JPWO2014125631A1 - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
Description
この車両用シートでは、第1の4節リンク機構によってシートバック及びシートクッションを車体フロアに対して前傾方向に跳ね上げ回転し、所定の前傾角度で保持可能な構成となっている。また、第2の4節リンク機構によって、シートバックをシートクッション側に折り畳んだ状態でシートクッションを車体フロア側に収納可能な構成となっている。
そのため、シンプルな構造で着座位置から跳ね上げ位置又は収納位置に切り替え可能な車両用シートが望まれていた。
また、シートを前傾方向に跳ね上げてシート後方側に乗降スペースを形成する車両用シートでは、車両前後方向の乗降スペースを大きく確保できることが重要である。特許文献1のような車両用シートでは、シートを跳ね上げ、さらに跳ね上げたシートをシート前方側にスライド移動させて乗降スペースを確保しているものの、乗降スペースを一層大きく確保可能な車両用シートが望まれていた。
また、本発明の他の目的は、シート着座位置からシート跳ね上げ位置に切り替えたときにシート後方側の乗降スペースを大きく確保可能な車両用シートを提供することにある。
従って、車体フロア側に取り付けられた取り付け部材に、シートバックを支持する支持ベースと、シートクッションを支持する支持リンクとをそれぞれ回動可能に連結したシンプルな構造で、着座位置から跳ね上げ位置に切り替え可能な車両用シートを提供することができる。
このように、跳ね上げ位置におけるシートクッションとシートバックとがなす角度は、着座位置における角度よりも大きくなるため、シートを前傾方向に跳ね上げた跳ね上げ位置においてシート前後方向の長さを小さくすることができ、結果としてシート後方側の乗降スペースを大きく確保することができる。
また、跳ね上げ位置のシートクッションとシートバックとがなす角度が、着座位置の角度よりも大きく保持されるため、シート着座面側にチャイルドシート、特にISOFIX規格に基づくチャイルドシートを装着することができる。
このように構成されるため、支持リンクが、着座位置においてシートクッションに加わる下方荷重をシートクッションの重心に近い位置で受けることができ、支持剛性が高まる。
このように構成されているため、支持リンク前方のスペースに付勢部材を配置することでシートのコンパクト化を図ることができ、シートの前後方向の長さを小さくできる。
このように構成されているため、ベース回動軸部に対向する位置となるスペースに付勢部材を配置することでシートのコンパクト化を図ることができ、シートの前後方向の長さを小さくできる。
このように構成されているため、支持ベースは、ベース係合部の係合を解除した状態で、ベース回動軸部を中心としてシートクッション及びシートバックを跳ね上げ位置まで移動させるように回転し、支持リンクは、跳ね上げ位置においてシートクッションを所定の前傾角度で保持することができる。従って、支持ベースと支持リンクのシンプルな構造で所定の前傾角度で跳ね上げ位置を設定でき、シート前後方向の長さを調整できる。
このように、取り付け部材に連結される支持リンク下端部と、支持ベースのベース回動軸部との高さ位置が略同一となるため、支持リンク及び支持ベースの構成配置がコンパクトになる。
このように、取り付け部材に連結される支持リンク下端部と、支持ベースのベース係合部との高さ位置が略同一となるため、シート着座時に加わる荷重を均等に分散させて受けることができる。
このように構成されているため、支持ベースと支持リンクの配置がコンパクトになる。
このように、レール装置は、跳ね上げ位置移動時に、ロアレールに対してアッパレールを前方向に相対移動させるため、シート跳ね上げ位置においてシート後方側の乗降スペースを大きく確保できる。
このように構成されるため、シートバックを支持する支持ベースと、シートクッションを支持する支持リンクとのシンプルな構造で、着座位置から収納位置に切り替え可能な車両用シートを提供できる。
従って、車体フロア側に取り付けられた取り付け部材に、シートバックを支持する支持ベースと、シートクッションを支持する支持リンクとをそれぞれ回動可能に連結したシンプルな構造で、着座位置から跳ね上げ位置に切り替え可能な車両用シートを提供することができる。
また、跳ね上げ位置のシートクッションとシートバックとがなす角度が着座位置の角度よりも大きく保持されるため、シート着座面側にチャイルドシート、特にISOFIX規格に基づくチャイルドシートを装着することができる。
請求項3の発明によれば、支持リンクが、着座位置においてシートクッションに加わる下方荷重をシートクッションの重心に近い位置で受けることができ、支持剛性が高まる。
