JP2014008895A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクの容量の減少を抑制しつつ、収納スペースを効果的に確保することのできるアンダーボーン型の自動二輪車を提供すること。
【解決手段】自動二輪車1は、シート50とメインフレームとの間に配置された収納ボックス80と、収納ボックス80の後方に配置された燃料タンク60とを備えている。収納ボックス80の後壁90の右端は、前壁82の右端より右方に位置し、後壁90の左端は、前壁82の左端より左方に位置し、燃料タンク60の前端部64の少なくとも一部は、後壁90の少なくとも一部より上方に位置している。燃料タンク60の前端部64には、車幅方向の中央において、後方に向かって凹む凹部66が形成され、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbは、凹部66の後端66aよりも前方に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車に関する。
従来から、いわゆるアンダーボーン型の自動二輪車が知られている。アンダーボーン型の自動二輪車は、ハンドルを回動自在に支持するヘッドパイプと、ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームを有する車体フレームとを備え、車体フレームの下方にエンジンが配置されている。アンダーボーン型の自動二輪車では、ハンドルとシートとの間の部分の高さが低くなっており、シートの前方に空間が形成されている。そのため、運転者は乗車時にメインフレームを容易に跨ぐことができ、乗り降りが容易である。特許文献1には、シートの下方に収納ボックスと燃料タンクとが配置されたアンダーボーン型の自動二輪車が記載されている。
特許第3449702号公報
収納ボックスは、その容積が大きいほど内部により多くの物を収納することができる。ところが、アンダーボーン型の自動二輪車においては、収納ボックスの容積を大きくすることは容易ではない。即ち、アンダーボーン型の自動二輪車では、上述の通りシートの前方に空間が形成されており、収納ボックスの下方から前斜め上方にメインフレームが延びている。容積を大きくしようとして収納ボックスを前方に延長すると、収納ボックスとメインフレームとが干渉してしまうため、収納ボックスを前方に大きくすることは困難である。また、アンダーボーン型の自動二輪車では、メインフレームはエンジンを揺動不能に支持しているので、収納ボックスの容積を拡大するためにメインフレームの形状を変えるのは容易ではない。また、収納ボックスの後方には燃料タンクが配置されているため、収納ボックスを後方に延長した場合、燃料タンクの容積が小さくなるか、或いは燃料タンクを後方に配置するため車体が大型化してしまう。このように、シート下方の収納スペースを更に大きくすることは困難であると考えられていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料タンクの容量の減少を抑制しつつ、収納スペースを効果的に確保することのできるアンダーボーン型の自動二輪車を提供することである。
本発明に係る自動二輪車は、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームを有する車体フレームと、前記メインフレームに揺動不能に支持され、かつ、前記メインフレームの下方に配置されたエンジンと、前記車体フレームに支持されたシートと、少なくとも一部が前記シートと前記メインフレームとの間に配置された収納ボックスと、前記シートの下方、かつ、前記収納ボックスの後方に配置された燃料タンクと、前記燃料タンクの下方に配置された後輪と、を備え、前記収納ボックスは、前壁と、前記前壁の右端から後方に延びる右壁と、前記前壁の左端から後方に延びる左壁と、前記右壁と前記左壁とを連結する後壁と、を有し、前記収納ボックスには、前記前壁の上縁と前記右壁の上縁と前記後壁の上縁と前記左壁の上縁とによって開口が形成され、前記後壁の右端は、前記前壁の右端より右方に位置し、前記後壁の左端は、前記前壁の左端より左方に位置し、前記燃料タンクの前端部の少なくとも一部は、前記後壁の少なくとも一部より上方に位置し、前記燃料タンクの前端部には、車幅方向の中央において、後方に向かって凹む凹部が形成され、前記燃料タンクの前端部のうち、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端は、前記凹部の後端よりも前方に位置している。
本発明に係る自動二輪車では、収納ボックスの後壁の右端および左端は、前壁の右端および左端よりも車幅方向の外方に位置する。このため、収納ボックスの車幅方向の中央における前壁から後壁の距離は他の部分に比べて短くなる。しかし、収納ボックスの後方に配置された燃料タンクの前端部の車幅方向の中央には、後方に向かって凹む凹部が形成されている。これにより、凹部の部分だけ収納スペースが大きくなる。また、凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端は、凹部の後端よりも前方に位置している。このため、燃料タンクに凹部が形成されていても燃料タンクの容量を確保することができる。以上より、上記アンダーボーン型の自動二輪車では、燃料タンクの容量の減少を抑制しつつ、効果的にシート下方の収納スペースを拡大することができる。
本発明の一態様によれば、前記後壁の後端は、前記右壁の後端および前記左壁の後端よりも後方に配置され、かつ、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置されている。
これにより、車体を大型化することなく、収納ボックスの容積を大きくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記後壁の上縁は、平面視において円弧状に形成され、前記後壁の後端は、前記右壁の後端および前記左壁の後端よりも後方に配置され、かつ、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置されている。
