JP4944665B2 - シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタに装備される補助シート装置等のシート装置に関するものである。
トラクタにあっては、運転者が座る運転席以外に、運転者以外の別の者を座らせるための補助シート装置が設けられる場合がある(特許文献1〜4参照)。
前記補助シート装置にあっては、座るための座部が不使用時において邪魔物とならないように、該座部を座部取付面に上下揺動自在に枢支して使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とすると共に、この座部を使用姿勢で支えるシートサポートを備えたものがある。
米国特許第5374106号明細書 米国特許第6142572号明細書 米国特許第5797649号明細書 特開平7−300047号公報
ところで、補助シート装置の座部を不使用時に折り畳み可能な構造のものとするのに、座部の下面側に設けたガイド板にガイド溝を設け、シートサポートの一端側を座部取付面に枢支すると共に該シートサポートの他端側を前記ガイド溝に係合させ、使用姿勢ではシートサポートによって座部を支えて該座部を使用姿勢に保持し、該使用姿勢から不使用姿勢へと座部を姿勢変更させるときには、シートサポートが、座部の姿勢変更にともなって揺動すると共にシートサポートの他端側がガイド溝内を移動して座部の不使用姿勢への姿勢変更を許容するように構成することが考えられている。
このような補助シート装置にあっては、座部が使用姿勢にあるときに不慮に不使用姿勢へ姿勢変更するのを防止するためにロックすることが必要であると共に、座部を不使用姿勢としたときに座部のばたつきを防止することが必要であるが、使用姿勢で座部をロックするロック部材と、不使用姿勢で座部のばたつきを防止するばたつき規制部材とを設けると構造の複雑化、コストアップを招き、また、座部の不使用時において、座部ができるだけ邪魔にならないように、該座部を座部取付面にできるだけ近接させるようにすると、不使用姿勢での座部のばたつきを規制する部材を設けるスペースを採るのが困難になるという問題を生じる。
そこで、本発明は、前記問題を解消したシート装置を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、座部取付面に上下揺動自在に枢支されていて使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とされた座部と、この座部を使用姿勢で支えるシートサポートとを備え、座部の下面側に、ガイド溝とロック用の係止部とが設けられ、前記シートサポートの一端側が座部取付面に支軸廻りに揺動自在に枢支され、シートサポートの他端側に、ガイド溝に移動自在に係合する係合部が設けられ、前記ガイド溝は係合部が移動することにより、座部を使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更させる姿勢変更溝部と、係合部の係合により座部を使用姿勢に保持させるように、姿勢変更溝部の一端部から延びる姿勢保持溝部とを有し、座部の下面側に設けたロック用の係止部に係合してシートサポートの係合部がガイド溝の姿勢保持溝部から姿勢変更溝部側に移動しないようにロックするロック部材が、シートサポートに設けられ、ロック部材は座部が不使用姿勢であるときにガイド溝の姿勢変更溝部に係合することで座部の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成され、前記ガイド溝の姿勢保持溝部は、シートサポートの支軸を中心とする円弧状に形成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、座部の下面側にガイド板が設けられ、ガイド板に前記ガイド溝とロック用の係止部とが形成され、前記ロック部材は、シートサポートにガイド板に向けて出退移動自在に保持され、ロック部材をガイド板に向けて付勢するバネ部材が設けられ、シートサポートの係合部がガイド溝の姿勢保持溝部に係合して座部が使用姿勢に保持されるときに、ロック部材がガイド板のロック用の係止部に係合するように構成され、
前記ガイド溝の姿勢変更溝部の中途部に、ガイド溝の幅よりも大きい孔を形成してなる座繰り部が設けられ、座部が不使用姿勢になったときに、座部を不使用姿勢に保持すべくロック部材が座繰り部に係合するように構成されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、座部が使用姿勢になっているときに、係合部がガイド溝の姿勢保持溝部から姿勢変更溝部側に移動しないようにロックすると共に、ロック部材がロック用の係止部から抜脱しないようにロックする第2ロック手段が設けられている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記第2ロック手段は、ロック部材に設けた係合片と、座部の下面側に設けた第2ガイド溝とを備え、
第2ガイド溝は、係合部が姿勢変更溝部を摺動することによって座部が使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更する際に、係合片が摺動する第2姿勢変更溝部と、係合部が姿勢保持溝部に係合して座部が使用姿勢に保持された際に、係合片が係合する第2姿勢保持溝部とを備えると共に、第2姿勢保持溝部の第2姿勢変更溝部とは反対側端部からロック部材を中心とする円弧状に形成されたロック溝部を備え、前記ロック部材はシートサポートに軸心廻りに回動自在に保持され、座部が使用姿勢に保持されているときにロック部材を軸心廻りに回動することにより係合片が第2姿勢保持溝部からロック溝部に係合するように構成されている点にある。
