JP7177757B2 - 鞍乗り型車両のステップ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両のステップ構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のステップ構造において、車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態との間で起伏自在に回動するステップを備えたものがある(例えば、特開2015-155278号公報参照)。ステップは、ステップの端部に設けられた軸を中心に回動自在に設けられている。ステップは、収納状態において軸がステップの後部に位置するように収納される。
特開2015-155278号公報
ところで、鞍乗り型車両のステップ構造においては、収納状態でステップの外観性を高めることが要求される。外観性を高めるために収納状態でのステップの存在感を大きくすると、使用状態ではステップが車幅方向外方へ過度に突出することがある。
そこで本発明は、鞍乗り型車両のステップ構造において、使用状態でステップの車幅方向外方への過度な突出を抑制することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る鞍乗り型車両のステップ構造は、車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態との間で起伏自在に回動するステップ(40)を備えた鞍乗り型車両(1)のステップ構造(39)において、前記ステップ(40)は、車体(20)に設けられた軸(27)を中心に回動可能であり、前記ステップ(40)は、前記軸(27)から前記軸(27)と交差する方向に沿う第一方向(V1)に延びる第一延出部(41)と、前記軸(27)から前記第一方向(V1)とは反対の第二方向(V2)に延びる第二延出部(42)と、を備え、前記収納状態において、前記第一延出部(41)及び前記第二延出部(42)は前記車両側面に沿うように倒れ、前記使用状態において、前記第一延出部(41)は車幅方向外側に起立し、前記第二延出部(42)は車幅方向内側に指向して車体カバー(30)に設けられた凹部(34b)に収納され、前記車体カバー(30)は、前記ステップ(40)を収納可能な収納部(34a)を備え、前記ステップ(40)は、前記収納部(34a)内に収められ、前記収納部(34a)内に前記凹部(34b)を備え、前記凹部(34b)は、前記凹部(34b)より内側に凹む凹み部と、前記凹み部の下方にて外側へ突出する突出部と、を備え、前記第二延出部(42)は、前記使用状態において、前記軸(27)よりも前記第二方向(V2)に突出する爪部(42a)を備え、前記爪部(42a)は、前記収納状態において、前記第二方向(V2)の側に向かって先細りの形状を有し、前記凹み部は、上端より下端の長さが短い台形形状である
(2)上記(1)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記第二延出部(42)は、前記収納状態において前記第二方向(V2)の側に向かって先細りの形状を有してもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記第一延出部(41)は、前記収納状態において前記第一方向(V1)の側に向かって先細りの形状を有してもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記使用状態において前記第二延出部(42)と前記凹部(34b)との間には隙間(34t)が形成されてもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記ステップ(40)は、前記第一延出部(41)と前記第二延出部(42)との接続位置から前記軸(27)に向かって突出し、前記軸(27)を支点として前記軸(27)の回りに回動可能に連結された軸支部(43)を更に備えてもよい。
(6)上記(5)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記軸支部(43)は、前記収納状態において前記第一延出部(41)及び前記第二延出部(42)によって車幅方向外側から覆われてもよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記収納状態において、前記第一延出部(41)は車両上方に指向し、前記第二延出部(42)は車両下方に指向してもよい。
(8)上記(1)から(7)のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記軸(27)の前後端部は、ブラケット(28)に連結され、前記ステップ(40)の軸支部(43)は、前記ブラケット(28)の側壁部(28a)に当接する側面を備え、前記爪部(42a)は、前記使用状態で、前記側面の下方から車幅方向内方に向かって突出し、前記ステップ(40)の外側面は、前記使用状態で、前記ステップ(40)の下面の前記第一延出部(41)から前記爪部(42a)まで連続して延び、前記爪部(42a)は、前記凹み部に収納されてもよい。
(9)上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造では、前記ステップ(40)は、前記収納状態において前記車体カバー(30)よりも車幅方向外方に膨出し、前記収納状態において、前記ステップ(40)の車幅方向外面は、前記車体カバー(30)の車幅方向外面に沿うように車幅方向外方に凸をなすように湾曲していてもよい。
