JPH05208691A - 自動二輪車のピリオンフートレスト装置 - Google Patents
自動二輪車のピリオンフートレスト装置Info
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- JPH05208691A JPH05208691A JP4015351A JP1535192A JPH05208691A JP H05208691 A JPH05208691 A JP H05208691A JP 4015351 A JP4015351 A JP 4015351A JP 1535192 A JP1535192 A JP 1535192A JP H05208691 A JPH05208691 A JP H05208691A
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- Japan
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- pillion
- footrest
- bar
- pillion footrest
- foot rest
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J25/00—Foot-rests; Knee grips; Passenger hand-grips
- B62J25/06—Bar-type foot rests
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ピリオンフートレストバー廻りの美的外観向上
と、ピリオンフートレストバーの回動操作性向上とを両
立させる。 【構成】ピリオンフートレストバー１７が、車体側に折
り畳まれた収納位置と、車体側方に突出した使用位置と
の間を回動自在に枢着された自動二輪車のピリオンフー
トレスト装置に２０において、上記ピリオンフートレス
トバー１７を収納位置側に保持する保持機構２２と、ピ
リオンフートレストバー１７を使用位置側に付勢する付
勢手段と、上記保持機構２２の保持状態を遠隔部より解
除する遠隔操作機構２３とを設けた。
と、ピリオンフートレストバーの回動操作性向上とを両
立させる。 【構成】ピリオンフートレストバー１７が、車体側に折
り畳まれた収納位置と、車体側方に突出した使用位置と
の間を回動自在に枢着された自動二輪車のピリオンフー
トレスト装置に２０において、上記ピリオンフートレス
トバー１７を収納位置側に保持する保持機構２２と、ピ
リオンフートレストバー１７を使用位置側に付勢する付
勢手段と、上記保持機構２２の保持状態を遠隔部より解
除する遠隔操作機構２３とを設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ピリオンフートレスト
バーを遠隔操作によって回動させるようにした自動二輪
車のピリオンフートレスト装置に関する。
バーを遠隔操作によって回動させるようにした自動二輪
車のピリオンフートレスト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】乗員が２名乗車可能な自動二輪車には、
後部乗員用のピリオンフートレストバーが車体の両側面
に装備される。このピリオンフートレストバーは車体フ
レームに枢着され、車体側に折り畳まれた収納位置と、
車体側方に突出した使用位置との間を回動自在とされ
る。後部乗員が乗車する際には、ピリオンフートレスト
バーを手あるいは足で収納位置から使用位置に回動させ
る。
後部乗員用のピリオンフートレストバーが車体の両側面
に装備される。このピリオンフートレストバーは車体フ
レームに枢着され、車体側に折り畳まれた収納位置と、
車体側方に突出した使用位置との間を回動自在とされ
る。後部乗員が乗車する際には、ピリオンフートレスト
バーを手あるいは足で収納位置から使用位置に回動させ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクータの
ように車体フレーム全体が合成樹脂などでできたフレー
ムカバーによって覆われた自動二輪車の中には、ピリオ
ンフートレストバーを収納位置に置いたときの美的外観
を向上させるため、ピリオンフートレストバーをフレー
ムカバーに設けた収納孔内に埋め込むように収納させる
ようにしたものがある。この場合、収納位置に置かれた
ピリオンフートレストバーの側面とフレームカバーの表
面は同一の平面とされる。
