視図である。
図14は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す正面図である。
図15は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを示す背面図である。
図16は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを内側から示す斜視図である。
図17は、本発明の実施形態に係る自動二輪車のロアカバーを内側から単体で示す斜視図である。
図9から図17に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1の車体カバー9は、ダウンチューブ12の後半部の上方に配置される平坦な足載部47、ダウンチューブ12およびブリッジフレームチューブ13のそれぞれの最下端よりも上方に配置される下縁まで垂れ下がる側壁55を有するリアレッグシールド38と、リアレッグシールド38の下方に配置されてブリッジフレームチューブ13の左右端部それぞれを覆い隠す左右一対のロアカバー39と、を備えている。
また、車体カバー9は、ロアカバー39をエンジン懸架ブラケット17に固定する締結部材65を備えている。
ここでまず、リアレッグシールド38は、前方に開放されてロアカバー39の前部が係合しロアカバー39を支えるフック部66を備えている。フック部66は、前方に開放されるU字溝67を有している。図14に示すように、フック部66は、リアレッグシールド38の側壁55よりも内側(車両の中心側)に配置され、リアレッグシールド38の底面、より詳しくは機器搭載箱56の底面から下方に向かって突出している。図10に示すように、機器搭載箱56はリアレッグシールド38の側壁55よりも下方に膨出されており、フック部66もリアレッグシールド38の側壁55の最下端よりも下方に配置されている。フック部66は、ダウンチューブ12の最下端よりも上方に配置されている。
リアレッグシールド38の側壁55は、フットレストチューブ16を覆い隠している。
機器搭載箱56の中央部の膨出量は、機器搭載箱56の左右両側部の膨出量よりも小さい。この膨出寸法の差は、機器搭載箱56の中央部の下方にダウンチューブ12を通過させる空間を確保する。
ロアカバー39は、ブリッジフレームチューブ13よりも前側においてリアレッグシールド38(詳細にはフック部66)に支持され、ブリッジフレームチューブ13よりも後ろ側においてエンジン懸架ブラケット17に支持されている。つまり、ロアカバー39は、ブリッジフレームチューブ13の端部を跨いで、その前後に配置されるダウンチューブ12とエンジン懸架ブラケット17との間に架設されている。
ロアカバー39は、車両の側方側となり意匠面となる大面積のカバー本体69と、カバー本体69の下端から上方に屈曲して上方に延びる裏側フランジ部70と。を備えている。裏側フランジ部70は、カバー本体69の下端に沿って形成されて、カバー本体69を補強している。裏側フランジ部70の前端縁は、意匠面の前端縁と車両の左右方向に延びる前壁によって連結され、裏側フランジ部70の後端縁は、後述する取付フランジ部75を構成するための段差状の窪み部分に連結されている。また、下端の屈曲部には、水抜き孔が形成されている。
また、ロアカバー39は、リアレッグシールド38のフック部66に引っ掛けられる支持軸部68を備えている。支持軸部68は、ロアカバー39の前端部内側に設けられている。詳細には、車両の中央側に水平に延びる支持軸部68は、裏側フランジ部70から車両の中央側に向かって形成され、軸形成による影響が意匠面に出ないように配慮されている。支持軸部68は、大面積のカバー本体69から突出する軸部71と、軸部71の突出端部に設けられて軸部71よりも拡径され軸部71がフック部66から軸方向に抜け出ることを阻止する抜止部72と、を備えている。また、ロアカバー39は、締結部材65を通す締結口73を有している。締結口73は、ロアカバー39の後端部かつ下側に設けられる取付フランジ部75に配置されている。取付フランジ部75は、ロアカバー39の外面側から締結部材65を締め込みやすいように、ロアカバー39の外表面から段差状に窪んでエンジン懸架ブラケット17に接している。つまり、ロアカバー39は、後端部をエンジン懸架ブラケット17に車両の側方側から締め付け固定され、前端部をフック部66と支持軸部68によって上下左右の位置決めがなされ、回転自在かつ前後方向へ摺動自在に保持されている。
側面視において、ロアカバー39は、上底側が長く下底側が短い台形状に拡がっている。他方、正面視または背面視において、ロアカバー39は、上端部側よりも下端部側の方が車両の中心側へ偏倚している。つまり、左右のロアカバー39は、上端部側から下端部側へと相互に接近している。また、ロアカバー39の上縁は、リアレッグシールド38の側壁55の下縁よりも上方に延びて、左右の側壁55間の空間(左右の側壁55の裏側空間)に入り込んでいる。
さらに、ロアカバー39は、リアレッグシールド38よりも内側に配置されている。