本発明の上記(1)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、使用状態において、第一延出部は車幅方向外側に起立し、第二延出部は車幅方向内側に指向して車体カバーに設けられた凹部に収納されることで、以下の効果を奏する。
使用状態においてステップのうち第一延出部を運転者の足置き部として機能させつつ第二延出部を車体カバーの凹部に収納することができる。したがって、使用状態でステップの車幅方向外方への過度な突出を抑制することができる。
本発明の上記(2)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、第二延出部は、収納状態において第二方向の側に向かって先細りの形状を有することで、以下の効果を奏する。
収納状態において第二延出部の外観性を高めることができる。
本発明の上記(3)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、第一延出部は、収納状態において第一方向の側に向かって先細りの形状を有することで、以下の効果を奏する。
収納状態において第一延出部の外観性を高めることができる。
本発明の上記(4)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、使用状態において第二延出部と凹部との間には隙間が形成されることで、以下の効果を奏する。
使用状態において第二延出部と凹部との干渉を抑制することができる。
本発明の上記(5)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、ステップは、第一延出部と第二延出部との接続位置から軸に向かって突出し、軸を支点として軸の回りに回動可能に連結された軸支部を更に備えることで、以下の効果を奏する。
軸支部が第一延出部および第二延出部よりも軸の側にオフセットして配置されるため、第一延出部および第二延出部の外観形状の自由度(デザインの自由度)を高めることができる。
本発明の上記(6)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、軸支部は、収納状態において第一延出部及び第二延出部によって車幅方向外側から覆われることで、以下の効果を奏する。
収納状態において軸支部は車幅方向外側から見えなくなるため、第一延出部及び第二延出部の外形によりステップの外観性を高めることができる。
本発明の上記(7)に記載の鞍乗り型車両のステップ構造によれば、収納状態において、第一延出部は車両上方に指向し、第二延出部は車両下方に指向することで、以下の効果を奏する。
収納状態において車両上下方向に沿うように倒れるステップの外観性を高めることができる。
実施形態の自動二輪車の左側面図である。 実施形態の収納状態のピリオンステップ周辺の左側面図である。 実施形態のピリオンステップ周辺の前面図である。 実施形態のピリオンステップの前面図である。 実施形態の使用状態のピリオンステップ周辺の左側面図である。 図5のVI-VI断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1に示すように、本実施形態は、鞍乗り型車両の一例としてのユニットスイング式のスクータ型の自動二輪車1に適用されている。
自動二輪車1は、操向輪である前輪2と、駆動輪である後輪3と、を備える。前輪2は、フロントフォーク4に支持されている。前輪2は、バーハンドル5によって操向可能である。後輪3は、スイングユニット10に支持されている。後輪3は、スイングユニット10が有する原動機(例えばエンジン11)によって駆動可能である。
スイングユニット10は、エンジン11及び変速機12(例えばVベルト式の無段変速機)を備える。後輪3は、変速機12の後部の出力軸(不図示)に支持されている。スイングユニット10の後部は、リアクッション6を介して車体フレーム20に支持されている。エアクリーナ7は、スイングユニット10の上部に支持されている。
バーハンドル5、フロントフォーク4及び前輪2は、ステアリング系部品に含まれる。ステアリング系部品は、車体フレーム20の前端部に操向可能に支持されている。スイングユニット10および後輪3は、車体フレーム20の後下部に上下揺動可能に支持されている。車体フレーム20の周囲は、車体カバー30で覆われている。
車体フレーム20は、例えば複数種の鋼材を溶接等により一体に結合して形成されている。車体フレーム20は、前端部に位置するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から下方へ延びるフロントフレーム22と、車体下部で車幅方向に延びてフロントフレーム22の下端部を接続するクロスフレーム23と、フロントフレーム22の下部両側から左右に分岐して下方に延びた後に後方へ湾曲して延びる左右一対のフロアサイドフレーム24と、左右フロアサイドフレーム24の後端部から後上方に延びる左右一対のリアフレーム25と、を備える。
自動二輪車1は、シート15に着座した運転者が足を載せるステップフロア16と、ステップフロア16の前方に連なるフロントボディFBと、ステップフロア16の後方に連なるリアボディRBと、を備える。シート15は、リアボディRBの上部に支持されている。
