JP2023060140A - 乗物用シート - Google Patents

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忍 佐々木
Shinobu Sasaki
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Abstract

【課題】シートクッションに対して傾動可能なシートバックを備えた乗物用シートにおいて、シートバックフレームの周囲にサイドエアバッグモジュールなどの部材を配置する場合にも、コンパクトな構成にてシートバックフレームの傾動をロックするロックユニットとの干渉を抑制することが可能な乗物用シートの提供。【解決手段】シートクッションS1に対して傾動可能なシートバックS2を備えた車両用シートSであって、シートバックS2は、シートバックフレーム2と、車体に設けられた被係合部と係合してシートバックフレーム2の傾動をロックするロックユニット30と、を備え、シートバックフレーム2は、乗物用シートの側部に配設されるサイドフレーム3を有し、サイドフレーム3は、乗物用シートの上下方向に延在する第1フレーム部3aと、第1フレーム部3aの上端部から乗物用シートの幅方向において内側に傾斜している傾斜部3bと、を備え、ロックユニット30は、乗物用シートの幅方向において第1フレーム部3aの内側に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、シートクッションに対して傾動可能なシートバックを備えた乗物用シートに係り、特に車体に設けられた被係合部と係合してシートバックの傾動をロックするロックユニットを備えた乗物用シートに関する。
シートバックを、シートクッションに対して近付く方向に傾動可能に構成した車両用シートにおいて、シートバックフレームにロックユニットを取り付けて、シートバックの傾動をロックする技術が知られている。
例えば、特許文献1には、パイプを枠状に折り曲げて形成されたフレーム部材の側部の角部にブラケットを設け、車体に支持されたストライカに係脱自在なロックユニットを取り付けたシートバックフレームが記載されている。乗員が着座する際には、ロックユニットをストライカと係合させ、ブラケット及びシートバックフレームは車体に対して固定される。
特許第6268294号公報
乗員を保護するためにサイドエアバッグをシート幅方向に配置することがあるが、サイドエアバッグモジュールを配置する際に、ロックユニットと干渉してしまうと、エアバッグの適切な展開が妨げられてしまうため、サイドエアバッグモジュールを適用する場合であっても、適切にロックユニットを配置することが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートバックフレームの周囲にサイドエアバッグモジュールなどの部材を配置する場合にも、コンパクトな構成にてロックユニットとの干渉を抑制することが可能な乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションに対して傾動可能なシートバックを備えた乗物用シートであって、前記シートバックは、シートバックフレームと、車体に設けられた被係合部と係合して前記シートバックフレームの傾動をロックするロックユニットと、を備え、前記シートバックフレームは、前記乗物用シートの側部に配設されるサイドフレームを有し、該サイドフレームは、前記乗物用シートの上下方向に延在する第1フレーム部と、該第1フレーム部の上端部から前記乗物用シートの幅方向において内側に傾斜している傾斜部と、を備え、前記ロックユニットは、前記乗物用シートの幅方向において前記第1フレーム部の内側に設けられていること、により解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用シートでは、ロックユニットが、乗物用シートの幅方向において、サイドフレームの第1フレーム部よりも内側に設けられているため、乗物用シートの幅方向における外側にサイドエアバッグモジュールなどを配置する場合に、ロックユニットと干渉してしまうことを抑制することが可能となるとともに、コンパクトな構成を維持することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記傾斜部の前記乗物用シートの幅方向における外側に取り付けられた外側ブラケットを備え、前記ロックユニットは、前記外側ブラケットの前記乗物用シートの幅方向における外側面に取り付けられているとよい。
上記の構成では、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニットに入力される荷重を、サイドフレームの傾斜部に取り付けられた外側ブラケットを介して効率的にシートバックフレームに伝達することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの上下方向において前記傾斜部よりも下方の前記第1フレーム部に取り付けられているとよい。
上記の構成では、傾斜部よりも下方の第1フレーム部の強度を向上することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向において前記傾斜部の後方において、前記傾斜部に取り付けられているとよい。
上記の構成では、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニットに入力される荷重が、外側ブラケットに伝達された際に、シートバックフレームに対して捩れる方向の力にも耐えることが可能となるため、傾斜部周辺の強度が向上する。