これにより、車体を大型化することなく、収納ボックスの容積を大きくすることができる。
本発明の一態様によれば、前記後壁は、後斜め上方へ延びる鍔部を有し、前記凹部は、前記燃料タンクの前端部の上部に形成され、前記鍔部の少なくとも一部は、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置され、平面視において前記燃料タンクと重なっている。
このように、凹部は、燃料タンクの前端部の上部に形成されているので、燃料タンクの容量の減少を抑えることができる。また、鍔部が凹部内に配置されているため、収納ボックス内に収納した物と燃料タンクとの接触を効果的に防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記鍔部は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾き、前記凹部の表面は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いている。
このように、凹部は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いているため、燃料タンクの容量の減少をより低く抑えることができる。
本発明の一態様によれば、前記後壁の上端は、前記右壁の上端および前記左壁の上端よりも上方に位置し、前記後壁の上縁は、前記後壁の上端から前記右壁の上端および前記左壁の上端に向けて下向きに傾斜するように形成されている。
このように、後壁の上縁は、後壁の上端から右壁の上端および左壁の上端に向けて下向きに傾斜するように形成されているため、収納ボックスの後方から水が流れてきた場合に、右壁および左壁の上端よりも上方に延びる後壁によって、水が収納ボックス内に浸入することを効果的に防止することができる。
本発明の一態様によれば、前記左壁は、水平断面が直線状または左方に凸状の曲線状に形成された左壁本体部と、前記左壁本体部の前端よりも後方かつ後端よりも前方に設けられ、水平断面が前記左壁本体部よりも曲率の大きな左方に凸状の曲線状に形成された左壁膨出部とを有し、前記右壁は、水平断面が直線状または右方に凸状の曲線状に形成された右壁本体部と、前記右壁本体部の前端よりも後方かつ後端よりも前方に設けられ、水平断面が前記右壁本体部よりも曲率の大きな右方に凸状の曲線状に形成された右壁膨出部とを有している。
このように、左壁および右壁の一部である左壁膨出部および右壁膨出部が車幅方向の外方に向かって膨らんでいるため、収納ボックスの容積が大きくなる。
本発明の一態様によれば、前記シートの裏面のうち前記後壁および前記凹部と対向する領域には、上方へ凹む凹み部が形成されている。
このように、シートの裏面に凹み部が形成されているため、収納ボックスの後壁の上方から燃料タンクの凹部の上方にかけて、収納スペースを確保することができる。
本発明の一態様によれば、前記後輪の一部の上方に配置されたリアフェンダ、を備え、前記収納ボックスの前記後壁の下方には、前記リアフェンダの一部の上方に位置する上方に凹んだ凹部が形成されている。
リアフェンダの一部を収納ボックスの凹部内に配置することによって、車両の前後方向の長さを小さくすることができ、自動二輪車のコンパクト化が実現される。
本発明の一態様によれば、ヘルメットの帽体の頂部が下向きかつ前記ヘルメットの鍔部が後向きの姿勢となるように前記ヘルメットが前記収納ボックス内に収納されたときに、平面視において、前記燃料タンクの前記凹部は、前記ヘルメットの鍔部の少なくとも一部が前記凹部の上方に配置されるように形成されている。
収納ボックスがヘルメット(例えば半キャップ型のヘルメット)の帽体を収納することができる容積を備えたものであり、ヘルメットの全体を収納ボックス内に収納することが困難な場合であっても、燃料タンクには凹部が形成されているため、ヘルメットの鍔部を該凹部内に収納することで、ヘルメットをシート下方の収納スペースに収納することができる。
本発明の一態様によれば、前記燃料タンクの内部には燃料ポンプが配置され、前記燃料ポンプは、前記燃料タンクの下壁に取り付けられている。
これにより、燃料ポンプをコンパクトに配置することができる。
本発明の一態様によれば、前記車体フレームは、前記メインフレームから後斜め上向きに延びる左右のシートフレームと、左右のシートフレームに架け渡されたクロスメンバと、を備え、前記シートフレームには、前記収納ボックスが取り付けられた第1取付部が設けられ、前記クロスメンバには、前記燃料タンクが取り付けられた第2取付部が設けられ、前記第1取付部は、前記第2取付部よりも前方に位置し、前記収納ボックスは、前記第2取付部の上方にシート荷重受け部を備える。
収納ボックスと燃料タンクとを共締めした場合(言い換えると、収納ボックスおよび燃料タンクの両方を車体フレームの同一部分に取り付けた場合)、収納ボックスと燃料タンクとが重なっている部分では、収納ボックスの高さが高くなってしまうおそれがある。また、上記共締めにも拘わらず収納ボックスの高さが高くなることを抑制しようとすると、収納ボックスの容積が減少してしまうおそれがある。特に、収納ボックスと燃料タンクが平面視で重なるように配置した場合は、上記の問題がより顕著となる。しかし本発明によれば、収納ボックスはシートフレームの第1取付部に取り付けられ、燃料タンクはクロスメンバの第2取付部に取り付けられている。第1取付部が第2取付部よりも前方に位置することによって、収納ボックスの高さを高くすることなく、収納ボックスの容積を確保することができる。また、収納ボックスと燃料タンクとをコンパクトに配置することができるため、燃料タンクが取り付けられた第2取付部の上方の空間にシート荷重受け部を設けることができる。