ように車体フレーム全体が合成樹脂などでできたフレー
ムカバーによって覆われた自動二輪車の中には、ピリオ
ンフートレストバーを収納位置に置いたときの美的外観
を向上させるため、ピリオンフートレストバーをフレー
ムカバーに設けた収納孔内に埋め込むように収納させる
ようにしたものがある。この場合、収納位置に置かれた
ピリオンフートレストバーの側面とフレームカバーの表
面は同一の平面とされる。
【０００４】しかしながら、このようにピリオンフート
レストバーを収納させるようにした場合、ピリオンフー
トレストバーとフレームカバー収納孔の縁部との間隙が
小さいためにピリオンフートレストバーを引き出しにく
くなるという問題が生じる。ところが、これを解決する
ために上記間隙を拡げたり、ピリオンフートレストバー
に取手等を設けた場合、ピリオンフートレストバー廻り
の美的外観が損われてしまう。
レストバーを収納させるようにした場合、ピリオンフー
トレストバーとフレームカバー収納孔の縁部との間隙が
小さいためにピリオンフートレストバーを引き出しにく
くなるという問題が生じる。ところが、これを解決する
ために上記間隙を拡げたり、ピリオンフートレストバー
に取手等を設けた場合、ピリオンフートレストバー廻り
の美的外観が損われてしまう。
【０００５】また、ピリオンフートレストバーを足で使
用位置に回動させることが不可能となるため、ピリオン
フートレストバー使用の際には乗員が車体の両側に屈み
込んで手で回動させる必要があり、回動操作がしにくか
った。
用位置に回動させることが不可能となるため、ピリオン
フートレストバー使用の際には乗員が車体の両側に屈み
込んで手で回動させる必要があり、回動操作がしにくか
った。
【０００６】本発明は、かかる問題点を考慮してなされ
たもので、ピリオンフートレストバー廻りの美的外観向
上と、ピリオンフートレストバーの回動操作性向上とを
両立可能な自動二輪車のピリオンフートレスト装置を提
供することを目的とする。
たもので、ピリオンフートレストバー廻りの美的外観向
上と、ピリオンフートレストバーの回動操作性向上とを
両立可能な自動二輪車のピリオンフートレスト装置を提
供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車のピリオンフートレスト装
置は、ピリオンフートレストバーが、車体側に折り畳ま
れた収納位置と、車体側方に突出した使用位置との間を
回動自在に枢着された自動二輪車のピリオンフートレス
ト装置において、上記ピリオンフートレストバーを収納
位置に保持する保持機構と、ピリオンフートレストバー
を使用位置側に付勢する付勢手段と、上記保持機構の保
持状態を遠隔部より解除する遠隔操作機構とを設けたこ
とを特徴とするものである。
め、本発明に係る自動二輪車のピリオンフートレスト装
置は、ピリオンフートレストバーが、車体側に折り畳ま
れた収納位置と、車体側方に突出した使用位置との間を
回動自在に枢着された自動二輪車のピリオンフートレス
ト装置において、上記ピリオンフートレストバーを収納
位置に保持する保持機構と、ピリオンフートレストバー
を使用位置側に付勢する付勢手段と、上記保持機構の保
持状態を遠隔部より解除する遠隔操作機構とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】自動二輪車のピリオンフートレスト装置をこの
ように構成することにより、ピリオンフートレストバー
を遠隔操作によって収納位置から使用位置側へ回動させ
ることができるため、ピリオンフートレストバーに取手
等を設けて引き出し易くする必要がなくなる。
ように構成することにより、ピリオンフートレストバー
を遠隔操作によって収納位置から使用位置側へ回動させ
ることができるため、ピリオンフートレストバーに取手
等を設けて引き出し易くする必要がなくなる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１０】図１は、本発明を適用した自動二輪車の一
例を示すスクータの左側面図である。このスクータ１は
一般的な車体構成を持つもので、その車体フレーム２
は、フロントフォーク３をハンドルバー４および前輪５
とともに左右回動自在に支持するヘッドパイプ６と、ヘ
ッドパイプ６から下部後方に延びるダウンチューブ７
と、ダウンチューブ７の後端部から上部後方に延びる左
右一対のリヤフレーム８とから構成される。
例を示すスクータの左側面図である。このスクータ１は
一般的な車体構成を持つもので、その車体フレーム２
