JP5418139B2 - 車両用シート装置 - Google Patents
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特に、上記サブシートを使用しない場合、その収納を図る目的で、サブシートバックとサブシートクッションとが独立して設けられることも知られている。
また、各種のシートアレンジを考慮してサブシートを収納可能に構成する場合、メインシート側にサブシート用のリトラクタやアンカを設けると、サブシートの収納が阻害される問題点があった。
このように、サブシートの非使用時には、該サブシートのサブシートバック側に設けられたリトラクタでウエビングを巻取るので、バックル部材、タンク部材、ウエビング、リトラクタから成るシートベルト装置がサブシートの収納を阻害することはない。
つまり、シートアレンジ性とサブシート乗員の安全性との両立を図ることができるものである。
上記構成によれば、サブシートバックのフレームに、リトラクタとベルトアンカとを上下方向に離間させて設けたので、タング部をメインシート側のバックル部材に装着すると、ウエビングはショルダベルト部とラップベルト部とに設定され、上下に離間するリトラクタと、ベルトアンカと、メインシート側のバックル部材との3点式シートベルトでサブシート乗員を拘束することができ、安全性をさらに高めることができる。
上記構成によれば、リトラクタをサブシートバックのフレームの上下幅内に設けたので、該リトラクタをフレーム内またはフレームと車両前後方向にオーバラップして設けることができ、これにより、サブシートバックの前後方向の長さを抑制することができて、該サブシートバックのコンパクトな収納性を確保することができる。
上記構成によれば、剛性が高いメインシートのシートバックフレームに連結部を支持させたので、連結部の支持剛性と、該連結部に取付けられるサブシートバックの支持剛性とを高めることができ、これにより、上記リトラクタが受ける荷重をサブシートバックのフレームで確実に受け止めることができる。
しかも、移動タング部材と固定タング部材とによるダブルタング構成で、シートベルト装置の収納が効率的となり、さらに、ウエビングによるサブシート乗員の拘束時には、バックル部材を有するメインシート側と、第2のバックル部材を有する第2のメインシート側とに荷重を分散させることができ、これにより、サブシートの軽量化を図ることができる。
図面は車両用シート装置を示し、図1において、この車両用シート装置は、左右のメインシートM1,M2と、これら左右のメインシートM1,M2間に位置するサブシートSとを備えている。なお、この車両用シート装置は2列目のリヤシートとして適用することができる。
ここで、上述のシートスライドレール2は1つのメインシート当り一対が設けられており、このシートスライドレール2はフロアパネル1に固定された固定構造のロアレール3と、このロアレール3に沿って車両の前後方向へスライドする可動構造のアッパレール4とを備えている。
このメインシートクッションフレーム8の下部左右は、正面視逆L字状のシートクッション支持ブラケット9,9および左右のシートクッションフレームサイド10,10を介してアッパレール4が一体連結されている。
また、左右のシートクッションフレームサイド10,10のリヤ側には、メインシートバック6の下部に向けて上方に立上がるリクライニング支持ブラケット12,12を取付けている。そして、左右一対のリクライニング支持ブラケット12,12間には、車幅方向に延びるリクライニング軸13を設けている。
上記構成により、左右のメインシートM1,M2は、シートスライドレール2に沿って車両前後方向にスライド可能に構成されると共に、リクライニング軸13を支点としてメインシートバック6がリクライニング可能に構成されている。
この脱着部26は、図2〜図7に示すように、上下方向に離間した複数の係止孔27a…を有する内筒27と、この内筒27の側壁に固定された逆L字状のブラケット28と、このブラケット28の上部水平部28aに固定され、後述するアウタパイプ33を線接触支持する受け部材29と、上記ブラケット28の上部水平部28aの下面に溶接固定されたナット30に締結固定され、この締結部から上方に延びる長尺のインナパイプ31と、このインナパイプ31の外周にベアリング32を介して配設されたアウタパイプ33とを備え、このアウタパイプ33は上述のベアリング32と受け部材29とで軸支されて、インナパイプ31の外周部において回転可能に構成されている。