請求項5の発明によれば、ベース回動軸部に対向する位置のスペースに付勢部材を配置することでシートのコンパクト化を図ることができ、シートの前後長さを小さくできる。
請求項6の発明によれば、支持ベースは、ベース係合部の係合を解除した状態で、ベース回動軸部を中心としてシートクッション及びシートバックを跳ね上げ位置まで移動させるように回転し、支持リンクは、跳ね上げ位置においてシートクッションを所定の前傾角度で保持することができる。従って、支持ベースと支持リンクのシンプルな構造で所定の前傾角度で跳ね上げ位置を設定でき、シート前後方向の長さを調整できる。
請求項8の発明によれば、取り付け部材に連結される支持リンク下端部と、支持ベースのベース係合部との高さ位置が略同一となるため、シート着座時に加わる荷重を均等に分散させて受けることができる。
請求項9の発明によれば、支持ベースと支持リンクの配置がコンパクトになる。
請求項11の発明によれば、シートバックを支持する支持ベースと、シートクッションを支持する支持リンクとのシンプルな構造で、着座位置から収納位置に切り替え可能な車両用シートを提供できる。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
車両用シートSは、図1に示すように、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、シート本体を前後方向に移動可能な状態で車体フロアに取り付けるための左右のレール装置4と、シート本体とレール装置4の間にそれぞれ取り付けられ、シートクッション1を連結支持する左右の前方支持リンク30と、シートバック2を連結支持する左右の支持ベース50と、シートクッション1とシートバック2の間に取り付けられる左右の後方支持リンク40と、から主に構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、表皮2bで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッド3aを載置して、表皮3bで被覆されて構成されている。
レールブラケット60は、特許請求の範囲の取り付け部材に相当する。
なお、レール装置4には、アッパレール4bを移動不能にロックする不図示のロック部材と、ロック部材のロック状態を解除する不図示の操作レバーが取り付けられている。
なお、各クッションサイドフレーム11の後方側の左右内側面を連結する不図示の弾性部材や、不図示のフレーム連結パイプを別途備えていても良い。
クッションサイドフレーム11は、前後方向に延出する板金部材からなり、各クッションサイドフレーム11は、左右方向に離間している。
パンフレーム12は、乗員の腿を支持する金属製フレームからなり、上面が略平坦な略矩形状に形成されている。パンフレーム12は、前端部及び左右両端部に折れ曲がり部12aを有しており、折れ曲がり部12aが各クッションサイドフレーム11上面に掛け止めされている。
クッションフレーム10を骨格とするシートクッション1は、前方支持リンク30及び後方支持リンク40の回動によって、乗員が着座する着座位置と、シート本体を収納する収納位置との間で移動することができる。詳しく言うと、シートクッション1は、前方支持リンク30下端部を中心として移動可能であって、収納位置に移動するときには車体フロア側に対して前方斜め下方向に移動する。
なお、各バックサイドフレーム21の内側面には下部フレーム23が架設されている。
バックサイドフレーム21の左右外側面の下方部分には、後方支持リンク40後端部が回動可能に連結され、後方支持リンク40は、左右方向においてバックサイドフレーム21と取り付けブラケット22の間に挟まれて配置されている。
リクライニング装置24は、シートバック2を起立状態にロックし、不図示の操作レバーを操作することでロック解除され、支持ベース50に対してシートバック2を前方側に回転させてシートクッション1側に折り畳むことができる。
前方支持リンク30は、シート側面側から見て略弓形状に形成され、前後方向においてクッションフレーム10の略中央部分に連結された上端部31と、レールブラケット60の略後方部分に連結された下端部32と、上端部31及び下端部32よりも前方側に張り出したリンク本体部33と、から構成されている。
また、前方支持リンク30は、図3に示すように、シート正面側から見て略クランク形状に形成され、左右方向において上端部31からリンク本体部33にかけて左右外側に折り曲げられ、リンク本体部33から下端部32にかけて左右内側に折り曲げられている。そのため、前方支持リンク30は、後述するバネ部材55との干渉を避けてコンパクトに配置され、かつ、前方支持リンク30の剛性を向上させている。
下端部32は、同様に不図示の貫通穴を備え、レールブラケットの左右内側面にこの貫通穴を介して不図示の回動ボルトを締結することで、前方支持リンク30がレールブラケット60に対して回動可能に連結される。