以上のように、本発明によれば、燃料タンクの容量の減少を抑制しつつ、収納スペースを効果的に確保することのできるアンダーボーン型の自動二輪車を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車の一部を示す平面図である。 図2中のIIIA‐IIIA線に沿う断面図である。 図3Aの一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るシートおよび収納ボックスの周辺を示す左側面図である。 図4中のVA‐VA線に沿う断面図であって、収納ボックスの右壁および左壁の構造を示す断面図である。 図4中のVB‐VB線に沿う断面図であって、収納ボックスの右壁および左壁の構造を示す断面図である。 図4中のVC‐VC線に沿う断面図であって、収納ボックスの右壁および左壁の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料タンクを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る燃料タンクを示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料タンクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスを示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスを示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスの周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスの周辺を示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスの周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る収納ボックスおよび燃料タンクの周辺を示す斜視図である。 本発明の他の一実施形態に係る自動二輪車の一部を示す平面図である。 図12中のXIII‐XIII線に沿う断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の一実施形態(第1実施形態)について説明する。以下の説明において、前、後、左、右は、それぞれ自動二輪車1の乗員から見た前、後、左、右を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車は、いわゆるアンダーボーン型の自動二輪車1である。自動二輪車1は、車両本体5と、前輪8と、後輪10と、後輪10を駆動するエンジン40とを備えている。車両本体5は、ヘッドパイプ12と、複数のフレーム部材からなる車体フレーム30と、乗員が着座するシート50とを備えている。車体フレーム30は、ヘッドパイプ12から後斜め下向きに延びるメインフレーム14と、メインフレーム14の中途部から後斜め上向きに延びる左右一対のシートフレーム16a、16b(図10参照)と、シートフレーム16a、16bよりも後方においてメインフレーム14から後斜め上向きに延びる左右一対のバックステー18a、18b(図10参照)と、左右のシートフレーム16a、16bに架け渡されたクロスメンバ19a、19b(図10参照)とを備えている。バックステー18aは、メインフレーム14の後端部とシートフレーム16aの中途部とに接続されている。バックステー18bは、メインフレーム14の後端部とシートフレーム16bの中途部とに接続されている(図10参照)。車体フレーム30の上方および車幅方向の外方には車体カバー32が取り付けられている。エンジン40は、メインフレーム14の下方に配置され、メインフレーム14に揺動不能に支持されている。シート50は、車体フレーム30のうちシートフレーム16a、16bに支持されている。
ヘッドパイプ12には、図示しないステアリングシャフトが支持され、ステアリングシャフトの上部にはハンドル11が設けられている。また、ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク7が設けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転自在に支持されている。
バックステー18aの下方には、リアクッションユニット20が配置されている。リアクッションユニット20の上端部は、シートフレーム16aに支持され、リアクッションユニット20の下端部はリアアーム21に支持されている。リアアーム21の前部には、ピボット軸21aが設けられている。リアアーム21は、ピボット軸21aを中心として上下に揺動可能である。リアアーム21の後部には、後輪10が支持されている。
自動二輪車1は、前輪8の一部の上方に配置されたフロントフェンダ24と、後輪10の一部の上方に配置されたリアフェンダ26とを備えている。フロントフェンダ24は、前輪8の一部を覆っている。リアフェンダ26は、後輪10の一部を覆っている。
エンジン40は、クランクケース34を備えている。クランクケース34の左方および右方には、運転者の足が載せられる左右一対の足載せ部36a、36bが配置されている。図2に示すように、足載せ部36a、36bは、連結棒37を介してクランクケース34に取り付けられている。足載せ部36a、36bは、ヘッドパイプ12よりも後方かつシート50の前端50aよりも前方に配置されている。足載せ部36aは、シート50の右端50cよりも車幅方向の右方に配置されている。足載せ部36bは、シート50の左端50bよりも車幅方向の左方に配置されている。
図1に示すように、シート50の下方かつエンジン40の上方には収納ボックス80が配置されている。図4に示すように、収納ボックス80の少なくとも一部は、シート50とメインフレーム14との間に配置されている。図10に示すように、収納ボックス80は、クロスメンバ19a、19bに支持されている。図9に示すように、収納ボックス80は、左のシートフレーム16aに設けられたブラケット17aと、右のシートフレーム16bに設けられたブラケット(図示せず)と、クロスメンバ19bとにボルトおよびナット(図示せず)を用いて取り付けられている。
