JP3706125B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、低位フロアへ落とし込まれるダイブダウン収納が可能な車両用シートに関する。
低位フロアへ落とし込まれるダイブダウン収納が可能な車両用シートに関する技術として、シートバックをシートクッション側に前倒させた後、シートクッションの後部下側に設けられた着脱装置をフロアから外し、この状態でシートをシートクッションの前部下側に設けられたアームの案内で前方に揺動させることで低位フロアへ落とし込むものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−118446号公報
ところで、上記車両用シートは、シートバックを起立させ低位フロアから抜け出した着席状態においては前後にスライド不可とされているが、スライド可能とした方がさらに使い勝手性が向上するため好ましい。そして、このようにスライド可能とした場合、スライド位置に拘わらずシートベルト装置のバックルを適正に配置するためには、スライドレールで案内されるスライダにシートベルト装置のバックルを支持することが考えられる。そして、このようにバックルをスライダに支持する構造とした場合、例えば車両用シートを収納状態としたときに邪魔にならないようにバックルをシートバックの側方に配置すると、その後、車両用シートを着席状態としたときにバックルが下側にあって着席する乗員がシートベルトの装着を円滑に行うことができない。
したがって、本発明は、収納状態から着席状態になった後、シートベルトの装着を円滑に行うことができる車両用シートの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体フロア(例えば実施形態における車体フロア20)に敷設されたスライドレール(例えば実施形態におけるスライドレール31)にスライダ(例えば実施形態におけるスライダ32)によりスライド可能に支持され、シートバック(例えば実施形態におけるシートバック13)を前倒させた状態で前記車体フロアの低位フロア(例えば実施形態における低位フロア21)に落とし込まれて収納される収納状態と前記シートバックを起立させた状態で前記低位フロアから抜け出される着席状態との間で状態変更可能な車両用シート(例えば実施形態における車両用シート11)であって、シートベルト装置(例えば実施形態におけるシートベルト装置60)の着脱機構(例えば実施形態における着脱機構61)の一方のバックル(例えば実施形態におけるバックル62)を含む部分構成体(例えば実施形態における部分構成体63)を有しており、該部分構成体は、前記バックルとウェビング(例えば実施形態におけるウェビング70)と取付金具(例えば実施形態における取付金具71)とブーツ(例えば実施形態におけるブーツ76)とから構成され、前記ブーツは前記ウェビングを囲んで該ウェビングの形状を直線状に保持しかつ該ウェビングの捻れを防止するもので、該ブーツと前記バックルとの間で前記ウェビングを囲む環状部材(例えば実施形態における環状部材82)を有する伸縮可能な保持具(例えば実施形態における保持具80)を設け、該保持具は、前記収納状態から前記着席状態への状態変更に前記部分構成体の姿勢を追従させるようにシートバックに連動することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、保持具によって部分構成体が収納状態から着席状態への状態変更に追従させられるため、例えば、収納状態から着席状態になったときに部分構成体を起き上がらせるように追従させれば、収納状態としたときに邪魔にならないように部分構成体をシートバックの側方に配置した後に着席状態となったときでもシートベルトの装着を円滑に行うことができる。
部分構成体がそのウェビングとこれを囲むブーツとで保持具を支持するため、保持具を部分構成体に確実に係合させることができる。
本発明の車両用シートの一実施形態を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において用いる前後左右は車両前進時における前後左右である。
本実施形態の車両用シート11は、例えば前から二列目あるいは三列目等の後部座席用に設けられるもので、図1に示すように、シートクッション12とシートクッション12の後端側に連結されたシートバック13とシートバック13のシートクッション12とは反対側に設けられたヘッドレスト14とを有している。
車両用シート11は、図2に示すように、車体フロア20における前側の低位フロア21とこの低位フロア21より高い後側の高位フロア22とが隣接して構成される段差フロア23に設けられている。
