JP7436832B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シートバック及びシートクッションを車体フロアに対して前傾方向に跳ね上げ可能な車両用シートに関する。
従来、シートバック及びシートクッションを車体フロアに対して前傾方向に跳ね上げ、シート前方側にスライド移動させて、シート後方側に乗降スペースを形成する車両用シートは既に知られており、上記跳ね上げ機構に用いられる構成部品の剛性向上や、コンパクトな配置、軽量化を実現するために種々工夫がなされているところである(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の跳ね上げ式シートでは、車体フロアに固定されたレール装置に対してシート本体をシート前方に跳ね上げ可能なシートであって、シート本体の後端部分に設けられたキャッチャーが、レール装置の構成部品となるレールブラケットに固定されたストライカに対して着脱可能となるように連結される。
レールブラケットに着目すると、このレールブラケットは、レール装置の構成部品となるアッパレール上に固定されており、このアッパレールの長さ方向(シート前後方向)に沿って長尺となるように延びているため、レールブラケット及びストライカの組み付け剛性が確保されている。
特許文献2に記載の車両用シートでは、シート本体をシート前方に跳ね上げ可能なシートであって、加えてシート本体を折り畳んで収納状態に切り替えることもできる。
また、レールブラケット及びストライカの組み付け剛性を向上させるべく、アッパレールの長さ方向に沿ってレールブラケットが長尺になっているほか、ストライカがレールブラケットに対して上方及び側方から覆われるようにして固定されている。
特開2000-272391号公報 独国特許発明第102006015922号明細書
しかしながら、特許文献1、2のような車両用シートでは、レールブラケット及びストライカの組み付け剛性を確保すべく、レールブラケットがアッパレールの長さ方向(シート前後方向)に沿って長尺となってしまい、レールブラケットのシート前後方向の大型化、ひいてはアッパレール、レール装置全体の前後方向の大型化につながっていた。
そのため、シート本体をアレンジ可能な車両用シートにおいて、アレンジ機構の構成部品となるレールブラケット、ストライカの組み付け剛性を確保しながらも、これら構成部品の大型化(特にシート前後方向の大型化)を抑制可能な車両用シートが望まれていた。
特に、上記車両用シートは、通常、車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとして配置されるものであって、シート前後方向の大型化を可能な限り抑制することが要望されていた。
また、シート本体をアレンジ可能な車両用シートにおいては、必然的に構成部品が多くなり、複雑な機構を必要とするため、コンパクトな配置、部品点数の削減、シートの軽量化が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート本体をアレンジ可能な車両用シートにおいて、アレンジ機構の構成部品の組み付け剛性を確保しながら、構成部品の大型化(特にシート前後方向の大型化)を抑制可能な車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、構成部品のコンパクトな配置、部品点数の削減、シートの軽量化を考慮した車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、背もたれ部となるシートバックと、該シートバックに連結され、着座部となるシートクッションとを有するシート本体を備え、乗員が着座可能な使用状態と、前記シート本体を前記使用状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な車両用シートであって、車体フロアに固定されるロアレールと、該ロアレールに対して相対移動可能に支持されるアッパレールと、該アッパレールの上面に対して取り付けられ、前記シート本体のシート前後方向の一端側と連結されるレールブラケットと、を備え、該レールブラケットには、前記シート本体の状態を切り替えるために、該シート本体の一端側に設けられた係合部に対して着脱可能となるように係合し、前記アッパレールの移動方向とは交差する方向に延びている係合ストライカが取り付けられ、前記レールブラケットは、前記係合ストライカの延出方向の両端部分のうち、少なくとも一端部分を支持するストライカ支持部を有し、該ストライカ支持部は、前記係合ストライカの延出方向に沿って延びて、前記係合ストライカの延出方向の外側面を覆っており、前記ストライカ支持部の外側面において下端部分には、前記係合ストライカを覆っている部分とは異なる位置において、上方へ切り欠かれた切り欠きが形成されていること、により解決される。
上記のように、レールブラケットのうち、係合ストライカを支持するためのストライカ支持部が、係合ストライカの延出方向(アッパレールの移動方向とは交差する方向)に沿って延びているため、従来と比較して、レールブラケット、ストライカの組み付け剛性を確保しつつ、これら構成部品の大型化(特にシート前後方向の大型化)を抑制することができる。