図1に示すように、シート50の下方、かつ、収納ボックス80の後方には、燃料タンク60が配置されている。燃料タンク60の下方には、リアアーム21に支持された後輪10が配置されている。図4に示すように、燃料タンク60は、クロスメンバ19aにボルト15と図示しないナットを用いて取り付けられている。ブラケット17aは、クロスメンバ19aの前方に配置されており、収納ボックス80の取付位置と燃料タンク60の取付位置とは自動二輪車1の前後方向にずれている。ブラケット17aは第1取付部を構成し、クロスメンバ19aの燃料タンク60が取り付けられた部分は、第2取付部を構成している。第1取付部は第2取付部よりも前方に位置している。
シート50は、シート50の前端部を中心として回転可能に構成されている。シート50の後端部が前斜め上方に移動するようにシート50を回転させると、後述する収納ボックス80の開口100(図8参照)が外部に露出する。シート50は、シート50の幅方向の最も長い部分から前方に行くほど幅方向の長さが短くなるように形成されている。シート50は、シート50の幅方向の最も長い部分から後方に行くほど幅方向の長さが短くなるように形成されている。本実施形態では、シート50の幅方向の最も長い部分は、シート50の右端50cと左端50bとを結ぶ部分である。
図3Aに示すように、シート50は、シート50の裏面52から下方に向けて突出する突条部55を有している。突条部55は、シート50の裏面52の全周に亘って形成されている。図5Bに示すように、突条部55の少なくとも一部は、収納ボックス80および車体カバー32の外方に配置されている。なお、外方とは、車幅方向の外方を意味する。以下、特に断らない限り同様である。図5Aに示すように、突条部55の下端55aは、収納ボックス80の右壁85の上縁85aよりも下方に配置されている。突条部55の下端55aは、収納ボックス80の左壁95の上縁95aよりも下方に配置されている。図5Cに示すように、突条部55は、車両側面視において(図5Cの右方から左方に向かう方向)、右壁85の上縁85aおよび車体カバー32の上縁32aと重なっている。突条部55は、車両側面視において(図5Cの左方から右方に向かう方向)、左壁95の上縁95aおよび車体カバー32の上縁32aと重なっている。
図6Cに示すように、燃料タンク60の前端部64の上部には、車幅方向の中央において、後方に向かって凹む凹部66が形成されている。燃料タンク60の前端部64のうち、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび凹部66の車幅方向の右方に位置する部分64bの前端64bbは、凹部66の後端66aよりも前方に位置している。図3Aに示すように、本実施形態の凹部66の表面は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いている。
図6Aに示すように、燃料タンク60の上部であって燃料タンク60の前端部64の後方には、タンクキャップ62が設けられている。タンクキャップ62は、図示しない給油孔を開閉自在に覆っている。図2に示すように、タンクキャップ62は車幅方向の中央に配置されている。平面視において、車両中心線はタンクキャップ62と重なっている。図6Bに示すように、燃料タンク60の前端部64の上端65は、タンクキャップ62が設けられた面63よりも上方に位置している。前端部64の上端65は、タンクキャップ62の上端62Aよりも上方に位置している。図3Aに示すように、燃料タンク60の下部には、開口68が形成されている。開口68には、下方から燃料ポンプ28が挿入されている。燃料ポンプ28は燃料タンク60の下壁69に取り付けられ、燃料タンク60の内部に配置されている。燃料タンク60の上壁と燃料ポンプ28の上端との間には、間隔が設けられている。燃料ポンプ28は、燃料タンク60の前半部の内部に配置されている。燃料ポンプ28は、上方に行くほど前方に向かうように傾いている。凹部66は燃料ポンプ28よりも前方に配置されている。凹部66の後端66aは、燃料ポンプ28の前端よりも前方に位置している。
燃料タンク60の前端部64の少なくとも一部は、後述の収納ボックス80の後壁90より上方に位置している。すなわち、本実施形態では、凹部66は燃料タンク60の前端部64の一部であるが、図3Aに示すように、その凹部66の前部は収納ボックス80の後壁90の上端よりも下方に位置している。一方、燃料タンク60の前端部64のうち、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aおよび右方に位置する部分64bの少なくとも一部は、収納ボックス80の後壁90よりも上方に位置している(図7C参照)。
図7Aに示すように、収納ボックス80は、前壁82と、前壁82の右端83aから後方に延びる右壁85と、前壁82の左端83bから後方に延びる左壁95と、右壁85と左壁95とを連結する後壁90と、を有している。なお、ここでいう「後方に延びる」とは、厳密な意味で前後方向の後方に延びる場合だけでなく、前後方向から傾いた方向に延びる場合も含まれる。また、後方に向かって真っ直ぐに延びる場合に限られず、曲がりながら後方に延びる場合も含まれる。前壁82、右壁85、左壁95、および後壁90は、収納ボックス80の壁部を構成している。収納ボックス80には、前壁82の上縁82aと右壁85の上縁85aと後壁90の上縁90aと左壁95の上縁95aとによって開口100が形成されている。
後壁90の右端91aは、前壁82の右端83aより右方に位置している。後壁90の左端91bは、前壁82の左端83bより左方に位置している。後壁90の横幅は、前壁82の横幅よりも長くなっている。