本発明によれば、座部が使用姿勢のときに該座部を姿勢変更不能にロックするロック部材を、座部が不使用姿勢であるときに、使用姿勢時において座部を支えるシートサポートの係合部が係合するガイド溝に係合させることにより座部の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成しているので、1つの部材で座部の使用姿勢でのロックと座部の不使用姿勢でのばたつき防止とができ、構造の簡素化が図れ、しかも、座部を使用姿勢にロックするロック部材を座部のガイド溝に係合させることにより座部の不使用姿勢での姿勢変更を規制するようにしているので、座部の不使用時でのばたつき防止のための構造を採るためのスペースを特に必要としない。しかも、ガイド溝の姿勢保持溝部が、シートサポートの支軸を中心とする円弧状に形成されているので、座部が使用姿勢から不使用姿勢に姿勢変更する際に、座部やシートサポートがガタ付いたりすることなく、シートサポートの係合部が姿勢保持溝部から姿勢変更溝部にスムーズに移動し、また、座部が不使用姿勢から使用姿勢に姿勢変更する際に、座部やシートサポートがガタ付いたりすることなく、シートサポートの係合部が姿勢変更溝部から姿勢保持溝部にスムーズに移動し、座部を使用姿勢と不使用姿勢とにスムーズに姿勢変更することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図9〜図11において、1はトラクタ等の車輌に搭載されるキャビンの骨格となるキャビンフレームであり、該キャビンフレーム1は以下のように構成されている。
このキャビンフレーム1は、左右一対の前支柱2と、左右一対の後支柱3と、これら左右の前支柱2と左右の後支柱3の前後中間に位置する左右一対の中間支柱4とを備えており、左右の後支柱3及び左右の中間支柱4の上部は左右の前支柱2の上部と略同じ高さに位置し下端部は前支柱2の上下方向中間部位置に位置している。
左右同側にある前支柱2、後支柱3及び中間支柱4の上部は側上枠材5で連結され、左右の前支柱2の上端同志は前上枠材6で連結され、左右の後支柱3の上端同志は後上枠材で連結され、中間支柱4と後支柱3の下端同志は中間側枠材8で連結され、後支柱3の下端部同志は後中間横枠材9で連結され、左右前支柱2の下端部同志は下前面枠10で連結されている。
また、後中間横枠材9の左右両側から前下方に向けて下後支柱11が延出され、この左右の下後支柱11の下端と下前面枠10とが前後方向に配設された左右一対の側下枠材12によって連結され、下後支柱11の中間部同志は連結枠材13によって連結されている。
また、左右各中間支柱4の下端から前下方に向けて下中間支柱14が前支柱2の下端位置まで延出され、左右同側にある下中間支柱14の下端と前支柱2の下端とは下連結枠材によって連結されている。
前記構成のキャビンフレーム1の左右両側面の後側下部(下中間支柱14の後方側で且つ中間側枠材8の下方側で且つ側下枠材12よりも左右方向外方側)には、後輪のタイヤハウス(後輪の収容空間)を形成するタイヤハウス形成部材16が設けられている。
このタイヤハウス形成部材16は板材からなり、側下枠材12から上方に延出された立壁部17と、この立壁部17の上端で屈曲されて該上端から中間側枠材8にかけて設けられた上傾斜壁部18と、立壁部17の前端で屈曲されて該前端から下中間支柱14にかけて設けられた前傾斜壁部19とから構成されている。
立壁部17の上端は中間側枠材8と略平行状とされていて上傾斜壁部18は上方に行くに従って左右方向外方側に移行する傾斜状に形成され、立壁部17の前端は下中間支柱14と略平行状とされていて前傾斜壁部19は前方に行くに従って下方に移行する傾斜状で且つ前方に行くに従って左右方向外方に移行する傾斜状とされている
なお、このタイヤハウス形成部材16のキャビン室内側には内装材が張られる。
また、中間側枠材8及び下中間支柱14には、後輪の前方側及び上方側を覆うフェンダが取り付けられる。
また、キャビンフレーム1の下面側には、キャビンの床面を構成するフロアーシート20が設けられ、このフロアーシート20の後部側は、前部側のステップ部分21(足置き部分)に比べて一段高く形成された運転席配置部22とされ、この運転席配置部22に運転者が着座する運転席が設けられる。
したがって、運転席の左右両側にタイヤハウス形成部材16が位置している。
なお、フロアーシート20の後端側は連結枠材13にまで延設され、この連結枠材13と後中間横枠材9との間には窓ガラスが嵌め込まれ、左右前支柱2間にはフロントガラスが嵌め込まれ、前支柱2と中間支柱4及び下中間支柱14との間にはドアが開閉自在に嵌め込まれ、中間支柱4と後支柱3との間にはサイドガラスが嵌め込まれ、左右後支柱3間にはリヤガラスが嵌め込まれ、キャビンフレーム1の上面側にはルーフが設けられる。
キャビンフレーム1のキャビン室内側には、運転者以外の者を座らせることができるように補助シート装置23が設けられている。
この補助シート装置23は、キャビン室内側の左側の、タイヤハウス形成部材16の(前傾斜壁部19の)前方側に配置されていて前傾斜壁部19に取り付けられており、この左側の前傾斜壁部19が補助シート装置23を取り付けるシート取付壁部19とされている。