詳しく言うと、従来は、レールブラケットの剛性を高めるために、アッパレールがその移動方向に沿って延びていることを利用して、レールブラケットをアッパレールの延出方向に沿って長尺にする形状が採用されていた。そうすると、シートアレンジ可能なシートにおいてはレールブラケットに係合ストライカをさらに組み付けるため、一層シート前後方向に延ばす必要が生じていた。そこで、本発明では、係合ストライカ周辺においてアッパレールの移動方向とは交差する方向(シート幅方向)における空きスペースを利用して、レールブラケットのうち、特に剛性が必要とされるストライカ支持部を当該交差方向に延ばす形状にしている。
その結果、アレンジ機構の構成部品の組み付け剛性を確保しながらも、これら構成部品の大型化を抑制し、コンパクトな配置を果たした車両用シートを実現している。
また上記構成により、ストライカ支持部による係合ストライカの支持剛性が高まるとともに、レールブラケットと他の構成部品との干渉を抑制できる。
このとき、前記ストライカ支持部は、前記係合ストライカよりも上方に突出するように湾曲し、前記アッパレールの移動方向において前記係合ストライカを間に挟むように支持していると良い。
また、前記ストライカ支持部は、前記係合ストライカの延出方向の両端部分を支持するために複数設けられ、かつ、前記係合ストライカの両端部分をそれぞれ上方から覆っていると良い、
上記構成により、比較的シンプルな形状で、レールブラケットに対する係合ストライカの組み付け剛性を高めることができる。また、ストライカ支持部が湾曲形状となるため、レールブラケットの剛性を効率良く高めることもできる。
このとき、前記レールブラケットは、前記アッパレールの移動方向に沿って延びており、前記レールブラケットには、前記アッパレールの移動方向において異なる位置に配置され、上下方向に貫通した前方穴と後方穴が形成され、前記係合ストライカは、前記前方穴と前記後方穴の間に配置されていると良い。
上記構成により、例えば、前方穴及び後方穴を利用してレールブラケットを他の構成部品と組み付ける場合に、ストライカと他の構成部品との干渉を抑制し、かつ、ストライカを効率良く支持することができる。
このとき、前記レールブラケットのうち、前記アッパレールの移動方向において前記係合ストライカと重なる部分には、上下方向に貫通した貫通穴が形成され、該貫通穴は、前記ストライカ支持部の延出方向とは交差方向に延びていると良い。
上記のような貫通穴が形成されているため、シート本体に設けられた係合部が係合ストライカに対して着脱し易くなる。また、レールブラケットの軽量化にもつながる。
このとき、前記レールブラケットは、板状部材からなり、該板状部材を折り曲げて前記ストライカ支持部を形成していると良い。
上記構成により、レールブラケットの部品点数を削減することができる。
このとき、前記シート本体側にある前記係合部を前記係合ストライカに係合させた状態でロックするロック装置と、該ロック装置をロック状態と、ロック不能状態との間で切り替える切り替え装置と、着座した乗員を拘束するシートベルトに設けられたタングプレートを装着するためのベルトバックルと、を備え、前記レールブラケットは、シート幅方向において前記切り替え装置の外側端部よりも内側に配置され、かつ、前記ベルトバックルの外側端部よりも内側に配置されていると良い。
上記構成により、レールブラケットの剛性を高めつつも、シート全体で見たときにシート幅方向において大型化しない構成を実現できる。また、レールブラケットのシート幅方向の外側部分が劣化してしまうことを抑制できる。
このとき、前記ストライカ支持部は、シート幅方向において前記アッパレールよりも張り出していると良い。
また、前記ロアレール、前記アッパレール及び前記レールブラケットは、それぞれ前記シート本体の側方部分に一対となって配置され、前記一対のレールブラケットを連結するためにシート幅方向に延びるレール連結フレームをさらに備えていると良い。
上記構成により、レールブラケット、特にストライカ支持部の剛性を向上させることができる。
本発明によれば、従来と比較して、アレンジ機構の構成部品の組み付け剛性を確保しながらも、これら構成部品の大型化を抑制し、コンパクトな配置を果たした車両用シートを実現することができる。
また上記発明によれば、比較的シンプルな形状で、レールブラケットに対する係合ストライカの組み付け剛性を高められる。
また上記発明によれば、レールブラケットの剛性を効率良く高めることができる。
また上記発明によれば、レールブラケットや係合ストライカと、他の構成部品との干渉を抑制することができる。
また上記発明によれば、レールブラケットの軽量化、レールブラケットの部品点数を削減することができる。