図7Aに示すように、左壁95は、左壁本体部96と左壁膨出部97とを有している。左壁本体部96は、水平断面が左方に凸状の曲線状に形成されている。左壁膨出部97は、左壁本体部96の前端96aよりも後方かつ後端96bよりも前方に設けられている。左壁膨出部97は、水平断面が左壁本体部96よりも曲率の大きな左方に凸状の曲線状に形成されている。図5Bに示すように、左壁膨出部97の曲率は左壁本体部96の曲率よりも大きく、左壁膨出部97は左壁本体部96よりも外方に位置している。本実施形態では、図8に示すように、左壁95の車両前後方向の中央部において、左壁95の上部には左壁膨出部97が設けられており、左壁95の下部には左壁本体部96が設けられている。左壁95の車両前後方向の中央部では、左壁膨出部97は左壁本体部96よりも左方に向かって湾曲している。左壁膨出部97には、後述の第1の係止部98および第2の係止部99が形成されていないため、これら係止部98、99の分だけ左方に拡大することができる。これにより収納ボックス80の車幅方向の容積を大きくすることができる。
図7Aに示すように、右壁85は、右壁本体部86と右壁膨出部87とを有している。右壁本体部86は、水平断面が右方に凸状の曲線状に形成されている。右壁膨出部87は、右壁本体部86の前端86aよりも後方かつ後端86bよりも前方に設けられている。右壁膨出部87は、水平断面が右壁本体部86よりも曲率の大きな右方に凸状の曲線状に形成されている。図5Bに示すように、右壁膨出部87の曲率は右壁本体部86の曲率よりも大きく、右壁膨出部87は右壁本体部86よりも外方に位置している。本実施形態では、図8に示すように、右壁85の車両前後方向の中央部において、右壁85の上部には右壁膨出部87が設けられており、右壁85の下部には右壁本体部86が設けられている。右壁85の車両前後方向の中央部では、右壁膨出部87は右壁本体部86よりも右方に向かって湾曲している。右壁膨出部87には、後述の第1の係止部88および第2の係止部89が形成されていないため、これら係止部88、89の分だけ右方に拡大することができる。これにより収納ボックス80の車幅方向の容積を大きくすることができる。なお、左壁本体部96および右壁本体部86の水平断面は、直線状であってもよい。このときの左壁本体部96および右壁本体部86の曲率はゼロである。
図7Aに示すように、本実施形態の後壁90の上縁90aは、平面視において円弧状に形成されている。後壁90の上縁90aは、車両後方に向けて湾曲している。後壁90の後端91cは、右壁85の後端86bおよび左壁95の後端96bよりも後方に配置されている。図2に示すように、後壁90の後端91cは、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbよりも後方に配置されている。後壁90の後端91cは、凹部66内に配置されている。
図7Bに示すように、後壁90は、後斜め上方へ延びる鍔部92を有している。鍔部92は、後壁90の上部の少なくとも一部を形成している。鍔部92は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いている。図8に示すように、後壁90の上端91dは、右壁85の上端85bおよび左壁95の上端95bよりも上方に位置している。本実施形態では、後壁90の上端91dは、鍔部92の上端91dでもある。後壁90の上縁90aは、後壁90の上端91dから右壁85の上端85bおよび左壁95の上端95bに向けて下向きに傾斜するように形成されている。図2に示すように、鍔部92の少なくとも一部は、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbよりも後方に配置されている。図2に示すように、鍔部92の少なくとも一部は、凹部66内に配置されており、平面視において燃料タンク60と重なっている。図3Bに示すように、燃料タンク60の前端部64の左方に位置する部分64aおよび右方に位置する部分64bは、車両側面視において、後壁90の鍔部92の一部と重なっている。
図7Aに示すように、収納ボックス80は、後壁90から後方に延びるシート荷重受け部93を備えている。シート荷重受け部93は、シート50を閉じたときのシート50から加わる荷重を支えている。図7Bに示すように、シート荷重受け部93は、左壁95の上縁95aよりも高い位置に配置されている。図4に示すように、シート荷重受け部93は、燃料タンク60がクロスメンバ19aに取り付けられた部分の上方に配置されている。シート50の裏面52から下方に向けて突出する突起部58は、シート荷重受け部93に支持されている。
図7Dに示すように、収納ボックス80の後壁90の下方には、リアフェンダ26の一部の上方に位置する上方に凹んだ凹部94が形成されている。図10に示すように、リアフェンダ26の一部は、凹部94内に配置されている。図示は省略するが、側方から見てリアフェンダ26の一部は収納ボックス80と重なっている。
図7Aに示すように、収納ボックス80は、右壁85に接続された第1の係止部88および第2の係止部89と、左壁95に接続された第1の係止部98および第2の係止部99と、を有している。本実施形態では、右壁85の第1の係止部88と左壁95の第1の係止部98とは同様の形状であり、右壁85の第2の係止部89と左壁95の第2の係止部99とは同様の形状であるが、かかる形態に限定されない。以下、右壁85の第1の係止部88および第2の係止部89を説明し、左壁95の第1の係止部98および第2の係止部98の説明は省略する。
図5Aに示すように、右壁85に接続された第1の係止部88は、車体カバー32の上縁32aの上方を通って車体カバー32の外方に延び、車体カバー32の上縁32aに係止している。第1の係止部88は、鉛直方向下向きに延びている。
図5Cに示すように、右壁85に接続された第2の係止部89は、車体カバー32の上縁32aの上方を通って車体カバー32の外方に延び、車体カバー32の上縁32aに係止している。第2の係止部89は、車幅方向の外方に行くほど下方に向かうように鉛直方向から傾いている。なお、第1の係止部88および第2の係止部89は、いずれもが鉛直方向下向きに延びていてもよいし、いずれもが車幅方向の外方に行くほど下方に向かうように鉛直方向から傾いてもよい。また、本実施形態のように、いずれか一方が鉛直方向下向きに延び、他方が車幅方向の外方に行くほど下方に向かうように鉛直方向から傾いてもよい。