車両用シート11のシートバック13は、クッション性を有し乗員の背部を支承するシートバックパッド25と、このシートバックパッド25を保持するシートバックフレーム26とを有している。
また、車両用シート11のシートクッション12は、クッション性を有し乗員の臀部を支承するシートクッションパッド28と、このシートクッションパッド28を保持するシートクッションフレーム29とを有している。
そして、高位フロア22上には、前後方向に沿うスライドレール31が左右に離間して一対設けられており、これらスライドレール31は、それぞれ前後方向にのみスライド可能にスライダ32を保持している。これらスライドレール31およびスライダ32は車両用シート11をスライド可能とするスライド機構33を構成している。
シートバックフレーム26は、シートバックパッド25を主体的に保持するバックフレーム本体36と、バックフレーム本体36の長さ方向における一側の左右両側に、バックフレーム本体36から長さ方向に沿って外側に延出するように固定された一対(一方のみ図示)の支持部37とを有しており、これら支持部37の延出先端側には、左右方向に沿う支持軸38がそれぞれ設けられている。そして、シートバックフレーム26は、これら支持軸38を介して、両側のスライダ32に回動可能に支持されている。これにより、シートバックフレーム26つまりこのシートバックフレーム26を含むシートバック13は、スライダ32に対し支持軸38を中心に回動することでほぼ鉛直に沿う起立状態から前倒可能となっている。言い換えれば、スライドレール31で案内されてスライドするスライダ32にシートバック13が前倒可能に軸支されている。
なお、スライダ32およびシートバックフレーム26の支持部37には、図示せぬリクライニングレバーで操作されてシートバックフレーム26つまりシートバック13をスライダ32に対し起立状態で固定および固定解除可能なリクライニング機構41が設けられている。
起立状態にあるシートバックフレーム26の両支持部37の支持軸38よりも所定量上側となる位置には、左右方向に沿う支持軸42がそれぞれ設けられており、これら支持軸42によって、シートクッションフレーム29の後部が支持部37に回動可能に支持されている。すなわち、シートクッションフレーム29は、各支持軸42からそれぞれ下方かつ前方に斜めに延出する基端側延出部44とこの基端側延出部44の先端部から前方に略直線状に延出する先端側延出部45とをそれぞれが有する一対(一方のみ図示)の延出部46と、これら延出部46のの延出先端側同士を連結させる左右方向に沿う架設部47とを有する平面視コ字状をなしている。そして、このシートクッションフレーム29には若干架設部47側に偏ってシートクッションパッド28が支持されている。
シートクッションフレーム29の前端の架設部47には、左右一対(一方のみ図示)のブラケット49が取り付けられており、これらブラケット49には、左右方向に沿う支持軸50がそれぞれ設けられている。これら支持軸50にはそれぞれリンクアーム51の一端が回動可能に支持されている。そして、各リンクアーム51の先端側には左右方向に沿う支持軸52が固定されており、低位フロア21の高位フロア22側の端部近傍には、これら支持軸52を介してリンクアーム51を回動可能に支持する回動支持部53が取り付けられている。
以上の結果、シートクッションフレーム29は、シートバック13のシートバックフレーム26に回動可能に軸支され、シートバック13から下方に延出したのち前方に延出する形状をなしている。なお、車両用シート11の後側には、車両用シート11のシートバック13の背面に当接可能な目隠し板55が車両用シート11よりも後方の収納室フロア56に揺動可能に連結されている。
スライダ32には、図示せぬスライドレバーの操作により昇降するロック部材58が設けられており、スライドレール31には、下降したロック部材58を嵌合させることが可能なロック穴59がその長さ方向に所定のピッチで複数形成されている。このロック部材58がロック穴59から抜け出た状態ではスライダ32すなわち車両用シート11がスライドレール31に対しスライド可能であり、ロック部材58がロック穴59に嵌合することでスライダ32すなわち車両用シート11がスライドレール31に対しスライドロックされる。