本発明に係る車両用シートの外観斜視図であり、一部が骨格となるクッションフレーム、前方リンク、後方リンク、及び支持リンクを示す図である。 レール装置の斜視図であって要部拡大図である。 別の角度から見たレール装置の斜視図であって要部拡大図である。 図3のIV-IV断面図であって、レール装置を示す図である。 収納位置にある車両用シートの底面図である。 車両用シートの概略側面図であって、着座位置の状態を示す図である。 車両用シートの跳ね上げ位置の状態を示す図である。 車両用シートの概略側面図であって、着座位置の状態を示す図である。 車両用シートの収納位置の状態を示す図である。 第2実施形態のレール装置の外観斜視図である。 第3実施形態のレール装置の外観斜視図である。
本実施形態は、乗員が着座可能な使用位置と跳ね上げ位置の間で切り替え可能な車両用シートであって、車体フロアに固定されるロアレールと、ロアレールに対して相対移動可能に支持されるアッパレールと、アッパレールの上面に取り付けられ、シート本体の後端部分と連結されるレールブラケットとを備えており、レールブラケットには、シート本体の後端部分にある係合フックに対して着脱可能となるように係合し、アッパレールの移動方向とは交差するシート幅方向に延びている係合ストライカが取り付けられており、レールブラケットのうち、係合ストライカの両端部分を支持するストライカ支持部が、係合ストライカの延出方向に沿って延びていることを特徴とする車両用シートの発明に関するものである。
なお、車両用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の車両用シートSは、例えば車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとして配置されるものである。
車両用シートSは、図1に示すように、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、車体フロア上に取り付けられ、シート本体を前後方向に移動可能に支持するレール装置4と、シートクッション1とレール装置4を連結し、シートクッション1を支持する前方リンク30と、シートクッション1とシートバック2を連結する後方リンク35と、シートバック2とレール装置4を連結し、シートバック2を回動可能に支持する支持リンク40と、から主に構成されている。
また、レール装置4の前方部分の上面には、図1に示すように、上記リンク30,35,40を支持するリンク支持ベース50が取り付けられており、レール装置4の後方部分の上面には、シート本体の後端側にある支持リンク40の一部と連結するためのレールブラケット60が取り付けられている。
シートクッション1は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となるクッションフレーム10に、不図示のクッションパッドを載置して、クッションパッドの上から不図示の表皮によって被覆されて構成されている。
シートバック2は、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、表皮2bで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッド3aを載置して、表皮3bで被覆されて構成されている。
レール装置4は、上下方向においてシート本体と車体フロアの間に配置されており、図1、図2に示すように、車体フロアに固定される左右のロアレール4aと、各ロアレール4aに対して相対移動可能に支持される左右のアッパレール4bと、アッパレール4bを移動不能にロックするロック部材4cと、ロック部材4cのロック状態を解除する操作レバー4dと、を主に備えている。
アッパレール4b上面の後方部分には、図2に示すように、係合ストライカ68を有するレールブラケット60が取り付けられている。また、左右のアッパレール4bの略中央部分には、各アッパレール4bを連結するレール連結フレーム69が取り付けられている。
レールブラケット60の詳細については後述する。
クッションフレーム10は、シートクッション1の骨格となる略矩形状の枠状体からなり、図1に示すように、左右側方に配置されたクッションサイドフレーム11と、各クッションサイドフレーム11の上面に架設され、乗員の腿を支持する板状のパンフレーム12と、から主に構成されている。
クッションサイドフレーム11の左右外側面のうち、その中央部分には前方リンク30の上端部が回動可能に連結され、また、その後方部分には後方リンク35の前端部が回動可能に連結されている。
クッションフレーム10は、前方リンク30及び支持リンク40の回動によって、乗員が着座する着座位置と、収納する収納位置との間で切り替え移動することができる。
詳しく言うと、クッションフレーム10は、前方リンク30の下端部を中心として移動可能であって、収納位置に移動するときには車体フロア側に対して前方斜め下方向に移動する。
バックフレーム20は、シートバック2の骨格となる略矩形状の枠状体からなり、図1に示すように、パイプ材で構成された枠状のメインフレーム21と、メインフレーム21の側方部分に取り付けられた左右のバックサイドフレーム22と、バックサイドフレーム22のシート幅方向の外側面に取り付けられた取り付けブラケット23と、から主に構成されている。