図7Aに示すように、第1の係止部88は、収納ボックス80の前半部81aに形成されている。第2の係止部89は、第1の係止部88の後方に形成されている。第2の係止部89は、第1の係止部88とは別体の係止部であり、第2の係止部89と第1の係止部88とは接続されていない。本実施形態では、第2の係止部89は、収納ボックス80の後半部81bに形成されている。第1の係止部88と第2の係止部89とは、右壁膨出部87の前方および後方に位置する右壁本体部86にそれぞれ形成されている。第1の係止部98と第2の係止部99とは、左壁膨出部97の前方および後方に位置する左壁本体部96にそれぞれ形成されている。図2に示すように、シート50の前端50aとシート50の幅方向の最も長い部分との間の中間位置51は、第1の係止部88、98の後方であり、且つ第2の係止部89、99の前方に位置している。第1の係止部88は、平面視で、足載せ部36aと中間位置51とを結ぶ直線上に形成されている。第1の係止部98は、平面視で、足載せ部36bと中間位置51とを結ぶ直線上に形成されている。第2の係止部89は、シート50の右端50cよりも前方に形成されている。第2の係止部99は、シート50の左端50bよりも前方に形成されている。
図3Aに示すように、シート50の裏面52のうち後壁90および凹部66と対向する領域には、上方へ凹む凹み部54が形成されている。本実施形態の凹み部54は、凹部66の前方におけるシート50の裏面52が上方へと凹んで形成された段差である。凹み部54は、収納ボックス80の前半部の上方に配置されたシート50の裏面52よりも上方に位置しており、凹み部54が形成されている部分は、凹み部54が形成されていない部分と比べて、収納ボックス80との間隔が広くなっている。このようにシート50の裏面52に凹み部54が形成されているため、凹部66の前方に収納スペースを確保することができる。シート50の裏面52のうち、凹み部54の後方であって燃料タンク60の凹部66の上方には、凹み部54よりもさらに上方へ凹む凹み部56が形成されている。凹み部56と凹部66との間には、間隔が設けられている。このようにシート50の裏面52に凹み部56が形成されているため、凹部66の上方に収納スペースを確保することができる。
図11に示すように、本実施形態の収納ボックス80では、左壁95は水平断面において左壁本体部96よりも曲率の大きい左壁膨出部97を有しており、右壁85は水平断面において右壁本体部86よりも曲率の大きい右壁膨出部87を有しているため、収納ボックス80の容積は大きくなる。このため、収納ボックス80には、ヘルメット45等を収納することができる。ヘルメット45としては、例えば、帽体46に鍔部48を備える半キャップ型のヘルメットが挙げられる。図3Aに示すように、本実施形態では、ヘルメット45の帽体46の頂部47が下向き、かつ、ヘルメット45の鍔部48が後向きの姿勢となるように、ヘルメット45を収納ボックス80内に収納することができる。ヘルメット45の鍔部48は、後壁90の鍔部92に沿うように配置される。このとき、図2に示すように、平面視において、ヘルメット45の鍔部48の少なくとも一部は燃料タンク60の凹部66と重なっている。すなわち、ヘルメット45の鍔部48の少なくとも一部は燃料タンク60の凹部66の上方に配置される。図3Bに示すように、燃料タンク60の前端部64の左方に位置する部分64aおよび右方に位置する部分64bは、車両側面視において、ヘルメット45の鍔部48の一部と重なっている。
<第2実施形態>
上述した実施形態では、収納ボックス80の後壁90の上縁90aは、平面視において円弧状に形成されているが、かかる形態に限定されない。以下、第2実施形態に係る収納ボックス180について説明する。
図12に示すように、本実施形態に係る収納ボックス180の後壁190の上縁190aは、平面視において直線状に形成されている。上縁190aは、平面視において左右に延びている。図13に示すように、収納ボックス180は、ヘルメット45等が収納される容積を有している。本実施形態では、ヘルメット45の帽体46の頂部47が下向き、かつ、ヘルメット45の鍔部48が後向きの姿勢となるように、ヘルメット45を収納ボックス180内に収納することができる。ヘルメット45の鍔部48は、後壁190の上縁190aを越えて収納ボックス180の後方に配置される。このとき、図12に示すように、平面視において、ヘルメット45の鍔部48の少なくとも一部は燃料タンク60の凹部66と重なっている。すなわち、ヘルメット45の鍔部48の少なくとも一部は燃料タンク60の凹部66の上方に配置される。その他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。
上述したように、本実施形態に係る自動二輪車1では、収納ボックス80の後壁90の右端91aおよび左端91bは、前壁82の右端83aおよび左端83bよりも車幅方向の外方に位置する。そのため、収納ボックス80の車幅方向の中央における前壁82から後壁90の距離は、他の部分の当該部分に比べて短くなる。しかし、収納ボックス80の後方に配置された燃料タンク60の前端部64の車幅方向の中央には、後方に向かって凹む凹部66が形成されているため、凹部66の部分だけ収納スペースが大きくなる。また、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbは、凹部66の後端66aよりも前方に位置しているため、燃料タンク60に凹部66が形成されていても燃料タンク60の容量を確保することができる。以上より、本実施形態に係るアンダーボーン型の自動二輪車1では、燃料タンク60の容量の減少を抑制しつつ、効果的にシート50下方の収納スペースを拡大することができる。
本実施形態によれば、後壁90の後端91cは、右壁85の後端86bおよび左壁95の後端96bよりも後方に配置され、かつ、燃料タンク60の凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbよりも後方に配置されている。これにより、自動二輪車1を大型化することなく、収納ボックス80の容積を大きくすることができる。