図1〜図8に示すように、補助シート装置23は、シート取付壁部19(キャビンフレーム1)に取付固定されるシートブラケット24と、このシートブラケット24に取り付けられた、座るための座部25及び背中をもたれかけさせるための背もたれ26と、座部25を支持するシートサポート27とを備えている。
シートブラケット24は、厚板材によって形成されており、シート取付壁部19に取り付けられる被取付壁28と、背もたれ26が取り付けられる背もたれ取付壁29と、シートベルト装置が取り付けられるシートベルト取付部30とを備えている。
シートブラケット24の被取付壁28はシート取付壁部19の前面側に所定の間隔をおいて対向状(平行状)に配置され、該被取付壁28とシート取付壁部19の間には、内部がねじ穴とされた筒状のスペーサ部材31が設けられ、該スペーサ部材31はシート取付壁部19に溶接等によって固定されている。
スペーサ部材31は、被取付壁28の上部側と下部側とに設けられ、上下のスペーサ部材31はさらに左右一対設けられており、各スペーサ部材31には、被取付壁28を上方側から貫通する取付ボルト32が螺合されており、これによってシートサポート27がシート取付壁部19に取り付けられている。
被取付壁28の前面側は座部25を取り付ける座部取付面33とされ、この座部取付面33にシートサポート27も取り付けられている。
座部取付面33の上部側には座部25を取り付ける座部取付ブラケット34が取り付けられ、この座部取付ブラケット34はシートブラケット24を取付固定するための上側の取付ボルト32によって共締めされてシートブラケット24に取り付けられている。
座部取付ブラケット34は、座部取付面33に取り付けられる被取付壁35と、この被取付壁35の左右両側から座部取付面33に直交する方向に延出された支持壁36とから構成されている。
一方、座部25は、基板37と、座部本体38とから構成され、座部本体38は、クッション39内の下面側に板材からなる芯材40を埋設してなり、芯材40を基板37の上面側にボルト固定することにより座部本体38が基板37に取り付けられている。
基板37の下面の後部側には、座部取付ブラケット34の支持壁36の内側に配置される左右一対の取付片41が固着され、この左右取付片41及び左右支持壁36を貫通する枢軸42によって、座部25が座部取付ブラケット34(座部取付面33)に左右方向に関してシート取付壁部19に沿う方向の軸心回りに上下揺動自在に取り付けられており、座部25を枢軸42回りに上下揺動させることにより、座部25が、略水平状とされた図2に示す使用姿勢と、座部取付面33(シート取付壁部19)に対して略平行状(対向状)とされた図3に示す不使用姿勢とに姿勢変更可能とされている。
また、座部25の下面側(基板37の下面側)の前部側の左右方向中央側には、ガイド板43が固着されている。
このガイド板43について座部25が使用姿勢とされた状態で説明すると、該ガイド板43は板厚方向がシート取付壁部19の前面に沿う方向となるように配置されていると共に、前後方向に関して長い帯板状に形成されており、このガイド板43にはガイド溝44が板厚方向に貫通状に形成されている。
このガイド溝44は、ガイド板43の長手方向直線状に形成された姿勢変更溝部45と、この姿勢変更溝部45の後端側から後上方に延びるように形成された姿勢保持溝部46とから構成されている。
また、ガイド板43の後端側の姿勢保持溝部46の後側には、ロック用の係止孔(係止部)47が左右方向貫通状に形成されている。
座部取付面33の下部側にはシートサポート27を取り付けるサポート取付ブラケット48が取り付けられ、このサポート取付ブラケット48はシートブラケット24を取付固定するための下側の取付ボルト32によって共締めされてシートブラケット24に取り付けられている。
サポート取付ブラケット48は、座部取付面33に取り付けられる被取付壁49と、この被取付壁49の左右両側から座部取付面33に直交する方向に延出された支持壁50とから構成され、左右の支持壁50に前記枢軸42の軸心と平行な軸心を有する支軸51が設けられている。
一方、シートサポート27は、一端側がサポート取付ブラケット48の右側の支持壁50に前記支軸51を介して該支軸51の軸心回りに回動自在に枢支連結された第1アーム部52と、この第1アーム部52の他端側から左方側に延出されていて前記ガイド溝44を直交状に挿通する(係合する)係合部53と、一端側がサポート取付ブラケット48左側の支持壁50に前記支軸51を介して該支軸51の軸心回りに回動自在に枢支連結された第2アーム部54と、この第2アーム部54の他端側及び前記係合部53の左端側に固着され且つ係合部53と平行な軸心を有する支持筒55とを備えている。シートサポート27にロック部材56が設けられている。なお、本実施の形態では、支軸51は、シートサポート27を支持壁50に取り付けるためのボルトナットのボルト軸により構成しているが、これに代え、支軸51を、左右一対の支持壁50間にわたる軸部材により構成するようにしてもよい。
第1アーム部52と係合部53とは棒材を折曲させることで形成され、係合部53はガイド溝44に摺動自在(移動自在)に係合されている。係合部53がガイド溝44の姿勢変更溝部45を移動(摺動)することにより、座部25が使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更し、係合部53が姿勢保持溝部46に係合することにより、座部25が使用姿勢に保持されるように構成されている。ガイド溝44の姿勢保持溝部46は、シートサポート27の支軸51を中心とする円弧状に形成されている。