バックサイドフレーム22の左右外側面の下方部分には、後方リンク35の後端部分が回動可能に連結されており、後方リンク35は、シート幅方向においてバックサイドフレーム22と取り付けブラケット23の間に挟まれている。
取り付けブラケット23のシート幅方向の外側面には、支持リンク40に対してバックフレーム20を回動可能に連結するためのリクライニング装置24が取り付けられている。
リクライニング装置24は、公知の装置からなり、図2に示すように、リクライニング装置24の回動軸25と、バックフレーム20を起立状態に付勢する渦巻きバネ26と、バックサイドフレーム22側に取り付けられ、渦巻きバネ26の一端部を係止するバネ係止ブラケットと、支持リンク40側に設けられ、渦巻きバネ26の他端部を係止するバネ係止部と、から主に構成されている。
リクライニング装置24は、シートバック2を起立状態にロックし、不図示の操作レバーを操作することでロック解除され、支持リンク40に対してシートバック2を前方側に回転させてシートクッション1側に折り畳むことができる。
前方リンク30は、図1に示すように、上下方向に延出する板金部材からなり、シートクッション1を下方から回動可能に支持する部材である。
前方リンク30は、クッションフレーム10に対して回動可能に連結される上端軸31と、支持リンク40に対して回動可能に連結される下端軸32と、を備えている。
上端軸31は、シート前後方向において下端軸32よりも前方に配置されている。
後方リンク35は、前後方向に延出する略L字形状の板金部材からなり、シートクッション1を後方から支持する部材である。
後方リンク35は、クッションフレーム10の左右外側面に回動可能に連結される前端軸36と、バックサイドフレーム22の左右外側面に回動可能に連結された後端軸37と、を備えている。
後方リンク35は、バックサイドフレーム22と取り付けブラケット23の間に挟まれている。
支持リンク40は、図1に示すように、前後方向に長尺な板金部材からなり、シートバック2を下方から支持する部材である。
支持リンク40は、その前方部分に配置されるリンク回動軸41と、リンク回動軸41よりも後方側に配置されるリンク係合部42と、を備えている。
支持リンク40の後方部分において上端部分には、リクライニング装置24が配置され、バックサイドフレーム22の下端部分と連結されている。
また、支持リンク40のうち、リンク係合部42の周辺部分には、リンク係合部42を係合ストライカ68に係合させた状態でロックする公知なロック装置43が取り付けられている。
支持リンク40は、図1、図6A,Bに示すように、リンク回動軸41を中心としてリンク支持ベース50に対して回動可能に連結される。
詳しく言うと、リンク回動軸41の左右内側面側には、図1に示すように、付勢部材としてのバネ部材53が配置されている。バネ部材53は、公知な渦巻きバネであって、リンク回動軸41を中心としてリンク支持ベース50に対して支持リンク40を上方に跳ね上げ可能に付勢する。
リンク係合部42は、レールブラケット60に設けられた係合ストライカ68に対して着脱可能に連結される部分であって、例えば公知な係合フックである。
なお、図7A,Bに示すように、着座位置及び収納位置においては、ロック装置43によってリンク係合部42と係合ストライカ68が係合している。
支持リンク40は、リンク係合部42と係合ストライカ68の係合が解除された後、バネ部材53に付勢されて、リンク回動軸41を中心としてシートバック2及びシートクッション1を前傾方向に跳ね上げるように回転する。
支持リンク40が、シートバック2及びシートクッション1を所定の前傾角度に設定した跳ね上げ位置まで跳ね上げるように回転したとき、前方リンク30が、シートクッション1及びシートバック2をこの跳ね上げ位置で保持することができる。
リンク支持ベース50は、図1に示すように、前後方向に延出する略L字形状の板金部材からなり、上記リンク30,35,40を支持する部材である。
リンク支持ベース50は、アッパレール4b上面に固定された底壁部51と、底壁部51のシート幅方向の外側端部から上方へ屈曲して延びる側壁部52とを備えている。
側壁部52は、その前方部分においてリンク回動軸41と回動可能に連結されており、その中央部分において前方リンク30の下端軸32と回動可能に連結されている。
また、側壁部52の前方部分の内側には、バネ部材53が取り付けられている。
レールブラケット60は、図2~図4に示すように、略矩形状の板状部材であって、シート本体の状態を切り替えるための構成部品(係合ストライカ68)を組み付けるためのブラケットである。なお、係合ストライカ68は、アッパレール4bの移動方向(シート前後方向)とは交差するシート幅方向に延びている。
レールブラケット60は、係合ストライカ68の延出方向の両端部分を支持する左右のストライカ支持部61と、シート前後方向において係合ストライカ68を間に挟む位置に配置され、上下方向に貫通した前方穴62及び後方穴63と、シート前後方向において係合ストライカ68と重なる位置に配置され、上下方向に貫通した貫通穴64と、を主に備えている。
また、レールブラケット60よりもややシート前方部分には、左右のアッパレール4bを連結するためのレール連結フレーム69が取り付けられている。