上記の乗物用シートにおいて、前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向における後方に後面を備え、前記後面はスリットを備えているとよい。
上記の構成では、外側ブラケットの後面がスリットを備える構成であるため、板材を折り曲げるなどしてスリットを備える後面を形成することが可能となるため、外側ブラケットを成形する際の作業が容易なものとなる。
上記の乗物用シートにおいて、前記傾斜部の前記乗物用シートの幅方向における内側に取り付けられた内側ブラケットを備え、前記傾斜部の少なくとも一部は、前記外側ブラケット及び前記内側ブラケットに囲まれているとよい。
上記の構成では、サイドフレームの傾斜部が、外側ブラケット及び内側ブラケットにより囲まれているため、傾斜部付近の強度が向上する。
上記の乗物用シートにおいて、前記内側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向において前記傾斜部の前方、かつ、前記乗物用シートの幅方向において前記傾斜部の内側において、前記傾斜部に取り付けられているとよい。
上記の構成では、外側ブラケットに入力された荷重を内側ブラケットが受け止め、内側ブラケットを介して効率的にシートバックフレームに伝達することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記傾斜部の少なくとも一部は、前記外側ブラケット及び前記内側ブラケットにより挟み込まれて接合されているとよい。
上記の構成では、サイドフレームの傾斜部が、外側ブラケット及び内側ブラケットにより挟み込まれてそれぞれ接合されているため、傾斜部付近の強度が向上する。
上記の乗物用シートにおいて、前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの上下方向に上面を備え、一端部が前記シートバックフレームに取り付けられたワイヤ部材を備え、前記ワイヤ部材の他端部が、前記外側ブラケットの前記上面に取り付けられているとよい。
上記の構成では、ロック解除部材を簡素な構造によって固定することが可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記ロックユニットは、前記乗物用シートの前後方向において前記第1フレーム部の延在方向における前面よりも前方に設けられているとよい。
上記の構成では、ロックユニットが、第1フレーム部の延在方向における前面よりも前方に設けられているため、シートバックを後方に傾斜させることが可能となるため、乗員の乗り心地が向上する。
本発明の乗物用シートによれば、ロックユニットが、乗物用シートの幅方向において、サイドフレームの第1フレーム部よりも内側に設けられているため、乗物用シートの幅方向における外側にサイドエアバッグモジュールなどを配置する場合に、ロックユニットと干渉してしまうことを抑制することが可能となるとともに、コンパクトな構成を維持することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニットに入力される荷重を、サイドフレームの傾斜部に取り付けられた外側ブラケットを介して効率的にシートバックフレームに伝達することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、傾斜部よりも下方の第1フレーム部の強度を向上することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニットに入力される荷重が、外側ブラケットに伝達された際に、シートバックフレームに対して捩れる方向の力にも耐えることが可能となるため、傾斜部周辺の強度が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、外側ブラケットの後面がスリットを備える構成であるため、板材を折り曲げるなどしてスリットを備える後面を形成することが可能となるため、外側ブラケットを成形する際の作業が容易なものとなる。
また、本発明の乗物用シートによれば、サイドフレームの傾斜部が、外側ブラケット及び内側ブラケットにより囲まれているため、傾斜部付近の強度が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、外側ブラケットに入力された荷重を内側ブラケットが受け止め、内側ブラケットを介して効率的にシートバックフレームに伝達することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、サイドフレームの傾斜部が、外側ブラケット及び内側ブラケットにより挟み込まれてそれぞれ接合されているため、傾斜部付近の強度が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、ロック解除部材を簡素な構造によって固定することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、ロックユニットが、第1フレーム部の延在方向における前面よりも前方に設けられているため、シートバックを後方に傾斜させることが可能となるため、乗員の乗り心地が向上する。