このロックレバー35は、図4に拡大図で示すように、内筒27の係止孔27aに対して係脱可能な係止爪35aを有し、外部には操作部35bが一体形成されている。外筒25には開口部25aが形成されると共に、開口部25aの下部にはロックレバー35を支持する軸受片25b,25bを設けており、支軸34で支持されたロックレバー35は開口部25aを利用して、その内外両部に位置するように配置されている。
ここで、上述の外筒25とロックレバー35との両者で、各要素27〜33から成る脱着部26を連結する連結部36が構成されている。
さらに、図2に示すように、上述のアウタパイプ33にはアタッチメント37,37を用いて、サブシートバックフレーム38を取付けている。このサブシートバックフレーム38は金属丸パイプにより軽量化および剛性を確保するように構成されている。
ここで、上述のアウタパイプ33はインナパイプ31に対して回動可能に支持されているので、サブシートSのサブシートバック21がインナパイプ31を中心として回動し、このサブシートバック21がメインシートバック6に対して折畳み可能に構成されている。
すなわち、図8は正面図、図9は側面図であって、該サブシートクッション20内には金属丸パイプ製で、かつ方形枠状のサブシートクッションフレーム41と、このサブシートクッションフレーム41の上部に接合固定された略平板状のプレート42とが設けられている。
なお、図8は図9のVIII−VIII線断面図、図9はサブシートクッション20の車幅方向中央の断面図である。
ここで、上述の支持ブラケット43は、図9に示すように車両前後方向に所定幅を有し、サブシートクッション20を充分な支持剛性で支持すべく、該支持ブラケット43は図8に示すように、ブラケットアウタ45とブラケットインナ46との2部材で構成している。
上述のシートベルト装置50は、ウエビング51を巻取り可能に支持するリトラクタ52を有し、このリトラクタ52はサブシートバックフレーム38のメインシートM1に対して車幅方向反対側に設けられている。換言すれば、連結部36と反対側に位置するように、サブシートバックフレーム38の車両右側に設けられている。
ここで、上述のリトラクタ52は、図2に示すように、サブシートバックフレーム38の上下幅内に設けられており、これにより図10に斜視図で示すように、リトラクタ52をサブシートバックフレーム38と車両前後方向にオーバラップして設けている。
サブシートSの使用時には、図2に示すように、連結部36にサブシートバック21を取付け、サブシートバックフレーム38の右下コーナ部に設けたリトラクタ52からウエビング51を引出して、このウエビング51の先端に設けられた先端タング56を、左側のメインシートM1側のバックル部材57に装着すると、サブシート乗員をウエビング51で拘束することができ、該サブシート乗員の安全性を確保することができる。
なお、図11において、60は運転席シートおよび助手席シートからなる前列シート、61は3列目の後列シートである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
また、サブシートSの使用時には、3人掛けのフル乗車モード(図11参照)が確保でき、サブシートSの非使用時にはメインシートM1を2人掛けのゆったり乗車モード(図12参照)と成し、該メインシートM1をキャプテンシートとして使用することができると共に、ウオークスルー性の確保ができる等、シートアレンジ性を得ることができる。
つまり、シートアレンジ性とサブシート乗員の安全性との両立を図ることができるものである。
この構成によれば、リトラクタ52をサブシートバックフレーム38の上下幅内に設けたので、該リトラクタ52をサブシートバックフレーム38内またはサブシートバックフレーム38と車両前後方向にオーバラップして設け、さらにシートバックフレーム38の上下方向外側にリトラクタ52を配置しなくてすみ、これにより、サブシートバック21の前後方向の長さと上下方向の長さとを抑制することができて、該サブシートバック21のコンパクトな収納性を確保することができる。
この構成によれば、剛性が高いメインシートバックフレーム14に連結部36を支持させたので、連結部36の支持剛性と、該連結部36に取付けられるサブシートバック21の支持剛性とを高めることができ、これにより、上記リトラクタ52が受ける荷重をサブシートバックフレーム38で確実に受け止めることができる。
図13は車両用シート装置を示す正面図、図14は図13の要部拡大正面図、図15は図13のB−B線矢視断面図である。
この場合、図14、図15に示すように、上述のリトラクタ52は、支持ブラケット53および取付けブラケット54を用いて、サブシートバックフレーム38の上片部38aと右側片部38bとのコーナ部に固定し、ベルトアンカ62は、サブシートバックフレーム38の右側片部38bと下片部38cとのコーナ部に溶接固定したブラケット63に取付けている。