左右のストライカ支持部61は、それぞれ係合ストライカ68の延出方向に沿ってシート幅方向に延びており、アッパレール4bよりも外側に張り出している。
また、ストライカ支持部61は、係合ストライカ68よりも上方に突出するように湾曲した形状を有し、係合ストライカ68の両端部分を上方から覆っており、かつ、シート前後方向において係合ストライカ68を間に挟むように支持している。
上記構成により、係合ストライカ68に対するレールブラケット60の支持剛性を高めている。
左右のストライカ支持部61は、それぞれ係合ストライカ68のシート幅方向の側面を覆うように形成されている。
また、ストライカ支持部61の側面のうち、係合ストライカ68を覆っている部分とは異なる下端部分には、上方に向かって切り欠かれた切り欠き65が形成されている。
上記構成により、レールブラケット60の支持剛性を高めつつ、ブラケットの軽量化を果たすことができる。
前方穴62、後方穴63は、図2~図4に示すように、アッパレール4bの上面と重なる位置に形成されており、締結ボルトによってアッパレール4b上にレールブラケット60を取り付けるための締結穴となる。
また貫通穴64は、同様にアッパレール4bの上面と重なる位置に形成され、シート前後方向に延びる矩形状の穴であって、係合ストライカ68に対してリンク係合部42を着脱可能に係合させるための貫通穴となる。
レールブラケット60の外周部分のうち、シート幅方向の両端部分には、下方に向かって延びる外周フランジ66が形成されている。
外周フランジ66は、係合ストライカ68及びロアレール4aのシート幅方向の両側面を覆うようにして配置されている。
また、レールブラケット60のうち、シート幅方向において外周フランジ66と前方穴62及び後方穴63との間には、上方に屈曲した左右の凸ビード67が形成されており、凸ビード67は、シート前後方向に延びている。
上記構成により、レールブラケット60の剛性が向上するほか、係合ストライカ68及びレール装置4に対するレールブラケット60の組み付け剛性が向上する。
レール連結フレーム69は、シート幅方向に長尺な板状部材であって、シート幅方向に延びるフレーム本体部分と、フレーム本体部分の延出方向の両端部分から連続して下方に屈曲し、シート幅方向の外側に延びているフレーム端部と、を有している。
そして、フレーム端部がアッパレール4bの上面にボルト締結されている。
レール連結フレーム69の外周部分のうち、シート前後方向の両端部分には、図○に示すように、上方に向かって延びる外周フランジ69aが形成されている。
上記構成により、レール連結フレーム69の剛性が向上するほか、アッパレール4bの組み付け剛性、そしてレールブラケット60の組み付け性が向上する。
上記構成において、図5に示すように、レールブラケット60は、シート幅方向において切り替え装置70(特に操作ストラップ71)の外側端部よりも内側に配置されており、かつ、ベルトバックル5の外側端部よりも内側に配置されている。
なお、ベルトバックル5は、着座した乗員を拘束するシートベルトに設けられたタングプレートを装着するためのものであって、支持リンク40の後方部分に取り付けられている。
上記構成により、シート全体で見たときにシート幅方向において大型化しない構成を実現することができる。
次に、図6A,Bに基づいて車両用シートSを着座位置から跳ね上げ位置まで移動させる動作を説明する。
車両用シートSが、図6Aに示す着座位置にあるとき、リンク係合部42と係合ストライカ68が係合状態にあり、かつ、ロアレール4aに対してアッパレール4bが移動不能なロック状態にある。着座位置において、シートクッション1は前方リンク30に支持され、シートバック2は支持リンク40に支持されて構成される。
車両用シートSを着座位置から跳ね上げ位置に移動させるときには、シートバック2上面に設けられた切り替え装置70の操作ストラップ71を操作する。
乗員が操作ストラップ71を操作することで、リンク係合部42と係合ストライカ68のロック状態が解除され、さらにアッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わる。
なお、操作ストラップ71と、リンク係合部42及びレール装置4との間には、それぞれ不図示の公知なケーブルが連結されており、操作ストラップ71の操作によってケーブルが引っ張られ、それぞれロック状態を解除する構成となっている。
リンク係合部42と係合ストライカ68の係合が解除された後、支持リンク40は、バネ部材53に付勢されて、リンク回動軸41を中心としてシートバック2及びシートクッション1を前傾方向に跳ね上げるように回転する。
このとき、前方リンク30が、図6Bに示すように、シートクッション1及びシートバック2の跳ね上がりを規制するため、跳ね上がったシートクッション1及びシートバック2が、所定の前傾角度において保持される。
一方、アッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わった後、アッパレール4bは、不図示のバネ部材に付勢されて、ロアレール4aに対して前方側に相対移動する。