ロック部材56は丸棒材によって形成され、支持筒55に軸心方向移動自在に挿通され、これによりロック部材56はシートサポート27にガイド板43に向けて出退移動自在に保持されている。ロック部材56の左端側に前方に向けて屈曲したグリップ58が形成され、ロック部材56の右端側と支持筒55との間にバネ受部材82が固定状に設けられ、バネ受部材82と支持筒55との間には、ロック部材56に套嵌された圧縮コイルバネからなるバネ部材60が介装され、このバネ部材60によってロック部材56がガイド板43(右方側)に向けて付勢され、バネ受け部材82がガイド板43に接当することで、バネ部材59の付勢力によるロック部材56の右方側への移動が規制されている。
そして、このバネ受け部材82がガイド板43に接当した状態で、ロック部材56の右端側が、前記係止孔47又はガイド溝44の中途部(後述する座繰り部57)を挿通可能とされており、シートサポート27の係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46に係合して座部25が使用姿勢に保持されるときに、ロック部材56がガイド板43のロック用の係止孔47に係合し、ロック部材56がロック用の係止孔47に係合することにより、シートサポート27の係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46から姿勢変更溝部45側に移動しないようにロックするように構成されている。バネ部材60の付勢力に抗して、ロック部材56を左方側に移動させることにより、ロック部材56の右端側が係止孔47又はガイド溝44の中途部(後述する座繰り部57)から抜脱可能とされている。
また、ロック部材56の軸心は係合部53の軸心と平行状とされ、第2アーム部54は棒材によって形成され、この第2アーム部54の軸心の延長線はロック部材56の軸心及び係合部53の軸心と直交する。
前記構成によって、座部25は運転者以外のものを乗せないときや運転者が乗降するときなどの不使用時に、邪魔物とならないように折畳み自在とされている。
すなわち、使用姿勢であるときには、図3に示すように、座部25は略水平状態(座面が上を向く状態)とされていると共にシートサポート27の係合部53はガイド溝44の姿勢保持溝部46に位置しており、この状態において、座部25が枢軸42回りに下方に揺動しようとすれば、係合部53が姿勢保持溝部46の後上端に移動して基板37に接当するので、シートサポート27が下方側に揺動することはなく、したがって、シートサポート27によって座部25が支えられて使用姿勢に保持される。
この使用姿勢において、ロック部材56の軸心と係止孔47の軸心とが一致して該ロック部材56が係止孔47に挿通可能とされ、ロック部材56が係止孔47に挿通することにより、座部25が使用姿勢にロックされ、不慮に不使用姿勢へと揺動することはない。
この使用姿勢から座部25を不使用姿勢へと折り畳むときには、ロック部材56を係止孔47から抜脱し、この状態で座部25の前端側を少し上げると、係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46に沿ってその前側下端に移動して姿勢変更溝部45の後端側に係合するので、シートサポート27が支軸51回りに下方に揺動可能となる。このとき、ガイド溝44の姿勢保持溝部46が、シートサポート27の支軸51を中心とする円弧状に形成されているので、座部25やシートサポート27がガタ付いたりすることなく、シートサポート27の係合部53が姿勢保持溝部46から姿勢変更溝部45にスムーズに係合する。
そして、シートサポート27を支軸51回りに下方揺動させて係合部53を姿勢変更溝部45の後端側に移動させると、係合部53が姿勢変更溝部45内を前端側へと相対的に移動可能となるので、座部25が枢軸42回りに下方側に揺動可能となり、座部25を下方揺動させることにより、シートサポート27が支軸51回りに揺動すると共に係合部53が姿勢変更溝部45内を前端側へと相対移動し、座部25が、図4に示すように、不使用姿勢に折り畳まれる。
ガイド溝44の姿勢変更溝部46の中途部に、ガイド溝44の幅よりも大きい孔を形成してなる座繰り部57が設けられ、ロック部材56はガイド溝44の幅よりも大径であって座繰り部57の径と略同一の径の大きさに形成され、ロック部材の先端部は先端側が徐々に細くなったテーパー状(先細り状)に形成されており、座部25が不使用姿勢になったときに、ロック部材56がガイド溝44の座繰り部57に挿入(係合)可能となり、ロック部材56が座繰り部57に係合することにより、座部25の枢軸42回りの上下揺動が規制されて、座部25が不使用姿勢に保持される。このとき、ロック部材56は座繰り部57にきつく嵌合するため、座部25が不使用姿勢で振動等によってばたつくのをより確実に防止できる。しかも、座部25が不使用姿勢になったときに、ロック部材56の座繰り部57への嵌合によりデテント感を得ることができ、座部25を不使用姿勢に姿勢変更する際に便利である。
また、座部53を不使用姿勢から使用姿勢へと姿勢変更する場合は、ロック部材56をガイド溝44の座繰り部57から抜脱して座部25を上方に揺動させることにより、シートサポート27が支軸51回りに上方に揺動し、係合部53がガイド溝44の姿勢変更溝部45に沿ってその後端に移動して姿勢保持溝部46に係合するので、座部53を使用姿勢へと姿勢変更させることができる。このとき、ガイド溝44の姿勢保持溝部46が、シートサポート27の支軸51を中心とする円弧状に形成されているので、座部25やシートサポート27がガタ付いたりすることなく、シートサポート27の係合部53が姿勢変更溝部45から姿勢保持溝部46の後側上端にスムーズに移動する。