車体カバー30は、車体フレーム20のヘッドパイプ21周辺を前方から覆うフロントカバー31と、ヘッドパイプ21周辺を後方から覆うインナーカバー32と、車体フレーム20の下部を上方から覆うフロアカバー33と、車体フレーム20の左右リアフレーム25周辺を覆うリアカバー34と、を備える。フロントカバー31およびインナーカバー32は、運転者の脚部の前方に配置されるレッグシールド35を形成している。フロアカバー33は、左右フロアサイドフレーム24に支持されている。フロアカバー33は、左右フロアサイドフレーム24とともにステップフロア16を形成している。
<ステップ構造39>
自動二輪車1のステップ構造39は、車幅方向に起立する使用状態(図3の二点鎖線参照)と車両側面に沿うように倒れる収納状態(図3の実線参照)との間で起伏自在に回動するピリオンステップ40(以下単に「ステップ40」ともいう。)を備える。ステップ40は、リアカバー34の左右側部にそれぞれ設けられる。以下、左右のステップ40のうち左ステップ40(以下単に「ステップ40」ともいう。)を例示して説明する。右ステップ40は、その形状が左ステップ40と左右対称であることを除き、左ステップ40と同様の構成であるため、その詳細な説明を省略する。
図2は、ステップ40の収納状態を示す左側面図である。図3は、ステップ40の収納状態を示す前面図である。図3では、ステップ40の使用状態を二点鎖線で示している。実施形態において、ステップ40の収納状態は、ステップ40が車両上下方向に沿うように倒れる状態を意味する。以下、ステップ40の収納状態を単に「収納状態」、ステップ40の使用状態を単に「使用状態」ということがある。
図3に示すように、ステップ40は、収納状態においてリアカバー34よりも車幅方向外方に膨出している。ステップ40(ステップ40の車幅方向外面)は、収納状態においてリアカバー34の車幅方向外面よりも車幅方向外方に位置している。収納状態において、ステップ40の車幅方向外面は、リアカバー34の車幅方向外面に沿うように車幅方向外方に凸をなすように湾曲している。
図5に示すように、リアカバー34は、ステップ40を収納可能な収納部34aを有する。収納部34aは、リアカバー34において側面視でスイングユニット10の前端部およびエアクリーナ7の前端部と重なる部分に配置されている。収納部34aは、ステップ40を収納可能な大きさの空間34sを有する。
側面視で、収納部34aは、上下端部が先細りとなるように車両上下方向に延びる外形をなしている。側面視で、収納部34aの上部は、後上方に指向するように延びている。側面視で、収納部34aの下部は、収納部34aの上部よりも緩やかに下方へ凸をなしている。収納部34aの前端縁は、側面視で前方に凸をなすように湾曲している。収納部34aの後端縁は、側面視で後下方に凸をなすように湾曲している。
ステップ40は、車体フレーム20(車体)に設けられた軸27を中心に回動可能である(図6参照)。図6に示すように、軸27は、車両前後方向に沿うように延びている。軸27の前後端部は、ブラケット28(不図示の前後壁部)に連結されている。軸27は、ブラケット28等を介して車体フレーム20(例えばリアフレーム25)に連結されている。
ブラケット28は、車両上下方向に延びる側壁部28aと、側壁部28aの上端から車幅方向外方に向かって延びる上壁部28bと、側壁部28aの下端から車幅方向内方に向かって延びる下壁部28cと、を備える。側壁部28a、上壁部28b及び下壁部28cは、同一の部材で一体に形成されている。なお、側壁部28a、上壁部28b及び下壁部28cは、異なる部材(例えば2部品)で一体に形成されていてもよい。
<ステップ>
図2に示すように、ステップ40は、収納状態の側面視で上下端部が先細りとなるように車両上下方向に延びる外形をなしている。収納状態の側面視で、ステップ40は、収納部34aの外形に沿う形状をなしている。収納状態の側面視で、ステップ40の上部は、後上方に指向するように延びている。収納状態の側面視で、ステップ40の下部は、ステップ40の上部よりも緩やかに下方へ凸をなしている。収納状態の側面視で、ステップ40の前端縁は、前方に凸をなすように湾曲している。収納状態の側面視で、ステップ40の後端縁は、後下方に凸をなすように湾曲している。
図6に示すように、ステップ40は、軸27と交差する方向に沿う第一方向V1に延びる第一延出部41と、第一方向V1とは反対の第二方向V2に延びる第二延出部42と、第一延出部41と第二延出部42との接続位置(結合位置)から軸27に向かって突出し、軸27を支点として軸27の回りに回動可能に連結された軸支部43と、を備える(図4参照)。第一延出部41、第二延出部42及び軸支部43は、同一の部材で一体に形成されている。
図2に示すように、第一延出部41は、収納状態において車両側面に沿うように車両上方に指向する。第一延出部41は、収納状態において第一方向V1の側に向かって先細りの形状を有する。収納状態の側面視で、第一延出部41は、後上方に指向するように延びている。第一延出部41の第一方向V1の長さは、第二延出部42の第二方向V2の長さよりも長い。
図6に示すように、第一延出部41は、使用状態において車幅方向外側に起立する。第一延出部41は、使用状態において同乗者が足を置くための足置き部として機能する。第一延出部41は、使用状態において車幅方向外方に向かって延びる本体部41aと、本体部41aの車幅方向外端から上方に突出する凸部41bと、を備える。第一延出部41は、同乗者が足を置いたときの滑り止めとしての弾性部材を有してもよい。例えば、弾性部材は、第一延出部41の本体部41a(凸部41bと軸支部43との間の部分)に設けられる。