上記一連の動作によって、車両用シートSが図6Bに示す跳ね上げ位置に移動する。
次に、図7A,Bに基づいて車両用シートSを着座位置から収納位置まで移動させる動作を説明する。
車両用シートSを図7Aに示す着座位置から収納位置に移動させるときには、例えばシートクッション1の左側方部分に設けられた不図示の操作レバーを操作する。
乗員が操作レバーを操作することで、シートバック2を起立状態に保持するリクライニング装置24のロックが解除され、さらにアッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わる。
なお、操作レバーと、リクライニング装置24及びレール装置4との間には、それぞれ不図示の公知なケーブルが連結されており、操作レバーの操作によってケーブルが引っ張られ、それぞれロック状態を解除する構成となっている。
リクライニング装置24のロックが解除された後、シートバック2が、リクライニング装置24の回動軸25を中心としてシートクッション1側に折り畳まれる。
一方、アッパレール4bが移動可能なロック解除状態に切り替わった後、アッパレール4bは、不図示のバネ部材に付勢されて、ロアレール4aに対して後方側に相対移動する。
上記一連の動作によって、車両用シートSが図7Bに示す収納位置に移動する。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図3に示すように、レールブラケット60はレール連結フレーム69よりもシート後方に配置されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば第2実施例として、図8に示すように、レールブラケット160がレール連結フレーム169よりもシート前方に配置されていても良い。
このように構成することで、レールブラケット160が、シート前後方向においてリンク支持ベース50とレール連結フレーム169の間に配置される。そのため、比較的剛性の高い構成部品の間に挟まれることで、レールブラケット160の組み付け剛性が一層向上する。
また例えば第3実施例として、図9に示すように、レールブラケット260がレール連結フレームと一体となって配置されていても良い。
このように構成することで、部品点数の削減、空きスペースの確保、レールブラケットの剛性が一層向上する。
上記実施形態では、車両用シートSは、3列シートを有する車両においてミドルシートとして形成されているが、特に限定されることなく、車両のフロントシートであっても良いし、リアシートであっても良い。
上記実施形態では、車両用シートSは、使用位置と、跳ね上げ位置と、収納位置の間でシートアレンジが可能なシートであるが、特に限定されることなく、例えば使用位置と、跳ね上げ位置(移動位置)の2種類の形態のみシートアレンジが可能なシートであっても良い。
上記実施形態では、図1に示すように、レールブラケット60がシート本体の後端側と連結されているが、特に限定されることなく、例えばシート本体の前端側と連結されていても良い。
その場合、車両用シートSが使用位置から跳ね上げ位置に切り替わるときに、シート本体を車体フロア側に対して後傾方向に跳ね上げるように回転すること良い。
上記実施形態では、図1に示すように、アッパレール4bは、ロアレール4aに沿ってシート前後方向に相対移動可能に支持されているが、特に限定されることなく、例えばロアレール4aに沿ってシート幅方向に相対移動可能に支持されていても良い。
その場合、レールブラケット60のストライカ支持部61、係合ストライカ68は、アッパレール4bの延出方向とは交差する方向(シート前後方向)に延びていると望ましい。
上記実施形態では、図1に示すように、係合ストライカ68がシート本体の後端側(支持リンク40)に設けられたリンク係合部42に対して着脱可能となるように係合しているが、特にストライカ部材に限定されることなく変更可能である。
例えば、係合ストライカ68の代わりに公知な係合部材が、シート本体の後端側に設けられた被係合部に対して着脱可能となるように係合していても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、これに限定されることなく、電車、バス等の車両用シートのほか、飛行機、船等の乗物用シートとしても利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、レールブラケットの配置や構成について、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
S 車両用シート
1 シートクッション
2 シートバック
2a、3a クッションパッド
2b、3b 表皮
3 ヘッドレスト
4 レール装置
4a ロアレール
4b アッパレール
4c ロック部材
4d 操作レバー
5 ベルトバックル
10 クッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
20 バックフレーム
21 メインフレーム
22 バックサイドフレーム
23 取り付けブラケット
24 リクライニング装置