また、ロック部材56はバネ部材60によって、係止孔47又はガイド溝44に挿入する方向に付勢されているので、座部25を使用姿勢から少し下げた状態でグリップ58から手を放してロック部材56に対する係止孔47からの引抜力を解除すると、ロック部材56は、バネ部材60によって付勢されてガイド板43の側面に接当し、この状態から座部25を不使用姿勢へと揺動させると、ロック部材56の先端側がガイド板43の側面上を摺動し、ロック部材56がガイド溝44に挿通可能な位置に位置すると、バネ部材60の付勢力によってロック部材56が自動的にガイド溝44に挿入する。
また、不使用姿勢から使用姿勢へと姿勢変更させるときにあっても、同様に、座部25を不使用姿勢から少し上げた状態でグリップ58から手を放してロック部材56に対するガイド溝44からの引抜力を解除すると、ロック部材56は、バネ部材60によって付勢されてガイド板43の側面に接当し、この状態から座部25を使用姿勢へと揺動させると、ロック部材56の先端側がガイド板43の側面上を摺動し、ロック部材56が係止孔47に挿通可能な位置に位置すると、バネ部材60の付勢力によってロック部材56が自動的に係止孔47に挿入する。
シートベルト取付部30は、シートブラケット24の被取付壁28の左右両側に設けられ、右側のシートベルト取付部30にはタングプレートを備えたウエビングが取り付けられ、左側のシートベルト取付部30にはタングプレートを係合させるバックル装置が取り付けられる。
図1、図2、図7及び図8において、シートブラケット24の上端側にはシート取付壁部19に沿って上方側に延出された延出壁62が設けられ、この延出壁62の上端側に背もたれ取付壁29が設けられている。
この背もたれ取付壁29は、シート取付壁部19に沿う上方に行く従って該シート取付壁部19との間隔が漸次広がるように延出壁62との接続部分で屈曲されている。
なお、背もたれ取付壁29はシート取付壁部19に沿う上方に行く従って該シート取付壁部19に略沿うように形成されていてもよい。
また、この背もたれ取付壁29は、左右方向に関しては、シート取付壁部19に略沿うように形成されている。
なお、図例では、背もたれ取付壁29は左右方向内方に行くに従ってシート取付壁部19から前方側に離反するように該シート取付壁部19に対して左右方向に関して若干傾斜している。
背もたれ26は、背もたれ本体63と、この背もたれ本体63をシート取付壁部19に取り付けるための取付ブラケット64とから主構成されている。
背もたれ本体63はクッション65内の背面側に板材からなる芯材66を埋設してなる。
取付ブラケット64は、背もたれ本体63を支持する支持プレート67と、シート取付壁部19に取り付けられる取付プレート68とを備えてなる。
支持プレート67は板材からなり、背もたれ26の背面に重合されており、該支持プレート67に背もたれ本体63の芯材66がボルト固定されることにより背もたれ本体63が取付ブラケット64に取付支持されている。
取付プレート68は、板材からなり支持プレート67の背面側に配置されており、背もたれ取付壁29の前面側に重合されて取り付けられる被取付部69と、この被取付部69の左右両側から前方側に延出されて前端側が支持プレート67の背面に固着された一対の延出部70L,70Rとから構成されている。
右側の延出部70Rの前端側は支持プレート67の左右方向中間部に固着されかつ左側の延出部70Lは支持プレート67の左端側に固着されていると共に、右側の延出部70は左側の延出部70に対して前方側に長く延出されており、図7に示すように、前記取付ブラケット64は、背もたれ本体63が前方側を向き且つ背もたれ取付壁29から左右方向内方側に突出する使用姿勢において、左右方向内方に行くに従って背もたれ本体63と背もたれ取付壁29の取付面71(前面)との間隔が拡開するように背もたれ本体63を支持している。
これによって、背もたれ取付壁29が使用姿勢における背もたれ本体63の背面に沿う方向に設けられ且つ背もたれ本体63が背もたれ取付壁29に直接(取付ブラケット64を介さずに)取り付けられた場合に比べて、背もたれ取付壁29の右側をシート取付壁部19に近接させることができ、背もたれ取付壁29を左右方向に関してシート取付壁部19に略沿わせることができる。
また、取付ブラケット64は背もたれ取付壁29に回動支軸72を介して背もたれ取付壁29の取付面71に直交する方向の軸心回りに回動自在に支持されている。
前記回動支軸72は、背もたれ取付壁29の左右方向外方寄りで且つ上部側に(使用姿勢における背もたれ本体63の左右方向外方寄りで且つ上下方向中途部に)設けられており、不使用時にあっては背もたれ26を前述した使用姿勢から回動支軸72回りに背もたれ26の右側(左右方向内方側)が下方移動するように90°回動させることにより、背もたれ26が図6に示す不使用姿勢へと姿勢変更可能とされている。
この不使用姿勢では、延出長さの短い左側の延出部70Lが上側に位置し延出長さの長い右側の延出部70Rが下側に位置することとなり、また、背もたれ取付壁29が左右方向に関して、シート取付壁部19に略沿うように設けられているので、背もたれ取付壁29がシート取付壁部19に沿う上方に行く従ってシート取付壁部19との間隔が漸次広がるように設けられているものであっても、背もたれ本体63がシート取付壁部19の前面に略沿う形で収められ、不使用時に背もたれ26が邪魔にならないように使用位置から退避させることができる。