は、フロントフォーク３をハンドルバー４および前輪５
とともに左右回動自在に支持するヘッドパイプ６と、ヘ
ッドパイプ６から下部後方に延びるダウンチューブ７
と、ダウンチューブ７の後端部から上部後方に延びる左
右一対のリヤフレーム８とから構成される。
【００１１】ダウンチューブ７とリヤフレーム８の接続
部には補強材を兼ねるエンジンマウント９が固着され、
このエンジンマウント９に、リンク１１を介してエンジ
ンユニット１２が水平支軸１３廻りに揺動自在に枢着さ
れ、エンジンユニット１２の後部に後輪１４が軸支され
ている。
部には補強材を兼ねるエンジンマウント９が固着され、
このエンジンマウント９に、リンク１１を介してエンジ
ンユニット１２が水平支軸１３廻りに揺動自在に枢着さ
れ、エンジンユニット１２の後部に後輪１４が軸支され
ている。
【００１２】このように構成された車体フレーム２は、
合成樹脂などでできたフレームカバー１５によって全面
的に覆われ、スクータ１の外観が整えられると同時に車
体フレーム２に取着された機器類が外部から保護され
る。
合成樹脂などでできたフレームカバー１５によって全面
的に覆われ、スクータ１の外観が整えられると同時に車
体フレーム２に取着された機器類が外部から保護され
る。
【００１３】着座シート１６はリヤフレーム８等に支持
されており、前後に２名の乗員が乗車可能となってい
る。後部乗員の足を載せるためのピリオンフートレスト
バー１７は、例えばリヤフレーム８の左右下方に枢着さ
れ、図２に示すようにフレームカバー１５に設けられた
収納孔１８内に収納された収納位置Ａと、車体側方に突
出した使用位置Ｂとの間を回動自在とされている。収納
位置Ａにあるときのピリオンフートレストバー１７の側
面１７ａはフレームカバー１５の表面とほぼ同一面をな
し、フレームカバー１５より突出しないようにされてい
る。
されており、前後に２名の乗員が乗車可能となってい
る。後部乗員の足を載せるためのピリオンフートレスト
バー１７は、例えばリヤフレーム８の左右下方に枢着さ
れ、図２に示すようにフレームカバー１５に設けられた
収納孔１８内に収納された収納位置Ａと、車体側方に突
出した使用位置Ｂとの間を回動自在とされている。収納
位置Ａにあるときのピリオンフートレストバー１７の側
面１７ａはフレームカバー１５の表面とほぼ同一面をな
し、フレームカバー１５より突出しないようにされてい
る。
【００１４】本発明に係るピリオンフートレスト装置２
０は、上記ピリオンフートレストバー１７と、ピリオン
フートレストバー１７が枢着されるフートレストフレー
ム２１と、ピリオンフートレストバー１７を収納位置Ａ
に保持する保持機構２２と、ピリオンフートレストバー
１７を使用位置Ｂ側に付勢する付勢手段と、上記保持機
構２２の保持状態を遠隔部より解除する遠隔操作機構２
３となる操作レバー２４およびコントロールケーブル２
５等から構成される。なお、以下の説明は車体左側のピ
リオンフートレスト装置２０について述べる。
０は、上記ピリオンフートレストバー１７と、ピリオン
フートレストバー１７が枢着されるフートレストフレー
ム２１と、ピリオンフートレストバー１７を収納位置Ａ
に保持する保持機構２２と、ピリオンフートレストバー
１７を使用位置Ｂ側に付勢する付勢手段と、上記保持機
構２２の保持状態を遠隔部より解除する遠隔操作機構２
３となる操作レバー２４およびコントロールケーブル２
５等から構成される。なお、以下の説明は車体左側のピ
リオンフートレスト装置２０について述べる。
【００１５】図３は、図１のIII −III 線に沿う断面図
であり、図４は上記フートレストフレーム２１の一部分
解斜視図である。図３において、ピリオンフートレスト
バー１７は収納位置Ａに置かれている。リヤフレーム８
にはフートレストマウント２６が溶接などによって固定
され、このフートレストマウント２６に後方へ延びるフ
ートレストフレーム２１がボルト２７，２７によって締
結される。フートレストフレーム２１の前部には、コの
字形のホルダブラケット２８が固着されており、ピリオ
ンフートレストバー１７の基端部がシャフト２９によっ
て上記ホルダブラケット２８に枢着される。上記シャフ
ト２９はホルダブラケット２８を貫通し、ワッシャ３１
および割りピン３２によって抜脱を防止される。
であり、図４は上記フートレストフレーム２１の一部分
解斜視図である。図３において、ピリオンフートレスト
バー１７は収納位置Ａに置かれている。リヤフレーム８
にはフートレストマウント２６が溶接などによって固定