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームの外観図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームのロックユニット周囲の構造を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームのロックユニット周囲の構造を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームのロックユニット周囲の構造を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの外側ブラケットの正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの外側ブラケットの側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの内側ブラケットの正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの内側ブラケットの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームの部分分解図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームのロックユニット周囲の構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームのロックユニット周囲の構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートにサイドエアバッグモジュールを取り付けた状態を示す模式図である。
以下、図1乃至図13を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る乗物用シートについて、車両に搭載される車両用シートを例に挙げて説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本明細書における方向を示す用語に関し、図1のように各方向を定義する。具体的には、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
[1.車両用シートSの主要構成]
本実施形態の車両用シートSは、例えば車両の後部左側の座席に相当するリアシートである。本実施形態に係る車両用シートSは、図1に図示した外観を有している。なお、図1中、車両用シートSの一部については、図示の都合上、トリムカバーを外した構成にて図示している。
車両用シートSは、着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッションS1、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックS2、及び、シートバックS2の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストS3を主な構成要素として有する。なお、シートバックS2は不図示の支持ベースによって回動可能に支持されている。
車両用シートSは、乗員が着座可能な使用状態から、シートクッションS1、シートバックS2及びヘッドレストS3(以下、シート本体という)を収納フロアに収納した収納状態へ移行可能である。具体的には、車両用シートSは、使用状態から、操作レバー(後述するロック解除部材41)を引っ張ることで、シートバックS2及びヘッドレストS3がシートクッションS1に対して近付く方向に傾動して折り畳まれ、収納フロアに収納された収納状態に切り替わる。また、収納状態から、乗員が手動でシート本体を上方に起こすことで使用状態に復帰する。
シートクッションS1は、図2に示す骨格となるシートクッションフレーム1にクッションパッドS11を載置し、更にクッションパッドS11をトリムカバーS12で覆うことで構成されている。シートバックS2は、図2に示す骨格となるシートバックフレーム2にクッションパッドS21を載置して、トリムカバーS22で覆うことで構成されている。ヘッドレストS3は、不図示の芯材にクッションパッドS31を配して、トリムカバーS32で被覆して形成されている。クッションパッドS11,S21,S31は、ウレタンフォームなどの弾性を有するクッション材からなり、トリムカバーS12,S22,S32は、合成皮革や布地などからなり、複数の表皮材が縫製されて形成されている。
[2.シートフレームの概要]
まず、図2を参照しながら、シートフレームFの構成の概要について説明する。図2では、図1に示す車両用シートSの左側のシートのシートフレームFを図示している。図2に示されるように、シートフレームFは、主にシートクッションフレーム1及びシートバックフレーム2により構成される。シートクッションフレーム1は、車両用シートSにおける着座部分の骨格をなし、シートバックフレーム2は、車両用シートSにおける背もたれ部分の骨格をなす。
シートクッションフレーム1は、図2に示されるように、上方から見たときに方形枠状の外形形状をなしている。そして、シートクッションフレーム1は、シート幅方向における端部を構成するサイドフレームと、シートクッションフレーム1の前端部を構成するパンフレームと、を主たる構成要素とする。シートクッションフレーム1は、支持脚1aを備えており、乗員が着座可能な使用状態において、図1に示すように、支持脚1aが不図示の支持ベースに係合して固定されている。
シートバックフレーム2は、金属製のパイプ部材を折り曲げて形成した略矩形状の枠状体であり、図2に示すように、左右に離間して配置され長手方向(シート上下方向)に延在するサイドフレーム3及びサイドフレーム4と、サイドフレーム3及びサイドフレーム4の上端部を連結する上部フレーム5と、サイドフレーム3及びサイドフレーム4の下端部を連結する下部フレーム6と、により構成されている。
