JP7429207B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は乗物用シートに係り、特に複数の固定部材を有する乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、乗員の安全を確保する手段として3点支持方式のシートベルトが取り付けられている。車両用シートは前後方向に移動可能であるためシートベルトの位置が変化することから、シートベルトの1点は可動レール側に取付けられている。特許文献1には、ロックプレート上にヒンジブラケットを配置し、シートベルトの1点を取り付けるベルトアンカーブラケットを固定して、ロック用の孔に進退可能に貫通するロック部材を支持する車両用シートが開示されている。
実開昭62-108040号公報
特許文献1に開示された車両用シートでは、ロックプレート上にヒンジブラケットとベルトアンカーブラケットとが配置されているため、ロックプレート上において前後方向にそれらを取り付けるための場所を確保する必要があった。
しかしながら、近年では、シートバックとシートクッションを連結するリクライニング機構の周辺において、ワイヤハーネスやケーブル等が配策されているようになり、ヒンジを含むリクライニング機構及びその周辺部品をよりコンパクトに纏めて取り付ける構造が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リクライニング機構及びその周辺部品をよりコンパクトに纏めて取り付ける構造を有する乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、シートクッションとシートバックとを有するシート本体と、該シート本体を乗物の床面に対してスライド移動可能な状態で固定するスライドレールと、前記シート本体に乗員を拘束するシートベルトと、を備える乗物用シートであって、前記シートバックを前記シートクッションに回動可能に連結するヒンジの端部に設けられたヒンジ部材と、前記スライドレールの上方に前記シート本体を固定するロック部材と、前記シートベルトを前記シート本体に固定するシートベルトアンカ部材と、前記ヒンジ部材と、前記ロック部材と、前記シートベルトアンカ部材とを1つに纏めて連結する取付部材と、を有し、前記取付部材の上側部分が、後面視で外側に突出して形成されていて、前記取付部材の上側部分において、前方領域が後方領域より外側に突出して形成されており、前記前方領域と前記後方領域との間に段差が形成されていることにより解決される。
上記の乗物用シートによれば、ヒンジ部材とロック部材とシートベルトアンカ部材とを1つに纏めて連結する取付部材を有することにより、コンパクトな空間で複数部材を固定することができる。このような取付部材を設けることで、リクライニング機構及びその周辺部材をよりコンパクトに纏めて取り付けることが可能になる。
また、取付部材の上側部分を外側に突出して形成されることにより取付部材の剛性を向上させることができる。
また、取付部材の上側部分において、前方領域と後方領域との間に段差が形成されることにより更に取付部材の剛性を向上させることができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材は、断面がキャップ型に形成されているとよい。
取付部材の断面がキャップ型に形成されていることにより、取付部材の剛性を向上させることができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材の上側部分が後面視で外側に突出して形成された段差による、上側部分と下側部分との分割線が、側面視で後方上側から前方下側に向けて傾斜しているとよい。
分割線が傾斜していることにより、分割線より下方に取り付けられる部材、例えばロック部材をコンパクトに効率よく取り付けることができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材の上側部分の後方位置に、前記ヒンジ部材が固定されているとよい。
取付部材の上側部分の後方位置にヒンジ部材を固定することにより、コンパクトに効率よく取り付けることができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材の上側部分の前方位置に、前記シートベルトアンカ部材が固定されているとよい。
剛性が高い前方位置に固定することで、シートベルトアンカ部材を安定して固定することができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材の下側部分において前後方向にわたって前記ロック部材が固定されているとよい。
下側部分にロック部材を固定することで、安定してロック部材を固定することができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記取付部材の後方の下側において外側に折り曲げて形成される舌片を有するとよい。