リンク本体部33は、図3に示すように、左右外側に下方傾斜した形状からなり、左右のリンク本体部33は、シート正面側から見て略ハの字形状となっている。
ビード部35は、下端部32に形成された不図示の貫通穴の周縁部から連続してリンク本体部33の前後方向の中央部分を延びるように形成されている。
そのため、乗員の着座時にシートクッション1に加わる荷重に対して前方支持リンク30の支持剛性が向上する。
リンク連結部材36は、縦断面略コ字形状からなり、左右方向に長尺な板金部材である。
リンク連結部材36の左右両端部は、図3に示すように、左右外側に下方傾斜した形状からなり、シート正面側から見て略台形形状となっている。
リンク連結部材36の左右外側面に相当する傾斜部分が、前方支持リンク30のうち、リンク本体部33の左右内側面に相当する傾斜部分と当接して接合される。
また、リンク連結部材36の縦断面形状は、着座位置において上下方向に長尺な形状として形成されている。
ビード部38は、左右方向に長尺なビード形状からなり、ビード部38の左右延出端部は、リンク連結部材36の左右両端部の形状に沿わせて左右外側に下方傾斜している。
そのため、乗員の着座時にシートクッション1に加わる荷重に対して前方支持リンク30の支持剛性が向上する。
従って、シートクッション1に加わる荷重に対して前方支持リンク30の支持剛性が一層向上する。
後方支持リンク40は、クッションフレーム10の左右外側面であって後方部分に接合された前端部41と、バックサイドフレーム21の左右外側面であって下方部分に連結された後端部42と、を備えている。
後端部42は、シート左右方向に貫通する不図示の貫通穴を備え、バックサイドフレーム21の左右外側面にこの貫通穴を介して不図示の回動ボルトを締結することで、後方支持リンク40がシートバック2に対して回動可能に連結される。
詳しく言うと、後方支持リンク40は、バックサイドフレーム21と取り付けブラケット22の間に挟まれており、取り付けブラケット22の左右外側面から回動ボルトを締結する構成となっている。そのため、後方支持リンク40の組み付け性が向上する。
支持ベース50は、略クランク形状に形成され、左右方向においてその後方部分から前方部分にかけて左右外側に折り曲げられており、前方支持リンク30との干渉を避けてコンパクトに配置されている。
なお、支持ベース50の上端部及び下端部には、左右外側に屈曲された不図示のフランジ部が形成されており、支持ベース50の支持剛性を高めている。
支持ベース50の後方部分であって上端部には、リクライニング装置24が配置され、バックサイドフレーム21下端部と連結されている。
支持ベース50の左右内側には、左右の支持ベース50同士を連結する中央ベース連結部材53と、後方ベース連結部材54とが設けられている。
ベース係合部52は、レール装置4のストライカ4cに対して係脱可能に連結される部分であり、着座位置及び収納位置においてはベース係合部52とストライカ4cが係合している。
ベース回動軸部51の左右内側面側には、図2又は図3に示すように、付勢部材としてのバネ部材55が配置されている。バネ部材55は、公知な渦巻きバネからなり、ベース回動軸部51を中心としてレールブラケット60に対して支持ベース50を上方に跳ね上げ可能に付勢する。
ベース回動軸部51は、前方支持リンク30の下端部32と略同一高さに配置され、また、着座位置及び収納位置において、ベース回動軸部51、ベース係合部52、及び下端部32が略同一高さに配置されている。
支持ベース50が、シートバック2及びシートクッション1を所定の前傾角度に設定した跳ね上げ位置まで跳ね上げるように回転したとき、前方支持リンク30が、シートクッション1及びシートバック2をこの跳ね上げ位置で保持することができる。
レールブラケット60は、アッパレール4b上面に固定された底壁部61と、底壁部61の左右外側端部から上方へ屈曲された外側壁部62と、外側壁部62の前後両端部から左右内側へ屈曲された前方壁部63、後方壁部64とを備えている。
底壁部61の上面には、左右のレールブラケット60同士を連結するレール連結部材65が固定されている。
また、外側壁部62の前方部分の内側には、バネ部材55が取り付けられており、バネ部材55は、左右方向においてベース回動軸部51と対向配置されている。
前方壁部63の前面には取り付けブラケット66が固定されており、レールブラケット60のうち、外側壁部62と取り付けブラケット66が、左右方向において支持ベース50を挟み込むように配置されている。
レール連結部材65には、左右方向に長尺なビードが形成されており、レールブラケット60の支持剛性を向上させている。