図2に示すように、第二延出部42は、収納状態において車両側面に沿うように車両下方に指向する。第二延出部42は、収納状態において第二方向V2の側に向かって先細りの形状を有する。収納状態の側面視で、第二延出部42は、第一延出部41よりも緩やかに下方へ凸をなしている。
図6に示すように、第二延出部42は、使用状態において車幅方向内側に向かって指向して収納部34aに設けられた凹部34bに収納される。凹部34bは、リアカバー34の車幅方向外側面から車幅方向内方に向かって窪んでいる。使用状態において、第二延出部42と凹部34bとの間には隙間34tが形成される。凹部34bは、第二延出部42を収納状態から使用状態とするまでの回動軌跡を避けるように形成されている。
第二延出部42は、使用状態において軸支部43よりも車幅方向内方に向かって突出する爪部42aを備える。使用状態において、爪部42aは、ブラケット28の下壁部28cに下方から当接する。ブラケット28の下壁部28cは、使用状態においてステップ40が車幅方向に延びた状態よりも更に下方に倒れることを止める係止部として機能する。
軸支部43は、車両前後方向に沿うように延びる貫通孔43hを有する。軸27は、軸支部43の貫通孔43hに挿通されている。
図3に示すように、軸支部43は、収納状態において第一延出部41及び第二延出部42によって車幅方向外側から覆われる(図2参照)。軸支部43は、収納状態においてステップ40の車幅方向内側に位置する。
図6に示すように、軸支部43は、使用状態において第二延出部42よりも上方に位置する。軸支部43は、使用状態においてブラケット28の側壁部28a及び上壁部28bによって区画された空間28sに収納される。ブラケット28の上壁部28bは、軸支部43を収納状態から使用状態とするまでの回動軌跡を避けるように形成されている。
軸支部43は、使用状態においてブラケット28の側壁部28aに当接する側面43aを有する。使用状態において、軸支部43の側面43aは、ブラケット28の側壁部28aに車幅方向外方から当接する。ブラケット28の側壁部28aは、使用状態においてステップ40が車幅方向に延びた状態を保持するための保持部として機能する。
以上説明したように、上記実施形態の自動二輪車1のステップ構造39は、車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態との間で起伏自在に回動するステップ40を備えた自動二輪車1のステップ構造39において、ステップ40は、車体フレーム20に設けられた軸27を中心に回動可能であり、ステップ40は、軸27と交差する方向に沿う第一方向V1に延びる第一延出部41と、第一方向V1とは反対の第二方向V2に延びる第二延出部42と、を備え、収納状態において、第一延出部41及び第二延出部42は車両側面に沿うように倒れ、使用状態において、第一延出部41は車幅方向外側に起立し、第二延出部42は車幅方向内側に指向して車体カバー30に設けられた凹部34bに収納される。
この構成によれば、使用状態においてステップ40のうち第一延出部41を運転者の足置き部として機能させつつ第二延出部42を車体カバー30の凹部34bに収納することができる。したがって、使用状態でステップ40の車幅方向外方への過度な突出を抑制することができる。
上記実施形態では、第二延出部42は、収納状態において第二方向V2の側に向かって先細りの形状を有することで、以下の効果を奏する。
収納状態において第二延出部42の外観性を高めることができる。
上記実施形態では、第一延出部41は、収納状態において第一方向V1の側に向かって先細りの形状を有することで、以下の効果を奏する。
収納状態において第一延出部41の外観性を高めることができる。
上記実施形態では、使用状態において第二延出部42と凹部34bとの間には隙間34tが形成されることで、以下の効果を奏する。
使用状態において第二延出部42と凹部34bとの干渉を抑制することができる。
上記実施形態では、ステップ40は、第一延出部41と第二延出部42との接続位置から軸27に向かって突出し、軸27を支点として軸27の回りに回動可能に連結された軸支部43を更に備えることで、以下の効果を奏する。
軸支部43が第一延出部41および第二延出部42よりも軸27の側にオフセットして配置されるため、第一延出部41および第二延出部42の外観形状の自由度(デザインの自由度)を高めることができる。
上記実施形態では、軸支部43は、収納状態において第一延出部41及び第二延出部42によって車幅方向外側から覆われることで、以下の効果を奏する。
収納状態において軸支部43は車幅方向外側から見えなくなるため、第一延出部41及び第二延出部42の外形によりステップ40の外観性を高めることができる。
上記実施形態では、収納状態において、第一延出部41は車両上方に指向し、第二延出部42は車両下方に指向することで、以下の効果を奏する。
収納状態において車両上下方向に沿うように倒れるステップ40の外観性を高めることができる。
<変形例>
上記実施形態では、収納状態においてステップ40の上下端部が先細りの形状を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、収納状態においてステップ40の上下端部の少なくとも一方は、先細りの形状を有しなくてもよい。例えば、収納状態においてステップ40は、上下方向に延びる矩形状をなしていてもよい。ステップ40の外観形状は、要求仕様に応じて適宜変更してもよい。