され、このフートレストマウント２６に後方へ延びるフ
ートレストフレーム２１がボルト２７，２７によって締
結される。フートレストフレーム２１の前部には、コの
字形のホルダブラケット２８が固着されており、ピリオ
ンフートレストバー１７の基端部がシャフト２９によっ
て上記ホルダブラケット２８に枢着される。上記シャフ
ト２９はホルダブラケット２８を貫通し、ワッシャ３１
および割りピン３２によって抜脱を防止される。
【００１６】ピリオンフートレストバー１７は、例え
ば、角パイプ断面のフートレストロッド３３にゴム製の
フートレストラバー３４を挿入したものである。フート
レストロッド３３の自由端にはフランジ３５が一体的に
設けられ、フートレストロッド３３の基端部から挿入さ
れたフートレストラバー３４は上記フランジ３５に当接
し、位置決めされる。このフランジ３５のフートレスト
フレーム２１側は前方に傾斜しており、ストライカ３６
となっている。
ば、角パイプ断面のフートレストロッド３３にゴム製の
フートレストラバー３４を挿入したものである。フート
レストロッド３３の自由端にはフランジ３５が一体的に
設けられ、フートレストロッド３３の基端部から挿入さ
れたフートレストラバー３４は上記フランジ３５に当接
し、位置決めされる。このフランジ３５のフートレスト
フレーム２１側は前方に傾斜しており、ストライカ３６
となっている。
【００１７】フートレストロッド３３には、さらにフー
トレストワッシャ３７が装着される。このフートレスト
ワッシャ３７はＬ字形に曲げられてカバー部３７ａが設
けられており、このカバー部３７ａがフートレストロッ
ド３３の枢着部周辺側部を覆ってピリオンフートレスト
バー１７の外観を向上させている。なお、上記カバー部
３７ａの側面はフートレストラバー３４の側面に滑かに
続いている。
トレストワッシャ３７が装着される。このフートレスト
ワッシャ３７はＬ字形に曲げられてカバー部３７ａが設
けられており、このカバー部３７ａがフートレストロッ
ド３３の枢着部周辺側部を覆ってピリオンフートレスト
バー１７の外観を向上させている。なお、上記カバー部
３７ａの側面はフートレストラバー３４の側面に滑かに
続いている。
【００１８】フートレストフレーム２１に設けられる保
持機構２２は、以下の如く構成される。
持機構２２は、以下の如く構成される。
【００１９】フートレストフレーム２１の後端部は車体
側方に向けて屈折され、フレームエンド３８となってお
り、このフレームエンド３８に並行するリブ３９，４０
がフートレストフレーム２１の中間部分に突設されてい
る。上記リブ３９，４０には保持ロッド４２がフートレ
ストフレーム２１の長手方向に沿ってスライド自在に挿
通される。保持ロッド４２の先端部は球面形状であり、
後端部にはケーブルホルダ４３が一体的に設けられる。
また、保持ロッド４２の中間部にはワッシャ４４が割り
ピン４５等によって位置決めされている。このワッシャ
４４とリブ４０との間に弾装されたコイルスプリング４
６は、保持ロッド４２をピリオンフートレストバー１７
寄りにばね付勢しており、上記ケーブルホルダ４３をリ
ブ４０に当接させている。ケーブルホルダ４３には、前
記遠隔操作機構２３を構成するコントロールケーブル２
５のインナワイヤ４７が連結され、コントロールケーブ
ル２５のアウタチューブ４８はフレームエンド３８に設
けられたケーブルストッパ４９に掛止される。
側方に向けて屈折され、フレームエンド３８となってお
り、このフレームエンド３８に並行するリブ３９，４０
がフートレストフレーム２１の中間部分に突設されてい
る。上記リブ３９，４０には保持ロッド４２がフートレ
ストフレーム２１の長手方向に沿ってスライド自在に挿
通される。保持ロッド４２の先端部は球面形状であり、
後端部にはケーブルホルダ４３が一体的に設けられる。
また、保持ロッド４２の中間部にはワッシャ４４が割り
ピン４５等によって位置決めされている。このワッシャ
４４とリブ４０との間に弾装されたコイルスプリング４
６は、保持ロッド４２をピリオンフートレストバー１７
寄りにばね付勢しており、上記ケーブルホルダ４３をリ
ブ４０に当接させている。ケーブルホルダ４３には、前
記遠隔操作機構２３を構成するコントロールケーブル２
５のインナワイヤ４７が連結され、コントロールケーブ
ル２５のアウタチューブ４８はフレームエンド３８に設
けられたケーブルストッパ４９に掛止される。
【００２０】フートレストフレーム２１のホルダブラケ
ット２８後方には、側方へ隆起する膨出部５１がプレス