これに対して、背もたれ取付壁29が使用姿勢における背もたれ本体63の背面に沿う方向に設けられ且つ背もたれ本体63が背もたれ取付壁29に直接取り付けられた場合は、シート取付壁部19に対して背もたれ26が使用姿勢からあまり退避しなく、不使用姿勢においてもシート取付壁部19に対して背もたれ26が飛び出た形となり、背もたれ26が邪魔物となる。
前記補助シート装置23は、背もたれ26を使用姿勢と不使用姿勢とにおいてロックするロック機構73を備えている。
このロック機構73は、背もたれ取付壁29の右側上部に設けられた保持筒74と、この保持筒74に挿通されたロック部材75と、使用姿勢と不使用姿勢とにおいてロック部材75が係合する一対の係止部材76と、ロック部材75を係止部材76に対して係合する方向に付勢するバネ77と、ロック部材75を把持するためのグリップ78とを備えている。
保持筒74は、背もたれ取付壁29に直交する方向の軸心を有し、背もたれ取付壁29を貫通し且つ前端側が開口状とされていると共に前面側が背もたれ取付壁29の前面側と面一状とされ、且つ背もたれ取付壁29から後方側に突出状として設けられている。
ロック部材75は棒材から形成され、保持筒74に軸心方向移動自在に挿通されていて保持筒74から前方側に突出可能とされている。
また、ロック部材75は保持筒74の後側の壁部を貫通して後方側に突出しており、この突出部分にグリップ78が螺合されて取付固定されており、このグリップ78を固定するロックナット79が保持筒74背面に接当することによりロック部材75の前方側への移動が規制されるように構成されている。
また、取付プレート68の被取付部69には、ロック部材75の前端側を、該被取付部69の前方側に突出させるための挿通部80が板厚方向に貫通状に形成され、この挿通部80は回動支軸72の軸心を中心とする円弧状の溝によって構成されている。
バネ77は、コイルバネからなり保持筒74内に収納されていると共にロック部材75に套嵌され、ロック部材75に設けられたバネ受け部81と保持筒74の後端側壁部との間に圧縮状に介装されていて、ロック部材75を前方側に付勢している。
係止部材76は、筒体から構成されていて前記挿通部80の一端側と他端側とに配置され、取付プレート68の被取付部69の前面側にその軸心が該被取付部69の前面側に直交するように固着されている。
ロック部材75は背もたれ26が使用姿勢であるときに、取付プレート68の被取付部69から挿通部80を介して前方側に突出して一方の係止部材76を挿通することにより背もたれ26を使用姿勢にロック(保持)し、背もたれ26が不使用姿勢であるときに、取付プレート68の被取付部69から挿通部80を介して前方側に突出して他方の係止部材76を挿通することにより背もたれ26を不使用姿勢にロックする。
背もたれ26を使用姿勢から不使用姿勢にするときには、グリップ78を把持してロック部材75をバネ77の付勢力に抗して後方側に移動させて係止部材76から抜脱し、この状態で背もたれ26を回動支軸72回りに回動させて不使用姿勢にし、該姿勢でロック部材75を係止部材76に挿通させる。
不使用姿勢から使用姿勢にするときは、この動作の逆の動作を行う。
なお、背もたれ26を使用姿勢と不使用姿勢とでロックするだけであれば、前記挿通部80を回動支軸72を中心とする円弧状の溝に形成する必要はないが、回動支軸72を中心とする円弧状の溝によって挿通部80を構成することにより、背もたれ26を回動させるときに、ロック部材75を挿通部80から抜脱してロック部材75の先端(前端)を取付プレート68の被取付部69の後方位置に位置させなくてもよく、ロック部材75の先端が挿通部80内にあっても背もたれ26を回動でき、ロック部材75を係止部材76から抜脱する際において、ロック部材75の後方移動量を少なくすることができ、グリップ78とシート取付壁部19との間の隙間が少ないときに好都合であり、また、取付プレート68の被取付部69の板厚分だけ背もたれ26をシート取付壁部19に寄せることができる。
図12〜図17は他の実施形態を示し、ロック部材56の左端側に後方に向けて屈曲された後に右側方に向けて屈曲されたL字状のグリップ58が形成されている。シートサポート27の第2アーム部54の一端側に溶接等により保持筒体91が固着されて、第2アーム部54から保持筒体91が左側方に突設され、この保持筒体91にロック部材56のグリップ58の右端部が左右方向に摺動自在に挿通保持され、これにより、ロック部材56が支持筒55に対して軸心廻りに回動不能とされている。なお、保持筒体91は、バネ部材60の付勢力に抗してグリップ58を左側方に引っ張ってロック部材56を最大限左側方に移動させても、グリップ58の右端部が支持筒体91から抜脱しない長さに設定されている。その他の点は前記実施形態の場合と同様の構成である。
上記実施の形態によれば、前記実施の形態の場合と同様の作用効果を奏すると共に、次のような作用効果を奏する。即ち、座部25に着座する際等に、ロック部材56のグリップ58に足が接触したり、座部25を折り畳んでトラクタ降車時等にロック部材56のグリップ58につま先等が引っ掛かっても、ロック部材56のロックや規制がが解除されたりするおそれがなくなる。また、ロック部材56がシートサポート27と一体で動くため、座部25の着座時や折り畳み時共に、運転者の作業の邪魔にならなくなる。また、グリップ58の右端部がシートサポート27の保持筒体91に挿通保持されているため、グリップ58に対する手の握りが確実となる。