そして、図1に示すように、各スライダ32のそれぞれの外側にシートベルト装置60の互いに着脱可能な着脱機構61の一方を構成するバックル62を含む部分構成体63が支持されている。ここで、車両用シート11は、車幅方向における中央位置に設けられるもので、シートベルト装置60は、図2に示すように、ウェビング64と、ルーフパネル65に取り付けられてこのウェビング64の一端側を巻き取るリトラクタ66と、ウェビング64の他端側に連結されるタングプレート67と、ウェビング64を通すことでウェビング64の中間位置に移動可能に設けられるタングプレート68とを有する部分構成体69と、一方のスライダ32に取り付けられてタングプレート67が着脱自在に取り付けられる部分構成体63と、他方のスライダ32に取り付けられてタングプレート68が着脱自在に取り付けられる部分構成体63とを有している。なお、タングプレート67,68はともに着脱機構61の他方を構成している。
両部分構成体63は、ほぼ同様となっており、図3および図4に示すように、長さの短いウェビング70とこのウェビング70の一端側に固定されてスライダ32に取り付けられる取付金具71と、ウェビング70の他端側に設けられてタングプレート67,68の対応するものが着脱自在に取り付けられるバックル(係合部)62とを有している。
ここで、取付金具71は図2に示す車幅方向に沿う取付軸74を介してスライダ32に取り付けられており、この取付軸74を中心に回動可能とされている。これにより、部分構成体63はその全体が車幅方向に沿う取付軸74を中心に回動可能とされている。
部分構成体63のウェビング70には、図3および図4に示すように、その形状を直線状に保持しかつ捻れを防止するための扁平筒状のブーツ76がこのウェビング70およびバックル62のウェビング70側の一部の周囲を囲むように設けられている。なお、ブーツ76の車幅方向におけるスライダ32側にはバックル62側に切欠部77が形成されており、この切欠部77によってウェビング70のバックル62側の一部が外部に露出している。
そして、本実施形態においては、図2に示すように、シートクッションフレーム29の両延出部46の中間位置である基端側延出部44と先端側延出部45との間位置に部分構成体63を保持するための保持具80がそれぞれ設けられている(一方のみ図示)。保持具80は、図3および図4に示すように、シートクッションフレーム29に取り付けられる取付部材81と、この取付部材81に支持される伸縮自在の環状部材82とを有している。
取付部材81には、取付穴84が形成されており、図5に示すようにこの取付穴84に挿通されたボルト85がシートクッションフレーム29のネジ穴86に螺合されることで取付部材81がシートクッションフレーム29に取り付けられる。
環状部材82は、ゴム等の弾性材料からなる紐状のもので、両端部が近接状態で取付部材81に支持されることにより環状をなしている。
このような保持具80は、図5に示すようにその取付部材81においてシートクッションフレーム29に取り付けられた状態とされ、この状態で、その環状部材82が、図4に示すように内側にバックル62を通すようにしてバックル62に掛けられ、さらにバックル62とブーツ76との隙間に挿入されて、ウェビング70のこれよりも幅の広いバックル62側に掛けられることになる。このとき、環状部材82の取付部材81側は、ブーツ76の切欠部77から外側に出る状態となる。以上により、保持具80の伸縮可能な環状部材82が部分構成体63に掛けられることになり、部分構成体63がそのウェビング70を囲むブーツ76とウェビング70とで保持具80の環状部材82を支持する。
次に上記した車両用シート11の作動を説明する。
例えば図2に示すように、シートバックフレーム26つまりシートバック13がリクライニング機構41によって起立状態でスライダ32に固定された乗員の着席を可能とする着席状態においては、シートバックフレーム26に軸支されたシートクッションフレーム29の保持具80は、部分構成体63の取付軸74に対し上方に位置することになり、その結果、各保持具80で先端側が支持された各部分構成体63は取付軸74からやや前方に傾斜しつつ上方に延出することになってバックル62をシートバック13の前方においてシートクッション12よりも上側に位置させることになる。このため、この着席状態において、乗員は両側の部分構成体63にシートベルト装置60の部分構成体69のタングプレート67,68を円滑に取付可能であり、シートベルト装置60を良好に装着できる。
また、この着席状態で、図示せぬスライドレバーの操作により車両用シート11は前後にスライド可能となっているが、図2および図6に示すように、車両用シート11がスライドするとスライダ32に取り付けられた部分構成体63および保持具82も一緒に移動する。よって、いずれのスライド位置においても、部分構成体63の位置は車両用シート11に対しほぼ一定であり、乗員がシートベルト装置60を良好に装着できる。