車両用シートSが、図4(a)に示す着座位置にあるとき、ベース係合部52とストライカ4cが係合状態にあり、かつ、ロアレール4aに対してアッパレール4bが移動不能なロック状態にある。着座位置において、シートクッション1は前方支持リンク30に支持され、シートバック2は支持ベース50に支持されて構成される。
乗員が操作レバーを操作することによって、ベース係合部52とストライカ4cの係合状態が解除され、さらにアッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わる。
なお、操作レバーと、ベース係合部52及びレール装置4との間には、それぞれ不図示の公知なケーブルが連結されており、操作レバーの操作によってケーブルが引っ張られ、それぞれロック状態を解除する構成となっている。
このとき、前方支持リンク30が、図4(b)に示すように、シートクッション1及びシートバック2の跳ね上がりを規制するため、跳ね上がったシートクッション1及びシートバック2が、所定の前傾角度において保持される。
なお、所定の前傾角度は、例えばバネ部材55の付勢力によって調整可能である。
そのため、図4(b)に示すように、シートクッション1とシートバック2とがなす角度αは、着座位置における角度αよりも大きくなるように構成されている。
なお、角度αの大きさは、例えばバネ部材55の付勢力によって調整可能である。
上記一連の動作によって、車両用シートSが図4(b)に示す跳ね上げ位置に移動する。
車両用シートSを図5(a)に示す着座位置から収納位置に移動させるときには、例えばシートクッション1の左外側面に設けられた不図示の操作レバーを操作する。
乗員が操作レバーを操作することで、シートバック2を起立状態に保持するリクライニング装置24のロックが解除され、さらにアッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わる。
なお、操作レバーと、リクライニング装置24及びレール装置4との間には、それぞれ不図示の公知なケーブルが連結されており、操作レバーの操作によってケーブルが引っ張られ、それぞれロック状態を解除する構成となっている。
このとき、前方支持リンク30及び後方支持リンク40は、シートバック2の折り畳み動作と連動して、車体フロアに対してシートクッション1を前方斜め下方向に移動させるように回転する。言い換えると、前方支持リンク30は、後方支持リンク40と共に、下端部32を中心としてレールブラケット60に対して前方向に回転する。
上記一連の動作によって、車両用シートSが図5(b)に示す収納位置に移動する。
このように配置されることで、前方支持リンク30がベース回動軸部51を中心として前傾方向に跳ね上がったシート本体を支持する際に、前方支持リンク30の支持剛性を高めることができる。
このように配置されることで、前方支持リンク30のシート本体に対する支持剛性が高まるため、ベース回動軸部51を中心として前傾方向に跳ね上がったシート本体を着座位置に戻す作業性が向上する。
このように配置されることで、前方支持リンク30の組み付け性が向上する。
このように配置されることで、前方支持リンク30のシート本体に対する支持剛性が高まるため、シート本体を着座位置に戻す作業性が向上する。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、前方支持リンク30、後方支持リンク40、支持ベース50、及びレールブラケット60の配置や構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
1 シートクッション
2 シートバック
2a、3a クッションパッド
2b、3b 表皮
3 ヘッドレスト
4 レール装置
4a ロアレール
4b アッパレール
4c ストライカ
10 クッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
12a 折れ曲り部
20 バックフレーム
21 バックサイドフレーム
22 取り付けブラケット
23 下部フレーム
24 リクライニング装置
25 回動軸
26 渦巻きバネ
27 バネ係止ブラケット
28 バネ係止部
30 前方支持リンク
31 上端部
32 下端部
33 リンク本体部
34 フランジ部
35、38 ビード部
36 リンク連結部材
37 フランジ部
39 フランジ段差部
40 後方支持リンク
41 前端部
42 後端部
50 支持ベース
51 ベース回動軸部
52 ベース係合部
53 中央ベース連結部材
54 後方ベース連結部材
55 バネ部材
60 レールブラケット
61 底壁部
62 外側壁部
63 前方壁部
64 後方壁部
65 レール連結部材
66 取り付けブラケット
Claims (11)
- シートバック、及び該シートバックに連結されたシートクッションを車体フロアに対して前傾方向に跳ね上げて、乗員が着座するための着座位置から、乗員がシート後方へ乗降するための跳ね上げ位置まで移動可能な車両用シートであって、