ロアカバー39の前端部は、リアレッグシールド38の底面、より詳しくは機器搭載箱56の底面に倣って切り欠かれ、機器搭載箱56の底面との隙間を小さくして、ロアカバー39の裏面に泥や埃の侵入を抑制するとともに、風切り音の抑制をしている。また、後端部側よりも前端部側の方が車両の中心側へ偏倚している。ロアカバー39の内側には、カバー本体69を補強する適宜のリブ76が、上下方向に設けられている。
本実施形態に係る自動二輪車1は、左右のロアカバー39によってブリッジフレームチューブ13の左右端部それぞれを覆い隠すことによって、自動二輪車1の外観を整えることができる。
また、本実施形態に係る自動二輪車1は、ブリッジフレームチューブ13よりも前側に配置されるリアレッグシールド38とブリッジフレームチューブ13よりも後ろ側に配置されるエンジン懸架ブラケット17でロアカバー39を支えることによって、ブリッジフレームチューブ13の端部を確実に覆い隠すが、これに限定されず、ロアカバー39を支える個所は、ブリッジフレームチューブ13よりも前側およびブリッジフレームチューブ13よりも後ろ側に配置されるカバー部材やフレーム関連部材でもよい。
さらに、本実施形態に係る自動二輪車1は、ロアカバー39の後端部をエンジン懸架ブラケット17に固定する一方、ロアカバー39の前端部をフック部66によって回転自在かつ前方へ摺動自在に保持することによって、各部材の歪みの影響によるロアカバー39の脱落を防ぐことができる。
さらにまた、本実施形態に係る自動二輪車1は、リアレッグシールド38の左右の側壁55よりも内側にロアカバー39を配置されることによって、リアレッグシールド38の側壁55を単純に下方へ延ばしてブリッジフレームチューブ13を覆い隠す場合に比べてコーナーリング時の邪魔にならず、覆い隠す形状をつける為にリアレッグシールド38の製作が困難となることもない。
また、本実施形態に係る自動二輪車1は、リアレッグシールド38の上端部側よりも下端部側の方を車両の中心側へ偏倚させることによって、より確実にコーナーリング時の邪魔にならない。
したがって、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、車体フレーム3を覆い隠して美観を向上させるとともに、バンク角への影響が抑制された車体カバー9を備えることができる。
1 自動二輪車
3 車体フレーム
5 パワーユニット
6 ステアリング機構
7 前輪
8 後輪
9 車体カバー
11 ヘッドパイプ
12 ダウンチューブ
13 ブリッジフレームチューブ
15 サイドフレームチューブ
16 フットレストチューブ
17 エンジン懸架ブラケット
18 スタンド
19 シート
20 収納箱
21 エンジン
22 動力伝達装置
25 ピボット軸
26 リヤクッションユニット
27 フロントフォーク
28 フロントフェンダ
29 ハンドルバー
31 グリップ
32 ブレーキレバー
33 ブレーキ
35 ハンドルカバー
36 フロントレッグシールド
37 フロントカバー
38 リアレッグシールド
39 ロアカバー
41 フレームフロントカバー
42 フレームロアカバー
43 フレームリアカバー
45 前照灯
46 方向指示灯
47 足載部
48 方向指示灯
49 尾灯
51 収納箱支持ブラケット
52 ラック
53 天面
55 側壁
56 機器搭載箱
57 蓋部
58 立上壁
59 点検窓
61 蓋体
62、63 開口
65 締結部材
66 フック部
67 U字溝
68 支持軸部
69 カバー本体
70 裏側フランジ部
71 軸部
72 抜止部
73 締結口
75 取付フランジ部
76 リブ

Claims (4)

  1. ヘッドパイプ、前記ヘッドパイプに接続されて下方に垂れ下がる前半部および後方へ延びる後半部を含むダウンチューブ、およびダウンチューブの後端部に接続されて左右方向へ伸びるブリッジフレームチューブを有する車体フレームと、
    前記ダウンチューブの後半部の上方に配置される足載部、前記ダウンチューブおよび前記ブリッジフレームチューブのそれぞれの最下端よりも上方に配置される下縁まで垂れ下がる側壁を有するリアレッグシールドと、
    前記リアレッグシールドの下方に配置されて前記ブリッジフレームチューブの左右端部それぞれを覆い隠す左右一対のロアカバーと、を備え
    前記車体フレームは、前記ブリッジフレームチューブに固定されるエンジン懸架ブラケットを備え、
    前記ロアカバーは、前記ブリッジフレームチューブよりも前側において前記リアレッグシールドに支持され、前記ブリッジフレームチューブよりも後ろ側において前記エンジン懸架ブラケットに支持される自動二輪車。
  2. 前記リアレッグシールドは、前方に開放されて前記ロアカバーを支えるフック部を有し、
    前記ロアカバーは、前記フック部に引っ掛けられる支持軸部を有し、
    前記ロアカバーを前記エンジン懸架ブラケットに固定する締結部材を備える請求項に記載の自動二輪車。
  3. 前記ロアカバーは、前記リアレッグシールドよりも内側に配置されている請求項1または2に記載の自動二輪車。
  4. 前記ロアカバーは、上端部側よりも下端部側の方が車両の中心側へ偏倚している請求項1からのいずれか1項に記載の自動二輪車。
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