図2に示すように、車体の外側に位置することになるサイドフレーム3は、シート上下方向に延在する第1フレーム部3aと、第1フレーム部3aの上端部からシート幅方向において内側に傾斜している傾斜部3bと、を備えている。
上部フレーム5の前面には、シート幅方向に所定の間隔をあけて複数の略平坦面が形成されている。これら略平坦面が形成された部分には、不図示のヘッドレストピラーを支持するための一対のピラー支持部がそれぞれ取り付けられている。ピラー支持部には、不図示のヘッドレストピラーが挿入され、ヘッドレストS3が取り付けられる。
図2に示すように、シートバックフレーム2は、シート幅方向においてサイドフレーム3とサイドフレーム4との間に架設された複数のワイヤフレームWを備えている。また、シートバックフレーム2において、上部フレーム5と下部フレーム6が、連結フレーム8によって連結されている。
[3.ロックユニットの取付態様]
車両用シートSは、シートバックフレーム2(シートバックS2)の傾動をロックするロックユニット30を備えている。以下、図3乃至図5を参照して、シートフレームFに対するロックユニット30の取り付けについて説明する。
図3乃至図5は、シートフレームFに取り付けられたロックユニット30の周囲の構造を示す部分拡大図であり、図3はシートの斜め前方から見た場合のロックユニット30の周囲の構造を示しており、図4はシートの正面から見た場合のロックユニット30の周囲の構造を示しており、図5はシートの後方から見た場合のロックユニット30の周囲の構造を示している。なお、説明のために、図3及び図4において、ロックユニット30を破線で示し、図5ではロックユニット30を省略している。
図3乃至図5に示すように、サイドフレーム3のシート幅方向における外側には、外側ブラケット10が取り付けられており、外側ブラケット10のシート幅方向における外側面11にロックユニット30が取り付けられている。ロックユニット30は、車体に設けられた不図示の被係合部(ストライカ)と係合してシートバックフレーム2(シートバックS2)の傾動をロックする。
図3乃至図5に示すように、サイドフレーム3の傾斜部3bと外側ブラケット10が、内側ブラケット20によって接続されている。また、シートバックフレーム2(シートバックS2)の傾動のロックを解除するロック解除部材(不図示)を支持する支持ブラケット40が設けられており、シート前後方向において、前方部42が、内側ブラケット20に取り付けられ、後方部43が、ワイヤ部材50に取り付けられている。
(外側ブラケット10)
以下、図6及び図7を参照して、外側ブラケット10の構成について説明する。
図6は外側ブラケット10の正面図であり、図7は外側ブラケット10をシート幅方向外側から見た側面図である。
図6及び図7に示すように外側ブラケット10は、シート幅方向に配置される外側面11と、シート前後方向に配置される前面12及び後面13と、シート上下方向に配置される上面14と、を備えている。ここで、外側面11は、シート前後方向において前面12及び後面13を連結している。また、外側面11は、シート上下方向において、上面14と連結している。外側ブラケット10は、図6に示すように、略箱型の形状を有している。
図6に示すように、外側面11の下方には、シート幅方向における外側へ向かうように屈曲する屈曲部16が形成されており、屈曲部16の下方には延出部17が連結されている。換言すると、外側面11の上面14とは反対側には、外側面11から遠ざかる方向に屈曲する屈曲部16が形成されており、屈曲部16の先には屈曲部16から連続して延出部17が形成されている。
図3及び図5乃至図7に示すように、外側ブラケット10の外側面11は、後面13に跨る開口11aを備えている。また、図3及び図7に示すように、外側面11は、ロックユニット30を取り付ける際に用いられる取付孔11bを、シート前後方向において後面13よりも前面12に近い位置に、シート上下方向に2つ備えている。
図5及び図6に示すように、外側ブラケット10の上面14は後面13に跨る位置に係合部15を有している。具体的には、外側ブラケット10の上面14は、シート幅方向における内側から、外側に向かう方向(換言すると、外側面11に向かう方向)に湾曲する外形を備えた凹部である係合部15が形成されている。外側ブラケット10は、係合部15において、サイドフレーム3の傾斜部3bに溶接されて取り付けられている。
外側ブラケット10は、図5及び図6に示すように、前面12にスリット12aを備え、後面13にスリット13aを備えている。スリット12aは、前面12において、外側面11及び上面14に隣接する角部から斜めに伸びるように形成されている。スリット13aは、後面13において、外側面11及び上面14に隣接する角部から斜めに伸びるように形成されている。
図5に示すように、外側ブラケット10は、シート前後方向において傾斜部3bの後方にて、傾斜部3bに溶接されて取り付けられている。したがって、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニット30に入力される荷重が、外側ブラケット10に伝達された際に、シートバックフレーム2に対して捩れる方向の力にも耐えることが可能となるため、傾斜部3b周辺の強度が向上する。
図4及び図5に示すように、外側ブラケット10の屈曲部16は、第1フレーム部3aと傾斜部3bの間の領域において溶接されて、サイドフレーム3に対して取り付けられている。