外側に折り曲げて形成された舌片を有することで、取付部材の強度を更に向上させることができる。
本発明によれば、ヒンジ部材とロック部材とシートベルトアンカ部材とを1つに纏めて連結する取付部材を有することにより、コンパクトに複数部材を固定することができる。このような取付部材を設けることで、リクライニング機構及びその周辺部材をよりコンパクトに纏めて取り付けることが可能になる。
また、取付部材の断面がキャップ型に形成されていることにより、取付部材の剛性を向上させることができる。
また、取付部材の上側部分を外側に突出して形成されることにより取付部材の剛性を向上させることができる。
また、取付部材の上側部分において、前方領域と後方領域との間に段差が形成されることにより更に取付部材の剛性を向上させることができる。
また、分割線が傾斜していることにより、分割線より下方に取り付けられる部材、例えばロック部材をコンパクトに効率よく取り付けることができる。
また、取付部材の上側部分の後方位置にヒンジ部材を固定することにより、コンパクトに効率よく取り付けることができる。
また、剛性が高い前方位置に固定することで、シートベルトアンカ部材を安定して固定することができる。
また、下側部分にロック部材を固定することで、安定してロック部材を固定することができる。
また、取付部材の外側壁部が、下側部分に固定されるロック部材よりも外側に位置することで、ロック部材が取付部材の内側にほぼ収まるように固定され、コンパクトな空間にロック部材を強固に固定できる。
また、外側に折り曲げて形成された舌片を有することで、取付部材の強度を更に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観を示す、斜め後方から見た斜視図である。 図1の部分IIにおけるシート内部の状況を示した拡大図であり、クッションカバー及びリクライニングカバーを外してフレームを示した図である。 リクライニング機構周辺の状況を示す側面図である。 図3のIV-IV線に沿った断面図である。 取付部材を斜め前方から見た斜視図である。 取付部材の上面図である。 取付部材を車両用シートの外側から見た側面図である。 取付部材を車両用シートの内側から見た側面図である。 取付部材を後方から見た背面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る乗物用シートの構成について図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下の説明中、シート構成部品の材質、形状及び大きさに関する内容は、あくまでも具体例の一つに過ぎず、本発明を限定するものではない。
なお、以下では、乗物用シートの一例として車両に搭載される車両用シートSを挙げ、その構成例について説明することとする。ただし、本発明は、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートSに限定されるものではなく、例えば、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートにも適用され得る。
また、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートSの前後方向であり、車両走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートSの横幅方向(換言すると、シート本体の幅方向)であり、車両用シートSに着座した乗員から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、車両用シートSの上下方向であり、車両が水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
また、シート幅方向の「車外側」とは、車体の外側により近い方(分かり易くは、最寄りのドアに近い側)を意味し、「車内側」とは、車体の内側により近い方(分かり易くは、最寄りのドアから離れている側)を意味している。
また、以下の説明中、「回動」は、特に断る場合を除き、シート幅方向に沿う軸を中心とした回動動作を意味する。
なお、以下に説明する車両用シート各部の形状、位置及び姿勢等については、特に断る場合を除き、車両用シートSが後述する着座状態にあるケースを想定して説明することとする。
<車両用シートS>
本実施形態に係る車両用シートSの基本構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、車両用シートSの斜視図であり、図1中車両用シートSの一部については、図示の都合上、クッショントリムカバーTやパッドPを外した構成にて図示している。