前記車体フロア側に取り付けられる取り付け部材と、
該取り付け部材に回動可能に連結され、前記シートバックを支持する支持ベースと、
前記取り付け部材に回動可能に連結され、前記シートクッションを回動可能に支持する支持リンクと、を備え、
前記支持ベースは、
該支持ベース前方部分に設けられ、シート幅方向において前記取り付け部材に軸支されるベース回動軸部を備え、
該ベース回動軸部を中心として前記取り付け部材に対して、前記シートバック及び前記シートクッションを前記跳ね上げ位置まで移動させるように回転可能であって、
前記ベース回動軸部は、前記着座位置及び前記跳ね上げ位置において、前記支持リンクのうち、前記シートクッションに連結された上端部よりも前方に配置されていることを特徴とする車両用シート。 - 前記支持リンクは、前方支持リンクであって、
前記シートバックに回動可能に連結され、前記シートクッションを支持する後方支持リンクを備え、
前記前方支持リンクは、前記跳ね上げ位置移動時に、前記後方支持リンクと連動して、前記取り付け部材に連結された下端部を中心として前記取り付け部材に対して、前記シートクッションを前方向に移動させるように回転可能であって、
前記跳ね上げ位置における前記シートクッションと前記シートバックとがなす角度は、前記着座位置における該角度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記支持リンクの前記上端部は、シート前後方向において前記シートクッションの略中央に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
- 前記ベース回動軸部を中心として前記取り付け部材に対して前記支持ベースを跳ね上げ可能に付勢する付勢部材を備え、
該付勢部材は、前記支持リンクよりも前方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の車両用シート。 - 前記付勢部材は、シート前後方向において前記ベース回動軸部に対向配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
- 前記支持ベースは、該支持ベース後方部分に設けられ、前記取り付け部材に対して係脱可能に連結されるベース係合部を備え、
前記支持リンクのうち、前記取り付け部材に連結された下端部は、シート前後方向において前記ベース回動軸部と前記ベース係合部との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の車両用シート。 - 前記支持リンクのうち、前記取り付け部材に連結された下端部は、前記ベース回動軸部と略同一高さに配置されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の車両用シート。
- 前記支持リンクのうち、前記取り付け部材に連結された下端部は、前記着座位置において前記ベース係合部と略同一高さに配置されていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の車両用シート。
- 前記支持リンクは、シート幅方向において前記支持ベースの内側に配置され、
前記ベース回動軸部は、シート幅方向から見て、前記支持リンクのうち、前記取り付け部材に連結された下端部を中心とした前記上端部の回動軌跡上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の車両用シート。 - 前記車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに対して相対移動可能に支持されるアッパレールと、を有するレール装置を備え、
前記取り付け部材は、前記アッパレール上面に取り付けられるレールブラケットであり、
前記レール装置は、前記跳ね上げ位置移動時に前記支持ベースの回動と連動させて、前記ロアレールに対して前記アッパレールを前方向に相対移動させることを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の車両用シート。 - 前記支持ベースに対して前記シートバックを回動可能に連結するリクライニング装置を備え、
前記支持リンクは、前記リクライニング装置によって前記シートバックを前記シートクッション側に折り畳んだ状態で、前記取り付け部材に連結された下端部を中心として前記取り付け部材に対して、前記シートクッションを前記車体フロア側の収納位置に移動させるように回転可能であることを特徴とする請求項1乃至10いずれか記載の車両用シート。
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