また、外側ブラケット10の延出部17は、傾斜部3b付近の第1フレーム部3aの領域において溶接され、サイドフレーム3に対して取り付けられている。屈曲部16の形状は、第1フレーム部3aと傾斜部3bの間の形状に対応するように形成されている。このように、外側ブラケット10の延出部17が、シート上下方向において傾斜部3bよりも下方の第1フレーム部3aに取り付けられているため、傾斜部3bよりも下方の第1フレーム部3aの強度が向上している。
外側ブラケット10は、1枚の金属板を打ち抜き、折り曲げて形成されている。このとき、外側ブラケット10の前面12及び後面13がそれぞれスリット12a,13aを備える構成であるため、金属板を折り曲げるなどしてスリット12a,13aを備える前面12及び後面13を形成することが可能となるため、外側ブラケット10を成形する際の作業が容易なものとなる。同様に、外側ブラケット10は、外側面11及び後面13に跨る位置に開口11aが形成されているため、外側ブラケット10を成形する際の作業が容易なものとなるとともに、ロックユニット30を取り付ける外側面11を確保しつつ、剛性を低下させることなく、軽量化することが可能となる。
(内側ブラケット20)
以下、図8及び図9を参照して、内側ブラケット20の構成について説明する。
図8は内側ブラケット20の正面図であり、図9は内側ブラケット20を上方から見た外観図である。
図8に示すように内側ブラケット20は、金属製の湾曲した板状部材で形成されており、車両用シートSのシートバックフレーム2に取り付けた際に、シート前後方向における前方に配置される前端部21aを有する第1部分21と、後方に配置される後端部22aを有する第2部分22と、を備えている。
図8及び図9に示すように、内側ブラケット20は、車両用シートSのシートバックフレーム2に取り付けた際に、シート上下方向に配置される上端部23及び下端部24を備えており、第1部分21から第2部分22に向かうにつれて徐々に湾曲した形状を有している。
図4に示すように、内側ブラケット20は、第1部分21の前端部21a付近において外側ブラケット10の前面12及びサイドフレーム3の傾斜部3bに対して溶接されて取り付けられており、第2部分22の後端部22a付近においてサイドフレーム3の傾斜部3bのシート幅方向内側に対して溶接されて取り付けられている。より詳細には、内側ブラケット20が、シート前後方向において傾斜部3bの前方、かつ、車両用シートSの幅方向において傾斜部3bの内側にて、傾斜部3bに対して溶接されて取り付けられている。したがって、外側ブラケット10に入力された荷重を内側ブラケット20が受け止め、内側ブラケット20を介して効率的にシートバックフレーム2に伝達することが可能となる。
また、図3及び図4に示すように、サイドフレーム3の傾斜部3bの少なくとも一部が、外側ブラケット10及び内側ブラケット20に囲まれているため、傾斜部3b付近の強度が向上している。より詳細には、サイドフレーム3の傾斜部3bの少なくとも一部が、外側ブラケット10及び内側ブラケット20により挟み込まれて溶接によって接合されているため、傾斜部3b付近の強度が向上している。
(ロックユニット30)
図10は、シートフレームFの部分分解図である。図10に示すように、ロックユニット30は、シート幅方向における内側に内側側面31を有し、シート幅方向における外側に外側側面32を有しており、内側側面31には、ロックユニット30を外側ブラケット10に対して取り付ける際に用いられる不図示の取付孔が形成されている。ロックユニット30は支持ブラケット40に回動操作可能に支持されたロック解除部材41と接続されている。
図11に、ロックユニット30の内部構造がわかるように一部構成の図示を省略したシートフレームFの側面図を示す。ロックユニット30は、バネ部材33と、バネ部材33に接続されたロック片34を備えた公知のロックユニットであり、ロック片34が車体に支持された不図示のストライカ(被係合部)に係合することでシートバックフレーム2の傾動がロックされる。そして、乗員がロック解除部材41を回動操作することで、ロックユニット30が備えるバネ部材33が伸長し、ロック片34とストライカの係合が外れることで、シートバックフレーム2の傾動のロックが解除される。
ロックユニット30の内側側面31に設けられた不図示の取付孔が、外側ブラケット10の外側面11に設けられた取付孔11bと位置合わせされ、不図示の締結部材(例えば、ボルト)が相通されることで、ロックユニット30が外側ブラケット10の外側面11に固定される。このようにして、ロックユニット30が外側ブラケット10を介してシートバックフレーム2を構成するサイドフレーム3の傾斜部3bに対して取り付けられる。
以上のように、ロックユニット30が、外側ブラケット10の外側面11に取り付けられているため、ロックユニット30が車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニット30に入力される荷重を、サイドフレーム3の傾斜部3bに取り付けられた外側ブラケット10を介して効率的にシートバックフレーム2に伝達することが可能となる。
また、図11に示すように、ロックユニット30が、シート前後方向において、第1フレーム部3aの延在方向における前面よりも前方に設けられているため、ロックユニット30が第1フレーム部3aの延在方向における前面よりも後方に設けられている場合と比較して、シートバックS2を後方に傾斜させることが可能となるため、乗員の乗り心地が向上する。
(ワイヤ部材50)