車両用シートSは、車体フロアBFの上に載置され、車両の乗員が着座するシートである。本実施形態において、車両用シートSは、車両の後部座席に相当するリアシートとして利用される。ただし、これに限定されるものではなく、車両用シートSは、前席シートとしても利用可能であり、また、前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートや三列目のリアシートとしても利用可能である。
図1に図示の構成では、車両用シートSは、後部座席の左側に配置された左シートSaと中央シートSbを示している。左シートSaと中央シートSbとはそれらのシートバック1が一体となって前方に倒伏するよう構成されている。なお、後部座席には、中央シートSbの右側に右シートがあるが、右シートは左シートSaと同様の構成を有することから、以下では、左シートSa及び中央シートSbの構造について説明する。
左シートSaは、図1に示すように、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバック1、着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッション2、及び、シートバック1の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレスト3を主な構成要素とする。シートバック1とシートクッション2とは後述するリクライニング機構7を挟み込むように連結されている。シートバック1とシートクッション2とを合わせてシート本体Shと呼ぶ。シートバック1は、シートクッション2に対して回動して、角度調整可能に連結されている。リクライニング機構7は、シートバック1の傾斜角度を調整する。また、リクライニング機構7は外側において、リクライニングアウターカバー15によって覆われていて、不用意に触れられることがないよう保護されている。
左シートSaの中には、シートフレームFが設けられており、シートフレームFは、シートバック1のフレームであるシートバックフレーム10と、シートクッション2のフレームであるシートクッションフレーム20とから構成される。シートバックフレーム10は全体として方形枠状に形成されており、シートバックフレーム10は、両サイドに配置されるバックサイドフレーム11を備える。
シートクッションフレーム20も方形枠状に形成され、その側部にはクッションサイドフレーム21が設けられている。また、クッションサイドフレーム21を前方で連結する前方連結フレーム(図示せず)と、後方で連結する後方連結フレーム23とを有する。(図2参照)
シートバックフレーム10及びシートクッションフレーム20の外側には、パッドP及びクッショントリムカバーT(クッションカバー)が設けられることで、シートバック1及びシートクッション2が構成される。パッドPは、例えばウレタン発泡材を用いて、発泡成型により成型されたウレタン基材であり、クッショントリムカバーTは、例えばクロス、合成皮革又は本革等の表皮材からなる。
また、シートクッション2の後端部とシートバック1の下端部との間にはリクライニング機構7が設けられている。より詳細には、リクライニング機構7は、シートバック1のシートバックフレーム10と、シートクッション2のシートクッションフレーム20と、を連結している。リクライニング機構7は、シートクッション2(シートクッションフレーム20)に対するシートバック1(シートバックフレーム10)の角度を調節可能にする。リクライニング機構7により、シートバック1を所定の角度でロックして傾斜した状態を維持することができる。また、そのロックを解除することによりシートバック1を前方又は後方に倒伏したりすることができる。
リクライニング機構7のヒンジ7a(リクライニング軸)の端部には、ヒンジ7aと連結するヒンジブラケット8(ヒンジ部材)が設けられている。ヒンジブラケット8は側面視で略三角形に形成された板状の部材である。ヒンジブラケット8の上部にはヒンジ7aと連結するための取付孔8aが形成されている。下部には、取付部材30と連結するために二つの取付孔8bが形成されている。
また、シート本体Shの下部には、図1及び図2に示すようにスライドレール4が設置されている。このスライドレール4により、シート本体Shは、前後方向にスライド移動可能な状態で車体フロアBFに固定される。
スライドレール4は、前後方向に沿って左シートSa及び中央シートSbをスライド移動させるための機器であり、公知の構造(一般的なスライドレール機構の構造)となっている。スライドレール4は、車体フロア上に固定されるロアレール5、及びロアレール5に対してスライド移動可能なアッパーレール6を有する。車体フロアBF(床面)に固定されたロアレール5に対してアッパーレール6が摺動可能となっている。スライドレール4は、車両用シートSのスライド移動をロックするロック機構を有している。ロック機構は、例えば左シートSaの肩部に設けられたレバーを引き上げることにより解除することができる。レバーとロック機構とはシート内を配策されるケーブル等により連結されていてスライドレール4のロック状態を解除するよう操作力が伝達される。