図18〜図22は他の実施形態を示し、ロック部材56は、シートサポート27の支持筒55に軸心廻り回動自在でかつガイド板43に向けて出退移動自在に保持され、前記実施形態の場合と同様に、支持筒55とバネ受部材59との間に設けた図示省略のバネ部材60によりロック部材56がガイド板43に向けて付勢されている。ロック部材56の左端側に前方に向けて屈曲したグリップ58が形成されている。
ロック部材56とガイド板43との間に第2ロック手段93が設けられている。第2ロック手段93は、座部25が使用姿勢になっているときに、係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46から姿勢変更溝部45側に移動しないようにロックすると共に、ロック部材56がロック用の係止部47から抜脱しないようにロックするもので、ロック部材56に設けた係合片94と、座部25の下面側に設けた第2ガイド溝95とを備える。
係合片94は、取付筒体96を介してロック部材56のバネ受部材59よりも先端側に外嵌固着され、係合片94はロック部材56よりも右側方に外方突出されている。
第2ガイド溝95は、係合部53が姿勢変更溝部45を摺動することによって座部25が使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更する際に、係止片94が摺動する第2姿勢変更溝部97と、係合部53が姿勢保持溝部46に係合して座部25が使用姿勢に保持された際に、係合片94が係合する第2姿勢保持溝部98とを備えると共に、第2姿勢保持溝部98の第2姿勢変更溝部97とは反対側端部からロック部材56を中心とする円弧状に形成されたロック溝部99を備え、座部25が使用姿勢に保持されているときにロック部材56を軸心廻りに回動することにより係合片94が第2姿勢保持溝部98からロック溝部99に係合するように構成されている。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
上記実施の形態によれば、前記図1〜図11に示す実施の形態の場合と同様の作用効果を奏すると共に、次のような作用効果を奏する。即ち、図21に示すように、係合部53が姿勢保持溝部46に係合して座部25が使用姿勢に保持されているときに、グリップ58を把持してロック部材56を軸心廻りに矢印a方向に回動して、図20に示すように、係合片94を第2姿勢保持溝部98からロック溝部99に係合しておけば、係合片94のロック溝部99への係合により、シートサポート27の支軸51回りに揺動が規制され、これにより、係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46から姿勢変更溝部45側に移動しないようにロックされる。また、同時に、ロック部材56がロック用の係止孔47から抜脱しないようにロックされる。
従って、座部25に着座する際等に、ロック部材56のグリップ58に足が接触したりしても、ロック部材56のロックが不測に解除されたりするのを防止でき、座部25をより確実に使用姿勢に保持することができる。また、係合片94のロック溝部99への係合により、ロック部材56のグリップ58は真下方向に下方突出した状態に保持され、座部25に着座する際等に、ロック部材56のグリップ58に足が接触して不測に回動するのを防ぐことができる。
また、図20に示す如く、ロック部材56を係止孔47に係合すると共に係合片94をロック溝部99に係合して、座部25を使用姿勢にロックした状態から、座部35を不使用姿勢に姿勢変更するには、次のように操作すればよい。まず、グリップ58を把持してロック部材56を軸心廻りに矢印b方向に回動して、図21に示すように、係合片94をロック溝部99から第2姿勢保持溝部98に係合し、その後、前記実施の形態の場合と同様に、ロック部材56を係止孔47から抜脱し、この状態で座部25の前端側を少し上げると、係合部53がガイド溝44の姿勢保持溝部46に沿ってその前側下端に移動して姿勢変更溝部45の後端側に係合すると共に、係合片94が第2ガイド溝95の第2姿勢保持溝部98に沿ってその前側下端に移動して第2姿勢変更溝部97の後端側に係合するので、シートサポート27が支軸51回りに下方に揺動可能となる。このとき、ガイド溝44の姿勢保持溝部46が、シートサポート27の支軸51を中心とする円弧状に形成されているので、座部25やシートサポート27がガタ付いたりすることなく、シートサポート27の係合部53が姿勢保持溝部46から姿勢変更溝部45にスムーズに係合する。
そして、シートサポート27を支軸51回りに下方揺動させて係合部53を姿勢変更溝部45の後端側に移動させると、係合部53が姿勢変更溝部45内を前端側へと相対的に移動可能となるので、座部25が枢軸42回りに下方側に揺動可能となり、座部25を下方揺動させることにより、シートサポート27が支軸51回りに揺動して、係合部53が姿勢変更溝部45内を前端側へと相対移動すると共に、係合片94が第2姿勢変更溝部97内を前端側へと相対移動し、座部25が、図22に示すように、不使用姿勢に折り畳まれる。