加工などによって形成されている。この膨出部５１は、
ピリオンフートレストバー１７を使用位置Ｂ側に付勢す
る付勢手段となるものである。
ット２８後方には、側方へ隆起する膨出部５１がプレス
加工などによって形成されている。この膨出部５１は、
ピリオンフートレストバー１７を使用位置Ｂ側に付勢す
る付勢手段となるものである。
【００２１】ピリオンフートレストバー１７が収納位置
Ａにあるとき、保持ロッド４２の先端部はフートレスト
ロッド３３自由端の内径部３３ａに係合し、ピリオンフ
ートレストバー１７は収納位置Ａに保持される。このと
き、付勢手段となる前記膨出部５１がフートレストラバ
ー３４に押し当てられるため、フートレストラバー３４
の弾力により、ピリオンフートレストバー１７に使用位
置Ｂ側へ回動させようとする付勢力が働く。
Ａにあるとき、保持ロッド４２の先端部はフートレスト
ロッド３３自由端の内径部３３ａに係合し、ピリオンフ
ートレストバー１７は収納位置Ａに保持される。このと
き、付勢手段となる前記膨出部５１がフートレストラバ
ー３４に押し当てられるため、フートレストラバー３４
の弾力により、ピリオンフートレストバー１７に使用位
置Ｂ側へ回動させようとする付勢力が働く。
【００２２】図５は、遠隔操作機構２３の構成を示すも
ので、図１のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。例えば着座
シート１６下部のフレームカバー１５にはリセス５２が
形成され、このリセス５２内に操作レバー２４が設置さ
れる。操作レバー２４は、フレームカバー１５（あるい
は車体フレーム２など）に設けられたレバーブラケット
５３に枢着されて上下回動自在とされ、操作レバー２４
の中間部には前記コントロールケーブル２５のインナワ
イヤ４７他端が連結される。コントロールケーブル２５
のアウタチューブ４８他端は、フレームカバー１５に設
けられたケーブルストッパ５４に掛止される。
ので、図１のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。例えば着座
シート１６下部のフレームカバー１５にはリセス５２が
形成され、このリセス５２内に操作レバー２４が設置さ
れる。操作レバー２４は、フレームカバー１５（あるい
は車体フレーム２など）に設けられたレバーブラケット
５３に枢着されて上下回動自在とされ、操作レバー２４
の中間部には前記コントロールケーブル２５のインナワ
イヤ４７他端が連結される。コントロールケーブル２５
のアウタチューブ４８他端は、フレームカバー１５に設
けられたケーブルストッパ５４に掛止される。
【００２３】操作レバー２４を上方に回動させると、イ
ンナワイヤ４７が引かれるため、図６に示すように保持
ロッド４２がコイルスプリング３６の力に抗して後方に
スライドし、保持ロッド４２の先端部とフートレストロ
ッド３３の内径部３３ａとの係合が断たれ、保持機構２
２の保持状態が解除される。このためピリオンフートレ
ストバー１７は、付勢手段である膨出部５１に押し当て
られたフートレストラバー３４の反発力によって中間位
置Ｃまで回動する。その後は、後部乗員が足でピリオン
フートレストバー１７を容易に使用位置Ｂに回動させ、
使用することができる。
ンナワイヤ４７が引かれるため、図６に示すように保持
ロッド４２がコイルスプリング３６の力に抗して後方に
スライドし、保持ロッド４２の先端部とフートレストロ
ッド３３の内径部３３ａとの係合が断たれ、保持機構２
２の保持状態が解除される。このためピリオンフートレ
ストバー１７は、付勢手段である膨出部５１に押し当て
られたフートレストラバー３４の反発力によって中間位
置Ｃまで回動する。その後は、後部乗員が足でピリオン
フートレストバー１７を容易に使用位置Ｂに回動させ、
使用することができる。
【００２４】ピリオンフートレストバー１７を収納位置
Ａに戻す時は、ピリオンフートレストバー１７を収納位
置Ａ側に押圧する。すると、図７に示すようにピリオン
フートレストバー１７自由端のストライカ３６が球面形
状を持つ保持ロッド４２先端部に当接してスラスト荷重
を生じさせるため、保持ロッド４２がコイルスプリング
４６のばね付勢力に抗して後退し、フートレストロッド
３３の中心軸と保持ロッド４２の中心軸が一直線に繋っ
たときに保持ロッド４２は前進してフートレストロッド
３３の内径部３３ａに係合し、ピリオンフートレストバ
ー１７は収納位置Ａにて保持される。
Ａに戻す時は、ピリオンフートレストバー１７を収納位