25 回動軸
26 渦巻きバネ
30 前方リンク
31 上端軸
32 下端軸
35 後方リンク
36 前端軸
37 後端軸
40 支持リンク
41 リンク回動軸
42 リンク係合部(係合部)
43 ロック装置
50 リンク支持ベース
51 底壁部
52 側壁部
53 バネ部材
60,160,260 レールブラケット
61 ストライカ支持部
62 前方穴
63 後方穴
64 貫通穴
65 切り欠き
66 外周フランジ
67 凸ビード
68 係合ストライカ
69,169 レール連結フレーム
69a 外周フランジ
70 切り替え装置
71 操作ストラップ

Claims (9)

  1. 背もたれ部となるシートバックと、該シートバックに連結され、着座部となるシートクッションとを有するシート本体を備え、
    乗員が着座可能な使用状態と、前記シート本体を前記使用状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な車両用シートであって、
    車体フロアに固定されるロアレールと、
    該ロアレールに対して相対移動可能に支持されるアッパレールと、
    該アッパレールの上面に対して取り付けられ、前記シート本体のシート前後方向の一端側と連結されるレールブラケットと、を備え、
    該レールブラケットには、前記シート本体の状態を切り替えるために、該シート本体の一端側に設けられた係合部に対して着脱可能となるように係合し、前記アッパレールの移動方向とは交差する方向に延びている係合ストライカが取り付けられ、
    前記レールブラケットは、前記係合ストライカの延出方向の両端部分のうち、少なくとも一端部分を支持するストライカ支持部を有し、
    該ストライカ支持部は、前記係合ストライカの延出方向に沿って延びて、前記係合ストライカの延出方向の外側面を覆っており、
    前記ストライカ支持部の外側面において下端部分には、前記係合ストライカを覆っている部分とは異なる位置において、上方へ切り欠かれた切り欠きが形成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記ストライカ支持部は、前記係合ストライカよりも上方に突出するように湾曲し、前記アッパレールの移動方向において前記係合ストライカを間に挟むように支持していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記ストライカ支持部は、前記係合ストライカの延出方向の両端部分を支持するために複数設けられ、かつ、前記係合ストライカの両端部分をそれぞれ上方から覆っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記レールブラケットは、前記アッパレールの移動方向に沿って延びており、
    前記レールブラケットには、前記アッパレールの移動方向において異なる位置に配置され、上下方向に貫通した前方穴と後方穴が形成され、
    前記係合ストライカは、前記前方穴と前記後方穴の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記レールブラケットのうち、前記アッパレールの移動方向において前記係合ストライカと重なる部分には、上下方向に貫通した貫通穴が形成され、
    該貫通穴は、前記ストライカ支持部の延出方向とは交差方向に延びていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用シート。
  6. 前記レールブラケットは、板状部材からなり、該板状部材を折り曲げて前記ストライカ支持部を形成していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  7. 前記シート本体側にある前記係合部を前記係合ストライカに係合させた状態でロックするロック装置と、
    該ロック装置をロック状態と、ロック不能状態との間で切り替える切り替え装置と、
    着座した乗員を拘束するシートベルトに設けられたタングプレートを装着するためのベルトバックルと、を備え、
    前記レールブラケットは、シート幅方向において前記切り替え装置の外側端部よりも内側に配置され、かつ、前記ベルトバックルの外側端部よりも内側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  8. 前記ストライカ支持部は、シート幅方向において前記アッパレールよりも張り出していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
  9. 前記ロアレール、前記アッパレール及び前記レールブラケットは、それぞれ前記シート本体の側方部分に一対となって配置され、
    前記一対のレールブラケットを連結するためにシート幅方向に延びるレール連結フレームをさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両用シート。
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