図3及び図5に示すように、ワイヤ部材50は、ワイヤを折り曲げることで形成されており、シート幅方向に延在する第1延出部51及び第2延出部52と、第1延出部51及び第2延出部52を連結する連結部53と、を備えている。図3及び図5に示すように、第1延出部51の第1端部51aは、上部フレーム5に溶接されて取り付けられており、第2延出部52の第2端部52aは、外側ブラケット10の上面14に溶接されて取り付けられている。また、第1延出部51の第1端部51aとは反対側の端部である第1曲折部51bにおいてワイヤが折り曲げられて連結部53が連結されている。そして、第2延出部52の第2端部52aとは反対側の端部である第2曲折部52bにおいてワイヤが折り曲げられて連結部53が連結されている。
図5に示すように、ワイヤ部材50の第1端部51a(一端部)がシートバックフレーム2(上部フレーム5)に取り付けられており、ワイヤ部材50の第2端部52a(他端部)が、外側ブラケット10の上面14に取り付けられている。したがって、簡素な構造によって支持ブラケット40及びロック解除部材41が固定されている。
図12にロックユニット30を省略したシートフレームFの側面図を示すように、支持ブラケット40は、シート前後方向において、前方部42が、内側ブラケット20の第1部分21に溶接されて取り付けられており、後方部43が、ワイヤ部材50の第1延出部51に溶接されて取り付けられている。
図13は、シートフレームFとサイドエアバッグモジュールSABとの位置関係を示す模式図である。図13に示すように、サイドエアバッグモジュールSABは、シートフレームFに対してシート幅方向における外側に配置される。このとき、図4に示すように、ロックユニット30が、シート幅方向において第1フレーム部3a及び外側ブラケット10の延出部17の内側に設けられているため、サイドエアバッグモジュールSABを配置する場合に、ロックユニット30と干渉することが抑制される。より詳細には、シート幅方向においてロックユニット30の内側側面31が第1フレーム部3a及び外側ブラケット10のシート幅方向における外側の面よりも内側に設けられているため、サイドエアバッグモジュールSABを配置する場合に、ロックユニット30と干渉することが抑制される。このとき、シート幅方向においてロックユニット30の外側側面32が第1フレーム部3a及び外側ブラケット10のシート幅方向における外側の面よりも内側に設けられていると、サイドエアバッグモジュールSABとロックユニット30の緩衝が一層抑制されるため、好適である。
<車両用シートSが奏する効果の説明>
以上説明した車両用シートS(乗物用シート)によれば、シートクッションS1に対して傾動可能なシートバックS2を備えた車両用シートSであって、シートバックS2は、シートバックフレーム2と、車体に設けられた被係合部(ストライカ)と係合してシートバックフレーム2の傾動をロックするロックユニット30と、を備え、シートバックフレーム2は、車両用シートSの側部に配設されるサイドフレーム3を有し、該サイドフレーム3は、車両用シートSの上下方向に延在する第1フレーム部3aと、第1フレーム部3aの上端部から車両用シートSの幅方向において内側に傾斜している傾斜部3bと、を備え、ロックユニット30は、車両用シートSの幅方向において第1フレーム部3aの内側に設けられている。
したがって、ロックユニット30が、車両用シートSの幅方向において、サイドフレーム3の第1フレーム部3aよりも内側に設けられているため、車両用シートSの幅方向における外側にサイドエアバッグモジュールSABなどを配置する場合に、ロックユニット30と干渉してしまうことを抑制することが可能となるとともに、コンパクトな構成を維持することが可能となる。
また、車両用シートSによれば、傾斜部3bの車両用シートSの幅方向における外側に取り付けられた外側ブラケット10を備え、ロックユニット30は、外側ブラケット10の車両用シートSの幅方向における外側面11に取り付けられている。したがって、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニット30に入力される荷重を、サイドフレーム3の傾斜部3bに取り付けられた外側ブラケット10を介して効率的にシートバックフレーム2に伝達することが可能となる。
また、車両用シートSによれば、外側ブラケット10は、車両用シートSの上下方向において傾斜部3bよりも下方の第1フレーム部3aに取り付けられている。したがって、傾斜部3bよりも下方の第1フレーム部3aの強度を向上することが可能となる。
また、車両用シートSによれば、外側ブラケット10は、車両用シートSの前後方向において傾斜部3bの後方において、傾斜部3bに取り付けられている。したがって、車体に設けられた被係合部と係合する際にロックユニット30に入力される荷重が、外側ブラケット10に伝達された際に、シートバックフレーム2に対して捩れる方向の力にも耐えることが可能となるため、傾斜部3b周辺の強度が向上する。
また、車両用シートSによれば、外側ブラケット10は、車両用シートSの前後方向における後方に後面13を備え、後面13はスリット13aを備えている。したがって、外側ブラケット10の後面13がスリット13aを備える構成であるため、板材を折り曲げるなどしてスリット13aを備える後面13を形成することが可能となるため、外側ブラケット10を成形する際の作業が容易なものとなる。
また、車両用シートSによれば、傾斜部3bの車両用シートSの幅方向における内側に取り付けられた内側ブラケット20を備え、傾斜部3bの少なくとも一部は、外側ブラケット10及び内側ブラケット20に囲まれている。したがって、サイドフレーム3の傾斜部3bが、外側ブラケット10及び内側ブラケット20により囲まれているため、傾斜部3b付近の強度が向上する。