置Ａ側に押圧する。すると、図７に示すようにピリオン
フートレストバー１７自由端のストライカ３６が球面形
状を持つ保持ロッド４２先端部に当接してスラスト荷重
を生じさせるため、保持ロッド４２がコイルスプリング
４６のばね付勢力に抗して後退し、フートレストロッド
３３の中心軸と保持ロッド４２の中心軸が一直線に繋っ
たときに保持ロッド４２は前進してフートレストロッド
３３の内径部３３ａに係合し、ピリオンフートレストバ
ー１７は収納位置Ａにて保持される。
【００２５】以上のように構成されたピリオンフートレ
スト装置２０は、ピリオンフートレストバー１７を収納
位置Ａから手で引き出す必要がなく、スクータ１の後部
乗員は着座シート１６に着座したままで手元にある操作
レバー２４を操作し、容易にピリオンフートレストバー
１７を使用位置Ｂにセットすることができる。このた
め、ピリオンフートレストバー１７に取手等を設けた
り、ピリオンフートレストバー１７を掴み易くするため
にピリオンフートレストバー１７と収納孔１８の縁部と
の間隙を大きくする必要がないとともに、収納位置Ａに
置かれたピリオンフートレストバー１７の側面１７ａ
を、フレームカバー１５の表面と同一面化することがで
き、ピリオンフートレストバー１７廻りの美的外観が非
常に良くなる。
スト装置２０は、ピリオンフートレストバー１７を収納
位置Ａから手で引き出す必要がなく、スクータ１の後部
乗員は着座シート１６に着座したままで手元にある操作
レバー２４を操作し、容易にピリオンフートレストバー
１７を使用位置Ｂにセットすることができる。このた
め、ピリオンフートレストバー１７に取手等を設けた
り、ピリオンフートレストバー１７を掴み易くするため
にピリオンフートレストバー１７と収納孔１８の縁部と
の間隙を大きくする必要がないとともに、収納位置Ａに
置かれたピリオンフートレストバー１７の側面１７ａ
を、フレームカバー１５の表面と同一面化することがで
き、ピリオンフートレストバー１７廻りの美的外観が非
常に良くなる。
【００２６】なお、遠隔操作機構の操作レバーの位置
は、本実施例のように着座シート１６の周辺に限らず、
例えばレッグシールドの内側など、他の場所に設けても
よい。
は、本実施例のように着座シート１６の周辺に限らず、
例えばレッグシールドの内側など、他の場所に設けても
よい。
【００２７】また、本実施例では付勢手段としてフート
レストフレーム２１に膨出部５１を設け、この膨出部５
１をフートレストラバー３４に押し付けることにより、
フートレストラバー３４の弾力を利用してピリオンフー
トレストバー１７を使用位置Ｂ側に付勢させているが、
膨出部５１の代りにピリオンフートレストバー１７の枢
着部にリターンスプリング等を付勢手段として内蔵さ
せ、保持機構２２の保持状態解除とともに上記リターン
スプリングのばね付勢力によってピリオンフートレスト
バー１７を収納位置Ａから使用位置Ｂに回動させるもの
としてよい。
レストフレーム２１に膨出部５１を設け、この膨出部５
１をフートレストラバー３４に押し付けることにより、
フートレストラバー３４の弾力を利用してピリオンフー
トレストバー１７を使用位置Ｂ側に付勢させているが、
膨出部５１の代りにピリオンフートレストバー１７の枢
着部にリターンスプリング等を付勢手段として内蔵さ
せ、保持機構２２の保持状態解除とともに上記リターン
スプリングのばね付勢力によってピリオンフートレスト
バー１７を収納位置Ａから使用位置Ｂに回動させるもの
としてよい。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のピリオンフートレスト装置は、ピリオンフート
レストバーが、車体側に折り畳まれた収納位置と、車体
側方に突出した使用位置との間を回動自在に枢着された
自動二輪車のピリオンフートレスト装置において、上記
ピリオンフートレストバーを収納位置に保持する保持機
構と、ピリオンフートレストバーを使用位置側に付勢す
る付勢手段と、上記保持機構の保持状態を遠隔部より解
除する遠隔操作機構とを設けたことを特徴とするもので
ある。
二輪車のピリオンフートレスト装置は、ピリオンフート
レストバーが、車体側に折り畳まれた収納位置と、車体
側方に突出した使用位置との間を回動自在に枢着された
自動二輪車のピリオンフートレスト装置において、上記
ピリオンフートレストバーを収納位置に保持する保持機
構と、ピリオンフートレストバーを使用位置側に付勢す
る付勢手段と、上記保持機構の保持状態を遠隔部より解