本実施形態によれば、後壁90の上縁90aは、平面視において円弧状に形成され、後壁90の後端91cは、右壁85の後端86bおよび左壁95の後端96bよりも後方に配置され、かつ、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbよりも後方に配置されている。これにより、自動二輪車1を大型化することなく、収納ボックス80の容積を大きくすることができる。
本実施形態によれば、後壁90は、後斜め上方へ延びる鍔部92を有し、凹部66は、燃料タンク60の前端部64の上部に形成され、鍔部92の少なくとも一部は、凹部66の車幅方向の左方に位置する部分64aの前端64aaおよび右方に位置する部分64bの前端64bbよりも後方に配置され、平面視において燃料タンク60と重なっている。このように、凹部66は、燃料タンク60の前端部64の上部に形成されているので、燃料タンク60の容量の減少を抑えることができる。また、鍔部92が凹部66内に配置されているため、収納ボックス80内に収納した物と燃料タンク60との接触を効果的に防止することができる。
本実施形態によれば、鍔部92は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾き、凹部66の表面は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いている。このように、凹部66は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いているため、燃料タンク60の容量の減少をより抑えることができる。
本実施形態によれば、後壁90の上端91dは、右壁85の上端85bおよび左壁95の上端95bよりも上方に位置し、後壁90の上縁90aは、後壁90の上端91dから右壁85の上端85bおよび左壁95の上端95bに向けて下向きに傾斜するように形成されている。このように、後壁90の上縁90aは、後壁90の上端91dから右壁85の上端85bおよび左壁95の上端95bに向けて下向きに傾斜するように形成されているため、収納ボックス80の後方から水が流れてきた場合に、右壁85および左壁95の上端85b、95bよりも上方に延びる後壁90によって、水が収納ボックス80内に浸入することを効果的に防止することができる。
本実施形態によれば、左壁95は、水平断面が左方に凸状の曲線状に形成された左壁本体部96と、左壁本体部96の前端96aよりも後方かつ後端96bよりも前方に設けられ、水平断面が左壁本体部96よりも曲率の大きな左方に凸状の曲線状に形成された左壁膨出部97とを有し、右壁85は、水平断面が右方に凸状の曲線状に形成された右壁本体部86と、右壁本体部86の前端86aよりも後方かつ後端86bよりも前方に設けられ、水平断面が右壁本体部86よりも曲率の大きな右方に凸状の曲線状に形成された右壁膨出部87とを有している。このように、左壁95および右壁85の一部である左壁膨出部97および右壁膨出部87が車幅方向の外方に向かって膨らんでいるため、収納ボックス80の容積が大きくなる。
本実施形態によれば、シート50の裏面52のうち後壁90および燃料タンク60の凹部66と対向する領域には、上方へ凹む凹み部54が形成されている。このように、シート50の裏面52に凹み部54が形成されているため、収納ボックス80の後壁90の上方から燃料タンク60の凹部66の上方にかけて、収納スペースを確保することができる。
本実施形態によれば、後輪10の一部の上方に配置されたリアフェンダ26、を備え、収納ボックス80の後壁90の下方には、リアフェンダ26の一部の上方に位置する上方に凹んだ凹部94が形成されている。リアフェンダ26の一部を収納ボックス80の凹部94内に配置することによって、自動二輪車1の前後方向の長さを小さくすることができ、自動二輪車1のコンパクト化が実現される。
本実施形態によれば、ヘルメット45の帽体46の頂部47が下向きかつヘルメット45の鍔部48が後向きの姿勢となるようにヘルメット45が収納ボックス80内に収納されたときに、平面視において、燃料タンク60の凹部66は、ヘルメット45の鍔部48の少なくとも一部が凹部66の上方に配置されるように形成されている。収納ボックス80がヘルメット(例えば半キャップ型のヘルメット)45の帽体46を収納することができる容積を備えたものであり、ヘルメット45の全体を収納ボックス80内に収納することが困難な場合であっても、燃料タンク60の前端部64には凹部66が形成されているため、ヘルメット45の鍔部48を該凹部66内に収納することで、ヘルメット45をシート50下方の収納スペースに収納することができる。
本実施形態によれば、燃料タンク60の内部には燃料ポンプ28が配置され、燃料ポンプ28は、燃料タンク60の下壁69に取り付けられている。これにより、燃料ポンプ28をコンパクトに配置することができる。
本実施形態によれば、車体フレーム30は、メインフレーム14から後斜め上向きに延びる左右のシートフレーム16a、16bと、左右のシートフレーム16a、16bに架け渡されたクロスメンバ19aと、を備えている。シートフレーム16a、16bには、収納ボックス80が取り付けられたブラケット17aが設けられている。クロスメンバ19aには、燃料タンク60が取り付けられている。ブラケット17aは、クロスメンバ19aの燃料タンク60が取り付けられた部分よりも前方に位置している。収納ボックス80は、クロスメンバ19aの燃料タンク60が取り付けられた部分の上方にシート荷重受け部93を備える。本実施形態によれば、収納ボックス80と燃料タンク60とを共締めしていない。そのため、収納ボックス80と燃料タンク60とが平面視で重なるように配置されているにも拘わらず、収納ボックス80の高さが高くなってしまうことを抑制しかつ収納ボックス80の容積を確保することができる。また、収納ボックス80と燃料タンク60とを共締めしなかったことにより生じたスペース、すなわちクロスメンバ19aの燃料タンク60が取り付けられた部分の上方に、シート荷重受け部93を設けることができる。よって、収納ボックス80および燃料タンク60をコンパクトに配置しながら、シート50から収納ボックス80に加わる荷重を分散することができる。