また、車両用シートSによれば、内側ブラケット20は、車両用シートSの前後方向において傾斜部3bの前方、かつ、車両用シートSの幅方向において傾斜部3bの内側において、傾斜部3bに取り付けられている。したがって、外側ブラケット10に入力された荷重を内側ブラケット20が受け止め、内側ブラケット20を介して効率的にシートバックフレーム2に伝達することが可能となる。
また、車両用シートSによれば、傾斜部3bの少なくとも一部は、外側ブラケット10及び内側ブラケット20により挟み込まれて接合されている。したがって、サイドフレーム3の傾斜部3bが、外側ブラケット10及び内側ブラケット20により挟み込まれてそれぞれ接合されているため、傾斜部3b付近の強度が向上する。
また、車両用シートSによれば、外側ブラケット10は、車両用シートSの上下方向に上面14を備え、一端部(第1端部51a)がシートバックフレーム2(上部フレーム5)に取り付けられたワイヤ部材50を備え、ワイヤ部材50の他端部(第2端部52a)が、外側ブラケット10の上面14に取り付けられている。したがって、ロック解除部材41を簡素な構造によって固定することが可能となる。
また、車両用シートSによれば、ロックユニット30は、車両用シートSの前後方向において第1フレーム部3aの延在方向における前面よりも前方に設けられている。したがって、ロックユニット30が、第1フレーム部3aの延在方向における前面よりも前方に設けられているため、シートバックS2を後方に傾斜させることが可能となるため、乗員の乗り心地が向上する。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態に係る車両用シートSの構成について説明してきたが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、車両用シートSを構成する各要素の構造、材質、形状及び寸法等については、上記の実施形態の中で説明した内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて任意に設計することが可能である。
上記の実施形態では車両用シートSとして、車両の後部座席に相当するリアシートを例に挙げて説明をした。本実施形態に係る車両用シートSは、車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとしても利用することが可能である。
上記の実施形態では、サイドフレーム3の傾斜部3bが、シート幅方向において内側に徐々に傾斜した例を示したが、傾斜部3bがシート幅方向の内側に向かう方向に傾斜していれば、傾斜部3bの傾斜具合を適宜設定することが可能である。例えば、傾斜部3bが第1フレーム部3aに対して略90°の角度でシート幅方向において内側に向かうように形成されていてもよい。
また、内側ブラケット20の前端部21a及び後端部22aの間に延在するように補強ビードを形成することで、内側ブラケット20の強度を向上させてもよい。具体的には、内側ブラケット20の上端部23に近い位置及び下端部24に近い位置にそれぞれ補強ビードを形成することが可能である。
上記の実施形態では車両用シートSのシート幅方向における外側にサイドエアバッグモジュールSABを配置する例について説明をした。本実施形態に係る車両用シートSは、シート幅方向における外側に、サイドエアバッグモジュールSAB以外の部材を配置する場合であっても、当該部材がロックユニット30と干渉してしまうことを抑制することが可能である。
以上、本実施形態に係る乗物用シートを、主として車両に搭載される車両用シートを例に説明した。本実施形態に係る乗物用シートは、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、例えば、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートであってもよい。
S 車両用シート
S1 シートクッション
S11 クッションパッド
S12 トリムカバー
S2 シートバック
S21 クッションパッド
S22 トリムカバー
S3 ヘッドレスト
S31 クッションパッド
S32 トリムカバー
F シートフレーム
1 シートクッションフレーム
1a 支持脚
2 シートバックフレーム
3 サイドフレーム
3a 第1フレーム部
3b 傾斜部
4 サイドフレーム
5 上部フレーム
6 下部フレーム
7 ワイヤフレーム
8 連結フレーム
10 外側ブラケット
11 外側面
11a 開口
11b 取付孔
12 前面
12a スリット
13 後面
13a スリット
14 上面
15 係合部
16 屈曲部
17 延出部
20 内側ブラケット
21 第1部分
21a 前端部
22 第2部分
22a 後端部
23 上端部
24 下端部
30 ロックユニット
31 内側側面
32 外側側面
33 バネ部材
34 ロック片
40 支持ブラケット
41 ロック解除部材
42 前方部
43 後方部
50 ワイヤ部材
51 第1延出部
51a 第1端部
51b 第1曲折部
52 第2延出部
52a 第2端部
52b 第2曲折部
53 連結部
SAB サイドエアバッグモジュール
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートクッションに対して傾動可能なシートバックを備えた乗物用シートであって、前記シートバックは、シートバックフレームと、車体に設けられた被係合部と係合して前記シートバックフレームの傾動をロックするロックユニットと、を有し、前記シートバックフレームは、前記乗物用シートの側部に配設されるサイドフレームを備え、該サイドフレームは、前記乗物用シートの上下方向に延在する第1フレーム部と、該第1フレーム部の上端部から前記乗物用シートの幅方向において内側に傾斜している傾斜部と、を備え、前記傾斜部には前記ロックユニットを取付けるブラケットが取り付けられており、前記ロックユニットは前記傾斜部と対向する位置に設けられていること、により解決される。