アッパーレール6の上端には、ロックブラケット9が取り付けられており、後述する取付部材30と連結する。ロックブラケット9には、アッパーレール6に結合するための取付孔9aと、取付部材30と結合するための取付孔9bが形成されている。
車両用シートSには、シート本体Shに乗員を拘束する3点式のシートベルト12が設けられている。シートベルト12のバックル雄12aを中央シートSbの右下に取り付けられているベルトアンカ13のバックル雌12bに連結することで、中央シートSbに着座する乗員をシート本体Shに拘束する。図示していないが、左シートSaにもシートベルトが設けられていて、左シートSaに着座する乗員をシート本体Shに拘束する。シートベルト12のバックル雌12bはベルトアンカ13(シートベルトアンカ部材)と連結し、ベルトアンカ13は、後述する取付部材30と連結する。
<取付部材>
図2~図6Dを用いて取付部材30について説明する。取付部材30は、シートバック1をシートクッション2に対して回動させるリクライニング機構7、より詳細にはリクライニング機構7のヒンジ7aの周辺に設けられ、複数の部材を1つに纏めて連結する部材である。より具体的に述べると、取付部材30は図2及び図3に示すように、ヒンジブラケット8、ロックブラケット9及びベルトアンカ13に連結する単一の部材である。換言すれば、1つの取付部材30を用いて、ヒンジブラケット8、ロックブラケット9及びベルトアンカ13を結合している。取付部材30を用いて複数の部材を連結することにより、例えばリクライニング機構に関わる部材及びその周辺部材をコンパクトに纏めることができる。
取付部材30は、断面がコ字状に形成された上側部分31と、上側部分31の下端部から連続して下方に延びる下側部分33とにより構成されている。取付部材30全体では、図4に示すように、その断面がキャップ型、すなわち3点で折り返す形状に形成されている。本実施形態の取付部材30は、上下方向において略半分の位置で上側部分31と下側部分33とに分けられているが、これは一例であり、取り付ける部材や周辺の部材に応じて、その比率は変更されてよい。例えば、上側部分31と下側部分33との比率を2:1又は1:2で分けてもよい。
取付部材30の上側部分31は、図2、図4及び図6Dに示すように、後面視で、外側壁部31dが外側に突出するように形成されている。また、上側部分31は、更に二つの領域、前方領域31aと後方領域31bとに分かれている。そして、前方領域31aの外側壁部31dは、後方領域31bの外側壁部31dより更に外側に突出している。そのため、上側部分31の中央部付近において前方領域31aと後方領域31bとの間に段差31cが形成されている。また、上側部分31の上側壁部31eは側面視でS字状に形成されている。そして、上側部分31の下側壁部31fにはビード39が形成されている。
上側部分31をこのように形成することで、取付部材30の剛性を向上させることができる。
上側部分31の後方領域31bには、図2及び図3に示すように、ヒンジブラケット8が取り付けられる。上側部分31の後方領域31bには、図6B及び図6Cに示すように、ヒンジブラケット8をボルト等の締結部材で固定するための2つの取付孔32aが形成されている。ヒンジブラケット8の下端に形成された取付孔8bを、取付部材30の取付孔32aに位置合わせし締結部材で固定する。
上側部分31の前方領域31aには、図2及び図3に示すように、ベルトアンカ13が取り付けられる。上側部分31の前方領域31aには、図6B及び図6Cに示すように、ベルトアンカ13をボルト等の締結部材で固定するための取付孔32bと、ベルトアンカ13の下端に設けられた引掛部13bを係止するための係止孔32cが形成されている。
ベルトアンカ13の引掛部13bを係止孔32cに掛けた後、ベルトアンカ13の取付孔13aと取付部材30の取付孔32bとを位置合わせし締結することで固定する。
取付部材30の下側部分33には、図2及び図3に示すように、前後方向にわたってロックブラケット9が取り付けられる。下側部分33には、図5、図6B及び図6Cに示すように、ロックブラケット9をボルト等の締結部材で固定するための2つの取付孔33aが形成されている。
ロックブラケット9の取付孔9bと、取付部材30の取付孔33aとを位置合わせし締結することで、取付部材30にロックブラケット9を固定する。
なお、図5に示すように、2つの取付孔33aの間にはビード38が形成されている。ビード38を形成することにより下側部分33の剛性を向上させている。
このように取付部材30を構成することにより、ロックブラケット9を剛性の高い下側部分33に安定して、固定することができる。
また、取付部材30の上側部分31と下側部分33とを分割する分割線DLは、図3、図6B及び図6Cに示すように、側面視で後方上側から前方下側に向けて傾斜している。このように分割線DLが傾斜するように、取付部材30を配置することで、例えばロックブラケット9をコンパクトに効率よく取り付けることができる。また、取付部材30を前傾させることにより、前方領域31aに取り付けたベルトアンカ13を下方に引き込むことができる。