本発明の一実施形態を示す補助シート装置の側面図である。 同図1のA矢示図である。 同座部の使用状態を示す側面図である。 同座部の不使用状態を示す側面面である。 同座部の平面拡大図である。 同シートブラケット及びシートサポート部分の正面図である。 同背もたれの使用状態を示す平面図である。 同背もたれの図1矢示A図である。 キャビンフレームの正面図である。 キャビンフレームの側面図である。 キャビンフレームの平面図である。 他の実施形態を示す補助シート装置の側面図である。 同図12のB矢示図である。 同座部の使用状態を示す側面図である。 同座部の不使用状態を示す側面面である。 同座部の平面拡大図である。 シートブラケット及びシートサポート部分の正面図である。 他の実施形態を示す補助シート装置の平面図である。 同座部の姿勢変更動作を示す側面図である。 同座部の使用状態での第2ロック手段によるロック状態を示す側面図である。 同座部の使用状態での第2ロック手段によるロック解除状態を示す側面図である。 同座部の不使用状態を示す側面面である。
符号の説明
25 座部
27 シートサポート
33 座部取付面
44 ガイド溝
47 係止部
52 第1アーム部
53 係合部
54 第2アーム部
55 支持筒
56 ロック部材
57 サポート本体

Claims (4)

  1. 座部取付面(33)に上下揺動自在に枢支されていて使用姿勢から下方側に揺動させることにより不使用姿勢に姿勢変更可能とされた座部(25)と、この座部(25)を使用姿勢で支えるシートサポート(27)とを備え、座部(25)の下面側に、ガイド溝(44)とロック用の係止部(47)とが設けられ、前記シートサポート(27)の一端側が座部取付面(33)に支軸(51)廻りに揺動自在に枢支され、シートサポート(27)の他端側に、ガイド溝(44)に移動自在に係合する係合部(53)が設けられ、前記ガイド溝(44)は係合部(53)が移動することにより、座部(25)を使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更させる姿勢変更溝部(45)と、係合部(53)の係合により座部(25)を使用姿勢に保持させるように、姿勢変更溝部(45)の一端部から延びる姿勢保持溝部(46)とを有し、座部(25)の下面側に設けたロック用の係止部(47)に係合してシートサポート(27)の係合部(53)がガイド溝(44)の姿勢保持溝部(46)から姿勢変更溝部(45)側に移動しないようにロックするロック部材(56)が、シートサポート(27)に設けられ、ロック部材(56)は座部(25)が不使用姿勢であるときにガイド溝(44)の姿勢変更溝部(45)に係合することで座部(25)の使用姿勢への姿勢変更を規制するように構成され、前記ガイド溝(44)の姿勢保持溝部(46)は、シートサポート(27)の支軸(51)を中心とする円弧状に形成されていることを特徴とするシート装置。
  2. 座部(25)の下面側にガイド板(43)が設けられ、ガイド板(43)に前記ガイド溝(44)とロック用の係止部(47)とが形成され、前記ロック部材(56)は、シートサポート(27)にガイド板(43)に向けて出退移動自在に保持され、ロック部材(56)をガイド板(43)に向けて付勢するバネ部材(60)が設けられ、シートサポート(27)の係合部(53)がガイド溝(44)の姿勢保持溝部(46)に係合して座部(25)が使用姿勢に保持されるときに、ロック部材(56)がガイド板(43)のロック用の係止部(47)に係合するように構成され、
    前記ガイド溝(44)の姿勢変更溝部(46)の中途部に、ガイド溝(44)の幅よりも大きい孔を形成してなる座繰り部(57)が設けられ、座部(25)が不使用姿勢になったときに、座部(25)を不使用姿勢に保持すべくロック部材(56)が座繰り部(57)に係合するように構成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のシート装置。
  3. 座部(25)が使用姿勢になっているときに、係合部(53)がガイド溝(44)の姿勢保持溝部(46)から姿勢変更溝部(45)側に移動しないようにロックすると共に、ロック部材(56)がロック用の係止部(47)から抜脱しないようにロックする第2ロック手段(93)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート装置。
  4. 前記第2ロック手段(93)は、ロック部材(56)に設けた係合片(94)と、座部(25)の下面側に設けた第2ガイド溝(95)とを備え、
    第2ガイド溝(95)は、係合部(53)が姿勢変更溝部(45)を摺動することによって座部(25)が使用姿勢と不使用姿勢とに姿勢変更する際に、係合片(94)が摺動する第2姿勢変更溝部(97)と、係合部(53)が姿勢保持溝部(46)に係合して座部(25)が使用姿勢に保持された際に、係合片(94)が係合する第2姿勢保持溝部(98)とを備えると共に、第2姿勢保持溝部(98)の第2姿勢変更溝部(97)とは反対側端部からロック部材(56)を中心とする円弧状に形成されたロック溝部(99)を備え、前記ロック部材(56)はシートサポート(27)に軸心廻りに回動自在に保持され、座部(25)が使用姿勢に保持されているときにロック部材(56)を軸心廻りに回動することにより係合片(94)が第2姿勢保持溝部(98)からロック溝部(99)に係合するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート装置。
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