上記の乗物用シートにおいて、サイドエアバッグモジュールを有し、前記ロックユニットは前記傾斜部の上方で前記シートバックフレームと前記サイドエアバッグモジュールの間に設けられているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ロックユニットは前記第1フレーム部の外端と同一鉛直面上に配置されているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは上端に平面部を有しており、前記平面部には前記ロックユニットを解除するロック解除部材を取付けるワイヤ部材が取り付けられているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ワイヤ部材の下端は前記傾斜部と同一水平面上に配置されているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは前記傾斜部の下端と前記第1フレーム部で溶接されているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは前記傾斜部の上部でも溶接されているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットの上面は、前記ロックユニットの上面よりも高い位置に配置されているとよい
上記の乗物用シートにおいて、前記ロックユニットを解除するためのロック解除部材を有し、前記ロックユニットと前記ロック解除部材はケーブルで連結されており、前記ロックユニットと前記ケーブルの接続部は前記傾斜部の外側に設けられているとよい

Claims (10)

  1. シートクッションに対して傾動可能なシートバックを備えた乗物用シートであって、
    前記シートバックは、
    シートバックフレームと、
    車体に設けられた被係合部と係合して前記シートバックフレームの傾動をロックするロックユニットと、を備え、
    前記シートバックフレームは、
    前記乗物用シートの側部に配設されるサイドフレームを有し、
    該サイドフレームは、前記乗物用シートの上下方向に延在する第1フレーム部と、
    該第1フレーム部の上端部から前記乗物用シートの幅方向において内側に傾斜している傾斜部と、を備え、
    前記ロックユニットは、前記乗物用シートの幅方向において前記第1フレーム部の内側に設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記傾斜部の前記乗物用シートの幅方向における外側に取り付けられた外側ブラケットを備え、
    前記ロックユニットは、前記外側ブラケットの前記乗物用シートの幅方向における外側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの上下方向において前記傾斜部よりも下方の前記第1フレーム部に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向において前記傾斜部の後方において、前記傾斜部に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の乗物用シート。
  5. 前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向における後方に後面を備え、
    前記後面はスリットを備えていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記傾斜部の前記乗物用シートの幅方向における内側に取り付けられた内側ブラケットを備え、
    前記傾斜部の少なくとも一部は、前記外側ブラケット及び前記内側ブラケットに囲まれていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記内側ブラケットは、前記乗物用シートの前後方向において前記傾斜部の前方、かつ、前記乗物用シートの幅方向において前記傾斜部の内側において、前記傾斜部に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
  8. 前記傾斜部の少なくとも一部は、前記外側ブラケット及び前記内側ブラケットにより挟み込まれて接合されていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
  9. 前記外側ブラケットは、前記乗物用シートの上下方向に上面を備え、
    一端部が前記シートバックフレームに取り付けられたワイヤ部材を備え、
    前記ワイヤ部材の他端部が、前記外側ブラケットの前記上面に取り付けられていることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  10. 前記ロックユニットは、前記乗物用シートの前後方向において前記第1フレーム部の延在方向における前面よりも前方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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