さらに、実施例2における連結部36の支持構造は先の実施例1と同様であって、この連結部36はメインシートM1のシートバックフレーム14に支持されており、これにより、連結部36の支持剛性と、該連結部36に取付けられるサブシートバック21の支持剛性とを高め、リトラクタ52およびベルトアンカ62が受ける荷重をサブシートバックフレーム38で確実に受け止めるように構成している。
このように、図13〜図15で示した実施例2においては、上記サブシートバックフレーム38には、上記リトラクタ52と上下方向に離間して上記ウエビング51を固定するベルトアンカ62が設けられたものである(図14、図15参照)。
また、サブシートSの非使用時には、リトラクタ52、ウエビング51、ベルトアンカ62の何れもがサブシートバック21側に存在するので、これらをサブシートSと共に格納することができ、サブシート非使用時の外観を良好に保つことができる。
図16は車両用シート装置を示す正面図、図17は図16の要部拡大正面図、図18は図16のC−C線矢視断面図である。
図16〜図18で示すこの実施例3においては、シートベルト装置50にダルブタング構造を採用したものである。
中間タング65はウエビング51の中間部に移動可能に設けられ、先端タング56はウエビング51の端部に取付けられている。
しかも、移動タング部材(中間タング65)と固定タング部材(先端タング56)とによるダブルタング構成で、シートベルト装置50の収納が効率的となり、さらに、ウエビング51によるサブシート乗員の拘束時には、バックル部材57を有するメインシートM1側と、第2のバックル部材66を有する第2のメインシートM2側とに荷重を分散させることができ、これにより、サブシートSの軽量化を図ることができる。
この発明のタング部材は、実施例のタング56に対応し、
以下同様に、
固定タング部材は、先端タング56に対応し、
移動タング部材は、中間タング65に対応し、
メインシートは、車両左側のメインシートM1に対応し、
第2のメインシートは、車両右側のメインシートM2に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
S…サブシート
5…メインシートクッション
6…メインシートバック
14…メインシートバックフレーム
20…サブシートクッション
21…サブシートバック
36…連結部
38…サブシートバックフレーム
50…シートベルト装置
51…ウエビング
52…リトラクタ
56…先端タング(固定タング)
57,66…バックル部材
62…ベルトアンカ
65…中間タング(移動タング)
Claims (5)
- メインシートクッションと、該メインシートクッションの後端から起立して乗員の背もたれ部を形成するメインシートバックとを有するメインシートと、
上記メインシートクッションの下方に格納可能となるよう上記メインシートに支持されるサブシートクッションと、該サブシートクッションに着座する乗員の背もたれ部を形成するサブシートバックとを有するサブシートと、
上記メインシートバックの側部に設けられて上記サブシートバックを上記メインシートバックに対して脱着可能に取付ける連結部と、を備えた車両用シート装置であって、
上記サブシート用のシートベルト装置のウエビングを巻取り可能に支持するリトラクタが、上記サブシートバックのフレームの上記メインシートの車幅方向反対側に設けられると共に、
上記ウエビングに設けられたタング部材を脱着可能に支持するバックル部材が、上記サブシートと上記メインシートとの間に設けられたことを特徴とする
車両用シート装置。 - 上記サブシートバックのフレームには、上記リトラクタと上下方向に離間して上記ウエビングを固定するベルトアンカが設けられた
請求項1記載の車両用シート装置。 - 上記リトラクタが、上記サブシートバックのフレームの上下幅内に設けられた
請求項1または2記載の車両用シート装置。 - 上記連結部は、上記メインシートのシートバックフレームに支持された
請求項1〜3の何れか1に記載の車両用シート装置。 - 上記サブシート用のシートベルト装置は、上記リトラクタが、上記サブシートバックのフレームの上部に配設され、上記タング部材が上記ウエビングの中間部を移動可能な移動タング部材で形成されると共に、
上記ウエビングの端部に設けられた固定タング部材を有しており、
上記サブシートの上記メインシートと反対の側には、第2のメインシートが配設され、
該第2のメインシートに、上記固定タング部材を脱着可能に支持する第2のバックル部材が設けられた
請求項1〜4の何れか1に記載の車両用シート装置。
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