そして、例えば、車両用シート11がスライドレール31の前端位置に位置する状態で図示せぬリクライニングレバーが操作されて、リクライニング機構41がシートバックフレーム26のスライダ32に対する固定を解除すると、起立状態にあったシートバックフレーム26つまりシートバック13が前倒作動可能となる。そして、シートバック13を支持軸38を中心に前倒作動させると、図6に示す状態から、図7に示すように、シートバック13において支持軸38よりも上側に位置していた支持軸42が前側かつ下側に移動し、その結果、シートクッションフレーム29は、支持軸42に連結されている後部側が前側かつ下側に移動させられるとともに、前部の支持軸50に回動可能に連結されたリンクアーム51を回動支持部53に支持された支持軸52を中心に前傾させることで、前部側も前側かつ下側に移動させられる。これにより、シートクッションフレーム29は全体として前側かつ下側に移動させられて、保持するシートクッションパッド28をも前側かつ下側に移動させ、低位フロア21側に落とし込まれた収納状態となる。
このとき、シートバック13はシートクッション12に重なり合って上面がほぼ水平となる。これに合わせて、車両用シート11のシートバック13の背面に当接する目隠し板55もほぼ水平となり、収納室フロア56と目隠し板55と車両用シート11とがほぼフラットになる。
ここで、上記した着席状態から収納状態への状態変更時に、シートクッションフレーム29に取り付けられていた保持具80もシートクッションフレーム29とともに前側かつ下側に移動させられる。これにより、保持具80に先端側つまりバックル62側が支持された部分構成体63も、先端側が保持具80で引っ張られて前側かつ下側に移動させられる結果、取付軸74からほぼ水平に沿って前方に延出する状態となる。これにより、部分構成体63は、全体としてシートバック13の側方においてシートバック13の上面よりも下側に位置し車両用シート11から上方に出ることがないように収納される。つまり、保持具80は、着席状態から収納状態への状態変更に部分構成体63の姿勢を追従させる。
逆に、この収納状態から、シートバック13を支持軸38を中心に回動させて起こすと、図7に示す状態から、図6に示すように、シートバック13において支持軸38よりも前側に位置していた支持軸42が後側かつ上側に移動し、その結果、シートクッションフレーム29は、支持軸42に連結されている後部側が後側かつ上側に移動させられるとともに、前部の支持軸50に回動可能に連結されたリンクアーム51を回動支持部53に支持された支持軸52を中心に起き上がらせることで、前部側も後側かつ上側に移動させられる。これにより、シートクッションフレーム29は全体として後側かつ上側に移動させられて、保持するシートクッションパッド28をも後側かつ上側に移動させ、その結果、車両用シート11は図6に示すように低位フロア21側から抜け出して着席状態となる。
ここで、この収納状態から着席状態への状態変更時に、シートクッションフレーム29に取り付けられていた保持具80もシートクッションフレーム29とともに後側かつ上側に移動させられる。これにより、保持具80に先端側つまりバックル62側が支持された部分構成体63も、先端側が保持具80で引っ張られて後側かつ上側に移動させられる結果、取付軸74からやや前方に傾斜しつつ上方に延出する状態となる。つまり、保持具80は、収納状態から着席状態への状態変更に部分構成体63の姿勢を追従させることになり、具体的に、保持具80は、着席状態にあるときの部分構成体63の姿勢を収納状態にあるときの姿勢に比して起き上がらせる。これにより、部分構成体63は、バックル62をシートバック13よりも前側かつシートクッション12よりも上側に位置させる。よって、乗員が部分構成体63にシートベルト装置60のタングプレート67,68を円滑に取付可能であり、シートベルト装置60を良好に装着できる。
以上のように、本実施形態の車両用シート11は、車体フロア20に敷設されたスライドレール31にスライダ32においてスライド可能に支持されこのスライダ32にシートベルト装置60の部分構成体63が取り付けられるとともに、シートバック13を前倒させた状態で車体フロア20の低位フロア21に落とし込まれて収納される収納状態とシートバック13を起立させた状態で低位フロア21から抜け出される着席状態と間で状態変更可能となっている。