1 自動二輪車
10 後輪
14 メインフレーム
26 リアフェンダ
28 燃料ポンプ
30 車体フレーム
40 エンジン
45 ヘルメット
48 鍔部
50 シート
60 燃料タンク
64 前端部
64a 左方に位置する部分
64b 右方に位置する部分
66 凹部
69 下壁
80 収納ボックス
82 前壁
85 右壁
86 右壁本体部
87 右壁膨出部
90 後壁
92 鍔部
93 シート荷重受け部
94 凹部
95 左壁
96 左壁本体部
97 左壁膨出部
100 開口

Claims (12)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから後斜め下向きに延びるメインフレームを有する車体フレームと、
    前記メインフレームに揺動不能に支持され、かつ、前記メインフレームの下方に配置されたエンジンと、
    前記車体フレームに支持されたシートと、
    少なくとも一部が前記シートと前記メインフレームとの間に配置された収納ボックスと、
    前記シートの下方、かつ、前記収納ボックスの後方に配置された燃料タンクと、
    前記燃料タンクの下方に配置された後輪と、を備え、
    前記収納ボックスは、前壁と、前記前壁の右端から後方に延びる右壁と、前記前壁の左端から後方に延びる左壁と、前記右壁と前記左壁とを連結する後壁と、を有し、
    前記収納ボックスには、前記前壁の上縁と前記右壁の上縁と前記後壁の上縁と前記左壁の上縁とによって開口が形成され、
    前記後壁の右端は、前記前壁の右端より右方に位置し、
    前記後壁の左端は、前記前壁の左端より左方に位置し、
    前記燃料タンクの前端部の少なくとも一部は、前記後壁の少なくとも一部より上方に位置し、
    前記燃料タンクの前端部には、車幅方向の中央において、後方に向かって凹む凹部が形成され、
    前記燃料タンクの前端部のうち、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端は、前記凹部の後端よりも前方に位置している、自動二輪車。
  2. 前記後壁の後端は、前記右壁の後端および前記左壁の後端よりも後方に配置され、かつ、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記後壁の上縁は、平面視において円弧状に形成され、
    前記後壁の後端は、前記右壁の後端および前記左壁の後端よりも後方に配置され、かつ、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  4. 前記後壁は、後斜め上方へ延びる鍔部を有し、
    前記凹部は、前記燃料タンクの前端部の上部に形成され、
    前記鍔部の少なくとも一部は、前記凹部の車幅方向の左方に位置する部分の前端および右方に位置する部分の前端よりも後方に配置され、平面視において前記燃料タンクと重なっている、請求項1に記載の自動二輪車。
  5. 前記鍔部は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾き、
    前記凹部の表面は、後方に行くほど上方に向かうように鉛直方向から傾いている、請求項4に記載の自動二輪車。
  6. 前記後壁の上端は、前記右壁の上端および前記左壁の上端よりも上方に位置し、
    前記後壁の上縁は、前記後壁の上端から前記右壁の上端および前記左壁の上端に向けて下向きに傾斜するように形成されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  7. 前記左壁は、水平断面が直線状または左方に凸状の曲線状に形成された左壁本体部と、前記左壁本体部の前端よりも後方かつ後端よりも前方に設けられ、水平断面が前記左壁本体部よりも曲率の大きな左方に凸状の曲線状に形成された左壁膨出部とを有し、
    前記右壁は、水平断面が直線状または右方に凸状の曲線状に形成された右壁本体部と、前記右壁本体部の前端よりも後方かつ後端よりも前方に設けられ、水平断面が前記右壁本体部よりも曲率の大きな右方に凸状の曲線状に形成された右壁膨出部とを有している、請求項1に記載の自動二輪車。
  8. 前記シートの裏面のうち前記後壁および前記凹部と対向する領域には、上方へ凹む凹み部が形成されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  9. 前記後輪の一部の上方に配置されたリアフェンダ、を備え、
    前記収納ボックスの前記後壁の下方には、前記リアフェンダの一部の上方に位置する上方に凹んだ凹部が形成されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  10. ヘルメットの帽体の頂部が下向きかつ前記ヘルメットの鍔部が後向きの姿勢となるように前記ヘルメットが前記収納ボックス内に収納されたときに、平面視において、前記燃料タンクの前記凹部は、前記ヘルメットの鍔部の少なくとも一部が前記凹部の上方に配置されるように形成されている、請求項1に記載の自動二輪車。
  11. 前記燃料タンクの内部には燃料ポンプが配置され、
    前記燃料ポンプは、前記燃料タンクの下壁に取り付けられている、請求項1に記載の自動二輪車。
  12. 前記車体フレームは、前記メインフレームから後斜め上向きに延びる左右のシートフレームと、左右のシートフレームに架け渡されたクロスメンバと、を備え、
    前記シートフレームには、前記収納ボックスが取り付けられた第1取付部が設けられ、
    前記クロスメンバには、前記燃料タンクが取り付けられた第2取付部が設けられ、
    前記第1取付部は、前記第2取付部よりも前方に位置し、
    前記収納ボックスは、前記第2取付部の上方にシート荷重受け部を備える、請求項2に記載の自動二輪車。
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