取付部材30の後方下側に、図6B及び図6Cに示すように、舌片37が設けられている。舌片37は、下側部分33の後方下側の端部から延び、外側に折り曲げられ折り返すように形成されている。舌片37の中央には貫通孔37aが形成されて、例えばケーブルやワイヤハーネス等を貫通孔37aに通することにより、ケーブル等の位置決めを行っている。このように取付部材30の後方下側に舌片37を設けることにより、取付部材30の強度を更に向上させることができる。
以上、図を用いて本実施形態の車両用シートSについて説明した。車両用シートSに設けられる取付部材30を用いれば、ヒンジブラケット8、ベルトアンカ13及びロックブラケット9を1つに纏めて連結することができる。1つに纏めて連結することで、リクライニング機構に関わる部材(ヒンジブラケット8等)及びその周辺部品が従来と比較してコンパクトに纏まり、それにより空間に余裕ができる。ケーブル等が配策する空間にも余裕ができ断線等も抑制される。なお、本実施形態では、シートベルト12を固定するベルトアンカ13を前方領域31aに取り付けていたが、必要に応じてベルトアンカ13は取り外されてもよい。
S 車両用シート(乗物用シート)
Sa 左シート
Sb 中央シート
T クッショントリムカバー(クッションカバー)
P パッド
BF 車体フロア(床面)
Sh シート本体
1 シートバック
2 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 スライドレール
5 ロアレール
6 アッパーレール
7 リクライニング機構
7a ヒンジ
8 ヒンジブラケット(ヒンジ部材)
8a、8b 取付孔
9 ロックブラケット(ロック部材)
9a、9b 取付孔
10 シートバックフレーム
11 バックサイドフレーム
12 シートベルト
12a バックル雄
12b バックル雌
13 ベルトアンカ(シートベルトアンカ部材)
13a 取付孔
13b 引掛部
15 リクライニングアウターカバー
20 シートクッションフレーム
21 クッションサイドフレーム
23 後方連結フレーム
30 取付部材
31 上側部分
31a 前方領域
31b 後方領域
31c 段差
31d 外側壁部
31e 上側壁部
31f 下側壁部
32a、32b 取付孔
32c 係止孔
33 下側部分
33a 取付孔
37 舌片
37a 貫通孔
38、39 ビード
DL 分割線

Claims (7)

  1. シートクッションとシートバックとを有するシート本体と、該シート本体を乗物の床面に対してスライド移動可能な状態で固定するスライドレールと、前記シート本体に乗員を拘束するシートベルトと、を備える乗物用シートであって、
    前記シートバックを前記シートクッションに回動可能に連結するヒンジの端部に設けられたヒンジ部材と、
    前記スライドレールの上方に前記シート本体を固定するロック部材と、
    前記シートベルトを前記シート本体に固定するシートベルトアンカ部材と、
    前記ヒンジ部材と、前記ロック部材と、前記シートベルトアンカ部材とを1つに纏めて連結する取付部材と、を有し、
    前記取付部材の上側部分が、後面視で外側に突出して形成されていて、
    前記取付部材の上側部分において、前方領域が後方領域より外側に突出して形成されており、前記前方領域と前記後方領域との間に段差が形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記取付部材は、断面がキャップ型に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記取付部材の上側部分が後面視で外側に突出して形成された段差による、上側部分と下側部分との分割線が、側面視で後方上側から前方下側に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
  4. 前記取付部材の上側部分の後方領域に、前記ヒンジ部材が固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記取付部材の上側部分の前方領域に、前記シートベルトアンカ部材が固定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記取付部材の下側部分において前後方向にわたって前記ロック部材が固定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記取付部材の後方の下側において外側に折り曲げて形成される舌片を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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