以上に述べた本実施形態の車両用シート11によれば、保持具80によって部分構成体63が車両用シート11の収納状態から着席状態への状態変更に追従させられることになり、具体的には、保持具80によって部分構成体63が車両用シート11の収納状態から着席状態への状態変更に追従して起き上がるため、車両用シート11を収納状態としたときに邪魔にならないように部分構成体63をシートバック13の側方に配置した後に車両用シート11が着席状態となったときでもシートベルト装置60の装着を円滑に行うことができる。
さらに具体的には、シートバック13に回動可能に軸支されたシートクッションフレーム29に保持具80が取り付けられているため、車両用シート11が収納状態になるためにシートバック13が前倒することでシートクッションフレーム29を前方かつ下方に移動させると保持具80も前方かつ下方に移動して部分構成体63を下方において前方に沿う姿勢とすることになり、部分構成体63がシートバック13の側方に収納される。他方、車両用シート11が着席状態になるためにシートバック13が起き上がることでシートクッションフレーム29が後方かつ上方に移動すると保持具80も後方かつ上方に移動して部分構成体63の先端側を後方かつ上方に移動させることになり、部分構成体63が起き上がる。このように車両用シート11の収納状態と着席状態との間の状態変更に連動して常に部分構成体63を最適な姿勢にすることができる。また、車両用シート11を折り畳んで収納状態としても部分構成体63が挟まれてしまうことがなくなる。
また、保持具80が伸縮可能な環状部材82において部分構成体63に掛けられるため、保持具80を簡素な構造にでき、しかも簡単な作業で保持具80に部分構成体63を係合させることができる。
加えて、部分構成体63がそのウェビング70とこれを囲むブーツ76とで保持具80を支持するため、保持具80を部分構成体63に確実に係合させることができる。
なお、部分構成体63に着脱機構61のバックル62ではなくタングプレート(係合部)を取り付ける場合であっても上記を適用可能である。
本発明の一実施形態の車両用シートを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両用シートの着席状態で後端位置にある状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の車両用シートに用いられるバックル、保持具およびブーツからなる部分構成体を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態の車両用シートに用いられるバックル、保持具およびブーツからなる部分構成体を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の車両用シートに用いられる保持具の取付状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態の車両用シートの着席状態で前端位置にある状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の車両用シートの収納状態を示す側面図である。
符号の説明
11 車両用シート
13 シートバック
20 車体フロア
21 低位フロア
29 シートクッションフレーム
31 スライドレール
32 スライダ
60 シートベルト装置
61 着脱機構
62 バックル(係合部)
63 部分構成体(部分構成体)
70 ウェビング
76 ブーツ
80 保持具
82 環状部材

Claims (1)

  1. 車体フロアに敷設されたスライドレールにスライダによりスライド可能に支持され、
    シートバックを前倒させた状態で前記車体フロアの低位フロアに落とし込まれて収納される収納状態と前記シートバックを起立させた状態で前記低位フロアから抜け出される着席状態との間で状態変更可能な車両用シートであって、
    シートベルト装置の着脱機構の一方のバックルを含む部分構成体を有しており、
    該部分構成体は、前記バックルとウェビングと取付金具とブーツとから構成され、
    前記ブーツは前記ウェビングを囲んで該ウェビングの形状を直線状に保持しかつ該ウェビングの捻れを防止するもので、
    該ブーツと前記バックルとの間で前記ウェビングを囲む環状部材を有する伸縮可能な保持具を設け、
    該保持具は、前記収納状態から前記着席状態への状態変更に前記部分構成体の姿勢を追従させるようにシートバックに連動することを特徴とする車両用シート。
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