除する遠隔操作機構とを設けたことを特徴とするもので
ある。
【００２９】したがって、収納位置にあるピリオンフー
トレストバーを手で引き出して使用位置に回動させる必
要がなく、自動二輪車の乗員は着座シートに着座したま
まで遠隔操作機構を操作し、容易にピリオンフートレス
トを使用位置にセットすることができる。
トレストバーを手で引き出して使用位置に回動させる必
要がなく、自動二輪車の乗員は着座シートに着座したま
まで遠隔操作機構を操作し、容易にピリオンフートレス
トを使用位置にセットすることができる。
【００３０】このため、ピリオンフートレストバーに取
手等を設ける必要がなくなるとともに、収納位置におけ
るピリオンフートレストバーの側面をフレームカバーの
表面に同一面化でき、ピリオンフートレストバー廻りの
美的外観大きく向上させることができる。
手等を設ける必要がなくなるとともに、収納位置におけ
るピリオンフートレストバーの側面をフレームカバーの
表面に同一面化でき、ピリオンフートレストバー廻りの
美的外観大きく向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示すスクータの左側面図。
【図２】ピリオンフートレストバーの収納位置および使
用位置を示す斜視図。
用位置を示す斜視図。
【図３】保持機構の保持状態を示すもので、図１のIII
−III 線に沿う断面図。
−III 線に沿う断面図。
【図４】フートレストフレームの一部分解斜視図。
【図５】図１のＶ−Ｖ線に沿う断面図。
【図６】保持機構の解除状態を示す断面図。
【図７】ピリオンフートレストバーと保持機構の係合過
程を示す断面図。
程を示す断面図。
１ スクータ １５ フレームカバー １６ 着座シート １７ ピリオンフートレストバー １８ 収納孔 ２０ ピリオンフートレスト装置 ２１ フートレストフレーム ２２ 保持機構 ２３ 遠隔操作機構 ２４ 操作レバー ２５ コントロールケーブル ２６ フートレストマウント ３３ フートレストロッド ３４ フートレストラバー ３６ ストライカ ４２ 保持ロッド ４３ ケーブルホルダ ４６ コイルスプリング ５１ 付勢手段となる膨出部 Ａ 収納位置 Ｂ 使用位置
Claims (1)
- 【請求項１】 ピリオンフートレストバーが、車体側に
折り畳まれた収納位置と、車体側方に突出した使用位置
との間を回動自在に枢着された自動二輪車のピリオンフ
ートレスト装置において、上記ピリオンフートレストバ
ーを収納位置に保持する保持機構と、ピリオンフートレ
ストバーを使用位置側に付勢する付勢手段と、上記保持
機構の保持状態を遠隔部より解除する遠隔操作機構とを
設けたことを特徴とする自動二輪車のピリオンフートレ
スト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4015351A JPH05208691A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 自動二輪車のピリオンフートレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4015351A JPH05208691A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 自動二輪車のピリオンフートレスト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208691A true JPH05208691A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11886377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4015351A Pending JPH05208691A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 自動二輪車のピリオンフートレスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05208691A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-01-30 JP JP4015351A patent/JPH05208691A/ja active Pending
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