上記実施形態では、軸支部43は、収納状態において第一延出部41及び第二延出部42によって車幅方向外側から覆われる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、軸支部43は、収納状態において第一延出部41及び第二延出部42によって車幅方向外側から覆われなくてもよい。すなわち、軸支部43の少なくとも一部は、収納状態において車幅方向外側に露出していてもよい。
上記実施形態では、収納状態において、第一延出部41は車両上方に指向し、第二延出部42は車両下方に指向する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、収納状態において、第一延出部41は車両前後方向の一方に指向し、第二延出部42は車両前後方向の他方に指向してもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
20 車体フレーム(車体)
27 軸
30 車体カバー
34b 凹部
34t 隙間
39 ステップ構造
40 ステップ
41 第一延出部
42 第二延出部
43 軸支部
V1 第一方向
V2 第二方向

Claims (9)

  1. 車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態との間で起伏自在に回動するステップ(40)を備えた鞍乗り型車両(1)のステップ構造(39)において、
    前記ステップ(40)は、車体(20)に設けられた軸(27)を中心に回動可能であり、
    前記ステップ(40)は、
    前記軸(27)から前記軸(27)と交差する方向に沿う第一方向(V1)に延びる第一延出部(41)と、
    前記軸(27)から前記第一方向(V1)とは反対の第二方向(V2)に延びる第二延出部(42)と、を備え、
    前記収納状態において、前記第一延出部(41)及び前記第二延出部(42)は前記車両側面に沿うように倒れ、
    前記使用状態において、前記第一延出部(41)は車幅方向外側に起立し、前記第二延出部(42)は車幅方向内側に指向して車体カバー(30)に設けられた凹部(34b)に収納され
    前記車体カバー(30)は、前記ステップ(40)を収納可能な収納部(34a)を備え、
    前記ステップ(40)は、前記収納部(34a)内に収められ、
    前記収納部(34a)内に前記凹部(34b)を備え、
    前記凹部(34b)は、前記凹部(34b)より内側に凹む凹み部と、前記凹み部の下方にて外側へ突出する突出部と、を備え、
    前記第二延出部(42)は、前記使用状態において、前記軸(27)よりも前記第二方向(V2)に突出する爪部(42a)を備え、
    前記爪部(42a)は、前記収納状態において、前記第二方向(V2)の側に向かって先細りの形状を有し、
    前記凹み部は、上端より下端の長さが短い台形形状であることを特徴とする鞍乗り型車両のステップ構造。
  2. 前記第二延出部(42)は、前記収納状態において前記第二方向(V2)の側に向かって先細りの形状を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  3. 前記第一延出部(41)は、前記収納状態において前記第一方向(V1)の側に向かって先細りの形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  4. 前記使用状態において前記第二延出部(42)と前記凹部(34b)との間には隙間(34t)が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  5. 前記ステップ(40)は、前記第一延出部(41)と前記第二延出部(42)との接続位置から前記軸(27)に向かって突出し、前記軸(27)を支点として前記軸(27)の回りに回動可能に連結された軸支部(43)を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  6. 前記軸支部(43)は、前記収納状態において前記第一延出部(41)及び前記第二延出部(42)によって車幅方向外側から覆われることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  7. 前記収納状態において、前記第一延出部(41)は車両上方に指向し、前記第二延出部(42)は車両下方に指向することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  8. 前記軸(27)の前後端部は、ブラケット(28)に連結され、
    前記ステップ(40)の軸支部(43)は、前記ブラケット(28)の側壁部(28a)に当接する側面を備え、
    前記爪部(42a)は、前記使用状態で、前記側面の下方から車幅方向内方に向かって突出し、
    前記ステップ(40)の外側面は、前記使用状態で、前記ステップ(40)の下面の前記第一延出部(41)から前記爪部(42a)まで連続して延び、
    前記爪部(42a)は、前記凹み部に収納されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  9. 前記ステップ(40)は、前記収納状態において前記車体カバー(30)よりも車幅方向外方に膨出し、前記収納状態において、前記ステップ(40)の車幅方向外面は、前記車体カバー(30)の車幅方向外面に沿うように車幅方向外方に凸をなすように湾曲していることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
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